JP2879458B2 - 写真用広角レンズ - Google Patents

写真用広角レンズ

Info

Publication number
JP2879458B2
JP2879458B2 JP2056312A JP5631290A JP2879458B2 JP 2879458 B2 JP2879458 B2 JP 2879458B2 JP 2056312 A JP2056312 A JP 2056312A JP 5631290 A JP5631290 A JP 5631290A JP 2879458 B2 JP2879458 B2 JP 2879458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
curvature
image
object side
radius
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2056312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03259108A (ja
Inventor
和則 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2056312A priority Critical patent/JP2879458B2/ja
Publication of JPH03259108A publication Critical patent/JPH03259108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2879458B2 publication Critical patent/JP2879458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真用広角レンズに係わり、特に安価なパ
ノラマ写真用として好適な広角レンズに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年、レンズ付きフィルムユニットあるいは使い捨て
カメラと称せられる安価なカメラが広く使用されてきて
いるが、この種のカメラにおいても多様な機能が要求さ
れ、最近に至っては特に付加的機構を加えることなく、
パノラマ写真も撮影することのできる安価なカメラが市
販されている。
現在市販されているパノラマ写真用カメラは、多種多
様のものがあるが、それらは一般にカメラが大型化して
おり、機構的に複雑になり、レンズ機構も複雑であり、
高価で、しかも操作が比較的容易でないものが多い。
そこで、通常35mmフィルムなどの撮影画面サイズの上
下方向の一部をマスク等で遮蔽して横長の画面サイズを
形成し、撮影された疑似パノラマ写真を拡大プリントす
ることにより、パノラマ写真とするカメラが市販されて
いるが、撮影された周辺画質が中心部分の画質に比べて
見劣りするものがあり、拡大プリントしても画質の劣化
を実用上問題とならない程度まで改善できる安価な撮影
用レンズの開発が要望されている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、かかる現状に鑑み、物体側に凸面を向けた
正のメニスカスレンズと、該メニスカスレンズと物体側
に凹面を向けた結像面との間に配装された絞りとからな
り、前記メニスカスレンズの物体側の面は光軸から離れ
るにつれて面の曲率が強くなる非球面で形成され、前記
メニスカスレンズの結像側の面は光軸から離れるにつれ
て面の曲率が前記物体側の面の曲率と異なる非球面から
形成され、 r1:レンズの物体側の面の近軸の曲率半径 r2:レンズの結像面側の面の近軸の曲率半径 n :レンズの基準波長の屈折率 f :基準波長におけるレンズの焦点距離 R :結像面の曲率半径 とするとき、 なる各条件を満足することを特徴とする写真用広角レン
ズである。
〔作用〕
本発明においては、正のメニスカス単レンズの物体側
の面を光軸から離れるにつれて、曲率半径が小さくなる
非球面とし、結像面側の面をこれと異なる非球面として
互いに補完させることにより、像面を物体側に凹面を向
けて湾曲させた結像面の曲率半径と略一致せしめること
ができる程度に平坦化させると共に、球面収差を補正
し、さらにレンズの物体側の面と結像面側の面の各々の
曲率半径を特定の範囲に限定することにより、像面特性
および球面収差を良好に補正して画面周辺部と中心部の
画質を共に良好に維持することが可能となる。
本発明に係るレンズ系のレンズ構成を示す第1図、第
3図、第5図において、Lは物体側へ凸面を向けた正の
メニスカスレンズ、Pはフィルム面となされる結像面、
SはレンズLと結像面Pとの間に配設されている絞りで
ある。
本発明におけるレンズは両面とも非球面から形成され
ており、第1面の非球面は光軸から離れるにつれて曲率
半径が小さくなることが必要であり、これにより湾曲さ
せた結像面の曲率半径と略一致せしめることができる程
度に平坦化させて像面特性を良好に補正し、周辺までの
画質を良好に保持することができる。なお、この物体側
の非球面による球面収差の劣化は結像面側の面を物体側
の面と異なる非球面とすることにより、補正することが
できる。この結像側の非球面は、物体側の面の非球面を
補完するように作用するため、光軸から離れるにつれて
面の曲率が光軸付近の曲率に比して強くなる場合もあれ
ば、弱くなる場合もある。
本発明においては、さらに次の条件を満足することが
必要である。
ただし r1:レンズの物体側の面の近軸の曲率半径 r2:レンズの結像面側の面の近軸の曲率半径 n :レンズの基準波長の屈折率 f :基準波長におけるレンズの焦点距離 この条件式はレンズの両面の近軸曲率半径を規定する
もので、広角のため必要となる像面平坦化に対する条件
である。この条件の下限を越えると、像面特性が良好と
なり、周辺部の画質は良好となるが、球面収差が劣化し
て中心部の画質を悪化する。また、この条件の上限を越
えると、中心部の球面収差は良くなるが、周辺部の像面
特性が悪くなり、パノラマ写真等の広角レンズとして
は、不適となる。
結像面は物体側に凹面を向けて湾曲させることにより
像面湾曲を補正して良好なパノラマ写真に必要な補正が
できる。このときの結像面の曲率半径Rは次の条件を満
足するものである。
50<−R<180 (2) ただし、曲率半径Rは物体側に凸面を向けた場合を正
符号とする。
〔実施例〕
以下、本発明に係る数値実施例を示す。
本発明の実施例におけるパノラマ写真用広角レンズは
物体側へ凸面を向けた正のメニスカスプラスチックレン
ズLからなり、絞りSはレンズLと結像面Pとの間に配
設されている。
以下の数値実施例の説明において、 m:物体側より順次数えた面番号 ri:物体側から数えた第i番目のレンズ面の曲率半径 d :レンズの厚み n :レンズのd線に対する屈折率 ν :レンズのd線に対するアツベ数 f′:レンズの焦点距離 Bf′:バックフォーカス とする。
なお、非球面は*で表し、その形状は光軸方向をX
軸、光軸と垂直方向をY軸方向とするとき、 で表される。
ただし、rは近軸の曲率半径、Kは離心率、ai-1は非
球面係数である。
第1図に示した第1実施例の具体的構成は、下表のと
おりである。絞りはレンズLの第2面r2の背後にある。
この具体的構成による収差曲線は第2図の如くなる。
第3図に示した第2実施例の具体的構成は、下表のと
おりである。絞りは第2面より1.00mmの位置にある。
この具体的構成による収差曲線は第4図の如くなる。
第5図に示した第3実施例の具体的構成あ、下表のと
おりである。絞りは第2面に密接した位置にある。
この具体的構成による収差曲線は第6図の如くなる。
上記実施例の収差曲線図における諸収差は、充分に実
用に供されるものであることを示している。
〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、単
レンズでありながら、像面を物体側に湾曲させた結像面
(フイルム面)の曲率半径と略一致せしめることができ
る程度に平坦化して像面特性を良好に補正すると共に、
球面収差の劣化をも補正することを可能とした安価なパ
ノラマ写真用に適した写真用広角レンズの提供が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるレンズの第1実施例のレンズ構
成図、第2図は第1実施例の収差曲線図、第3図は第2
実施例のレンズ構成図、第4図は第2実施例の収差曲線
図、第5図は第3実施例のレンズ構成図、第6図は第3
実施例の収差曲線図である。 L:レンズ S:絞り P:結像面 R:結像面の曲率半径 X:光軸 r1,r2:レンズ面の曲率半径 d:レンズの厚み S:サジタル像面 T:タンジェンシャル像面 F:Fナンバー h:像高

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側に凸面を向けた正のメニスカスレン
    ズと、該メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた結像
    面との間に配装された絞りとからなり、前記メニスカス
    レンズの物体側の面は光軸から離れるにつれて面の曲率
    が強くなる非球面で形成され、前記メニスカスレンズの
    結像側の面は光軸から離れるにつれて面の曲率が前記物
    体側の面の曲率と異なる非球面から形成され、 r1:レンズの物体側の面の近軸の曲率半径 r2:レンズの結像面側の面の近軸の曲率半径 n :レンズの基準波長の屈折率 f :基準波長におけるレンズの焦点距離 R :結像面の曲率半径 とするとき、 なる各条件を満足することを特徴とする写真用広角レン
    ズ。
JP2056312A 1990-03-09 1990-03-09 写真用広角レンズ Expired - Lifetime JP2879458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2056312A JP2879458B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 写真用広角レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2056312A JP2879458B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 写真用広角レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03259108A JPH03259108A (ja) 1991-11-19
JP2879458B2 true JP2879458B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=13023636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2056312A Expired - Lifetime JP2879458B2 (ja) 1990-03-09 1990-03-09 写真用広角レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2879458B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05173061A (ja) * 1991-12-26 1993-07-13 Konica Corp カメラ
WO2001029613A1 (fr) * 1999-10-22 2001-04-26 Waseda University Appareil photographique supergrandangulaire et objectif utilise dans cet appareil

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03259108A (ja) 1991-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3564107B2 (ja) コンパクトな撮影レンズ
TW201939093A (zh) 攝像用光學鏡組、取像裝置及電子裝置
JPH0383006A (ja) ズームレンズ
JPH11153752A (ja) 明るい広角レンズ
JP2004212467A (ja) 撮影レンズ
JP4447680B2 (ja) ズームレンズ
JPH03179311A (ja) ズームレンズ
JP3652179B2 (ja) ズームレンズ
JP2000330016A (ja) ズームレンズ
JP3800420B2 (ja) マクロレンズ
JP3191296B2 (ja) パノラマ撮影可能なカメラ
JP4467920B2 (ja) 撮影レンズ及びそれを有する撮像装置
JP2650309B2 (ja) 固定焦点レンズ
JP3203566B2 (ja) 広角レンズ
JP2879458B2 (ja) 写真用広角レンズ
JP2984956B2 (ja) 撮影レンズ
JP2629100B2 (ja) ズームレンズ
JP3162151B2 (ja) 撮影レンズ
US5392082A (en) Photographing apparatus having a trimming photographic mode
JP2000081568A (ja) アナモフィックアタッチメントレンズ
JPH073503B2 (ja) バツクフオ−カスの長い広角レンズ
JP2899017B2 (ja) 実像式の変倍フアインダー
JPH0356606B2 (ja)
JP3231404B2 (ja) 撮影レンズ
JPH0476087B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129

Year of fee payment: 12