JP2879331B2 - 二重壁を兼ねる型枠と、その型枠を用いた施工方法 - Google Patents
二重壁を兼ねる型枠と、その型枠を用いた施工方法Info
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- JP2879331B2 JP2879331B2 JP8356732A JP35673296A JP2879331B2 JP 2879331 B2 JP2879331 B2 JP 2879331B2 JP 8356732 A JP8356732 A JP 8356732A JP 35673296 A JP35673296 A JP 35673296A JP 2879331 B2 JP2879331 B2 JP 2879331B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボックスカルバー
ト,地下鉄,地下駐車場,建築物の地下室等の主に地下
構造物において、コンクリート側壁からの浸透水が室内
に浸入するのを防止する壁体構造と、その壁体の施工方
法及び、壁体用型枠に関するものである。
ト,地下鉄,地下駐車場,建築物の地下室等の主に地下
構造物において、コンクリート側壁からの浸透水が室内
に浸入するのを防止する壁体構造と、その壁体の施工方
法及び、壁体用型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図8、図9には地下構造物の二
重壁の例が部分断面図で示されており、図示の地下構造
物1において、地山2に沿ってコンクリート側壁3が構
築され、コンクリート側壁3の上端にはコンクリート上
床版4が、下端には基礎コンクリート下床版5が構築さ
れている。
重壁の例が部分断面図で示されており、図示の地下構造
物1において、地山2に沿ってコンクリート側壁3が構
築され、コンクリート側壁3の上端にはコンクリート上
床版4が、下端には基礎コンクリート下床版5が構築さ
れている。
【0003】前記において、地山2からの湧水がコンク
リート側壁3を浸透して地下構造物1の室内11に浸入
するおそれがある。このため従来はコンクリート側壁3
の室内側に所定の間隙12を有して積みコンクリートブ
ロック壁13を構築し、間隙12の下端と排水溝16と
の間は水抜き孔17により連通している。したがって、
地山2から湧出し、コンクリート側壁3を浸透した地下
水は間隙12を通って流下し、さらに水抜き孔17を通
って排水溝16に導かれ排水される。
リート側壁3を浸透して地下構造物1の室内11に浸入
するおそれがある。このため従来はコンクリート側壁3
の室内側に所定の間隙12を有して積みコンクリートブ
ロック壁13を構築し、間隙12の下端と排水溝16と
の間は水抜き孔17により連通している。したがって、
地山2から湧出し、コンクリート側壁3を浸透した地下
水は間隙12を通って流下し、さらに水抜き孔17を通
って排水溝16に導かれ排水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の地
下構造物においては、地山からの湧水がコンクリート側
壁を浸透し、室内に浸入するおそれが多いので、これの
対策としてコンクリート側壁と積みコンクリートブロッ
ク壁とからなる二重壁構造とし、その間に通水用間隙を
形成してなる壁構造であるが、この二重壁構造は設計上
のいくつかの問題点がある。
下構造物においては、地山からの湧水がコンクリート側
壁を浸透し、室内に浸入するおそれが多いので、これの
対策としてコンクリート側壁と積みコンクリートブロッ
ク壁とからなる二重壁構造とし、その間に通水用間隙を
形成してなる壁構造であるが、この二重壁構造は設計上
のいくつかの問題点がある。
【0005】すなわち、一対の型枠(図示せず)を用い
てコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後、
型枠を脱型してコンクリート側壁を構築する工程と、そ
の後積みコンクリートブロック壁を構築する工程の2工
程が必要であり、このため二重壁構造は工期が長くな
り、工費が嵩むという問題があった。
てコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した後、
型枠を脱型してコンクリート側壁を構築する工程と、そ
の後積みコンクリートブロック壁を構築する工程の2工
程が必要であり、このため二重壁構造は工期が長くな
り、工費が嵩むという問題があった。
【0006】また、ジャンカと称してコンクリートが硬
化し型枠を脱型後、コンクリートのまわり込みが悪くて
砂利状態になる現象が生じるが、この場合、コンクリー
トを再充填して表面の手直しが必要となる問題がある。
化し型枠を脱型後、コンクリートのまわり込みが悪くて
砂利状態になる現象が生じるが、この場合、コンクリー
トを再充填して表面の手直しが必要となる問題がある。
【0007】さらに、コンクリートブロック壁の存在に
より室内側のデッドスペースが増大し、そのぶん室内有
効利用面積が減殺される。さらに、積みコンクリートブ
ロック壁は地震等の振動に対して本体であるコンクリー
ト壁と挙動が同一でないためブロック壁の亀裂又は、崩
壊等が生じるおそれがある。
より室内側のデッドスペースが増大し、そのぶん室内有
効利用面積が減殺される。さらに、積みコンクリートブ
ロック壁は地震等の振動に対して本体であるコンクリー
ト壁と挙動が同一でないためブロック壁の亀裂又は、崩
壊等が生じるおそれがある。
【0008】本発明は、前記の欠点を改良した壁体の築
造方法と、壁体用型枠を提供することを目的とする。
造方法と、壁体用型枠を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る二重壁を兼ねる型枠は、コンクリート
を打設して側壁を構成する構造物において、前記コンク
リートの内面に設置される壁体用型枠の内型枠は、不透
水パネルの内側面に透水パネルを装着して構成され、か
つ不透水パネルと透水パネルの境界部に位置する角縁に
沿って上下方向に水膨張ゴムの止水材が装着され、前記
角縁に位置する水膨張ゴムの止水材を介して隣合う内型
枠同士が水密的に接合されて、不透水パネルの内面に透
水パネルを有するコンクリート壁体が築造されることを
特徴とする。また本発明の型枠は、前記透水パネルはコ
ンクリート壁体と嵌着できる凹凸部を有し、不透水パネ
ルとコンクリート壁体の間に透水パネルを形成してなる
ことを特徴とする。また本発明の型枠においては、前記
透水パネルは、ポーラスな透水コンクリート又は、合成
樹脂の粒子状のものをポーラスに板状にしたものによっ
て構成されていることを特徴とする。また本発明の型枠
においては、前記透水パネルは粒子状固形体を、その表
面に付着させた接着材により結合して構成されているこ
とを特徴とする。また本発明の二重壁の施工方法は、コ
ンクリートを打設して壁体を構築するに際し、コンクリ
ート型枠用セパレータによって、請求項1の壁体用型枠
を保持し、この壁体用型枠の内面にコンクリートを打設
することにより、このコンクリート壁体と前記壁体用型
枠の透水パネルとを固着させることを特徴とする。
め、本発明に係る二重壁を兼ねる型枠は、コンクリート
を打設して側壁を構成する構造物において、前記コンク
リートの内面に設置される壁体用型枠の内型枠は、不透
水パネルの内側面に透水パネルを装着して構成され、か
つ不透水パネルと透水パネルの境界部に位置する角縁に
沿って上下方向に水膨張ゴムの止水材が装着され、前記
角縁に位置する水膨張ゴムの止水材を介して隣合う内型
枠同士が水密的に接合されて、不透水パネルの内面に透
水パネルを有するコンクリート壁体が築造されることを
特徴とする。また本発明の型枠は、前記透水パネルはコ
ンクリート壁体と嵌着できる凹凸部を有し、不透水パネ
ルとコンクリート壁体の間に透水パネルを形成してなる
ことを特徴とする。また本発明の型枠においては、前記
透水パネルは、ポーラスな透水コンクリート又は、合成
樹脂の粒子状のものをポーラスに板状にしたものによっ
て構成されていることを特徴とする。また本発明の型枠
においては、前記透水パネルは粒子状固形体を、その表
面に付着させた接着材により結合して構成されているこ
とを特徴とする。また本発明の二重壁の施工方法は、コ
ンクリートを打設して壁体を構築するに際し、コンクリ
ート型枠用セパレータによって、請求項1の壁体用型枠
を保持し、この壁体用型枠の内面にコンクリートを打設
することにより、このコンクリート壁体と前記壁体用型
枠の透水パネルとを固着させることを特徴とする。
【0010】本発明によると、不透水パネルと透水パネ
ルが一体となる側壁用型枠がコンクリート側壁の室内側
に一体的に固着されるため、その不透水パネルが即、室
内側壁面となるのでコンクリート壁面にジャンカが出来
てもその手直しが不要である。しかも、透水パネルの前
面に一体的に設ける前記不透水パネルによって、コンク
リート側壁を浸透する地中からの湧水の室内への浸入が
防止され、かつ湧水は透水パネルを流下して円滑に排水
される。
ルが一体となる側壁用型枠がコンクリート側壁の室内側
に一体的に固着されるため、その不透水パネルが即、室
内側壁面となるのでコンクリート壁面にジャンカが出来
てもその手直しが不要である。しかも、透水パネルの前
面に一体的に設ける前記不透水パネルによって、コンク
リート側壁を浸透する地中からの湧水の室内への浸入が
防止され、かつ湧水は透水パネルを流下して円滑に排水
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図1は図8、図9と同様の地下構造物
1を示し、地山2に沿ってコンクリート側壁3が構築さ
れ、コンクリート側壁3の上端にはコンクリート上床版
4が構築され、下端にはコンクリート下床版5が構築さ
れて地下構造物1の躯体が構成されている。
照して説明する。図1は図8、図9と同様の地下構造物
1を示し、地山2に沿ってコンクリート側壁3が構築さ
れ、コンクリート側壁3の上端にはコンクリート上床版
4が構築され、下端にはコンクリート下床版5が構築さ
れて地下構造物1の躯体が構成されている。
【0012】本発明では、コンクリート側壁3の室内側
に壁体用型枠22が嵌めごろし方式で固着されている。
壁体用型枠22は、所定大きさ(高さ、幅)の不透水パ
ネル23の側面に所定の厚みを有する透水パネル24を
装着して構成される。透水パネル24は例えば透水性コ
ンクリートや、粒子状固形体を板状にしたものなどで構
成される。粒子状固定体としては、図5に示されるよう
に例えばガラスの廃材,骨材等から作られる適当な粒体
9を接着材19で固めたものを使用してもよい。
に壁体用型枠22が嵌めごろし方式で固着されている。
壁体用型枠22は、所定大きさ(高さ、幅)の不透水パ
ネル23の側面に所定の厚みを有する透水パネル24を
装着して構成される。透水パネル24は例えば透水性コ
ンクリートや、粒子状固形体を板状にしたものなどで構
成される。粒子状固定体としては、図5に示されるよう
に例えばガラスの廃材,骨材等から作られる適当な粒体
9を接着材19で固めたものを使用してもよい。
【0013】透水パネル24には、発明の第2の実施の
形態として図4に示すように上下方向に貫通する通水孔
25を形成しておくこともできる。透水パネル24と不
透水パネル23とは両者の接合に適した接着剤又は、他
の結合手段を用いて固着される。また、透水パネル24
の後面には、後述するコンクリート側壁3との接合を確
実なものとする手段の一例として縦方向又は横方向に伸
びる凹凸部26又は、凹凸部を点在にしたものが設けら
れている。又は突起状のものを設ける事も出来る。
形態として図4に示すように上下方向に貫通する通水孔
25を形成しておくこともできる。透水パネル24と不
透水パネル23とは両者の接合に適した接着剤又は、他
の結合手段を用いて固着される。また、透水パネル24
の後面には、後述するコンクリート側壁3との接合を確
実なものとする手段の一例として縦方向又は横方向に伸
びる凹凸部26又は、凹凸部を点在にしたものが設けら
れている。又は突起状のものを設ける事も出来る。
【0014】また、壁体用型枠22を、縦・横方向に複
数枚接続して全体型枠が構成されるものであるから、各
型枠の接続部の水密的接続を可及的に簡易な手段を用い
て行なう。図4のように、不透水パネル23と透水パネ
ル24とを交互にずらし、接続部分のかみ合わせ延長を
長くすることにより水密的接続を高め、同時に機械的か
み合わせにより壁体用型枠22を簡易に確実に組立てる
ことが出来る。25は通水長孔である。
数枚接続して全体型枠が構成されるものであるから、各
型枠の接続部の水密的接続を可及的に簡易な手段を用い
て行なう。図4のように、不透水パネル23と透水パネ
ル24とを交互にずらし、接続部分のかみ合わせ延長を
長くすることにより水密的接続を高め、同時に機械的か
み合わせにより壁体用型枠22を簡易に確実に組立てる
ことが出来る。25は通水長孔である。
【0015】本発明に係る防水壁体は次のように施工さ
れる。図6に示すように外型枠29を設置し、この外型
枠29と所定寸法に隔離して、透水パネル24を対向さ
せて内型枠22を平行に設置する。外型枠29と内型枠
22の間は複数本のコンクリート型枠用セパレータ30
で所定の間隔に保持される。型枠用セパレータ30の内
端側は透水パネル24の貫通孔35aと、不透水パネル
23の貫通孔35bに挿通され、頭部30aは不透水パ
ネル23の凹部40に位置している。また、型枠用セパ
レータ30の外側端のねじ部31は木コン32の径小ね
じ穴33に螺合されている。木コン32の外端面34は
外型枠29の側面に当接され、また、木コン32の内端
寄りの鍔部34aは透水パネル24の側面に当接され、
さらに、外型枠29に開設された貫通孔35を挿通して
木コン32の径大ねじ穴36にボルト37を螺合し、締
付けナット38を外型枠の側面に締付ける。それにより
型枠用セパレータ30を介して外型枠29と内型枠22
が所定の間隔に、かつ平行に保持される。なお、型枠用
セパレータ30の内側端は、図6の構造に代えて従来の
図7に示す樹脂製定着具50を用いて内型枠22に固着
することができる。
れる。図6に示すように外型枠29を設置し、この外型
枠29と所定寸法に隔離して、透水パネル24を対向さ
せて内型枠22を平行に設置する。外型枠29と内型枠
22の間は複数本のコンクリート型枠用セパレータ30
で所定の間隔に保持される。型枠用セパレータ30の内
端側は透水パネル24の貫通孔35aと、不透水パネル
23の貫通孔35bに挿通され、頭部30aは不透水パ
ネル23の凹部40に位置している。また、型枠用セパ
レータ30の外側端のねじ部31は木コン32の径小ね
じ穴33に螺合されている。木コン32の外端面34は
外型枠29の側面に当接され、また、木コン32の内端
寄りの鍔部34aは透水パネル24の側面に当接され、
さらに、外型枠29に開設された貫通孔35を挿通して
木コン32の径大ねじ穴36にボルト37を螺合し、締
付けナット38を外型枠の側面に締付ける。それにより
型枠用セパレータ30を介して外型枠29と内型枠22
が所定の間隔に、かつ平行に保持される。なお、型枠用
セパレータ30の内側端は、図6の構造に代えて従来の
図7に示す樹脂製定着具50を用いて内型枠22に固着
することができる。
【0016】このとき、図4に示すように接続される内
型枠22の端部は、鉤状突出部27と鉤状凹部28とを
作る方法もありその喰込みにより強度的及び水密的に確
実に接合される。この鉤状突出部27と鉤状凹部28と
の接合面には必要に応じてシール材を添付する方法もあ
る。さらに、隣接する内型枠22の不透水パネル23の
隣接角縁に沿って水膨張ゴム、シールパッキン等の止水
材39を装着することも可能である。また、図3に示す
ように、内型枠22の両端はストレート端部27a,2
8aとし、かつ前記同様隣接する内型枠22の不透水パ
ネル23の隣接角縁に前記止水材39を装着する方法も
ある。
型枠22の端部は、鉤状突出部27と鉤状凹部28とを
作る方法もありその喰込みにより強度的及び水密的に確
実に接合される。この鉤状突出部27と鉤状凹部28と
の接合面には必要に応じてシール材を添付する方法もあ
る。さらに、隣接する内型枠22の不透水パネル23の
隣接角縁に沿って水膨張ゴム、シールパッキン等の止水
材39を装着することも可能である。また、図3に示す
ように、内型枠22の両端はストレート端部27a,2
8aとし、かつ前記同様隣接する内型枠22の不透水パ
ネル23の隣接角縁に前記止水材39を装着する方法も
ある。
【0017】このように外型枠29と内型枠22を平行
設置したうえ、両型枠の間にコンクリートを打設する
(なお、鉄筋は図示省略する)。それによりコンクリー
トは外型枠29と透水パネル24の間の空隙に充填され
てコンクリート側壁3が構成され、しかもコンクリート
は透水パネル24の背面の凹凸部26に喰込んで充填さ
れることにより、コンクリート側壁3と壁体用型枠22
との結合は確実なものとなる。コンクリート側壁3と透
水パネル24との結合をより確実にする手段として、前
記凹凸部26へのコンクリート喰込み手段の他に他の手
段を用いてもよく、また凹凸部26の断面形状等は変更
して構わない。
設置したうえ、両型枠の間にコンクリートを打設する
(なお、鉄筋は図示省略する)。それによりコンクリー
トは外型枠29と透水パネル24の間の空隙に充填され
てコンクリート側壁3が構成され、しかもコンクリート
は透水パネル24の背面の凹凸部26に喰込んで充填さ
れることにより、コンクリート側壁3と壁体用型枠22
との結合は確実なものとなる。コンクリート側壁3と透
水パネル24との結合をより確実にする手段として、前
記凹凸部26へのコンクリート喰込み手段の他に他の手
段を用いてもよく、また凹凸部26の断面形状等は変更
して構わない。
【0018】次に、打設した側壁コンクリートが硬化し
た後、図6におけるコンクリート型枠用セパレータ30
の後方のボルト37を緩めて外型枠29を脱型する。ま
た、内型枠22はいわゆる嵌めごろし型枠としてコンク
リート側壁3に一体的に装着された状態で残される。外
壁枠29側のコンクリート型枠用セパレータ30のボル
ト37は木コン32の径大ねじ穴36から螺脱される。
た後、図6におけるコンクリート型枠用セパレータ30
の後方のボルト37を緩めて外型枠29を脱型する。ま
た、内型枠22はいわゆる嵌めごろし型枠としてコンク
リート側壁3に一体的に装着された状態で残される。外
壁枠29側のコンクリート型枠用セパレータ30のボル
ト37は木コン32の径大ねじ穴36から螺脱される。
【0019】前記のように構成された本発明の地下構造
物1において、地山から湧出し、コンクリート側壁3を
浸透した湧水は内型枠22の透水パネル24に浸入して
流下し、さらに不透水パネル23の下端に開設された水
抜き孔17を通り、コンクリート下床版5の端部に形成
された排水溝16から排水される。
物1において、地山から湧出し、コンクリート側壁3を
浸透した湧水は内型枠22の透水パネル24に浸入して
流下し、さらに不透水パネル23の下端に開設された水
抜き孔17を通り、コンクリート下床版5の端部に形成
された排水溝16から排水される。
【0020】図7は本発明に係る内型枠22の他の設置
例を示す。図7では、鉄筋45にセパレータ46の基端
が溶接48で固定されており、不透水パネル23のテー
パー孔に嵌着された樹脂製定着具50に設けられた連結
ねじ筒51のねじ穴の途中まで、セパレータ46の他端
のねじ部が螺合されている。そして、押え部材53を挿
通する取付けねじ軸52を連結ねじ筒51のねじ穴に螺
合し、ナット49を締結して、前記押え部材53でバタ
材54を押えることで、壁体用型枠22を所定の位置に
保持する構成とされている。
例を示す。図7では、鉄筋45にセパレータ46の基端
が溶接48で固定されており、不透水パネル23のテー
パー孔に嵌着された樹脂製定着具50に設けられた連結
ねじ筒51のねじ穴の途中まで、セパレータ46の他端
のねじ部が螺合されている。そして、押え部材53を挿
通する取付けねじ軸52を連結ねじ筒51のねじ穴に螺
合し、ナット49を締結して、前記押え部材53でバタ
材54を押えることで、壁体用型枠22を所定の位置に
保持する構成とされている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は構造物の
コンクリート側壁を構築するに際し、不透水パネルの側
面に透水パネルを固着してなる埋め殺し構造の壁体用型
枠を用いてコンクリート打設と同時にコンクリート側壁
の室内側に透水パネルと不透水パネルを一体的に構成す
るので、簡単な壁施工作業で防水構造壁を構築すること
ができ、従来のようにコンクリート側壁の構築の後、さ
らに積みコンクリートブロック壁を構築するという手間
のかかる工程に比べて工期,工費を低減できる。さら
に、ジャンカ現象によるコンクリート表面の不具合を手
直しする作業工程を不要ならしめることができる。
コンクリート側壁を構築するに際し、不透水パネルの側
面に透水パネルを固着してなる埋め殺し構造の壁体用型
枠を用いてコンクリート打設と同時にコンクリート側壁
の室内側に透水パネルと不透水パネルを一体的に構成す
るので、簡単な壁施工作業で防水構造壁を構築すること
ができ、従来のようにコンクリート側壁の構築の後、さ
らに積みコンクリートブロック壁を構築するという手間
のかかる工程に比べて工期,工費を低減できる。さら
に、ジャンカ現象によるコンクリート表面の不具合を手
直しする作業工程を不要ならしめることができる。
【0022】そして本発明では、地山から湧出しコンク
リート側壁を浸透する水は、透水パネルを通って下方に
流下して排水され、かつ不透水パネルによって構造物の
内部への浸入が防止され、二重壁構造と同じ防水効果が
得られる。
リート側壁を浸透する水は、透水パネルを通って下方に
流下して排水され、かつ不透水パネルによって構造物の
内部への浸入が防止され、二重壁構造と同じ防水効果が
得られる。
【0023】また、本発明によると、壁体用型枠の不透
水パネルの存在により、構造物における室内の結露防止
効果、透水パネルの存在による防音効果を期待でき、さ
らに従来の防水二重側壁構造に比べて壁の厚みを薄くで
き、それだけ室内の有効面積を大きくとれる。なお、通
常の型枠の裏面に透水パネルを設け、コンクリート打設
後コンクリート側壁に透水パネルのみを残して型枠を脱
型し、透水パネルの表面に化粧板を貼着、もしくはモル
タル塗り等の内装仕上げも可能である。
水パネルの存在により、構造物における室内の結露防止
効果、透水パネルの存在による防音効果を期待でき、さ
らに従来の防水二重側壁構造に比べて壁の厚みを薄くで
き、それだけ室内の有効面積を大きくとれる。なお、通
常の型枠の裏面に透水パネルを設け、コンクリート打設
後コンクリート側壁に透水パネルのみを残して型枠を脱
型し、透水パネルの表面に化粧板を貼着、もしくはモル
タル塗り等の内装仕上げも可能である。
【図1】本発明に係る地下構造物の一般的な断面図であ
る。
る。
【図2】図1における防水コンクリート側壁構造の拡大
図である。
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る壁体用型枠の斜
視断面図である。
視断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る壁体用型枠の斜
視断面図である。
視断面図である。
【図5】透水パネルの拡大断面図である。
【図6】コンクリート側壁構築時の第1の実施形態に係
る断面図である。
る断面図である。
【図7】コンクリート側壁構築時の第2の実施形態に係
る断面図である。
る断面図である。
【図8】従来の地下構造物の二重壁形式の断面図であ
る。
る。
【図9】図8における防水二重壁構造の拡大図である。
1 地下構造物 2 地山 3 コンクリート側壁 4 コンクリート上床版 5 コンクリート下床版 9 粒体 11 室内 12 間隙 13 積みコンクリートブロック壁 16 排水溝 17 水抜き孔 19 接着材 22 内型枠 23 不透水パネル 24 透水パネル 25 通水孔 26 凹凸部 27 鉤状突出部(不透水パネル側) 28 鉤状凹部(透水パネル側) 29 外型枠 30 コンクリート型枠用セパレータ 31 ねじ部 32 木コン 33 径小ねじ穴 34 外端面 35 貫通孔 36 径大ねじ穴 37 ボルト 38 締付けナット 39 止水材 40 凹部 45 鉄筋 46 セパレータ 48 溶接 49 ナット 50 樹脂製定着具 51 連結ねじ筒 52 取付けねじ軸 53 押さえ部材 54 バタ材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−81424(JP,A) 特開 平2−311621(JP,A) 特開 平5−17963(JP,A) 特開 平8−4035(JP,A) 実開 平7−15840(JP,U) 実公 平7−39958(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/00 E02D 31/02
Claims (5)
- 【請求項1】 コンクリートを打設して二重側壁を構成
する構造物において、前記コンクリートの内面に設置さ
れる壁体用型枠の内型枠は、不透水パネルの内側面に透
水パネルを装着して構成され、かつ不透水パネルと透水
パネルの境界部に位置する角縁に沿って上下方向に水膨
張ゴムの止水材が装着され、前記角縁に位置する水膨張
ゴムの止水材を介して隣合う内型枠同士が水密的に接合
されて、不透水パネルの内面に透水パネルを有するコン
クリート壁体が築造されることを特徴とする二重壁を兼
ねる型枠。 - 【請求項2】 前記透水パネルはコンクリート壁体と嵌
着できる凹凸部を有し、不透水パネルとコンクリート壁
体の間に透水パネルを形成してなる請求項1に記載の二
重壁を兼ねる型枠。 - 【請求項3】 前記透水パネルは、ポーラスな透水コン
クリート又は、合成樹脂の粒子状のものをポーラスに板
状にしたものによって構成されていることを特徴とする
請求項1又は2に記載の二重壁を兼ねる型枠。 - 【請求項4】 前記透水パネルは粒子状固形体を、その
表面に付着させた接着材により結合して構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の二重壁を兼ね
る型枠。 - 【請求項5】 コンクリートを打設して壁体を構築する
に際し、コンクリート型枠用セパレータによって、請求
項1の壁体用型枠を保持し、この壁体用型枠の内面にコ
ンクリートを打設することにより、このコンクリート壁
体と前記壁体用型枠の透水パネルとを固着させることを
特徴とする二重壁の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8356732A JP2879331B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 二重壁を兼ねる型枠と、その型枠を用いた施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8356732A JP2879331B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 二重壁を兼ねる型枠と、その型枠を用いた施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184000A JPH10184000A (ja) | 1998-07-14 |
| JP2879331B2 true JP2879331B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=18450506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8356732A Expired - Lifetime JP2879331B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 二重壁を兼ねる型枠と、その型枠を用いた施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2879331B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4618701B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2011-01-26 | 株式会社ジェイエスピー | 排水構造物、断熱排水構造物及びコンクリート地下構造物の断熱排水壁の構築方法 |
| CN108677962B (zh) * | 2018-05-23 | 2020-06-26 | 浙江大学城市学院 | 一种地铁出入线段基坑模架安装及拆除方法 |
| CN114809592B (zh) * | 2022-05-19 | 2024-03-29 | 中建五局第三建设(深圳)有限公司 | 外墙后浇带超前止水的施工方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8356732A patent/JP2879331B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10184000A (ja) | 1998-07-14 |
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