JP2877474B2 - 走査式温度監視装置 - Google Patents
走査式温度監視装置Info
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- JP2877474B2 JP2877474B2 JP2236152A JP23615290A JP2877474B2 JP 2877474 B2 JP2877474 B2 JP 2877474B2 JP 2236152 A JP2236152 A JP 2236152A JP 23615290 A JP23615290 A JP 23615290A JP 2877474 B2 JP2877474 B2 JP 2877474B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 72
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 28
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 claims description 17
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 15
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 15
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- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 8
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は回転式の炉における外壁温度測定に適用され
る走査式温度監視装置に係り、特に測定漏れの発生を防
止して確実な測定を行なうと共に、温度異常発生時にお
ける異常発生位置の解析データの収集を容易に行ない得
るようにした走査式温度監視装置に関するものである。
る走査式温度監視装置に係り、特に測定漏れの発生を防
止して確実な測定を行なうと共に、温度異常発生時にお
ける異常発生位置の解析データの収集を容易に行ない得
るようにした走査式温度監視装置に関するものである。
（従来の技術） 一般に、回転式の炉における外壁温度測定には、走査
式温度監視装置が用いられてきている。この種の走査式
温度監視装置は、その構成例を第２図のブロック図に示
すように、回転式の焼成炉１の外壁の温度を検出し電気
信号に変換して出力する放射温度計２と、放射温度計２
を所定角度の範囲内で回動走査させると共に、その走査
位置を検出し抵抗値信号に変換して出力する位置検出器
を付設してなる走査機構３と、放射温度計２からの電気
信号を計装信号に変換して出力する温度変換器４と、走
査機構３からの抵抗値信号を計装信号に変換して出力す
る走査位置変換器５と、温度変換器４および走査位置変
換器５からの各計装信号を用いて波形記録する記録計６
とから構成されている。なお、７はクリンカを示してい
る。
式温度監視装置が用いられてきている。この種の走査式
温度監視装置は、その構成例を第２図のブロック図に示
すように、回転式の焼成炉１の外壁の温度を検出し電気
信号に変換して出力する放射温度計２と、放射温度計２
を所定角度の範囲内で回動走査させると共に、その走査
位置を検出し抵抗値信号に変換して出力する位置検出器
を付設してなる走査機構３と、放射温度計２からの電気
信号を計装信号に変換して出力する温度変換器４と、走
査機構３からの抵抗値信号を計装信号に変換して出力す
る走査位置変換器５と、温度変換器４および走査位置変
換器５からの各計装信号を用いて波形記録する記録計６
とから構成されている。なお、７はクリンカを示してい
る。
しかしながら、この種の従来の走査式温度監視装置に
おいては、焼成炉１の回転スピードと走査機構３のスピ
ードとを合致させることは、各々のスピードの設計デー
タに基づいているだけであるため非常に難かしく、その
結果として、測定漏れが発生して確実な測定が行なえな
いことがあった。また、温度異常が発生した時において
も、異常発生位置の確定は、位置測定を２次元にて行な
っているため困難であり、発生位置の目安としてのみ用
いられているにすぎなかった。
おいては、焼成炉１の回転スピードと走査機構３のスピ
ードとを合致させることは、各々のスピードの設計デー
タに基づいているだけであるため非常に難かしく、その
結果として、測定漏れが発生して確実な測定が行なえな
いことがあった。また、温度異常が発生した時において
も、異常発生位置の確定は、位置測定を２次元にて行な
っているため困難であり、発生位置の目安としてのみ用
いられているにすぎなかった。
（発明が解決しようとする課題） 以上のように、従来の走査式温度監視装置では、測定
漏れが発生して確実な測定が行なえないばかりでなく、
測定したデータ、特に位置データが十分に活用されてい
ない、すなわち正しい位置の確定を行なえないという問
題があった。
漏れが発生して確実な測定が行なえないばかりでなく、
測定したデータ、特に位置データが十分に活用されてい
ない、すなわち正しい位置の確定を行なえないという問
題があった。
本発明の目的は、測定漏れの発生を防止して確実な測
定を行なうことができると共に、測定データを有効活用
して温度異常発生時における異常発生位置の解析データ
の収集を容易に行ない異常発生時の位置の確定を行なう
ことが可能な極めて信頼性の高い走査式温度監視装置を
提供することにある。
定を行なうことができると共に、測定データを有効活用
して温度異常発生時における異常発生位置の解析データ
の収集を容易に行ない異常発生時の位置の確定を行なう
ことが可能な極めて信頼性の高い走査式温度監視装置を
提供することにある。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、回転式の炉における外
壁温度測定に用いられる走査式温度監視装置を、 請求項１の発明では、炉の外壁の温度を検出して温度
検出信号を出力する温度検出手段と、温度検出手段を所
定角度の範囲内で回動走査させると共に、当該走査位置
を検出して位置検出信号を出力する位置検出器を付設し
てなる走査手段と、炉の回転角度をリアルタイムで検出
して回転角度検出信号を出力する回転角度検出手段と、
温度検出手段からの温度検出信号と走査手段からの位置
検出信号と回転角度検出手段からの回転角度検出信号と
を入力し、当該位置検出信号および回転角度検出信号に
よって温度検出信号が検出された位置を特定する演算処
理手段とを備えて構成し、 請求項２の発明では、炉の外壁の温度を検出して温度
検出信号を出力する温度検出手段と、温度検出手段を所
定角度の範囲内で回動走査させると共に、当該走査位置
を検出して位置検出信号を出力する位置検出器を付設し
てなる走査手段と、炉の回転角度をリアルタイムで検出
して回転角度検出信号を出力する回転角度検出手段と、
温度検出手段からの温度検出信号と走査手段からの位置
検出信号と回転角度検出手段からの回転角度検出信号と
を入力し、当該位置検出信号および回転角度検出信号に
よって温度検出信号が検出された位置を特定する機能、
および温度検出信号の大きさが所定値を超えると温度異
常が発生したことを判定する機能を有する演算処理手段
と、演算処理手段により特定された位置と温度を連続的
に波形記録または表示すると共に、温度異常発生判定時
には当該異常の発生した位置と温度をデジタル記録また
は表示する出力手段とを備えて構成している。
壁温度測定に用いられる走査式温度監視装置を、 請求項１の発明では、炉の外壁の温度を検出して温度
検出信号を出力する温度検出手段と、温度検出手段を所
定角度の範囲内で回動走査させると共に、当該走査位置
を検出して位置検出信号を出力する位置検出器を付設し
てなる走査手段と、炉の回転角度をリアルタイムで検出
して回転角度検出信号を出力する回転角度検出手段と、
温度検出手段からの温度検出信号と走査手段からの位置
検出信号と回転角度検出手段からの回転角度検出信号と
を入力し、当該位置検出信号および回転角度検出信号に
よって温度検出信号が検出された位置を特定する演算処
理手段とを備えて構成し、 請求項２の発明では、炉の外壁の温度を検出して温度
検出信号を出力する温度検出手段と、温度検出手段を所
定角度の範囲内で回動走査させると共に、当該走査位置
を検出して位置検出信号を出力する位置検出器を付設し
てなる走査手段と、炉の回転角度をリアルタイムで検出
して回転角度検出信号を出力する回転角度検出手段と、
温度検出手段からの温度検出信号と走査手段からの位置
検出信号と回転角度検出手段からの回転角度検出信号と
を入力し、当該位置検出信号および回転角度検出信号に
よって温度検出信号が検出された位置を特定する機能、
および温度検出信号の大きさが所定値を超えると温度異
常が発生したことを判定する機能を有する演算処理手段
と、演算処理手段により特定された位置と温度を連続的
に波形記録または表示すると共に、温度異常発生判定時
には当該異常の発生した位置と温度をデジタル記録また
は表示する出力手段とを備えて構成している。
（作用） 従って、本発明の走査式温度監視装置においては、回
転式炉の外壁の温度を検出する温度検出手段を所定角度
の範囲内で回動走査させるための走査手段の他に、回転
式炉の回転角度をリアルタイムで検出する回転角度検出
手段を付加し、回転式炉の回転角度をリアルタイムで検
出して、回転式炉の温度測定点を回転式炉の回転角度に
合わせて移動させることにより、回転式炉全体の炉外壁
の温度測定を測定漏れなく正確に実現することができ
る。また、演算処理手段、ロギング機能の出力手段を備
えることにより、温度異常発生時における異常状態の解
析データを、温度、温度検出位置、および時間の要素と
して得ることを実現して、回転式炉の保守性を向上させ
ることができる。
転式炉の外壁の温度を検出する温度検出手段を所定角度
の範囲内で回動走査させるための走査手段の他に、回転
式炉の回転角度をリアルタイムで検出する回転角度検出
手段を付加し、回転式炉の回転角度をリアルタイムで検
出して、回転式炉の温度測定点を回転式炉の回転角度に
合わせて移動させることにより、回転式炉全体の炉外壁
の温度測定を測定漏れなく正確に実現することができ
る。また、演算処理手段、ロギング機能の出力手段を備
えることにより、温度異常発生時における異常状態の解
析データを、温度、温度検出位置、および時間の要素と
して得ることを実現して、回転式炉の保守性を向上させ
ることができる。
（実施例） 本発明では、前述した従来の走査式温度監視装置に、
回転式炉の回転角度をリアルタイムで検出する回転角度
検出手段を付加し、回転式炉の回転角度をリアルタイム
で検出して、回転式炉の温度測定点を回転式炉の回転角
度に合わせて移動させることにより、回転式炉全体の炉
外壁の温度測定を測定漏れなく正確に実現するものであ
る。
回転式炉の回転角度をリアルタイムで検出する回転角度
検出手段を付加し、回転式炉の回転角度をリアルタイム
で検出して、回転式炉の温度測定点を回転式炉の回転角
度に合わせて移動させることにより、回転式炉全体の炉
外壁の温度測定を測定漏れなく正確に実現するものであ
る。
以下、上記のような考え方に基づく本発明の一実施例
について、図面を参照して詳細に説明する。
について、図面を参照して詳細に説明する。
第１図は、本発明による回転式焼成炉の走査式温度監
視装置の構成例を示すブロック図である。本実施例の走
査式温度監視装置は、第１図に示すように、放射温度計
８と、走査機構９と、回転角度検出器10と、温度変換器
11と、走査位置変換器12と、回転角度変換器13と、演算
処理装置14と、出力手段である記録装置15と、警報装置
16とから構成している。
視装置の構成例を示すブロック図である。本実施例の走
査式温度監視装置は、第１図に示すように、放射温度計
８と、走査機構９と、回転角度検出器10と、温度変換器
11と、走査位置変換器12と、回転角度変換器13と、演算
処理装置14と、出力手段である記録装置15と、警報装置
16とから構成している。
ここで、放射温度計８は、回転式の焼成炉17の外壁の
温度を検出し、電気信号に変換して出力するものであ
る。また、走査機構９は、放射温度計８を所定角度の範
囲内で回動走査させるものであり、その走査位置を検出
し抵抗値信号に変換して出力する位置検出器を付設して
いる。さらに、回転角度検出器10は、焼成炉17の回転角
度を検出して回転角度検出信号を出力するものである。
温度を検出し、電気信号に変換して出力するものであ
る。また、走査機構９は、放射温度計８を所定角度の範
囲内で回動走査させるものであり、その走査位置を検出
し抵抗値信号に変換して出力する位置検出器を付設して
いる。さらに、回転角度検出器10は、焼成炉17の回転角
度を検出して回転角度検出信号を出力するものである。
一方、温度変換器11は、放射温度計８からの電気信号
を計装信号に変換して出力するものである。また、走査
位置変換器12は、走査機構９からの抵抗値信号を計装信
号に変換して出力するものである。さらに、回転角度変
換器13は、回転角度検出器10からの回転角度検出信号を
計装信号に変換して出力するものである。
を計装信号に変換して出力するものである。また、走査
位置変換器12は、走査機構９からの抵抗値信号を計装信
号に変換して出力するものである。さらに、回転角度変
換器13は、回転角度検出器10からの回転角度検出信号を
計装信号に変換して出力するものである。
一方、演算処理装置13は、温度変換器11からの計装信
号と、走査位置変換器12からの計装信号と、回転角度変
換器13からの計装信号とを入力し、当該位置検出の計装
信号および回転角度検出の計装信号によって温度検出の
計装信号が検出された位置を特定する機能、および温度
検出の計装信号の大きさが所定値を超えると温度異常が
発生したことを判定し警報出力を送出する機能を有する
ものである。また、記録装置14は、演算処理装置13によ
り特定された位置と温度を連続的に波形記録し、また温
度異常発生判定時には当該異常の発生した位置と温度と
発生時間をデジタル記録し、さらに一通りの監視終了時
における警報の発生のサマリーをデジタル記録するロギ
ング機能を有するものである。さらに、警報装置15は、
演算処理装置13からの警報出力により、ブザー、ランプ
点灯等により警報を発生するものである。なお、18はク
リンカを示している。
号と、走査位置変換器12からの計装信号と、回転角度変
換器13からの計装信号とを入力し、当該位置検出の計装
信号および回転角度検出の計装信号によって温度検出の
計装信号が検出された位置を特定する機能、および温度
検出の計装信号の大きさが所定値を超えると温度異常が
発生したことを判定し警報出力を送出する機能を有する
ものである。また、記録装置14は、演算処理装置13によ
り特定された位置と温度を連続的に波形記録し、また温
度異常発生判定時には当該異常の発生した位置と温度と
発生時間をデジタル記録し、さらに一通りの監視終了時
における警報の発生のサマリーをデジタル記録するロギ
ング機能を有するものである。さらに、警報装置15は、
演算処理装置13からの警報出力により、ブザー、ランプ
点灯等により警報を発生するものである。なお、18はク
リンカを示している。
次に、以上のように構成した本実施例の走査式温度監
視装置の作用について説明する。
視装置の作用について説明する。
第１図において、回転式の焼成炉17の外壁の温度が、
放射温度計８により検出される。また、放射温度計８が
走査機構９によって所定角度の範囲内で回動走査され、
同時にその走査位置が付属の位置検出器により検出され
る。さらに、焼成炉17の回転角度が、回転角度検出器10
により検出される。
放射温度計８により検出される。また、放射温度計８が
走査機構９によって所定角度の範囲内で回動走査され、
同時にその走査位置が付属の位置検出器により検出され
る。さらに、焼成炉17の回転角度が、回転角度検出器10
により検出される。
次に、放射温度計８からの電気信号は温度変換器11
で、また走査機構９からの抵抗値信号は走査位置変換器
12で、さらに回転角度検出器10からの回転角度検出信号
は、回転角度変換器13で計装信号にそれぞれ変換され、
演算処理装置13に入力される。そして、演算処理装置13
では、位置検出の計装信号および回転角度検出の計装信
号を用いて、温度検出の計装信号を検出した位置が特定
され、その位置および温度が記録装置14に出力される。
また、演算処理装置13では、温度検出の計装信号が常時
監視され、その大きさが所定値を超えた場合には温度異
常が発生したと判定し、警報出力が警報装置15に送出さ
れる。これにより、警報装置15では、温度異常が発生し
たことが、ブザー、ランプ点灯等の警報によって報知さ
れる。
で、また走査機構９からの抵抗値信号は走査位置変換器
12で、さらに回転角度検出器10からの回転角度検出信号
は、回転角度変換器13で計装信号にそれぞれ変換され、
演算処理装置13に入力される。そして、演算処理装置13
では、位置検出の計装信号および回転角度検出の計装信
号を用いて、温度検出の計装信号を検出した位置が特定
され、その位置および温度が記録装置14に出力される。
また、演算処理装置13では、温度検出の計装信号が常時
監視され、その大きさが所定値を超えた場合には温度異
常が発生したと判定し、警報出力が警報装置15に送出さ
れる。これにより、警報装置15では、温度異常が発生し
たことが、ブザー、ランプ点灯等の警報によって報知さ
れる。
一方、記録装置14では、演算処理装置13により特定さ
れた位置と温度が連続的に波形記録される。また、温度
異常発生を判定した場合には、その異常の発生した位置
と温度と発生時間がデジタル記録される。さらに、一通
りの監視終了時における警報の発生のサマリーがデジタ
ル記録される。
れた位置と温度が連続的に波形記録される。また、温度
異常発生を判定した場合には、その異常の発生した位置
と温度と発生時間がデジタル記録される。さらに、一通
りの監視終了時における警報の発生のサマリーがデジタ
ル記録される。
上述したように、本実施例の走査式温度監視装置は、
回転式の焼成炉17の外壁の温度を検出し、電気信号に変
換して出力する放射温度計８と、放射温度計８を所定角
度の範囲内で回動走査させると共に、その走査位置を検
出し抵抗値信号に変換して出力する位置検出器を付設し
てなる走査機構９と、焼成炉17の回転角度を検出して回
転角度検出信号を出力する回転角度検出器10と、放射温
度計８からの電気信号を計装信号に変換して出力する温
度変換器11と、走査機構９からの抵抗値信号を計装信号
に変換して出力する走査位置変換器12と、回転角度検出
器10からの回転角度検出信号を計装信号に変換して出力
する回転角度変換器13と、温度変換器11からの計装信号
と、走査位置変換器12からの計装信号と、回転角度変換
器13からの計装信号とを入力し、当該位置検出の計装信
号および回転角度検出の計装信号によって温度検出の計
装信号が検出された位置を特定する機能、および温度検
出の計装信号の大きさが所定値を超えると温度異常が発
生したことを判定し警報出力を送出する機能を有する演
算処理装置13と、演算処理装置13により特定された位置
と温度を連続的に波形記録し、また温度異常発生判定時
には当該異常の発生した位置と温度と発生時間をデジタ
ル記録し、さらに一通りの監視終了時における警報の発
生のサマリーをデジタル記録するロギング機能を有する
記録装置14と、演算処理装置13からの警報出力により、
ブザー、ランプ点灯等により警報を発生する警報装置15
とから構成したものである。
回転式の焼成炉17の外壁の温度を検出し、電気信号に変
換して出力する放射温度計８と、放射温度計８を所定角
度の範囲内で回動走査させると共に、その走査位置を検
出し抵抗値信号に変換して出力する位置検出器を付設し
てなる走査機構９と、焼成炉17の回転角度を検出して回
転角度検出信号を出力する回転角度検出器10と、放射温
度計８からの電気信号を計装信号に変換して出力する温
度変換器11と、走査機構９からの抵抗値信号を計装信号
に変換して出力する走査位置変換器12と、回転角度検出
器10からの回転角度検出信号を計装信号に変換して出力
する回転角度変換器13と、温度変換器11からの計装信号
と、走査位置変換器12からの計装信号と、回転角度変換
器13からの計装信号とを入力し、当該位置検出の計装信
号および回転角度検出の計装信号によって温度検出の計
装信号が検出された位置を特定する機能、および温度検
出の計装信号の大きさが所定値を超えると温度異常が発
生したことを判定し警報出力を送出する機能を有する演
算処理装置13と、演算処理装置13により特定された位置
と温度を連続的に波形記録し、また温度異常発生判定時
には当該異常の発生した位置と温度と発生時間をデジタ
ル記録し、さらに一通りの監視終了時における警報の発
生のサマリーをデジタル記録するロギング機能を有する
記録装置14と、演算処理装置13からの警報出力により、
ブザー、ランプ点灯等により警報を発生する警報装置15
とから構成したものである。
従って、焼成炉17の外壁の温度を検出する放射温度計
８を所定角度の範囲内で回動走査させるための走査機構
９の他に、焼成炉17の回転角度をリアルタイムで検出す
る回転角度検出器10を付加し、焼成炉17の回転角度をリ
アルタイムで検出して、焼成炉17の温度測定点を焼成炉
17の回転角度に合わせて移動させるため、焼成炉17全体
の炉外壁の温度測定を測定漏れなく正確に実現すること
が可能となる。また、演算処理装置14、ロギング機能の
記録装置15を備えているため、測定データを有効活用し
て温度異常発生時における異常発生位置の解析データの
収集を容易に行ない、異常発生時の位置の確定を行なう
ことが可能となる。
８を所定角度の範囲内で回動走査させるための走査機構
９の他に、焼成炉17の回転角度をリアルタイムで検出す
る回転角度検出器10を付加し、焼成炉17の回転角度をリ
アルタイムで検出して、焼成炉17の温度測定点を焼成炉
17の回転角度に合わせて移動させるため、焼成炉17全体
の炉外壁の温度測定を測定漏れなく正確に実現すること
が可能となる。また、演算処理装置14、ロギング機能の
記録装置15を備えているため、測定データを有効活用し
て温度異常発生時における異常発生位置の解析データの
収集を容易に行ない、異常発生時の位置の確定を行なう
ことが可能となる。
尚、上記実施例では、出力手段として記録装置を用い
た場合について説明したが、これに限らず同様のロギン
グ機能を有する表示装置を用いるようにしてもよい。
た場合について説明したが、これに限らず同様のロギン
グ機能を有する表示装置を用いるようにしてもよい。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、温度検出手段を
所定角度の範囲内で回動走査させる走査手段の他に、回
転式炉の回転角度をリアルタイムで検出する回転角度検
出手段を付加し、回転式炉の回転角度をリアルタイムで
検出して、回転式炉の温度測定点を回転式炉の回転角度
に合わせて移動させるようにしているので、回転式炉全
体の炉外壁の温度測定を測定漏れの発生を防止して確実
に行なうことができると共に、測定データを有効活用し
て温度異常発生時における異常発生位置の解析データの
収集を容易に行ない異常発生時の位置の確定を行なうこ
とが可能な極めて信頼性の高い走査式温度監視装置が提
供できる。
所定角度の範囲内で回動走査させる走査手段の他に、回
転式炉の回転角度をリアルタイムで検出する回転角度検
出手段を付加し、回転式炉の回転角度をリアルタイムで
検出して、回転式炉の温度測定点を回転式炉の回転角度
に合わせて移動させるようにしているので、回転式炉全
体の炉外壁の温度測定を測定漏れの発生を防止して確実
に行なうことができると共に、測定データを有効活用し
て温度異常発生時における異常発生位置の解析データの
収集を容易に行ない異常発生時の位置の確定を行なうこ
とが可能な極めて信頼性の高い走査式温度監視装置が提
供できる。
第１図は本発明による走査式温度監視装置の一実施例を
示すブロック図、 第２図は従来による走査式温度監視装置の構成例を示す
ブロック図である。 ８……放射温度計、９……走査機構、10……回転角度検
出器、11……温度変換器、12……走査位置変換器、13…
…回転角度変換器、14……演算処理装置、15……記録装
置、16……警報装置、17……回転式の焼成炉、18……ク
リンカ。
示すブロック図、 第２図は従来による走査式温度監視装置の構成例を示す
ブロック図である。 ８……放射温度計、９……走査機構、10……回転角度検
出器、11……温度変換器、12……走査位置変換器、13…
…回転角度変換器、14……演算処理装置、15……記録装
置、16……警報装置、17……回転式の焼成炉、18……ク
リンカ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01J 5/10 G01J 5/02
Claims (2)
- 【請求項１】回転式の炉における外壁温度測定に用いら
れる走査式温度監視装置において、 前記炉の外壁の温度を検出して温度検出信号を出力する
温度検出手段と、 前記温度検出手段を所定角度の範囲内で回動走査させる
と共に、当該走査位置を検出して位置検出信号を出力す
る位置検出器を付設してなる走査手段と、 前記炉の回転角度をリアルタイムで検出して回転角度検
出信号を出力する回転角度検出手段と、 前記温度検出手段からの温度検出信号と前記走査手段か
らの位置検出信号と前記回転角度検出手段からの回転角
度検出信号とを入力し、当該位置検出信号および回転角
度検出信号によって前記温度検出信号が検出された位置
を特定する演算処理手段と、 を備えて成ることを特徴とする走査式温度監視装置。 - 【請求項２】回転式の炉における外壁温度測定に用いら
れる走査式温度監視装置において、 前記炉の外壁の温度を検出して温度検出信号を出力する
温度検出手段と、 前記温度検出手段を所定角度の範囲内で回動走査させる
と共に、当該走査位置を検出して位置検出信号を出力す
る位置検出器を付設してなる走査手段と、 前記炉の回転角度をリアルタイムで検出して回転角度検
出信号を出力する回転角度検出手段と、 前記温度検出手段からの温度検出信号と前記走査手段か
らの位置検出信号と前記回転角度検出手段からの回転角
度検出信号とを入力し、当該位置検出信号および回転角
度検出信号によって前記温度検出信号が検出された位置
を特定する機能、および前記温度検出信号の大きさが所
定値を超えると温度異常が発生したことを判定する機能
を有する演算処理手段と、 前記演算処理手段により特定された位置と温度を連続的
に波形記録または表示すると共に、前記温度異常発生判
定時には当該異常の発生した位置と温度をデジタル記録
または表示する出力手段と、 を備えて成ることを特徴とする走査式温度監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2236152A JP2877474B2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 走査式温度監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2236152A JP2877474B2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 走査式温度監視装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04115128A JPH04115128A (ja) | 1992-04-16 |
| JP2877474B2 true JP2877474B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=16996535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2236152A Expired - Lifetime JP2877474B2 (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 走査式温度監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2877474B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106500850A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-03-15 | 中冶京诚工程技术有限公司 | 一种转炉炉底外壁温度监测装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4874526A (ja) * | 1972-01-06 | 1973-10-08 | ||
| JPS5776424A (en) * | 1980-10-29 | 1982-05-13 | Nippon Denki Sanei Kk | Measuring apparatus of temperature distribution of infrared ray |
| JPS5882635U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-04 | 株式会社チノ− | 温度測定装置 |
| JPS5919823A (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-01 | Ube Ind Ltd | 回転体のシエル温度自動記録装置 |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP2236152A patent/JP2877474B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04115128A (ja) | 1992-04-16 |
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