JPH0714079Y2 - 車両荷室の荷物固定用ベルトの取付構造 - Google Patents

車両荷室の荷物固定用ベルトの取付構造

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JPH0714079Y2
JPH0714079Y2 JP1987198998U JP19899887U JPH0714079Y2 JP H0714079 Y2 JPH0714079 Y2 JP H0714079Y2 JP 1987198998 U JP1987198998 U JP 1987198998U JP 19899887 U JP19899887 U JP 19899887U JP H0714079 Y2 JPH0714079 Y2 JP H0714079Y2
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JP
Japan
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annular
bolt
annular hook
hook
semi
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JPH01102041U (ja
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雅彦 水嶋
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、車両荷室の荷物固定用ベルトの取付構造に関
する。
b.従来の技術 従来、車両荷室の荷物固定用ベルトの取付構造として
は、一般に第8図及び第9図に示す如き構造のものがあ
った。
すなわち、固定用ベルト101の端部が巻着してあるフッ
ク102をボルト103にて直接車両荷室のフロアー104に固
定する構造のもの(第8図(a),(b)参照)、ある
いはフロアー104に段付スクリュー105を固定し、該段付
スクリュー105にベルト101が巻着してあるフック106を
引っ掛ける構造のもの(第9図(a),(b)参照)で
ある。
c.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の如き荷物固定用ベルトの取付構造
にあっては、種々の問題点があった。
すなわち、第8図に示す取付構造のものは、その不使用
時においてもベルト101を取り外すことができず、また
その取付位置も変更することができないという問題点を
有する。
また、第9図に示す構造のものは、ベルト101のたるみ
によってフック106が段付スクリュー105から容易に外れ
てしまう(第10図参照)という問題点を有していた。
本考案は、上述した問題点に鑑みなされたものであっ
て、その目的は、着脱式であるにもかかわらず容易に外
れない荷物固定用ベルトの取付構造を提供することにあ
る。
d.課題を解決するための手段 本考案は、上述した問題点を解決するためその要旨は、
車両荷室内のフロアーに頭部と床面との間に段部が形成
されるように取付けられたボルトと、一端部外周を突出
形成しその内周面に前記ボルトの段部に係合する切欠き
を有する半環状係合部を備えた環状フックと、該環状フ
ックの他端部に取付けた長さ調整可能な荷物固定用ベル
トと、該環状フックが上記ベルトの長手方向に移動した
場合、環状フックがボルトの頭部から外れない間隔を置
いて配置した縦壁を有し前記フロアーに固定したストッ
パーとを設け、前記環状フックには前記半環状係合部に
連続して前記ボルトを該半環状係合部から横方向へ逃が
すための逃がし部と該逃がし部に続き該ボルトの頭部よ
りも大きい開口面積をもつ係合解除部とを設け、前記半
環状係合部が前記ストッパーの縦壁に当接した状態にて
前記環状フックを回動し移動させることによって、前記
ボルトの頭部が環状フックに対して該半環状係合部から
前記逃がし部を経て前記係合解除部へ移行可能に形成し
たことを特徴とする車両荷室の荷物固定用ベルトの取付
構造にある。
e.実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に従って詳細に説明す
る。
第1図は車両荷室内の斜視図であって、該図面は荷物固
定用ベルト1を本考案にかかる取付構造2にて荷室内に
固定している状態を示す。
取付構造2を第2図〜第7図に従って説明すると、第2
図(a),(b)中、3は環状フック、4は該環状フッ
ク3の一端に巻着された荷物固定用ベルトであって、こ
れは第1図に示す長さ調整具4aにより長さ調整可能であ
り(第1図に示す荷物固定用ベルト1も長さ調整具1aに
より長さ調整可能である。)、5は環状フック3の荷物
固定用ベルトの巻着位置と対向する他端に設けられた半
環状係合部である。該半環状係合部5は環状フック3の
一部分を第2図(a)に示す如く突出する方向に湾曲さ
せ、その内周面に切欠き6を形成することにより構成さ
れる。
また、環状フック3は、両側に、半環状係合部5に斜め
に連続し段付スクリュー7を該切欠き6から横方向へ逃
がすための逃がし部3a,3aと、該逃がし部に続き段付ス
クリュー7の頭部7aよりも大きい開口面積をもつほぼコ
字形の係合解除部3b,3bとを備えている。
7は荷室内のフロアー8に固定された段付スクリューで
あって、該段付スクリュー7の段部9に環状フック3の
半環状係合部5が係合する。
10は段付スクリュー7によってフロアー8に共締めされ
た断面L字状のストッパーであり、該ストッパー10は、
第3図に示すように、環状フック3がベルト4の長手方
向へ移動するのを規制する縦壁10aと、段付スクリュー
7の周辺に形成され該環状フック3の半環状係合部5を
受ける半円状座面10bとを備え、環状フック3がベルト
4の長手方向に移動した場合、半環状係合部5の先端が
縦壁10aに当たることにより該半環状係合部5が段付ス
クリュー7より外れるのを防止し環状フック3を抜け止
めする。
なお、ストッパー10は第5図に示す如く車両のサイドパ
ネル11を利用するものであってもよく、また第6図、第
7図に示す如くフロアサイドトリム12、フロアサイドボ
ックス13等をストッパーとして利用することも可能であ
る。
環状フック3を段付スクリュー7より外す場合、第3図
(a)に示すように、半環状係合部5の先端を縦壁10a
に当接させた状態にして、環状フック3を左右いずれか
へ若干回動させ、第4図に示すように、縦壁10aの板面
に沿って横方向へ移動させ、半環状係合部5の切欠き6
から段付スクリュー7を逃がし部3aへ逃がし、さらに係
合解除部3bへ移行させ、環状フック3を段付スクリュー
7の頭部7aから外すことによって行なう。そのため同図
に示す形状の環状フック3の場合、段付スクリュー7の
中心とストッパー10の縦壁10aの壁面との間に所定の間
隔aが必要となる。
以上、本考案にかかる取付構造の一実施例を説明した
が、本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、
本考案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。
f.考案の効果 本考案は、上述の如く構成され、環状フックが係合する
ボルトをフロアーに取付けることによって、荷物固定を
強固に行うことができ、荷室内にフロアカーペット等を
用いてベルトの取付構造部を覆いかくすことができ外観
上も優れたものとすることができるという効果を奏す
る。また、環状フックの一端部外周を突出形成しその内
周面にボルトの段部に係合する切欠きを有する半環状係
合部を備え、環状フックの他端部に取付けた荷物固定用
ベルトが長さ調節可能であり、環状フックがベルトの長
手方向に移動した場合、環状フックがボルトの頭部から
外れない間隔を置いて配置した縦壁を有しフロアーに固
定したストッパーを設けたことにより、環状フックを回
動させない限り該環状フックがボルトから不用意に外れ
ることがなく、走行中に荷室の中で音が発生したり、固
定している荷物が移動したりして車内や荷物自体に傷が
つくのを確実に回避できる。しかも、半環状係合部がス
トッパーの縦壁に当接した状態にて環状フックを回動し
移動させることによってボルトの頭部が環状フックに対
して半環状係合部から逃がし部を経て該頭部よりも大き
い開口面積をもつ係合解除部へ移行可能なことにより、
半環状係合部が縦壁に当接した状態にて環状フックを回
動させ横方向へ移動させるだけで、該環状フックをボル
トから外すことができ、着脱も容易であるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両荷室内の斜視図、第2図(a)及び(b)
は本考案の一実施例を示す平面図及び断面図である。第
3図(a)及び(b)は第2図に示した実施例のベルト
のたるみが生じた場合の平面図及び断面図、第4図は第
2図に示した実施例の取り外し時の平面図である。第5
図〜第7図は本考案の他の実施例を示す断面図である。
第8図〜第10図は各々従来技術を示す平面図あるいは断
面図である。 1,4…荷物固定用ベルト 1a,4a…長さ調整具 2…取付構造全体 3…環状フック 3a…逃がし部 3b…係合解除部 5…半環状係合部 6…切欠き 7…段付スクリュー(ボルト) 7a…頭部 8…フロアー 9…段部 10…ストッパー 10a…縦壁 10b…半円状座面 11…サイドパネル 12…フロアサイドパネル 13…フロアサイドボックス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両荷室内のフロアー8に頭部7aと床面と
    の間に段部9が形成されるように取付けられたボルト7
    と、一端部外周を突出形成しその内周面に前記ボルト7
    の段部9に係合する切欠き6を有する半環状係合部5を
    備えた環状フック3と、該環状フック3の他端部に取付
    けた長さ調整可能な荷物固定用ベルト4と、該環状フッ
    ク3が上記ベルト4の長手方向に移動した場合、環状フ
    ック3がボルトの頭部7aから外れない間隔を置いて配置
    した縦壁10aを有し前記フロアー8に固定したストッパ
    ー10とを設け、前記環状フック3には前記半環状係合部
    5に連続して前記ボルト7を該半環状係合部5から横方
    向へ逃がすための逃がし部3aと該逃がし部に続き該ボル
    トの頭部7aよりも大きい開口面積をもつ係合解除部3bと
    を設け、前記半環状係合部5が前記ストッパーの縦壁10
    aに当接した状態にて前記環状フック3を回動し移動さ
    せることによって、前記ボルトの頭部7aが環状フック3
    に対して該半環状係合部5から前記逃がし部3aを経て前
    記係合解除部3bへ移行可能に形成したことを特徴とする
    車両荷室の荷物固定用ベルトの取付構造。
JP1987198998U 1987-12-28 1987-12-28 車両荷室の荷物固定用ベルトの取付構造 Expired - Lifetime JPH0714079Y2 (ja)

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JPH01102041U JPH01102041U (ja) 1989-07-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55127637U (ja) * 1979-03-02 1980-09-09

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JPH01102041U (ja) 1989-07-10

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