JP2884310B2 - エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置 - Google Patents
エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置Info
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- JP2884310B2 JP2884310B2 JP20270693A JP20270693A JP2884310B2 JP 2884310 B2 JP2884310 B2 JP 2884310B2 JP 20270693 A JP20270693 A JP 20270693A JP 20270693 A JP20270693 A JP 20270693A JP 2884310 B2 JP2884310 B2 JP 2884310B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの遠心式ガバナ
のガバナフォース伝達装置に関し、ガバナウエイトから
ガバナレバーへのガバナフォースの伝達部分の摩耗を抑
制して、ガバナ精度を向上できるものを提供する。
のガバナフォース伝達装置に関し、ガバナウエイトから
ガバナレバーへのガバナフォースの伝達部分の摩耗を抑
制して、ガバナ精度を向上できるものを提供する。
【0002】
【発明の背景】本発明の対象となるエンジンの遠心式ガ
バナのガバナフォース伝達装置の基本構造は、図1、図
9又は図10に示すように、エンジンEのガバナ軸1に
ガバナウエイト2とガバナピン3を設け、ガバナウエイ
ト2の揺動でガバナピン3をガバナ軸1の軸心Aに沿っ
て進退移動可能に構成し、エンジンEにガバナレバー4
を揺動可能に枢支し、ガバナピン3の出力部5をガバナ
レバー4の入力部6に接当可能に臨ませ、ガバナウエイ
ト2の揺動で生じるガバナフォースGFを、上記ガバナ
ピン3を介してガバナレバー4に伝達可能に構成した形
式のものである。
バナのガバナフォース伝達装置の基本構造は、図1、図
9又は図10に示すように、エンジンEのガバナ軸1に
ガバナウエイト2とガバナピン3を設け、ガバナウエイ
ト2の揺動でガバナピン3をガバナ軸1の軸心Aに沿っ
て進退移動可能に構成し、エンジンEにガバナレバー4
を揺動可能に枢支し、ガバナピン3の出力部5をガバナ
レバー4の入力部6に接当可能に臨ませ、ガバナウエイ
ト2の揺動で生じるガバナフォースGFを、上記ガバナ
ピン3を介してガバナレバー4に伝達可能に構成した形
式のものである。
【0003】
【従来の技術】上記ガバナフォース伝達装置において
は、ガバナピン3はガバナ軸1上で回転しながらガバナ
ウエイト2に押圧され、ガバナフォースGFをガバナレ
バー4に伝達するため、通常、ガバナピン3はガバナウ
エイト2との摩擦力でガバナ軸1と共回りする。一方、
ガバナレバー4は揺動するのみで回転しないので、ガバ
ナピン3の出力部5とガバナレバー4の入力部6との間
のガバナフォースGFの伝達部分は摩擦によって摩耗し
易い。
は、ガバナピン3はガバナ軸1上で回転しながらガバナ
ウエイト2に押圧され、ガバナフォースGFをガバナレ
バー4に伝達するため、通常、ガバナピン3はガバナウ
エイト2との摩擦力でガバナ軸1と共回りする。一方、
ガバナレバー4は揺動するのみで回転しないので、ガバ
ナピン3の出力部5とガバナレバー4の入力部6との間
のガバナフォースGFの伝達部分は摩擦によって摩耗し
易い。
【0004】そこで、上記伝達部分の摩耗を防止するも
のとして、従来技術1並びに2がある。即ち、従来技術
1は、図9に示すように、鍔付きロッド状のガバナピン
3の先端出力部5を高速度鋼50で形成したり、又は出
力部5に超硬度のチップを装着したものである。
のとして、従来技術1並びに2がある。即ち、従来技術
1は、図9に示すように、鍔付きロッド状のガバナピン
3の先端出力部5を高速度鋼50で形成したり、又は出
力部5に超硬度のチップを装着したものである。
【0005】また、従来技術2は、図10に示すよう
に、ガバナピン3の先端出力部5に鋼球51を回転可能
に装填したものである。
に、ガバナピン3の先端出力部5に鋼球51を回転可能
に装填したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1では、
高速度鋼50などが回転不能なガバナレバー4に接当す
る点に変化はなく、伝達部分の摩耗を遅らせるだけで根
本的な解決にはならないので、長期の運転では摩耗によ
りガバナ精度が低下することを防止できない。
高速度鋼50などが回転不能なガバナレバー4に接当す
る点に変化はなく、伝達部分の摩耗を遅らせるだけで根
本的な解決にはならないので、長期の運転では摩耗によ
りガバナ精度が低下することを防止できない。
【0007】また、上記従来技術2では、鋼球51の回
転中心がガバナレバー4の接触点に近いので、ガバナ軸
1に対して鋼球51を相対回転させることは困難であ
る。このため、鋼球51が損耗してガバナレバー4の入
力部6に対するガバナピン3側の出力部5の作用点が変
化し、ガバナピン3からガバナレバー4へのガバナフォ
ースGFの伝達に狂いが生じて、ガバナ精度が低下す
る。本発明は、ガバナピンからガバナレバーに至るガバ
ナフォースの伝達部分の摩耗を抑制して、ガバナ精度を
高めることを技術的課題とする。
転中心がガバナレバー4の接触点に近いので、ガバナ軸
1に対して鋼球51を相対回転させることは困難であ
る。このため、鋼球51が損耗してガバナレバー4の入
力部6に対するガバナピン3側の出力部5の作用点が変
化し、ガバナピン3からガバナレバー4へのガバナフォ
ースGFの伝達に狂いが生じて、ガバナ精度が低下す
る。本発明は、ガバナピンからガバナレバーに至るガバ
ナフォースの伝達部分の摩耗を抑制して、ガバナ精度を
高めることを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図1〜図8により以下に説明す
る。即ち、本発明は前記基本構造のエンジンの遠心式ガ
バナのガバナフォース伝達装置において、上記ガバナピ
ン3の出力部5に上記軸心A方向にインナレースとアウ
タレースが配列するスラスト軸受7を設け、ガバナレバ
ー4の入力部6に受け止め用突起8を設け、スラスト軸
受7のガバナレバー4に臨む側のレース10をガバナレ
バー4の受け止め用突起8に接当可能に臨ませたことを
特徴とするものである。
の手段を、実施例を示す図1〜図8により以下に説明す
る。即ち、本発明は前記基本構造のエンジンの遠心式ガ
バナのガバナフォース伝達装置において、上記ガバナピ
ン3の出力部5に上記軸心A方向にインナレースとアウ
タレースが配列するスラスト軸受7を設け、ガバナレバ
ー4の入力部6に受け止め用突起8を設け、スラスト軸
受7のガバナレバー4に臨む側のレース10をガバナレ
バー4の受け止め用突起8に接当可能に臨ませたことを
特徴とするものである。
【0009】上記受け止め用突起8は、例えば、軸心方
向に張り出したホルダーや、軸心と直交する方向の枢支
軸に支持したローラなどをいう。
向に張り出したホルダーや、軸心と直交する方向の枢支
軸に支持したローラなどをいう。
【0010】
【作用】ガバナピン3の出力部5にスラスト軸受7を設
け、スラスト軸受7の一方のレース10をガバナレバー
4の受け止め用突起8に接当させるので、運転中には、
スラスト軸受7の他方のレースはガバナ軸1に引かれて
共回りするが、スラスト軸受7の上述の一方のレース1
0は同軸受7の転動体の作用で、ガバナレバー4に接し
た状態で相対回転せず、ガバナ軸1に引かれて共回りす
ることはない。
け、スラスト軸受7の一方のレース10をガバナレバー
4の受け止め用突起8に接当させるので、運転中には、
スラスト軸受7の他方のレースはガバナ軸1に引かれて
共回りするが、スラスト軸受7の上述の一方のレース1
0は同軸受7の転動体の作用で、ガバナレバー4に接し
た状態で相対回転せず、ガバナ軸1に引かれて共回りす
ることはない。
【0011】即ち、ガバナピン3からガバナレバー4へ
のガバナフォースGFの伝達部分の摩擦のエネルギーは
スラスト軸受7の内部によって吸収し、当該伝達部分の
摩耗は抑制される。
のガバナフォースGFの伝達部分の摩擦のエネルギーは
スラスト軸受7の内部によって吸収し、当該伝達部分の
摩耗は抑制される。
【0012】
【発明の効果】ガバナピンの出力部に設けたスラスト軸
受の作用で、当該軸受のレースをガバナレバーの受け止
め用突起に回転せずに接当できるので、ガバナピンから
ガバナレバーへのガバナフォースの伝達部分の摩耗を抑
制できる。このため、ガバナレバーの入力部に対するガ
バナピン側の出力部の作用点が固定するので、ガバナ精
度を向上できる。
受の作用で、当該軸受のレースをガバナレバーの受け止
め用突起に回転せずに接当できるので、ガバナピンから
ガバナレバーへのガバナフォースの伝達部分の摩耗を抑
制できる。このため、ガバナレバーの入力部に対するガ
バナピン側の出力部の作用点が固定するので、ガバナ精
度を向上できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1は実施例1を示すディーゼルエンジンの遠心式
ガバナのガバナフォース伝達装置の縦断左側面図、図2
は同ガバナフォース伝達装置の要部平面図、図3は同実
施例のガバナレバーの正面図、図4は同ガバナフォース
伝達装置の要部斜視図、図5はガバナピンの正面図であ
る。
る。図1は実施例1を示すディーゼルエンジンの遠心式
ガバナのガバナフォース伝達装置の縦断左側面図、図2
は同ガバナフォース伝達装置の要部平面図、図3は同実
施例のガバナレバーの正面図、図4は同ガバナフォース
伝達装置の要部斜視図、図5はガバナピンの正面図であ
る。
【0014】図1に示すように、ディーゼルエンジンE
にギヤ室14及びポンプ室13を前・後に隣接して設
け、ポンプ室13に燃料噴射ポンプ12を収容し、ポン
プ室13の下部にガバナ軸1を前後方向に支持し、ガバ
ナ軸1で燃料噴射ポンプ12を燃料噴射駆動可能に構成
する。
にギヤ室14及びポンプ室13を前・後に隣接して設
け、ポンプ室13に燃料噴射ポンプ12を収容し、ポン
プ室13の下部にガバナ軸1を前後方向に支持し、ガバ
ナ軸1で燃料噴射ポンプ12を燃料噴射駆動可能に構成
する。
【0015】図1に示すように、上記ガバナ軸1の前端
部にガバナギヤ15を相対回転不能に固定し、ガバナギ
ヤ15に枢支軸16を介して遠心式ガバナのガバナウエ
イト2を揺動可能に支持し、ガバナ軸1の前端縁から後
向きに軸孔17を穿設し、当該軸孔17にガバナピン3
を軸心Aに沿って前後移動可能に内嵌する。当該ガバナ
ピン3の鍔部11をガバナウエイト2の出力部2aで押
圧可能に構成し、ガバナウエイト2の揺動で生じるガバ
ナフォースGFを上記ガバナピン3を介してガバナレバ
ー4に伝達可能に構成する。
部にガバナギヤ15を相対回転不能に固定し、ガバナギ
ヤ15に枢支軸16を介して遠心式ガバナのガバナウエ
イト2を揺動可能に支持し、ガバナ軸1の前端縁から後
向きに軸孔17を穿設し、当該軸孔17にガバナピン3
を軸心Aに沿って前後移動可能に内嵌する。当該ガバナ
ピン3の鍔部11をガバナウエイト2の出力部2aで押
圧可能に構成し、ガバナウエイト2の揺動で生じるガバ
ナフォースGFを上記ガバナピン3を介してガバナレバ
ー4に伝達可能に構成する。
【0016】なお、図5に示すように、上記ガバナピン
3の鍔部11に部分円弧状の切欠部23を設け、上記ガ
バナギヤ15に固定した同行回転用ボルト24に当該切
欠部23を係合して、ガバナピン3をガバナ軸1と確実
に共回りするように構成する(図1の仮想線参照)。
3の鍔部11に部分円弧状の切欠部23を設け、上記ガ
バナギヤ15に固定した同行回転用ボルト24に当該切
欠部23を係合して、ガバナピン3をガバナ軸1と確実
に共回りするように構成する(図1の仮想線参照)。
【0017】図1に示すように、上記ギヤ室14に枢支
軸18を介してガバナレバー4を支持し、ガバナピン3
の前側の出力部5をガバナレバー4の入力部6に接当可
能に臨ませ、ガバナレバー4の出力部19を連結部材2
0で燃料噴射ポンプ12の調量ラックピン21に連結
し、ガバナレバー4をガバナスプリング(図示省略)を
介して調速レバーに連結して、ガバナレバー4を前記ガ
バナウエイト2のガバナフォースGFとガバナスプリン
グのスプリングフォースとの不釣り合い力で前後揺動可
能に構成する。
軸18を介してガバナレバー4を支持し、ガバナピン3
の前側の出力部5をガバナレバー4の入力部6に接当可
能に臨ませ、ガバナレバー4の出力部19を連結部材2
0で燃料噴射ポンプ12の調量ラックピン21に連結
し、ガバナレバー4をガバナスプリング(図示省略)を
介して調速レバーに連結して、ガバナレバー4を前記ガ
バナウエイト2のガバナフォースGFとガバナスプリン
グのスプリングフォースとの不釣り合い力で前後揺動可
能に構成する。
【0018】図1〜図4に示すように、上記ガバナピン
3の出力部5に前後方向にインナレースとアウタレース
が配列するスラスト軸受7を外嵌固定し、ガバナレバー
4の入力部6の後面に締結ボルト22を介して受け止め
用ホルダー8をネジ嵌合し、スラスト軸受7のガバナレ
バー4に臨む前側のレース10をガバナレバー4の受け
止め用ホルダー8に接当可能に臨ませる。
3の出力部5に前後方向にインナレースとアウタレース
が配列するスラスト軸受7を外嵌固定し、ガバナレバー
4の入力部6の後面に締結ボルト22を介して受け止め
用ホルダー8をネジ嵌合し、スラスト軸受7のガバナレ
バー4に臨む前側のレース10をガバナレバー4の受け
止め用ホルダー8に接当可能に臨ませる。
【0019】当該受け止め用ホルダー8は、図2に示す
ように、平面視で二股U字状の板材から構成され、当該
二股部8aをガバナピン3の軸前端縁の外径方向に臨む
前側レース10に押し当てるとともに、この二股部8a
を後方に凸曲する円弧面に形成して、ガバナレバー4の
揺動に合わせて常時、点接触可能に構成する。但し、上
記受け止め用ホルダー8は、ガバナレバー4の板材自体
を切り起こして形成しても良い。
ように、平面視で二股U字状の板材から構成され、当該
二股部8aをガバナピン3の軸前端縁の外径方向に臨む
前側レース10に押し当てるとともに、この二股部8a
を後方に凸曲する円弧面に形成して、ガバナレバー4の
揺動に合わせて常時、点接触可能に構成する。但し、上
記受け止め用ホルダー8は、ガバナレバー4の板材自体
を切り起こして形成しても良い。
【0020】そこで、本実施例1のガバナフォース伝達
装置の機能を説明する。ガバナピン3の出力部5にレー
スが前後に配列したスラスト軸受7を設け、スラスト軸
受7の前側のレース10をガバナレバー4の受け止め用
ホルダー8に接当させるので、運転中には、スラスト軸
受7の後側レースはガバナ軸1に引かれて共回りする
が、前側のレース10はスラスト軸受7のボールの作用
で、当該ガバナレバー4の受け止めホルダー8に接した
状態で相対回転せず、ガバナ軸1に引かれて共回りする
ことはない。
装置の機能を説明する。ガバナピン3の出力部5にレー
スが前後に配列したスラスト軸受7を設け、スラスト軸
受7の前側のレース10をガバナレバー4の受け止め用
ホルダー8に接当させるので、運転中には、スラスト軸
受7の後側レースはガバナ軸1に引かれて共回りする
が、前側のレース10はスラスト軸受7のボールの作用
で、当該ガバナレバー4の受け止めホルダー8に接した
状態で相対回転せず、ガバナ軸1に引かれて共回りする
ことはない。
【0021】即ち、ガバナピン3からガバナレバー4へ
のガバナフォースGFの伝達部分の摩擦のエネルギーを
スラスト軸受7のボールの作用で、同軸受7の内部で吸
収し、当該伝達部分の摩耗を円滑に抑制できる。このた
め、ガバナレバー4の入力部6に対するガバナピン3側
の出力部5の作用点が固定するので、ガバナ精度を高め
られる。
のガバナフォースGFの伝達部分の摩擦のエネルギーを
スラスト軸受7のボールの作用で、同軸受7の内部で吸
収し、当該伝達部分の摩耗を円滑に抑制できる。このた
め、ガバナレバー4の入力部6に対するガバナピン3側
の出力部5の作用点が固定するので、ガバナ精度を高め
られる。
【0022】また、本実施例1では、ガバナピン3は同
行回転用ボルト24でガバナ軸1と確実に共回りするの
で、ガバナウエイト2の出力部2aからガバナピン3へ
のガバナフォースGFの伝達部分の摩耗も一層低減でき
る。
行回転用ボルト24でガバナ軸1と確実に共回りするの
で、ガバナウエイト2の出力部2aからガバナピン3へ
のガバナフォースGFの伝達部分の摩耗も一層低減でき
る。
【0023】一方、図6〜図8は本発明の実施例2を示
し、ガバナレバー4に設ける受け止め用突起8を実施例
1の二股状のホルダーからローラに替えたものである。
即ち、図6及び図7に示すように、ガバナレバー4の入
力部6の後面に締結ボルト22を介してブラケット25
を固定し、当該ブラケット25に左右方向に支軸26を
設け、支軸26の両端にローラ8・8を回転自在に支持
し、ガバナピン3の出力部5に設けたスラスト軸受7の
前側レース10に各ローラ8を両脇から接当可能に臨ま
せる。
し、ガバナレバー4に設ける受け止め用突起8を実施例
1の二股状のホルダーからローラに替えたものである。
即ち、図6及び図7に示すように、ガバナレバー4の入
力部6の後面に締結ボルト22を介してブラケット25
を固定し、当該ブラケット25に左右方向に支軸26を
設け、支軸26の両端にローラ8・8を回転自在に支持
し、ガバナピン3の出力部5に設けたスラスト軸受7の
前側レース10に各ローラ8を両脇から接当可能に臨ま
せる。
【0024】本実施例2では、受け止め用突起8を二つ
のローラで構成するため、ローラ8のころがり摩擦によ
り、ガバナピン3からガバナレバー4へのガバナフォー
スGFの伝達部分の摩耗をより有効に低減できる。
のローラで構成するため、ローラ8のころがり摩擦によ
り、ガバナピン3からガバナレバー4へのガバナフォー
スGFの伝達部分の摩耗をより有効に低減できる。
【0025】なお、上記実施例1及び実施例2では、い
ずれもガバナ軸の軸心を前後方向に配置してあるが、こ
の軸心を上下方向など他の方向に配置した場合にも本発
明を適用できることはいうまでもない。
ずれもガバナ軸の軸心を前後方向に配置してあるが、こ
の軸心を上下方向など他の方向に配置した場合にも本発
明を適用できることはいうまでもない。
【図1】実施例1を示すディーゼルエンジンの遠心式ガ
バナのガバナフォース伝達装置の縦断左側面図である。
バナのガバナフォース伝達装置の縦断左側面図である。
【図2】同ガバナフォース伝達装置の要部平面図であ
る。
る。
【図3】同実施例のガバナレバーの正面図である。
【図4】同ガバナフォース伝達装置の要部斜視図であ
る。
る。
【図5】ガバナピンの正面図である。
【図6】実施例2を示す図1の相当図である。
【図7】同実施例2を示す図2の相当図である。
【図8】同実施例2を示す図3の相当図である。
【図9】従来技術1を示す図1の相当図である。
【図10】従来技術2を示すエンジンの遠心式ガバナの
ガバナフォース伝達装置の概略説明図である。
ガバナフォース伝達装置の概略説明図である。
1…ガバナ軸、2…ガバナウエイト、3…ガバナピン、
4…ガバナレバー、5…ガバナピンの出力部、6…ガバ
ナレバーの入力部、7…スラスト軸受、8…ガバナレバ
ーの受け止め用突起、10…スラスト軸受のレース、A
…ガバナ軸の軸心、GF…ガバナフォース、E…エンジ
ン。
4…ガバナレバー、5…ガバナピンの出力部、6…ガバ
ナレバーの入力部、7…スラスト軸受、8…ガバナレバ
ーの受け止め用突起、10…スラスト軸受のレース、A
…ガバナ軸の軸心、GF…ガバナフォース、E…エンジ
ン。
フロントページの続き (72)発明者 辻 定矢 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (72)発明者 山本 信裕 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (72)発明者 早谷 章 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平4−33471(JP,A) 特開 平5−321698(JP,A) 実開 昭63−128246(JP,U) 実開 昭64−47949(JP,U) 実開 昭63−128246(JP,U) 実開 平4−103244(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 1/04 F02D 31/00 301
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン(E)のガバナ軸(1)にガバナウ
エイト(2)とガバナピン(3)を設け、ガバナウエイト
(2)の揺動でガバナピン(3)をガバナ軸(1)の軸心(A)
に沿って進退移動可能に構成し、エンジン(E)にガバナ
レバー(4)を揺動可能に枢支し、ガバナピン(3)の出力
部(5)をガバナレバー(4)の入力部(6)に接当可能に臨
ませ、 ガバナウエイト(2)の揺動で生じるガバナフォース(G
F)を、上記ガバナピン(3)を介してガバナレバー(4)
に伝達可能に構成したエンジンの遠心式ガバナのガバナ
フォース伝達装置において、 上記ガバナピン(3)の出力部(5)に上記軸心(A)方向に
インナレースとアウタレースが配列するスラスト軸受
(7)を設け、ガバナレバー(4)の入力部(6)に受け止め
用突起(8)を設け、スラスト軸受(7)のガバナレバー
(4)に臨む側のレース(10)をガバナレバー(4)の受け
止め用突起(8)に接当可能に臨ませたことを特徴とする
エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20270693A JP2884310B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20270693A JP2884310B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734920A JPH0734920A (ja) | 1995-02-03 |
JP2884310B2 true JP2884310B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=16461809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20270693A Expired - Fee Related JP2884310B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2884310B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP20270693A patent/JP2884310B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0734920A (ja) | 1995-02-03 |
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