JP2878198B2 - 作物苗の箱詰め装置 - Google Patents
作物苗の箱詰め装置Info
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- JP2878198B2 JP2878198B2 JP22794496A JP22794496A JP2878198B2 JP 2878198 B2 JP2878198 B2 JP 2878198B2 JP 22794496 A JP22794496 A JP 22794496A JP 22794496 A JP22794496 A JP 22794496A JP 2878198 B2 JP2878198 B2 JP 2878198B2
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- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば藺草苗等の作物
苗の運搬並びに苗移植機の苗のせ台への作物苗の移し換
えに使用する苗収納箱において、この苗収納箱に作物苗
を詰め込んでいく作物苗の箱詰め装置に関する。
苗の運搬並びに苗移植機の苗のせ台への作物苗の移し換
えに使用する苗収納箱において、この苗収納箱に作物苗
を詰め込んでいく作物苗の箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば藺草苗においては、種株から成育
させた母株を作業者が手作業又は株分け装置を用いて植
付用の略一株の藺草苗に分離し、この後に作業者が分離
された藺草苗を手作業で苗収納箱に詰め込んでいくよう
にしていた。
させた母株を作業者が手作業又は株分け装置を用いて植
付用の略一株の藺草苗に分離し、この後に作業者が分離
された藺草苗を手作業で苗収納箱に詰め込んでいくよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように分離され
た作物苗を苗収納箱に詰め込んでいく作業は、非常に手
間が掛かり大きな労力が必要なので、植付作業の前処理
作業の効率化と言う面において、苗収納箱への作物苗の
詰め込み作業の自動化が望まれている。苗収納箱におい
て作物苗の詰め込み具合(密度)にバラツキがあると、
作物苗を苗移植機の苗のせ台に移し換えた後において
も、苗のせ台での作物苗の詰め込み具合(密度)にバラ
ツキが残り、この状態で植付作業を行うと植付作業時に
欠株が生じたり、植え付けられた作物苗の株の本数にバ
ラツキが生じたりするようなことがある。本発明は、苗
収納箱に作物苗を詰め込み具合(密度)にバラツキなく
詰め込んでいけるような作物苗の箱詰め装置を得ること
を目的としている。
た作物苗を苗収納箱に詰め込んでいく作業は、非常に手
間が掛かり大きな労力が必要なので、植付作業の前処理
作業の効率化と言う面において、苗収納箱への作物苗の
詰め込み作業の自動化が望まれている。苗収納箱におい
て作物苗の詰め込み具合(密度)にバラツキがあると、
作物苗を苗移植機の苗のせ台に移し換えた後において
も、苗のせ台での作物苗の詰め込み具合(密度)にバラ
ツキが残り、この状態で植付作業を行うと植付作業時に
欠株が生じたり、植え付けられた作物苗の株の本数にバ
ラツキが生じたりするようなことがある。本発明は、苗
収納箱に作物苗を詰め込み具合(密度)にバラツキなく
詰め込んでいけるような作物苗の箱詰め装置を得ること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、次のよ
うに作物苗の箱詰め装置を構成することにある。 [1] 根部を下にした立ち姿勢で作物苗を苗収納箱に送り込む
送り込み機構と、送り込み機構の作物苗の送り出し部か
ら苗収納箱に送り込まれた作物苗を、往復動作により苗
収納箱の所定の壁部側に向けて押圧し且つ苗収納箱の所
定の壁部に対して押圧面が右及び左向きの傾斜姿勢に交
互に切換操作される押圧部と、押圧部の押圧方向に沿っ
て苗収納箱を移動自在に支持する支持機構とを備えて、
根部を下にした立ち姿勢で苗収納箱に送り込まれた作物
苗を、押圧部により苗収納箱の所定の壁部側に向けて押
圧することによって、苗収納箱を押圧方向に沿って移動
させながら、作物苗を苗収納箱に詰め込むように構成し
てある。
うに作物苗の箱詰め装置を構成することにある。 [1] 根部を下にした立ち姿勢で作物苗を苗収納箱に送り込む
送り込み機構と、送り込み機構の作物苗の送り出し部か
ら苗収納箱に送り込まれた作物苗を、往復動作により苗
収納箱の所定の壁部側に向けて押圧し且つ苗収納箱の所
定の壁部に対して押圧面が右及び左向きの傾斜姿勢に交
互に切換操作される押圧部と、押圧部の押圧方向に沿っ
て苗収納箱を移動自在に支持する支持機構とを備えて、
根部を下にした立ち姿勢で苗収納箱に送り込まれた作物
苗を、押圧部により苗収納箱の所定の壁部側に向けて押
圧することによって、苗収納箱を押圧方向に沿って移動
させながら、作物苗を苗収納箱に詰め込むように構成し
てある。
【0005】 [2] 根部を下にした立ち姿勢で作物苗を苗収納箱に送り込む
送り込み機構と、送り込み機構の作物苗の送り出し部か
ら苗収納箱に送り込まれた作物苗を、往復動作により苗
収納箱の所定の壁部側に向けて押圧し、且つ、苗収納箱
の所定の壁部に対して押圧面が右及び左向きの傾斜姿勢
に交互に切換操作される第1押圧部と、苗収納箱の所定
の壁部に対して押圧面が所定姿勢に設定された状態で、
送り出し部から苗収納箱に送り込まれた作物苗を、往復
動作により苗収納箱の所定の壁部側に向けて押圧する第
2押圧部と、第1及び第2押圧部の押圧方向に沿って苗
収納箱を移動自在に支持する支持機構とを備えて、根部
を下にした立ち姿勢で苗収納箱に送り込まれた作物苗
を、第1及び第2押圧部により苗収納箱の所定の壁部側
に向けて押圧することによって、苗収納箱を押圧方向に
沿って移動させながら、作物苗を苗収納箱に詰め込むよ
うに構成してある。
送り込み機構と、送り込み機構の作物苗の送り出し部か
ら苗収納箱に送り込まれた作物苗を、往復動作により苗
収納箱の所定の壁部側に向けて押圧し、且つ、苗収納箱
の所定の壁部に対して押圧面が右及び左向きの傾斜姿勢
に交互に切換操作される第1押圧部と、苗収納箱の所定
の壁部に対して押圧面が所定姿勢に設定された状態で、
送り出し部から苗収納箱に送り込まれた作物苗を、往復
動作により苗収納箱の所定の壁部側に向けて押圧する第
2押圧部と、第1及び第2押圧部の押圧方向に沿って苗
収納箱を移動自在に支持する支持機構とを備えて、根部
を下にした立ち姿勢で苗収納箱に送り込まれた作物苗
を、第1及び第2押圧部により苗収納箱の所定の壁部側
に向けて押圧することによって、苗収納箱を押圧方向に
沿って移動させながら、作物苗を苗収納箱に詰め込むよ
うに構成してある。
【0006】
[I] 請求項1及び2の特徴によると、送り込み機構により作
物苗が、根部を下にした立ち姿勢で苗収納箱に送り込ま
れて、苗収納箱に送り込まれた作物苗が往復動作を行う
押圧部(第1押圧部)により、苗収納箱の所定の壁部側
に押圧されていく。これにより、苗収納箱に最初に送り
込まれた作物苗が苗収納箱の所定の壁部に達すると、こ
れ以後の苗収納箱への作物苗の送り込み、及び押圧部
(第1押圧部)による作物苗の押圧によって、押圧部
(第1押圧部)により作物苗を介して苗収納箱の所定の
壁部が押圧されて、苗収納箱が押圧部(第1押圧部)の
押圧方向に沿って移動していく状態となる。従って、苗
収納箱の所定の壁部と押圧部(第1押圧部)との間にお
いて、苗収納箱の作物苗が圧縮されて略均一な密度にな
っていくのであり、苗収納箱が押圧部(第1押圧部)の
押圧方向に沿って移動していくのに伴って、作物苗が苗
収納箱に詰め込まれていく。
物苗が、根部を下にした立ち姿勢で苗収納箱に送り込ま
れて、苗収納箱に送り込まれた作物苗が往復動作を行う
押圧部(第1押圧部)により、苗収納箱の所定の壁部側
に押圧されていく。これにより、苗収納箱に最初に送り
込まれた作物苗が苗収納箱の所定の壁部に達すると、こ
れ以後の苗収納箱への作物苗の送り込み、及び押圧部
(第1押圧部)による作物苗の押圧によって、押圧部
(第1押圧部)により作物苗を介して苗収納箱の所定の
壁部が押圧されて、苗収納箱が押圧部(第1押圧部)の
押圧方向に沿って移動していく状態となる。従って、苗
収納箱の所定の壁部と押圧部(第1押圧部)との間にお
いて、苗収納箱の作物苗が圧縮されて略均一な密度にな
っていくのであり、苗収納箱が押圧部(第1押圧部)の
押圧方向に沿って移動していくのに伴って、作物苗が苗
収納箱に詰め込まれていく。
【0007】 [II] 請求項1及び2の特徴のような送り込み機構の作物苗の
送り出し部において、送り出し部の横幅は一般に苗収納
箱の横幅よりも狭いことが多く、送り出し部は苗収納箱
の左右中央に配置されるのが一般的である。この場合、
送り出し部から作物苗が苗収納箱に送り込まれていく際
に、苗収納箱の左右中央に作物苗が集まり、苗収納箱の
右及び左の横壁部側には作物苗が行き難い傾向になる。
送り出し部において、送り出し部の横幅は一般に苗収納
箱の横幅よりも狭いことが多く、送り出し部は苗収納箱
の左右中央に配置されるのが一般的である。この場合、
送り出し部から作物苗が苗収納箱に送り込まれていく際
に、苗収納箱の左右中央に作物苗が集まり、苗収納箱の
右及び左の横壁部側には作物苗が行き難い傾向になる。
【0008】請求項1及び2の特徴のように、押圧部
(第1押圧部)の押圧面が苗収納箱の所定の壁部に対し
て、右及び左向きの傾斜姿勢に交互に切換操作されるよ
うに構成すると、苗収納箱に送り込まれた作物苗を、右
及び左向きの傾斜姿勢の押圧面によって、苗収納箱の右
及び左の横壁部側に交互に振り分けるようにして押し出
すことができる。これにより、苗収納箱に送り込まれた
作物苗が苗収納箱の左右中央に集まる傾向を防止し、苗
収納箱の横幅方向の略全ての領域に作物苗を略均等に送
り込むことができる。
(第1押圧部)の押圧面が苗収納箱の所定の壁部に対し
て、右及び左向きの傾斜姿勢に交互に切換操作されるよ
うに構成すると、苗収納箱に送り込まれた作物苗を、右
及び左向きの傾斜姿勢の押圧面によって、苗収納箱の右
及び左の横壁部側に交互に振り分けるようにして押し出
すことができる。これにより、苗収納箱に送り込まれた
作物苗が苗収納箱の左右中央に集まる傾向を防止し、苗
収納箱の横幅方向の略全ての領域に作物苗を略均等に送
り込むことができる。
【0009】 [III] 例えば作物苗を横に倒した状態で積み重ねながら苗収納
箱に詰め込んでいくことも考えられるが、作物苗におい
て茎部よりも根部の方が大きい点により、作物苗を高く
積み重ねるのに伴って茎部が低く根部が高くなると言う
ように、作物苗が傾いて積み重ねられていくような状態
になる。このような状態になると、運搬時の振動等によ
り苗収納箱の作物苗が茎部側に全体的に偏るような状態
となって、作物苗の茎部が苗収納箱の横壁部に直交する
状態で押圧されて折れたり、風通しの良い上側に積み重
ねられている作物苗の根部が、すぐに乾燥したりするこ
とがある。この場合、根部が乾燥すると、植付後に作物
苗の活着率の低下を招くおそれがある。又、藺草苗のよ
うに、植付後に茎部を栄養源として新芽が成長するよう
な作物の場合に茎部が折れてしまうと、新芽の成長が阻
害されるおそれがある。
箱に詰め込んでいくことも考えられるが、作物苗におい
て茎部よりも根部の方が大きい点により、作物苗を高く
積み重ねるのに伴って茎部が低く根部が高くなると言う
ように、作物苗が傾いて積み重ねられていくような状態
になる。このような状態になると、運搬時の振動等によ
り苗収納箱の作物苗が茎部側に全体的に偏るような状態
となって、作物苗の茎部が苗収納箱の横壁部に直交する
状態で押圧されて折れたり、風通しの良い上側に積み重
ねられている作物苗の根部が、すぐに乾燥したりするこ
とがある。この場合、根部が乾燥すると、植付後に作物
苗の活着率の低下を招くおそれがある。又、藺草苗のよ
うに、植付後に茎部を栄養源として新芽が成長するよう
な作物の場合に茎部が折れてしまうと、新芽の成長が阻
害されるおそれがある。
【0010】これに対し請求項1及び2の特徴による
と、作物苗が根部を下にした立ち姿勢で苗収納箱に詰め
込まれているので、運搬時の振動等により苗収納箱の作
物苗が一方に移動したとしても、作物苗の茎部が苗収納
箱の横壁部に直交する状態で押圧されると言うような状
態が生じることはなく、作物苗の茎部が折れるようなこ
ともない。さらに、作物苗の根部が苗収納箱の底部に位
置しているので、作物苗の根部が乾燥し難い。
と、作物苗が根部を下にした立ち姿勢で苗収納箱に詰め
込まれているので、運搬時の振動等により苗収納箱の作
物苗が一方に移動したとしても、作物苗の茎部が苗収納
箱の横壁部に直交する状態で押圧されると言うような状
態が生じることはなく、作物苗の茎部が折れるようなこ
ともない。さらに、作物苗の根部が苗収納箱の底部に位
置しているので、作物苗の根部が乾燥し難い。
【0011】 [IV] 前項[II]のような押圧面が右及び左向きの傾斜姿勢
に切換操作される第1押圧部の場合、作物苗の押圧の為
の第1押圧部に作物苗の振り分けの機能を持たせること
になるので、作物苗の状態によっては作物苗の押圧が、
苗収納箱の横幅方向において均等に行われないような状
態の生じるおそれがある。
に切換操作される第1押圧部の場合、作物苗の押圧の為
の第1押圧部に作物苗の振り分けの機能を持たせること
になるので、作物苗の状態によっては作物苗の押圧が、
苗収納箱の横幅方向において均等に行われないような状
態の生じるおそれがある。
【0012】請求項2の特徴によると前項[II]の第
1押圧部に加えて、作物苗を往復動作により苗収納箱の
所定の壁部側に向けて押圧する第2押圧部(押圧面は右
及び左向きの傾斜姿勢に切換操作されない)を備えてお
り、請求項2の特徴では押圧面が右及び左向きの傾斜姿
勢に切換操作される第1押圧部と、苗収納箱の所定の壁
部に対して押圧面が所定姿勢に設定された第2押圧部と
によって、作物苗が押圧される状態となる。請求項2の
特徴のように、作物苗の押圧及び振り分けを行う第1押
圧部に加えて、作物苗の押圧専用の第2押圧部を備える
ことにより、作物苗の押圧が苗収納箱の横幅方向におい
て均等に行われないような状態を防止することができ
る。
1押圧部に加えて、作物苗を往復動作により苗収納箱の
所定の壁部側に向けて押圧する第2押圧部(押圧面は右
及び左向きの傾斜姿勢に切換操作されない)を備えてお
り、請求項2の特徴では押圧面が右及び左向きの傾斜姿
勢に切換操作される第1押圧部と、苗収納箱の所定の壁
部に対して押圧面が所定姿勢に設定された第2押圧部と
によって、作物苗が押圧される状態となる。請求項2の
特徴のように、作物苗の押圧及び振り分けを行う第1押
圧部に加えて、作物苗の押圧専用の第2押圧部を備える
ことにより、作物苗の押圧が苗収納箱の横幅方向におい
て均等に行われないような状態を防止することができ
る。
【0013】
【発明の効果】請求項1及び2の特徴によると、苗収納
箱に作物苗を略均一な密度で詰め込んでいける作物苗の
箱詰め装置を得ることができて、苗収納箱に作物苗が均
一な密度で詰め込まれないことによる弊害(植付作業時
の欠株の発生や植え付けられた作物苗の株の本数のバラ
ツキ等)を未然に防止することができるようになった。
これにより、苗移植機による作物苗の植付精度を向上さ
せることができる。
箱に作物苗を略均一な密度で詰め込んでいける作物苗の
箱詰め装置を得ることができて、苗収納箱に作物苗が均
一な密度で詰め込まれないことによる弊害(植付作業時
の欠株の発生や植え付けられた作物苗の株の本数のバラ
ツキ等)を未然に防止することができるようになった。
これにより、苗移植機による作物苗の植付精度を向上さ
せることができる。
【0014】請求項1及び2の作物苗の箱詰め装置によ
ると、送り込まれた作物苗が苗収納箱の左右中央に集ま
る傾向にあっても、押圧部(第1押圧部)に振り分け機
能を持たせることによって、苗収納箱の横幅方向の略全
ての領域に作物苗を略均等に送り込みながら、苗収納箱
の所定の壁部側に押圧することができるので、苗収納箱
の横幅方向においても作物苗を均一な密度で詰め込むこ
とができるようになって、苗移植機による作物苗の植付
精度をさらに向上させることができる。
ると、送り込まれた作物苗が苗収納箱の左右中央に集ま
る傾向にあっても、押圧部(第1押圧部)に振り分け機
能を持たせることによって、苗収納箱の横幅方向の略全
ての領域に作物苗を略均等に送り込みながら、苗収納箱
の所定の壁部側に押圧することができるので、苗収納箱
の横幅方向においても作物苗を均一な密度で詰め込むこ
とができるようになって、苗移植機による作物苗の植付
精度をさらに向上させることができる。
【0015】請求項1及び2の作物苗の箱詰め装置で
は、根部を下にした立ち姿勢で作物苗を苗収納箱に詰め
込むように構成しており、作物苗の茎部が折れたり根部
がすぐに乾燥したりすることがないので、作物苗の茎部
が折れたり根部が乾燥することによる弊害(活着率の低
下や、新芽の成長への悪影響等)が、未然に防止される
ようになり、収穫率を向上させることができる。
は、根部を下にした立ち姿勢で作物苗を苗収納箱に詰め
込むように構成しており、作物苗の茎部が折れたり根部
がすぐに乾燥したりすることがないので、作物苗の茎部
が折れたり根部が乾燥することによる弊害(活着率の低
下や、新芽の成長への悪影響等)が、未然に防止される
ようになり、収穫率を向上させることができる。
【0016】請求項2の特徴によると、押圧部(第1押
圧部)に振り分け機能を持たせた際に、苗収納箱の所定
の壁部に対して押圧面が所定姿勢に設定された作物苗の
押圧専用の第2押圧部を備えることにより、作物苗の押
圧が苗収納箱の横幅方向において均等に行われないよう
な状態を未然に防止することができるようになって、苗
移植機による作物苗の植付精度をさらに向上させること
ができる。
圧部)に振り分け機能を持たせた際に、苗収納箱の所定
の壁部に対して押圧面が所定姿勢に設定された作物苗の
押圧専用の第2押圧部を備えることにより、作物苗の押
圧が苗収納箱の横幅方向において均等に行われないよう
な状態を未然に防止することができるようになって、苗
移植機による作物苗の植付精度をさらに向上させること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を作物苗の一例である
藺草苗mの箱詰め装置の場合について図面に基づいて説
明する。図1,2,3に箱詰め装置が示されており、母
株Mを載置しておく作業台A、送り込まれる母株Mを藺
草苗mに分離して下方に送り出す株分け部B、株分け部
Bから送り出された藺草苗mを苗収納箱1に送り込んで
詰め込む箱詰め部Cが備えられている。図1に示すよう
に作業台Aは、前後向きの支点V周りの揺動により、図
3に示すように下降揺動した作業姿勢と、図1に示すよ
うに上昇揺動して折り畳んだ収納姿勢とに姿勢変更自在
に構成されている。
藺草苗mの箱詰め装置の場合について図面に基づいて説
明する。図1,2,3に箱詰め装置が示されており、母
株Mを載置しておく作業台A、送り込まれる母株Mを藺
草苗mに分離して下方に送り出す株分け部B、株分け部
Bから送り出された藺草苗mを苗収納箱1に送り込んで
詰め込む箱詰め部Cが備えられている。図1に示すよう
に作業台Aは、前後向きの支点V周りの揺動により、図
3に示すように下降揺動した作業姿勢と、図1に示すよ
うに上昇揺動して折り畳んだ収納姿勢とに姿勢変更自在
に構成されている。
【0018】図2〜図7に示すように株分け部Bは、上
下の前部ベルト2a,3aで構成された前部搬送機構4
aで母株Mを挟持搬送しながら母株Mの根部及び茎部を
前処理する前搬送部Hfと、前搬送部Hfから受け渡さ
れる母株Mを左右の後部ベルト2b,3bで構成された
後部搬送機構4bで挟持搬送する後搬送部Hrとを備え
て構成されており、前部ベルト2a,3aと後部ベルト
2b,3bとが、一連のゴムベルト2,3(送り込み機
構に相当)により一体的に構成されている。
下の前部ベルト2a,3aで構成された前部搬送機構4
aで母株Mを挟持搬送しながら母株Mの根部及び茎部を
前処理する前搬送部Hfと、前搬送部Hfから受け渡さ
れる母株Mを左右の後部ベルト2b,3bで構成された
後部搬送機構4bで挟持搬送する後搬送部Hrとを備え
て構成されており、前部ベルト2a,3aと後部ベルト
2b,3bとが、一連のゴムベルト2,3(送り込み機
構に相当)により一体的に構成されている。
【0019】これにより、対向配置される一対のゴムベ
ルト2,3の間で母株Mを、茎部が根部に対して高位と
なる斜め横倒れ姿勢で挟持して搬送する搬送装置4が構
成されており、搬送装置4で搬送される母株Mの根部に
作用して根部を強制的にほぐして分散させる分割装置5
が備えられ、母株Mを入れる供給部6が搬送装置4の始
端部に、分離された藺草苗mの排出部7(送り出し部に
相当)が搬送装置4の終端部に形成されている。
ルト2,3の間で母株Mを、茎部が根部に対して高位と
なる斜め横倒れ姿勢で挟持して搬送する搬送装置4が構
成されており、搬送装置4で搬送される母株Mの根部に
作用して根部を強制的にほぐして分散させる分割装置5
が備えられ、母株Mを入れる供給部6が搬送装置4の始
端部に、分離された藺草苗mの排出部7(送り出し部に
相当)が搬送装置4の終端部に形成されている。
【0020】図3及び図4に示すように搬送装置4は、
多数のプーリにより一続きに構成されたゴムベルト2,
3によって屈曲した搬送経路Wを形成しており、良好な
搬送状態を得るようにしている。搬送装置4による搬送
経路Wは横向き経路ws、斜め経路wn及び縦向き経路
wtにより略L字状に屈曲形成され、拡がり変位した上
左側のゴムベルト2の始端部と、このゴムベルト2より
も搬送上手側に大きく延出された右下側のゴムベルト3
とによって、前処理された母株Mの供給部6が形成され
ており、最下端の一対の転輪12の部分に、略一株ずつ
に分離された藺草苗mの排出部7が形成されている。
多数のプーリにより一続きに構成されたゴムベルト2,
3によって屈曲した搬送経路Wを形成しており、良好な
搬送状態を得るようにしている。搬送装置4による搬送
経路Wは横向き経路ws、斜め経路wn及び縦向き経路
wtにより略L字状に屈曲形成され、拡がり変位した上
左側のゴムベルト2の始端部と、このゴムベルト2より
も搬送上手側に大きく延出された右下側のゴムベルト3
とによって、前処理された母株Mの供給部6が形成され
ており、最下端の一対の転輪12の部分に、略一株ずつ
に分離された藺草苗mの排出部7が形成されている。
【0021】図3,4,5に示すように、横向き経路w
sにおける搬送装置4の上側及び下側に、母株Mの根部
及び茎部を切り揃える根切りカッター13及び茎切りカ
ッター14が配置されており、斜め経路wnから縦向き
経路wtに架けて分割装置5が配置されている。図1及
び図5に示すように、茎切りカッター14の部分に上下
のガイドロッド11が設けられ、切断された茎部が落ち
易いように上側のガイドロッド11を下側のガイドロッ
ド11よりも突出させている。
sにおける搬送装置4の上側及び下側に、母株Mの根部
及び茎部を切り揃える根切りカッター13及び茎切りカ
ッター14が配置されており、斜め経路wnから縦向き
経路wtに架けて分割装置5が配置されている。図1及
び図5に示すように、茎切りカッター14の部分に上下
のガイドロッド11が設けられ、切断された茎部が落ち
易いように上側のガイドロッド11を下側のガイドロッ
ド11よりも突出させている。
【0022】図6,7,8に示すように分割装置5は、
左右一対の係止突起21付きの下部ベルト15,16で
構成される根部搬送機構5Aと、根部に作用する保持爪
24及び分離爪25を往復移動させる分割機構5Bとか
ら構成されている。根部搬送機構5Aにおいて、下部ベ
ルト15,16の対向間隔が上拡がりとなる上部搬入口
19、及び下部ベルト15,16の対向間隔が狭く一直
線状となる直線経路部分20が形成されるように、下部
ベルト15,16が対向配置されており、搬送装置4に
よって上部搬入口19に送り込まれてくる母株Mの根部
を挟持して搬送し、直線経路部分20における強い挟持
力によって母株Mの根部を、偏平状に押し潰して変形さ
せながら下方に搬送するように構成されている。
左右一対の係止突起21付きの下部ベルト15,16で
構成される根部搬送機構5Aと、根部に作用する保持爪
24及び分離爪25を往復移動させる分割機構5Bとか
ら構成されている。根部搬送機構5Aにおいて、下部ベ
ルト15,16の対向間隔が上拡がりとなる上部搬入口
19、及び下部ベルト15,16の対向間隔が狭く一直
線状となる直線経路部分20が形成されるように、下部
ベルト15,16が対向配置されており、搬送装置4に
よって上部搬入口19に送り込まれてくる母株Mの根部
を挟持して搬送し、直線経路部分20における強い挟持
力によって母株Mの根部を、偏平状に押し潰して変形さ
せながら下方に搬送するように構成されている。
【0023】分割機構5Bは直線経路部分20におい
て、変形した母株Mの下方側から根部に進入して略一株
の藺草苗mに強制的に分離させるものであり、図7,
8,9に示すように、載置案内板22に形成した切欠2
3を通して母株Mの根部に対し先行して進入し母株Mを
保持する保持爪24、及び保持爪24の送り方向下手側
に配置されて、保持爪24により保持された母株Mに対
して進入する分離爪25により分離機構5Bが構成され
ている。
て、変形した母株Mの下方側から根部に進入して略一株
の藺草苗mに強制的に分離させるものであり、図7,
8,9に示すように、載置案内板22に形成した切欠2
3を通して母株Mの根部に対し先行して進入し母株Mを
保持する保持爪24、及び保持爪24の送り方向下手側
に配置されて、保持爪24により保持された母株Mに対
して進入する分離爪25により分離機構5Bが構成され
ている。
【0024】保持爪24及び分離爪25は一端がクラン
クアーム26,27に枢支され、途中部が揺動アーム2
8,29に枢支されており、クランクアーム26,27
の回転に伴って、保持爪24及び分離爪25の先端が楕
円状の運動を行いながら、母株Mの根部を略一株の藺草
苗mに掻き取るように構成されている。分離爪25は母
株Mの送り方向に対して交差する方向に並列配置された
2本の爪体25a,25bにより構成されており、爪体
25a,25bによる引き裂き作用が剪断作用に近似し
て、無理のない分離が行われるように構成されている。
図7及び図11(イ)(ロ)に示すように、分割機構5
Bを構成するための各軸受け部分、及び後述する押出し
装置Eの各軸受け部分が、一対の支持板49に固定され
ており、十分な支持強度を持つように構成されている。
クアーム26,27に枢支され、途中部が揺動アーム2
8,29に枢支されており、クランクアーム26,27
の回転に伴って、保持爪24及び分離爪25の先端が楕
円状の運動を行いながら、母株Mの根部を略一株の藺草
苗mに掻き取るように構成されている。分離爪25は母
株Mの送り方向に対して交差する方向に並列配置された
2本の爪体25a,25bにより構成されており、爪体
25a,25bによる引き裂き作用が剪断作用に近似し
て、無理のない分離が行われるように構成されている。
図7及び図11(イ)(ロ)に示すように、分割機構5
Bを構成するための各軸受け部分、及び後述する押出し
装置Eの各軸受け部分が、一対の支持板49に固定され
ており、十分な支持強度を持つように構成されている。
【0025】図3,4,7に示すように排出部7に、搬
送装置4から送り出されて下方に落下する藺草苗mの茎
部を受止め支持する係止バー30が備えられ、排出部7
の横幅に準じた幅狭の始端ガイド部31aから、苗収納
箱1の横幅に準じた幅広の先端ガイド部31bに向けて
拡がる先拡がり形状のガイドバー31が備えられてい
る。株分け部Bにおける斜め経路wnと縦向き経路wt
の部分は、カバー18によって覆われている。
送装置4から送り出されて下方に落下する藺草苗mの茎
部を受止め支持する係止バー30が備えられ、排出部7
の横幅に準じた幅狭の始端ガイド部31aから、苗収納
箱1の横幅に準じた幅広の先端ガイド部31bに向けて
拡がる先拡がり形状のガイドバー31が備えられてい
る。株分け部Bにおける斜め経路wnと縦向き経路wt
の部分は、カバー18によって覆われている。
【0026】図2及び図3に示すように箱詰め部Cは、
機枠Dに備えられたガイドレール32(支持機構に相
当)、ガイドレール32を移動する苗収納箱の1載置用
の台車33(支持機構に相当)、排出部7からの藺草苗
mを図7に示す苗収納箱1の前壁部1c(所定の壁部に
相当)側に向けて押圧する押出し装置Eを備えて構成さ
れている。
機枠Dに備えられたガイドレール32(支持機構に相
当)、ガイドレール32を移動する苗収納箱の1載置用
の台車33(支持機構に相当)、排出部7からの藺草苗
mを図7に示す苗収納箱1の前壁部1c(所定の壁部に
相当)側に向けて押圧する押出し装置Eを備えて構成さ
れている。
【0027】図2及び図10に示すようにガイドレール
32は、機枠Dに固定される左右一対の前部レール32
aと単一の後部レール32bとで構成されている。前部
レール32aが枢支連結されて、未使用時には枢支点P
周りに上方に折り畳み収納できるように構成されてお
り、ロック片35によって前部レール32aを収納姿勢
で保持する。
32は、機枠Dに固定される左右一対の前部レール32
aと単一の後部レール32bとで構成されている。前部
レール32aが枢支連結されて、未使用時には枢支点P
周りに上方に折り畳み収納できるように構成されてお
り、ロック片35によって前部レール32aを収納姿勢
で保持する。
【0028】図7及び図10に示すように、台車33の
前部に前部レール32aに対応した一対の前ローラ36
が備えられ、台車33の後部に後部レール32bに対応
した単一の後ローラ41が備えられて台車33が3点支
持されている。上下支点X周りに揺動自在な一対の制動
ローラ42がバネ付勢される状態で設けられており、一
対の制動ローラ42で後部レール32bを押圧挟持する
ことにより、台車33の移動に対して軽い抵抗を与える
ブレーキ機構が構成されている。苗収納箱1は図7に示
すように、上面部と後壁部とを備えない形状の箱体であ
り、藺草苗mの詰め込み後の後壁部となるように、シャ
ッター板1aが左右の横壁部1bに亘って差し込み装着
可能に構成されている。
前部に前部レール32aに対応した一対の前ローラ36
が備えられ、台車33の後部に後部レール32bに対応
した単一の後ローラ41が備えられて台車33が3点支
持されている。上下支点X周りに揺動自在な一対の制動
ローラ42がバネ付勢される状態で設けられており、一
対の制動ローラ42で後部レール32bを押圧挟持する
ことにより、台車33の移動に対して軽い抵抗を与える
ブレーキ機構が構成されている。苗収納箱1は図7に示
すように、上面部と後壁部とを備えない形状の箱体であ
り、藺草苗mの詰め込み後の後壁部となるように、シャ
ッター板1aが左右の横壁部1bに亘って差し込み装着
可能に構成されている。
【0029】図7,10,11(イ)(ロ)、及び図1
2(イ)(ロ)(ハ)に示すように押出し装置Eは、苗
収納箱1の横幅と略同じ横幅を持つ平面視で先尖り状の
上側の第2押圧部34、下側の第1押圧部37(押圧部
に相当)、第1及び第2押圧部37,34を藺草苗mの
押圧方向及び反対方向に亘って往復駆動する往復移動機
構38から構成されており、第1押圧部37の押圧方向
への移動に伴って、第1押圧部37を上下軸心Y周りに
首振り揺動させる揺動機構39が、押出し装置Eに備え
られている。
2(イ)(ロ)(ハ)に示すように押出し装置Eは、苗
収納箱1の横幅と略同じ横幅を持つ平面視で先尖り状の
上側の第2押圧部34、下側の第1押圧部37(押圧部
に相当)、第1及び第2押圧部37,34を藺草苗mの
押圧方向及び反対方向に亘って往復駆動する往復移動機
構38から構成されており、第1押圧部37の押圧方向
への移動に伴って、第1押圧部37を上下軸心Y周りに
首振り揺動させる揺動機構39が、押出し装置Eに備え
られている。
【0030】往復移動機構38は、第1及び第2押圧部
37,34を支持する支持アーム45と前リンク43
と、後リンク44とによる四連リンク機構に構成され、
前リンク43と上方の回転輪体17とをロッド連結する
ことにより、第1及び第2押圧部37,34が連続して
前後に往復駆動される。揺動機構39は、ギヤードモー
タ46で駆動される回転輪体47、回転輪体47の突起
47aと第1押圧部37とを連結するアーム部材48に
よるカム構造に構成されている。アーム部材48は、突
起47aに枢支連結される短アーム48a、第1押圧部
37に上下軸心Zで枢支連結される捩じりアーム48b
とで構成されている。
37,34を支持する支持アーム45と前リンク43
と、後リンク44とによる四連リンク機構に構成され、
前リンク43と上方の回転輪体17とをロッド連結する
ことにより、第1及び第2押圧部37,34が連続して
前後に往復駆動される。揺動機構39は、ギヤードモー
タ46で駆動される回転輪体47、回転輪体47の突起
47aと第1押圧部37とを連結するアーム部材48に
よるカム構造に構成されている。アーム部材48は、突
起47aに枢支連結される短アーム48a、第1押圧部
37に上下軸心Zで枢支連結される捩じりアーム48b
とで構成されている。
【0031】以上の構造により、往復移動機構38によ
って第1及び第2押圧部37,34が藺草苗mの押圧側
に揺動され、押圧状態において第1押圧部37が左又は
右に首振り揺動した状態となるのであり、第1押圧部3
7の首振り方向が押圧毎に交互に左右に向くように、ギ
ヤードモータ46の駆動速度と往復移動機構38の駆動
速度とが設定されている。図2に示すようにガイドレー
ル32の後端部に、マイクロスイッチ40が備えられて
おり、苗収納箱1がマイクロスイッチ40に接触するま
で移動すると、押出し装置Eが停止するように構成され
ている。
って第1及び第2押圧部37,34が藺草苗mの押圧側
に揺動され、押圧状態において第1押圧部37が左又は
右に首振り揺動した状態となるのであり、第1押圧部3
7の首振り方向が押圧毎に交互に左右に向くように、ギ
ヤードモータ46の駆動速度と往復移動機構38の駆動
速度とが設定されている。図2に示すようにガイドレー
ル32の後端部に、マイクロスイッチ40が備えられて
おり、苗収納箱1がマイクロスイッチ40に接触するま
で移動すると、押出し装置Eが停止するように構成され
ている。
【0032】次に、箱詰め装置の動作の流れについて説
明する。先ず搬送装置4の供給部6に母株Mを人為的に
送り込む。搬送装置4で搬送される母株Mは、根部搬送
機構5Aと分割機構5Bとの作用によって略一株の藺草
苗mに分離され、分離された藺草苗mが排出部7から苗
収納箱1に送り込まれていく。
明する。先ず搬送装置4の供給部6に母株Mを人為的に
送り込む。搬送装置4で搬送される母株Mは、根部搬送
機構5Aと分割機構5Bとの作用によって略一株の藺草
苗mに分離され、分離された藺草苗mが排出部7から苗
収納箱1に送り込まれていく。
【0033】藺草苗mは係止バー30によって傾斜姿勢
から根部を下にした立ち姿勢に姿勢変更されながら、一
対のガイドバー31の案内作用によって円滑に苗収納箱
1に送り込まれていき、第1押圧部37により藺草苗m
が苗収納箱1の右及び左の横壁部1b側に振り分けられ
ながら、苗収納箱1の前壁部1c側に押圧されるのであ
り、第2押圧部34によって藺草苗mが苗収納箱1の前
壁部1c側に押圧される。
から根部を下にした立ち姿勢に姿勢変更されながら、一
対のガイドバー31の案内作用によって円滑に苗収納箱
1に送り込まれていき、第1押圧部37により藺草苗m
が苗収納箱1の右及び左の横壁部1b側に振り分けられ
ながら、苗収納箱1の前壁部1c側に押圧されるのであ
り、第2押圧部34によって藺草苗mが苗収納箱1の前
壁部1c側に押圧される。
【0034】以上のように、藺草苗mを介しての第1及
び第2押圧部37,34の押圧により、苗収納箱1が載
置された台車33が前方に移動することで、苗収納箱1
に藺草苗mが詰め込まれていく。前述のブレーキ機構
は、第1及び第2押圧部37,34の押圧により台車3
3が必要以上に移動することを規制して、苗収納箱1に
藺草苗mを略均一な密度で隙間なく詰め込むことができ
るようにする為のものである。
び第2押圧部37,34の押圧により、苗収納箱1が載
置された台車33が前方に移動することで、苗収納箱1
に藺草苗mが詰め込まれていく。前述のブレーキ機構
は、第1及び第2押圧部37,34の押圧により台車3
3が必要以上に移動することを規制して、苗収納箱1に
藺草苗mを略均一な密度で隙間なく詰め込むことができ
るようにする為のものである。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】箱詰め装置の全体正面図
【図2】箱詰め装置の全体側面図
【図3】箱詰め装置の内部構造を示す正面図
【図4】搬送装置の付近の正面図
【図5】根切り及び茎切りカッターの付近の縦断正面図
【図6】分割装置の付近の正面図
【図7】箱詰め装置の下部付近の側面図
【図8】分割機構の動作を示す側面図
【図9】分割機構の保持爪及び分離爪の配置状態を示す
正面図
正面図
【図10】箱詰め部の付近の縦断正面図
【図11】押圧部の付近の平面図
【図12】振り分け部の付近の平面図
1 苗収納箱 1c 苗収納箱の所定の壁部 2,3 送り込み機構 7 送り込み機構の作物苗の送り出し部 32,33 支持機構 34 第2押圧部 37 第1押圧部 m 作物苗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 善清 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 斎藤 成徳 山形県酒田市両羽町332番地 株式会社 齋藤農機製作所内 (56)参考文献 特開 昭48−75311(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 根部を下にした立ち姿勢で作物苗(m)
を苗収納箱(1)に送り込む送り込み機構(2),
(3)と、 前記送り込み機構(2),(3)の作物苗(m)の送り
出し部(7)から前記苗収納箱(1)に送り込まれた作
物苗(m)を、往復動作により前記苗収納箱(1)の所
定の壁部(1c)側に向けて押圧し、且つ、前記苗収納
箱(1)の所定の壁部(1c)に対して押圧面が右及び
左向きの傾斜姿勢に交互に切換操作される押圧部(3
7)と、 前記押圧部(37)の押圧方向に沿って前記苗収納箱
(1)を移動自在に支持する支持機構(32),(3
3)とを備えて、 根部を下にした立ち姿勢で前記苗収納箱(1)に送り込
まれた作物苗(m)を、前記押圧部(37)により前記
苗収納箱(1)の所定の壁部(1c)側に向けて押圧す
ることによって、前記苗収納箱(1)を押圧方向に沿っ
て移動させながら、作物苗(m)を前記苗収納箱(1)
に詰め込むように構成してある作物苗の箱詰め装置。 - 【請求項2】 根部を下にした立ち姿勢で作物苗(m)
を苗収納箱(1)に送り込む送り込み機構(2),
(3)と、 前記送り込み機構(2),(3)の作物苗(m)の送り
出し部(7)から前記苗収納箱(1)に送り込まれた作
物苗(m)を、往復動作により前記苗収納箱(1)の所
定の壁部(1c)側に向けて押圧し、且つ、前記苗収納
箱(1)の所定の壁部(1c)に対して押圧面が右及び
左向きの傾斜姿勢に交互に切換操作される第1押圧部
(37)と、前記苗収納箱(1)の所定の壁部(1c)に対して押圧
面が所定姿勢に設定された状態で、 前記送り出し部
(7)から前記苗収納箱(1)に送り込まれた作物苗
(m)を、往復動作により前記苗収納箱(1)の所定の
壁部(1c)側に向けて押圧する第2押圧部(34)
と、 前記第1及び第2押圧部(37),(34)の押圧方向
に沿って前記苗収納箱(1)を移動自在に支持する支持
機構(32),(33)とを備えて、 根部を下にした立ち姿勢で前記苗収納箱(1)に送り込
まれた作物苗(m)を、前記第1及び第2押圧部(3
7),(34)により前記苗収納箱(1)の所定の壁部
(1c)側に向けて押圧することによって、前記苗収納
箱(1)を押圧方向に沿って移動させながら、作物苗
(m)を前記苗収納箱(1)に詰め込むように構成して
ある作物苗の箱詰め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22794496A JP2878198B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 作物苗の箱詰め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22794496A JP2878198B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 作物苗の箱詰め装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29751992A Division JP2843724B2 (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 作物苗の箱詰め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103123A JPH09103123A (ja) | 1997-04-22 |
JP2878198B2 true JP2878198B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=16868732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22794496A Expired - Lifetime JP2878198B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 作物苗の箱詰め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878198B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113142839B (zh) * | 2021-06-07 | 2022-11-22 | 柳恒 | 一种具有防尘和减震功能的博物馆藏品管理用存放装置 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22794496A patent/JP2878198B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09103123A (ja) | 1997-04-22 |
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