JP2881793B2 - 小型プリンタのステップモータの制御方法 - Google Patents
小型プリンタのステップモータの制御方法Info
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- JP2881793B2 JP2881793B2 JP1018705A JP1870589A JP2881793B2 JP 2881793 B2 JP2881793 B2 JP 2881793B2 JP 1018705 A JP1018705 A JP 1018705A JP 1870589 A JP1870589 A JP 1870589A JP 2881793 B2 JP2881793 B2 JP 2881793B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電卓等に搭載するステップモータを用いた小
型プリンタの制御方法に関する。
型プリンタの制御方法に関する。
[従来の技術] 従来この種のプリンタのステップモータの制御方法
は、特開昭61−164865の第5図に示されるように、選
択、印字行程と、紙送り行程は、共に、1−2相通電を
採用しており、紙送り行程では、長いパルスを通電して
いた。
は、特開昭61−164865の第5図に示されるように、選
択、印字行程と、紙送り行程は、共に、1−2相通電を
採用しており、紙送り行程では、長いパルスを通電して
いた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前記の従来技術による1−2相通電のみの場
合には、負荷の高い行程においてパルスの長さを長くす
るだけで対応しており、第13図に示すように、スピード
アップ、即ち、トルクT1を発生させるf1を増加するため
には、トルクカーブを矢印C方向へ移動させなければな
らなかった。従って、より発生トルクの大きいモータが
必要となり、モータの大型化、コストアップという問題
を避けることができなかった。
合には、負荷の高い行程においてパルスの長さを長くす
るだけで対応しており、第13図に示すように、スピード
アップ、即ち、トルクT1を発生させるf1を増加するため
には、トルクカーブを矢印C方向へ移動させなければな
らなかった。従って、より発生トルクの大きいモータが
必要となり、モータの大型化、コストアップという問題
を避けることができなかった。
本発明は、上記の欠点を解決するために成されたもの
であり、モータを小型、安価、且つ高スピードとするこ
とを目的とする。
であり、モータを小型、安価、且つ高スピードとするこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る小型プリンタのステップモータの制御方
法は、外周に活字を配設し回動可能な活字ドラムと、該
活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前記ステ
ップモータにより間欠的に紙送りを行う紙送り機構とを
有するプリンタの前記ステップモータを制御する方法に
おいて、前記ステップモータにより前記活字ドラムを回
動させつつ印字を行うタイミングにおいては、1−2相
通電を行い、前記ステップモータにより前記紙送り機構
が紙送りを行うタイミングにおいては、2相通電を行う
ことを特徴とする。この場合において、前記プリンタ
は、前記ステップモータにより前記活字ドラムを桁方向
に間欠的に移動させる移動機構をさらに有し、前記ステ
ップモータにより前記移動機構が前記活字ドラムを桁方
向に移動させるタイミングにおいて、2相通電を行うよ
うにしてもよい。
法は、外周に活字を配設し回動可能な活字ドラムと、該
活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前記ステ
ップモータにより間欠的に紙送りを行う紙送り機構とを
有するプリンタの前記ステップモータを制御する方法に
おいて、前記ステップモータにより前記活字ドラムを回
動させつつ印字を行うタイミングにおいては、1−2相
通電を行い、前記ステップモータにより前記紙送り機構
が紙送りを行うタイミングにおいては、2相通電を行う
ことを特徴とする。この場合において、前記プリンタ
は、前記ステップモータにより前記活字ドラムを桁方向
に間欠的に移動させる移動機構をさらに有し、前記ステ
ップモータにより前記移動機構が前記活字ドラムを桁方
向に移動させるタイミングにおいて、2相通電を行うよ
うにしてもよい。
また、本発明の小型プリンタのステップモータの制御
方法は、外周に活字を配設し回動可能な活字ドラムと、
該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前記ス
テップモータにより前記活字ドラムを桁方向に間欠的に
移動させる移動機構とを有するプリンタの前記ステップ
モータを制御する方法において、前記ステップモータに
より前記活字ドラムを回動させつつ印字を行うタイミン
グにおいては、1−2相通電を行い、前記ステップモー
タにより前記移動機構が前記活字ドラムを桁方向に移動
させるタイミングにおいては、2相通電を行うことを特
徴とする。
方法は、外周に活字を配設し回動可能な活字ドラムと、
該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前記ス
テップモータにより前記活字ドラムを桁方向に間欠的に
移動させる移動機構とを有するプリンタの前記ステップ
モータを制御する方法において、前記ステップモータに
より前記活字ドラムを回動させつつ印字を行うタイミン
グにおいては、1−2相通電を行い、前記ステップモー
タにより前記移動機構が前記活字ドラムを桁方向に移動
させるタイミングにおいては、2相通電を行うことを特
徴とする。
更に、本発明の小型プリンタのステップモータの制御
方法は、外周に活字を配設し回動可能な活字ドラムと、
該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前記ス
テップモータにより前記活字ドラムを回動させつつ印字
を行うタイミング以外のタイミングにおいて前記ステッ
プモータから動力の供給を受けて作動する機構とを有す
るプリンタの前記ステップモータを制御する方法におい
て、前記ステップモータにより前記活字ドラムを回動さ
せつつ印字を行うタイミングでは、1−2相通電を行
い、前記ステップモータにより前記機構が前記ステップ
モータから動力の供給を受けて作動するタイミングで
は、2相通電を行うことを特徴とする。
方法は、外周に活字を配設し回動可能な活字ドラムと、
該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前記ス
テップモータにより前記活字ドラムを回動させつつ印字
を行うタイミング以外のタイミングにおいて前記ステッ
プモータから動力の供給を受けて作動する機構とを有す
るプリンタの前記ステップモータを制御する方法におい
て、前記ステップモータにより前記活字ドラムを回動さ
せつつ印字を行うタイミングでは、1−2相通電を行
い、前記ステップモータにより前記機構が前記ステップ
モータから動力の供給を受けて作動するタイミングで
は、2相通電を行うことを特徴とする。
[作用] 本発明の上記の制御方法によれば、プリンタの1印字
ライン中で負荷の高いタイミング即ち、紙送り行程、活
字ドラムのスライド行程においてはステップモータを2
相通電により駆動し、負荷の低いタイミング即ち、選択
行程では1−2相通電により駆動されるものである。
ライン中で負荷の高いタイミング即ち、紙送り行程、活
字ドラムのスライド行程においてはステップモータを2
相通電により駆動し、負荷の低いタイミング即ち、選択
行程では1−2相通電により駆動されるものである。
[実施例] 第1図、第2図、第3図、第4図はそれぞれ本発明の
実施例におけるタイムチャート図、分解斜視図、平断面
図、側断面図である。
実施例におけるタイムチャート図、分解斜視図、平断面
図、側断面図である。
まず、プリンタの機構説明をする。
1はフレームであり、穴101、溝102を設けてある。2
はステップモータであり、外周に溝201と各活字の位相
に対応したラチェット歯202が設けてある。3は活字ド
ラムであり、カム溝301、溝302、突起303、紙送り駆動
歯車304、リセット信号カム305が一体成形されており、
外周に貫通穴306が設けてある。4は活字シートであ
り、表面に活字401と、裏面には活字401に対応して突起
402とを配設してあり、突起402を貫通穴306に挿通して
活字ドラム3に巻装されている。5及び6は電磁石の継
鉄を成すヨーク、7はヨーク6に固定した鉄心、8は活
字401の2桁に1個の割合で配置したコイル、9はコイ
ル8の内部に摺動可能にセットしたハンマ、10はコイル
8の内部に位置し、ハンマ9とほぼ一体的に動き、コイ
ル8に通電すると吸引力により鉄心7に吸引される吸引
板である。ヨーク5の一端501はステップモータ2を貫
通し、一端502は軸受け11を貫通する。軸受け11は活字
ドラム3を軸支し、活字ドラム3の突起303はステップ
モータ2の溝201と係合する。ヨーク5は穴503、504に
よりフレーム1に位置決めされ固定される。ステップモ
ータ2及び軸受け11は桁方向に揺動不能であるが、活字
ドラム3は桁方向に揺動可能である。12は回転子であ
り、フレーム1の穴101に枢支され、活字ドラム3のカ
ム溝301と係合し、活字ドラム3を1回転ごとに1桁分
桁方向に揺動させる。13は第一検出ばねであり、14は第
二検出ばねである。第一検出ばね13の湾曲部131が活字
ドラム3のリセット信号カム305に乗り上げ、第一検出
ばね13と第二検出ばね14とが接触することにより、活字
ドラム3の2回転に1回リセット信号を発生させる。15
はインクローラカバーであり、インクローラ軸16を軸支
する。インクローラ受け17は、黒色インクローラ18また
は赤色インクローラ19を挿着し、インクローラ軸16に遊
貫されており、その隔壁部171はインクローラカバー15
の溝151に遊嵌され、インクローラ18及び19の桁方向の
位置決めを行なっている。20は紙送り軸であり、紙送り
ゴム21を貫通しフレーム1に取り付けられたプラテン22
に軸支されている。23は紙送り歯車であり、紙送り軸20
と同軸上にプラテン22に軸支され、フレーム1に取り付
けられた紙送りばね24により紙送り軸20側に押し付けら
れている。紙送り歯車23と紙送り軸20とは三角歯により
ワンウェイクラッチを成して係合し、紙送り方向の回転
では紙送り歯車23が紙送り軸20を確実に駆動するように
なっている。紙押えローラ25は両端をフレーム1に支持
された紙押え軸26に挿通され、紙押え軸26のばね力によ
り印字紙31を紙送りゴム21に押し付けている。27はフレ
ーム1に取り付けられた逆転止め爪であり、ステップモ
ータ2のラチェット歯202の度当りとなり、活字401を印
字位置28に停止させる。29はインクローラフレームであ
り、突起291が活字ドラム3の溝302に係合することによ
り、フレーム1の溝102に沿って活字ドラム3と一体的
に揺動する。30はインクローラばねであり、インクロー
ラ18及び19を活字ドラム3側に押し付けている。
はステップモータであり、外周に溝201と各活字の位相
に対応したラチェット歯202が設けてある。3は活字ド
ラムであり、カム溝301、溝302、突起303、紙送り駆動
歯車304、リセット信号カム305が一体成形されており、
外周に貫通穴306が設けてある。4は活字シートであ
り、表面に活字401と、裏面には活字401に対応して突起
402とを配設してあり、突起402を貫通穴306に挿通して
活字ドラム3に巻装されている。5及び6は電磁石の継
鉄を成すヨーク、7はヨーク6に固定した鉄心、8は活
字401の2桁に1個の割合で配置したコイル、9はコイ
ル8の内部に摺動可能にセットしたハンマ、10はコイル
8の内部に位置し、ハンマ9とほぼ一体的に動き、コイ
ル8に通電すると吸引力により鉄心7に吸引される吸引
板である。ヨーク5の一端501はステップモータ2を貫
通し、一端502は軸受け11を貫通する。軸受け11は活字
ドラム3を軸支し、活字ドラム3の突起303はステップ
モータ2の溝201と係合する。ヨーク5は穴503、504に
よりフレーム1に位置決めされ固定される。ステップモ
ータ2及び軸受け11は桁方向に揺動不能であるが、活字
ドラム3は桁方向に揺動可能である。12は回転子であ
り、フレーム1の穴101に枢支され、活字ドラム3のカ
ム溝301と係合し、活字ドラム3を1回転ごとに1桁分
桁方向に揺動させる。13は第一検出ばねであり、14は第
二検出ばねである。第一検出ばね13の湾曲部131が活字
ドラム3のリセット信号カム305に乗り上げ、第一検出
ばね13と第二検出ばね14とが接触することにより、活字
ドラム3の2回転に1回リセット信号を発生させる。15
はインクローラカバーであり、インクローラ軸16を軸支
する。インクローラ受け17は、黒色インクローラ18また
は赤色インクローラ19を挿着し、インクローラ軸16に遊
貫されており、その隔壁部171はインクローラカバー15
の溝151に遊嵌され、インクローラ18及び19の桁方向の
位置決めを行なっている。20は紙送り軸であり、紙送り
ゴム21を貫通しフレーム1に取り付けられたプラテン22
に軸支されている。23は紙送り歯車であり、紙送り軸20
と同軸上にプラテン22に軸支され、フレーム1に取り付
けられた紙送りばね24により紙送り軸20側に押し付けら
れている。紙送り歯車23と紙送り軸20とは三角歯により
ワンウェイクラッチを成して係合し、紙送り方向の回転
では紙送り歯車23が紙送り軸20を確実に駆動するように
なっている。紙押えローラ25は両端をフレーム1に支持
された紙押え軸26に挿通され、紙押え軸26のばね力によ
り印字紙31を紙送りゴム21に押し付けている。27はフレ
ーム1に取り付けられた逆転止め爪であり、ステップモ
ータ2のラチェット歯202の度当りとなり、活字401を印
字位置28に停止させる。29はインクローラフレームであ
り、突起291が活字ドラム3の溝302に係合することによ
り、フレーム1の溝102に沿って活字ドラム3と一体的
に揺動する。30はインクローラばねであり、インクロー
ラ18及び19を活字ドラム3側に押し付けている。
以上の構成からなる機構の動きを説明する。本実施例
では、第1図に示すように活字ドラム3の2回転を1行
の印字サイクルとし、1行の印字サイクルは第1行程か
ら第5行程までの5行程により構成される。活字ドラム
3の回転及び停止はステップモータ2の通電制御により
行なわれる。
では、第1図に示すように活字ドラム3の2回転を1行
の印字サイクルとし、1行の印字サイクルは第1行程か
ら第5行程までの5行程により構成される。活字ドラム
3の回転及び停止はステップモータ2の通電制御により
行なわれる。
第1行程において活字ドラム3は第3図に示すよう
に、ステップモータ2の側、即ち下位桁側に寄った位置
におり、ハンマ9と活字401との位置関係は第5図に示
す通りである。なお、1個のハンマ9は活字401の2桁
分の印字を担当する。ステップモータ2に通電し矢印A
方向に回転させると、この回転にともない印字位置28に
は順次活字401が位置する。所望の色の所望の活字401が
印字位置28に対向したときにステップモータ2を制御
し、活字ドラム3を停止させる。この際、正確かつ迅速
に活字ドラム3を停止させるためには、ステップモータ
2に逆転(矢印B方向)する通電を与え、ラチェット歯
202を逆転止め爪27に度当りさせればよい。活字ドラム
3の停止中に所望の桁のコイル8に通電し吸引板10を吸
引させ、ハンマ9を動作させ活字401を印字紙31に押圧
し印字を行なう。コイル8の通電を遮断後、再びステッ
プモータ2を矢印A方向に回転させる。所望の各活字に
おいて同様の動作を繰り返し、第1行程を終了する。
に、ステップモータ2の側、即ち下位桁側に寄った位置
におり、ハンマ9と活字401との位置関係は第5図に示
す通りである。なお、1個のハンマ9は活字401の2桁
分の印字を担当する。ステップモータ2に通電し矢印A
方向に回転させると、この回転にともない印字位置28に
は順次活字401が位置する。所望の色の所望の活字401が
印字位置28に対向したときにステップモータ2を制御
し、活字ドラム3を停止させる。この際、正確かつ迅速
に活字ドラム3を停止させるためには、ステップモータ
2に逆転(矢印B方向)する通電を与え、ラチェット歯
202を逆転止め爪27に度当りさせればよい。活字ドラム
3の停止中に所望の桁のコイル8に通電し吸引板10を吸
引させ、ハンマ9を動作させ活字401を印字紙31に押圧
し印字を行なう。コイル8の通電を遮断後、再びステッ
プモータ2を矢印A方向に回転させる。所望の各活字に
おいて同様の動作を繰り返し、第1行程を終了する。
第2行程は、活字ドラム3が下位桁側から上位桁側に
移動する行程である。ステップモータ2の回転にともな
いカム溝301と回転子12との係合により活字ドラム3が
1桁分上位桁側に移動する。
移動する行程である。ステップモータ2の回転にともな
いカム溝301と回転子12との係合により活字ドラム3が
1桁分上位桁側に移動する。
第3行程では活字ドラム3は上位桁側に位置し、ハン
マ9と活字401との位置関係は第6図に示す通りにな
る。この位置関係において、第1行程と同様の動作を繰
り返し、所望の活字を印字する。また第3行程初期にお
いて、活字ドラム3の紙送り駆動歯車304は紙送り歯車2
3と歯合する角度まで回転してくるが、紙送り駆動歯車3
04と紙送り歯車23との桁方向の位置関係は第8図及び第
10図に示すように歯合不能となっているため、紙送り歯
車23は回転せず、従って紙送りも行なわれない。またこ
の時期に、活字ドラム3のリセット信号カム305が第一
検出ばね13の湾曲部131を押し上げる角度まで回転して
くるが、リセット信号カム305と第一検出ばね13との桁
方向の位置関係は第11図に示すように係合不能となって
いるため、第一検出ばね13の湾曲部131は押し上げられ
ず、従ってリセット信号も発生しない。
マ9と活字401との位置関係は第6図に示す通りにな
る。この位置関係において、第1行程と同様の動作を繰
り返し、所望の活字を印字する。また第3行程初期にお
いて、活字ドラム3の紙送り駆動歯車304は紙送り歯車2
3と歯合する角度まで回転してくるが、紙送り駆動歯車3
04と紙送り歯車23との桁方向の位置関係は第8図及び第
10図に示すように歯合不能となっているため、紙送り歯
車23は回転せず、従って紙送りも行なわれない。またこ
の時期に、活字ドラム3のリセット信号カム305が第一
検出ばね13の湾曲部131を押し上げる角度まで回転して
くるが、リセット信号カム305と第一検出ばね13との桁
方向の位置関係は第11図に示すように係合不能となって
いるため、第一検出ばね13の湾曲部131は押し上げられ
ず、従ってリセット信号も発生しない。
第4行程は、活字ドラム3が上位桁側から下位桁側に
移動する行程である。ステップモータ2の回転にともな
いカム溝301と回転子12との係合により活字ドラム3が
1桁分下位桁側に移動する。
移動する行程である。ステップモータ2の回転にともな
いカム溝301と回転子12との係合により活字ドラム3が
1桁分下位桁側に移動する。
第5行程は紙送りの行程である。この行程において活
字ドラム3は第3図に示すように下位桁側に位置し、紙
送り駆動歯車304と紙送り歯車23との位置関係は第7図
及び第9図に示すように歯合可能となっている。またリ
セット信号カム305と第一検出ばね13との桁方向の位置
関係は第12図に示すように係合可能となっている。活字
ドラム3の回転にともない紙送り駆動歯車304と紙送り
歯車23とが歯合し、紙送り歯車23が所定量回転し、1行
分の紙送りを行なう。またこの紙送りの最中にリセット
信号カム305が第一検出ばね13の湾曲部131を押し上げ、
第一検出ばね13と第二検出ばね14とが接触し、リセット
信号が発生する。このリセット信号を検出した後、所定
の位置でステップモータ2を停止させ、1行の印字サイ
クルが終了する。
字ドラム3は第3図に示すように下位桁側に位置し、紙
送り駆動歯車304と紙送り歯車23との位置関係は第7図
及び第9図に示すように歯合可能となっている。またリ
セット信号カム305と第一検出ばね13との桁方向の位置
関係は第12図に示すように係合可能となっている。活字
ドラム3の回転にともない紙送り駆動歯車304と紙送り
歯車23とが歯合し、紙送り歯車23が所定量回転し、1行
分の紙送りを行なう。またこの紙送りの最中にリセット
信号カム305が第一検出ばね13の湾曲部131を押し上げ、
第一検出ばね13と第二検出ばね14とが接触し、リセット
信号が発生する。このリセット信号を検出した後、所定
の位置でステップモータ2を停止させ、1行の印字サイ
クルが終了する。
1印字サイクル中の負荷のレベルは、第1図に示す通
りであり、活字ドラム3の回転行程である第1行程、第
3行程では低く、活字ドラム3の桁移動の行程である第
2行程、第4行程及び紙送りの行程である第5行程では
高い。
りであり、活字ドラム3の回転行程である第1行程、第
3行程では低く、活字ドラム3の桁移動の行程である第
2行程、第4行程及び紙送りの行程である第5行程では
高い。
一方、ステップモータのトルクと周波数の関係は、第
13図に示す通りであり、2相通電は低周波数領域(f1、
f2付近)では発生トルクが高いが、高速応答性が悪くパ
ルスレートf3ではモータは追従できない。1−2相通電
は低周波領域では発生トルクは低いが、高速応答性に優
れておりパルスレートf3でトルクT2が得られる。そこ
で、モータにT1及びT2の負荷が作用する場合、負荷T2に
対しては1−2相通電で対応するが、負荷T1を得るため
に1−2相通電ではパルスレートをf1にしなければなら
ないところを、2相通電ではf2とすることができる。従
って、高い印字スピードを実現することができる。
13図に示す通りであり、2相通電は低周波数領域(f1、
f2付近)では発生トルクが高いが、高速応答性が悪くパ
ルスレートf3ではモータは追従できない。1−2相通電
は低周波領域では発生トルクは低いが、高速応答性に優
れておりパルスレートf3でトルクT2が得られる。そこ
で、モータにT1及びT2の負荷が作用する場合、負荷T2に
対しては1−2相通電で対応するが、負荷T1を得るため
に1−2相通電ではパルスレートをf1にしなければなら
ないところを、2相通電ではf2とすることができる。従
って、高い印字スピードを実現することができる。
尚、ここで言う2相通電とは、ステップモータを駆動
する際に各ステップを全て2相のコイルに通電し駆動す
る方式であり、1−2相通電とは1相のコイルの通電と
2相のコイルの通電を交互に行い駆動する方法である。
する際に各ステップを全て2相のコイルに通電し駆動す
る方式であり、1−2相通電とは1相のコイルの通電と
2相のコイルの通電を交互に行い駆動する方法である。
各行程におけるモータの駆動方法は第1図の「ステッ
プモータの駆動方式」に示すものであり、第1行程、第
3行程は高い周波数の1−2相通電により駆動し第2行
程、第4行程、第5行程は低い周波数の2相通電を行な
っている。
プモータの駆動方式」に示すものであり、第1行程、第
3行程は高い周波数の1−2相通電により駆動し第2行
程、第4行程、第5行程は低い周波数の2相通電を行な
っている。
全行程中、インクローラ18、19はインクローラフレー
ム29とともに活字ドラム3と一体的に揺動し、活字401
にインクを供給する。第2図に示すように、インクロー
ラ受け17の隔壁部171の外径はインクローラ18、19の外
径より大きいため、黒色インクローラ18のインクと赤色
インクローラ19のインクとが混色することはない。ま
た、インクローラ受け17はインクローラ軸16に遊貫され
ており、その隔壁部171はインクローラカバー15の溝151
に遊嵌され、インクローラ18、19の桁方向の位置決めを
行なっているため、溝151の寸法精度を確保することに
より、活字401に対するインクローラ18、19の桁方向の
位置精度を容易に確保することができる。
ム29とともに活字ドラム3と一体的に揺動し、活字401
にインクを供給する。第2図に示すように、インクロー
ラ受け17の隔壁部171の外径はインクローラ18、19の外
径より大きいため、黒色インクローラ18のインクと赤色
インクローラ19のインクとが混色することはない。ま
た、インクローラ受け17はインクローラ軸16に遊貫され
ており、その隔壁部171はインクローラカバー15の溝151
に遊嵌され、インクローラ18、19の桁方向の位置決めを
行なっているため、溝151の寸法精度を確保することに
より、活字401に対するインクローラ18、19の桁方向の
位置精度を容易に確保することができる。
本実施例においては黒と赤の2色の印字を行なってい
るが、必要に応じてどんな色をどんな配列で使用しても
よく、また、1色のみ、あるいは3色以上を用いてもよ
い。従って、活字ドラム3を揺動させる機構がなくても
よい。
るが、必要に応じてどんな色をどんな配列で使用しても
よく、また、1色のみ、あるいは3色以上を用いてもよ
い。従って、活字ドラム3を揺動させる機構がなくても
よい。
また、本実施例においては、カム溝301、活字ドラム
3、紙送り駆動歯車304、およびリセット信号カム305を
すべて一体に成形したが、これらは、別体に成形後何ら
かの方法により一体化したものを用いてもよく、また、
活字ドラム3とカム溝301、活字ドラム3と紙送り歯車3
04のあいだに何等かの動力伝達手段が介在しても良い。
3、紙送り駆動歯車304、およびリセット信号カム305を
すべて一体に成形したが、これらは、別体に成形後何ら
かの方法により一体化したものを用いてもよく、また、
活字ドラム3とカム溝301、活字ドラム3と紙送り歯車3
04のあいだに何等かの動力伝達手段が介在しても良い。
更に、本実施例においては、活字ドラム3の桁移動の
行程と紙送りの行程において2相通電を用いたが、それ
以外で負荷が高い行程があれば、そこに2相通電を用い
てもかまわない。
行程と紙送りの行程において2相通電を用いたが、それ
以外で負荷が高い行程があれば、そこに2相通電を用い
てもかまわない。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、プリンタにおいて
モータに作用する負荷のレベルの変動が大きい場合にお
いても、それぞれの負荷レベルにあったモータの駆動方
式及びパルスレートを選択するという簡単な方法によ
り、プリンタの高速化に絶大な効果があり、小型で安価
なモータを提供することが出来る。
モータに作用する負荷のレベルの変動が大きい場合にお
いても、それぞれの負荷レベルにあったモータの駆動方
式及びパルスレートを選択するという簡単な方法によ
り、プリンタの高速化に絶大な効果があり、小型で安価
なモータを提供することが出来る。
第1図〜第13図は本発明の実施例を示す図であり、 第1図はタイムチャート図、 第2図は分解斜視図、 第3図は平断面図、 第4図は側断面図、 第5図は第1行程、第5行程での活字とハンマとの桁方
向の位置関係を示す図、 第6図は第3行程での活字とハンマとの桁方向の位置関
係を示す図、 第7図は第1行程、第5行程での紙送り駆動歯車と紙送
り歯車との桁方向の位置関係を示す斜視図、 第8図は第3行程での紙送り駆動歯車と紙送り歯車との
桁方向の位置関係を示す斜視図、 第9図は第1行程、第5行程での紙送り駆動歯車と紙送
り歯車との桁方向の位置関係を示す平断面図、 第10図は第3行程での紙送り駆動歯車と紙送り歯車との
桁方向の位置関係を示す平断面図、 第11図は第3行程でのリセット信号カムと検出ばねとの
桁方向の位置関係を示す図、 第12図は第5行程でのリセット信号カムと検出ばねとの
桁方向の位置関係を示す図である。 第13図はステップモータのパルスレートとトルクの関係
を示す図である。 1…フレーム、2…ステップモータ 3…活字ドラム、4…活字シート 5、6…ヨーク、7…鉄心 8…コイル、9…ハンマ 10…吸引板、11…軸受け 12…回転子、13…第一検出ばね 14…第二検出ばね、15…インクローラカバー 16…インクローラ軸 17…インクローラ受け 18…黒色インクローラ 19…赤色インクローラ 20…紙送り軸、21…紙送りゴム 22…プラテン、23…紙送り歯車 24…紙送りばね、25…紙押えローラ 26…紙押え軸、27…逆転止め爪 28…印字位置 29…インクローラフレーム 30…インクローラばね 31…印字紙
向の位置関係を示す図、 第6図は第3行程での活字とハンマとの桁方向の位置関
係を示す図、 第7図は第1行程、第5行程での紙送り駆動歯車と紙送
り歯車との桁方向の位置関係を示す斜視図、 第8図は第3行程での紙送り駆動歯車と紙送り歯車との
桁方向の位置関係を示す斜視図、 第9図は第1行程、第5行程での紙送り駆動歯車と紙送
り歯車との桁方向の位置関係を示す平断面図、 第10図は第3行程での紙送り駆動歯車と紙送り歯車との
桁方向の位置関係を示す平断面図、 第11図は第3行程でのリセット信号カムと検出ばねとの
桁方向の位置関係を示す図、 第12図は第5行程でのリセット信号カムと検出ばねとの
桁方向の位置関係を示す図である。 第13図はステップモータのパルスレートとトルクの関係
を示す図である。 1…フレーム、2…ステップモータ 3…活字ドラム、4…活字シート 5、6…ヨーク、7…鉄心 8…コイル、9…ハンマ 10…吸引板、11…軸受け 12…回転子、13…第一検出ばね 14…第二検出ばね、15…インクローラカバー 16…インクローラ軸 17…インクローラ受け 18…黒色インクローラ 19…赤色インクローラ 20…紙送り軸、21…紙送りゴム 22…プラテン、23…紙送り歯車 24…紙送りばね、25…紙押えローラ 26…紙押え軸、27…逆転止め爪 28…印字位置 29…インクローラフレーム 30…インクローラばね 31…印字紙
Claims (4)
- 【請求項1】外周に活字を配設し回動可能な活字ドラム
と、該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前
記ステップモータにより間欠的に紙送りを行う紙送り機
構とを有するプリンタの前記ステップモータを制御する
方法において、 前記ステップモータにより前記活字ドラムを回動させつ
つ印字を行うタイミングにおいては、1−2相通電を行
い、 前記ステップモータにより前記紙送り機構が紙送りを行
うタイミングにおいては、2相通電を行うことを特徴と
する小型プリンタのステップモータの制御方法。 - 【請求項2】請求項1記載の制御方法において、前記プ
リンタは、前記ステップモータにより前記活字ドラムを
桁方向に間欠的に移動させる移動機構をさらに有し、 前記ステップモータにより前記移動機構が前記活字ドラ
ムを桁方向に移動させるタイミングにおいて、2相通電
を行うことを特徴とする小型プリンタのステップモータ
の制御方法。 - 【請求項3】外周に活字を配設し回動可能な活字ドラム
と、該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前
記ステップモータにより前記活字ドラムを桁方向に間欠
的に移動させる移動機構とを有するプリンタの前記ステ
ップモータを制御する方法において、 前記ステップモータにより前記活字ドラムを回動させつ
つ印字を行うタイミングにおいては、1−2相通電を行
い、 前記ステップモータにより前記移動機構が前記活字ドラ
ムを桁方向に移動させるタイミングにおいては、2相通
電を行うことを特徴とする小型プリンタのステップモー
タの制御方法。 - 【請求項4】外周に活字を配設し回動可能な活字ドラム
と、該活字ドラムを回動せしめるステップモータと、前
記ステップモータにより前記活字ドラムを回動させつつ
印字を行うタイミング以外のタイミングにおいて前記ス
テップモータから動力の供給を受けて作動する機構とを
有するプリンタの前記ステップモータを制御する方法に
おいて、 前記ステップモータにより前記活字ドラムを回動させつ
つ印字を行うタイミングでは、1−2相通電を行い、 前記ステップモータにより前記機構が前記ステップモー
タから動力の供給を受けて作動するタイミングでは、2
相通電を行うことを特徴とする小型プリンタのステップ
モータの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018705A JP2881793B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 小型プリンタのステップモータの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018705A JP2881793B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 小型プリンタのステップモータの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02202398A JPH02202398A (ja) | 1990-08-10 |
JP2881793B2 true JP2881793B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=11979062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1018705A Expired - Lifetime JP2881793B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 小型プリンタのステップモータの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881793B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59153499A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-09-01 | Nakanihon Syst:Kk | パルスモ−タの制御方法 |
JPH0688434B2 (ja) * | 1985-01-17 | 1994-11-09 | セイコーエプソン株式会社 | 小型プリンタ |
JPS61247296A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-11-04 | Fujitsu Ltd | パルスモ−タ制御方式 |
JPS6352697A (ja) * | 1986-08-18 | 1988-03-05 | Nec Corp | ステツピングモ−タの制御方法 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1018705A patent/JP2881793B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02202398A (ja) | 1990-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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