JP2880181B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2880181B2
JP2880181B2 JP1089618A JP8961889A JP2880181B2 JP 2880181 B2 JP2880181 B2 JP 2880181B2 JP 1089618 A JP1089618 A JP 1089618A JP 8961889 A JP8961889 A JP 8961889A JP 2880181 B2 JP2880181 B2 JP 2880181B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿を走査して画像を読み取る画像読取装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、35mm写真フィルムのような透過原稿を読取るこ
の種の装置にはマウントに入ったリバーサルフィルムの
縦・横を自動的に判定するというような装置はなかっ
た。
その為に、縦・横混在のマウントを使用者があらかじ
め一方向にそろえてセットするか、あるいは使用者が操
作部のキー等の操作によりマウントのサンプルの縦横の
判別をその都度入力する必要があった。
又、従来では縦・横混在のマウントのサンプルに対し
て、例えば一方向のサンプルのみに対してのみ最適に読
み取れるように構成していた装置があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の従来例においては、使用者がマ
ウントを一方向にそろえるという非常に煩わしい手間が
かかったり、あるいはその都度キー入力等により縦・横
サンプルの指示を行うという面倒で煩わしい作業が必要
であった。
又、例えば縦方向にのみに最適に読み取れるように構
成された装置においては、横方向のサンプルを入れた場
合には、両端の領域の画像が欠けるという問題があっ
た。
さらに、この問題点の解決方法の1つとして、透過原
稿を読み取る光電変換素子を用いて、透過原稿の縦・横
の姿勢状態を判定するということは考えられ得るが、透
過原稿の周辺が濃度3.0を越えるサンプルに対しては、
透過原稿を照明する光源の光量を大幅に増加する必要が
あり、例えば透過原稿に対して0.0〜3.5近辺の濃度まで
対応できる様に光源の光量を変更するには、その光量を
約3200倍まで可変にできる様にしなければならない。し
かし、このように光量を可変にすることは製造コストが
大幅に増大し、かつ光源(ランプ)の周辺の昇温等の新
たな問題が発生するので、実用上実施することは困難で
あった。
本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、マウントに収
納された透過原稿(例えば、リバーサルフィルム)の縦
・横の姿勢の判定を自動で行い、その判定結果に基づい
て透過原稿の読み取り範囲を自動的に変更する画像読取
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本発明は、原稿の画像を
読み取る画像読取装置において、前記原稿に対して光束
を照射する発光手段と、前記発光手段により照射された
光束を受光して受光信号を出力する受光手段と、前記受
光手段からの受光信号に基づいて前記原稿の装填方向を
あらわす出力を送出する検出手段と、前記検出手段から
送出される出力に基づいて前記原稿の読取範囲を制御す
る制御手段と、を具備したことを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。
A.第1実施例 第1図は本発明の一実施例(第1実施例と称する)の
画像読取装置の概略構成を示す。
本図において、3001は透過原稿照明用の光源(ラン
プ)、3002は光源3001からの光線から熱線を除去する熱
線吸収フィルタ、3003はフィルタ3002を通った照明光を
平行光束にする照明光学系である。3007は35mm写真フィ
ルムのような透過原稿(以下、フィルムと称する)であ
る。3008はフィルム3007を透過した光束(原稿像)の光
路を切換える可動ミラー、3010は原稿像を結像する撮像
レンズである。3017は光源3001を支持するランプ保持部
材である。
3060は撮像素子の全体、3061はRの色分解フィルタを
有するCCDラインセンサ、3062はGの色分解フィルタを
有するCCDラインセンサ、3063はBの色分解フィルタを
有するCCDラインセンサである。
3025は各CCDラインセンサ3061、3062、3063のアナロ
グ出力を増幅し、A/D(アナログ、デジタル)変換を行
うアナログ回路である。3073はアナログ回路3025の出力
信号に対して各種の画像処理を施してデジタル画像信号
を出力する画像処理部であり、後述の第5図のダーク補
正回路3027、シェーディング補正回路3028から変倍処理
回路3037までを含む。
3039は装置全体の制御を司どるコントローラである。
コントローラ3039はその内部に、マイクロコンピュータ
等のCPU(中央演算処理装置)、第9図で示すような処
理手順がプログラム形態で格納されたROM(リードオン
メモリ)、データの格納や作業領域として用いられるRA
M(ランダムアクセスメモリ)等を有する。
3044は撮像レンズ3010の焦点調整を行うレンズ距離環
制御部、3069は撮像レンズ3010の外周に取り付けた距離
環、3070は距離環と噛合する減速機構、3071はレンズ距
離環制御部3044の制御により減速機構3070を介して距離
環3069を回転するモータである。
また、Xpはフィルム3007上の点P′の光軸方向の位
置、Xqは点P′の像(Q′)の結像位置(光軸方向)で
ある。さらにQ″は、コントローラ3039により距離環制
御部3044を介してモータ3071を駆動し、減速機構3070を
介して距離環3069を動かすことにより、撮像レンズ3010
の焦点位置を変えた時の点P′の結像位置を示したもの
である。
3050はコントローラ3039からの指令によって、ランプ
3001に与える電圧を変更することで、ランプ3001の光量
を制御するランプ光量制御回路である。
3081は第2図に示すスライドマウントの縦横状態を検
知するフォトインタラプタのような検知手段(以下、セ
ンサと称する)である。3082はこのセンサ3081を移動す
るモータ等を有する検知手段制御部である。また、3053
は上述の各制御部や処理回路とコントローラ3039とを連
結するバスである。
第2図(A)〜(C)は第1図のセンサ3081の動作態
様を示す。
まず、不図示のフィルム搬送機構によりスライドマウ
ント(フィルムホルダ)3006に収納されたフィルム3007
が画像読取の定位置に搬送されて来ると、コントローラ
3039は検知手段制御部3052に対して、センサ3051がフィ
ルム3007の縦横状態が判別できる位置までセンサ3051を
移動する様に制御する。
第2図(A)はスライドマウント3006を有するフィル
ム3007のサンプルが縦に入った場合を示す。スライドマ
ウント3006の縦横を検知するセンサ3081としてLED(発
光ダイオード)とフォトトランジスタを組合せたフォト
インタラプタを使用すれば、フィルム3007自体はどんな
に濃度の高いフィルムであっても、LEDから出射する赤
外光はそのフィルムを透過するので、このときフォトイ
ンタラプタ3081はON状態になる。
第2図(B)はサンプルであるスライドマウント3006
が横に入った場合を示す。この時は、上述のフォトイン
タラプタ3081は光を透過しないスライドマウント3006の
ホルダ部に遮光されるので、OFF状態となる。
このフォトインタラプタ3081のON、OFF状態により、
コントローラ3039はスライドマウント配置状態が縦・横
のいずれかであるかということの検知が可能となる。そ
の後、フィルム画像読取時には、第2図(C)に示すよ
うにコントローラ3039は検知手段制御部3052に対して、
センサ3081がフィルム3007から離れた画像読取に影響し
ない待機位置に引き込むように制御する。
このようにして、コントローラ3039により、フィルム
3007の配置状態が縦・横のいずれかであるかが決定し、
フィルム3007の画像に対する副走査を開始する出発位
置、および終点位置が副走査開始段階で決定される(第
9図のステップS22参照)。
B.第2実施例 第3図は本発明の他の実施例(第2実施例と称する)
の要部を示す。
第1図、第2図で示した第1実施例と異なる点は検知
手段であるセンサ3081を移動せずに、フィルム3007の通
り道(搬送路)に固定しておき、フィルム3007が搬送さ
れてセット位置におかれるまでの途中の段階で、センサ
3081がフィルム3007のマウント3006の縦横を判定できる
様にしている。このセンサ3081としてフォトインタラプ
タを使用した場合に、フォトインタラプタ3081を通過す
るマウントの縦横の違いで、フォトインタラプタ3081の
フィルム3007がセット位置に来る時までのON、OFF状態
の遷移波形を第4図に示す。同図(A)はマウントが縦
の場合であり、同図(B)はマウントが横の場合であ
る。コントローラ3039は後述のように、センサ3081から
出力される第4図(A)、(B)に示すような検出波形
の相違から、マウント3006の縦横の違いを判定する。
ここで、第4図(A)、(B)におけるP0、P1、P2
P3は第3図に示す様に、マウントの各位置に対応する。
すなわち、マウント3006の先端P0がフォトインタラプタ
3081をOFF状態にし始め、マウント3006のもう一方の後
端P3がフォトインタラプタ3081をON状態にする。P1、P2
はマウント3006が縦の場合のフィルム3007の両端の位置
を表わす。
第4図(A)、(B)の出力波形からわかる様に、コ
ントローラ3039はP1からP2までの期間で、フォトインタ
ラプタ3081がONになれば、マウント3006は縦であり、そ
のP1からP2までの期間でフォトインタラプタ3081がONに
ならなければマウント3006は横であると判定でき、その
判定結果に基いて読取時の副走査の開始位置および終点
位置を決定できる。
C.第3実施例 第5図は本発明の他の実施例(第3実施例と称する)
の構成を示す。
本実施例においては、各CCDラインセンサ3061、306
2、3063はそれぞれ第6図に示すような色フィルタを有
している。この色分解フィルタは通常、第6図にその断
面を示す様に、色フィルタ3091、3092、3093と赤外光カ
ットフィルタ3080とから構成されている。そして、この
1枚の赤外光カットフィルタ3080を、第5図に示す様
に、カバーガラス3084の前方に3本のCCDラインセンサ3
061、3062、3063の個々の赤外光カットフィルタのかわ
りに設ける。また、この赤外光カットフィルタ3080を移
動制御部3085によってコントローラ3039の制御に基いて
光路外に退避できる様にして構成している。
以上の構成において、フィルム3007がセット位置に到
達した場合、コントローラ3039は赤外光カットフィルタ
3080を光路外に退避する様に移動制御部3085に指令(制
御コマンド)を出力する。移動制御部3081はこの指令に
より赤外光カットフィルタ3080を光路外に退避させ、こ
の退避が完了した時に、その完了した旨の完了情報をコ
ントローラ3039へ送る。
コントローラ3039はこの完了情報を受け取ると、続い
て後述の副走査制御部(第8図の3049参照)に対して指
令することにより、第7図の実線で示す画像参照領域の
位置aまで、フィルム3007を移動させ、この移動が終了
すると同時にランプ光量制御回路3050に対して指令を送
ってランプ3001を点灯させる。
コントローラ3039はこのようにランプ3001を点灯させ
ると共に、CCDラインセンサ3061、3062、3063からの出
力信号を読み取り、この出力信号の最大値があらかじめ
定めた或値以上であるならば、フィルム3007は第7図の
破線枠Aの横向きであり、その出力信号の最大値の上記
或値以下であるならばフィルム3007は第7図の実線枠A
の縦向きであるとの判定を下す。
その後、コントローラ3039は上記判定結果に基いてフ
ィルム3007の縦横の姿勢に対応した副走査範囲の設定を
してから、移動制御部3081を通じて赤外光カットフィル
タ3080を再び光路中に挿入させ、フィルム3007の画像に
対する通常の画像読取動作を開始する。
D.他の構成部分 第8図は上述した本発明実施例の装置全体の具体的な
構成を示す。ただし、本発明に係るマウント姿勢を検出
する手段に関する部分は重複するので省略してある。
本図において、3004は透過原稿を副走査方向に移動す
る副走査駆動台、3005は透過原稿を回転する回転台、30
06は透過原稿を収納するフィルムホルダ3009は原稿像の
光路を偏向するミラーである。
3011は可動ミラー3008で反射された原稿像を投影する
ための投影レンズ、3012は光路を偏向するミラー、3013
は同じ光路を偏向するミラー、3014はミラー3013を通っ
た原稿像を投影するモニタとしてのスクリーンである。
3015はスクリーン3014と一体のトリミング枠表示器、30
16はスクリーン3014と一体のトリミング領域を入力する
タッチパネルである。
また、3064はCCDラインセンサ3061〜3063の位置合わ
せを行うCCD位置合わせ機構、3065〜3067はCCDラインセ
ンサ3061〜3063を各々駆動する為にタイミングジェネレ
ータ3052から出力する駆動信号である。
撮像素子3060は3ラインのラインセンサ3061〜3063か
ら構成され、各ラインセンサ3061〜3063はタイミングジ
ェネレータ3052から出力される駆動信号3065〜3067によ
って独立に駆動される。また、各ラインセンサ3061〜30
63は各々のオンチップの色フィルタによりR、G、Bの
色分解画像を撮像できるようになっている。
バッファメモリ3059は各ラインセンサ3061〜3063での
副走査方向の位置ずれを補正するための遅延用メモリで
あり、例えばFIFOメモリをいくつか使って構成してあ
る。各色に対する遅延量はコントローラ3039によって副
走査速度に応じてあらかじめ設定しておく。
3026はアナログ回路3025に対して調整用の標準信号を
発生する調整用信号発生源、3027はアナログ回路部3025
から得られるR、G、Bのデジタル画像信号に対してダ
ーク補正を施すダーク補正回路、3028はダーク補正回路
3027の出力信号にシェーディング補正を施すシェーディ
ング補正回路、3030はバッファメモリ3059を通ったR、
G、B信号を出力機器の特性に応じた例えばY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色信号を変換
したりする色変換回路である。また、3031は色変換回路
3030の出力信号のLOG変換やγ変換を行うルックアップ
テーブル(LUT)である。
3032はルックアップテーブル3031の出力信号の最小値
を検出する最小値検出回路、3033は最小値検出回路3032
の検出値に応じて下色除去(UCR)のための制御量を得
るルックアップテーブル(LUT)、3034は最小値検出回
路3032の検出値に基いてルックアップテーブル3031の出
力信号に対してマスキング処理を行うマスキング回路、
3035はマスキング回路3034の出力信号に対してルックア
ップテーブル3033の出力値を基に下色除去処理を行うUC
R回路(下色除去回路)である。
3036はUCR回路3035の出力信号に対して記録濃度を指
定濃度に変換する濃度変換回路、3037は濃度変換回路30
36の出力信号に対して指定された変倍率に変換処理する
変倍処理回路である。
3038は図示しないプリンタや入出力端末と本装置間の
信号の伝送を行うインターフェース回路(I/F)、3040
は変倍処理回路3037からインタフェース回路3038、コン
トローラ3039を介して入力する出力値のピーク値を検出
するピーク検出回路、3041はコントローラ3039への指示
を行う操作部、3042はコントローラ3039の制御状態等を
表示する表示部である。
3043は上述の撮像レンズ3010の絞り制御を行うレンズ
絞り制御部、3045は可動ミラー3008を駆動するミラー駆
動部である。3046はトリミング枠表示器3015を制御する
トリミング枠制御部、3047はタッチパネル3016を制御す
るタッチパネル制御部である。3048は回転台3005を駆動
制御する回転台回転制御部、3049は副走査駆動台3004の
走査を制御する副走査制御部、3051はランプ保持部材30
17を介して光源3001の位置を調節するランプ位置駆動光
源である。
3052はコントローラ3039の制御の基にタイミング信号
(クロック)を発生するタイミングジェネレータ、3054
は出力機器に対するデータ線、3055は出力機器に対する
同期信号線、および3056は信号線である。
次に、第8図の装置の各部の動作を説明する。
光源3001は例えばハロゲンランプのような光源であ
り、光源3001からの出射光は熱線吸収フィルタ3002及び
照明光学系3003を通ってフィルムホルダー3006に載せた
35mm写真フィルムのような透過原稿3007を照明する。透
過原稿3007の像は、可動ミラー3008により光路が切り換
えられることにより、 投影レンズ3011とミラー3012、3013を通ってスクリー
ン3014上に、または ミラー3009、撮像レンズ3010を通って各CCDラインセ
ンサ3061〜3063上に投影される。
上述のの動作モードの場合において、各CCDライン
センサ3061〜3063は各タイミングジェネレータ3052のク
ロックにより同期をとって駆動され、各CCDラインセン
サの出力信号はアナログ回路3025に入力される。CCD位
置合わせ機構3064は、各CCDラインセンサ3061〜3063を
レジストレーション合わせをするためのもので、少なく
とも一度以上調整動作をする必要がある。アナログ回路
3025は、増幅器とA/D(アナログ/デジタル)変換器と
から構成され、その増幅器で増幅された信号をタイミン
グジェネレータ3052から出力されるA/D変換のためのタ
イミングクロックに同期してA/D変換器でA/D変換する。
このようにして、アナログ回路3025から出力される
R、G、Bの各デジタル信号に対して、次にダーク処理
回路3027により暗信号のレベル補正をかけ、続いてシェ
ーディング補正回路3028で主走査方向のシェーディング
補正を行ない、さらにバッファメモリ3059で副走査方向
の画素ずれを、例えばFIFO(ファーストイン・ファース
トアウト)バッファで遅延量をずらすことにより補正す
る。
次に色変換回路3030では、図示しない色分解光学系の
色補正をしたり、また出力機器の特性に応じて、R、
G、B信号をY、M、Cの色信号に変換したり、あるい
はY、I、Qの色信号に変換したりする。次のルックア
ップテーブル3031では、テーブル参照により、輝度リニ
アな信号をLOGに変換したり、任意のγ変換したりす
る。
3032〜3037は、主にカラーレーザー複写機のようなプ
リンタで用いるY、M、C、BK(ブラック)の4色によ
り画像を出力するための画像処理回路を構成する。ここ
で、最小値検出回路3032、マスキング回路3034、ルック
アップテーブル3033、およびUCR回路3035の組み合わせ
でプリンタのマスキングとUCR(下色除去)を行なう。
次に、濃度変換回路3036より各濃度信号のテーブル変
換を行ない、さらに変倍処理回路3037により主走査方向
の変倍処理を行ない、その変倍処理後のY′,M′,C′,B
K′信号をインターフェース回路3038を介して出力機器
のプリンタ(図示しない)へ送る。インターフェース回
路3038は、出力機器に対するデータ線3054と同期信号線
3055、例えばRS232Cなどの制御コマンド通信線とが接続
されており、また通信線3056を介して一般のコンピュー
タ(例えば、パーソナルコンピュータ)とも通信可能と
なっている。
一方、ランプ位置駆動源3051は光源のランプ3001を変
換する際にランプ位置を調整するためのものであり、操
作部3041でのキー入力操作に応じてマニュアル又は自動
によりランプ3001の位置決めをする。ランプ光量制御部
3050及びレンズ絞り制御部3043はCCDラインセンサ3061
〜3063上に投影される像の受光量を調整する。また、ミ
ラー駆動部3045は可動ミラー3008を制御して、透過原稿
3007の像をスクリーン3014に導くか、またはCCDライン
センサ3061〜3063に導くかのいずれかに切り換えるため
の光路変換を行なう。
スクリーン3014上に透過原稿3007の像を投影する動作
モードの場合では、スクリーン3014に表示した画面に
対してトリミングを指示するために、トリミング枠表示
制御部3046によりトリミング領域を表示するトリミング
枠表示器3015を制御し、タッチパネル制御部3047により
トリミング領域を入力するタッチパネル3016を制御す
る。
また、レンズ距離環制御部3044により撮像レンズ3010
の距離環を制御して、CCDラインセンサ3061〜3063やス
クリーン3014に投影される像のピント(焦点)を合わせ
る。調整用信号発生源3026はアナログ回路3025の調整を
行なう時に標準信号として入力する信号を発生する。
次に、第9図のフローチャートを参照して、本装置の
全体の制御動作について説明する。
なお、このフローチャートの制御手順はコントローラ
3039の内部のROMに格納されているものとする。
準備動作:電源スイッチ(図示しない)をONにする
と、コンピュータ3039は各部の初期化を行ない(ステッ
プS1)、インタフェース回路3038を介して外部機器から
または操作部3041から入力するコマンド待ち状態とな
る。この状態で透過原稿3007を装着したフィルムホルダ
ー3006を回転台3005の上にセットすると、光源3001によ
り熱線吸収フィルター3002及びコンデンサレンズ等を含
む照明光学系3003を通して照明された透過原稿の像が、
可動ミラー3008及び投影レンズ3011とミラー3012、3013
を通してスクリーン3014上に投影される。
透過原稿3007は画像の向きが縦位置と横位置のものが
あるが、画像を回転して投影したいときには、インター
フェース回路3038を介して外部機器から、または操作部
3041からコントローラ3039に対して画像の回転を指示す
ると(ステップS2)、コントローラ3039はバス3053を介
して回転台回転制御部3048に対して回転制御コマンドを
送り、回転台3005を回転させる(ステップS3)。このと
き、フィルムホルダ3006は回転台3005に固定されている
ので回転台3005とともに回転する。このようにして、透
過原稿3007が回転すると、スクリーン3014上に投影され
る画像も回転される。
次に、画像のトリミングをしたいときには操作部3041
から、またはインタフェース回路3038を介して外部機器
からコントローラ3039に対してトリミングを指示すると
(ステップS4)、コントローラ3039はタッチパネル制御
部3047に対してトリミング情報の入力コマンドを送り、
タッチパネル制御部3034にタッチパネル3016から入力さ
れたトリミング情報をバス3053を介してコントローラ30
39に取り込み、コントローラ3039はその取り込んだトリ
ミング情報をもとに作ったトリミング枠制御情報をバス
3053に介してトリミング枠表示制御部3046に送って、ト
リミング領域を表示される(ステップS5)。
次に操作部3041から、またはインタフェース回路3038
を介して外部機器からコントローラ3039に対して画像読
取開始を指令すると、画像読取が開始され、次の手順に
従って行なわれる(ステップS6)。
光路切換:まず、コントローラ3039はミラー駆動部30
45へ駆動制御信号を出力することにより、可動ミラー30
08を動かし、透過原稿3007の像がミラー3009および撮像
レンズ3010を介して各CCDラインセンサ3061〜3063上に
導かれるように光路を切換える(ステップS7)。
ダーク補正信号セット:次に、ダーク補正回路3027に
ダーク補正情報をセットするために、コントローラ3039
により、ランプ光量制御回路3050を制御してランプを消
灯するか、あるいはまた副走査制御部3049を制御して副
走査駆動台3004を各CCDラインセンサ3061〜3063が遮光
されるような遮光位置に動かす(ステップS8の前段)。
つづいて、コントローラ3039によりダーク補正回路3027
を制御し、アナログ回路3025を介してデジタル信号に変
換されて出力されてくる信号を基にダーク補正回路3027
のダーク補正信号をセットアップする(ステップS8の後
段)。
AE(自動露光調整):続いて、コントローラ3039によ
りランプ光量制御回路3050を制御してランプ3031を点灯
し、ダーク補正回路3027、シェーディング補正回路3028
バッファメモリ3059、色変換回路3030、ルックアップテ
ーブル3031、マスキング回路3034、UCR回路3035、濃度
変換回路3036、変倍処理回路3037が全てスルー(入力デ
ータがそのまま出力される)モードになるように制御し
(ステップS9)、高速に副走査させながらインタフェー
ス回路3038を介してコントローラ3039に入力されてくる
生データに対してピーク検出回路3040を使ってピーク検
出する(ステップS10)。
そして、検出されたそのピーク値がある一定のレベル
に近づくように(ステップS11)、ランプ光量制御回路3
050を制御して光源3001の明るさを変えるか、あるいは
レンズ絞り制御部3043を制御して撮像レンズ3010の絞り
を変えることによりCCDラインセンサ3061〜3063への光
量を調節する(ステップS12)。
AF(オートフォーカス):次に、ダーク補正回路3027
によりダーク補正をかけた信号を、後段の処理回路をス
ルーモードにして、インタフェース回路3038を介してコ
ントローラ3039に取り込みながら、その取り込んだ信号
の情報のもとにレンズ距離環制御部3044を制御して撮像
レンズ3010のピントを合わせる(ステップS13)。
シェーディング補正データセット:続いて、各CCDラ
インセンサ3022〜3024が照明光により100%露光される
露出位置に副走査駆動台3004を動かし(ステップS1
4)、ランプ光量制御回路3050によりランプ光量を適切
な明るさにし、ダーク補正回路3027でダーク補正した信
号を入力しながらシェーディング補正回路3028にシェー
ディング補正データをセットする(ステップS15)。
選択:次に、バッファメモリ3059に画素ずれ補正量を
設定する(ステップS16)。また、色変換回路3030に対
し色変換の種類を選択し、ルックアップテーブル3031、
3033に対しルックアップテーブルの種類を選択し、マス
キング回路3034に対しマスキングの種類を選択し、UCR
回路3035に対しUCRの有無を選択し、濃度変換回路3036
に対し濃度変換の種類を選択し、変倍処理回路3037に対
し変倍、シャープネスの種類を選択する(ステップS1
7)。さらに、ランプ光量制御回路3050を介してランプ
光量が適切になるように制御し、副走査制御部3049に副
走査速度とトリミング情報を送って透過原稿3007を副走
査開始位置に移動し、待機させる(ステップS18)。
データ出力A:走査部3041からの読取開始指令にもとづ
く動作では(ステップS19),インタフェース回路3038
を介して図示しない出力機器に対してスタートを指令し
(ステップS20),出力機器からの同期信号にもとづい
て副走査を開始し(ステップS22)、出力機器と同期を
取りながら撮像し、処理した画像データをインタフェー
ス回路3038を介して出力する(ステップS23)。
データ出力B:インタフェース回路3038を介して読取開
始指令にもとづく読取動作では(ステップS19),イン
タフェース回路3038を介し図示しない出力機器に対して
準備完了を報告し(ステップS21)、出力機器からの同
期信号にもとづいて、副操作を開始し(ステップS2
2),出力機器と同期をとりながら撮像し、処理した画
像データをインタフェース回路3038を介して出力する
(ステップS23)。
第10図は第8図の他の実施例の回路構成の変形例を示
す。
本図において、3029は第8図のバッファメモリ3059に
対応の画像ずれ補正回路であり、シェーディング補正回
路3028の出力信号に対して主走査方向の画素ずれを補正
する。3018、3019、3020はそれぞれCCD位置合わせ機
構、3021は撮像レンズ3010により結像した透過原稿像を
R、G、Bの3色に色分解する3色分解プリズム、302
2、3023、3024はそれぞれプリズム3021で色分解された
各色毎の源光像を光電変換するCCD(電荷結合素子)ア
レイを用いたCCDラインセンサであり、このCCDラインセ
ンサは対応のCCD位置合わせ機構3018、3019、3020によ
り読取位置の微調整ができる。その他の構成は第10図の
例と同様なのでその説明を省略する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、原稿の装填方
向が複数ある場合でも、原稿に特別な加工を施すことな
く、原稿の装填方向を確実に検出し、適切な読取範囲の
画像を読み取ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例の概略構成を示すブロッ
ク図、 第2図(A)、(B)、(C)は、第1図の検知手段
(センサ)の動作態様を示す模式図、 第3図は、本発明の第2実施例の検知手段とマウントの
関係を示す斜視図、 第4図(A)、(B)は、第3図の検知手段の出力信号
の波形の一例を示す波形図、 第5図は、本発明の第3実施例の概略構成を示すブロッ
ク図、 第6図は、第5図の撮像手段の構成を示す断面図、 第7図は、第5図の実施例で判定されるフィルタの向き
を示す説明図、 第8図は本発明の第1〜第3実施例に適用可能な画像読
取装置の全体の具体的構成を示すブロック図、 第9図は、第8図の装置の全体の動作を示すフローチャ
ート、 第10図は第8図の構成の変形例の一つを示すブロック図
である。 3001……光源(ランプ)、3006……スライドマウント
(フィルムホルダ)、3007……透過原稿(フィルム)、
3010……撮像レンズ、3025……アナログ回路、3039……
コントローラ、3044……レンズ距離制御部、3061、306
2、3063……CCDラインセンサ、3073……画像処理部、30
80……赤外カットフィルタ、3081……検知手段(セン
サ)、3082……検知手段制御部、3084……カバーガラ
ス、3085……移動制御部、9130〜3093……赤外光カット
フィルタ。
フロントページの続き (72)発明者 清水 秀昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−20935(JP,A) 特開 昭62−149254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を読み取る画像読取装置におい
    て、 前記原稿に対して光束を照射する発光手段と、 前記発光手段により照射された光束を受光して受光信号
    を出力する受光手段と、 前記受光手段からの受光信号に基づいて前記原稿の装填
    方向をあらわす出力を送出する検出手段と、 前記検出手段から送出される出力に基づいて前記原稿の
    読取範囲を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】さらに赤外光カットフィルタと、前記検出
    手段による前記原稿の装填方向検出を行う場合に前記赤
    外光カットフィルタを光路外に移動するフィルタ移動手
    段と、を具備したことを特徴とする請求項1に記載の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】前記原稿は、透過原稿であることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記原稿は、フイルム原稿であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
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