JP2885364B2 - マンホール蓋受枠のステップ用カバー - Google Patents

マンホール蓋受枠のステップ用カバー

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JP2885364B2
JP2885364B2 JP7335666A JP33566695A JP2885364B2 JP 2885364 B2 JP2885364 B2 JP 2885364B2 JP 7335666 A JP7335666 A JP 7335666A JP 33566695 A JP33566695 A JP 33566695A JP 2885364 B2 JP2885364 B2 JP 2885364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール蓋を保
持する受枠に設けたステップを保護するカバーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】マンホール蓋を保持する受枠には、該マ
ンホール蓋を開放して作業者がマンホール内に入出する
際にその入出を容易にするためにステップ(足掛具)を
取付けていることが普通にある。そして、該マンホール
内のステップの足踏部の上面及び側面をカバーで覆って
いるものは実開平3−72951号公報にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ステッ
プは通常受枠同様に鉄製であって、足踏部は冬期等には
滑べり易いと共に手で触った際に冷たくて使用し難い、
という問題がある。また、通常マンホール蓋に設けたス
テップはマンホール内のステップに比して小型であり、
その足踏部を握持する際に該足踏部の下面に指が当接す
る虞がかなりあり、そのため指が足踏部の下面に触れて
冷たく感じ使用し難い、という問題がある。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ステップの少なくとも足踏部の全周を合成樹脂
製のカバーで覆うことにより、滑べり難く暖かで使用し
易いマンホール蓋受枠のステップ用カバーを提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるマンホール蓋受枠のステップ用カバ
ーは、ステップの少なくとも足踏部の上面と側面とを合
成樹脂製のカバーで覆い、該カバーの裾端部に形成した
凹凸係止部に対して足踏部の下面を覆う合成樹脂製の覆
板から突出した係止部材を係止して少なくとも足踏部の
全周を覆うようにしたことを特徴とするものである。
【0006】また、足踏部の上面と側面とを覆う合成樹
脂製のカバーと足踏部の下面を覆う合成樹脂製のカバー
とをヒンジにより連結し、前記上面と側面とを覆うカバ
ーの裾端部に前記下面を覆うカバーを重合させて両カバ
ーにより前記ステップの少なくとも足踏部の全周を覆う
ようにしたことを特徴とするものである。
【0007】また、少なくとも足踏部の上面を覆う合成
樹脂製のカバーの両端部に反射板を貼着したことを特徴
とするものである。
【0008】更に、足踏部の上面を覆う合成樹脂製のカ
バーに滑止用の凹凸部を足踏部の軸線方向に複数配列
し、該凹凸部の両端部に反射板を配置したことを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図は本発明の一実施
例(第1実施例)に関するものであり、図1はマンホー
ル蓋受枠の平面図、図2はカバーの平面図、図3はステ
ップとカバーの組立を明確にする説明図である。
【0010】図において、1はマンホール蓋(図示せ
ず)を保持する受枠であり、該受枠1の内周には、対向
した位置にステップ2,2が取付けられており、各ステ
ップ2の足踏部3の両端部には貫通孔4,4…が穿設さ
れている。
【0011】5は合成樹脂製のカバーであり、該カバー
5は断面略逆U字状に形成されており、その上面6には
軸線方向に沿って滑止用の凹凸部7が形成され、該凹凸
部7の両端部には反射板8が配置されている。また、該
カバー5の側面9,9の一方(内側)は波形に形成され
て握り部10を形成している。
【0012】そして、前記両側面9の裾端部11の内側
に凹凸係止部12が形成されており、またこの凹凸係止
部12に係止される係止部材13を突出させた合成樹脂
製の覆板14が足踏部3の下面を覆うように形成されて
いる。
【0013】以上のような構成からなるマンホール蓋受
枠のステップ用カバー5であるので、該カバー5をステ
ップ2の足踏部3に上方から被せてその裾端部11が足
踏部3の側面の下端に位置した状態で、足踏部3の下面
側に覆板14を配置すると、覆板14から突出した係止
部材13が前記裾端部11に形成された凹凸係止部1
に係止されて、ステップ2の少なくとも足踏部3の上面
と側面と下面とは合成樹脂製のカバー5の上面6と側面
9と合成樹脂製の覆板14で確実に覆われることにな
る。
【0014】そして、この状態では、ステップ2の足踏
部3の全周が合成樹脂製のカバー5及び覆板14で覆わ
れているので、作業者がマンホール内に入出する際に足
がカバー5を介して足踏部3を踏んでも滑べることがな
く、また作業者がカバー5を及び覆板14介して足踏部
3を握っても冷たく感ずることも滑べることもない。
【0015】図4,図5は他の実施例(第2実施例)で
あり、図4はカバーの平面図、図5はその側面図であ
る。そして前記第1実施例と同一の部品については同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0016】この実施例では、合成樹脂製のカバー5の
構成および反射板8の構成において前記第1実施例と相
違するところがある。すなわち、カバー5はステップの
足踏部の上面と側面を覆うカバー5’と足踏部の下面を
覆うカバー5”とからなり、両カバー5’,5”はその
両端がヒンジ15,15により連結されている。また、
両カバー5’,5”により足踏部の全周を覆うには、ヒ
ンジ15の箇所を折り曲げてカバー5’の裾端部11に
カバー5”の側面16を重合させるとよい。そして、こ
の場合にも作業者がマンホール内に入出する際に足がカ
バー5を介して足踏部3を踏んでも滑べることがなく、
また作業者がカバー5を介して足踏部3を握っても冷た
く感ずることも滑べることもない。 また、反射板8は、
滑止用の凹凸部7の両端近傍の貫通孔4の外周に貼着さ
れている。
【0017】なお、前記第1実施例における反射板8の
設置位置を第2実施例と同様にすることも、また第2実
施例における反射板8の設置位置を第1実施例と同様に
することも可能であり、また、カバー5はステップ2の
両側部にまで配置してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、マンホール蓋受枠のス
テップは少なくとも足踏部の全周が合成樹脂製のカバー
で覆われることになるので、作業者がマンホール内に入
出する際に足がカバーを介して足踏部を踏んでも滑べる
ことがなく、また作業者がカバーを介して足踏部を握っ
ても冷たく感ずることも滑べることもなく、安全で使用
し易いステップ用のカバーとなる。
【0019】請求項2においては、足踏部の全周が確実
に覆われかつカバーの取り扱いが容易であり、請求項
3,4においては、足踏部の位置が反射板により明確に
なってより安全なステップ用のカバーとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はマンホール蓋受枠の平面図である。
【図2】図2は本発明に係る実施例のカバーの平面図
ある。
【図3】図3はステップとカバーの組立を明確にする説
明図である。
【図4】図4は本発明に係る他の実施例のカバーの平面
である。
【図5】図5はその側面図である。
【符号の説明】
1 受枠 2 ステップ 3 足踏部 5 カバー 7 滑止用の凹凸部 8 反射板 11 裾端部 12 凹凸係止部 13 係止部材 14 覆板 15 ヒンジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール蓋を保持する受枠にステップを
    設けたものにおいて、前記ステップの少なくとも足踏部
    の上面と側面とを合成樹脂製のカバーで覆い、該カバー
    の裾端部に形成した凹凸係止部に対して足踏部の下面を
    覆う合成樹脂製の覆板から突出した係止部材を係止し
    少なくとも足踏部の全周を覆うようにしたことを特徴と
    するマンホール蓋受枠のステップ用カバー。
  2. 【請求項2】マンホール蓋を保持する受枠にステップを
    設けたものにおいて、少なくとも足踏部の上面と側面と
    を覆う合成樹脂製のカバーと足踏部の下面を覆う合成樹
    脂製のカバーとをヒンジにより連結し、前記上面と側面
    とを覆うカバーの裾端部に前記下面を覆うカバーを重合
    させて両カバーにより前記ステップの少なくとも足踏部
    の全周を覆うようにしたことを特徴とするマンホール蓋
    受枠のステップ用カバー。
  3. 【請求項3】少なくとも足踏部の上面を覆う合成樹脂製
    のカバーの両端部に反射板を貼着したことを特徴とする
    請求項1又は2に記載のマンホール蓋受枠のステップ用
    カバー。
  4. 【請求項4】足踏部の上面を覆う合成樹脂製のカバーに
    滑止用の凹凸部を足踏部の軸線方向に複数配列し、該凹
    凸部の両端部に反射板を配置したことを特徴とする請求
    項1又は2に記載のマンホール蓋受枠のステップ用カバ
    ー。
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JPS5234143U (ja) * 1975-09-02 1977-03-10
JPH0649758Y2 (ja) * 1989-03-13 1994-12-14 戸田建設株式会社 把手の養生カバー
JP3072951U (ja) * 2000-05-02 2000-11-07 清輝 楊 携帯電話のハンズフリー装置

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