JP2882007B2 - 蒸気タービン静翼の背側板のプレス加工方法 - Google Patents

蒸気タービン静翼の背側板のプレス加工方法

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JP2882007B2
JP2882007B2 JP2222035A JP22203590A JP2882007B2 JP 2882007 B2 JP2882007 B2 JP 2882007B2 JP 2222035 A JP2222035 A JP 2222035A JP 22203590 A JP22203590 A JP 22203590A JP 2882007 B2 JP2882007 B2 JP 2882007B2
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和義 林
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この発明は、蒸気タービン低圧部に用いる中空の静翼
の背側板をプレス加工するための蒸気タービン静翼の背
側板のプレス加工方法に関する。
【従来の技術】
蒸気タービンの低圧部に用いる中空の静翼は、負圧側
である背側板と圧力側である腹側板とをそれぞれプレス
加工し、側面を互いに溶接して成形された翼の内径側及
び外径側を環状の部材に溶接して構成する。 第2図(A)は従来のプレス加工方法に用いる背側板
のワークの平面図、第2図(B)は第2図(A)の背側
板のワークに予備曲げを施す状態を示す図、第2図
(C)は第2図(B)で予備曲げされた背側板のワーク
を下型に載せガイドピンで位置決めした状態を示す図、
第2図(D)は第2図(C)の背側板のワークに上型を
載せプレス加工する状態を示す図である。 ステンレス製の鋼板からなる背側板のワーク1は、第
2図(A)のごとくほぼ中央に位置決め用穴1aがある。
次に第2図(B)のごとく、この背側板のワーク1を下
型6及び上型7によりプレスして端部に予備曲げを施
す。予備曲げを施した背側板のワーク1を第2図(C)
のごとく下型4にのせて位置決め用穴1aにガイドピン3
を通し位置決めする。さらに、第2図(D)のごとく背
側板のワーク1に上型5をのせガイドピン3を垂直にし
てプレスする。 第3図は従来の静翼の腹側板のワークを加工する状態
を示す図である。腹側板のワーク2を下型8に載せ、ガ
イドピン3を立てて腹側板のワーク2の位置決め用穴に
通して位置決めして、上型9でプレスする。 第4図は従来の方法によりプレス加工された蒸気ター
ビン低圧部の静翼を示す斜視図である。第1図(A)か
ら第1図(D)の如く加工された背側板12と第3図のご
とく加工された腹側板13との側部を互いに溶接して1枚
の静翼を成形する。
【発明が解決しようとする課題】
従来の蒸気タービン静翼のプレス加工方法において
は、背側板の成形に用いる下型及び上型には、ステンレ
ス製の鋼板からなるワーク1に位置決めをするために、
下型にガイドピン3を設け、上型5に逃げ穴5aがあり、
上型5により垂直方向に背側板のワーク1をプレスして
いた。このため背側板のワーク1の曲率半径が小さいワ
ークの端部1bは、十分な力がかからず、上型5だけでは
成形できないため、第2図(B)に示すごとく端部に予
備曲げを施していた。また、背側板のワーク1を載せる
角度が水平に近いため、下型4の幅が広く従って下型4
及び上型5の重量が重かかった。さらに、ワーク1に位
置決め用穴1aを開ける必要があり、下型4にガイドピン
3を設け、上型5にピン逃げを設ける必要があり、手間
がかかった。 この発明は、背側板のワークをプレスする上型及び下
型を小型化できて、かつ加工時間を短縮させた蒸気ター
ビン静翼の背側板のプレス加工方法を提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的は、蒸気タービン低圧部に用いる背側板と腹
側板とからなる中空の静翼の背側板を、プレス加工する
蒸気タービン静翼の背板側のプレス加工方法において、
背側板のワークを載せたとき背側板のワークの傾斜が水
平方向に対し50°ないし70°になる斜面と、この斜面の
上方の端部に位置する曲面と、前記斜面の下方に取り付
けた位置決め用ストッパーとを備える下型と、この下型
とほぼ同じ形状の面を有する上型とを用意し、前記背側
板のワークを前記下型に載せて前記ストッパーで支持す
る工程と、前記背側板のワークを前記上型でプレスする
工程とにより前記背側板を成形することによって達成さ
れる。
【作用】
この発明は、背側板のワークを載せたとき背側板のワ
ークの傾斜が水平方向に対し50°ないし70°になる斜面
と、この斜面の上方の端部に位置する曲面と、前記斜面
の下方に取り付けた位置決め用ストッパーとを備える下
型と、この下型とほぼ同じ形状の面を有する上型とを用
意し、前記背側板のワークを前記下型に載せて前記スト
ッパーで支持する工程と、前記背側板のワークを前記上
型でプレスする工程とにより前記背側板を成形するの
で、位置決め用ガイドピンを用いることなく容易に背側
板のワークを支持し、背側板のワークの傾斜が急なため
背側板のワークの上方の端部には力が加わるので、背側
板のワーク全体を一度にプレス成形できる。
【実施例】
以下図に基づいてこの発明の実施例を説明する。第1
図(A)はこの発明の実施例による背側板のワークの平
面図、第1図(B)は第1図(A)の背側板のワークを
下型に載せて支持した状態を示す図、第1図(C)は第
1図(B)の背側板のワークを上型でプレス加工する状
態を示す図である。 この発明の方法に用いる背側板のワーク1には、第1
図(A)に示すごとく位置決め用穴がない。この発明の
プレス加工方法は、背側板のワーク1を載せたとき背側
板のワーク1の傾斜θが水平方向に対し50°ないし70°
になる斜面10bと、この斜面10bの上方の端部に位置する
曲面10aと、前記傾斜10bの下方に取り付けた位置決め用
ストッパー10cとを備える下型10と、この下型10とほぼ
同じ形状の面を有する上型11とを用意する。ついで第1
図(B)のごとく背側板のワーク1を下型10に載せてス
トッパー10cで支持する工程と、背側板のワーク1を上
型11でプレスする工程とにより背側板を成形する。 この発明のプレス加工方法に用いる下型の斜面は、傾
斜θが従来より立っているので背側板のワーク1の端部
は予備曲げをしなくとも容易に変形し、ワーク1全体を
一度にプレス加工できる。 また、この発明のプレス加工方法に用いる下型10は、
斜面の傾斜θが立っているので下型10の幅が従来より狭
くなり、上型11も下型10と同様に幅が狭くなる。腹側板
のプレス加工方法は、第3図に示す従来の方法と同様な
ので、説明を省略する。このようにして加工された背側
板と腹側板との側面を合わせて溶接し、1枚の静翼を構
成する。以下同様にして複数枚の静翼を加工する。
【発明の効果】
この発明の方法によれば、背側板のワークの傾斜が水
平方向に対し50°ないし70°になる斜面と、この斜面の
上方の端部に位置する曲面と、前記斜面の下方に取り付
けた位置決め用ストッパーとを備える下型と、この下型
とほぼ同じ形状の面を有する上型とを用意し、背側板の
ワークを下型に載せてストッパーで支持する工程と、背
側板のワークを上型でプレスする工程とにより背側板を
成形するので、従来のごとく背側板のプレス加工にガイ
ドピンは必要とせず、背側板のワークの加工には曲げ径
の小さい部分の予備曲げをしなくとも、一度の加工で背
側板を成形できるので、手間を省くことができて、かつ
加工時間を短縮できる。また、背側板を支持する下型の
角度が従来より立っているので、下型の幅が狭くなり、
その結果下型及び上型の重量を軽くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はこの発明の実施例のプレス加工方法に用
いる背側板のワークの平面図、第1図(B)は第1図
(A)の背側板のワークを下型で支持した状態を示す
図、第1図(C)は第1図(B)の背側板のワークに上
型を載せてプレス加工する状態を示す図、第2図(A)
は従来のプレス加工方法に用いる背側板のワークの平面
図、第2図(B)は第2図(A)の背側板のワークに予
備曲げを施す状態を示す図、第2図(C)は第2図
(B)でプレス加工された背側板のワークを下型に載せ
ガイドピンで位置決めした状態を示す図、第2図(D)
は第2図(C)の背側板のワークに上型を載せプレス加
工する状態を示す図、第3図は従来の静翼の腹側板のワ
ークをプレス加工する状態を示す図、第4図は従来の加
工方法によりプレス加工された蒸気タービン低圧部の静
翼の斜視図である。 1:背側板のワーク、1a:位置決め用穴、1b:ワークの端
部、2:腹側板のワーク、3:ガイドピン、4,6,8,10:下
型、5,7,9,11:上型、10a:曲面、10b:斜面、10c:ストッ
パー、12:背側板、13:腹側板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01D 9/02 B21D 5/01 F01D 5/12 B21D 43/00 B21D 24/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気タービン低圧部に用いる背側板と腹側
    板とからなる中空の静翼の前記背側板を、プレス加工す
    る蒸気タービン静翼の背側板のプレス加工方法におい
    て、背側板のワークを載せたとき前記背側板のワークの
    傾斜が水平方向に対し50°ないし70°になる斜面と、こ
    の斜面の上方の端部に位置する曲面と、前記斜面の下方
    に取り付けた位置決め用ストッパーとを備える下型と、
    この下型とほぼ同じ形状の面を有する上型とを用意し、
    前記背側板のワークを前記下型に載せて前記ストッパー
    で支持する工程と、前記背側板のワークを前記上型でプ
    レスする工程とにより前記背側板を成形することを特徴
    とする蒸気タービン静翼の背側板のプレス加工方法。
JP2222035A 1990-08-23 1990-08-23 蒸気タービン静翼の背側板のプレス加工方法 Expired - Lifetime JP2882007B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5979010A (ja) * 1982-10-27 1984-05-08 Hitachi Ltd タ−ビン・ダイヤフラム用中空ノズル翼の製作方法
JPS62117730A (ja) * 1985-11-19 1987-05-29 Puramatsuku Kk 布・樹脂一体成形品の縁仕上げ処理方法
JPS63111204A (ja) * 1986-10-29 1988-05-16 Hitachi Ltd 中空ノズル翼の製作方法

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