JPS62117730A - 布・樹脂一体成形品の縁仕上げ処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は例えば自動車のドア）　ＩＪム、天井内張り材
等の樹脂積層成形品の縁仕上げに関するものであり、シ
ート状物の積層成形分野で利用されるものである。

〈従来の技術〉 自動車のドア）　ＩＪム、天井内張り板等車両内装板の
製造は、一般に熱可塑性合成樹脂板、或はシートを素材
にしてこれにクッション材、表皮材等を適宜に重合して
、コンブレッジ、ン成形、インジェクション成形等の成
形手段により積層シートを形成していた。そしてこれら
積層成形品の不要縁部は切断除去していた。このような
切断個所は、そのま＼では切断面が見え、外観を損なう
は勿論、切断面から剥離する欠陥もあるので、別途に縁
材を取付けて線処理したりしていた。

このような手段の改良技術として例えば特公昭５６−３
８３７８号公報にみられる如き改善が達成された。

該改善された技術は第５Ａ、第５Ｂ、第５０図に示す如
く、真空成形型Ｂ′上に、表皮層１０４、発泡体層１０
３、補強ネ、トＭ１発泡体層１０２、基板１０１を積層
して真空成形後、成形品１１０の周縁部１０５がまた軟
らかい内に、第５Ｂ図の如く押圧部材Ａ′を押圧して、
該周縁部１０５の厚さを約３厚に押圧薄肉化する。押圧
部材Ａ′はヒーター３１を内蔵し、端縁切断刃３３を備
えると共に押圧面に細幅凸条３２を有しており、押圧部
材Ａ′の押圧により不要端縁を切除すると共に、周縁部
１０５の略中央部に折り返し境目用凹条を形成し、第５
０図の如く周縁部を略中央から矢印Ｒの如く折り返して
、折り返し片を接着剤で止着したり自己接着させたり、
或は折り返し片登そのま＼押えて自己復帰しなくなるま
で冷却硬化させている０ 〈発明が解決しようとする問題点〉 前述した改良技術でもなお積層成形型の外に押圧部材が
必要であり、押圧部材の押圧作用による刃の押圧で端縁
な切除するため、周縁圧縮率の変更は刃の取替えが必要
であると共に、刃の損傷も激しく、又線処理の外観は良
いが、折り返し片の接着又は冷却硬化等に手間がかかっ
た。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は前述の如き従来技術の問題点を成形手段の改善
によって達成するものであり、第１Ａ１１Ｂ図に示す如
く、下型Ｂ上に所望加工材３積層して上型Ａを押圧成形
した場合、或いは第２Ａ。

２Ｅ、２０図に示す妬く表皮材を入れて上型Ａと下型Ｂ
とご型締めして合成樹脂１をインジェクション成形した
場合に、積層材の端末部５号薄肉とすると共に、端末薄
肉部５と積層材１０の通常肉厚部との境界部の下型のコ
ーナー面Ｃによって積層成形品にコーナー面Ｏに対応し
た四部Ｃ′を形成することにより所期の目的を達ｂｚシ
た。

く作用〉 成形用下型のコーナー面Ｏの存在により積層シート体を
上下型で押圧成形するに際し、積層材の通常部分から薄
肉部への移行部での下型による剪断作用及び引掛かりが
防止出来ると共に、成形品の端末部５を内側に折り込ん
で使用するに際し、四部０′の存在によって折り込みが
容易に出来ると共に、折り曲げ内隅部に形状保持用間隙
を形成するので折り曲げ端末部に対する本体側の干渉が
生じない。

端末部５が薄肉化したため、折り返し状態でも端部が厚
くなることがない。

〈実施例〉 第１Ａ、１１図はコンブレッジ、ン成形の実施態様を示
しており、図から明らかなように、下型Ｂと上型Ａとは
型締め時に積層品の本体部より端末部の方が薄肉となる
関係に、且つ端末部が下方に垂下状態となるように形成
すると共に、下型の端末部５と本体部との境界位置にコ
ーナー面０を水平軸に対して約３０°の傾斜に設けた。

積層シートは下型Ｂ上に合成樹脂（ポリエチレン、ポリ
プロピレン）１、接着用布２、り、シ、ン材（ウレタン
又は発泡ポリエチレン、発泡ポリエチレンン３、表皮用
布４の順に積層し、上型Ａを拝承して慣用のコンプレッ
ション成形をした。

型締めに際しては第１Ｂ図からも明らかな如く、積層材
の端末部は狭い垂下空隙部に押し込められるが、下型Ｂ
のコーナー面の存在によって積層材の成品としての支障
を来たすような損傷を生ずることなく押圧摺動して圧縮
形態となった。

成形終了後に積層成形品２上下型より離型し、第３Ａ図
の如く端末Ｎ５を矢印Ｒの方向に折り曲げて冷却した。

端末部５は少し元の状態にもどろうとしたが、はぼ図の
ように折り曲げた形状を保持した。第３Ｂ図に示す如く
薄肉化された端末部５は、下型のコーナー面０によって
形成された四部０′の存在によって、折り曲げ内側に空
隙が形成されて、折り曲げ状態でも端末部５が肉厚部の
千′渉を受けることなく、従って端末部５の折り曲げ状
態は安定した。

第３０図は、側縁部を垂直状態に折曲した成形品に於て
、四部Ｏ′及び薄肉部５企形成したもので、第３Ｂ図の
ものに対して成形形状のみが幾分相違するだけで、その
他は全く同じである。

第２Ａ、２Ｂ、２０，２Ｄ［’Ｗはインジェクシ。

ン成形に−より本発明を実施した場合の説［ガ図であり
、成形用樹脂の注入孔Ｎを適所に有する下型Ｂの端末垂
下部と本体部との境界部に約３００のコ−ナー面０８形
成し、下型Ｂ上にスポンジ材から成る表皮４をｅ２置し
く第２Ａ図ン、上型Ａを下降して型締めしく第２Ｂ図ン
、裏打ち用の成形樹脂１をインジェクシ、ン用注入孔Ｎ
から注入した。

樹脂の圧入により端末部５へはコーナー面Ｏの存在によ
り表皮４３圧縮しながら注入出来た。得られた成形品は
上下型から外して第３Ａ図の如く直ちに端末部５を内側
に折り曲げて、折り曲げ内側に凹部Ｏ′によって空隙を
形成し、薄肉端末部５が肉厚部の干渉を受けない形状が
得られた。

第２Ｄ図はインジェクシいン成形の下型Ｂに設けた四部
によって成形樹脂１に金具取付部１′を形成した例を示
すものであり、この加工手段は成形加工品（積層品）を
車体壁面等の基体に取付けるための取付具（フック、ブ
ツシュ等］も一体成形出来る利点がある。この加工手段
でも表皮材として布ご用いることも出来、厚みがあって
柔らかいシート材なら表皮材として適用出来た。

〈発明の効果〉 脚品の切断縁部は折り曲げによって外部から見えること
なく、手間及び費用を要せずに体裁の良い縁が形成出来
た。

成形品の周縁部は薄肉化して折り返したから、成形品周
縁が折り返し構造であるにかかわらず肉厚とならず、体
裁良く仕上がる。

端末部２折り返すため、縁の切断面は単に切断したま＼
で良い。そして切断面が外部に露出しないから、積層材
端縁からの層間剥離も防止された。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図は本発明の成形状況の概略説明断面図で、第１
Ｂ図は第１Ａ図の主要部拡大図である。 第２　Ａ　％第２Ｂ、第２ａ図は、それぞれ本発明の成
形状況の各段階を゛示す説明図であり、第２Ｄ図は１実
施例の成形品の断面側面図。 第３Ａ図は本発明によって得られた製品の概略断面図で
あり、第３Ｂ図は第３Ａ図の要部拡大図であり、第３ａ
図は他の実施例に於ける第３Ｂ図相当図である。 第４図は本発明品の取付は状態説明側面図。 第５Ａ、第５　ｍ　ｓ第５ａ図は、それぞれ従来方法の
各段階説明断面図。 １：合成樹脂、２：接着用布、３：クッシ、ン材、４：
表皮、５：端末部、６：薄肉樹脂、７：基材、１０：積
層材、Ａ：上型、Ｂ：下型、ａ：コーナー面。 特許出顆人 プラマック株式会社 特許出願代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、下型（Ｂ）と上型（Ａ）とを、型締め時に積層材（
   １０）の本体部分と該部分より薄い間隔の端末部を形成
   する関係に構成し、下型の積層材本体部分と端末部分（
   ５）との境界位置に傾斜コーナー面（Ｃ）を形成し、上
   下型間で少なくとも表皮材（４）と裏打材（１）とを包
   含する積層材（１０）を成形し、成形品を離型して、該
   コーナー面（Ｃ）により形成された凹部（Ｃ′）が空隙
   を形成する状態に薄肉の端末部分（５）を折り曲げるこ
   とを特徴とする布・樹脂一体成形品の縁仕上げ処理方法
   。 ２、インジェクション成形によって裏打材（１）に取付
   部（１′）を一体成形する特許請求の範囲第１項に記載
   の方法。