JPH0961444A - 防爆型風向・風速計 - Google Patents

防爆型風向・風速計

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Publication number
JPH0961444A
JPH0961444A JP21735495A JP21735495A JPH0961444A JP H0961444 A JPH0961444 A JP H0961444A JP 21735495 A JP21735495 A JP 21735495A JP 21735495 A JP21735495 A JP 21735495A JP H0961444 A JPH0961444 A JP H0961444A
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JP
Japan
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wind
explosion
wind direction
receiving plate
inclination
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21735495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakazawa
芳夫 中澤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防爆エリアにおいて使用する風向・風速計に
関し、回転部分をなくし、危険な環境での使用を可能と
する。 【解決手段】 風受板2は回転軸3に固定され、軸受部
8a,8bで回転自在に支持されており、風受板2は風
1を受け、傾き、この傾きは軸3に直結のバネ・ダンパ
4で受けて角度θで安定する。この傾斜θは傾斜角セン
サ5で測定され、その信号は配線9でアンプ6に入り、
増幅されてパソコン7に取込まれる。パソコン7はこの
角度の電圧信号を校正し、風速に変換する。風向を求め
る場合には、この装置を風受板2が直交するように2組
配置し、2つの風速値より求める。センサ5、配線9、
等は防爆仕様として回転部分がなく、危険エリアで使用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防爆エリアにおい
て、風速を計測すると共に風向も計測可能とした風向・
風速計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の風向・風速計は回転機構があり、
そのため防爆エリアでの使用が制限される。このため風
向・風速の分布を得る場合吹流しを空間上に配置し、そ
の状況を遠方からビデオ撮影し、その映像から風向・風
速を割り出していたため精度が著しく悪かった。
【0003】図3は前述の吹流しを空間に配置した場合
を示し、(a)は側面図、(b)はそのX−X矢視図で
ある。両図において、地面22にポール20を立て、吹
流し21を先端に設けて、その時、(a)に示すよう
に、風により流れる吹流し21の角度αから風速を計測
する。風向は(b)に示すように、水平面上での角度β
から計測している。
【0004】このような吹流しによる風向・風速計は精
度が悪く、視覚に頼るため降雨時や夜間には計測が不可
能となる。又、測定したデータを整理して時系列に並べ
る必要があり、このデータ整理はすべて手作業となり、
他のデータとの比較、等にも不便である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように回転機構
をもつ従来の風向・風速計では基本的に回転機構で電気
スパークの問題があり、防爆エリアでの使用ができな
い。そのために吹流し方式にたよっている。
【0006】又、吹流しを使用し、角度を測定する前述
の風向・風速計においては、視覚に頼るため精度も悪
く、データ整理に時間と人手が必要となる。又、夜間や
降雨時にも計測ができない。
【0007】本発明はこのような課題に対し、防爆エリ
アでの使用が可能な電気的に回転、接触がなく、電気ス
パークを生じない機構、データ処理に時間を要せず正確
に風向・風速が測定できる風向・風速計を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明では、
回転軸に一端を固定し、風を受けることにより同回転軸
を中心に回転可能な風受板、同風受板に取付けられ、同
風受板の傾きを検出する防爆タイプの傾斜角センサ及び
同傾斜角センサの検出信号を外部の演算装置へ送る防爆
タイプの計測ラインからなる風速計を2組設置してな
り、同風速計の各風受板の面は互に直交する方向に配置
すると共に前記各計測ラインを演算装置に接続し、同演
算装置が風速と風受板の傾きの関係から風速を求めると
共に2つの風速から風向計算を可能としたことを特徴と
する防爆型風向・風速計を提供する。
【0009】本発明の防爆型風向・風速計は前述の構成
により、風受板が風を受けると回転軸を中心に回転して
傾く。この傾斜は傾斜角センサで検出され、計測ライン
により外部の演算装置に導かれる。演算装置では、例え
ば、パソコン、等を用い、風速計算を行う。風速計算は
風受板の傾斜角と風速の関係をあらかじめ記憶させてお
き、計測ラインから入力する傾斜角センサで検出した風
受板の傾斜角から風速を求める。又、この風速は校正に
より得られた係数を用いて各受圧板固有の特性を取り込
れた上での風速を得るようにすれば精度がより向上す
る。
【0010】風向を求める場合には、2組の風速計を配
置し、各風受板は互に直交するように配置されているの
でこれらの風受板の傾きから得られる傾斜角センサの信
号から2つの風速値が求まり、この2つの風速値による
分力計算から風向が求められる。
【0011】このような風向・風速計によれば、傾斜角
センサ及び計測ラインには防爆仕様を採用しており、し
かも電気的に回転、接触する部分がないため電気スパー
ク発生の恐れもなく、危険エリアにおいて使用すること
ができる。
【0012】更に、従来の吹流し方式のように目視によ
ってデータを取得し、これらデータを手作業で整理する
ようなことがなく、計測ラインからのデータを演算装置
へ送り、演算装置が風向・風速のデータを自動的に整理
するので測定効率が良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の一形態に係る風向・風速計の構成図である。図にお
いて、1は風、2は風受板で、回転軸3に固定されてお
り、回転軸3は軸受部8a,8bで回転自在に支持され
ている。4は回転軸3に直結したバネ・ダンパ、5は風
受板2に固定された傾斜角センサで配線9よりアンプ6
に接続される。なお、この傾斜角センサ5、配線9は防
爆タイプのものを使用し、危険エリアでの計測を可能に
している。7はアンプ6で増幅された信号を取込み、デ
ータ処理して風向・風速を演算するパソコンである。
【0014】このような構成において、まず、風速を測
定する場合について説明する。図1において、風速を測
定しようとする方向に向けて風受板2を配置する。風1
が風受板2に当り、回転軸3が風速相当に回転する。回
転角度は軸3に直結したバネ・ダンパ4により風速の大
きさに応じた角度θに安定される。
【0015】この状態で回転角度の計測は、風受板2に
取付けられた傾斜角センサ5により検知される。傾斜角
センサ5の出力は配線9によりアンプ6に導かれ、アン
プ6により増幅され、その出力電圧がパソコン7に入力
される。パソコン7では、入力電圧信号を風速に換算、
すなわち風受板2の傾きを風速に変換する。
【0016】次に風向を測定する場合について説明す
る。風向を測定する場合には図1に示す装置の風受板2
を直交する方向に並べ、これらの傾斜角センサからの2
つの角度信号をアンプ6を介してパソコン7に入力し、
風力の分力計算から風向を求める。
【0017】図2はパソコン7で実施される処理のフロ
ーチャートである。図において、8においてはアンプ6
からの電圧信号をパソコン7に入力できる電圧データに
変換して風受板2の角度のデータとして取込む。又、前
述のように風速用の風受板と直交に配置された風受板の
角度データも同様にパソコ7に取込む。次に、10にお
いて、校正データファイル9に記憶されている風受板2
の傾斜角と風速の関係データから取込まれた傾斜角のデ
ータに対応する風速を求め、校正データで計測目的に合
わせて補正し、風速値を求める。
【0018】次に、11において、10と同様に直交配
置した風受板2の角度データからも同様に風速を計算
し、これらの2つの風速値から風向の計算を行う。12
において、これら計算した風速、風向データをCRT1
3に出力して計測値を表示し、ディスク14に計測結果
を記録する。以上の処理を15により必要回数くり返
す。
【0019】上記に説明の実施の形態は、要するに、計
測原理としては図3に示す吹流し方式と同じであり、風
受板2の傾きを傾斜角センサ5で計測し、それをパソコ
ンに入力し、風速に換算する。風速計算はパソコン7を
使用し、計算には校正ファイル9からの校正データによ
り得られた係数を用いて各風受板2固有の特性を取り込
んだ上での風速が得られる様にし、また、精度も保てる
様にする。
【0020】風向は2つの風受板2を直交配置し、これ
ら2つの風速値から計算で得られる。このような風向・
風速計において、傾斜センサ5及び配線9には防爆仕様
を適用することにより、計測系を防爆エリアでも使用で
きる様に構成する。
【0021】このような風向・風速計は危険エリアにお
いても電気的に回転接触する部分がないため危険な環境
においても使用することが可能となり、パソコン7の使
用によりデータの整理、等の手間もはぶける。
【0022】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
は、風を受けて回転する風受板、風受板に取付けた防爆
タイプの傾斜角センサ及び傾斜角センサの検出信号を外
部の演算装置に導く防爆タイプの計測ラインからなる風
速計を2組用い、これら風速計の風受板を互に直交する
ように配置し、演算装置で風速と風向を算出することを
可能とした構成としたので、次のような効果を奏する。
【0023】電気的に回転、接触する部分がなく、かつ
傾斜角センサ、計測ライン、等の電気部品が防爆仕様で
あるため、ロケット発射設備など危険エリアで、なおか
つ広い空間で風向・風速の分布を得ることができる。
【0024】従来の危険エリアでの計測は目視により取
得し、手作業でデータ整理を実施していたが、本発明で
は演算装置により自動的に風向・風速が得られるので計
測の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る風向・風速計の構
成図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る風向・風速計の処
理フローチャートである。
【図3】従来の吹流しによる風向・風速計の図で、
(a)は側面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 風 2 風受板 3 回転軸 4 バネ・ダンパ 5 傾斜センサ 6 アンプ 7 パソコン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に一端を固定し、風を受けること
    により同回転軸を中心に回転可能な風受板、同風受板に
    取付けられ、同風受板の傾きを検出する防爆タイプの傾
    斜角センサ及び同傾斜角センサの検出信号を外部の演算
    装置へ送る防爆タイプの計測ラインからなる風速計を2
    組設置してなり、同風速計の各風受板の面は互に直交す
    る方向に配置すると共に前記各計測ラインを演算装置に
    接続し、同演算装置が風速と風受板の傾きの関係から風
    速を求めると共に2つの風速から風向計算を可能とした
    ことを特徴とする防爆型風向・風速計。
JP21735495A 1995-08-25 1995-08-25 防爆型風向・風速計 Withdrawn JPH0961444A (ja)

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JP21735495A JPH0961444A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 防爆型風向・風速計

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103018791A (zh) * 2012-02-14 2013-04-03 尤文峰 一种测风装置
JP2013209906A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 風力確認装置
CN109459584A (zh) * 2018-11-29 2019-03-12 大连海英科技有限公司 一种能够快速设置的风向标及快速设置方法
CN111238452A (zh) * 2019-09-05 2020-06-05 殷健 一种便携式水文流量监测装置及方法
JP2020118476A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 Tdk株式会社 風速測定方法および風速計

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105