JP2887148B2 - 気化器 - Google Patents

気化器

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JP2887148B2 JP21185489A JP21185489A JP2887148B2 JP 2887148 B2 JP2887148 B2 JP 2887148B2 JP 21185489 A JP21185489 A JP 21185489A JP 21185489 A JP21185489 A JP 21185489A JP 2887148 B2 JP2887148 B2 JP 2887148B2
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は共通形燃料系統,即ち一個の主ジェットで計
量した燃料を低速燃料通路と主燃料通路とに送る構成の
燃料系統を具えている気化器であって,殊にベンチュリ
径が大きく作られている汎用エンジンまたは自動車エン
ジンのための気化器に関するものである。
〔従来の技術〕
汎用の2サイクルエンジンに燃料を供給する気化器や
吸気系に過給機を具えている自動車エンジンに燃料を供
給する気化器は,吸気量に対応させてベンチュリを比較
的大径に設定している。一方,このような気化器におい
ても低速燃料通路を主燃料通路から分岐させた共通形燃
料系統を採用しているのが普通である。
第2図は汎用エンジンのための従来の気化器を示した
ものであって,横方向へ延びる吸気路34を有する胴体35
の下方に浮子室37を配置し,主ノズル管42を具えた竪方
向へ延びる主燃料通路39の下端に主ジエット52を設ける
とともに,下端附近から分岐した連通路44によって低速
ジエット46を具えた竪方向へ延びる低速燃料通路45と接
続した構成であり,低速燃料通路45の下端はプラグ51に
よって塞がれている。
主燃料は主ノズル管42の下部のエマルジョン管40でブ
リード空気と混合し上部の主ノズル41からベンチュリ32
の最狭部へ送出される。低速燃料は連通路44を通り低速
ジエット46で計量されて低速ポート室48に入ってアイド
ルポート49,スローボート50から絞り弁33の側方へ送出
される。
前述のようにベンチュリ32を大径に設定すると主燃料
の出はじめ時期が遅れるので,低速燃料が送出されやす
くしてつながり時の燃料不足を補う必要があるが,この
ようにすると低速燃料通路45の負圧に吸引されて主ノズ
ル41やエマルジョン管40から空気が低速燃料通路45へ流
れやすくなる。この空気は主燃料通路39の下端部で主ジ
エット52から流入する燃料と正面衝突して混合し,気泡
状となって連通路44を通り低速燃料通路45に入るもので
あり,低速燃料通路45の負圧が高いと主燃料の出はじめ
を更に遅らせて低速燃料から主燃料へのつながりをきわ
めて不安定なものとする。また,主燃料が送出されない
にもかかわらず,前記のように空気が混入することによ
って低速燃料が増量しないので,エンジン回転速度の上
昇に対応した燃料を供給することができなくなってエン
ジンがきわめて不安定となるばかりか,このような状態
から減速するとエンジンが停止することがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は共通形燃料系統の気化器においてベンチュリ
を大径に設定した場合,低速燃料から主燃料へのつなが
りがきわめて不安定であり,また低速燃料も主燃料出遅
れを補償することができない,という前記課題を解決し
ようとするものであって,主燃料通路から吸込んだ空気
の影響を殆んど受けることなく低速燃料を吸気路へ送出
し,エンジンを安定よく運転することができる気化器を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は主ジェットで計量した燃料を低速燃料通路と
主燃料通路とに送る共通形燃料系統の気化器がもってい
る前記課題を解決するための手段として、低速燃料通路
の低速ジェット入口側部分が直線状に延びて浮子室に達
しているとともにその浮子室に臨んだ端部に主ジェット
が設置されており、そして直線状に延びる部分から主燃
料通路が分岐している構成とした。
〔作用〕
浮子室の燃料は主ジェットで計量されて低速燃料通路
の直線状に延びる部分を低速ジェットへ向かって流れ
る。低速回転から中高速回転へ移行するとき、低速燃料
通路の負圧によって主ノズルやエマルジョン管から吸引
された空気は、主燃料通路から直線状部分に側方から流
入し、この部分を流れる低速燃料に正面衝突することな
く側方から衝突する。このため空気は混入しないかまた
は混入しても少量にとどまるので低速燃料供給量を減少
させない。このため,主燃料へのつながりも良好とな
り,エンジンを安定よく運転できることとなる。
〔実 施 例〕
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において,チヨーク弁1,ベンチュリ2,絞り弁3
を配置した横方向へ延びる吸気路4を有する胴体5の下
に椀形の容器6が吊下げ状態で固定され浮子室7を形成
しているとともに,胴体5の下方に突設した通路ブロッ
ク8が浮子室7の中心部に垂下されている。
通路ブロック8には竪方向へ延びる主燃料通路9と低
速燃料通路15とが互いに接近して形成されており,主燃
料通路9は下部にエマルジョン管10を有し上端に主ノズ
ル11を有する主ノズル管12を具えていて,主燃料は主空
気ブリードジエット13から吸込んだ空気とエマルジョン
管10の中で混合しベンチュリ2の最狭部に開口した主ノ
ズル11から吸気路4へ送出される。
低速燃料通路15は低速ジェット16の入口側の直線状部
分において主燃料通路9とその入口部分から分岐した連
通路14によって接続されているとともに低速ジエット16
を具えており,この低速ジエット16で計量された低速燃
料は上端の横通路17を通って低速ポート室18に入り,絞
り弁3の側方に開口したアイドルポート19,スローポー
ト20から吸気路4へ送出される。
低速燃料通路15の下端即ち低速ジエット16の入口延長
上には従来のプラグに代えて主ジエット21が取付けられ
ており,浮子室7の燃料はこの主ジエット21で計量され
る。また,主燃料通路9の下端は従来の主ジエットに代
えてプラグ22が取付けられ塞がれている。
このような構成の本実施例によると,浮子室7の燃料
は低速燃料通路15の下方の主ジエット21で計量され,低
速回転時には更に低速ジエット16で計量されてアイドル
ポート19,スローポート20から吸気路4へ送出され,中
高速回転時には連通路14から主燃料通路9を通り主ノズ
ル11から吸気路4へ送出される。
そして,低速回転から中速回転へ移行するとき,低速
燃料通路15のみから吸気路4へ送出されていた燃料は主
燃料通路9からも吸気路4へ送出されるようになる。こ
のとき,ベンチュリ2の径が大きく作られていて主燃料
が出遅れる分だけ低速燃料が送出されやすくなっている
と,従来品では主ノズル11やエマルジョン管10から低速
燃料通路15の負圧に吸引されて空気が低速燃料に混入す
る現象によって主燃料が更に出遅れ,低速燃料から主燃
料へのつながりがきわめて不安定になるとともに,空気
の混入によって低速燃料が増量しないため,エンジン回
転速度の上昇に対応した燃料を供給することができずエ
ンジンがきわめて不安定となることは前述の通りであ
る。
本実施例によると,低速ジエット16の下方の延長上に
主ジエット21が設置されていて,そこから流入する燃料
がそのまま直進して低速燃料通路15を流れ,主燃料通路
9から連通路14を経て吸引されてきた空気は燃料の流れ
に直角の方向から衝突するため混入が防止され或いは混
入しても少量にとどまる。このため,主燃料の出はじめ
時期が遅れても低速燃料通路15からの燃料供給量の減少
が解消されるのである。
尚,本発明は吸気路が竪方向へ延びる気化器にも適用
できることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によると,低速燃料通路の低速ジエット入口側
部分を浮子室に達する直線状とするとともにその浮子室
に臨んだ端部に主ジェットを設置し、主燃料通路を直線
状部分から分岐させるというきわめて簡単な構成で,共
通形燃料系統の気化器においてベンチュリ径を大きくし
た場合に生じる低速燃料から主燃料へのつながり不安
定,低速燃料供給量不足の不都合が解消され,エンジン
の運転を安定よく行なわせるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図,第2図は従来
例の縦断面略図である。 2……ベンチュリ,3……絞り弁,4……吸気路,7……浮子
室,9……主燃料通路,14……連通路,15……低速燃料通
路,16……低速ジエット,21……主ジエット,22……プラ
グ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主ジェットで計量した燃料を低速燃料通路
    と主燃料通路とに送る共通形燃料系統の気化器におい
    て、前記低速燃料通路の低速ジェット入口側部分が直線
    状に延びて浮子室に達しているとともにその浮子室に臨
    んだ端部に主ジェットが設置されており、前記直線状に
    延びる部分から前記主燃料通路が分岐していることを特
    徴とする気化器。
JP21185489A 1989-08-17 1989-08-17 気化器 Expired - Lifetime JP2887148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21185489A JP2887148B2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 気化器

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JP21185489A JP2887148B2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 気化器

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JPH0374555A JPH0374555A (ja) 1991-03-29
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ID=16612699

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JP2003079462A (ja) * 2001-09-11 2003-03-18 Itoki Crebio Corp 物品収納・支持装置
KR100940823B1 (ko) * 2009-04-07 2010-02-04 김종권 사무기기용 케이블 덕트

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