JP2878767B2 - エレベータの制御量出力装置 - Google Patents
エレベータの制御量出力装置Info
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Description
憶しながらディジタル制御されるエレベータの制御量の
ディジタル値をアナログ量に変換して出力するエレベー
タの制御量出力装置に関する。
すように、速度指令発生装置1はかご2の速度指令信号
1aを出力して速度制御増幅器3に供給し、該速度制御増
幅器3はかご2を駆動する電動機4に結合された位置検
出器5からの位置信号5aを位置/速度変換器6によって
速度に変換された速度信号6aと前記速度指令発生装置1
からの速度指令信号1aとを比較し、その差に対応した電
流指令3aを出力して電流制御増幅器7に供給している。
の電流を検出する電流検出器8の電流信号8aとの偏差を
演算するとともに、この偏差分に不平衡トルク指令装置
9からの荷重信号9aを加えて、電力制御信号7aを出力
し、この信号を電力変換装置10に供給する。電力変換装
置10はこの電力制御信号7aに基づいて電動機4への供給
電力を制御する。
該綱車13に巻き掛けられている主索12の両端に釣合い錘
11に対して取り付けられているかご2を移動させるよう
になっている。
はエレベータ昇降路の各階床に設けられている着床検出
板15A,15B,…を検出して着床信号14aを速度指令発生装
置1に供給する。速度指令発生装置1はこの着床信号に
基づいて速度指令信号1aを出力する。
は荷重検出信号16aを不平衡トルク指令装置9に供給す
る。
ルク分を補正する信号を発生して電流制御増幅器7に供
給する。
で囲んで示す速度指令発生装置1、速度制御増幅器3、
位置/速度変換器6、電流制御増幅器7等を個別回路で
構成しているが、近年マイクロコンピュータの発達にと
もない、エレベータの制御にもマイクロコンピュータに
よるディジタル制御が広く採用され、上述した各装置は
マイクロコンピュータで置き換えられているものが多く
採用されている。
エレベータ制御装置でも、エレベータの調整時や保守時
等には、エレベータの運行状態により時々刻々変化する
制御途中のディジタル処理されている制御量、例えば、
速度基準値と速度フィードバック値との偏差を簡単に目
視できるアナログ信号として取出して、その状態を確認
したいという要望があるが、マイクロコンピュータを使
用してディジタル制御されるエレベータにおいては、各
制御量はディジタル量としてRAM等に記憶されているた
め、アナログ量として簡単に出力することができないと
いう問題がある。
するところは、コンピュータを使用してディジタル制御
されるエレベータのディジタル制御量を適当な大きさの
アナログ信号にして簡単に出力し得るエレベータの制御
量出力装置を提供することにある。
量出力装置は、コンピュータを用いて各制御量をRAMに
記憶しながらディジタル制御されるエレベータの制御量
を出力するエレベータの制御量出力装置であって、前記
コンピュータのデータバスに接続された所定ビット数の
ディジタル−アナログ変換器と、出力したい所望の制御
量の指定情報および所定の係数値を入力する入力手段
と、該入力手段から入力された制御量の指定情報に対応
するディジタル制御量を前記RAMから読み出す読み出し
手段と、該読み出し手段で読み出されたディジタル制御
量と前記所定の係数値とを乗算する乗算手段と、該乗算
手段からの乗算結果のうち、あらかじめ設定した所定ビ
ット位置の前記所定ビット数に対応するディジタルビッ
ト情報をアナログ量として出力すべく前記ディジタル−
アナログ変換器に供給するように制御する制御手段とを
有することを要旨とする。
ータのデータバスに所定ビット数のディジタル−アナロ
グ変換器を接続し、出力したい所望の制御量の指定情報
および所定の係数値を入力し、該指定情報に対応するデ
ィジタル制御量をRAMから読み出し、この読み出したデ
ィジタル制御量と前記係数値とを乗算し、この乗算結果
のうち、あらかじめ設定した所定ビット位置の所定ビッ
ト数に対応するディジタルビット情報を前記ディジタル
−アナログ変換器に供給してアナログ信号に変換して出
力する。そして、実際のエレベータ制御の確認、調整作
業ではアナログ測定器をディジタル−アナログ変換器の
出力ポートに接続して信号波形を見、適当な振幅の波形
が得られない場合には、アナログ測定器に表示される信
号波形が適当な振幅のものになるように、入力手段によ
り係数値を変更入力する。これによって、ディジタル制
御系のディジタル制御量の変動を適当な大きさのアナロ
グ信号波形にして取り出して確認、調整作業が行えるよ
うになる。
量出力装置を適用したエレベータ制御装置の構成を示す
ブロック図である。同図に示すエレベータ制御装置は、
前述した第4図の装置において前記速度指令発生装置
1、速度制御増幅器3、位置/速度変換器6、電流制御
増幅器7をマイクロコンピュータ20で構成するととも
に、該マイクロコンピュータ20のデータバス27上に本発
明のエレベータの制御量出力装置を実施するためのディ
ジタル−アナログ変換器24を接続した点が異なるもので
あり、その他の構成は第4図の装置と同じであるので、
同じ構成要素には同じ符号を付してある。
からなるCPU21と、該CPU21のデータバス27にそれぞれ接
続されたエレベータのディジタル制御を行う演算処理プ
ログラムを記憶したROM22と、演算処理の結果を記憶す
るRAM23と、入力インタフェース25と、出力インタフェ
ース26と、上述したようにデータバス27に接続された比
較的安価な例えば8ビット構成のディジタル−アナログ
変換器24とから構成されている。
明の一実施例に係わるエレベータの制御量出力装置の作
用を説明する。なお、第1図に示すエレベータ制御装置
において、マイクロコンピュータ20で演算処理される制
御量はディジタル形式でRAM23のあるアドレスに記憶さ
れている。
の速度基準値とフィードバック値との偏差をアナログ信
号に変換して取り出したい場合には、該制御量の記憶さ
れているRAM23上のアドレス値Xを外部から入力インタ
フェース25を介して入力信号として読み込む(ステップ
110)。また、所定の係数値であるディジタルゲイン値
B(これは制御ゲインではなく、取り出す制御量の種類
に応じて時間変化幅が大小異なるので、アナログ信号と
して取り出すビット位置を調整するために設定するもの
である)も外部から入力インタフェース25を介して入力
信号として読み込む(ステップ120)。それから、前記
アドレス値Xに対応するRAM23のロケーションからディ
ジタル制御量である内容Aを読み出す(ステップ13
0)。そして、この読み出した値Aと前記ディジタルゲ
インBとの符号乗算を行い、乗算値Cを求める(ステッ
プ140)。この乗算値CはRAM23から読み出した値および
ディジタルゲイン値Bに対して倍のビット長をもった値
である。すなわち、A,Bの値がそれぞれ例えば16ビット
長の値であるとすると、値Cは32ビット長の値である。
すなわち前記ディジタル−アナログ変換器24の所定のビ
ット数であるビット精度分に相当するビット長をディジ
タル−アナログ変換器24に供給し、該変換器でアナログ
値に変換して出力する。なお、この場合に出力される任
意のビット長の位置は装置において予め決められた位置
である。すなわち、乗算結果Cの値が32ビット長であ
り、ディジタル−アナログ変換器24が8ビット形式のも
のである場合には、例えば乗算結果の上位16ビットの下
半分の8ビットというように決められている。
図は、例えば上述したように前記値A,Bが16ビット長、
ディジタル−アナログ変換器24が8ビット、ディジタル
−アナログ変換器24に出力させるデータは乗算結果の上
位16ビットの下半分の8ビットであるとした場合につい
て説明したものであり、前記値A,Bがそれぞれ16進数
(以下、Hと記載する)のA=1234(H)およびB=01
00(H)であるとすると、C=123400(H)となり、マ
イクロコンピュータ20は8ビットのディジタル−アナロ
グ変換器24に対して上位16ビットの下半分の8ビットで
ある12(H)という値を出力し、この値がディジタル−
アナログ変換器24でアナログ量に変換されて出力され
る。また、第3図でディジタルゲインBの値をB=1000
(H)とすると、C=1234000(H)となり、ディジタ
ル−アナログ変換器24には23(H)という値が供給さ
れ、この値がアナログ量に変換されて出力される。すな
わち、ディジタルゲインである係数値を調整することに
より長いビット数の乗算結果のうちの所望の部分のみを
比較的ビット数が短く経済的なディジタル−アナログ変
換器24から効率的に出力することができるのである。
を2組設ければ、2種類の制御量を同時に出力し、両制
御間の対比も容易に行うことができ、汎用性を拡大する
ことができる。
ジタル制御量が次のように下位ビット位置だけが変化
し、上位ビット位置の値は変化しないようなものである
場合、 このディジタル制御量にディジタルゲインBとして
「0100」(H)をかけたとすれば、 という値が得られる。ところが、上述したように32ビ
ットデータ列の上位16ビットのうちの下位8ビットの値
だけを取り出してD/A変換する設定であれば、このデー
タ列では、「12」(H),「13」,「1A」,「12」,
「14」,「13」,…というデータ列が取り出されること
になるが、このような下位4ビット(2進数)分の変化
だけでは、これをアナログ変換した信号の変動がきわめ
て小さいものとなってしまうことがある。
「1000」(H)に設定することにして、 というデータ列を得て、この32ビットデータ列に対し
て、その上位16ビットのうちの下位8ビット分の値だけ
を取り出してD/A変換する設定にする。こうすれば、D/A
変換器に与えられるディジタル値は、 「23」→「3F」→「A5」→「2B」→「42」→「33」→
…と変化し、これをアナログ量として取り出せば、8ビ
ット(2進数)分の全体が変化することになり、注目し
ている制御量の時間的変動を測定器で確認することがで
きるようになる。そしてさらに大きな時間的変化を見る
必要があれば、ディジタルゲインBをさらに大きな値に
設定すればよいことになる。
な変動をするものである場合、 これにかけるディジタルゲインBは「0100」であれば
よく、それによって、 というように、32ビットデータ列のうち上位16ビット
のうちの下位8ビット分のデータ列、 「FA」→「12」→「EA」→「22」→… によってこの制御量の時間的変化をアナログ波形の変
動として目視できることになる。むろん、さらに大きな
変動を得たいのであれば、ディジタルゲインBとして
「1000」を用いることもできる。
なものであるかを、ディジタル制御量そのものをアナロ
グ値に変換して時間的変動を見るというのではなく、従
来から用いられているアナログ測定器をD/A変換器24の
出力ポートに接続し、さらに入力手段でディジタルゲイ
ンBを調整することによってアナログ測定器が表示する
信号波形を適当な大きさのものに調整し、制御途中で現
在の制御がどのようなものであるかを確認できるように
するのである。
のデータバスに所定ビット数のディジタル−アナログ変
換器を接続し、出力したい所望の制御量の指定情報およ
び所定の係数値を入力し、該指令情報に対応するディジ
タル制御量をRAMから読み出し、この読み出したディジ
タル制御量と前記係数値とを乗算し、この乗算結果のう
ち、あらかじめ設定した所定ビット位置の所定ビット数
に対応するディジタルビット情報を前記ディジタル−ア
ナログ変換器に供給してアナログ量として出力している
ので、比較的簡単かつ経済的に所望の制御量の変化をア
ナログ信号にして出力することができ、エレベータ制御
途中での確認、調整作業が、従来と同様のアナログ測定
器に表示される信号波形を見て行えるようになる。ま
た、係数値を変更することにより、制御量の任意のビッ
ト情報をアナログ量として出力することができ、適当な
係数値に設定変更することによってディジタル−アナロ
グ変換器のアナログ出力の信号波形を適当な大きさのも
のにして取り出すための調整も容易に行える。
出力装置を適用したエレベータ制御装置の構成を示すブ
ロック図、第2図は前記実施例のエレベータの制御量出
力装置の作用を示すフローチャート、第3図は第2図の
エレベータの制御量出力装置の作用を更に具体的に示す
説明図、第4図は従来のエレベータ制御装置の構成を示
すブロック図である。 20……マイクロコンピュータ、21……CPU、23……RAM、
24……ディジタル−アナログ変換器、27……データバ
ス。
Claims (1)
- 【請求項1】コンピュータを用いて各制御量をRAMに記
憶しながらディジタル制御されるエレベータの制御量を
出力するエレベータの制御量出力装置であって、 前記コンピュータのデータバスに接続された所定ビット
数のディジタル−アナログ変換器と、 出力したい所望の制御量の指定情報および所定の係数値
を入力する入力手段と、 該入力手段から入力された制御量の指定情報に対応する
ディジタル制御量を前記RAMから読み出す読み出し手段
と、 該読み出し手段で読み出されたディジタル制御量と前記
所定の係数値とを乗算する乗算手段と、 該乗算手段からの乗算結果のうち、あらかじめ設定され
た所定ビット位置の前記所定ビット数に対応するディジ
タルビット情報をアナログ量として出力すべく前記ディ
ジタル−アナログ変換器に供給するように制御する制御
手段とを有することを特徴とするエレベータの制御量出
力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2068138A JP2878767B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | エレベータの制御量出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2068138A JP2878767B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | エレベータの制御量出力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03272984A JPH03272984A (ja) | 1991-12-04 |
JP2878767B2 true JP2878767B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=13365087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2068138A Expired - Lifetime JP2878767B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | エレベータの制御量出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878767B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL1638880T5 (pl) * | 2003-06-30 | 2013-12-31 | Inventio Ag | System bezpieczeństwa instalacji dźwigowej |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4930604A (en) * | 1988-10-31 | 1990-06-05 | United Technologies Corporation | Elevator diagnostic monitoring apparatus |
JPH02225273A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-07 | Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd | エレベータ遠隔監視装置 |
-
1990
- 1990-03-20 JP JP2068138A patent/JP2878767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03272984A (ja) | 1991-12-04 |
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