JP3205261B2 - 電力量計の円板回転数検出装置 - Google Patents
電力量計の円板回転数検出装置Info
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Description
器を用いて電力量計の誤差測定を実施する場合に、電力
量計の円板回転数を自動的に検出して標準器へ入力する
ための装置に関する。
や、既に設置されている電力量計の点検のために、電力
量計の測定誤差を検査しようとすると、従来は、計量器
用多能標準器を用いることにより電力量計の測定値と標
準器の測定値を比較して測定誤差を求めていた。図2
は、従来における電力量計と計量器用多能標準器の接続
例を示す図であり、計器試験用開閉器(コネクタ)1に
測定対象の電力量計2の端子部3を接続するとともに、
開閉器1に実負荷試験プラグ(リード線)4を介して計
量器用多能標準器5を接続する。さらにこの標準器5に
は、スナップスイッチ6を接続しておく。
すブロック図であり、図示されように、PT・CT7か
ら出力された電圧・電流がそれぞれ、電源8、電力・無
効電力A/D変換部9、電圧・電流A/D変換部10へ
送られる。次いで、電力・無効電力A/D変換部9から
は、電力パルス、無効電力パルスが出力されて演算部・
表示部11へ送られる。同じく、電圧・電流A/D変換
部10からは、電圧パルス、電流パルスが出力されて演
算部・表示部11へ送られる。演算部・表示部11は、
入力された各パルスをスナップスイッチ6からの入力タ
イミングにもとづいて計数するとともに、その計数値か
ら電力量を算出して表示する。
いた具体的な測定手順は、以下のように行われる。先
ず、負荷1s,1lに装着されているPTまたはCT
を、開閉器1に接続することにより、被測定電圧・電流
を、開閉器1を介して電力量計2と標準器5へ入力させ
る。ここでは、全く同一の値の被測定電圧・電流が電力
量計2と標準器5とへ入力される。次に、測定者が電力
量計2のガラスカバー内の円板(図示せず)の回転をみ
ながら、円板の試験票(図示せず、黒色のマーカー)の
通過を確認したときに、スナップスイッチ6を操作し
て、測定開始信号を標準器5へ送る。引き続き、測定者
は試験票の通過の回数を数え、通過の回数が所定回数に
達した時点で、再度スナップスイッチ6を操作して測定
終了信号を標準器5へ送る。
終了信号の入力までの被測定電圧・電流を積算して電力
量を算出して出力する。また、このときの電力量計2に
よる計量値は、電力量計の1kWh当たりの円板の回転
数すなわち計器定数が既知であることから、カウントし
た円板の回転数をその計器定数で除算することにより算
出される。次に、それぞれ求められた計量値を比較し
て、電力量計2の計量誤差を算出し、その誤差が許容範
囲以内である場合は、測定された電力量計は良品と判定
される。なお、電力量計2についての計量値の算出は、
標準器5に備えられたキー入力手段により、回転数と計
器定数を入力して設定することにより、標準器5により
自動的に算出され、誤差とともに表示される。
計量器用多能標準器を用いた誤差測定方法の場合、測定
者が電力量計のガラスカバー内の円板の回転をみなが
ら、スナップスイッチを操作して開始と終了のタイミン
グを入力しなければならず、操作が煩わしいとともに、
スナップスイッチの操作タイミングがずれたりすると、
測定が不正確になる。また、測定開始中、操作者は回転
数をカウントしなければならず、回転数のカウントを誤
ると正確な測定値が得られなかった。このように、従来
の方法では、操作性が悪く、測定値も操作者の技量に応
じて精度が左右されるという課題があった。
るために、本発明は、電力量計の円板を覆うガラスカバ
ー面に着脱自在に取付可能であるとともに、カバー内で
回転する円板上の試験票の通過を光学的に検知する光セ
ンサと、円板回転数の設定値を入力する手段と、測定開
始指令を入力する手段と、測定開始指令が入力されると
その直後に光センサが試験票の通過を検知したタイミン
グで測定開始信号を出力する手段と、測定開始信号の出
力と同時に光センサが検知した円板上の試験票の通過回
数の計数を開始する手段と、通過回数の計数値が既に設
定されている円板回転数に達したタイミングで測定終了
信号を出力する手段と、を備えたことを特徴とする。
態を説明する。図1は本発明に係る電力量計の円板回転
数検出装置の使用状態を示すブロック図である。図にお
いて、1は計器試験用開閉器(コネクタ)であり、この
開閉器1に測定対象の電力量計2の端子部3を接続する
とともに、開閉器1に実負荷試験プラグ(リード線)4
を介して計量器用多能標準器5を接続する。さらにこの
電力量計2のガラスカバー13の表面であって、その内
部の円板14の回転面と同レベルの位置に、投受光型の
光センサ15を着脱自在に取り付ける。光センサ15
は、LEDを内蔵して、内部の円板14を赤色光により
照射する。
れた試験票があり、円板14が1回転するたびに、光セ
ンサ15の前を通過する。LEDの照射に対する反射光
が光センサ15の受光部に入射されると、光センサ15
はこの入射光のレベルを監視し、レベルの変化から黒色
の試験票の通過を検知する。その結果、光センサ15
は、試験票の通過を検知するたびに、それを検知信号と
して円板回転数検出装置本体16へ送る。また、本体1
6は、図示しないが、テンキー等の入力手段を有し、電
力量計の誤差測定に先立ち、測定対象とする電力量計に
ついて、誤差測定に適当な円板回転数が入力されて設定
される。また、本体16は標準器5と接続されており、
後述する処理により、測定開始信号および測定終了信号
を標準器5へ送る。標準器5の構成は、図3において既
に説明しているので、説明を省略する。
セットされた状態での具体的な測定手順について説明す
る。先ず、開閉器1にPTまたはCTを接続することに
より、負荷1s,1lに関する被測定電圧・電流が開閉
器1を介して、電力量計2と標準器5へ入力される。こ
こでは、全く同一の値の被測定電圧・電流が電力量計2
と標準器5とへ入力される。次に、測定者が、電力量計
2に関する円板回転数の設定値を装置本体16へ入力す
る。次いで、任意のタイミングで、測定開始指令を装置
本体16へ入力する。すると、光センサ15および装置
本体16が作動を開始して、円板14が回転して最初に
試験票の通過が光センサ15により検知されると、その
タイミングで装置本体16から標準器5へ測定開始信号
が送られる。
検知信号から試験票の通過の回数を数え、通過回数が設
定されている円板回転数に達した時点で、測定終了信号
を標準器5へ送る。標準器5は、開始信号の入力から終
了信号の入力までの被測定電圧・電流を積算して電力量
を算出して出力する。また、このときの電力量計2によ
る計量値は、電力量計の1kWh当たりの円板の回転数
すなわち計器定数が既知であることから、カウントした
円板の回転数をその計器定数で除算することにより算出
される。次に、それぞれ求められた計量値を比較して、
電力量計2の計量誤差を算出し、その誤差が許容範囲以
内である場合は、測定された電力量計は良品と判定され
る。なお、電力量計2についての計量値の算出は、標準
器5に備えられたキー入力手段により、回転数と計器定
数を入力して設定することにより、標準器5により自動
的に算出され、誤差とともに表示される。
Dを内蔵した光センサ15を、電力量計2のガラスカバ
ー13の表面に設置して、光学的に円板14の回転を検
出しそのタイミングで標準器5へ測定の開始信号および
終了信号を送ることにより、電力量計2の誤差測定の自
動化が可能となり、従来の測定に比べて操作が簡単にな
る。また、測定が自動化されたため、測定者による操作
のミスやスイッチの操作癖による影響が解消されて誤差
の測定精度が向上する効果も得られる。なお、実施形態
では、光センサとしてLED内蔵の投・受光型の光セン
サを用いたが、他の光センサを用いることも可能であ
る。例えば、工業用テレビカメラで円板を撮像し、得ら
れた画像をディジタル処理して回転を検出することも可
能である。その場合は、回転角度までも測定可能であ
る。
器用多能標準器への測定開始信号および測定終了信号の
入力が、光センサにより検出される試験票の通過タイミ
ングにもとづいて自動的に行われるため、手動操作にお
ける操作の煩わしさから解放される。また、測定精度も
従来の手動操作の場合に比べて向上する効果も得られ
る。
ク図である。
接続例を示す図である。
ク図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電力量計の円板を覆うガラスカバー面
に着脱自在に取付可能であるとともに、カバー内で回転
する円板上の試験票の通過を光学的に検知する光センサ
と、 円板回転数の設定値を入力する手段と、 測定開始指令を入力する手段と、 測 定開始指令が入力されるとその直後に光センサが試験
票の通過を検知したタイミングで測定開始信号を出力す
る手段と、 測定開始信号の出力と同時に光センサが検知した円板上
の試験票の通過回数の計数を開始する手段と、 通過回数の 計数値が既に設定されている円板回転数に達
したタイミングで測定終了信号を出力する手段と、 を備えたことを特徴とする電力量計の円板回転数検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16163996A JP3205261B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 電力量計の円板回転数検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16163996A JP3205261B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 電力量計の円板回転数検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1010218A JPH1010218A (ja) | 1998-01-16 |
JP3205261B2 true JP3205261B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=15739016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16163996A Expired - Fee Related JP3205261B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 電力量計の円板回転数検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205261B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100478850B1 (ko) * | 2002-10-29 | 2005-03-25 | 서창전기통신 주식회사 | 로컬디바이스를 이용한 적산전력량계 테스트장치 |
JP6199109B2 (ja) * | 2013-07-23 | 2017-09-20 | 日本電気計器検定所 | 電力量計の計量試験装置 |
JP2017201287A (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-09 | 日置電機株式会社 | 測定システムおよび測定システム用プログラム |
JP6876522B2 (ja) * | 2017-05-24 | 2021-05-26 | 日置電機株式会社 | 測定システムおよび測定システム用プログラム |
JP6891042B2 (ja) * | 2017-05-24 | 2021-06-18 | 日置電機株式会社 | 測定システムおよび測定システム用プログラム |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP16163996A patent/JP3205261B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1010218A (ja) | 1998-01-16 |
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