JP2887348B2 - 点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法 - Google Patents

点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法

Info

Publication number
JP2887348B2
JP2887348B2 JP1228661A JP22866189A JP2887348B2 JP 2887348 B2 JP2887348 B2 JP 2887348B2 JP 1228661 A JP1228661 A JP 1228661A JP 22866189 A JP22866189 A JP 22866189A JP 2887348 B2 JP2887348 B2 JP 2887348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zero
time
delay time
cross
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1228661A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0393458A (ja
Inventor
智 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP1228661A priority Critical patent/JP2887348B2/ja
Publication of JPH0393458A publication Critical patent/JPH0393458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2887348B2 publication Critical patent/JP2887348B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は交流電圧を位相制御方式、あるいはサイクル
制御方式によって開閉するサイリスタ等の可制御半導体
弁の点弧を制御する装置に関するもので、 特にマイクロコンピュータを用い交流電圧のゼロクロ
ス検知の遅れ時間を補正し得るようにした点弧制御装置
に関する。 なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当
部分を示す。
【従来の技術】
第1図は本発明の一実施例としてのシステム構成図で
あるが、以下この図を流用すると共に、第3図を用いて
従来の技術を説明する。なお従来においては第1図のプ
リセット時間演算手段9,およびゼロクロス検知遅れ時間
設定回路10は設けられていない。また第3図は第1図の
従来の点弧制御の原理を説明するためのタイムチャート
である。 第1図において可制御半導体弁としての主サイリスタ
3は交流電圧Eの電源2を位相制御方式またはサイクル
制御方式によって開閉し電力変換を行う。ワンチップマ
イクロコンピュータ(以下マイコンと略す)1にはCPU,
ROM,RAM,タイマ,入出力インタフェース,AD変換回路等
が1チップの形で組込まれており、これが演算制御の中
心となっている。なお8,9はマイコン1の機能の1部を
分担すると見做した、本発明および従来技術に関わる主
要な部分機能部としての、それぞれ点弧時期タイマ,プ
リセット時間演算手段である。電源2は主サイリスタ3
へ接続されている同時に、ノイズ除去用のフィルタ4を
介し制御回路の電源トランス5へ接続されている。マイ
コン1への入力信号としては、交流電圧Eの波形に同期
した,そして制御の基準となるタイミングを得るための
ゼロクロス検出信号6aと、出力電圧設定回路7よりの設
定信号7aとがある。一方、マイコン1からの出力信号と
してはサイリスタへの点弧信号1aがある。 前記ゼロクロス検出信号6aは、第3図に示すように、
電源交流電圧Eのゼロクロス時点(この例では電圧Eの
立上り時点)t0を検出する信号で、この信号6aはノイズ
除去のためのフィルタ4,制御回路用電源トランス,およ
び交流電圧ゼロクロス位置検出回路6を経由して作ら
れ、さらにマイコン1に認識されて有意となる信号であ
り真のゼロクロス時点t0から、電気角で数度に相当する
遅れ時間TDを経過した時点t1に検出される。 そしてこの遅れ時間TDは、この例ではノイズ除去用
のラインフィルタ4の遅れ時間TD1,交流電圧ゼロクロ
ス位置検出回路6での遅れ時間TD2,およびマイコン1
内のソフト処理遅れ時間TD3からなる。 次に第3図により主サイリスタ3の従来の点弧時期の
制御方法の原理を、位相制御の場合を例にとって説明す
る。同図において、Eは電源交流電圧波形であり、マイ
コン1は出力電圧設定回路7の出力信号7aに応じた所定
の出力電圧を実現するために必要なサイリスタ3の理論
的な点弧時期TP(即ち真のゼロクロス時点t0から主サ
イリスタ3への点弧信号1aを発する時点tαまでの理論
的に必要な経過時間)を計算し、この理論点弧時期TP
をマイコン1内の点弧時期タイマ8の目標計時時間(プ
リセット時間)として設定し、この点弧時期タイマ8
を、ゼロクロス検出信号6aをマイコン1がソフトウェア
検知した時点t1からスタートさせ、前記タイマ8がタイ
ムアップした時点tαに主サイリスタ3を点弧する。 〔発明が解決すようとする課題〕 しかしながら前述のような点弧時期決定方法において
は、理論点弧時期TPをプリセット時間とするタイマ8
の計時の起点となる電源交流電圧Eのゼロクロス検知時
点t1が、真の電源ゼロクロスタイミングt0より、第3図
の遅れ時間TD=TD1+TD2+TD3分だけ遅れているこ
とから、位相制御方式においては数度以下の位相角制御
をしようとしてもできないという問題と、さらに点弧位
相角に常時遅れが発生するという問題とがある。またサ
イクル制御方式においては、点弧サイクルにて全点弧電
圧波形とすることができず、電源電圧Eの真のゼロクロ
ス後、数度の遅れののち点弧する電圧波形とする問題が
ある。 そこで本発明は遅れ時間TDを補正し、前述のような
問題を解消し得る点弧制御装置を提供することを課題と
する。
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するため、交流電源に接
続された可制御半導体弁を当該交流電源の交流電圧のゼ
ロクロス時点を基点として論理点弧時期TPに基づいて
点弧させる点弧制御装置であって、前記交流電圧のゼロ
クロス時点を検出するゼロクロス位置検出手段と、該検
出手段によって検出されたゼロクロス時点を基点として
目標時間TP1の計時後に前記点弧を行わせる点弧時期計
時手段とを備えた点弧制御装置において、 前記可制御半導体弁の出力電圧を設定する出力電圧設
定手段と、 前記出力電圧設定手段の設定値に基づき、前記論理点
弧時期TPを演算する手段と、 前記ゼロクロス位置検出手段によって検出されるゼロ
クロス時点の検知遅れ時間TDを予め設定する検知遅れ
時間設定回路と、 前記ゼロクロス位置検出手段によって検出されたゼロ
クロス時点の間隔から前記交流電圧の周期TCYを求め、
次式 TP>TDのとき:TP1=TP−TD TP≦TDのとき:TP1=TCY+TP−TD により、前記目標時間TP1を求める演算手段とを備える
ことを特徴とし、 さらに、前記出力電圧設定手段の設定値を最大に設定
して前記論理点弧時期TPを0とし、前記検知遅れ時間
設定回路の設定時間を変化させ、前記可制御半導体弁が
全点弧状態となったときに当該検知遅れ時間設定回路の
設定時間が前記検知遅れ時間TDとして設定されるもの
である。
【作 用】
(理論点弧時期TP)>(ゼロクロス検知遅れ時間T
D)のとき(TP−TD)を点弧時期タイプのプリセット
時間TP1とし点弧動作することにより位相制御方式での
ゼロクロス検知遅れ時間TD分の点弧時期の遅れが無く
なる。 また(理論点弧時期TP)≦(ゼロクロス検知遅れ時
間TD)のとき(TCY+TP−TD)(但しTCYは交流電
源の周期)を点弧時期タイマのプリセット時間TP1とし
点弧動作することにより、ゼロクロス検知遅れ時間TD
以内の位相角での点弧ができると共に、特に位相角0゜
での点弧も可能となる。
【実施例】
以下第1図および第2図に基づいて本発明の実施例を
説明する。本発明では前述のように第1図においてプリ
セット時間演算手段9およびゼロクロス検知遅れ時間設
定回路10が新設されている。 第2図は本発明の点弧時期制御方法の原理の説明図で
第3図に対応するものである。同図において、電源交流
電圧Eのゼロクロス時点t0からマイコン1のゼロクロス
検知時点t1までの遅れ時間TDをマイコン1に任意設定
可能なデータとして設定記憶させる。この遅れ時間TD
のマイコン1への設定方法としては、ゼロクロス検知遅
れ時間設定回路10内に遅れ時間TDに対応するアナログ
電圧を可変抵抗などを利用して作り、このアナログ電圧
TDをマイコン1に与え、マイコン1内のAD変換機能を
利用しデジタル値としてマイコン1に読み取らせて設定
記憶させる。 次にゼロクロス検出信号6aからゼロクロス検知の周期
(つまり電源交流電圧Eの周期)TCYをマイコン1に計
数させる。また出力電圧設定回路7の出力信号7aに応ず
る所定の出力電圧を得るために必要なサイリスタの理論
点弧時期TPをマイコン1での演算によって得る。 以上のデータをもとにマイコン1内では理論点弧時期
TPとゼロクロス検知遅れ時間TDの大小によって点弧時
期タイマ8のプリセット時間TP1の計算モードを変え
る。 即ちマイコン1のプリセット時間演算手段9はゼロク
ロス検知時点t1から、主サイリスタ3を点弧させる時点
tαまでの間を計時する点弧時期タイマ8の計時時間
(つまりプリセット時間)TP1を、 TP>TDのとき:TP1=TP−TD ……(1) TP≦TDのとき:TP1=TCY+TP−TD ……(2) として、上記(1)式または(2)式によって求め、
このプリセット時間TP1で前記点弧時期タイマ8を動作
させる。そしてマイコン1はタイマ8のタイムアップ時
点tαに主サイリスタ3へ点弧信号1aを与えて点弧させ
る。第2図(A)は前記(1)式の演算時を示し、同図
(B)は前記(2)式の演算時を示す。 前記(1),(2)式の演算に必要なデータTP,TD,T
CYの取得と演算を電源2の毎サイクルごとに行う。 なお遅れ時間TDの可変抵抗による設定方法として
は、主サイリスタ3を全点弧状態とするよう出力電圧設
定値(出力電圧設定信号)7aを最大、従って理論点弧時
期TPを0とし、本発明の演算処理にて、前記(2)式
に従い、 点弧時期タイマ8のプリセット時間TP1=TCY−TD としてマイコン1を動作させつつ、遅れ時間TD設定
用の可変抵抗を変化させ、主サイリスタ3からの出力電
圧波形が全点弧波形となる瞬間に可変抵抗の変化を止め
れば、その時正しく遅れ時間TDが設定されたことにな
る。このように簡単にゼロクロス検知遅れ時間TDを得
ることができる。
【発明の効果】
以上のような本発明によれば、ゼロクロス位置検出手
段によって検出されるゼロクロス時点の検知遅れ時間T
Dを設定すると共に、ゼロクロス位置検出手段によって
検出されたゼロクロス時点の間隔から交流電圧の周期T
CYを求め、論理点弧時期TPが検知遅れ時間TD以内であ
る場合には次の周期で点弧されるように点弧目標時間T
P1を補正するようにようにしたので、 位相制御方式においては特に点弧位相角の数度付近の
点弧が可能となり、制御範囲の拡大ができるのみなら
ず、点弧遅れが皆無となることで出力特性の正確さの向
上が計れる。 またサイクル制御方式においては、全点弧可能となっ
たため、出力特性が正確となり、高調波妨害の問題が皆
無となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明発明の一実施例としてのシステム構成
図、 第2図は本発明発明の原理説明用のタイムチャート、 第3図は第2図に対応する従来のタイムチャートであ
る。 1:ワンチップマイクロコンピュータ(マイコン)、2:電
源、3:主サイリスタ、4:フィルタ、5:制御回路用電源ト
ランス、6:交流電圧ゼロクロス位置検出回路、7:出力電
圧設定回路、8:点弧時期タイマ、9:プリセット時間演算
手段、10:ゼロクロス検知遅れ時間設定回路、TP:理論
点弧時期、TD:ゼロクロス検知遅れ時間、TCY:電源
周期、TP1:点弧時期タイマのプリセット時間、E:電源
交流電圧、t0:真のゼロクロス時点、t1:マイコンによっ
て検知されたゼロクロス時点、tα:点弧信号発生時
点。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源に接続された可制御半導体弁を当
    該交流電源の交流電圧のゼロクロス時点を基点として論
    理点弧時期TPに基づいて点弧させる点弧制御装置であ
    って、前記交流電圧のゼロクロス時点を検出するゼロク
    ロス位置検出手段と、該検出手段によって検出されたゼ
    ロクロス時点を基点として目標時間TP1の計時後に前記
    点弧を行わせる点弧時期計時手段とを備えた点弧制御装
    置において、 前記可制御半導体弁の出力電圧を設定する出力電圧設定
    手段と、 前記出力電圧設定手段の設定値に基づき、前記論理点弧
    時期TPを演算する手段と、 前記ゼロクロス位置検出手段によって検出されるゼロク
    ロス時点の検知遅れ時間TDを予め設定する検知遅れ時
    間設定回路と、 前記ゼロクロス位置検出手段によって検出されたゼロク
    ロス時点の間隔から前記交流電圧の周期TCYを求め、次
    式 TP>TDのとき:TP1=TP−TD TP≦TDのとき:TP1=TCY+TP−TD により、前記目標時間TP1を求める演算手段とを備える
    ことを特徴とする点弧制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の点弧制御装置における検
    知遅れ時間の設定方法において、前記出力電圧設定手段
    の設定値を最大に設定して前記論理点弧時期TPを0と
    し、前記検知遅れ時間設定回路の設定時間を変化させ、
    前記可制御半導体弁が全点弧状態となったときに当該検
    知遅れ時間設定回路の設定時間が前記検知遅れ時間TD
    として設定されることを特徴とする点弧制御装置の検知
    遅れ時間の設定方法。
JP1228661A 1989-09-04 1989-09-04 点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法 Expired - Lifetime JP2887348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1228661A JP2887348B2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1228661A JP2887348B2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0393458A JPH0393458A (ja) 1991-04-18
JP2887348B2 true JP2887348B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=16879832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1228661A Expired - Lifetime JP2887348B2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2887348B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6544940B2 (ja) * 2015-02-17 2019-07-17 キヤノン株式会社 交流の実効値を検知する検知装置、定着装置および画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6059830A (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 Fujitsu Ltd 空間光伝送方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0393458A (ja) 1991-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4649888A (en) Ignition control apparatus for internal combustion engines
JPS54155322A (en) Ignition time controller for engine
JPH02272328A (ja) エンジンのノック検出装置
US4468724A (en) Method and apparatus for controlling load current
JPS6044509B2 (ja) エンジン用無接点点火装置
JP2887348B2 (ja) 点孤制御装置および検知遅れ時間の設定方法
JPS5946519A (ja) 内燃機関用ノツキング検出装置
JPH0765556B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JPS5858893A (ja) チヨツパ制御装置
JPS6046730B2 (ja) 位相制御装置
JP2741908B2 (ja) 自動同期装置
JPH1123695A (ja) レーダ装置
SU771485A1 (ru) Устройство дл измерени температуры
JP2588383B2 (ja) 隈取りモ−タの速度制御装置
JPH01187368A (ja) 点火時期制御装置
JPS6137805Y2 (ja)
JPH076485B2 (ja) 内燃機関用ノツキング制御装置
JPH04332028A (ja) サンプリング同期回路
JPH11150954A (ja) サイリスタ変換器の点弧方法
JPH01190947A (ja) エンジンのアイドル安定性判定装置
JPH0772526B2 (ja) 点火時期制御装置
JPH08326552A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPH073372B2 (ja) トルク検出装置
JPH0786884A (ja) パルス変換回路
JPS62129571A (ja) 内燃エンジンのフイ−ドバツク制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100219

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100219

Year of fee payment: 11