JPH048219B2 - - Google Patents

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JPH048219B2
JPH048219B2 JP60257826A JP25782685A JPH048219B2 JP H048219 B2 JPH048219 B2 JP H048219B2 JP 60257826 A JP60257826 A JP 60257826A JP 25782685 A JP25782685 A JP 25782685A JP H048219 B2 JPH048219 B2 JP H048219B2
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JP
Japan
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mold
end portion
laminated
molded product
corner surface
Prior art date
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Application number
JP60257826A
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English (en)
Other versions
JPS62117730A (ja
Inventor
Shokichi Maruyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PURAMATSUKU KK
Original Assignee
PURAMATSUKU KK
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Application filed by PURAMATSUKU KK filed Critical PURAMATSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は例えば自動車のドアトリム、天井内張
り材等の樹脂積層成形品の縁仕上げに関するもの
であり、シート状物の積層成形分野で利用される
ものである。
<従来の技術> 自動車のドアトリム、天井内張り板等車両内装
板の製造は、一般に熱可塑性合成樹脂板、或はシ
ートを素材にしてこれにクツシヨン材、表皮材等
を適宜に重合して、コンプレツシヨン成形、イン
ジエクシヨン成形等の成形手段により積層シート
を形成していた。そしてこれら積層成形品の不要
縁部は切断除去していた。このような切断個所
は、そのまゝでは切断面が見え、外観を損なうは
勿論、切断面から剥離する欠陥もあるので、別途
に縁材を取付けて縁処理したりしていた。
このような手段の改良技術として例えば特公昭
56−38383号公報にみられる如き改善が達成され
た。
該改善された技術は第5A、第5B、第5C図
に示す如く、真空成形型B′上に、表皮層104、
発泡体層103、補強ネツトM、発泡体層10
2、基板101を積層して真空成形後、成形品1
10の周縁部105がまた軟らかい内に、第5B
図の如く押圧部材A′を押圧して、該周縁部10
5の厚さを約1/2厚に押圧薄肉化する。押圧部材
A′はヒーター31を内臓し、端縁切断刃33を
備えると共に押圧面に細幅凸条32を有してお
り、押圧部材A′の押圧により不要端縁を切除す
ると共に、周縁部105の略中央部に折り返し境
目用凹条を形成し、第5C図の如く周縁部を略中
央から矢印Rの如く折り返して、折り返し片を接
着剤で止着したり自己接着させたり、或は折り返
し片をそのまゝ押えて自己復帰しなくなるまで冷
却硬化させている。
<発明が解決しようとする問題点> 前述した改良技術でもなお積層成形型の外に押
圧部材が必要であり、押圧部材の押圧作用による
刃の押圧で端縁を切除するため、周縁圧縮率の変
更は刃の取替えが必要であると共に、刃の損傷も
激しく、又縁処理の外観は良いが、折り返し片の
接着又は冷却硬化等に手間がかかつた。
また、積層材を成形した後に、更に折り返し境
目用凹条を形成する圧縮工程を施すため、塑性変
形し難い表皮材が用いられている場合には、表皮
材に皺等の引張に歪によるきずを発生して外観を
損うこともあつた。
<問題点を解決するための手段> 本発明は前述の如き従来技術の問題点を成形手
段の改善によつて達成するものであり、第1A,
1B図に示す如く、下型B上に所望加工材を積層
して上型Aを押圧成形した場合、或いは第2A,
2B,2C図に示す如く表皮材を入れて上型Aと
下型Bとを型締めして合成樹脂1をインジエクシ
ヨン成形した場合に、積層材の端末部5を薄肉と
すると共に、端末薄肉部分5と積層材10の通常
肉厚部との境界部の下型のコーナー面Cによつて
積層成形品にコーナー面Cに対応した凹部C′を形
成することにより所期の目的を達成した。
<作用> 成形用下型のコーナー面Cの存在により積層シ
ート体を上下型で押圧成形するに際し、積層材の
通常部分から薄肉部への移行部での下型による剪
断作用及び引掛かりが防止出来ると共に、成形品
の端末部5を内側に折り込んで使用するに際し、
凹部C′の存在によつて折り込みが容易に出来ると
共に、折り曲げ内隅部に形状保持用間隔を形成す
るので折り曲げ端末部に対する本体側の干渉が生
じない。
端末部5が薄肉化したため、折り返し状態でも
端部が厚くなることがない。
<実施例> 第1A,1B図はコンプレツシヨン成形の実施
態様を示しており、図から明らかなように、下型
Bと上型Aとは型締め時に積層品の本体部より端
末部の方が薄肉となる関係に、且つ端末部が下方
に垂下状態となるように形成すると共に、下型の
端末部5と本体部との境界位置にコーナー面Cを
水平軸に対して角度αが約30゜の傾斜に設けた。
積層シートは下型B上に合成樹脂(ポリエチレ
ン、ポリプロピレン)1、接着用布2、クツシヨ
ン材(ウレタン又は発泡ポリエチレン、発泡ポリ
プロピレン)3、表皮用布4の順に積層し、上型
Aを押圧して慣用のコンプレツシヨン成形をし
た。
型締めに際しては第1B図からも明らなか如
く、積層材の端末部は狭い垂下空隙部に押し込め
られるが、下型Bのコーナー面の存在によつて積
層材の成品としての支障を来たすような損傷を生
ずることなく押圧摺動して圧縮形態となつた。
成形終了後に積層成形品を上下型より離型し、
第3A図の如く端末部5を矢印Rの方向に折り曲
げて冷却した。端末部5は少し元の状態にもどろ
うとしたが、ほぼ図のように折り曲げた形状を保
持した。第3B図に示す如く薄肉化された端末部
5は、下型のコーナー面Cによつて形成された凹
部C′の存在によつて、折り曲げ内側に空隙が形成
されて、折り曲げ状態でも端末部5が肉厚部の干
渉を受けることなく、従つて端末部5の折り曲げ
状態は安定した。
第3C図は、側縁部を垂直状態に折曲した成形
品に於て、凹部C′及び薄肉部5を形成したもの
で、第3B図のものに対して成形形状のみが幾分
相違するだけで、その他は全く同じである。
第2A,2B,2C,2D図はインジエクシヨ
ン成形により本発明を実施した場合の説明図であ
り、成形用樹脂の注入孔Nを適所に有する下型B
の端末垂下部と本体部との境界部に約30゜のコー
ナー面Cを形成し、下型B上にスポンジ材から成
る表皮4を載置し(第2A図)、上型Aを下降し
て型締めし(第2B図)、裏打ち用の成形樹脂1
をインジエクシヨン用注入孔Nから注入した。樹
脂の圧入により端末部5へはコーナー面Cの存在
により表皮4を圧縮しながら注入出来た。得られ
た成形品は上下型から外して第3A図の如く直ち
に端末部5を内側に折り曲げて、折り曲げ内側に
凹部C′によつて空隙を形成し、薄肉端末部5が肉
厚部の干渉を受けない形状が得られた。
第2D図はインジエクシヨン成形の下型Bに設
けた凹部によつて成形樹脂1に金具取付部1′を
形成した例を示すものであり、この加工手段は成
形加工品(積層品)を車体壁面等の基体に取付け
るための取付具(フツク、ブツシユ等)も一体成
形出来る利点がある。この加工手段でも表皮材と
して布を用いることも出来、厚みがあつて柔らか
いシート材なら表皮材として適用出来た。
<発明の効果> 製品の切断縁部は折り曲げによつて外部から見
えることなく、手間及び費用を要せずに体裁の良
い縁が形成出来た。
成形品の周縁部は薄肉化して折り返したから、
成形品周縁が折り返し構造であるにかかわらず肉
厚とならず、体裁良く仕上がる。
端末部を折り返すため、縁の切断面は単に切断
したまゝで良い。そして切断面が外部に露出しな
いから、積層材端縁からの層間剥離も防止され
た。
成形型に傾斜コーナー面を形成しておいて、積
層材の成形と同時に折り曲げ用凹部を形成するた
め、従来の折り曲げ用凹部形成のための押圧部材
を用いる1工程が省略出来、更にその上、表皮材
には従来例の如き引張り歪のきずを発生すること
なく、外観のきれいな製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の成形状況の概略説明断面図
で、第1B図は第1A図の主要部拡大図である。
第2A、第2B、第2C図は、それぞれ本発明の
成形状況の各段階を示す説明図であり、第2D図
は1実施例の成形品の断面側面図。第3A図は本
発明によつて得られた製品の概略断面図であり、
第3B図は第3A図の要部拡大図であり、第3C
図は他の実施例に於ける第3B図相当図である。
第4図は本発明品の取付け状態説明側面図。第5
A、第5B、第5C図は、それぞれ従来方法の各
段階説明断面図。 1:合成樹脂、2:接着用布、3:クツシヨン
材、4:表皮、5:端末部、6:薄肉樹脂、7:
基材、10:積層材、A:上型、B:下型、C:
コーナー面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下型Bと上型Aとを、型締め時に積層材10
    の本体部分と該部分より薄い間隔の端末部を形成
    する関係に構成し、下型の積層材本体部分と端末
    部分5との境界位置に傾斜コーナー面Cを形成
    し、上下型間で少なくとも表皮材4と裏打材1と
    を包含する積層材10を成形し、成形品を離型し
    て、該コーナー面Cにより形成された凹部C′が空
    隙を形成する状態に薄肉の端末部分5を折り曲げ
    ることを特徴とする布・樹脂一体成形品の縁仕上
    げ処理方法。 2 インジエクシヨン成形によつて裏打材1に取
    付部1′を一体成形する特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
JP60257826A 1985-11-19 1985-11-19 布・樹脂一体成形品の縁仕上げ処理方法 Granted JPS62117730A (ja)

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JP60257826A JPS62117730A (ja) 1985-11-19 1985-11-19 布・樹脂一体成形品の縁仕上げ処理方法

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JP1183640A Division JPH0243026A (ja) 1989-07-18 1989-07-18 布・樹脂一体成形品の成形方法

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JPS62117730A JPS62117730A (ja) 1987-05-29
JPH048219B2 true JPH048219B2 (ja) 1992-02-14

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EP0272635B1 (en) * 1986-12-19 1992-08-05 Takeda Chemical Industries, Ltd. A molding process of fiber reinforced plastics
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JPS5812730A (ja) * 1981-07-15 1983-01-24 Kurabo Ind Ltd 折り曲げ硬質発泡体複合板の製造方法

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