JP2831272B2 - ディフューザーの製作方法 - Google Patents
ディフューザーの製作方法Info
- Publication number
- JP2831272B2 JP2831272B2 JP14164394A JP14164394A JP2831272B2 JP 2831272 B2 JP2831272 B2 JP 2831272B2 JP 14164394 A JP14164394 A JP 14164394A JP 14164394 A JP14164394 A JP 14164394A JP 2831272 B2 JP2831272 B2 JP 2831272B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vane
- diffuser
- outer peripheral
- peripheral portion
- back plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジンの
ディフューザーの製作方法に関するものである。
ディフューザーの製作方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来のディフューザーの製作工程
説明図である。図において、（ａ），（ｂ），（ｃ）は
製作の各段階におけるディフューザーの斜視図であり、
製作は（ａ），（ｂ），（ｃ）の順に進む。（ｄ），
（ｅ），（ｆ）は前記斜視図（ａ），（ｂ），（ｃ）の
各々に対応する縦断面図である。７はラジアルプレー
ト、８は同ラジアルプレート７の一部をなし一体的に作
られているベーン、９はバックプレート、１０は前記ベ
ーンが挿入される穴、１１はろう付け部である。
説明図である。図において、（ａ），（ｂ），（ｃ）は
製作の各段階におけるディフューザーの斜視図であり、
製作は（ａ），（ｂ），（ｃ）の順に進む。（ｄ），
（ｅ），（ｆ）は前記斜視図（ａ），（ｂ），（ｃ）の
各々に対応する縦断面図である。７はラジアルプレー
ト、８は同ラジアルプレート７の一部をなし一体的に作
られているベーン、９はバックプレート、１０は前記ベ
ーンが挿入される穴、１１はろう付け部である。
【０００３】従来の製作方法は、ラジアルプレート７に
ガス整流化の通路を構成するベーン８を機械加工にて形
成し、これを利用してバックプレート９に放電加工でベ
ーン８が入り込む穴１０を明け、この後、ラジアルプレ
ート７とバックプレート９をろう付け部１１で接合して
いた。
ガス整流化の通路を構成するベーン８を機械加工にて形
成し、これを利用してバックプレート９に放電加工でベ
ーン８が入り込む穴１０を明け、この後、ラジアルプレ
ート７とバックプレート９をろう付け部１１で接合して
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のディフューザー
の製作方法によると、ラジアルプレートに機械加工でベ
ーンを形成する際、ベーンが薄く、かつ高さが高いた
め、機械加工に長時間を要し、さらに加工不具合が多く
発生していた。又、ラジアルプレートとバックプレート
のろう付け接合にあたっては、接合強度向上のため、バ
ックプレートにベーンが入り込む穴を放電加工であける
工程が必要であった。いずれの加工も長時間を要し、か
つ困難な加工工程であった。
の製作方法によると、ラジアルプレートに機械加工でベ
ーンを形成する際、ベーンが薄く、かつ高さが高いた
め、機械加工に長時間を要し、さらに加工不具合が多く
発生していた。又、ラジアルプレートとバックプレート
のろう付け接合にあたっては、接合強度向上のため、バ
ックプレートにベーンが入り込む穴を放電加工であける
工程が必要であった。いずれの加工も長時間を要し、か
つ困難な加工工程であった。
【０００５】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、短
時間かつ低コストでディフューザーを製作することので
きる方法を提供しようとするものである。
時間かつ低コストでディフューザーを製作することので
きる方法を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、円板を中抜き加工して、環状の外周
部とその内側においてディフューザ完成時の相互位置関
係を保持して前記外周部に連なる複数の翼からなるベー
ンを形成し、同ベーンをフロントプレートとバックプレ
ートで挟み、上記複数の翼を上記両プレートに接合加工
して一体化させた後、上記ベーンの外周部を除去加工す
ることを特徴とするディフューザーの製作方法に関する
ものである。
したものであって、円板を中抜き加工して、環状の外周
部とその内側においてディフューザ完成時の相互位置関
係を保持して前記外周部に連なる複数の翼からなるベー
ンを形成し、同ベーンをフロントプレートとバックプレ
ートで挟み、上記複数の翼を上記両プレートに接合加工
して一体化させた後、上記ベーンの外周部を除去加工す
ることを特徴とするディフューザーの製作方法に関する
ものである。
【０００７】
【作用】円板を中抜きして、環状外周部と複数の翼とが
連ったものを作るのは、複数の翼がばらばらになること
を防ぐためであり、複数の翼を両プレートに一度に接合
するためである。両プレートと一体化させたのち、完成
品として不要な環状外周部を除去する。
連ったものを作るのは、複数の翼がばらばらになること
を防ぐためであり、複数の翼を両プレートに一度に接合
するためである。両プレートと一体化させたのち、完成
品として不要な環状外周部を除去する。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の一実施例に係るディフューザ
ーの製作工程説明図である。図において、（ａ），
（ｂ），（ｃ）は製作の各段階におけるディフューザー
の斜視図であり、製作は（ａ），（ｂ），（ｃ）の順に
進む。（ｄ），（ｅ），（ｆ）は前記斜視図（ａ），
（ｂ），（ｃ）の各々に対応する縦断面図である。１は
フロントプレートである。これは従来技術におけるラジ
アルプレートからベーン部分を除いた形状のものであ
る。２はベーン、３はバックプレート、４はろう付け
部、５はベーン外周部である。図２は上記ベーン２の正
面図であり、外周部５を残して加工され、外周部５によ
って連なっている翼部、図３は、後述するように製作の
最終段階で外周部５が除去された後のベーン２を示すデ
ィフューザーの正面図（一部除去して内部を示す）であ
る。
ーの製作工程説明図である。図において、（ａ），
（ｂ），（ｃ）は製作の各段階におけるディフューザー
の斜視図であり、製作は（ａ），（ｂ），（ｃ）の順に
進む。（ｄ），（ｅ），（ｆ）は前記斜視図（ａ），
（ｂ），（ｃ）の各々に対応する縦断面図である。１は
フロントプレートである。これは従来技術におけるラジ
アルプレートからベーン部分を除いた形状のものであ
る。２はベーン、３はバックプレート、４はろう付け
部、５はベーン外周部である。図２は上記ベーン２の正
面図であり、外周部５を残して加工され、外周部５によ
って連なっている翼部、図３は、後述するように製作の
最終段階で外周部５が除去された後のベーン２を示すデ
ィフューザーの正面図（一部除去して内部を示す）であ
る。
【０００９】本方法においては、まず、フロントプレー
ト１、ベーン２、バックプレート３を機械加工等により
製作する。ベーン２は、図２に示すように円板をワイヤ
カット放電加工により、多数の翼部６が形成されるよ
う、ベーン外周部５を残し、中抜き加工をしたものであ
る。このベーン２の接合面にニッケルろう材をのせ、そ
の後、図１（ｂ）に示すように、フロントプレート１、
ベーン２、バックプレート３をセンターが合うように重
ね合わせる。これに０．５kgf/cm2 の荷重をかけ、炉内
で液相拡散接合をする。この後、図１（ｃ）および図３
に示すように、ベーン外周部５を機械加工にて除去する
ことによりディフューザーを完成する。本ディフューザ
ーの製作法における液相拡散接合の条件の一例を表１に
示す。
ト１、ベーン２、バックプレート３を機械加工等により
製作する。ベーン２は、図２に示すように円板をワイヤ
カット放電加工により、多数の翼部６が形成されるよ
う、ベーン外周部５を残し、中抜き加工をしたものであ
る。このベーン２の接合面にニッケルろう材をのせ、そ
の後、図１（ｂ）に示すように、フロントプレート１、
ベーン２、バックプレート３をセンターが合うように重
ね合わせる。これに０．５kgf/cm2 の荷重をかけ、炉内
で液相拡散接合をする。この後、図１（ｃ）および図３
に示すように、ベーン外周部５を機械加工にて除去する
ことによりディフューザーを完成する。本ディフューザ
ーの製作法における液相拡散接合の条件の一例を表１に
示す。
【００１０】
【表１】
【００１１】本方法は部材をフロントプレート、ベー
ン、バックプレートの３つの部品に分け、ベーンは円板
にワイヤカット放電加工で翼部を形成したものとするこ
とによって、ラジアルプレートにベーンを形成する従来
の困難な機械加工をなくすことができる。さらに、この
ベーンとフロントプレート及びバックプレートとの接合
に液相拡散接合を採用することにより、バックプレート
にベーンをはめ込む穴をあけるやっかいな工程が不要と
なる。これらによって短時間かつ低コストでディフュー
ザーを製作することができる。
ン、バックプレートの３つの部品に分け、ベーンは円板
にワイヤカット放電加工で翼部を形成したものとするこ
とによって、ラジアルプレートにベーンを形成する従来
の困難な機械加工をなくすことができる。さらに、この
ベーンとフロントプレート及びバックプレートとの接合
に液相拡散接合を採用することにより、バックプレート
にベーンをはめ込む穴をあけるやっかいな工程が不要と
なる。これらによって短時間かつ低コストでディフュー
ザーを製作することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明のディフューザーの製作方法は、
円板を中抜き加工して、環状の外周部とその内側におい
てディフューザ完成時の相互位置関係を保持して前記外
周部に連なる複数の翼からなるベーンを形成し、同ベー
ンをフロントプレートとバックプレートで挟み、上記複
数の翼を上記両プレートに接合加工して一体化させた
後、上記ベーンの外周部を除去加工するので、短時間か
つ低コストでディフューザーを製作することができる。
円板を中抜き加工して、環状の外周部とその内側におい
てディフューザ完成時の相互位置関係を保持して前記外
周部に連なる複数の翼からなるベーンを形成し、同ベー
ンをフロントプレートとバックプレートで挟み、上記複
数の翼を上記両プレートに接合加工して一体化させた
後、上記ベーンの外周部を除去加工するので、短時間か
つ低コストでディフューザーを製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るディフューザーの製作
工程説明図。
工程説明図。
【図２】上記実施例のベーンの正面図であり、外周部を
残して加工された状態を示す。
残して加工された状態を示す。
【図３】上記実施例のディフューザーの正面図（一部除
去して内部を示す）であり、外周部を機械加工によって
除去した後のベーンを示す。
去して内部を示す）であり、外周部を機械加工によって
除去した後のベーンを示す。
【図４】従来のディフューザーの製作工程説明図。
１ フロントプレート ２ ベーン ３ バックプレート ４ ろう付け部 ５ ベーン外周部 ６ 翼部 ７ ラジアルプレート ８ ベーン ９ バックプレート １０ 穴 １１ ろう付け部
Claims (1)
- 【請求項１】 円板を中抜き加工して、環状の外周部と
その内側においてディフューザ完成時の相互位置関係を
保持して前記外周部に連なる複数の翼からなるベーンを
形成し、同ベーンをフロントプレートとバックプレート
で挟み、上記複数の翼を上記両プレートに接合加工して
一体化させた後、上記ベーンの外周部を除去加工するこ
とを特徴とするディフューザーの製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14164394A JP2831272B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ディフューザーの製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14164394A JP2831272B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ディフューザーの製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084695A JPH084695A (ja) | 1996-01-09 |
| JP2831272B2 true JP2831272B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15296823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14164394A Expired - Lifetime JP2831272B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | ディフューザーの製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2831272B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2904033B1 (fr) * | 2006-07-19 | 2011-01-21 | Snecma | Ensemble diffuseur-redresseur pour une turbomachine |
| US9469406B2 (en) * | 2014-09-26 | 2016-10-18 | Hamilton Sundstrand Corporation | Method of installing a diffuser in an air cycle machine |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14164394A patent/JP2831272B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH084695A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980818 |
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