JP2878146B2 - マニホールドシリンダ - Google Patents

マニホールドシリンダ

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JP2878146B2
JP2878146B2 JP7040970A JP4097095A JP2878146B2 JP 2878146 B2 JP2878146 B2 JP 2878146B2 JP 7040970 A JP7040970 A JP 7040970A JP 4097095 A JP4097095 A JP 4097095A JP 2878146 B2 JP2878146 B2 JP 2878146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のシリンダを束ね
て構成したマニホールドシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、自動車の車体組立工
程では、先ず、仮組みされた、車体を構成する各ボディ
パネルは複数の位置決め治具にて支持されて正確に所定
の位置に位置決めされる。この状態で各ボディパネルは
スポット溶接されて、車体が形成される。各位置決め治
具は、組立ラインで製造する車種毎に予め決められた位
置に配置されている。従って、その組立ラインで製造す
る車種に応じて位置決め治具の位置を変更している。
【0003】ところで、FMS(Flexible Manufacturi
ng System )化の一環として、車体組立工程の多車種混
合ライン化が図られている。そのため、位置決め治具に
おいては、製造する車種毎の配置変更を不要にし、パネ
ルを支持する位置の異なる複数の車種に即座に対応する
ことができるものが要求されている。
【0004】この要求に応えるものとして、本出願人
は、実開平4−1704号公報にて開示されるマニホー
ルドシリンダを提案している。図7,8に従ってこのマ
ニホールドシリンダ60の構成を説明すると、4本のタ
イロッド61に一対のプレート62,63が平行となる
ように支持されている。この両プレート62,63間に
は、複数対のシリンダ64a,64b〜71a,71b
が千鳥状に配設されている。そして、各シリンダ64
a,64b〜71a,71bは、各ロッド72の作動方
向が同一になっている。ロッド側プレート62とヘッド
側プレート63には、相対向する位置に嵌挿孔73,7
4がそれぞれ設けられており、各シリンダ64a,64
b〜71a,71bは両プレート62,63の両嵌挿孔
73,74にそれぞれ嵌挿する状態で支持されている。
【0005】即ち、ロッド側プレート62の嵌挿孔73
は、各シリンダ64a,64b〜71a,71bの各シ
リンダチューブ75の外径よりも若干大きく形成されて
いる。ロッドピース78にはロッド側プレート62の外
側面に係合するフランジ部79が形成されている。又、
各シリンダ64a,64b〜71a,71bのヘッド側
端部に設けられたヘッドピース76には、嵌挿孔74に
嵌挿する雄ねじ部77が形成されている。そして、各シ
リンダ64a,64b〜71a,71bは、ロッド側プ
レート62の外側から両プレート62,63間に嵌挿さ
れる。
【0006】従って、各シリンダ64a,64b〜71
a,71bは、各雄ねじ部77が嵌挿孔74に嵌挿し、
フランジ部79がロッド側プレート62の外側面に当接
することにより、両プレート62,63間において軸線
方向の所定の位置に配置されている。さらに、各雄ねじ
部77は嵌挿孔74を貫通し、その先端部がヘッド側プ
レート63の外側に突出されている。この先端部にはナ
ット80がヘッド側プレート63の外側から螺合され、
各シリンダ64a,64b〜71a,71bが移動不能
に固定されている。
【0007】それぞれ対をなすシリンダ64a,64b
〜71a,71bの各ロッドピース78には、それぞれ
その側面に各ロッド側ピストン室81に連通するポート
82が開口されている。両ポート82は給排チューブ8
4にて接続される。又、対をなすシリンダ64a,64
b〜71a,71bのうち一方のシリンダのロッド側ピ
ストン室81は給排チューブ85を介して図示しない電
磁制御弁に接続されている。又、各ヘッドピース76に
は、雄ねじ部77の先端にヘッド側ピストン室86へ連
通するポート87が開口されている。対をなすシリンダ
64a,64b〜71a,71bの両ポート87はジョ
イント88を介して互いに給排チューブ89に接続され
るとともに、給排チューブ90を介して前記電磁制御弁
に接続されている。
【0008】従って、対をなす各シリンダ64a,64
b〜71a,71bは、そのシリンダ対単位で一体的に
作動される。このように構成されたマニホールドシリン
ダ60は、ヘッド側を固定しロッド側をワーク側に向け
た状態で使用される。そして、各シリンダ対64a,6
4b〜71a,71bの両ロッド72の先端部間には位
置決め治具が連結され、同治具が回動不能な状態で使用
される。そして、製造する車種の位置決め位置に応じて
使用されるシリンダ対64a,64b〜71a,71b
が選択され、その選択されたシリンダ対64a,64b
〜71a,71bのみが作動するように電磁制御弁が制
御される。従って、上記マニホールドシリンダ60によ
れば、製造する車種に応じて位置決め治具の配置を変更
する必要がないため、製造する車種の変更に即座に対応
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各シリンダ
64a,64b〜71a,71bを長時間使用すると、
摩耗等によりその性能が低下する。特に、各シリンダ対
64a,64b〜71a,71bが均等に使用されると
は限らないため、各シリンダ対64a,64b〜71
a,71bのうち、一部のシリンダ64a,64b〜7
1a,71bのみ性能が低下することが多い。
【0010】この場合、マニホールドシリンダ60全体
を交換することはコスト面で不利であるので、特に性能
が低下したシリンダ64a,64b〜71a,71bの
みを取り外して交換又はメインテナンスを行っている。
【0011】ところで、上記のマニホールドシリンダ6
0から特定のシリンダ64a,64b〜71a,71b
を取り外すには、ヘッド側プレート63の外側で雄ねじ
部77に螺合されているナット80をスパナ等の工具を
用いて取り外さなければならない。
【0012】ところが、マニホールドシリンダ60は、
作業を行なうのがロッド側だけであることや設置スペー
スの制約といった事情から、ヘッド側は一般に壁面や床
面に沿って設置されている。
【0013】そのため、上述のようにスパナ等の工具を
用いても、ヘッド側プレート63の外側に容易に接近す
ることができない。又、ヘッド側プレート63の外側に
は複数のジョイント88及び給排チューブ89,90が
輻輳しているため、ナット80をスパナで取り外す作業
を行うことは容易ではなかった。
【0014】従って、複数のシリンダ64a,64b〜
71a,71bのうち一部のシリンダのみを取り外すと
いった作業であっても、マニホールドシリンダ60全体
を移動させなければならない等、シリンダ64a,64
b〜71a,71bの交換が面倒であった。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はシリンダの取外しを容易
に行い得るマニホールドシリンダを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ヘッド側プレート及びロ
ッド側プレートを互いに所定間隔をおいて並設し、ロッ
ド側プレートには複数の孔を形成し、複数のシリンダの
ヘッド側から各シリンダをそれぞれ前記各孔に挿通して
各シリンダのヘッド側端部をヘッド側プレートに当接さ
せたマニホールドシリンダにおいて、前記各シリンダの
ロッド側を、各シリンダのロッド側への移動を規制する
固定手段によりロッド側プレートに着脱可能に固定し
た。
【0017】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のマニホールドシリンダにおいて、前記固定手段
を、各シリンダのロッド側に設けられ、ロッド側プレー
トの各孔の外周部にその外側から当接するフランジ部
と、該フランジ部がロック側プレートに当接した状態で
外側からフランジ部を介してロック側プレートに螺合す
るねじとから構成した。
【0018】又、請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載のマニホールドシリンダにおいて、各シリンダのヘ
ッド側には、各シリンダのヘッド側ピストン室に作動流
体を給排するための給排通路が内部に形成された給排ブ
ロックを設け、各シリンダを前記固定手段により固定し
た状態で各シリンダの少なくともヘッド側のポートが前
記給排通路に接続されるように構成した。
【0019】又、請求項4に記載の発明は、請求項3に
記載の発明において、給排ブロックが、ヘッド側プレー
トを兼ねる構成とした。
【0020】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、各シ
リンダはロッド側プレートの外側より該ロッド側プレー
トの孔を介してヘッド側プレートに向け挿通され、その
後、各シリンダのロッド側が各シリンダのロッド側への
移動を規制する固定手段によりロッド側プレートに固定
される。その結果、各シリンダの組付後にシリンダ交換
や修理等のため特定のシリンダを取り外す際、シリンダ
の着脱作業を全てロッド側プレートの外側にて行うこと
ができる。
【0021】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、各シリンダのロッド
側に設けられたフランジ部がロッド側プレートに当接す
ることにより、各シリンダのヘッド側への移動が規制さ
れる。又、そのフランジ部を介してロッド側プレートに
ねじを螺合するこにより、各シリンダのロッド側への移
動が規制される。その結果、マニホールドシリンダのロ
ッド側の構成を簡略化し得る。
【0022】又、請求項3に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、各シリンダのヘッド
側ピストン室への流体の給排が給排ブロックにより行わ
れる。しかも、各シリンダを組付ける際に自動的に給排
ブロックの給排通路にポートが接続される。その結果、
両プレート間に固定したシリンダに、ヘッド側プレート
の外側で給排チューブ等を接続する必要がなくなる。
【0023】又、請求項4に記載の発明によれば、請求
項3に記載の発明の作用に加えて、給排ブロックがヘッ
ド側プレートを兼ねているため、部品点数及び組付け工
数が少なくなる。
【0024】
【実施例】
(第一実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図1〜図3に従って説明する。図1,3に示すように、
本実施例のマニホールドシリンダ1は、平行に配置され
た一対のプレート2,3を備えたフレームと、これら両
プレート2,3間に固定される複数のシリンダ4A,4
B,5A,5B,6A,6Bとから構成されている。
【0025】図2に示すように、フレームは同じ長方形
状に形成された一対のプレート2,3を備え、これら両
プレート2,3はその四隅が連結部材としてのタイロッ
ド7にて互いに連結されている。一方のプレート(以
下、ロッド側プレートという)2には、6個の嵌挿孔8
が等しい内径で形成されている。又、他方のプレート
(以下、ヘッド側プレートという)3には、前記嵌挿孔
8に相対向する位置にそれぞれ等しい内径の嵌挿孔9が
形成されている。尚、ヘッド側プレート3の嵌挿孔9
は、ロッド側プレート2の嵌挿孔8よりも小さい内径に
形成されている。
【0026】ロッド側プレート2とヘッド側プレート3
のそれぞれの相対する嵌挿孔8,9間には、各シリンダ
4A,4B,5A,5B,6A,6Bが支持されてい
る。各シリンダ4A,4B,5A,5B,6A,6B
は、上下に並ぶ両シリンダ4A,4B、5A,5B、6
A,6Bでそれぞれ対をなすように構成されており、こ
れら各シリンダ対4A,4B,5A,5B,6A,6B
が千鳥状に配列されている。即ち、このマニホールドシ
リンダ1は、3つのシリンダ対4A,4B、5A,5
B、6A,6Bを備えている。尚、各シリンダ対4A,
4B、5A,5B、6A,6Bは同一の構成であるた
め、以下においては1個のシリンダ対4A,4Bについ
てのみ説明する。
【0027】シリンダ対4A,4Bの上側のシリンダ4
Aは、シリンダチューブ11、ヘッドピース12、ロッ
ドピース13、ピストンロッド14等から構成されてい
る。シリンダチューブ11は、嵌挿孔8に嵌挿可能な外
径の円筒状に形成されている。ヘッドピース12は、シ
リンダチューブ11と等しい外径の係止部12a、及
び、嵌挿孔9に嵌挿可能な外径の嵌挿部12bから構成
されている。
【0028】ロッドピース13は、シリンダチューブ1
1と等しい外径の嵌挿部13a、及び、断面が四角形状
のフランジ部13bから形成されている。フランジ部1
3bには、その四隅に孔15(図2参照)が設けられて
いる。そして、ヘッドピース12は、嵌挿部12bが嵌
挿孔9に嵌挿されるとともに、係止部12aの端部側が
ヘッド側プレート3の内側面に当接されている。ロッド
ピース13は、嵌挿部13aが嵌挿孔8に嵌挿されると
ともに、フランジ部13bの端部側がロッド側プレート
2の外側面に当接されている。フランジ部13bは、各
孔15に挿通される六角穴付ボルト(以下、単にボルト
という)16によりロッド側プレート2に形成された各
ねじ孔10(図2参照)にねじ止めされている。
【0029】従って、シリンダ4Aは、その係止部12
a及びフランジ部13bがそれぞれヘッド側プレート3
及びロッド側プレート2に係止されてヘッド側への移動
が規制されるとともに、ボルト16の作用によりロッド
側への移動が規制される。その結果、シリンダ4Aは両
プレート2,3間に固定されている。
【0030】シリンダチューブ11内にはピストン室1
7が形成され、このピストン室17内にはピストン18
がシリンダチューブ11の軸線方向に沿って移動可能に
設けられている。シリンダチューブ11には、ロッドピ
ース13を貫通するピストンロッド14が挿通され、そ
の基端部はピストン18に連結されている。ピストン室
17は、ピストン18によりロッド側ピストン室17a
及びヘッド側ピストン室17bに区画されている。尚、
シリンダ4Bも同じ構成となっている。
【0031】シリンダ4Aのロッドピース13の下側に
は、ポート19が設けられている。このポート19は、
ロッドピース13内の流路20を介してロッド側ピスト
ン室17aに連通されている。又、シリンダ4Bのロッ
ドピース13の上側には、ポート21が設けられてい
る。このポート21は、ロッドピース13内の流路20
を介してロッド側ピストン室17aに連通されている。
両ポート19,21はそれぞれ着脱自在なジョイント2
2を介して各ポート21に接続される給排チューブ23
にて連通されている。さらに、シリンダ4Bのロッドピ
ース13の下側には、ポート24が設けられている。こ
のポート24は、一方が流路20に接続され、他方が図
示しない電磁制御弁に接続されている。
【0032】シリンダ4Aのヘッドピース12の端部に
は、ポート25が設けられている。このポート25は、
シリンダ4Aのヘッドピース12内に形成された流路2
6を介してヘッド側ピストン室17bに連通されてい
る。又、シリンダ4Bのヘッドピース12の端部には、
ポート27が設けられている。このポート27は、シリ
ンダ4Bのヘッドピース12内に形成された流路26を
介してヘッド側ピストン室17bに連通されている。ポ
ート25には着脱自在なL型ジョイント28が接続さ
れ、ポート27にはT型ジョイント29が接続されてい
る。両ジョイント28,29は互いに給排チューブ30
にて接続されるとともに、T型ジョイント29の一端が
図示しない給排チューブを介して前記電磁制御弁に接続
されている。他の2つのシリンダ対5A,5B、6A,
6Bも同様に構成され、それぞれ独立した電磁制御弁に
接続されている。
【0033】以上のように構成されたマニホールドシリ
ンダの作用について説明する。マニホールドシリンダ1
から1つのシリンダを取り外すには、以下のように行
う。
【0034】例えば、シリンダ4Aを取り外すには、先
ず、シリンダ4Aのポート19及びシリンダ4Bのポー
ト21からそれぞれジョイント22を取り外す。次い
で、マニホールドシリンダ1のヘッド側において、シリ
ンダ4Aのポート25からL型ジョイント28を取り外
す。
【0035】次に、シリンダ4Aのフランジ部13bか
ら4本のボルト16をT型レンチ等で取り外す。この
際、ボルト16をロッド側から取り外すことができるた
め、ヘッド側プレート3の外側でナット等の取り外しを
行う必要がない。
【0036】次いで、シリンダ4Aをロッド側に引き抜
くことにより、両プレート2,3間から容易に取り外す
ことができる。シリンダ4Aが取り外された嵌挿孔8,
9に、新たにシリンダ4Aを装着するには以下のように
行う。
【0037】シリンダ4Aをロッド側プレート2の外側
から嵌挿孔8に嵌挿し、ロッドピース13のフランジ部
13bをロッド側プレート2に当接させるとともに、ヘ
ッドピース12の係止部12aをヘッド側プレート3に
当接させる。
【0038】次いで、フランジ部13bの各孔15を対
応するねじ孔10に合致させ、各孔15にボルト16を
挿入し、それぞれねじ孔10に螺合させる。この結果、
シリンダ4Aがヘッド側に移動不能に係止されととも
に、ロッド側にも移動不能に固定される。
【0039】次に、ヘッド側プレート3の外側におい
て、シリンダ4Aのポート25にL型ジョイント28を
取り付ける。又、ロッド側プレート2の外側において、
シリンダ4Aのポート19とシリンダ4Bのポート21
にそれぞれジョイント22を取り付けて接続する。以上
のようにしてシリンダ4Aが両プレート2,3間に取り
付けられる。
【0040】以上詳述したように、本実施例のマニホー
ルドシリンダ1によれば、各シリンダ(例えば、4A)
のロッドピース13にフランジ部13bを設け、このフ
ランジ部13bを六角穴付ボルト16でロッド側プレー
ト12にねじ止めするようにした。この結果、両プレー
ト2,3に対するシリンダ4Aの着脱をロッド側プレー
ト2の外側から行うことができる。従って、シリンダ4
Aを交換するために、マニホールドシリンダ1をヘッド
側の固定部分から取り外す必要がない。又、ポート25
に接続されるジョイント28、給排チューブ30等が設
けられるヘッド側プレート3の外側において、ナット等
を取り外す必要がないため、シリンダ4Aの着脱を容易
に行うことができる。
【0041】又、フランジ部13bをロッド側プレート
2へ固定するために六角穴付ボルト16を用いたため、
十字孔付ボルト等を使用する場合に比較してその取り付
け及び取り外しを容易に、かつ、確実に行うことができ
る。 (第二実施例)次に、本発明を具体化した第二実施例を
図5に従って説明する。尚、本実施例は、第一実施例の
ジョイント28,29及び給排チューブ30を給排ブロ
ック40とした点とが異なるだけである。そのため、こ
の給排ブロック40のみについて詳述し、同一の構成は
符号を等しくしてその説明を省略する。
【0042】ヘッド側プレート3の外側面には、ヘッド
側プレート3に密着した給排ブロック40が設けられて
いる。この給排ブロック40は、複数個の六角穴付ボル
ト41にて、ヘッド側プレート3に連結されている。
【0043】給排ブロック41のヘッド側プレート3側
の側面には、シリンダ対4A,4Bの各ヘッドピース1
2のポート25,27に相対向する位置にそれぞれ給排
口42,43が開口されている。この一対の給排口4
2,43は、給排ブロック40の内部に形成された流路
44にそれぞれ連通されている。この流路44の端部
は、給排ブロック40の下端面に開口するポート45に
連通されている。尚、他の各シリンダ対5A,5B、6
A,6Bについても、同様に、給排口42,43、流路
44及びポート45が設けられている。
【0044】各シリンダ4A,4B,5A,5B,6
A,6Bが両プレート2,3間に固定された状態では、
その各ヘッドピース12の嵌挿部12bの端部が給排ブ
ロック40側に押圧されている。従って、各シリンダ4
A,4B,5A,5B,6A,6Bの各ポート25,2
7は、それぞれ流路44を介してポート45に連通され
ている。
【0045】次に、以上のように構成されたマニホール
ドシリンダ1の作用を説明する。マニホールドシリンダ
1から、1つのシリンダ(例えば、4A)を取り外す場
合には、先ず、両シリンダ4A,4Bの各ポート19,
21からジョイント22を取り外した後、フランジ部1
3bからボルト16を取り外す。そして、この状態でシ
リンダ4Aをロッド側に引き抜くことより、両プレート
2,3間から取り外す。
【0046】又、シリンダ4Aを装着するには、シリン
ダ4Aを嵌挿孔8に嵌挿し、フランジ部13bをロッド
側プレート2に当接するとともに、嵌挿部12bをヘッ
ド側プレート3の嵌挿孔9に嵌挿する。次いで、フラン
ジ部13bの各孔15にボルト16を挿入し、対応する
ねじ孔10に螺合させる。この結果、シリンダ4Aが両
プレート2,3間に支持されるとともに、シリンダ4A
のポート25が給排口42を介してポート45に連通さ
れる。
【0047】以上のように、本実施例のマニホールドシ
リンダ1によれば、各シリンダ4A,4B、5A,5
B、6A,6Bに対応する流路44及びポート45が設
けられた給排ブロック40をヘッド側プレート3の外側
に密着するように設けた。そして、シリンダ4A(又
は、4B)を両プレート2,3間に固定した状態では、
嵌挿部12bの端部が給排ブロック40側に押圧され、
ポート25(又は、27)と給排口42(43)が連通
するようにした。この結果、シリンダ4A(4B)をロ
ッド側プレート2の外側から取り付けるだけで、ポート
25,27が給排ブロック40のポート45に連通され
る。
【0048】従って、シリンダ4A(4B)の脱着時
に、そのポート25,27にジョイント、給排チューブ
等を接続又は取り外しをする必要がないため、ロッド側
からの作業だけでシリンダ4A(4B)の交換を行うこ
とができる。又、マニホールドシリンダの部品点数を削
減することができるとともに、組み付け工数を削減する
こともできる。 (第三実施例)次に、本発明を具体化した第三実施例を
図6に従って説明する。尚、本実施例は、第一実施例の
ヘッド側プレート3、ジョイント28,29及び給排チ
ューブ30を給排ブロック50とした点が異なるだけで
ある。そのため、この給排ブロック50のみについて詳
述し、同一の構成は符号を等しくしてその説明を省略す
る。
【0049】本実施例では、第一実施例におけるヘッド
側プレート3の代わりに、ヘッド側プレートとしての給
排ブロック50が設けられている。即ち、ロッド側プレ
ート2及び給排ブロック50がタイロッド7にて連結さ
れてフレームが構成されている。給排ブロック50のロ
ッド側面には、ロッド側プレート2の各嵌挿孔8に相対
向する位置に、それぞれ嵌挿孔としての嵌挿穴51が設
けられている。
【0050】各嵌挿穴51にはそれぞれシリンダ対4
A,4Bの各嵌挿部12bが嵌挿され、その先端が給排
ブロック50側に密着されている。各嵌挿穴51内に
は、給排口52,53が開口されている。この一対の給
排口52,53は、給排ブロック50の内部に形成され
た流路54にそれぞれ連通されている。この流路54の
端部は、給排ブロック50の下端面に開口するポート5
5に連通されている。尚、他の各シリンダ対5A,5
B、6A,6Bについても、同様に、給排口52,5
3、流路54及びポート55が設けられている。
【0051】各シリンダ4A,4B,5A,5B,6
A,6Bが両プレート2,3間に固定された状態では、
その各嵌挿部12bの端部が給排ブロック50側に押圧
され密着されている。従って、各シリンダ4A,4B,
5A,5B,6A,6Bの各ポート25,27は、それ
ぞれ流路54を介してポート55に連通されている。
【0052】本実施例において、シリンダ4A(4B)
の取り外し又は取り付けを行う場合の作用は第実施例
と同じである。特に、本実施例のマニホールドシリンダ
1によれば、その部品点数を削減することができる。さ
らに、組み付け工数を削減することができる。
【0053】以上のように、本実施例のマニホールドシ
リンダ1によれば、第二実施例におけるヘッド側プレー
ト3と給排ブロック40を一体化した給排ブロック50
を設けた。この給排ブロック50に各シリンダ4A(4
B)の嵌挿部12bを嵌挿する嵌挿穴52を設け、嵌挿
穴52の内部に流路54及びポート55に連通する給排
口53を設けた。そして、シリンダ4A(4B)を両プ
レート2,3間に固定すると、各ポート25,27が給
排ブロック50のポート55に連通するようにした。こ
の結果、第二実施例と同様に、シリンダ4A(4B)を
ロッド側プレート2の外側から取り付けるだけで、ポー
ト25,27を給排ブロック50のポート55に連通す
ることができる。
【0054】従って、シリンダ4A(4B)の脱着時
に、ロッド側からの作業だけでシリンダ4A(4B)の
交換を行うことができる。又、マニホールドシリンダの
部品点数を削減することができるとともに、組み付け工
数を削減することもできる。
【0055】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 嵌挿孔8を雌ねじ状に形成するとともに、ヘッ
ドピース13の外周側に嵌挿孔8に螺合する雄ねじ部を
設ける。そして、雄ねじ部を嵌挿孔8に螺合することに
よりシリンダ4A(4B)を固定するように構成しても
よい。
【0056】(2) 図4に示すように、フランジ部1
3bを六角形状に形成し、その角部に六角穴付ボルト1
6を挿通するように構成してもよい。この場合、3箇所
の角部をねじ止めするようにしてもよい。
【0057】(3) 六角穴付ボルト16に代えて、十
字穴付小ねじ、六角ボルト等を使用してもよい。 (4) シリンダ4A,4B、5A,5B、6A,6B
が一対で使用されるマニホールドシリンダ1に限らず、
各シリンダが単体で使用されたり、3個以上のシリンダ
を1組として使用されるマニホールドシリンダに実施し
てもよい。
【0058】(5) シリンダ4A(4B)を作動する
流体は、空気、作動油等のいずれでもよい。 (6) シリンダ対4A,4Bの数は、3対以外でもよ
い。
【0059】(7) シリンダ4A,4B、5A,5
B、6A,6Bの各ポートをロッド側又はヘッド側に集
中させてもよい。上記実施例から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。
【0060】(1) 請求項1に記載のマニホールドシ
リンダにおいて、シリンダ4A,4B,5A,5B,6
A,6Bを千鳥状に配列したマニホールドシリンダ。こ
の構成によれば、各シリンダを最も近接させた状態でマ
ニホールドシリンダを構成することができる。
【0061】(2) 請求項2に記載のマニホールドシ
リンダにおいて、フランジ部13bを六角形状に形成し
たマニホールドシリンダ。この構成によれば、隣合うフ
ランジ部同士の干渉を避けて、各シリンダを近接させて
配列することができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、マニホールドシリンダにおける各シリン
ダの取り外し及び取り付けを容易に行うことができる。
【0063】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、ロッド側の構造を簡
素化し得る。又、請求項3に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、シリンダの取り付け
及び取り外し時に、ヘッド側においてそのシリンダのヘ
ッド側ピストン室の給排チューブの取り外し及び接続を
行う必要がない。従って、シリンダの取り外し及び取り
付けを一層容易に行うことができる。
【0064】又、請求項4に記載の発明によれば、請求
項3に記載の発明の効果に加えて、部品点数及び組み付
け工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例のマニホールドシリンダの側面側
断面図。
【図2】 連結された両プレートとシリンダとを示す斜
視図。
【図3】 マニホールドシリンダの正面図。
【図4】 別例のマニホールドシリンダの正面図。
【図5】 第二実施例のマニホールドシリンダの側面側
断面図。
【図6】 第三実施例のマニホールドシリンダの側面側
断面図。
【図7】 従来例のマニホールドシリンダの斜視図。
【図8】 マニホールドシリンダの側面側断面図。
【符号の説明】
2…ロッド側プレート、3…ヘッド側プレート、4A,
4B,5A,5B,6A,6B…シリンダ、7…連結部
材としてのタイロッド、8,9…嵌挿孔、13b…フラ
ンジ部、16…六角穴付ボルト、17b…ヘッド側ピス
トン室、40…給排ブロック、50…ヘッド側プレート
としての給排ブロック、51…嵌挿孔としての嵌挿穴。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド側プレート(3)及びロッド側プ
    レート(2)を互いに所定間隔をおいて並設し、ロッド
    側プレート(2)には複数の孔(8)を形成し、複数の
    シリンダ(4A,4B,5A,5B,6A,6B)のヘ
    ッド側から各シリンダ(4A,4B,5A,5B,6
    A,6B)をそれぞれ前記各孔(8)に挿通して各シリ
    ンダ(4A,4B,5A,5B,6A,6B)のヘッド
    側端部をヘッド側プレート(3)に当接させたマニホー
    ルドシリンダにおいて、前記各シリンダ(4A,4B,
    5A,5B,6A,6B)のロッド側を、各シリンダ
    (4A,4B,5A,5B,6A,6B)のロッド側へ
    の移動を規制する固定手段(13,16)によりロッド
    側プレート(2)に着脱可能に固定したマニホールドシ
    リンダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマニホールドシリンダ
    において、 前記固定手段は、各シリンダ(4A,4B,5A,5
    B,6A,6B)のロッド側に設けられ、ロッド側プレ
    ート(2)の各孔(8)の外周部にその外側から当接す
    るフランジ部(13b)と、該フランジ部(13b)が
    ロック側プレート(2)に当接した状態で外側からフラ
    ンジ部(13b)を介してロック側プレート(2)に螺
    合するねじ(16)とを備えているマニホールドシリン
    ダ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマニホールドシリンダ
    において、 各シリンダ(4A,4B,5A,5B,6A,6B)の
    ヘッド側には、各シリンダ(4A,4B,5A,5B,
    6A,6B)のヘッド側ピストン室(17b)に作動流
    体を給排するための給排通路(42,43,44,4
    5,52,53,54,55)が内部に形成された給排
    ブロック(40,50)を設け、各シリンダ(4A,4
    B,5A,5B,6A,6B)を前記固定手段(13,
    16)により固定した状態で各シリンダ(4A,4B,
    5A,5B,6A,6B)の少なくともヘッド側のポー
    ト(25)が前記給排通路(42,43,44,45,
    52,53,54,55)に接続されるように構成した
    マニホールドシリンダ。
  4. 【請求項4】 給排ブロックは、ヘッド側プレート(5
    0)を兼ねている請求項3に記載のマニホールドシリン
    ダ。
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