JP2885857B2 - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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JP2885857B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、高周波電流を加熱コイルに流して電磁誘
導により金属製鍋等の被加熱物を加熱する電磁調理器に
関するものである。
(従来の技術) 電磁調理器は、トッププレートの下方に配置した加熱
コイルに高周波電流を流し、その時に発生する磁束をト
ッププレートに載せた金属製鍋等の被加熱物に入力し、
電磁誘導により被加熱物自身に渦電流を発生させて被加
熱物を直接加熱する調理器である。鍋に発生する渦電流
の量は鍋に入力する磁束密度に比例するので、鍋と加熱
コイル間の距離により入力電力が変化する。この現象は
透磁力の低い鍋、例えばアルミ鍋等を加熱する場合に顕
著となる。そこで、電磁調理器は、加熱コイルと鍋間の
距離、云換えれば加熱コイルとトッププレート間の距離
を一定にすることが必要となってくる。
第4図及び第5図は、このような点が考慮された従来
の電磁調理器を示している。ケース下部1とケース上部
2によりケース体が構成されている。ケース上部2の開
口部には、被加熱物である鍋4を載置する結晶化ガラス
製のトッププレート3が取付けられている。一方、ケー
ス下部1の内底面には支柱5が立てられ、この支柱5上
に、放射状に配置された透磁率の高い数本の棒状フェラ
イト6を介して加熱コイル7が設置されている。フェラ
イト6を設置するためには、フェライトベース16と呼ば
れる台が必要である。また、ケース下部1内には、高周
波電流を発生するための高周波インバータ及び所要の制
御回路等を構成する電子回路10が配置されている。フェ
ライト6は、加熱コイル7からの磁束が下方に漏れるの
を防止して電子回路10に悪影響を与えないようにするた
め設置されている。
そして、ケース下部1とケース上部2の締付けを一定
にしてケース体の寸法制度を出し、また、ケース体には
変形の無いようにする等の条件のもとに、加熱コイル7
と鍋4間の距離、即ち加熱コイル7とトッププレート3
間の距離を一定にすることが行われている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の電磁調理器は、加熱コイルが、ケース下部に支
柱等を介して取付けられ、ケース下部の内底面からの高
さが一定となるように構成されていたため、加熱コイル
と鍋間の距離を一定にするためには、ケース体を精度よ
く製作しなければないない。また、前述したように、ト
ッププレートには結晶化ガラスを用いることが多いが、
その上に重い鍋を載せるとトッププレートが下方にしな
りを生じて鍋との距離が近くなることがある。このた
め、ケース体を精度よく製作しても、加熱コイルと鍋間
の距離を一定に保持することが困難になるという問題が
あった。また、加熱コイル等設置のために支柱を必要と
し、フェライト設置のためにフェライトベースを必要と
していたため、調理器本体の厚みが増すとともに部品点
数が多くなるという問題があった。
そこで、この発明は、製造上容易に加熱コイルとトッ
ププレート間の距離を一定にすることができるととも
に、トッププレートに重いものを載せた場合にも加熱コ
イルとトッププレート間の距離が変らず、また、薄型化
及び部品点数の削減を達成することのできる電磁調理器
を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は上記課題を解決するために、被加熱物を載
置するトッププレートの下方に加熱コイルを配置し、該
加熱コイルに高周波電流を流して電磁誘導により前記被
加熱物を加熱する電磁調理器であって、前記加熱コイル
をこの加熱コイルの内周から外周にわたるU字形のフェ
ライトの凹部に設置し、該U字形のフェライトの両端面
を前記トッププレートの裏面に固着してなることを要旨
とする。
(作用) 加熱コイルは、この加熱コイルの内周から外周にわた
るU字形のフェライトによりトッププレート側に取付け
られて、加熱コイルとトッププレート間の距離が一定と
される。したがって、トッププレートに重い被加熱物が
載せられて、トッププレートが下方にしなりを生じても
加熱コイルとトッププレート間の距離は変らず常に一定
に保持される。また、加熱コイル設置のための支柱及び
フェライト設置のためのフェライトベースがともに不要
となって、薄型化及び部品点数を削減が可能となる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。
なお、第1図、第2図及び後述の第3図において前記
第4図、第5図における部材等と同一ないし均等のもの
は、前記と同一符号を以って示し、重複した説明を省略
する。
まず、電磁調理器の構成を説明すると、この実施例で
は、加熱コイル7がこの加熱コイル7の内周から外周に
わたって放射状に配置された複数個のU字形のフェライ
ト8の凹部に設置され、そのU字形のフェライト8の両
端面が接着剤9でトッププレート3の裏面に固着されて
いる。このように、加熱コイル7は、U字形のフェライ
ト8によりトッププレート3側に取付けられて、加熱コ
イル7とトッププレート3間の距離が一定となってい
る。
この実施例の電磁調理器は、上述のように構成されて
いるので、ケース下部1とケース上部2の締付け状態等
によらず、製造時には、容易に加熱コイル7とトッププ
レート3間の距離が一定となるように組立てることがで
きる。また、トッププレート3に重い鍋4が載せられ
て、トッププレート3が下方にしなりを生じ、さらには
ケース体に変形が生じる場合があっても、加熱コイル7
とトッププレート3間の距離は変らず、常に一定に保持
される。
そして、高周波インバータで得られる高周波電流が加
熱コイル7に流されると、鍋4には常にほぼ一定量の磁
束が入り、且つU字形のフェライト8により、磁束が有
効に鍋4に入って効率のよい加熱が行われる。また、U
字形のフェライト8により、磁束が有効に鍋4に入る結
果、下方への漏れ磁束が少なくなって、漏れ磁束による
電子回路10への悪影響が一層効果的に防止される。
次いで、第3図には、この発明の他の実施例を示す。
この実施例の電磁調理器は、E字形のフェライト11の
各凹部に、内側の加熱コイル7aと外側の加熱コイル7bと
がそれぞれ設置されて大出力用として構成されている。
E字形のフェライト11は、前記一実施例におけるU字形
のフェライトの2連構成と考えることができる。
加熱コイル7a、7bとトッププレート3間の距離が常に
一定に保持される等の作用は、前記一実施例のものとほ
ぼ同様である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、加熱コイル
をこの加熱コイルの内周から外周にわたるU字形のフェ
ライトの凹部に設置し、そのU字形のフェライトをトッ
ププレートの裏面に固着して、加熱コイルをトッププレ
ート側に取付けるようにしたため、製造上容易に加熱コ
イルとトッププレート間の距離を一定にすることができ
るとともに、トッププレートに重い被加熱物が載せられ
て、トッププレートが下方にしなりを生じても加熱コイ
ルとトッププレート間の距離は変らず、常に一定に保持
させることができる。また、加熱コイル設置のための支
柱及びフェライト設置のためのフェライトベースがとも
に不要となるので、薄型化及び部品点数の削減を図るこ
とができる。さらに、U字形のフェライトにより、加熱
コイルからの磁束が有効に被加熱物に入るので、加熱効
率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電磁調理器の一実施例を示す構
成断面図、第2図は上記一実施例における加熱コイルと
U字形のフェライトとの組付け態様を示す斜視図、第3
図はこの発明の他の実施例の要部を示す構成断面図、第
4図は従来の電磁調理器を示す構成断面図、第5図は上
記従来例における加熱コイルと棒状フェライトとの組付
け態様を示す斜視図である。 3:トッププレート、4:鍋(被加熱物)、7、7a、7b:加
熱コイル、8:U字形のフェライト、9:接着剤、11:U字形
のフェライトの2連構成とみなされるE字形のフェライ
ト。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−131994(JP,U) 実開 昭61−29492(JP,U) 実開 昭60−123983(JP,U) 実開 昭61−82395(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を載置するトッププレートの下方
    に加熱コイルを配置し、該加熱コイルに高周波電流を流
    して電磁誘導により前記被加熱物を加熱する電磁調理器
    であって、 前記加熱コイルをこの加熱コイルの内周から外周にわた
    るU字形のフェライトの凹部に設置し、該U字形のフェ
    ライトの両端面を前記トッププレートの裏面に固着して
    なることを特徴とする電磁調理器。
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