JP2877849B2 - ポリアミド及び、tert.―ブチルアクリレートを含むグラフトポリマーの成形材料 - Google Patents

ポリアミド及び、tert.―ブチルアクリレートを含むグラフトポリマーの成形材料

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JP2877849B2 JP1245360A JP24536089A JP2877849B2 JP 2877849 B2 JP2877849 B2 JP 2877849B2 JP 1245360 A JP1245360 A JP 1245360A JP 24536089 A JP24536089 A JP 24536089A JP 2877849 B2 JP2877849 B2 JP 2877849B2
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    • C08L51/003Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリアミドと、シェル中にtert.−ブチル
アクリレートを含むグラフトポリマーと、場合により衝
撃強さ改質剤としてのゴムポリマーと、を含む新規な熱
可塑性成形材料に関する。
オレフィン及び第三アルコールの(メタ)アクリル酸
エステルのコポリマーの1〜40重量%を含むPA成形材料
はDE−AS 1 669 702から知られている。これらの成形材
料は改良された衝撃強さを有するがそれらは多くの用途
のために充分に強くはない。
DE−AS 2 403 889によれば、無定形ポリアミド及び、
アクリル酸誘導体によって衝撃強さを改質されたスチレ
ンコポリマーの混合物は有利な機械的性質を有する。ア
クリロニトリル及び第一と第二アルコールのエステルが
好ましいアクリル酸誘導体である。
DE−AS 2 941 025は、ポリアミドの強さ(toughnes
s)は、ポリアミドを、特に第一及び第二アルコールの
アクリル酸エステルそして加えて(メタ)アクリル酸の
t−ブチルエステルのシェルを含むポリブタジエンを基
にしたグラフトゴムと混合することによってかなり改良
することができることを教示している。
EP−A 0 049 103は、ポリアミド及び、α,ω−不飽
和ジカルボン酸のエステル及びイミドを含むビニルコポ
リマーの、なかんずく高い寸法安定性、化学薬品耐性及
び熱と摩耗に対する耐性によって特徴づけられるポリマ
ー混合物を述べている。
ポリアミド、グラフトコポリマー及び高い割合の酸基
を含むオレフィンコポリマーの成形材料はEP−A 0 232
878から知られている。これらの成形材料は改良された
衝撃強さを有する。
J 62/149 749は、ポリスチレン、無機充填剤、及び酸
無水物、酸アミド、酸イミド、酸エステル、エポキシ基
またはヒドロキシル基によってグラフトされたスチレン
/エラストマーコポリマーのグラフトポリマーとのPAブ
レンドは良好な品質の表面を有することを教示してい
る。
J 62/185 724は、ポリアミド及び、エポキシ、カルボ
キシルまたはアミノ基によって改質されたスチレンポリ
マーの混合物を述べている。
US 4 740 552によれば、ポリアミド/スチレンコポリ
マーブレンドは、これらの成分をお互いに相溶性にして
層間剥離が起きないようにするためには0.05〜5部の不
飽和カルボン酸無水物によってグラフトすることが必要
である。
当該技術の現状において知られている変形例は複雑な
多成分システムでありそしてなお述べられた性質は、熱
の下で寸法安定性、強さ(toughness)(特に継目シー
ム強さ(joint seam strength))そして機械的強さ(s
trength)のバランスのとれた組み合わせが要求される
高品質の技術的用途のためには不適である。
優れた強さ、高い継目シーム強さ及び滑らかな表面に
よって特徴づけられる成形材料を、ポリアミド、及びte
rt.−ブチルアクリレートを含むグラフトポリマーから
製造することができることがここに驚くべきことに見い
出された。これらの成形材料はまた、良好な温度弾性率
(modulus)特性を有する。
かくして、本発明は、 A) 熱可塑性ポリアミドA 35〜97重量%、好ましくは
40〜95重量%、 殊に45〜85重量%、 B) 0℃以下の、特に−20℃以下のガラス転移温度を
有する微粒子のゴムベースB2)上にグラフトされたグラ
フトシェルB1)を含むグラフトポリマーB 3〜65重量
%、好ましくは5〜60重量%、殊に15〜55重量%、 ここで、グラフトポリマーBは、 B1.1) スチレン、α−メチルスチレン及びアクリロニ
トリルから選ばれた少なくとも一つのモノマー、及び B1.2) グラフトシェルB1)の1〜12重量%までの量
の、(メタ)アクリル酸と第三C4〜C10アルコールとの
少なくとも一つのエステル からなり、且つグラフトポリマーBは5〜60重量%、好
ましくは10〜50重量%、殊に15〜34重量%のゴム含量を
有しており、並びに C) 成分A+B+Cに基づいて衝撃強さ改質剤として
のゴムポリマー0〜45重量%、好ましくは5〜35重量
%、殊に5〜25重量%、 ここで、成分Cは55重量%以上のゴム含量を有し、且
つ成分Cのゴム含量は成分Bのゴム含量よりも少なくと
も10重量%多く、 好ましくは少なくとも20重量%多い、 を含む熱可塑性成形材料に関する。
ポリアミドA 本発明による成形材料のポリアミド成分Aとして使用
されるポリアミドは、任意の部分的に結晶性のポリアミ
ド、特にポリアミド6、ポリアミド6,6及びこれらの二
つの成分を基にした部分的に結晶性のコポリアミドでよ
い。その中の酸成分が特に部分的にまたは完全に(アジ
ピン酸またはカプロラクタムに加えて)テレフタタル酸
及び/またはイソフタル酸及び/またはスベリン酸及び
/またはセバチン酸及び/またはアゼライン酸及び/ま
たはドデカンジカルボン酸及び/またはアジピン酸及び
/またはシクロヘキサンジカルボン酸から成り、そして
ジアミン成分が部分的にまたは完全に特にm−及び/ま
たはp−キシリレンジアミン及び/またはテトラメチレ
ンジアミン及び/またはヘキサメチレンジアミン及び/
または2,2,4−及び/または2,4,4−トリメチルヘキサメ
チレンジアミン及び/またはイソホロンジアミン及び当
該技術において知られているこれらの化合物の組成物か
ら成る部分的に結晶性のポリアミドもまた使用してよ
い。
完全にまたは部分的に6〜12の炭素原子を含むラクタ
ムから、随時一またはそれ以上の上で述べた出発成分を
添加して製造された部分的に結晶性のポリアミドもまた
適当である。
ポリアミド6、ポリアミド6,6及び小さな割合(約10
重量%まで)だけの共成分を含むコポリアミドが、特に
好ましい部分的に結晶性のポリアミドAである。
無定形ポリアミドもまた、ポリアミド成分Aとして使
用してよい。これらは、ジアミン例えばエチレンジアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、2,2,4−及び/または2,4,4
−トリメチルヘキサメチレンジアミン、m−及び/また
はp−キシリレンジアミン、ビス−(4−アミノシクロ
ヘキシル)−メタンあるいは4,4′−または2,2′−ジア
ミノ−ジシクロキシルメタンの混合物、2,2−ビス(4
−アミノシクロヘキシル)−プロパン、3,3′−ジメチ
ル−4,4′−ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン、3−
アミノエチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミ
ン、2,5−及び/または2,6−ビス−(アミノメチル)−
ノルボルナン及び/または1,4−ジアミノ−メチルシク
ロヘキサンを、ジカルボン酸例えばシュウ酸、アジピン
酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸、ヘプタデカン
ジカルボン酸、2,2,4−及び/または2,4,4−トリメチル
アジピン酸、イソフタル酸または小量のテレフタル酸と
重縮合することによって得られる。数個のモノマーの重
縮合から得られる無定形コポリマーもまた勿論適当であ
り、アミノカルボン酸例えばω−アミノカプロン酸、ω
−アミノウンデカン酸またはω−アミノラウリン酸ある
いはそれらのラクタムの添加によって製造されるコポリ
マーも同様である。
特に適当な無定形ポリアミドは、イソフタル酸、ヘキ
サメチレンジアミン及び他のジアミン、例えば4,4′−
ジアミノジシクロヘキシルメタン、イソホロンジアミ
ン、2,2,4−及び/または2,4,4−トリメチル−ヘキサメ
チレンジアミンまたは2,5−及び/または2,6−ビス−
(アミノメチル)−ノルボルナンから;あるいはイソフ
タル酸、4,4′−ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン及
びω−カプロラムタムから;あるいはイソフタル酸、3,
3′−ジメチル−4,4′−ジアミノ−ジシクロヘキシルメ
タン及びラウリンラクタムから;あるいはテレフタル酸
及び2,2,4−及び/または2,4,4−トリメチル−ヘキサメ
チレンジアミンの異性体混合物から製造されるポリアミ
ドである。
70〜99モル%の4,4′−ジアミノ異性体、 1〜30モル%の2,4′−ジアミノ異性体及び 0〜2モル%の2,2′−ジアミノ異性体 から成る位置異性ジアミノ−ジシクロヘキシルメタンの
混合物そして随時工業品質のジアミノジフェニルメタン
の水素化によって得られる対応するより高度に縮合した
ジアミンを、純粋な4,4′−ジアミノジシクロヘキシル
メタンの代わりに使用してよい。
ポリアミドAはまた、アジピン酸及びヘキサメチレン
ジアミンの繰り返し単位及びε−カプロラクタム及びポ
リヘキサメチレンジアジパミド(adipamide)(DE−OS
3 735 404)を基にした繰り返し単位から成るコポリア
ミドの混合物、あるいは部分的に結晶性の及び無定形の
ポリアミド(ここで無定形ポリアミドの割合は好ましく
は部分的に結晶性のポリアミドの割合より少ない)の混
合物から成ってよい。
ポリアミド6、ポリアミド66を基にした部分的に結晶
性のポリアミド及び、上で述べたタイプの共成分を添加
したこれらの主成分を基にした部分的に結晶性のポリア
ミドが好ましい。
グラフトポリマーB 本発明の目的のためのグラフトポリマーBは、0℃以
下の、特に−20℃以下のガラス転移温度を有する微粒子
のゴムベースB2)の上にグラフトされた B1.1)スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、ビニルC1〜C4カルボン酸、及
び(メタ)アクリル酸と第一及び第二C1〜C10アルコー
ルとのエステルから選ばれた少なくとも一つのモノマー
(ここでアクリロニトリルと組み合わせて使用されるス
チレン及びα−メチルスチレンが好ましい)、そして B1.2)グラフトシェルB1)中の15重量%までの量の、
(メタ)アクリル酸とtert.−C4〜C10アルコールとの少
なくとも一つエステル のグラフトシェルB1)を含むグラフトポリマー(ここで
グラフトポリマーBは5〜60重量%、好ましくは10〜50
重量%、殊に15〜34重量%のゴム含量を有する)であ
る。
グラフトシェルB1)のモノマー単位として使用される
好ましいモノマーB1.1)は、一方ではスチレン及びα−
メチルスチレンそして、付加的なモノマーとして、アク
リロニトリル、メチルメタクリレート、n−ブチルアク
リレート、シクロヘキシルメタクリレート及び酢酸ビニ
ルである。スチレン、α−メチルスチレン及びアクリロ
ニトリルが特に好ましい。スチレン及びα−メチルスチ
レンは、芳香族環においてアルキル、ハロゲノアルキル
またはハロゲンによって置換されていてよく、例えばそ
れらはC1〜C3アルキル基、ハロゲン化されたC1〜C3アル
キル基及び/またはハロゲンによって置換されてよい
が、スチレン及びα−メチルスチレンが好ましい。
本発明の目的のためのモノマーB1.2)は、以下の一般
[式中、 R=HまたはCH3であり、そして R1、R2、R3=アルキルであり、R1、R2及びR3中の炭素
原子の和は3〜9の値を有する] に対応する第三(メタ)アクリル酸エステルである。
tert.−ブチルアクリレート、tert.−ブチルメタクリ
レート、tert.−ペンチルメタクリレート及びtert.−ヘ
キシルアクリレート並びにtert.−オクチル(メタ)ア
クリレートが特に好ましいモノマーB1.2)である。
グラフトシェルB1)は、15重量%まで、好ましくは1
〜12重量%、特に3〜10重量%のモノマーB1.2)を含
む。
微粒子のゴムベースB2)は、80〜600nm、好ましくは1
00〜400nmの平均粒径(d50値)を有する、少なくとも部
分的に橋かけされたジエンまたはアルキルアクリレート
ゴムからラジカル重合によって製造された乳化ポリマー
である。
以下はジエンゴムの例である:ポリブタジエン、ポリ
イソプレン、及びブタジエンと35重量%までのコモノマ
ー例えばスチレン、アクリロニトリル、メチルメタクリ
レート及びC1〜C6アルキルアクリレートとのコポリマ
ー。アクリレートゴムの例は、随時15重量%までのコモ
ノマー例えばスチレン、メチルメタクリレート、ブタジ
エン、ビニルメチルエーテル、アクリロニトリルと混合
されたC1〜C6のアルキルアクリレート、特にC2〜C6のア
ルキルアクリレート、そして少なくとも一つの多官能の
橋かけするコモノマー、例えばジビニルベンゼン、グリ
コール−ビス−アクリレート、ビスアクリルアミド、リ
ン酸トリアリルエステル、(メタ)アクリル酸のアリル
エステルまたはトリアリルイソシアヌレートの橋かけ結
合された微粒子の乳化ポリマーを含む。これらのアクリ
レートゴムは、4重量%までの橋かけ結合するコモノマ
ーを含んでよい。このタイプのゴムベースは知られてい
る。特に適当なアクリレートゴムベースは、コア−シー
ス構造を有し、そして特にコア成分は0.5〜10重量%、
好ましくは2〜4重量%の量になる。ゴムベースB2)
は、60重量%以上、好ましくは75重量%以上の(橋かけ
結合の尺度としての)ゲル含量を有する。ゲル含量は、
M.ホフマン(Hoffmann)ら、ポリマー分析I及びII、ゲ
オルグチーメ−フェルラーク(Georg Thieme−Verla
g)、シュットガルト(1977)によって測定される。
本発明によるグラフトポリマーBは、50〜90℃の温度
でラジカル生成開始剤によって水性乳化重合の公知の方
法で製造される。過硫酸塩、過リン酸塩、ヒドロペルオ
キシド及びアゾ化合物が適当な開始剤の例である。無機
の水溶性開始剤が好ましい。公知のゴムの上のグラフト
重合は、カルボン酸塩、例えばオレイン酸、ステアリン
酸、樹脂酸、アビエチン酸及びそれらの不均化された誘
導体の塩の形の陰イオン乳化剤の助けによって好都合に
実施される。
ゴムポリマーC 本発明による成形材料は、随時、成形材料の衝撃強さ
をさらに増すためにゴムポリマーから成る付加的な成分
Cを含む。
好ましい成形材料は、A+B+Cの和を基にして45重
量%まで、好ましくは5〜35、殊に5〜25重量%の成分
Cを含む。成分Cはゴムポリマーでありそして0℃以
下、特に−20℃以下の凝固温度(ガラス転移温度)を有
するゴムポリマーを含むかあるいはそれから成る。ゴム
ポリマーは、橋かけされていないあるいは、好ましく
は、部分的に橋かけされているまたは高度に橋かけされ
ていてよい、ジエンモノマー、オレフィンまたはアクリ
レートゴムを基にしたホモ、コまたはグラフトポリマー
から選ばれてよい。成分Cは、熱可塑性ポリアミドの性
質、特にそれらの衝撃強さを改良するために通常使用さ
れる公知のゴムポリマーから選ぶべきである。成分Cの
ゴム含量は、≧55重量%、殊に≧70重量%であるべきで
ある。これは、殊にグラフトポリマーから選ばれた成分
Cに当て嵌まる。
成分Cの典型的な例は、オレフィンゴム例えばジエン
ゴム及び随時小量の非共役ジエンモノマーを含む及びエ
チレン−プロピレンコポリマー(いわゆるEPDMゴム)そ
して殊にジエンモノマー/アクリロニトリル/コポリマ
ーゴム及びジエンポリマー/ビニルアリールポリマーブ
ロックコポリマー例えばスチレン/ブタジエンブロック
コポリマーを含む。
酸基を含むオレフィンゴムもまた成分Cとして使用し
てよいが、カルボキシル基含有の、エチレン、(メタ)
アクリル酸及びブチルアクリレートのターポリマーを使
用することが殊に有利である。
エチレン/酢酸ビニルのゴム状コポリマー及びエチレ
ン/(メタ)アクリル酸アルキルエステルコポリマーも
また成分Cとして使用してよく、そしてGB PS 1 284 48
9中に述べられたアミノアクリレートモノマーを含むエ
チレンコポリマーもまた成分Cとして適当である。オレ
フィン、アクリレート及び機能において酸性であるモノ
マー例えば(メタ)アクリル酸または無水マレイン酸の
コポリマーもまた使用してよい。
ゴム状グラフトポリマー、例えばα−オレフィンポリ
マー及びカルボン酸及び/またはエステルグラフトモノ
マーのグラフトポリマーは、本発明のための成分Cとし
て特に適当である。エチレン、プロピレン及びブテン−
(1)のコポリマーまたはホモポリマーは、これらのグ
ラフトポリマーのためのグラフトベースとしての使用に
適当である。
特許出願DE−A 2 622 876、EP−A 13 941、DE−A 2 6
22 973、DE−A 2 401 149及びEP−A 9757中に開示され
たポリ−α−オレフィンゴム/無水マレイン酸付加物、
DE−A 3 335 706から公知の、エチレンコポリマーと無
水マレイン酸及びマレインまたはフマル酸のジアルキル
エステルとの反応の生成物、FR−PS 1 568 637による不
飽和酸によってグラフトされたポリオレフィンゴム(GB
−PS 998 439)そして例えばDE−A 2 622 973中に述べ
られたマレイン酸によってグラフトされたEPDMゴムもま
た適当なグラフトポリマーである。
0℃以下、好ましくは−20℃以下のガラス転移温度を
有するゴムポリマーの上にスチレンモノマー及びアクリ
ロニトリルをグラフトすることによって得られるグラフ
トポリマーが特に適当である。これらのグラフトポリマ
ーのために使用されるゴムポリマーは、例えば、ポリブ
タジエン、ブタジエン/例えばアクリル酸ブチルエステ
ル及び/またはアクリル酸エチルヘキシルエステルを基
にしたアクリル酸エステルコポリマー、ポリアクリル酸
アルキルエステル、殊にアルキル基中に1〜8の炭素原
子を含むもの、ブタジエン、アクリル酸アルキルエステ
ル及びビニルアルキルエーテルのコポリマー、そしてエ
チレン、プロピレン及びジエン成分のコポリマーでよ
い。このようなゴム改質されたコポリマーの製造は知ら
れている(例えばJA 48 850またはUS−PS 4 217 424か
ら)。
ポリブタジエンまたはブタジエンとα,β−不飽和モ
ノマー例えばスチレン、アクリロニトリル、アクリルま
たはメタクリル酸の低級アルキルエステルとのコポリマ
ー上にスチレン及びアクリロニトリルをグラフトするこ
とによって得られるDE−A2 906 222中に開示されたグラ
フトポリマー並びに公知のグラフトされたアクリレート
ゴムもまた成分Cとして適当である。
橋かけされたアクリレートゴムの第一のシェル及びス
チレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタ
クリル酸エステルまたはこれらの混合物から選ばれた樹
脂形成モノマーのポリマーまたはコポリマーの第二のシ
ェルを有する、コアとして高度に橋かけされたジエンゴ
ム(コア/シース構造を有するゴム)から成る、例えば
DE−A 3200 070中に述べられた多相ポリマーもまた特に
適当である。
EP−A 0 134 937中に述べられたグラフトされた、部
分的に橋かけされたジエン及び/またはアクリレートゴ
ムそしてDE−A 2 758 615に従ってグラフトベースとし
ての橋かけされたゴムから製造されるグラフト生成物も
また適当である。これらのグラフト生成物のために使用
されるゴムは、好ましくはポリブタジエン及び/または
ポリイソプレンを基にしていて、そして40重量%まで、
好ましくは10重量%までのスチレン及び/またはアクリ
ロニトリル及び/またはアクリル酸のエステルをコモノ
マーとして含んでよい。以下をグラフトモノマーとして
使用してよい:アクリロニトリル、メタクリロニトリル
そして22までの炭素原子を含む、アクリル酸及びメタク
リル酸の脂肪族エステル及びアミド。
微粒子の構造を有する部分的に橋かけされたグラフト
ポリマーを成分Cとして使用する時に、本発明による特
に高品質の成形材料が得られる。それらの粒径(d
50値)は、好都合には0.05〜2μm、好まくは0.08〜0.
6μm、殊に0.15〜0.5μmの範囲内である。このような
グラフトポリマーの製造のために使用されるゴムもまた
微粒子でありそして少なくとも部分的に橋かけされてい
てそして30重量%以上、好ましくは70重量%以上のゲル
含量(橋かけ結合度の尺度として)を有する。
このようなグラフトポリマーは、55〜85重量%、好ま
しくは70〜80重量%の範囲内のゴム含量を有し、そして
ジエンゴム(ブタジエン、イソプレン)、及びそれらと
スチレン、アクリロニトリル、アルキル(メタ)アクリ
レートまたはビニルエーテルとのコポリマー、そしてア
ルキルアクリレートゴム(C1〜C8アルキルアクリレー
ト)、及びそれらとジエンモノマー、スチレン、アクリ
ロニトリル、アルキルメタクリレート、ビニルエステル
またはビニルエーテルとのコポリマーから選ばれたゴム
を含む。アルキルアクリレートゴムは、通常、アクリレ
ートゴムの橋かけ結合をもたらす小量の多官能のコモノ
マー、例えばジビニルベンゼン、ジオール−ビス−(メ
タ)アクリレート、ビス−アクリルアミド、アクリルア
ミド−メチロール誘導体、トリビニルベンゼン、トリア
リルシアヌレートまたはトリアリルイソシアヌレートを
含む。このタイプのゴムベースは知られている。特に適
当なアクリレートゴムベースは、特に0.5〜10重量%、
好ましくは2〜4重量%に達するジエンゴムコア成分を
有するコア/シース構造を有する。
ゴムベース上にグラフトされる好ましいモノマーは、
アルキルメタクリレート、スチレン、アクリロニトリ
ル、アルキルアクリレート及びアクリルアミド、殊にメ
チルメタクリレート、及びメチルメタクリレートとアル
キルアクリレートの組み合わせ、及びアクリロニトリル
と組み合わせたスチレンである。
特に適当でありそして好ましく使用されるタイプCの
グラフトポリマーは、≧55重量%のゴム含量を有し、70
重量%以上のゲル含量を有するゴムを含み、0.15〜0.5
μmの粒径を有し、ポリブタジエンゴムまたはポリブチ
ルアクリレートゴム及び対応するコア/シースゴム(DE
−A 3 200 070による)を含み、そしてそれらのグラフ
トモノマーとして、殊にn−アルキルアクリレートと組
み合わせた、メチルメタクリレート、あるいは5〜40重
量%のアクリロニトリル含量を有するスチレン−アクリ
ロニトリル混合物を含む。これらのグラフトポリマーは
すべて、乳化グラフト重合の公知の方法によって製造さ
れてよい。
樹脂成分D 本発明による成形材料は、付加的な成分として随時、
スチレン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリロニト
リル、(メタ)アクリル酸のエステル、ビニルC1〜C4
ルボン酸またはこれらのモノマーの混合物の、それらの
極限粘度(シュタウディンガー指数)(η)が(23℃で
トルエン中で測定して)0.3〜1.5dl/gである、樹脂状ポ
リマーまたはコポリマーを含む。スチレンまたはα−メ
チルスチレンとアクリロニトリルとのコポリマーが好ま
しい;これらは40重量%までの(メタ)アクリル酸のエ
ステル、特にメチルメタクリレートまたはn−ブチルア
クリレートを含んでよい。これらのスチレン誘導体は、
100〜10重量%、好ましくは90〜20重量%、もっとも好
ましくは80〜30重量%の割合で存在する。樹脂成分D
は、(メタ)アクリル酸の第三エステル、及び反応性基
例えばカルボキシル、エポキシドまたは無水物基を含む
コモノマーを含まない。ビニルポリマーDは、通常の方
法例えば無溶媒塊状でのあるいは溶液、懸濁液または乳
濁液中でのラジカル重合によって、好ましくは水中のラ
ジカル乳化重合によって製造される。成分Dは、本発明
による成形材料中に成分A+B+Cの和を基にして25重
量%までの割合で存在してよく、そして好ましくは20重
量%以下の割合で存在する。
成分Bそして、もし使用されるならば、成分C及びD
は、水性乳濁液として得られ、これらは、別々にあるい
はラテックスを一緒に混合した後で凝固によって一緒に
後処理して粉末にしてよい。この方法を採用する時に
は、もしラテックス混合物が既に適切なpH値を持たない
のであれば、凝固すべきラテックスまたはラテックス混
合物を7〜12、特に8〜11のpHに調節する。凝固は、好
ましくは、≧5、殊に≧7のpH値である塩水溶液によっ
て実施される。
成分A及びBの、そして、もし使用するのならば、C
及びDの割合そしてB及びCの組成(例えばゴム含量)
は、もし本発明による成形材料に良くバランスの取れた
性質の組み合わせを持たせようとするならば、お互いに
適当に調節しなければならない。もし、例えば、低い水
吸収のような性質を優れた強さ及び継目シーム強さと組
み合わせることが要求されるならば、ポリアミドAの割
合は好ましくは70重量%以下であり一方全ゴム含量(成
形材料の総量を基にした、成分B及び随時C中のゴムの
割合)は10〜25重量%、特に12〜20重量%でなければな
らない。これらのパーセントを100%までにするために
必要な差は、成分B及び随時Cのあるいは付加的な樹脂
成分Dのゴムでない構成成分から成る。これらの考慮か
ら、もし本発明による成形材料が小さな割合(3〜15重
量%)のBしか含まないのであれば、成分Cは、B及び
Cの全ゴム含量を与えられた限度内にもっていくのに必
要な量で存在するであろうことがわかるであろう。
ポリアミドAは、2.0〜5.0、好ましくは2.5〜4.0の相
対粘度(25℃でm−クレゾール中の1重量%溶液で測定
して)を好ましくは持たねばならない。
通常の添加物例えば潤滑剤及び離型剤、核形成剤、安
定剤、充填剤及び強化剤、防炎剤、染料及び熱安定剤、
酸化防止剤及び/または光保護剤を本発明による成形材
料に添加してもよい。
本発明による成形材料は、通常の混合装置例えばロー
ラ、ニーダあるいは単軸または多軸押出機中で成分を混
合することによって製造してよい。
多くの場合には好ましくはすべての成分を一つのステ
ップで一緒に混合するけれども、時には一つまたは二つ
の成分を最初は省略してそしてそれらを後の段階で添加
することも薦められる。かくして、本発明による成形材
料は、最初に成分A及びCを一緒に溶融及び均一化しそ
して引き続いてこの溶融物中にグラフトポリマーB及び
随時また熱可塑性樹脂Dを混入することによって製造し
てよい。
混合物を製造するために使用する温度は、いずれであ
れ最も高い溶融または軟化温度を有する成分の融点、あ
るいは非結晶性物質の場合には軟化点の少なくとも10度
摂氏上でそして好ましくは80度摂氏より上ではなくある
べきである。本発明による成形材料は、それらの性質に
鑑みて、上で述べた性質が必要とされるところの、例え
ば自動車製造産業(バンパーのため)において、電気技
術においてそして機械エンジニアリングにおいて、射出
成形または押出しに適している。
使用される成分: A) 3.0の相対粘度(25℃でm−クレゾール中の1重
量%溶液で測定して)を有するポリアミド6、 B) t−ブチルアクリレートを含むグラフトポリマ
ー、 B1)以下を反応器中に導入する:1940gの水及び1688g
の、48重量%の固体含量及び385nmの平均粒径(d50)を
有するポリブタジエンゴムラテックス。この反応器を窒
素で15分間フラッシュする。反応混合物を65℃に加熱し
た後で、200gの水中の8gのカリウムペルオキシジスルフ
ェートの溶液をゆるい窒素の流れの下で添加する。次に
以下の溶液を6時間の間にわたって反応器中に同時に供
給する: 溶液1:1313gのスチレン、 511gのアクリロニトリル、 66.2gのtert.−ブチルアクリレート。
溶液2:40gの不均化されたアビエチン酸のナトリウム塩 34gの1N水酸化ナトリウム溶液2200gの水。
重合を65℃で4時間続ける。1重量%(固体含量を基
にして)のフェノール性安定剤を添加しそしてラテック
ス(pH10)を硫酸マグネシウム水溶液によって凝固す
る。凝固物を水で洗浄しそして60℃で乾燥する。
B2)以下を反応器中に導入する:810gの水及び2189gの、
37重量%の固体含量及び480nmの平均粒径(d50)を有す
るDE−OS 3 200 070によるコア/シース構造を持つアク
リレートゴムラテックス。この反応器を窒素で15分間フ
ラッシュする。反応混合物を75℃に加熱した後で、200g
の水中の8gのカリウムペルオキシジスルフェートの溶液
をゆるい窒素の流れの下で添加する。次に以下の溶液を
6時間以内に75℃で反応器中に同時に供給する: 溶液1:1191gのα−メチルスチレン、 586gのアクリロニトリル、 113gのtert.−ブチルアクリレート。
溶液2:30gのC1〜C18アルキルスルホン酸のナトリウム塩
2600gの水。
重合を75℃で6時間続ける。1重量%(固体含量を基
にして)のフェノール性安定剤を添加しそしてラテック
スを0.5N水酸化ナトリウム溶液によってpH9に調節す
る。ラテックスを硫酸マグネシウム水溶液によって凝固
し、そしてポリマーを水で洗浄しそして60℃で乾燥す
る。
B3)手順は実施例B1)におけるのと同じであり、以下を
溶液1として使用する: 溶液1:1279gのスチレン、 497gのアクリロニトリル、 113gのtert.−ブチルアクリレート。
B4)手順は実施例B1)におけるのと同じであり、1700g
の水及び1912gのポリブタジエンラテックスを反応器中
に導入する。以下を溶液1及び2として反応器中に供給
する: 溶液1:1238gのスチレン、 481gのアクリロニトリル、 66.35gのtert.−ブチルアクリレート。
溶液2:40gの不均化されたアビエチン酸のナトリウム塩 34gの1N水酸化ナトリウム溶液2200gの水。
B5)手順は実施例B1)におけるのと同じである。
1701gの水及び3438gのポリブタジエンラテックスを反
応器中に導入する。以下の溶液を溶液1及び2として4
時間以内に70℃で反応器中に供給する: 溶液1:938gのスチレン、 365gのアクリロニトリル、 47.25gのtert.−ブチルアクリレート。
溶液2:44gの不均化されたアビエチン酸のナトリウム塩 36gの1N水酸化ナトリウム溶液1400gの水。
C) グラフトゴム C1)手順は実施例B1)におけるのと同じである。
以下の溶液を溶液1として添加する: 溶液1:1361gのスチレン、 529gのアクリロニトリル。
C2)360nmの平均粒径(d50)を有する橋かけされたポリ
ブタジエンゴムベース及び72:28の重量比及び55重量%
のゴム含量のスチレン−アクリロニトリルのグラフトシ
ェルのグラフトポリマー。
D) 熱可塑性樹脂ポリマー 連続塊状(mass)重合によって製造された、28重量部
のアクリロニトリルを含みそして110,000g/molの重量平
均分子量を有するスチレン−アクリロニトリル樹脂。
E) t−ブチルアクリレートを有する熱可塑性樹脂コ
ポリマー 水中のラジカル乳化重合によって製造された、90,000
g/molの重量平均分子量を有するスチレン/アクリロニ
トリル/tert.−ブチルアクリレート(67.7/26.3/6重量
%)のターポリマー。
成形材料の製造及び試験 手順の一般的方法: ポリアミド成分Aを、連続的に運転している二軸押出
機で溶融しそして成分B及び随時C、D及びEを溶融物
に添加しそして溶融物中で均一化する。使用する反応温
度は275℃である。溶融した押出物をダイからその出口
の前で脱ガスし、水中に導入し、粒状化しそして乾燥す
る。
80×10×4mmの寸法の試験棒及び標準の小さな棒を、
通常の射出成形機で成形材料から製造する。80×10×4m
mの試験棒は、RT及び80℃での曲げ係数(DIN 53 457)
及びRT及び−20℃でのアイゾット(ISO 180)による衝
撃強さ及びノッチ付き衝撃強さを試験するために使用す
る。継目シーム強さは、RTでチャーピイ(Charpy)(IS
O/R 179)による衝撃曲げ試験によって小さな標準の棒
で測定する。
水吸収は、熱帯の気候(40℃、95%相対湿度)中での
32時間の貯蔵の後で重量によって測定する。
フロントページの続き (72)発明者 ロルフーペーター・ミユラー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・パウルークレーーシユトラー セ 76 (72)発明者 ゲルト・フエングラー ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト1・ベーテルシユトラーセ 16 (72)発明者 クリスチヤン・リンドナー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン60・リ ーラーシユトラーセ 200 (56)参考文献 特開 昭62−285908(JP,A) 特開 昭62−53372(JP,A) 特開 昭62−72751(JP,A) 特開 昭56−61455(JP,A) 特開 昭60−76557(JP,A) 特開 昭62−246614(JP,A) 特開 昭53−120762(JP,A) 特開 昭62−39654(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 77/00 - 77/12 C08L 51/04 C08L 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A) 熱可塑性ポリアミドA 35〜97重量
    %、 B) 微粒子のゴムベースB2)上にグラフトされたグラ
    フトシェルB1)からなるグラフトポリマーB 3〜65重量
    %、ここで、該グラフトシェルB1)は、 B1.1) スチレン、α−メチルスチレン及びアクリロニ
    トリルから選ばれた少なくとも一つのモノマー、及び B1.2) グラフトシェルB1)中1〜12重量%の、(メ
    タ)アクリル酸とtert.−C4〜C10アルコールとの少なく
    とも一つのエステル からなり、且つ、該グラフトポリマーBはゴム含量5〜
    60重量%を有しており、並びに C) 成分A+B+Cの合計100重量%に基づいて衝撃
    強さ改質剤としてのゴムポリマー0〜45重量%、ここ
    で、成分Cは55重量%以上のゴム含量を有し、且つ成分
    Cのゴム含量は成分Bのゴム含量よりも少なくとも10重
    量%多い、 を含む熱可塑性成形材料。
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