JP2886310B2 - 折曲げ方法およびその装置 - Google Patents

折曲げ方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、ワークに折曲げ加工を行なう折曲げ方法
およびその装置に関する。
(従来の技術) 従来、折曲げ装置としての例えばプレスブレーキでは
ワークをダイ上に載置して、パンチまたはダイの一方に
設けられた可動テーブルを上下動せしめることによっ
て、パンチとダイとの協働でワークに折曲げ加工を行な
って、所望の折曲げ角度を得るようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ワークにパンチとダイとの協働で折曲げ加
工を行なうと、スプリングバック(弾性的なはね返り)
が生じるので、このスプリングバックを考慮して所望の
折曲げ角度になるように苦慮している。
しかも、ワークの材質、特にSUSでは、ワーク温度に
よって機械的特性が変ってくるので、この影響で折曲げ
加工時に発生するスプリングバックも材質に対応したワ
ーク温度変化によって大きく変動していることが判って
きた。しかしながら、今までの折曲げ加工では、材質に
対応したワークの温度変化で生じるスプリングバックの
変動を何等考慮していない。したがって、材質に対応し
たワークの温度変化で正確な折曲げ角度が得られないと
いう問題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、材質
毎によるワークの温度を検出して、この検出された検出
値に基づいてスプリングバックを求め、このスプリング
バックにより可動テーブルの位置決めを補正して正確な
折曲げ角度を得るようにした折曲げ方法およびその装置
を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、可動テーブ
ルの上下動により、パンチとダイとを協働せしめてワー
クに折曲げ加工を行なう際、予めワークの温度を検出す
るか、あるいはパンチ、ダイの少なくとも一方に取付け
られた温度センサでワークの温度を検出し、この検出さ
れた温度の検出値に基づいて、スプリングバック量を演
算処理するか、あるいは温度と材質毎によるスプリング
バック量とのデータテーブルからスプリングバック量を
求めて、このスプリングバック量により、可動テーブル
における位置の位置決めを補正して折曲げることを特徴
とする折曲げ方法である。
またこの発明は、可動テーブルの上下動により、パン
チとダイとを協働せしめてワークに折曲げ加工を行なう
折曲げ装置にして、パンチ、ダイの少なくとも一方に設
けられた温度センサと、この温度センサによって検出さ
れたワークにおける温度の検出値に基づいて、スプリン
グバック量を演算処理するか、温度の検出値とスプリン
グバック量とのデータテーブルからスプリングバック量
を求める補正処理装置と、この補正装置で求められたス
プリングバック量に基づいて可動テーブルの位置を位置
決めする位置決め装置と、を備えて折曲げ装置を構成し
た。
(作用) この発明装置の折曲げ方法およびその装置を採用する
ことにより、折曲げ加工すべきワークの材質毎によるワ
ーク温度を、予め温度センサにより検出するか、また
は、パンチ、ダイの少なくとも一方に設けられた温度セ
ンサにより検出する。この検出された温度の検出値に基
づき、スプリングバック量を補正処理装置で演算式によ
り演算処理するか、あるいはデータテーブルにより求め
る。
この補正処理装置で求められたスプリングバック量を
元にして可動テーブルの位置を位置決め装置で補正し
て、可動テーブルを上下動せしめることにより、パンチ
とダイとを協働せしめてワークに折曲げ加工を行うと、
ワークに正確な折曲げ角度が得られる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第4図を参照するに、折曲げ装置としての例えばプレ
スブレーキ1は、図示省略のフレームに固定した上部テ
ーブル3と上下動自在な下部テーブル5を備えている。
前記上部テーブル3の下部にはパンチPが設けられて
いると共に、可動テーブルである下部テーブル5の上部
にはダイDが設けられている。しかも、下部テーブル5
の下部には油圧シリンダ7が設けられている。
したがって、折曲げすべきワークWをダイD上に載置
して油圧シリンダ7を作動せしめることにより、下部テ
ーブル5が上下動されて、パンチPとダイDとの協働で
折曲げ加工が行なわれる。
前記下部テーブル5には位置決めする部材9が設けら
れている。また、下部テーブル5の位置を位置決めする
位置決め装置である下部テーブル5の上昇限を検出する
上限装置11が設けられている。すなわち、図示省略のフ
レームに設けられた駆動モータ13には螺子体15が連結さ
れており、この螺子体15にはドグ17が螺合されている。
さらに、図示省略のフレームにはピン19を支点として
揺動自在な揺動体21が設けられていると共に、揺動体21
にはレバー23が設けられている。また、揺動体21の右側
における下方には上限バルブ装置25が設けられている。
この上限バルブ装置25は主に、バルブボディ27と上下
方向へ移動自在なスプール29とで構成されている。ま
た、揺動体21の左方には前記下部テーブル5の上昇限を
検知するためのリミットスイッチLS1が設けられてい
る。
したがって、駆動モータ13を駆動させると、螺子体15
が回転されることにより、ドグ17が上下動されて所定位
置に位置決めされる。なお、このドグ17が上昇してドグ
17の先端がリミットスイッチLS1に当接すると、リミッ
トスイッチLS1が作動してドグ17がこれ以上上昇しない
ようになっている。
油圧シリンダ7を作動せしめると、下部テーブル5が
上昇される。この下部テーブル5と共に位置決め部材9
が上昇して、位置決め部材9の先端がドグ17に当接する
と、螺子体15が持ち上げられる。而して、揺動体21の作
用点21aがピン19を支点として持ち上げられると共に、
揺動体21の作用点21bが持ち下げられる。この作用点21b
の下降により、上限バルブ装置25のスプール29が押下げ
られる。したがって、上限バルブ装置25が作動して下部
テーブル5の上昇限が検出されるようになっている。
前記ダイD上に載置されるワークWの例えばSU304を
折曲げる前に、予め熱電対、赤外線センサなどの温度セ
ンサでワーク温度を検出しておくか、あるいは、第4図
および第5図に示したごとく、ダイD内に上記複数の温
度センサTSを埋め込んで折曲げ加工する際にワーク温度
を検出する。なお、温度センサTSはダイD内に埋め込む
以外にパンチD内に埋め込んだり、あるいはパンチPと
ダイDの両者に埋め込んでワーク温度を検出するように
しても構わない。
複数の温度センサTSを埋め込んでワーク温度を検出し
た場合には、各検出値を平均してワーク温度とするのが
望ましい。
第1図には検出されたワーク温度を基にして可動テー
ブル5の上限位置を補正する制御装置31の構成ブロック
図が示されれている。
第1図において、制御装置31のCPU33には、ワークW
の材質,密度,板厚,加圧力など種々のデータを入力す
るためキーボードなどの入力装置35が接続されていると
共に、種々のデータを表示するためCRTなどの出力装置3
7が接続されている。
また、CPU33にはダイD内に埋め込まれた温度センサT
Sが接続されていると共に、補正処理装置39および前記
駆動モータ13が接続されている。
上記構成により、折曲げ加工すべきワークWの例えば
SUS304の温度Tをあらがじめ温度センサで検出し、この
検出された温度Tを入力装置35から入力して補正処理装
置39に取込ませるか、あるいはダイD内に埋め込まれた
温度センサTSで折曲げ加工する際にワークWの例えばSU
S304の温度Tを実際に検出し、この検出された温度Tを
補正処理装置39に取込ませる。
この補正処理装置39では、入力装置35から入力された
温度Tあるいは、温度センサTSで検出された温度Tを基
にして、スプリングバック量(%)を求める。
ここで、スプリングバックとは、第3図に示すよう
に、折曲げ角度θで折曲げられたものが、弾性的なはね
返りでQ′となった場合にΔQ=Q′−Qであり、スプ
リングバック量SB(%)は、 SB=ΔQ/Qである。
このスプリングバック量SB(%)とワークWの温度T
との間には、次式の関係が成立している。
ただし、F:曲げ加圧力 E:ヤング率 ρ:密度 n:定数 上記(1)式より、ワーク温度Tを検出することで、
スプリングバック量SB(%)が求められることになる。
また、第2図に示されているように、補正処理装置39
には、スプリングバック量SB(%)と検出された温度T
の関係がデータテーブルにファイルされているから、検
出された温度Tを基にしてスプリングバック量SB(%)
が求められることになる。
このスプリングバック量SB(%)を基にして前記駆動
モータ13を駆動せしめて、ドグ17の位置を補正する。す
なわち、可動テーブル5の上限位置が補正されて、正確
な折曲げ角度を得ることができる。したがって、温度変
化によって機械特性が変化しやすい材質であるSUS304な
どを折曲げる際には、特に効果的である。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。本実施例では可動テーブル5に
ダイDを設けてダイDを上下動せしめる例で説明した
が、ダイDを固定した下部テーブル5に設け、上部テー
ブル3を可動テーブルにしてパンチPを上下動せしめる
ようにしたプレスブレーキや、しごき折曲げ材などその
他の折曲げ装置であっても対応可能である。
〔発明の効果〕 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、こ
の発明によれば、折曲げ加工すべきワークの材質毎によ
る温度を、予め温度センサにより検出するか、または、
パンチ,ダイの少なくと一方に設けられた温度センサに
より検出する。この検出された温度に基づいてスプリン
グバック量を補正処理装置で演算式またはデータテーブ
ルから求める。この求められたスプリングバック量を基
にして可動テーブルの位置を位置決め装置で補正せしめ
ることによって、ワークに正確な折曲げ角度を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る折曲げ装置における折曲げ角度
を補正するための構成ブロック図、第2図はワークの温
度とスプリングバック量とのデータテーブルの一例図、
第3図はスプリングバック量を説明する説明図、第4図
はこの発明のプレスブレーキにおける可動テーブルの上
限位置を説明する概略構成図、第5図は第4図における
I矢視図である。 1……プレスブレーキ(折曲げ装置) 5……下部テーブル(可動テーブル) 9……位置決め部材 11……上限装置(位置決め装置) 13……駆動モータ、17……ドグ 33……CPU、35……入力装置 39……補正処理装置、TS……温度センサ P……パンチ、D……ダイ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動テーブルの上下動により、パンチとダ
    イとを協働せしめてワークに折曲げ加工を行なう際、予
    めワークの温度を検出するか、あるいはパンチ、ダイの
    少なくとも一方に取付けられた温度センサでワークの温
    度を検出し、この検出された温度の検出値に基づいて、
    スプリングバック量を演算処理するか、あるいは温度と
    材質毎によるスプリングバック量とのデータテーブルか
    らスプリングバック量を求めて、このスプリングバック
    量により、可動テーブルにおける位置の位置決めを補正
    して折曲げることを特徴とする折曲げ方法。
  2. 【請求項2】可動テーブルの上下動により、パンチとダ
    イとを協働せしめてワークに折曲げ加工を行なう折曲げ
    装置にして、パンチ、ダイの少なくとも一方に設けられ
    た温度センサと、この温度センサによって検出されたワ
    ークにおける温度の検出値に基づいて、スプリングバッ
    ク量を演算処理するか、温度の検出値とスプリングバッ
    ク量とのデータテーブルからスプリングバック量を求め
    る補正処理装置と、この補正装置で求められたスプリン
    グバック量に基づいて可動テーブルの位置を位置決めす
    る位置決め装置と、を備えてなることを特徴とする折曲
    げ装置。
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