JP2878082B2 - 舶用二重反転プロペラの潤滑油供給装置 - Google Patents

舶用二重反転プロペラの潤滑油供給装置

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JP2878082B2
JP2878082B2 JP5221294A JP22129493A JP2878082B2 JP 2878082 B2 JP2878082 B2 JP 2878082B2 JP 5221294 A JP5221294 A JP 5221294A JP 22129493 A JP22129493 A JP 22129493A JP 2878082 B2 JP2878082 B2 JP 2878082B2
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shaft
oil
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Kawasaki Jukogyo KK
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舶用の二重反転プロペ
ラにおける潤滑油供給装置に関し、更に詳しくは、外側
プロペラ軸内で反転する内側プロペラ軸を回転支持する
内軸軸受及び両プロペラ軸間の反転シール装置に潤滑油
を供給する潤滑油供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】舶用の二重反転プロペラは、船首側に配
置したプロペラ(以下、前部プロペラという。)と、船
尾側に配置したプロペラ(以下、後部プロペラとい
う。)とを互いに逆回転させることにより、前部プロペ
ラの回転によって生じる後流の旋回エネルギを後部プロ
ペラの回転によって回収しようとする推進器であり、近
年、推進効率の向上と共に低騒音化の観点から注目され
ている。
【0003】しかし、この二重反転プロペラにおける潤
滑油供給構造は、従来の1軸船において採用されている
ような船尾管の船首・船尾でプロペラ軸を支持する2個
の軸受のみを潤滑油で潤滑するような構造では内側プロ
ペラ軸の潤滑が不可能となる。
【0004】つまり、外側プロペラ軸を支持する外軸軸
受の潤滑油供給構造は上記1軸船の構造と同一でよい
が、外側プロペラ軸の中にあって反転する内側プロペラ
軸を支持する内軸軸受の潤滑油供給構造が問題となる。
【0005】この問題を解決しようとする従来技術とし
て特開昭61−180097号公報記載の発明があり、
この公報記載の発明は、図10の側断面図に示すよう
に、内側プロペラ軸52軸心の軸方向と最後部の軸受5
4部で軸表面に開通させるよう設けられた軸内通路53
と、外側プロペラ軸51と内側プロペラ軸52との空隙
に形成された軸外通路56とを連通させることにより潤
滑油通路を形成したものである。そして、軸端から供給
された潤滑油が、軸内通路53から後部軸受54を潤滑
した後、軸外通路56を経て前部軸受55を潤滑して戻
るような潤滑油供給構造が構成されている(従来技術
1)。
【0006】また、他の従来技術として特開昭62−1
10595号公報記載の発明があり、この公報記載の発
明は、内側プロペラ軸の軸心に設けた通路と内側プロペ
ラ軸外周面に放射状に貫通する複数本の給油孔を内側プ
ロペラ軸長手方向に複数列配設することにより、低速運
転時の金属接触を防止すると共に軸受後端部の片当りに
よる軸受の焼付きを防止しようとするものである(従来
技術2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、二重反転プ
ロペラの内側プロペラ軸と外側プロペラ軸との間には、
軸受とともに反転シール装置が設けられており、この反
転シール装置により互いに反転している外側プロペラ軸
と内側プロペラ軸との間をシールしている。従って、二
重反転プロペラにおいては内軸軸受の潤滑油供給構造と
ともに、この反転シール装置への潤滑油供給装置も重要
な課題である。
【0008】しかし、上記いずれの従来技術も内軸軸受
の潤滑に関するものであり、この反転シール装置への潤
滑系統については何ら解決されていない。
【0009】また、船尾側の反転シール部分は、海水圧
よりも少し高い圧力の潤滑油を供給してシールしてお
り、この潤滑油は、一定時間毎に検油して海水の侵入を
チェックする必要があるため、各反転シールの空間を独
立的に潤滑する必要がある。
【0010】その上、内軸軸受や反転シール部分は、内
側プロペラ軸の支持及び水密を保つ部分であるため船舶
において重要な箇所であり、各種センサーを設けること
により内軸軸受あるいは潤滑油の温度,圧力,変位等を
船内側で計測する必要性もある。
【0011】このように、内軸軸受及び反転シール部分
には多くの潤滑油通路を設ける必要があるとともに、各
種計測用通路を設ける必要があるため、反転する軸間に
形成する潤滑油供給装置が切望されている。
【0012】本発明は上記課題に鑑みて、潤滑油系統あ
るいは計測系統の通路を容易に設けることができるとと
もに、複数箇所の潤滑を独立的に行える舶用二重反転プ
ロペラの潤滑油供給装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明の舶用二重反転プロペラの潤滑油供給装置
は、中空の外側プロペラ軸と、該外側プロペラ軸内の同
上で反転する内側プロペラ軸とを有し、該外側プロ
ペラ軸と内側プロペラ軸との空隙に内側プロペラ軸を支
持する複数の内軸軸受を有するとともに、該外側プロペ
ラ軸と内側プロペラ軸との間に反転シール機構を有する
舶用二重反転プロペラの潤滑油供給装置において、前記
外側プロペラ軸の外周に給排油機構を設け、前記複数の
内軸軸受間に内側プロペラ軸外面と外側プロペラ軸内面
との間の空隙を半径方向に分割する圧油導入筒を設け
該圧油導入筒の外側通路に複数の環状ブロックを設けて
圧油導入筒を外側プロペラ軸に内着し、該複数の環状ブ
ロック間の軸方向に細管を並設し、該細管の一方を前記
給排油機構に連通させるとともにもう一方を前記反転シ
ール機構の空間に連通させて反転シール用潤滑油通路を
形成したことを特徴とするものである。
【0014】また、第2発明の舶用二重反転プロペラの
潤滑油供給装置は、上記第1発明の舶用二重反転プロペ
ラの潤滑油供給装置において、外側プロペラ軸の外周に
給排油機構を設けるとともに給油環を設け、該給油環の
給油側と前記圧油導入筒で分割した外側の空隙とを連通
させて軸受用潤滑油通路を形成したことを特徴とするも
のである。
【0015】更に、第3発明の舶用二重反転プロペラの
潤滑油供給装置は、上記第1発明の舶用二重反転プロペ
ラの潤滑油供給装置において、給油環の給油側と細管と
を連通させて軸受用潤滑油通路を形成し、前記圧油導入
筒で分割した空隙を船尾管と連通させたことを特徴とす
るものである。
【0016】また、第4発明の舶用二重反転プロペラの
潤滑油供給装置は、上記第1発明の舶用二重反転プロペ
ラの潤滑油供給装置において、内側プロペラ軸の軸心に
軸内通路を設けるとともに該軸内通路と内側プロペラ軸
表面とを連通させる連通孔を設けて軸受用潤滑油通路を
形成したことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】上記第1発明の構成によれば、反転シール用潤
滑油通路により、給排油機構から供給した潤滑油が細管
から反転シールへと供給されて、反転シールを潤滑した
後細管を介して給排油機構から排出される。従って、内
側プロペラ軸と外側プロペラ軸との空隙に設けた圧油導
入筒と複数の環状ブロックと細管とによって、反転シー
ルの潤滑油通路を容易に形成することができる。この細
管は環状ブロック間の軸方向に並設されており圧油導入
筒と共に外側プロペラ軸に内着されて外側プロペラ軸と
同一回転運動をなす。
【0018】また、上記第2発明の構成によれば、軸受
用潤滑油通路により、給油環から外側プロペラ軸と内側
プロペラ軸との間の空隙に潤滑油を供給すると、この潤
滑油は圧油導入筒により分割形成された通路の一方を通
って内側プロペラ軸を支持する複数の内軸軸受の摺動面
へと供給され、この摺動面を潤滑した潤滑油は圧油導入
筒により分割形成されたもう一方の通路を通って排出さ
れる。そして、反転シール用潤滑油通路により、給排油
機構から供給した潤滑油は細管から反転シールへと供給
されて、反転シールを潤滑した後細管を介して給排油機
構から排出される。従って、内側プロペラ軸と外側プロ
ペラ軸との空隙に設けた圧油導入筒と細管とによって、
内軸軸受と反転シールの潤滑油通路を容易に形成するこ
とができる。
【0019】更に、上記第3発明の構成によれば、軸受
用潤滑油通路により、給油環から供給した潤滑油が細管
から複数の内軸軸受の摺動面へと供給され、この摺動面
を潤滑した潤滑油は圧油導入筒により形成された通路か
ら船尾管を通って船尾管軸受を潤滑した後排出される。
そして、反転シール用潤滑油通路により、給排油機構か
ら供給した潤滑油は細管から反転シールへと供給され
て、反転シールを潤滑した後排出される。
【0020】また、上記第4発明の構成によれば、軸受
用潤滑油通路により、内側プロペラ軸の軸心に設けた軸
内通路から潤滑油を供給すると、内側プロペラ軸表面へ
開通させた連通孔から複数の内軸軸受の摺動面へと供給
され、この摺動面を潤滑した潤滑油は圧油導入筒により
形成された通路を通って排出される。そして、反転シー
ル用潤滑油通路により、給排油機構から供給した潤滑油
は細管と連通させた反転シール用潤滑油通路から反転シ
ールへと供給されて、反転シールを潤滑した後排出され
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の潤滑油供給装置の第1実施例を示
す側断面図であり、図2は図1のA−A断面図、図3は
同B−B断面図、図4は船尾側反転シール機構の拡大図
である。
【0022】図示するように、前部プロペラ1を駆動す
る外側プロペラ軸2と、この外側プロペラ軸2内で後部
プロペラ3を反転駆動する内側プロペラ軸4とが環状の
空隙Sを保有した二重軸構造を形成し、外側プロペラ軸
2は船体Hに設けた船尾管5により回動自在に支持さ
れ、内側プロペラ軸4は空隙Sの外側プロペラ軸2の船
首側内部と前部プロペラ1のボス内部とに設けられた内
軸軸受6により回転自在に支持されている。
【0023】そして、この内軸軸受6間には圧油導入筒
7が設けられており、この圧油導入筒7により、図2に
も示すように外側プロペラ軸2の内面との間に外側通路
8を形成すると共に、この圧油導入筒7の内面と内側プ
ロペラ軸4の外面との間に内側通路9を形成して空隙S
を半径方向に2分割している。そして、外側通路8内に
は複数の環状ブロック7A,7B,7Cが設けられてお
り、このブロック7B,7C間及びブロック7Bと内軸
軸受6の間の軸方向には複数の細管11が周状に並設さ
れている。また、内側通路9と船尾側の内軸軸受6との
間には油路2cが形成されている。なお、図面上はその
内の1本のみを記載している。
【0024】上記内軸軸受6は、図3の断面図にも示す
ように外周の軸方向に4本の油溝6aが形成されてお
り、この油溝6aは図1に示すように上記圧油導入筒7
の外側通路8と連通する油孔6bと、内軸軸受6の内面
に向かって貫通する油孔6cとが連通するように設けら
れている。更に、内軸軸受6の軸方向には貫通する油孔
6dと油路6eとがそれぞれ4本形成されている。そし
て、この内軸軸受6と上記圧油導入筒7とは外側プロペ
ラ軸2と同一回転運動をなすように外側プロペラ軸2に
内着されている。なお、上記油溝6a,油孔6b,6
c,6d,油路6e等は4本に限定されるものではな
く、内軸軸受の大きさ等により適宜選択すればよい。
【0025】また、船体内側の上記外側プロペラ軸2の
外周には軸受用潤滑油を供給及び排出するための給油環
10が周設されている。この給油環10は固定側から回
転側へ潤滑油を供給するためのもので、給油側Iは外側
プロペラ軸2に形成した給油孔2aを介して上記外側通
路8と連通され、排油側Oは外側プロペラ軸2に形成し
た排油孔2bと圧油導入筒7のブロック7Aに設けられ
た連通孔7aとを介して上記内側通路9と連通され、こ
れらによって軸受用潤滑油通路Vが形成されている。
【0026】一方、内軸軸受6の船尾側と船首側とに
は、外側プロペラ軸2と内側プロペラ軸4との間をシー
ルする反転シール機構12,13が設けられている。船
尾側に設けられた反転シール機構12は、前部プロペラ
1のボス部で水密シールを行うものであり、図4の拡大
図にも示すように複数のリップ12aにより仕切られた
空間E(この実施例では3箇所)が形成されている。ま
た、船首側に設けられた反転シール機構13は、船内に
おいて内軸軸受6部でのシールを行うものであり、2枚
のリップ13aにより仕切られた空間Eが形成されてい
る。
【0027】また、外側プロペラ軸2の外周には上記反
転シール機構12,13と同様にリップ14aを有する
給排油機構14が設けられており、この給排油機構14
は、上記反転シール機構12,13の各空間Eへ独立的
に潤滑油を供給できるように、上述したブロック7Bを
介して周状に複数設けられた各細管11と連通されてい
る。そして、各細管11の端部は、圧油導入筒7の端部
に設けられたブロック7Cに形成された複数の油路15
とそれぞれ連通され、この油路15は外側プロペラ軸2
と前部プロペラ1のボスに設けた油路16とリップ保持
部材17に設けた油路17aとを介して上記反転シール
機構12の各空間Eと連通し、これらによって反転シー
ル用潤滑油通路Wが形成されている。なお、図面上は簡
略化するために全ての空間Eに油孔16を形成していな
いが、実際には全空間Eを独立的に潤滑できるように複
数本の油孔16が設けられている。
【0028】また、上記図1では作図上船尾管5を大幅
に短縮しているが、実際には外側プロペラ軸2を支持す
る必要性から図10に示すように所定長さを有してい
る。なお、21は船尾管5の後端をシールするシール部
材である。
【0029】以上のように構成された本発明の第1実施
例によれば、内軸軸受及び反転シール機構の潤滑が図5
の側断面図に示す潤滑油の流れのように行われる。
【0030】すなわち、外側プロペラ軸2の外周に装備
した給油環10の給油側Iから供給された潤滑油は、外
側プロペラ軸2の給油孔2aを通って外側通路8へと流
れ、この外側通路8から船首側の内軸軸受6に形成した
油孔6b,油溝6a,油孔6cを介して摺動面へと供給
され、一方、船尾側の内軸軸受6は、外側通路8から油
路2c,油溝6a,油孔6cを介して摺動面へと噴出さ
れ、内側プロペラ軸4とすべり軸受6との間にそれぞれ
油膜を形成する。
【0031】そして、内軸軸受6と内側プロペラ軸4と
の間から船首側へ流れた潤滑油は、内軸軸受6に形成し
た油孔6dを通って内側通路9へと流れ、内軸軸受6の
摺動面から内側通路9へと流れた潤滑油と共に圧油導入
筒7のブロック7Bに形成した連通孔7aと外側プロペ
ラ軸2に形成した排油孔2bを通って上記給油環10の
排油側Oから排出される。
【0032】一方、給排油機構14の下部から供給され
た潤滑油は、外側プロペラ軸2に設けた油孔2dとブロ
ック7Bとを介して細管11へと流れる。そして、船首
側の反転シール機構13は内軸軸受6に設けた油路6e
を介してリップ保持部材17の油路17aからリップ1
3a間の空間Eへと供給され、船尾側の反転シール機構
12は前部プロペラ1のボス内に設けた油孔16を介し
てリップ保持部材17の油路17aからリップ12a間
の各空間Eへと供給される。
【0033】そして、各空間Eに供給された潤滑油は、
上部に設けた油路16から油路15,細管11,ブロッ
ク7B,油孔2fを介して給排油機構14の上部から排
出される。
【0034】この第1実施例によれば、潤滑油の給排油
を船内後方に位置する外側プロペラ軸2の外周から実施
するため、内側プロペラ軸4の軸心に長い軸内通路を設
ける必要はない。
【0035】また、このように反転シール機構12,1
3の空間Eを独立的に潤滑しているので、各空間Eの潤
滑油を一定時間毎に検油すれば海水の侵入等を容易にチ
ェックすることができる。
【0036】更に、上記内軸軸受6や反転シール機構1
2,13の部分に各種センサー等を設けて内軸軸受6あ
るいは潤滑油の温度,圧力,変位等を船内側で計測する
場合、上記細管11を更に複数列並設することにより容
易に配線用通路を形成することができる。
【0037】次に、第2実施例を図6に示す側断面図に
基づいて説明する。なお、以下の説明では上記第1実施
例と異なる構成のみを説明し、同一の構成には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0038】この第2実施例は、上述した第1実施例の
内軸軸受6を潤滑した後の潤滑油で、外側プロペラ軸2
を船体Hに支持している船尾管5も潤滑するように構成
した実施例であり、内軸軸受6への給油と反転シール機
構12,13の給排油とを外側通路8内に設けた細管1
1により行い、内軸軸受6の排油を内側通路9から外側
通路8と外側プロペラ軸2に設けた排油孔2eとを介し
て船尾管5へ排出するように構成したものである。
【0039】そのため、図示するように給油環10Aに
は給油側Iのみが設けられており、ブロック7Aの油路
7aも前後方向に設けた細管11と連通するように形成
されている。また、圧油導入筒7により形成された内側
通路9と外側通路8とは連通孔7bにより連通され、外
側プロペラ軸2に設けた排油孔2eと連通させることに
より船尾管5と連通している。そして、この船尾管5部
は、船体Hに設けた排油孔18により船内側の排油側O
と連通している。なお、内軸軸受6への潤滑系統と反転
シール機構12,13への潤滑系統とは、周状に複数設
けた所定の細管11と連結することにより、それぞれ独
立的に設けられている。
【0040】以上のように構成された第2実施例によれ
ば、内軸軸受6及び反転シール機構12,13の潤滑が
図7の側断面図に示す潤滑油の流れのように行われる。
【0041】すなわち、外側プロペラ軸2の外周に装備
した給油環10の給油側Iから供給された潤滑油は、船
首側はブロック7Aから細管11を介して内軸軸受6の
油孔6bへと供給され、船尾側はブロック7Aから細管
11,ブロック7B,細管11,ブロック7Cの油路1
5を介して内軸軸受6の油溝6aへと供給され、それぞ
れの内軸軸受6の摺動面へと噴出されて内側プロペラ軸
4とすべり軸受6との間に油膜を形成する。
【0042】そして、内軸軸受6と内側プロペラ軸4と
の摺動面を潤滑した潤滑油は、内側通路9から圧油導入
筒7の連通孔7bと外側通路8と外側プロペラ軸2の排
油孔2eとを介して船尾管5部分へと流れ、この潤滑油
により船尾管5部に設けた船尾管軸受を潤滑した後、船
体Hに設けた排油孔18を介して排油側Oへと排出され
る。
【0043】一方、給排油機構14の下部から供給され
た潤滑油は、上述した第1実施例と同様に船首,船尾側
の反転シール機構12,13へと供給され、それぞれの
反転シール機構12,13の各空間Eに供給された潤滑
油は、第1実施例と同様に給排油機構14の上部から排
出される。
【0044】この第2実施例の場合、給油環10は給油
側Iのみを有するものでよいとともに、排油孔18は固
定側である船体H側に設けるため容易に形成することが
できる。なお、この実施例のように内側プロペラ軸4の
潤滑油により船尾管5を潤滑する場合、それぞれの軸受
を潤滑するに適した潤滑油の圧力を考慮する必要があ
る。
【0045】また、上記第1,第2実施例によれば、潤
滑油を内軸軸受6側から内側プロペラ軸4の表面側へ供
給するため、内軸軸受に、内側プロペラ軸4と内軸軸受
6との摺動面に直接圧油供給が必要な静圧軸受を採用し
た場合、高圧で噴射される潤滑油が軸受材の軟い材料に
向かって噴射するのではなく硬い内側プロペラ軸4の表
面側へ噴射するため、軸受材表面が潤滑油の噴射により
磨耗することがなく、静圧軸受においては極めて好適な
潤滑油供給装置となる。
【0046】次に、第3実施例を図8に示す側断面図に
基づいて説明する。なお、この実施例でも上述した第
1,第2実施例と異なる構成のみを説明し、同一の構成
には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0047】この第3実施例は、内軸軸受への給油を内
側プロペラ軸4の軸心から行い、排油を内側通路9から
外側通路8と外側プロペラ軸2に設けた排油孔2eを介
して船尾管5から行うように構成し、反転シール機構1
2,13への給排油を外側通路8内に設けた細管11に
より行うように構成した実施例である。従って、この第
3実施例は上述した第1,第2実施例と内軸軸受への潤
滑油供給方向が異なるため、内軸軸受26には油溝等が
形成されていない。
【0048】図示するように、内側プロペラ軸4軸心の
軸方向には軸内通路19が設けられており、この軸内通
路19と内軸軸受26の摺動面とが放射状に設けられた
噴出孔20により連通されている。そして、上記第2実
施例と同様に、圧油導入筒7により形成された内側通路
9と外側通路8とは連通孔7bにより連通され、外側プ
ロペラ軸2に設けた排油孔2eとを連通させることによ
り船尾管5と連通している。そして、この船尾管5部
は、船体Hに設けた排油孔18により船内側の排油側O
と連通している。なお、反転シール機構12,13への
給排油機構14は上述した第1実施例と同一構成であ
る。また、この実施例では第2実施例と同様に、内軸軸
受26を潤滑した排油で船尾管5を潤滑するように構成
している。更に、内軸軸受26と圧油導入筒7とは上述
した実施例と同様に外側プロペラ軸2と同一回転運動を
なすように、外側プロペラ軸2に内着されている。
【0049】以上のように構成された第3実施例によれ
ば、内軸軸受26及び反転シール機構12,13への潤
滑が図9の側断面図に示す潤滑油の流れのように行われ
る。
【0050】すなわち、内側プロペラ軸4の軸心に設け
た軸内通路19から供給された潤滑油は、噴出孔20か
らそれぞれの内軸軸受26の摺動面へと噴出され、内側
プロペラ軸4とすべり軸受26との間に油膜を形成す
る。
【0051】そして、内軸軸受26と内側プロペラ軸4
との摺動面を潤滑した潤滑油は、内側通路9から圧油導
入筒7の連通孔7bと外側通路8と外側プロペラ軸2の
排油孔2eとを介して船尾管5部へと流れ、この潤滑油
により船尾管5部に設けた船尾管軸受を潤滑した後、船
体Hに設けた排油孔18を介して排油側Oへと排出され
る。
【0052】一方、給排油機構14の下部から供給され
た潤滑油は、上述した第1実施例と同様に船首,船尾側
の反転シール機構12,13の各空間Eへと供給され、
この各空間Eに供給された潤滑油は、第1実施例と同様
に給排油機構14の上部から排出される。
【0053】この第3実施例によれば、上述したように
内軸軸受26への潤滑油の供給を内側プロペラ軸4の軸
心から行うため、給油環10が不要となるとともに内軸
軸受26の油溝6a,油孔6b,6c等の加工が不要と
なる。
【0054】なお、上述したいずれの実施例でも潤滑油
の給排油方向を特定しているが、潤滑油の圧力,支持す
る内側プロペラ軸の重量,内軸軸受の種類(滑り軸受あ
るいは転がり軸受)等により適宜選択すればよい。ま
た、上述した実施例における構成は、本発明を適用する
船舶の大きさ等により適宜選択すればよい。
【0055】
【発明の効果】第1発明によれば、内軸軸受間に圧油導
入筒を設けるとともに軸方向に細管を並設することによ
り、反転シールに形成された複数の空間を独立的に潤滑
することができる潤滑油通路を容易に形成することがで
きる。
【0056】また、第2発明によれば、外側プロペラ軸
と内側プロペラ軸との空隙を圧油導入筒により半径方向
に分割して軸受用潤滑油通路とともに、複数の細管によ
り反転シール用潤滑油通路をそれぞれ独立的に形成して
いるため、内軸軸受の潤滑油と反転シールの潤滑油とが
互いに影響されずに独立的に潤滑できる潤滑油通路を簡
単な構造で形成することができる。
【0057】更に、第3発明によれば、圧油導入筒によ
り形成した軸受用潤滑油通路を船尾管軸受と連通させる
ことにより、内軸軸受の潤滑とともに船尾管軸受の潤滑
も容易に行うことができる。
【0058】また、第4発明によれば、内側プロペラ軸
の軸心に潤滑油通路を設けて軸受用潤滑油通路を形成す
るとともに、細管により反転シール用潤滑油通路を形成
することにより、内軸軸受とともに反転シールの潤滑油
通路を簡単な構造で形成することができる。
【0059】更に、第1発明乃至第4発明によれば、反
転シール部分又は内軸軸受部分に設ける各種センサーの
信号ケーブルも細管内を通すことにより船内へ取り出す
ことが可能であり、本発明における細管を潤滑系統以外
にも利用することにより設計の追従性が増すので、計測
点数の多様化に容易に対応することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る潤滑油供給装置の第1実施例を示
す側断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1に示す船尾側反転シール機構の拡大図であ
る。
【図5】図1の第1実施例に係る潤滑油の流れを示す側
断面図である。
【図6】本発明に係る潤滑油供給装置の第2実施例を示
す側断面図である。
【図7】図6の第2実施例に係る潤滑油の流れを示す側
断面図である。
【図8】本発明に係る潤滑油供給装置の第3実施例を示
す側断面図である。
【図9】図8の第3実施例に係る潤滑油の流れを示す側
断面図である。
【図10】従来の潤滑油供給構造を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1…前部プロペラ 2…外側プロペラ軸 2a…給油孔 2b…排油孔 2c…油路 2d…排油孔 3…後部プロペラ 4…内側プロペラ軸 5…船尾管 6,26…内軸軸受 6a…油溝 6b…油孔 6c…油路 7…圧油導入筒 7a…油路 7b…連通孔 8…外側通路 9…内側通路 10…給油環 11…細管 12,13…反転シール機構 12a,13a…リップ 14…給排油機構 17…リップ保持部材 18…排油孔 19…軸内通路 20…噴出孔 H…船体 S…空隙 I…給油側 O…排油側 E…空間 V…軸受用潤滑油通路 W…反転シール用潤滑油通路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の外側プロペラ軸と、該外側プロペ
    ラ軸内の同軸上で反転する内側プロペラ軸とを有し、
    該外側プロペラ軸と内側プロペラ軸との空隙に内側プロ
    ペラ軸を支持する複数の内軸軸受を有するとともに、該
    外側プロペラ軸と内側プロペラ軸との間に反転シール機
    構を有する舶用二重反転プロペラの潤滑油供給装置にお
    いて、 前記外側プロペラ軸の外周に給排油機構を設け、前記複
    数の内軸軸受間に内側プロペラ軸外面と外側プロペラ軸
    内面との間の空隙を半径方向に分割する圧油導入筒を設
    、該圧油導入筒の外側通路に複数の環状ブロックを設
    けて圧油導入筒を外側プロペラ軸に内着し、該複数の環
    状ブロック間の軸方向に細管を並設し、該細管の一方を
    前記給排油機構に連通させるとともにもう一方を前記反
    転シール機構の空間に連通させて反転シール用潤滑油通
    路を形成したことを特徴とする舶用二重反転プロペラの
    潤滑油供給装置。
  2. 【請求項2】 外側プロペラ軸の外周に給排油機構を設
    けるとともに給油環を設け、該給油環の給油側と前記圧
    油導入筒で分割した外側の空隙とを連通させて軸受用潤
    滑油通路を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    用二重反転プロペラの潤滑油供給装置。
  3. 【請求項3】 給油環の給油側と細管とを連通させて軸
    受用潤滑油通路を形成し、前記圧油導入筒で分割した空
    隙を船尾管と連通させたことを特徴とする請求項1記載
    舶用二重反転プロペラの潤滑油供給装置。
  4. 【請求項4】 内側プロペラ軸の軸心に軸内通路を設け
    るとともに該軸内通路と内側プロペラ軸表面とを連通さ
    せる連通孔を設けて軸受用潤滑油通路を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の舶用二重反転プロペラの潤滑
    油供給装置。
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