JPH09317562A - 分離給油式エンジンのキャブレタ - Google Patents
分離給油式エンジンのキャブレタInfo
- Publication number
- JPH09317562A JPH09317562A JP13899796A JP13899796A JPH09317562A JP H09317562 A JPH09317562 A JP H09317562A JP 13899796 A JP13899796 A JP 13899796A JP 13899796 A JP13899796 A JP 13899796A JP H09317562 A JPH09317562 A JP H09317562A
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- JP
- Japan
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- oil
- engine
- carburetor
- fuel
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- Pending
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】燃料噴出部における氷着を防止するとともに、
オイルを混合気に均一に混ぜてエンジン潤滑性能を向上
させる。 【解決手段】本発明に係る分離給油式エンジンのキャブ
レタ10は、分離給油式エンジンの吸気ポートに接続さ
れ、バルブ手段(24)によって通路面積が変化するように
構成されたベンチュリ通路22と、このベンチュリ通路22
内に燃料を噴出させる燃料噴出部29とを備えた分離給油
式エンジンのキャブレタにおいて、燃料噴出部29の上流
側でベンチュリ通路22内にオイルを供給するオイル供給
手段(14,31,32)を設けたことを特徴とするものである。
オイルを混合気に均一に混ぜてエンジン潤滑性能を向上
させる。 【解決手段】本発明に係る分離給油式エンジンのキャブ
レタ10は、分離給油式エンジンの吸気ポートに接続さ
れ、バルブ手段(24)によって通路面積が変化するように
構成されたベンチュリ通路22と、このベンチュリ通路22
内に燃料を噴出させる燃料噴出部29とを備えた分離給油
式エンジンのキャブレタにおいて、燃料噴出部29の上流
側でベンチュリ通路22内にオイルを供給するオイル供給
手段(14,31,32)を設けたことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離給油式エンジ
ンのキャブレタに関するものである。
ンのキャブレタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、自動二輪車等に搭載される分離
給油式の2サイクルエンジンと、そのキャブレタおよび
オイル供給系統を示す略図である。キャブレタ1は、イ
ンレットパイプ2を介してエンジン3の吸気ポート4に
接続されている。吸気ポート4にはオイル注入部5が設
けられており、このオイル注入部5とエンジン3に付設
されたオイルポンプ6との間がオイルパイプ7で接続さ
れる。また、エンジン3の近傍に設置されたオイルタン
ク8内にはオイルが貯溜され、このオイルタンク8とオ
イルポンプ6との間がオイルパイプ9で接続される。
給油式の2サイクルエンジンと、そのキャブレタおよび
オイル供給系統を示す略図である。キャブレタ1は、イ
ンレットパイプ2を介してエンジン3の吸気ポート4に
接続されている。吸気ポート4にはオイル注入部5が設
けられており、このオイル注入部5とエンジン3に付設
されたオイルポンプ6との間がオイルパイプ7で接続さ
れる。また、エンジン3の近傍に設置されたオイルタン
ク8内にはオイルが貯溜され、このオイルタンク8とオ
イルポンプ6との間がオイルパイプ9で接続される。
【0003】エンジン3が作動すると、キャブレタ1で
燃料と空気の混合気が生成され、この混合気が吸気ポー
ト4を通ってエンジン3に吸気される。同時に、オイル
ポンプ6がエンジン3によって駆動され、オイルタンク
8内のオイルがオイルパイプ7,9を経てオイル注入部
5から吸気ポート4内に供給される。吸気ポート4内に
供給されたオイルは、吸気ポート4内を流れる混合気に
混合されてエンジン3に供給される。
燃料と空気の混合気が生成され、この混合気が吸気ポー
ト4を通ってエンジン3に吸気される。同時に、オイル
ポンプ6がエンジン3によって駆動され、オイルタンク
8内のオイルがオイルパイプ7,9を経てオイル注入部
5から吸気ポート4内に供給される。吸気ポート4内に
供給されたオイルは、吸気ポート4内を流れる混合気に
混合されてエンジン3に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成ではオイルがキャブレタ1の下流側に供給されるた
め、例えば冬季においてキャブレタ4の燃料噴出部、即
ち針状のジェットニードルと細い筒状のニードルジェッ
トとの間が氷着する懸念がある。氷着が起きると、燃料
噴出部の作動不良によりエンジン始動が困難になるとい
った問題が生じる。また、オイルが混合気に混ざりにく
いのでエンジン潤滑性能の点でも芳しくない。
成ではオイルがキャブレタ1の下流側に供給されるた
め、例えば冬季においてキャブレタ4の燃料噴出部、即
ち針状のジェットニードルと細い筒状のニードルジェッ
トとの間が氷着する懸念がある。氷着が起きると、燃料
噴出部の作動不良によりエンジン始動が困難になるとい
った問題が生じる。また、オイルが混合気に混ざりにく
いのでエンジン潤滑性能の点でも芳しくない。
【0005】その点、燃料タンク内の燃料に予めオイル
を混合してエンジンに供給する混合給油方式であれば、
エンジン停止後も燃料噴出部にオイル分が残留するので
燃料噴出部が氷着する心配がなく、しかもオイルが混合
気に均一に混ぜられるのでエンジン潤滑性能が優れてい
る。
を混合してエンジンに供給する混合給油方式であれば、
エンジン停止後も燃料噴出部にオイル分が残留するので
燃料噴出部が氷着する心配がなく、しかもオイルが混合
気に均一に混ぜられるのでエンジン潤滑性能が優れてい
る。
【0006】ところが、この混合給油方式の場合は燃料
補給の度に燃料タンク内に所定量のオイルを補充する必
要があるので非常に面倒である上、燃料とオイルの混合
比が常に一定なので、例えばエンジン負荷が大きい時の
みオイル供給量を増加させるといった制御ができない。
補給の度に燃料タンク内に所定量のオイルを補充する必
要があるので非常に面倒である上、燃料とオイルの混合
比が常に一定なので、例えばエンジン負荷が大きい時の
みオイル供給量を増加させるといった制御ができない。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、燃料噴出部における氷着を防止す
るとともに、オイルを混合気に均一に混ぜてエンジン潤
滑性能を向上させることのできる分離給油式エンジンの
キャブレタを提供することを目的とする。
めになされたもので、燃料噴出部における氷着を防止す
るとともに、オイルを混合気に均一に混ぜてエンジン潤
滑性能を向上させることのできる分離給油式エンジンの
キャブレタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る分離給油式エンジンのキャブレタは、
分離給油式エンジンの吸気ポートに接続され、バルブ手
段によって通路面積が変化するように構成されたベンチ
ュリ通路と、このベンチュリ通路内に燃料を噴出させる
燃料噴出部とを備えた分離給油式エンジンのキャブレタ
において、燃料噴出部の上流側でベンチュリ通路内にオ
イルを供給するオイル供給手段を設けたことを特徴とす
る。
め、本発明に係る分離給油式エンジンのキャブレタは、
分離給油式エンジンの吸気ポートに接続され、バルブ手
段によって通路面積が変化するように構成されたベンチ
ュリ通路と、このベンチュリ通路内に燃料を噴出させる
燃料噴出部とを備えた分離給油式エンジンのキャブレタ
において、燃料噴出部の上流側でベンチュリ通路内にオ
イルを供給するオイル供給手段を設けたことを特徴とす
る。
【0009】このように分離給油式エンジンのキャブレ
タを構成した場合、上記オイル供給手段からベンチュリ
通路内に供給されたオイルがベンチュリ通路内の気流に
よって燃料噴出部側に流され、このオイルが燃料噴出部
から噴出する燃料の霧と共に気流に混ぜられてオイル分
を含んだ混合気が生成され、この混合気がエンジンに吸
入されるのでエンジンが潤滑される。
タを構成した場合、上記オイル供給手段からベンチュリ
通路内に供給されたオイルがベンチュリ通路内の気流に
よって燃料噴出部側に流され、このオイルが燃料噴出部
から噴出する燃料の霧と共に気流に混ぜられてオイル分
を含んだ混合気が生成され、この混合気がエンジンに吸
入されるのでエンジンが潤滑される。
【0010】この構成によれば、エンジン停止後も燃料
噴出部にオイル分が残留するので燃料噴出部が氷着する
心配がなく、しかもオイルが混合気に均一に混ぜられて
エンジンに供給されるのでエンジンの潤滑性能が向上す
る。
噴出部にオイル分が残留するので燃料噴出部が氷着する
心配がなく、しかもオイルが混合気に均一に混ぜられて
エンジンに供給されるのでエンジンの潤滑性能が向上す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
キャブレタが装着された自動二輪車用の分離給油式2サ
イクルエンジンと、そのオイル供給系統を示す略図であ
る。
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
キャブレタが装着された自動二輪車用の分離給油式2サ
イクルエンジンと、そのオイル供給系統を示す略図であ
る。
【0012】キャブレタ10は、インレットパイプ11を介
してエンジン12の吸気ポート13に接続されている。キャ
ブレタ10にはオイル注入部14が設けられており、このオ
イル注入部14とエンジン12に付設されたオイルポンプ15
との間がオイルパイプ16で接続されている。そして、エ
ンジン12の近傍に設置されたオイルタンク17内にオイル
が貯溜され、このオイルタンク17とオイルポンプ15との
間がオイルパイプ18で接続される。
してエンジン12の吸気ポート13に接続されている。キャ
ブレタ10にはオイル注入部14が設けられており、このオ
イル注入部14とエンジン12に付設されたオイルポンプ15
との間がオイルパイプ16で接続されている。そして、エ
ンジン12の近傍に設置されたオイルタンク17内にオイル
が貯溜され、このオイルタンク17とオイルポンプ15との
間がオイルパイプ18で接続される。
【0013】図2は、本発明の一実施形態を示すキャブ
レタ10の縦断面図であり、向かって左側がエンジン12側
である。このキャブレタ10は、そのキャブレタ本体20の
下部に燃料を貯溜するフロートチャンバ21が設けられて
おり、キャブレタ本体20にはフロートチャンバ21の上方
を横切るベンチュリ通路22が形成されている。また、ベ
ンチュリ通路22に直交するバルブ通路23が形成されてお
り、このバルブ通路23内にバルブ手段としてのピストン
バルブ24が摺動自在に挿入されている。
レタ10の縦断面図であり、向かって左側がエンジン12側
である。このキャブレタ10は、そのキャブレタ本体20の
下部に燃料を貯溜するフロートチャンバ21が設けられて
おり、キャブレタ本体20にはフロートチャンバ21の上方
を横切るベンチュリ通路22が形成されている。また、ベ
ンチュリ通路22に直交するバルブ通路23が形成されてお
り、このバルブ通路23内にバルブ手段としてのピストン
バルブ24が摺動自在に挿入されている。
【0014】さらに、キャブレタ本体20には、バルブ通
路23の延長線上に位置してフロートチャンバ21内に延び
るサクション通路25が形成されており、このサクション
通路25内に細い筒状のニードルジェット27が挿入されて
固定されている。一方、ピストンバルブ24には下方に延
びる針状のジェットニードル28が固定されており、この
ジェットニードル28がニードルジェット27内に挿通され
ている。ニードルジェット27とジェットニードル28はキ
ャブレタの燃料噴出部29を構成する部材である。
路23の延長線上に位置してフロートチャンバ21内に延び
るサクション通路25が形成されており、このサクション
通路25内に細い筒状のニードルジェット27が挿入されて
固定されている。一方、ピストンバルブ24には下方に延
びる針状のジェットニードル28が固定されており、この
ジェットニードル28がニードルジェット27内に挿通され
ている。ニードルジェット27とジェットニードル28はキ
ャブレタの燃料噴出部29を構成する部材である。
【0015】前記オイル注入部14はキャブレタ本体20の
最も上流側(反エンジン12側)に設けられている。この
オイル注入部14は、例えばキャブレタ本体20に締結され
るユニオン状に形成されており、オイル注入部14からベ
ンチュリ通路22内に延びるオイル通路31がキャブレタ本
体20の内部に形成されている。このオイル通路31のベン
チュリ通路22内における通路開口部32は、燃料噴出部29
の上流側、かつ燃料噴出部29の近傍に位置づけられてい
る。そして、オイル注入部14と、オイル通路31と、通路
開口部32とによって請求項1に記載したオイル供給手段
が構成されている。
最も上流側(反エンジン12側)に設けられている。この
オイル注入部14は、例えばキャブレタ本体20に締結され
るユニオン状に形成されており、オイル注入部14からベ
ンチュリ通路22内に延びるオイル通路31がキャブレタ本
体20の内部に形成されている。このオイル通路31のベン
チュリ通路22内における通路開口部32は、燃料噴出部29
の上流側、かつ燃料噴出部29の近傍に位置づけられてい
る。そして、オイル注入部14と、オイル通路31と、通路
開口部32とによって請求項1に記載したオイル供給手段
が構成されている。
【0016】エンジン12が作動すると、キャブレタ10の
ベンチュリ通路22内をエンジン12側に向かって流れる気
流がピストンバルブ24の部分を通過する際に負圧を発生
させ、この負圧によってフロートチャンバ21内の燃料が
燃料噴出部29からベンチュリ通路22内に霧状に噴出す
る。ベンチュリ通路22内に噴出した燃料は気流に混合さ
れて混合気が生成され、この混合気が吸気ポート13を通
ってエンジン12に吸気される。
ベンチュリ通路22内をエンジン12側に向かって流れる気
流がピストンバルブ24の部分を通過する際に負圧を発生
させ、この負圧によってフロートチャンバ21内の燃料が
燃料噴出部29からベンチュリ通路22内に霧状に噴出す
る。ベンチュリ通路22内に噴出した燃料は気流に混合さ
れて混合気が生成され、この混合気が吸気ポート13を通
ってエンジン12に吸気される。
【0017】同時に、オイルポンプ15がエンジン12によ
って駆動され、オイルタンク17内のオイルがオイルパイ
プ18,16 を経てオイル供給手段(14,31,32)からベンチュ
リ通路22内に供給される。このオイルは、燃料噴出部29
の上流側でベンチュリ通路22内に供給され、ベンチュリ
通路22内の気流によって燃料噴出部29側に流され、この
オイルが燃料噴出部29から噴出する燃料の霧と共に気流
に混ぜられるので、オイル分を含んだ混合気が生成さ
れ、この混合気がエンジン12に供給されてエンジン12が
潤滑される。
って駆動され、オイルタンク17内のオイルがオイルパイ
プ18,16 を経てオイル供給手段(14,31,32)からベンチュ
リ通路22内に供給される。このオイルは、燃料噴出部29
の上流側でベンチュリ通路22内に供給され、ベンチュリ
通路22内の気流によって燃料噴出部29側に流され、この
オイルが燃料噴出部29から噴出する燃料の霧と共に気流
に混ぜられるので、オイル分を含んだ混合気が生成さ
れ、この混合気がエンジン12に供給されてエンジン12が
潤滑される。
【0018】ピストンバルブ24は、自動二輪車のライダ
のスロットル操作によってバルブ通路23内を摺動し、ベ
ンチュリ通路22の通路面積を変化させる。例えばピスト
ンバルブ24が上昇するとベンチュリ通路22の通路面積が
広がり、同時にジェットニードル28がニードルジェット
27から引き抜かれて燃料噴出部29からの燃料噴出量が増
大するため、多量の混合気が生成されてエンジン12の出
力が向上する。
のスロットル操作によってバルブ通路23内を摺動し、ベ
ンチュリ通路22の通路面積を変化させる。例えばピスト
ンバルブ24が上昇するとベンチュリ通路22の通路面積が
広がり、同時にジェットニードル28がニードルジェット
27から引き抜かれて燃料噴出部29からの燃料噴出量が増
大するため、多量の混合気が生成されてエンジン12の出
力が向上する。
【0019】エンジン12の出力が向上してエンジン回転
数が上昇すると、オイルポンプ15の駆動回転数も上昇す
るのでオイル吐出量が増し、エンジン出力に見合った量
のオイル分が混合気に混入される。
数が上昇すると、オイルポンプ15の駆動回転数も上昇す
るのでオイル吐出量が増し、エンジン出力に見合った量
のオイル分が混合気に混入される。
【0020】このように、オイルが燃料噴出部29よりも
上流側でベンチュリ通路22内に供給されるようにキャブ
レタ10を構成した場合、エンジン12の停止後も燃料噴出
部29にオイル分が残留(付着)するため、このオイル分
によって燃料噴出部29の氷着が防止される。
上流側でベンチュリ通路22内に供給されるようにキャブ
レタ10を構成した場合、エンジン12の停止後も燃料噴出
部29にオイル分が残留(付着)するため、このオイル分
によって燃料噴出部29の氷着が防止される。
【0021】しかも、ベンチュリ通路22内において最も
気圧の低い部分(燃料噴出部29)の近傍にオイルが供給
されるので、オイルがオイル供給手段(通路開口部32)
から吸い出されやすくなり、このオイルが霧状に拡散し
て混合気に均一に混ぜられるため、エンジン12の潤滑性
能を大幅に向上させることができる。
気圧の低い部分(燃料噴出部29)の近傍にオイルが供給
されるので、オイルがオイル供給手段(通路開口部32)
から吸い出されやすくなり、このオイルが霧状に拡散し
て混合気に均一に混ぜられるため、エンジン12の潤滑性
能を大幅に向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る分離
給油式エンジンのキャブレタは、分離給油式エンジンの
吸気ポートに接続され、バルブ手段によって通路面積が
変化するように構成されたベンチュリ通路と、このベン
チュリ通路内に燃料を噴出させる燃料噴出部とを備えた
分離給油式エンジンのキャブレタにおいて、燃料噴出部
の上流側でベンチュリ通路内にオイルを供給するオイル
供給手段を設けたことを特徴とするものである。
給油式エンジンのキャブレタは、分離給油式エンジンの
吸気ポートに接続され、バルブ手段によって通路面積が
変化するように構成されたベンチュリ通路と、このベン
チュリ通路内に燃料を噴出させる燃料噴出部とを備えた
分離給油式エンジンのキャブレタにおいて、燃料噴出部
の上流側でベンチュリ通路内にオイルを供給するオイル
供給手段を設けたことを特徴とするものである。
【0023】このように構成すれば、エンジンを停止し
ても燃料噴出部にオイル分が残留するので燃料噴出部が
氷着する心配がなく、しかもオイルが混合気に均一に混
ぜられてエンジンに供給されるのでエンジンの潤滑性能
を向上させることができる。
ても燃料噴出部にオイル分が残留するので燃料噴出部が
氷着する心配がなく、しかもオイルが混合気に均一に混
ぜられてエンジンに供給されるのでエンジンの潤滑性能
を向上させることができる。
【図1】本発明に係るキャブレタが装着された分離給油
式エンジンと、そのオイル供給系統を示す略図。
式エンジンと、そのオイル供給系統を示す略図。
【図2】本発明の一実施形態を示すキャブレタの縦断面
図。
図。
【図3】従来の技術を示す分離給油式エンジンと、その
キャブレタおよびオイル供給系統を示す略図。
キャブレタおよびオイル供給系統を示す略図。
10 キャブレタ 12 エンジン 13 吸気ポート 14 オイル供給手段を構成するオイル注入部 15 オイルポンプ 17 オイルタンク 20 キャブレタ本体 21 フロートチャンバ 22 ベンチュリ通路 24 バルブ手段としてのピストンバルブ 29 燃料噴出部 31 オイル供給手段を構成するオイル通路 32 オイル供給手段を構成する通路開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 分離給油式エンジン12の吸気ポート13に
接続され、バルブ手段(24)によって通路面積が変化する
ように構成されたベンチュリ通路22と、このベンチュリ
通路22内に燃料を噴出させる燃料噴出部29とを備えた分
離給油式エンジンのキャブレタにおいて、燃料噴出部29
の上流側でベンチュリ通路22内にオイルを供給するオイ
ル供給手段(14,31,32)を設けたことを特徴とする分離給
油式エンジンのキャブレタ10。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13899796A JPH09317562A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 分離給油式エンジンのキャブレタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13899796A JPH09317562A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 分離給油式エンジンのキャブレタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317562A true JPH09317562A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15235072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13899796A Pending JPH09317562A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 分離給油式エンジンのキャブレタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09317562A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003044335A1 (en) * | 2001-11-16 | 2003-05-30 | Autoclima Pty. Limited | Dual fuel carburettor |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13899796A patent/JPH09317562A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003044335A1 (en) * | 2001-11-16 | 2003-05-30 | Autoclima Pty. Limited | Dual fuel carburettor |
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