JP2879945B2 - 無線電話システムの着信表示方式 - Google Patents

無線電話システムの着信表示方式

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JP2879945B2 JP14331390A JP14331390A JP2879945B2 JP 2879945 B2 JP2879945 B2 JP 2879945B2 JP 14331390 A JP14331390 A JP 14331390A JP 14331390 A JP14331390 A JP 14331390A JP 2879945 B2 JP2879945 B2 JP 2879945B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、1又は複数の電話回線を複数の無線電話機
で共用するようにした無線電話システムの着信表示方式
に関するものである。
[従来の技術] 電話回線を接続装置で終端し、該接続装置と電話機と
の間を無線回線で結合するようにした所謂コードレス電
話装置が実用化されており、近年、このコードレス電話
装置を、従来のボタン電話装置の分野に応用したシステ
ム、すなわち、1又は複数の電話回線(外線,内線,ド
アホン回線等)と1又は複数の接続装置を主装置に収容
し、主装置において電話回線と接続装置を有線回線で結
合し、接続装置と電話機との間を無線回線で結合するこ
とにより、1又は複数の電話回線を複数の無線電話機で
共用するようにした無線電話システムが実用化されつつ
ある。
コードレス電話装置では、電話回線から着信があった
場合の無線電話機への着信表示制御は次のように行なわ
れる。
すなわち、電話回線から着信があると主装置は着呼信
号(着信があったことを知らせる信号)を接続装置に送
付し、接続装置は無線回線の制御チャネルによって当該
着呼信号を無線電話機に送付する。無線電話機は、電池
の消耗を軽減するため、常時(待機時)は間欠的に接続
装置からの信号を受信する状態となるように動作してお
り、接続装置から着呼信号が送付されてから最初に受信
可能状態となったときに当該着呼信号を受信し、これを
確認して着呼信号受信確認信号(この信号は、着呼応答
信号と謂われる。以下、着呼応答信号という。)を接続
装置に送付するとともに、動作状態を連続受信状態とす
る。接続装置は上記着呼応答信号を受信することによっ
て無線電話機が信号受信可能状態となったことを確認
し、無線回線を制御チャネルから通話チャネルに切替え
て、該通話チャネルにより無線電話機に着信表示信号を
送付する。これにより無線電話機には、電話回線からの
着信が可聴的及び可視的に表示される。
以上の着信表示制御において、無線電話機が複数台収
容されるシステムにおいては、接続装置は全ての無線電
話機からの着呼応答信号を受信したことにより当該無線
電話機に着信表示信号を送付する必要がある。このた
め、従来は、接続装置において、着呼信号を送付してか
ら全ての無線電話機からの着呼応答信号を受信するであ
ろう最大時間をタイマーによって計時し、当該最大時間
ののちに着信表示信号を送付するようにしている。
以上の動作を具体的に説明する。
無線電話機における待機時の間欠受信動作の周期は、
全ての無線電話機について同一時間に設定されるが、各
無線電話機相互間では、当該周期について非同期である
ため、上記従来のタイマーによる制御方法では、電話回
線からの着信が生起してから無線電話機に着信表示信号
が送付されるまでの時間は最低上記間欠受信動作の周期
時間となる。
すなわち、説明を容易にするため、無線電話機が2台
の場合を例にとり、第10図(A)に示すように、無線電
話機TEL1とTEL2の間欠受信動作周期が非常に接近してい
る(無線電話機TEL2の動作周期が先に来るものとす
る。)場合を考える。この場合において、電話回線から
の着信Sが無線電話機TEL1の間欠受信動作時aと無線電
話機TEL2の間欠受信動作時bとの間に生起したものとす
ると、無線電話機TEL1は上記着信Sの生起直後の間欠受
信動作時aにおいて、接続装置からの着呼信号を受信し
て着呼応答信号を接続装置に返送するが(こののち、無
線電話機TEL1は破線で示すように連続動作となるが、第
10図(A)では理解し易いように、実線で間欠受信動作
が続く如く表現した。無線電話機TEL2及び後述の第10図
(B)の無線電話機TEL1,TEL2も同じ)、無線電話機TEL
2における当該動作は、着信Sが生起してから間欠受信
動作周期tにほぼ等しい時間t′後の間欠動作時cで行
なわれる。このように、無線電話機TEL1とTEL2の間欠受
信動作周期が接近していて、着信Sが双方の間欠受信動
作時の間で生起した場合を考えると、接続装置から無線
電話機TEL1,TEL2への着信表示信号RGの送付は、着信S
の生起後、少くとも上記間欠受信動作周期tに等しい時
間後に行なわれる必要が生ずる。従って従来のタイマー
による制御方式では、着信表示信号RGの送付タイミング
は、着信Sが生起し接続装置から着呼信号が送付された
時点を始点として上記間欠受信動作周期t以上に設定さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の技術では、接続装置から無線電話機に送付
される着信表示信号の送出タイミングが、電話回線から
の着信の生起時(接続装置から着呼信号の送出時)を始
点とした一定時間後(無線電話機の間欠受信動作周期t
以上の一定時間後)に設定されるため、電話回線に着信
が生起してから無線電話機に着信が表示されるまでの時
間遅れが長くなるという問題点がある。
すなわち、第10図(B)に示すように、無線電話機TE
L1,TEL2の間欠受信動作周期が接近していて(無線電話
機TEL2の間欠受信動作が先に来るものとする。)、着信
Sが無線電話機TEL2の間欠受信動作時bの直前に生起し
た場合を例にとると、接続装置からの着信表示信号RGの
受入れ体制は無線電話機TEL1の間欠受信動作時aの周期
の少くとも後縁時刻T0で整っているにもかかわらず、実
際に着信表示信号RGの送付は着信Sの生起時(着呼信号
の送付時)からt′時間後の時刻T1となり、着信表示の
時間が(T1−T0)時間だけ遅れることとなる。
本発明は、以上の従来の問題点を解決することを課題
とするものであり、無線電話システムに収容されている
複数の無線電話機の全てで着呼信号の受信が確認された
ときには、即座に全無線電話機に着信表示がなされるよ
うな無線電話システムの着信表示方式を得ることを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は、主装置又は/及
び接続装置に、電話システムに収容される無線電話機を
識別するための電話機識別メモリ(第1のメモリ又は/
及び第3のメモリ)を設け、更に主装置に、当該無線電
話機が待機状態にない場合(既に通話チャネルが設定さ
れていて通話中にある場合、及び着呼応答信号を送出し
て連続受信動作状態になっている場合)に、この状態を
当該無線電話機毎に記憶する状態識別メモリ(第4のメ
モリ)を設け、又は/及び接続装置に、当該無線電話機
からの着呼応答信号の受信を当該無線電話機毎に記憶す
る着呼応答識別メモリ(第2のメモリ)を設け、接続装
置は電話機識別メモリの内容と着呼応答識別メモリの内
容の一致、又は主装置において電話機識別メモリの内容
と状態識別メモリの内容が一致したことにより送付され
る一致情報の受信によって無線回線を制御チャネルから
通話チャネルに遷移させ、該通話チャネルを介して接続
装置から無線電話機に着信表示信号を送付するようにし
たものである。
尚、サービスゾーン外に出た無線電話機がある場合に
は、当該電話機については着呼応答信号の返送が確認で
きないので、このような場合に備え、本実施例の無線電
話システムは、従来と同様のタイマーによる着信表示信
号の送出制御も併設してある。
[作用] 以上のように構成したことにより、電話回線からの着
信の生起直前に待機状態にあった無線電話機からの着呼
応答信号が全て受信された時点で無線回線のチャネルが
通信チャネルに切替えられて着信表示信号が無線電話機
に送付されるので、着信の生起から無線電話機への着信
表示までの時間が短縮される。
[実 施 例] 第1図〜第9図は、いずれも本発明の実施例を説明す
るものであり、第1図は主装置のブロック図を含む無線
電話システムの構成図、第2図は接続装置のブロック
図、第3図(A)〜(C)はメモリの構成図、第4図及
び第5図は無線電話機のサービスゾーンについて説明す
る図、第6図及び第7図は着信制御シーケンス図、第8
図は接続装置における着信処理のフローチャート、第9
図は主装置における着信処理のフローチャートである。
本発明の実施例に係る無線電話システムの典型的な構
成例は、第1図に示すように、主装置1と、該主装置1
に有線結合された接続装置21〜2mと、該接続装置21〜2m
と無線結合される無線電話機31〜3nと、主装置1に収容
された外線41〜4rとで構成されている。
主装置1は、外線41〜4r毎に設けられ、該外線41〜4r
との接続制御を行なう外線インタフェース111〜11rと、
接続装置21〜2m毎に設けられ、該接続装置21〜2mとの接
続制御を行なう接続装置インタフェース121〜12mと、外
線インタフェース111〜11rと接続装置インタフェース12
1〜12m間を選択的に接続するスイッチ13と、主装置1の
制御全般を行なう制御部14で構成されており、外線41
4rと接続装置21〜2mは外線インタフェース111〜11r,ス
イッチ13及び接続装置インタフェース121〜12mを経由し
て形成される有線回線によって結合される。また、接続
装置21〜2mと無線電話機31〜3nとは、それぞれ無線の送
受信部を有しており、当該接続装置21〜2mと無線電話機
31〜3nとは無線回線によって結合されている。
主装置1の制御部14は、本発明の実施に関し、CPU141
と電話機識別メモリ142と状態識別メモリ143を有してお
り、電話機識別メモリ142は設置データで予め設定され
た無線電話機31〜3nの収容データを格納するメモリであ
り、また、状態識別メモリ143は無線電話システムに収
容された無線電話機31〜3nが待機状態にあるか非待機状
態にあるかを無線電話機毎に記憶するメモリである。
また、接続装置2(以下、相互に区別の必要のないと
きには、記号の添字を省略する。他の記号について同
じ。)は第2図に示すように、主装置1との接続を制御
する制御部201と、無線の送受信部202と、接続装置2の
制御全般を行なう制御部203で構成され、制御部203は、
本発明の実施に関してCPU231と電話機識別メモリ232と
着呼応答識別メモリ233を有する。電話機識別メモリ232
は、前記主装置1の制御部14に設けられた電話機識別メ
モリ142と同じ機能と構成のメモリであり、着呼応答識
別メモリ233は、後述する着呼応答信号が無線電話機3
から送付されたときに、これを無線電話機31〜3n毎に記
憶するメモリである。
電話機識別メモリ142及び232,状態識別メモリ143,着
呼応答識別メモリ233は、第3図(A)〜(C)に示す
ように、いずれも無線電話機31〜3nのそれぞれに1ビッ
トずつ割り当てられて構成される。第3図(A)〜
(C)に示す例では、無線電話システムへの無線電話機
3の収容可能最大数が8台の場合の例である。
また、無線電話システムには、無線電話機3による通
話可能な領域、すなわちサービスゾーンが第4図に示す
ように単一に設定される場合と、第5図に示すように複
数(第5図はゾーンが2つの場合を例示したもの)に設
定される場合とがある。尚、ゾーンが複数に設定される
場合において、そのうちの1つのゾーンに全ての無線電
話機31〜36がある場合(第4図及び第5図では無線電話
機3の個数が6個であるものとする。)には、本発明に
関しては単一ゾーンの場合と同じである。
また、無線電話システムに収容される無線電話機3
が、電話機番号1〜6の6台(31〜36)であるものとす
れば、主装置1と接続装置2のそれぞれの電話機識別メ
モリ142,232には、設置データの投入によって第3図
(A)に示すようなデータが書込まれている。すなわ
ち、当該メモリ142,232において、1が格納されている
ビット対応の無線電話機が収容されていることとなる。
まず、第4図に示すように、ゾーンZが単一の場合に
ついて、第6図の着信制御シーケンス図及び第8図のフ
ローチャートを参照しながら、その動作を説明する。
外線4のいずれか、例えば外線41に着信が生起する
と、主装置1では、外線インタフェース111が当該着信
を検出し、着信検出情報を制御部14に送付する。制御部
14は当該着信検出情報を読み込むと、接続装置インタフ
ェース12のうち空いているもの、例えば接続装置インタ
フェース121を捕捉する。これによって接続装置21が選
択されたこととなる。
以上の動作が終ると、主装置1の制御部14からは、接
続装置インタフェース121を介して接続装置21に着呼信
号S1を送付し、これを受けて接続装置21は送受信部202
から無線回線の制御チャネルによって着呼信号S1をゾー
ンZに送信する。
無線電話機3は、待機中の場合には前記従来の技術で
説明したように、それぞれが一定の周期(但し、互に非
同期)で間欠受信動作を継続しており、着呼信号S1の放
射が開始されてから間欠受信動作時間の到来順に従って
順次それぞれの無線電話機3で上記着呼信号S1が受信さ
れ、受信した無線電話機3からは前記と同じ制御チャネ
ルにより順次着呼応答信号S2が送信される。尚、着呼信
号S1を受信した無線電話機3の動作は、受信した時点か
ら連続受信動作になる。
以上のようにして無線電話機3から送信された着呼応
答信号S2は接続装置21の送受信部202で受信され制御部2
03に送付される。制御部203ではCPU231の制御によって
上記着呼応答信号S2の受信を読み取り、着呼応答識別メ
モリ233の対応するビット、すなわち、受信した着呼応
答信号S2の送付元である無線電話機3(着呼応答信号S2
には電話機番号の識別データが含まれており、受信した
着呼応答信号S2の解析によって、その送付元が判別でき
る。)に対応するビットに1を格納する(第8図)。
この動作が受信した全ての着呼応答信号S2について行な
われる。
また、送受信部202で受信された着呼応答信号S2は接
続部201を介して主装置1にも送付され、主装置1で
は、接続装置インタフェース121を介して制御部14が上
記接続装置21から送付された全ての着呼応答信号S2を読
み込んでCPU141の制御により状態識別メモリ143の発信
元無線電話機3に対応するビットに1を格納する(第9
図の)。
また、制御部203のCPU231は、主装置1から送付され
た着呼信号S1の受信時からタイマーを起動し、着呼応答
信号S2が監視時間t1以内に全ての無線電話機3から受信
されたか否かを監視しており、第8図のを循環す
る制御ループで当該監視時間t1以内に「a−c=0」に
なるか否か、すなわち、電話機識別メモリ232の格納デ
ータaと着呼応答識別メモリ233の格納データcとが一
致するか否かを監視している。
「a−c=0」となると、すなわち、全ての無線電話
機3から着呼応答信号S2が送られ、制御部203のCPU231
がこれを確認すると、制御部203は送受信部202から通話
チャネルを指定する信号(S−ch指定信号)S4を送信し
(第8図)、上記監視時間t1のタイマーを停止する
(第8図)。無線電話機3はこのS−ch指定信号S4
受信して自己の送受信部を制御チャネルから通話チャネ
ルに切替えるとともに、これが完了したことを示す信号
(S−ch切替完了信号)S5を送信する。接続装置2は上
記S−ch切替完了信号S5を送受信部202で受信し、制御
部203は受信したS−ch切替完了信号S5を読み込んで送
受信部202の無線回線を制御チャネルから通話チャネル
に切替えて当該通話チャネルによって着信表示信号S6
送信する。無線電話機3はこの着信表示信号S6の受信に
よって外線41からの着信を可聴的及び可視的に表示す
る。
ところで、第4図において、無線電話機3のいずれか
がゾーンZの外に存在するときには、当該ゾーンZ外の
無線電話機3は接続装置21からの着呼信号S1が受けられ
ず、従って当該電話機3から着呼応答信号S2も返送され
ることはない。従って、第8図のにおいて、前記監視
時間t1がタイムアウトとなる。制御部203において、CPU
231は上記監視時間t1のタイムアウトを検出すると、こ
のときの着呼応答識別メモリ233の格納データを参照
し、当該格納データ中に“1"があるか否かによって、着
呼応答信号S2の受信があったか否かを判断する(第8図
)。着呼応答信号S2の受信があった場合、このことは
ゾーンZ内に少くとも1個は待機中の無線電話機3があ
ることを示しており、制御部203は、前記第8図と同
様にS−ch指定信号S4を送信する処理を行なう(第8図
)。以後の動作はタイマーの停止制御を行なわない
(タイマーは監視時間t1のタイムアウトにより消滅して
いる。)ことを除き、前記「a−c=0」となった場合
と同じである。
また、第8図の判断において、着呼応答信号S2の受
信がなかった場合には、着呼制御の停止処理を行ない
(第8図)、接続装置21からの着信表示信号S6の送出
は行なわない。すなわち、この場合にはゾーンZ内に無
線電話機3が存在せず、外線41からの着信に応答するこ
とができないからである。
また、外線4から着信が生起したときに、無線電話機
3のいずれかが既に通話中か又は発信操作に入っている
場合(待機中でない電話機が存在するとき)にも、当該
無線電話機3からは着呼応答信号が返送されてこないの
で、第8図の処理において「a−c=0」とはならな
い。この場合には、主装置1から接続装置2にS−ch遷
移信号S3(無線回線を制御チャネルから通信チャネルに
遷移させる信号)が送られることによって第8図以降
の制御が行なわれる。この制御の詳細は第5図に示す複
数ゾーンが設定されたときの制御の説明で明らかにされ
る。
次に、無線電話機3の通話サービスゾーンが複数(例
えば2ゾーン)設定されている場合について、第7図の
着信制御シーケンス図及び第9図のフローチャートを参
照して説明する。
第5図に示すように、上記サービスゾーンは、第1ゾ
ーンZ1と第2ゾーンZ2が設定されており、第1ゾーンZ1
には接続装置21〜2kが、第2ゾーンZ2には接続装置2
(k+1)〜2mがそれぞれ設置されているものとし、無線電
話システムに収容された無線電話機3は6台で、3台ず
つがそれぞれのゾーンZ1,Z2に存在するものとする。
外線4のいずれか、例えば外線41に着信が生起する
と、主装置1では、外線インタフェース111が当該着信
を検出し、着信検出情報を制御部14に送付する。制御部
14は当該着信検出情報を読み込むと、第1ゾーンZ1に属
する接続装置21〜2k及び第2ゾーンZ2に属する接続装置
2(k+1)〜2mのうち、それぞれ空いているもの、例えば第
1ゾーンZ1について接続装置21を、第2ゾーンについて
接続装置2(k+1)をそれぞれ選択すべく、それぞれに対応
する接続装置インタフェース121,12(k+1)を捕捉する。
以上の動作が終ると、主装置1の制御部14は、捕捉さ
れた接続装置インタフェース121,12(k+1)を介してそれ
ぞれのゾーンZ1,Z2の選択された接続装置21,2(k+1)に着
呼信号S1を送付し、これを受けて接続装置21,2
(k+1)は、送受信部202から無線回線の制御チャネルによ
ってそれぞれ自己が属する第1ゾーンZ1及び第2ゾーン
Z2に着呼信号S1を送信する。
第1ゾーンZ1及び第2ゾーンZ2に送信された上記着呼
信号S1はそれぞれのゾーンZ1,Z2に存在する無線電話機3
1〜33及び34〜36のうち待機中のものによって順次受信
され、着呼信号S1を受信した無線電話機3からは制御チ
ャネルによって着呼応答信号S2が返送される。
接続装置21,2(k+1)は、それぞれ第1ゾーンZ1に存在
する無線電話機31〜33及び第2ゾーンZ2に存在する無線
電話機34〜36から返送される着呼応答信号S2を受信し、
前記単一ゾーンの場合と同様、それぞれの着呼応答識別
メモリ233に着呼応答信号S2の受信を記憶し、かつ主装
置1に当該着呼応答信号S2を送付する。主装置1では接
続装置インタフェース121,12(k+1)を介して双方の接続
装置21,2(k+1)から送付された着呼応答信号S2を制御部1
4においてCPU141の制御によって状態識別メモリ143に記
憶する(第9図)。
ところで、いまの場合、無線電話機3は第1ゾーンZ1
と第2ゾーンZ2に分散して存在することにより、接続装
置21,2(k+1)の着呼応答識別メモリ233の内容が電話機識
別メモリ232の内容と一致することはない。然しなが
ら、主装置1には、双方の接続装置21,2(k+1)からの着
呼応答信号S2が集められ、状態識別メモリ143に格納さ
れているので、当該状態識別メモリ143の格納データに
よってシステムに収容された全無線電話機3の着呼応答
状態を判断することができる。尚、一方のゾーンZ1又は
Z2に全ての無線電話機31〜36が存在する場合には、前記
単一ゾーンと同様、着呼応答信号S2の返送は接続装置21
又は2(k+1)で確認でき、かつ当該接続装置21,又は2
(k+1)内で処理できるので(但し、無線電話機31〜36
全てが待機中のとき)、主装置1の状態識別メモリ143
の格納データを参照する必要がない。
また、状態識別メモリ143は、着呼応答信号S2の受信
の他、無線電話機3の通話中又は発信中等も含めて、す
なわち、待機中でなくなった状態を一括して記憶するも
のであり(例えば、無線電話機31が既に通話中であれ
ば、状態識別メモリ143の番号1のビットデータが
「1」となっている。)、状態識別メモリ143による着
呼応答状態の確認は、上記通話中の無線電話機3を除外
した残余の無線電話機3について行なうことができる。
主装置1において、制御部14のCPU141は、外線4に着
信が生起した時点からタイマーを起動し、前記単一ゾー
ンの場合の接続装置2におけると同様の監視時間t1のタ
イミング動作を開始しており、第9図のを循環す
る制御ループで当該監視時間t1以内に「a−b=0」に
なるか否か、すなわち、電話機識別メモリ142の格納デ
ータaと状態識別メモリ143の格納データbとが一致す
るか否かを監視している。
「a−b=0」になると、すなわち、第1ゾーンZ1
び第2ゾーンZ2に存在する無線電話機3のうち待機中の
ものの全てから着呼応答信号S2が返送され、これが接続
装置21,2(k+1)を介して主装置1に送られて制御部14のC
PU141がこれを確認すると、制御部14は着呼応答信号S2
が送られてきた接続装置21又は/及び2(k+1)(送付され
た着呼応答信号S2と送付元の接続装置2との対応は着呼
応答信号S2に付される識別符号によって識別できる。)
に無線回線を制御チャネルから通話チャネルに遷移させ
る信号(S−ch遷移信号)S3を送付し(第9図)、前
記監視時間t1のタイマーを停止する(第9図)。接続
装置21,2(k+1)は上記S−ch遷移信号S3を受信すると、
前記単一ゾーンの場合の第8図以降の制御と同じ処理
を行ない、それぞれのゾーンZ1,Z2に存在し待機中にあ
る無線電話機3に着信表示信号S6を送信する。
ところで、主装置1の電話機識別メモリ142の格納デ
ータaと状態識別メモリ143の格納データbとが一致す
る場合について、更に説明すると、前記したように、状
態識別メモリ143の格納データbには、例えば通話中で
ある無線電話機3のデータも含まれるので、例えば、無
線電話機31及び35が既に通話中であれば当該データbは
着呼応答信号S2の受信前に既に「10001000」となってお
り、当該無線電話機31から着呼応答信号S2が返送されな
くても、残りの無線電話機32〜34,36から着呼応答信号S
2が返送されれば当該データbは「11111100」となって
電話機識別メモリ142の格納データaと一致することと
なるので、後述する監視時間t1のタイムアウトを待たな
いで当該待機中の無線電話機32〜34,36に着信表示を行
なうことができる。この制御は前記単一ゾーンの場合も
同様に行なわれる。すなわち、単一ゾーンの場合におい
て既に待機中でない無線電話機3が存在する場合には、
主装置1内の制御部14における「a−b=0」の判断処
理によって(すなわち、接続装置2の制御部203におけ
るa−c=0の判断処理を無視して)着信表示制御が行
なわれる。
また、いずれかの無線電話機3が第1ゾーンZ1及び第
2ゾーンZ2のいずれにも存在しなくなったときには、前
記単一ゾーンの場合と同様に監視時間t1のタイムオーバ
ーによって着信表示信号S6の送出制御を行なう、すなわ
ち、第9図の判断で監視時間t1のタイムオーバーが検
出されると、制御部14のCPU141は状態識別メモリ143を
参照して着呼応答信号S2の受信があるか否かを判断し
(第9図)(状態識別メモリ143には着呼応答信号S2
の受信の他に通話中の状態等も記憶されるが、通話中等
の無線電話機3については図示しない別個のメモリにも
記憶されているので、双方のメモリの格納データの比較
によって、上記着呼応答信号S2の受信は確認でき
る。)、着呼応答信号S2の受信があれば、当該信号S2
送付した接続装置21又は/及び2(k+1)にS−ch遷移信号
S3を送付し(第9図)、また、接続装置21又は2(k+1)
から着呼応答信号S2が送られてこなかった場合には、第
1ゾーンZ1又は第2ゾーンZ2内に待機中の無線電話機3
が存在しないことを意味しているので、当該接続装置21
又は2(k+1)の所属するゾーンZ1又はZ2については、着呼
制御の停止処理を行なう(第9図)。また、着呼応答
信号S2の受信が全くない場合には、いずれのゾーンZ1,Z
2にも待機中の無線電話機3が存在しないこととなるの
で、双方のゾーンZ1,Z2について着呼制御の停止処理を
行なう(第9図の)。以上の場合において、S−ch遷
移信号S3の送出後の接続装置21,2(k+1)における処理
は、前記と同様、第8図の処理に移行する。
以上の説明で明らかなように、本発明では、待機中の
無線電話機3からの着呼応答信号S2が全て揃ったところ
で着信表示信号を送出するようにしてあるので、前記第
10図(B)で説明したような着信表示遅れ時間が実質的
に消滅する。
以上の実施例の説明では、外線からの着信を例にした
が、着信回線は外線に限らず、例えば内線又はドアホン
回線でもよく、一般に電話回線への着信制御に本発明を
実施することができる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明は、無線電話システム
に収容された無線電話機で待機中のものからの着呼応答
信号の受信を確認することにより接続装置から着信表示
信号を送信するようにしたものであり、電話回線に着信
が生起してから無線電話機に着信表示されるまでの時間
が短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の実施例を説明する図面で、第
1図は無線電話システムのブロック図、第2図は接続装
置のブロック図、第3図(A)〜(C)はメモリの構成
図、第4図及び第5図は無線電話システムのサービスゾ
ーンを説明する図、第6図及び第7図は着信制御シーケ
ンス図、第8図及び第9図は着信処理フローチャートで
あり、また、第10図(A),(B)は従来技術を説明す
るタイムチャートである。 (主な記号) 1……主装置、14……制御部、 142……電話機識別メモリ、 143……状態識別メモリ、 2(21〜2m)……接続装置、 203……制御部、 232……電話機識別メモリ、 233……着呼応答識別メモリ、 3(31〜3n)……無線電話機、 4(41〜4r)……外線(電話回線)、 S1……着呼信号、 S2……着呼応答信号、S6……着信表示信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 和雄 東京都文京区小石川2丁目5番7号 明 星電気株式会社内 (72)発明者 小林 幸蔵 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 熊高 信治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 折笠 裕己 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 志村 行浩 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−10927(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線を収容する主装置と、複数の無線
    電話機と、上記主装置に収容され、上記主装置を介して
    上記電話回線との間に有線回線を設定し、かつ上記無線
    電話機との間に無線回線を設定して当該有線回線と無線
    回線とを相互に接続制御する接続装置で構成され、電話
    回線からの着信を主装置が検出すると、該主装置は接続
    装置を介して無線回線の制御チャネルにより無線電話機
    に着呼信号を送付し、無線電話機は当該着呼信号を受信
    すると上記制御チャネルを介して着呼応答信号を接続装
    置に返送し、接続装置は上記着呼応答信号を受信するこ
    とにより無線回線を制御チャネルから通話チャネルに切
    替えて、該通話チャネルを介して接続装置から送出され
    る着信表示信号によって無線電話機に着信表示を行なう
    ようにした無線電話システムにおいて、 接続装置は、無線電話システムに収容される無線電話機
    を識別するための第1のメモリと、当該無線電話機から
    の着呼応答信号の受信を当該無線電話機毎に記憶する第
    2のメモリを有し、主装置は、上記第1のメモリと同機
    能の第3のメモリと、当該無線電話機が待機状態にない
    場合に、この状態を当該無線電話機毎に記憶する第4の
    メモリを有し、上記第3のメモリと第4のメモリの内容
    が一致したとき、一致情報を接続装置に送付し、上記接
    続装置は上記第1のメモリと第2のメモリの内容の一
    致、又は主装置からの上記一致情報の受信によって無線
    回線を制御チャネルから通話チャネルに遷移させ、該通
    話チャネルを介して接続装置から無線電話機に着信表示
    信号を送付するようにした無線電話システムの着信表示
    方式。
  2. 【請求項2】電話回線を収容する主装置と、複数の無線
    電話機と、上記主装置に収容され、上記主装置を介して
    上記電話回線との間に有線回線を設定し、かつ上記無線
    電話機との間に無線回線を設定して当該有線回線と無線
    回線とを相互に接続制御する接続装置で構成され、電話
    回線からの着信を主装置が検出すると、該主装置は接続
    装置を介して無線回線の制御チャネルにより無線電話機
    に着呼信号を送付し、無線電話機は当該着呼信号を受信
    すると上記制御チャネルを介して着呼応答信号を接続装
    置に返送し、接続装置は上記着呼応答信号を受信するこ
    とにより無線回線を制御チャネルから通話チャネルに切
    替えて、該通話チャネルを介して接続装置から送出され
    る着信表示信号によって無線電話機に着信表示を行なう
    ようにした無線電話システムにおいて、 主装置は、無線電話システムに収容される無線電話機を
    識別するための第3のメモリと、当該無線電話機が待機
    状態にない場合に、この状態を当該無線電話機毎に記憶
    する第4のメモリを有し、上記第3のメモリと第4のメ
    モリの内容が一致したとき、一致情報を接続装置に送付
    し、接続装置は当該一致情報の受信によって無線回線を
    制御チャネルから通話チャネルに遷移させ、該通話チャ
    ネルを介して接続装置から無線電話機に着信表示信号を
    送付するようにした無線電話システムの着信表示方式。
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