JP2020046213A - 電界強度計測装置 - Google Patents

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Koji Inazaki
弘次 稲崎
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征紀 廣岡
剛史 工藤
Takashi Kudo
剛史 工藤
和磨 篠村
Kazuma Shinomura
和磨 篠村
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Abstract

【課題】電界強度計測装置において、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で電界強度を確実に計測可能にする。【解決手段】センシング部6は、大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力する。複数の増幅器11〜14は増幅率が互いに異なっており、センシング部6から出力された信号を共通に入力とする。制御部20は、複数の増幅器11〜14の出力を入力とし、複数のレンジで電界強度の計測値を求める。【選択図】図1

Description

本発明は、大気中の電界強度を計測する電界強度計測装置に関する。
例えば、雷発生を予測するシステムに使用される装置として、大気中の電界強度を計測する電界強度計測装置がある。大気中に雷雲が発生すると、負電荷または正電荷を持つ雷雲と大地との間に電界が生じる。電界強度計測装置を地上または構築物上に設置し、大気中の電界強度を計測することによって、雷発生の予測に利用することができる。
例えば、非特許文献1には、回転式の電界強度計測装置の構成例が開示されている。
ボルテック株式会社、「EFM-100 Atmospheric Electric Field Monitor」製品カタログ、(2014-2016発行)
ところが、従来の構成では、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で電界強度を確実に計測することが困難であった。また、いわゆる平面校正のための計測値の補正を、ミス無く、簡易に行うことが困難であった。また、回転式の電界強度装置において、計測された電界強度データの信頼性を担保することが困難であった。
本発明は、前記のような問題に鑑み、電界強度計測装置において、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で電界強度を確実に計測可能にすることを目的とする。また、電界強度計測装置において、平面校正のための計測値の補正を、ミス無く、簡易に実行可能にすることを目的とする。また、回転式の電界強度装置において、計測された電界強度データの信頼性を担保可能にすることを目的とする。
本発明の一態様では、電界強度計測装置は、大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力するセンシング部と、前記センシング部から出力された信号を増幅する増幅部と、前記増幅部の出力を入力とし、電界強度の計測値を求める制御部とを備え、前記増幅部は、増幅率が互いに異なっており、前記センシング部から出力された信号を共通に入力とする、複数の増幅器を備え、前記制御部は、前記各増幅器の出力を用いて、複数のレンジで、電界強度の計測値を求める。
この態様によると、センシング部から出力された信号を増幅する増幅部は、増幅率が互いに異なっており、センシング部から出力された信号を共通に入力とする、複数の増幅器を備えている。そして、制御部は、各増幅器の出力を用いて、複数のレンジで電界強度の計測値を求める。これにより、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で、電界強度を確実に計測することができる。
また、前記態様において、前記複数のレンジは、少なくとも、晴天時の大気電界を想定したレンジと、雷発生時の大気電界を想定したレンジとを、含むのが好ましい。
これにより、平面校正と、雷雲接近時等の高電界強度現象の観測を、1台の装置で、簡易に実施することができる。
また、本発明の一態様では、電界強度計測装置は、大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力するセンシング部と、前記センシング部から出力された信号を増幅する増幅部と、前記増幅部の出力を入力とし、電界強度の計測値を求める制御部とを備え、前記制御部は、平面校正のための補正に用いる校正係数を外部から設定可能なように校正されており、前記校正係数を用いて、求めた計測値に対して平面校正のための補正を行う。
この態様によると、電界強度の計測値を求める制御部は、平面校正のための補正に用いる校正係数を外部から設定可能なように校正されており、校正係数を用いて、求めた計測値に対して平面校正のための補正を行う。これにより、平面校正のための計測値の補正を、ミス無く、簡易に行うことができる。
また、本発明の一態様では、電界強度計測装置は、大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力するセンシング部と、前記センシング部から出力された信号を増幅する増幅部と、前記増幅部の出力を入力とし、電界強度の計測値を求める制御部とを備え、前記センシング部は、モータによって回転するチョッパと、前記チョッパが回転することによって、大気中の電界に対して遮蔽状態と露出状態とが繰り返される、電極とを備え、前記制御部は、前記チョッパの回転速度異常を検知したとき、異常信号を出力する。
この態様によると、センシング部は、チョッパが回転することによって、大気中の電界に対して遮蔽状態と露出状態とが繰り返される、電極を備えている。そして制御部は、チョッパの回転速度異常を検知したとき、異常信号を出力する。これにより、計測された電界強度データの信頼を担保することができる。
また、前記態様において、前記チョッパの回転速度を検出する回転センサを備え、前記制御部は、前記回転センサの出力から、前記チョッパの回転速度異常を検知する、としてもよい。
これにより、制御部は、チョッパの回転速度異常を、確実に検知することができる。
本発明によると、電界強度計測装置において、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で電界強度を確実に計測可能となる。また、電界強度計測装置において、平面校正のための計測値の補正が、ミス無く、簡易に実行可能となる。また、回転式の電界強度装置において、計測された電界強度データの信頼性が担保可能となる。
第1実施形態に係る電界強度計測装置の概略構成図 図1の電界強度計測装置の外観を示す正面図 第2実施形態に係る電界強度計測装置の概略構成図 チョッパの回転速度異常を信号周期から検知する方法を示すイメージ図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、雷発生を予測するシステムに使用される電界強度計測装置を例にとって説明するが、この電界強度計測装置は、雷発生を予測するシステム以外にも適用可能である。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る電界強度計測装置の概略構成図、図2は図1の電界強度計測装置の外観を示す正面図である。図1および図2に示す電界強度計測装置は、装置本体1と、装置本体1の上部に水平状態で回転自在に取り付けられた遮蔽板(以下、チョッパと称する)2と、装置本体1の上部にチョッパ2と近接して対向するように配設された電極3とを、備える。チョッパ2は、装置本体1に内蔵されたモータ4により、所定の回転数でもって回転可能となっている。また、チョッパ2の回転速度を検出する回転センサ5が設けられている。
チョッパ2は、例えば扇形状の遮蔽部2aと、切り欠き形状の開口部2bとを有する。遮蔽部2aと開口部2bは2個ずつ、回転方向に沿って交互に配されている。すなわち、2個の遮蔽部2aは、チョッパ2の回転軸2cを挟んで対向する位置にあり、また、2個の開口部2bは、チョッパ2の回転軸2cを挟んで対向する位置にある。
電極3は、2個設けられており、チョッパ2の回転軸2cを挟んで対向する位置にある。チョッパ2が回転することによって、チョッパの遮蔽部2aが電極3の上方に位置して電極3が大気中の電界に対して遮蔽される状態と、チョッパ2の開口部2bが電極3の上方に位置して電極3が大気中の電界に対して露出する状態とが、繰り返される。電極3は、大気中の電界に対して遮蔽状態と露出状態とが繰り返されることによって、帯電状態と非帯電状態とを繰り返す。
チョッパ2は接地されている。また、電極3は抵抗器7に接続されており、抵抗器7の両端には、電極3の帯電状態と非帯電状態とに応じて、交流電圧が発生する。本実施形態では、センシング部6は、チョッパ2と、電極3と、モータ4と、抵抗器7とを備えている。センシング部6は、大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を抵抗器7の両端から出力する。
電界強度計測装置は、センシング部6から出力された信号を増幅する増幅部10を備えている。増幅部10は、増幅率が異なる4個の増幅器11〜14を備えている。各増幅器11〜14は並列接続されており、抵抗器7の両端の電圧を共通に入力としている。増幅器11〜14は、交流電圧Vout1,Vout2,Vout3,Vout4を出力する。
制御部20は、A/D変換部21および処理部22を有している。制御部20は、増幅器11〜14の出力電圧Vout1,Vout2,Vout3,Vout4を入力とし、A/D変換および演算処理を行い、電界強度を計測する。計測された電界値は、制御部20から出力される。また、制御部20は、回転センサ5の出力を入力とし、チョッパ2の回転速度異常の有無を検知する。チョッパ2の回転速度異常を検知したとき、制御部20は異常信号を出力する。
また、制御部20は、いわゆる平面校正による補正を行う。大気中の電界強度を計測する電界強度計測装置は、地上や屋上など屋外の様々な場所に設置されるが、同じ大気電界強度下において、高さや周囲の環境により電界強度の計測値が異なる。設置場所の違いにより、場合によっては地表面で計測した場合の数倍から数10倍程度の電界強度を示すことがある。平面校正とは、設置場所での計測値を地表面での計測値相当に校正する処理のことをいう。そして、本実施形態では、制御部20は、平面校正による補正に用いる校正係数を外部から設定変更可能なように構成されている。処理部22は、外部から設定された校正係数を用いて、電界強度の計測値に対して平面校正による補正を行う。
(複数レンジの同時計測)
本実施形態の電界強度計測装置では、増幅率が異なる4個の増幅器11〜14を並列に設けている。この構成により、電界強度を複数のレンジで同時に計測することができる。これにより、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で電界強度を確実に計測することができる。
例えば、電界強度の計測レンジとして、晴天時の大気電界を想定した第1レンジ(例えば、−3kV/m〜3kV/m)、雨天時の大気電界を想定した第2レンジ(例えば、−30kV/m〜30kV/m)、雷発生時の大気電界を想定した第3レンジ(例えば、−90kV/m〜90kV/m)、山頂等の高所における計測を想定した第4レンジ(例えば、−210kV/m〜210kV/m)を設定する。そして、各増幅器11〜14について、第1〜第4レンジに対応した増幅率をそれぞれ設定する。この場合、例えば晴天時では、第1レンジで電界強度を精度良く計測することができる。また、例えば雷雨の場合には、第1レンジや第2レンジでは測定値が飽和しても、第3レンジで電界強度を精度良く計測することができる。
また、平面校正を正確に実行するためには、低電界強度下であっても大気電界強度を高精度に計測できることが必須となる。もし、低電界強度下での計測精度が悪い装置であれば、平面校正を荒天時などの高電界強度下で実行しなければならないが、この場合、装置の設置に気象条件等の制約を受ける上に、校正作業そのものが困難になる。一方で、雷雲接近時の電界強度は数十kV/m以上になるため、装置が低電界強度に対して高い感度を有していると、計測値が飽和してしまい、高電界強度下における出力値の変化を得ることができない。従来では、この問題に対処するために、入力抵抗が異なる複数台の電界強度計測装置を設置したり、あるいは、増幅器の入力抵抗をその都度手動で変更したりしていた。このため、コストの増大や、装置の設置作業や計測作業の煩雑さを招いていた。
これに対して本実施形態では、増幅率が異なる複数の増幅器を備えることによって、電界強度を複数のレンジで同時に計測することができるので、平面校正と、雷雲接近時等の高電界強度現象の観測を、1台の装置で、簡易に実施することができる。
(平面校正の簡易化)
本実施形態の電界強度計測装置では、制御部20が平面校正のための補正を行い、かつ、制御部20は、平面校正のための補正に用いる校正係数を外部から設定可能なように構成されている。この構成により、平面校正のための計測値の補正を、ミス無く、簡易に行うことができる。
電界強度計測装置の出力値は相対値であり、平面校正のため補正を行うことによって、物理量として意味を持つ絶対値を得ることができる。すなわち、電界強度データを解析するためには、出力値を、毎回、平面校正作業によって得られた校正係数を用いて補正する必要がある。また、設置環境が変わると、校正係数を新たに求めるために、当該装置に対して平面校正作業を改めて行う必要がある。従来では、電界強度計測装置の出力値をコンピュータに集めて処理する際に、平面校正のための補正を行っていた。ところが、多数のデータを扱う場合には、電界強度計測装置毎に校正係数が異なるため、ミスが発生しやすくなる。
これに対して本実施形態では、制御部20が、外部から設定された校正係数を用いて、平面校正のための補正を行うので、電界強度計測装置から、電界強度の計測値として、物理量として意味を持つ絶対値が出力される。したがって、多数のデータを扱う場合であっても、従来のようにミスが発生することはない。
(回転速度異常の検出)
本実施形態の電界強度計測装置では、チョッパ2の回転速度を検出する回転センサ5が設けられており、制御部20は、回転センサ5の出力から、チョッパ2の回転速度異常を検知する。この構成により、計測された電界強度データの信頼性を担保することができる。
モータ4が停止したり異常動作したりした場合であっても、電界強度計測装置は、ある計測値、例えば極めて小さい値を出力する。一方、実際の現象として、電界強度が極めて小さい値になる場合もある。このため、従来の構成では、電界強度計測装置が極めて小さい計測値を出力した場合に、それが正常な計測値であるのか、あるいは、モータ4の停止や異常動作に起因した異常値であるのかが分からず、データ精度の信頼性が担保されていなかった。
これに対して本実施形態では、回転センサ5の出力から、チョッパ2が正常に回転していることを常時確認することができる。例えば、正常時の回転周期がT秒であるとき、回転センサ5の出力から検出した回転周期が、例えばT±1秒の範囲から外れたときは、回転速度異常が発生したと判定する。このとき、制御部20が異常信号を出力する。この異常信号に従って、異常発生を例えばモニターに表示したり、外部のシステムに異常発生を通知したり、異常発生をデータとして記録したりすることができる。
なお、本実施形態では、電界強度計測装置について、電極3は2個であり、チョッパ2が2個の遮蔽部2aと2個の開口部2bとを有しているものとしたが、電極の個数、並びに、チョッパの遮蔽部および開口部の数は、ここで説明したものに限られるものではない。
(第2実施形態)
図3は第2実施形態に係る電界強度計測装置の概略構成図である。図3の構成では、4個の電極31,32が設けられている。2個の電極31は、チョッパ2の回転軸2cを挟んで対向する位置にある。2個の電極32は、チョッパ2の回転軸2cを挟んで対向する位置にあり、電極31から回転方向に90度シフトした位置にある。チョッパ2が回転することによって、チョッパ2の開口部2bが電極31の上方に位置して電極31が大気中の電界に対して露出し、かつ、チョッパ2の遮蔽部2aが電極32の上方に位置して電極32が大気中の電界に対して遮蔽される状態と、チョッパ2の遮蔽部2aが電極31の上方に位置して電極31が大気中の電界に対して遮蔽され、かつ、チョッパ2の開口部2bが電極32の上方に位置して電極32が大気中の電界に対して露出する状態とが、繰り返される。
また、電極31は抵抗器7Aに接続されており、抵抗器7Aの両端には、電極31の帯電状態と非帯電状態とに応じて交流電圧が発生する。電極32は抵抗器7Bに接続されており、抵抗器7Bの両端には、電極32の帯電状態と非帯電状態とに応じて交流電圧が発生する。本実施形態では、センシング部6Aは、チョッパ2と、電極31,32と、モータ4と、抵抗器7A,7Bとを備えている。センシング部6Aは、大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を抵抗器7A,7Bの一端から出力する。
増幅部10において、増幅率が異なる4個の増幅器11〜14は、並列接続されており、抵抗器7Aの電圧を非反転入力とし、抵抗器7Bの電圧を反転入力としている。増幅器11〜14は、抵抗器7Aの電圧と抵抗器7Bの電圧との差電圧を増幅し、交流電圧Vout1,Vout2,Vout3,Vout4を出力する。
その他の構成については、図1の構成と同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
本実施形態の電界強度計測装置でも、増幅率が異なる4個の増幅器11〜14を並列に設けている。この構成により、電界強度を複数のレンジで同時に計測することができる。これにより、低い電界強度から高い電界強度まで幅広い領域で電界強度を確実に計測することができる。また、制御部20が平面校正のための補正を行い、かつ、制御部20は、平面校正のための補正に用いる校正係数を外部から設定変更可能なように構成されている。この構成により、平面校正のための計測値の補正を、ミス無く、容易に行うことができる。また、チョッパ2の回転速度を検出する回転センサ5が設けられており、制御部20は、回転センサ5の出力から、チョッパ2の回転速度異常を検知する。この構成により、計測された電界強度計測データの信頼性を担保することができる。
なお、本実施形態に係る電界強度計測装置についても、電極の個数、並びに、チョッパの遮蔽部および開口部の個数は、ここで説明したものに限られるものではない。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、チョッパ2の回転速度を検出する回転センサ5を設けて、回転センサ5の出力から、制御部20が、チョッパ2の回転速度異常を検知するものとした。ただし、チョッパ2の回転速度異常を検知する方法は、これに限られるものではない。
図4はチョッパ2の回転速度異常を信号周期から検知する方法を示すイメージ図である。図4に示すように、電極3から出力される信号SIGは、チョッパ2の回転に応じた交流信号となる。制御部20は、この信号SIGの波形からチョッパ2の1回転あたりの時間Tn(秒)を計測する(nは自然数)。図4の例では、チョッパ2が1回転する毎に信号SIGが3回上下動するものとして、時間Tnを計測している。そして例えば、チョッパ2の正常時の回転周期がT秒であるとき、計測したTnが、例えばT±1秒の範囲から外れたとき、回転速度異常が発生したと判定する。この方法を用いた場合は、電界強度計測装置に回転センサ5を設ける必要がない。
あるいは、モータ4として、回転出力が内蔵されたモータを使用してもよい。例えば、モータ4が、1回転毎に、回転出力としてインパルス信号を出力する。制御部20は、モータ4から出力されたインパルス信号を基にして、チョッパ2の1回転あたりの時間Tn(秒)を計測する。そして例えば、チョッパ2の正常時の回転周期がT秒であるとき、計測したTnが、例えばT±1秒の範囲から外れたとき、回転速度異常が発生したと判定する。この方法を用いた場合も、電界強度計測装置に回転センサ5を設ける必要がない。
また、上述の実施形態では、電界強度を複数のレンジで同時に計測するために、増幅率が異なる4個の増幅器11〜14を並列に設けたが、計測レンジおよび増幅器の個数は、4個に限られるものではない。
また、上述の実施形態では、複数レンジの同時計測について、回転式の電界強度計測装置を例にとって説明したが、他の方式の電界強度計測装置であっても、上述の実施形態と同様の構成を適用して、複数レンジの同時計測を行うようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、平面校正の簡易化について、回転式の電界強度計測装置を例にとって説明したが、他の方式の電界強度計測装置であっても、上述の実施形態と同様の構成を適用して、平面校正の簡易化を行うようにしてもよい。
本発明は、大気中の電界強度を、簡易に、精度良く計測するのに有用である。
1 装置本体
2 遮蔽板(チョッパ)
3 電極
4 モータ
5 回転センサ
6,6A センシング部
7,7A,7B 抵抗器
10 増幅部
11,12,13,14 増幅器
20 制御部
21 A/D変換部
31,32 電極

Claims (5)

  1. 大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力するセンシング部と、
    前記センシング部から出力された信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部の出力を入力とし、電界強度の計測値を求める制御部とを備え、
    前記増幅部は、増幅率が互いに異なっており、前記センシング部から出力された信号を共通に入力とする、複数の増幅器を備え、
    前記制御部は、前記各増幅器の出力を用いて、複数のレンジで、電界強度の計測値を求める
    ことを特徴とする電界強度計測装置。
  2. 請求項1記載の電界強度計測装置において、
    前記複数のレンジは、少なくとも、晴天時の大気電界を想定したレンジと、雷発生時の大気電界を想定したレンジとを、含む
    ことを特徴とする電界強度計測装置。
  3. 大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力するセンシング部と、
    前記センシング部から出力された信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部の出力を入力とし、電界強度の計測値を求める制御部とを備え、
    前記制御部は、平面校正のための補正に用いる校正係数を外部から設定可能なように校正されており、前記校正係数を用いて、求めた計測値に対して平面校正のための補正を行う
    ことを特徴とする電界強度計測装置。
  4. 大気中の電界を検知し、検知した電界の強度を示す信号を出力するセンシング部と、
    前記センシング部から出力された信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部の出力を入力とし、電界強度の計測値を求める制御部とを備え、
    前記センシング部は、
    モータによって回転するチョッパと、
    前記チョッパが回転することによって、大気中の電界に対して遮蔽状態と露出状態とが繰り返される、電極とを備え、
    前記制御部は、前記チョッパの回転速度異常を検知したとき、異常信号を出力する
    ことを特徴とする電界強度計測装置。
  5. 請求項4記載の電界強度計測装置において、
    前記チョッパの回転速度を検出する回転センサを備え、
    前記制御部は、前記回転センサの出力から、前記チョッパの回転速度異常を検知する
    ことを特徴とする電界強度計測装置。
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