JPH0374554A - 気化器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は共通形燃料系統、即ち低速燃料通路が主燃料通
路から分岐している気化器であって。

殊にベンチ、　ＩＪ径が大きく作られている汎用エンジ
ンまたは自動車エンジンのたの気化器に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

汎用の２サイクルエンジンに燃料を供給する気化器や吸
気系に過給機を具えている自動車エンジンに燃料を供給
する気化器は、吸気量に対応させてベンチエリを比較的
大径に設定している。　　一方、このような気化器にか
いても低速燃料通路を主燃料通路から分岐させた共通形
燃料系統を採用しているのが普通である。

第２図は汎用エンジンのための従来の気化器を示したも
のであって、横方向へ延びる吸気路おを有する胴体あの
下方に浮子室算を配置し。

主ノズル管４２を具えた竪方向へ延びる主燃料通路於の
下端に主ジェット５２を設けるとともに。

下端附近から分岐した連通路４４によって低速ジェット
４６を具えた竪方向へ延びる低速燃料通路６と接続した
構成であり２低速燃料通路４５の下端はプラグ５１によ
って塞がれている。

主燃料は主ノズル管社の下部のエマルジ１ン管４０でブ
リード空気と洩合し上部の主ノズル４１からベンチ瓢す
ｎの最狭部へ送出される。　低速燃料は連通路４４を通
り低速ジェット４６で計量されて低速ボート室４８に入
ってアイドルボート４９、スローポートぬから絞り弁あ
の側方へ送出される。

前述のようにベンチエリ３２を大径に設定すると主燃料
の出はじめ時期が遅れるので、低速燃料が送出されやす
くしてつながり時の燃料不足を補う必要があるが、この
ようにすると低速燃料通路４５の負圧に吸引されて主ノ
ズル４１やエマルジーン管４０から空気が低速燃料通路
４５へ流れやすくなる。　　この空気は主燃料通路東の
下？ａ郡で主ジエツ）５２から流入する燃料と正面衝突
して混合し、気泡状となって連通路４４を通り低速燃料
供給量に入るものであシ、低速燃料通路６の負圧が高い
と主燃料の出はじめを更に遅らせて低速燃料から主燃料
へのつながシをきわめて不安定なものとする。　また、
主燃料が送出されないにもかかわらず、前記のように空
気が混入することによりて低速燃料が増量しないので、
エンジン回転速度の上昇に対応した燃料を供給すること
ができなくなりでエンジンがきわめて不安定となるばか
りか、このような状態から減速するとエンジンが停止す
ることがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は共通形燃料系統の気化器にかいてベンチ為りを
大径に設定した場合、低速燃料から主燃料へのつながり
がきわめて不安定であり。

また低速燃料も主燃料出遅れを補償することができない
、という前記課題を解決しようとするものであって、主
燃料通路から吸込ん′ｆｉ−空気の影響を殆んど受ける
ことはく低速燃料を吸気路へ送出し、エンジンを安定よ
く運転することができる気化器を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記課題を解決するために、低速燃料通路の低
速ジェットの入口延長上に主ジェツトとは別に補助主ジ
ェツトを設置する。という手段を講じた。

〔作　　用〕

浮子室の燃料は在来の主ジェツトと低速ジェットの入口
延長上に新設された補助主ジェツトとで計量される。　
低速燃料は袖助主ジェットから低速ジェットへ直進して
流れるので、低速回転から中速回転へ移行するとき主ノ
ズルやエマルジーン管から低速燃料通路の負圧によって
吸引した空気は低速燃料の前記の流れに直角に衝突し、
混入しないかまたは混入しても少量にとどするので低速
燃料供給量を減少させない。

このため。主燃料へのつながりも良好となり。

エンジンを安定よく運転できることとなる。

〔実　施　例〕

図面を参照して本発明の詳細な説明する。

才１図において、チョーク弁１．ペンチ為り乙絞り弁３
を配置した横方向へ延びる吸気路４を有する胴体５の下
に椀形の容器６が吊下げ状態で固定され浮子室７を形成
しているとともに。

胴体５の下方に突設した通路ブロック８が浮子室７の中
心部に垂下されている。

通路ブロック８には竪方向へ延びる主燃料通路９と低速
燃料通路１５とが互いに接近して形成されてシフ、主燃
料通路９は下部にエマルジ−ン管１０を有し上端に主ノ
ズル１１を有する主ノズル管Ｕを具えていて、主燃料は
主空気ブリードジエノトＬ３から吸込んだ空気とエマル
ジ１ン管１０の中で混合しベンチスリ２の最狭部に開口
した主ノズル１１から吸気路４へ送出される。

低速燃料通路１５は主燃料通′Ｎ１９とその入口部分か
ら分岐した連通路１４によって接続されているととも各
こ低速ジェット１６ｔ−具えてし９．この低速ジェット
１６で計量された低速燃料は上端の横通路１７を通って
低速ポート室１８に入り、絞り弁３の側方に開口したア
イドルボート１９．スローボート加から吸気路４へ送出
される。

低速燃料通路１５の下端即ち低速ジェット１６０入ロ延
長上には従来のプラグに代えて補助主ジェット２１が取
付けられて釦り、浮子室７の燃料は主燃料通路９の下端
入口に設けられている主ジェットｚと補助主ジエツ）２
１０両方で計量される。　　従って、これら二つの主ジ
ェット２１゜乙を通過する燃料の合計量がエンジンの最
大燃料供給量を規定するようにジェット径を設定するこ
とは言うまでもない。

このような構成の本実施例によると、浮子室７の燃料は
主燃料通路９の下方の王ジエツ）２２シよび低速燃料通
路１５の下方の補助ニジ１フト２１０両方で計量され、
低速回転時には更に低速ジェット１６で計量されてアイ
ドルボート１９．スローポート加から吸気路４へ送出さ
れ、中高速回転時には主燃料通路９ｔ−通り王ノズル１
１から吸気路４へ送出される。

そして、低速回転から中速回転へ移行するとき、低速燃
料通路１５のみから吸気路４へ送出されていた燃料は主
燃料通路９からも吸気路４へ送出されるようになる。　
　このとき、ベンチ瓢り２の径が大きく作られていて主
燃料が出遅れる分だけ低速燃料が送出されやすくなって
いると、従来品では主ノズル１１やエマルジ１ン管１０
から低速燃料通路１５の負圧に吸引されて空気が低速燃
料に混入する現象によって主燃料が更に出遅れ、低速燃
料から主燃料へのつながりがきわめて不安定になるとと
もに、空気の混入によって低速燃料が増量しないため、
エンジン回転速度の上昇に対応した燃料を供給すること
ができずエンジンがきわめて不安定となることは前述の
通りである。

本実施例によると、低速ジェット１６の下方の延長上に
補助主ジェット２１が設置されていて。

そこから流入する燃料がそのｔま直進して低速燃料通路
すを流れ、主燃料通路９から連通路１４を経て吸引され
てきた空気は燃料の流れに直角の方向から衝突するため
混入が防止され或いは混入しても少量にとどする。　こ
のため、主燃料の出はじめ時期が遅れても低速燃料通路
１５からの燃量供給量の減少が解消されるのである。

尚２本発明は吸気路が竪方向へ延びる気化器にも適用で
きることは言うまでも７″ｌ：い。

〔発明の効果〕

本発明によると、低速燃料通路の低速ジェット入口延長
上に補助王ジェットを追加設置するというきわめて簡単
な構成で、共通無燃料系統の気化器にかいてベンチ、　
ＩＪ径を大きくした場合に生じる低速燃料から主燃料へ
のつながり不安定、低速燃料供給量不足の不都合が解消
され。

エンジンの運転を安定よく行なわせるものである。

【図面の簡単な説明】

２１図は本発明の実施例を示す縦断面図非第２図は従来
例の縦断面略図である。 ２・・・ベンチュリ、　　３・・・絞りｙＰ、　　　４
・・・吸ｆｉ路、　　７・・・浮子室、　　９・・・上
燃＃＋通路、　　１４・・・連通路、１５・・・低速燃
料通路、１６・・・低速ジェン　ト、２１・・・補助王
ジェッ　ト、　　乙・・・王ジェット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 低速燃料通路が主燃料通路から分岐している気化器にお
   いて、低速燃料通路の低速ジェットの入口延長上に主ジ
   ェットとは別に補助主ジェットを設置したことを特徴と
   する気化器。