JP2877401B2 - パッケージ - Google Patents

パッケージ

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JP2877401B2
JP2877401B2 JP31807789A JP31807789A JP2877401B2 JP 2877401 B2 JP2877401 B2 JP 2877401B2 JP 31807789 A JP31807789 A JP 31807789A JP 31807789 A JP31807789 A JP 31807789A JP 2877401 B2 JP2877401 B2 JP 2877401B2
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誠一郎 刈田
昭男 斎藤
一男 宮崎
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Canon Inc
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Canon Inc
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被収納物を良好に収納する収納容器と、こ
れを保持するために利用される紙葉部材と、を備えたパ
ッケージに関する。
〔従来の技術〕
アイスクリームやヨーグルトなどの食品容器として
は、樹脂容器とそのシール用蓋部材とを接着して、その
接着部に対して蓋部材を引き剥すことで開放できる容器
が多用されている。
一方、このような容器に対して、周囲を覆う箱を更に
設けて販売するものも知られている。
[背景技術] しかしながら、この種の密閉容器を空輪した場合に
は、減圧下にさらされる為、容器内体積の膨張によって
蓋部材のみが変形してしまうことが見られた。
特に注目すべきは、その変形によって密閉状態が乱さ
れ部分開放されているものも見られたことである。
その為、その容器を蓋部材の接着を強化したところ結
果的に容器内容物を開放しようとして蓋部材を容器から
引き剥そうとしても困難な状態となってしまった。
本発明者たちは、この解決策を検討したところ本発明
の完成に至ったものであって、容器内容物を良好に開放
できるものでありながら、減圧環境下においても蓋部材
が剥れることのない信頼性の高いパッケージを提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の目的を達成するために、被収納物を収
納する収納部と、該収納部と一体に成形されたフランジ
部と、該フランジ部との接合によって上記収納部とで密
閉空間を形成する蓋部材と、を構成要素として備える収
納容器と、 上記収納容器の収納部の外縁より大きい開口部、フラ
ンジ部の外縁に当接する開口部端部及び該端部の周辺部
を有する開口領域と、開封用切れ込み部を有し折り返し
部で折り返され前記開口領域に対応した領域のみと重ね
合わされる折り返し面領域と、前記開口領域に隣接した
表示領域と、から構成される紙葉部材と、を有し、 前記開口領域とそれに対応する折り返し面領域とが前
記折り返し部と前記切れ込み部が形成された領域とを除
いた周縁部で接合され、前記フランジ部を前記開口端部
とそれに対応する前記折り返し面領域によって挾持して
いることを特徴とする。
[作用] 本発明は、実質的機能分離を達成しつつも、相互の協
同関係によってその安全性を向上したものである。
すなわち、本発明は収納容器とは別の紙葉部材を用い
て、これを二つに折り曲げて収納容器を押圧挾持する構
成としている為、減圧環境下であっても蓋部材の外方へ
の膨らみを紙葉部材自身の強固接着状態の折り返し面領
域で押えることができるので、成型容器本体と蓋部材と
のはがれを防止することができる。
また、開口領域に隣接し且つ開封用切れ込み部以外に
表示領域を備えているので、この領域を収納容器取りだ
しの為の領域として使用していない為、その領域に対し
てラベルや被収納物の「取り出し方」あるいは被収納物
の「取り扱い方」等の表示が開封によって乱されること
なく有効に記載できる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明が適用されるパッケージの構成例を示
す斜視図、第2図(a)は第1図に示したパッケージの
平面図、第2図(b)は第1図に示したパッケージの右
側面図、第2図(c)は第1図に示したパッケージの底
面図、第2図(d)は第1図に示したパッケージのAA線
における断面図、第3図は第1図に示したパッケージの
紙葉部材を展開して示す組み立て図である。
本発明のパッケージは、第1図に示されるように、被
収納物を収納するための収納部1aを備えた収納容器1
と、上記収納容器1の収納部1aの外縁より大きい開口部
2aを備えた開口領域2cと、該開口領域2cに対向した折り
返し面領域2dと、前記開口領域2cに隣接した表示領域2e
と、から構成される紙葉部材2と、を有して構成される
ものである。
ここで、前記収納容器1は、第2図(a)、第2図
(b)、第2図(d)に示されるように、被収納物に応
じた所望の形状の収納空間を有して構成されている。す
なわち、収納容器1は被収納物を収納する収納部1aと、
該収納部1aと一体に成形されたフランジ部1bと、該フラ
ンジ部1bとの接合によって上記収納部1aとで密閉空間を
形成する蓋部材1cと、を構成要素として備えている。
本実施例で使用される収納容器1は、一般にこの種の
容器を構成する材料であれば、いずれの材料も使用する
ことができる汎用部材である。また、その厚みも被収納
物が要求する特性を満足するような厚みがいずれも選択
できる。
また、収納部1aと一体に成形されたフランジ部1bと接
合されて密閉空間を形成する蓋部材1cは、被収納物が要
求する特性を満足する材料を適宜選択すればよく、通常
この種の収納容器1の蓋部材として使用されるものであ
ればいずれも使用可能である。
なお、収納容器1に透明もしくは半透明な材料を選択
すれば、梱包状態で被収納物を透視確認することができ
る。
また、被収納物を収納容器1に収容した後の容器のフ
ランジ1bと蓋部材1cとの接合は、本実施例では熱融着方
法が用いられているが、接合方法はこれに限られず、被
収納物が要求する特性を満足する接合方法であって、通
常この種の収納容器1の蓋部材の接合方法であればいず
れも使用可能である。
一方、前述した収納容器1を保持する紙葉部材2は、
第2図(a)に示されるように、収納容器1の収納部1a
の外縁より大きい開口部2a、フランジ部1bの外縁に当接
する開口部端部2b及び外縁端部2bの周辺部を有する開口
領域2cと、開封用切れ込み部を有した前記開口領域2cに
対向した折り返し面領域2dと、前記開口領域2cに隣接し
た表示領域2eと、から構成される厚紙製のものである。
すなわち、開口部2aは、第2図(a)に示されるよう
に、収納容器1の収納部1aが挿入可能であって、挿入後
に収納容器1のがたつきが生じないような収納容器1の
収納部1aの形状、大きさにほぼ等しい開口として形成さ
れている。したがって、収納容器1の全周囲に設けられ
たフランジ部1bの通過が規制され開口部2aから収納容器
1が抜け出ることはない。
また、紙葉部材2は、第2図(c)に示されるよう
に、収納容器1の蓋部材1c側に紙葉部材2を二つに折り
曲げて形成される折り返し面領域2dを備えており、開口
部2aが形成された開口領域2cの周辺部と折り返し面領域
2dとが接合されることで、フランジ部1bが開口端部2bと
それに対応する折返し領域2dによって挾持される。ま
た、折り返し面領域2dには、収納容器1を紙葉部材2か
ら取り出すために利用される切れ込み部2fが形成されて
いる。この切れ込み部2fは、紙葉部材2の幅方向の全幅
にわたって、一方の端から他方の端に向かって帯状部材
を引き剥すことによって開封可能な構成とされた、いわ
ゆるジッパーとして形成されている。このようなジッパ
ー構成とすることのより、容易に収納容器1を紙葉部材
2から取り出すことができる。
ところで、開口領域2cの周辺部と折り返し面領域2dと
は、折り返し部分と切れ込み部2fが形成された領域を除
く、折り返し面領域2dの周縁部分の接着部2gにて接着さ
れている。この領域の接着は熱を利用した接着方法によ
って行われている。このように、開口領域2cの周辺部を
収納容器1の蓋部材側1cから挾持する構成としているた
め、空輪などで生じる減圧環境下にても蓋部材1bが外方
に極端に膨らむことを防止でき、収納容器1の密閉状態
を安定に維持することが可能となる。
また、紙葉部材2は、第2図(a)あるいは第2図
(c)に示されるように、開口領域2cに隣接した領域に
連続して平面領域を備えており、ラベルや被収納物の取
り出し方あるいは被収納物の取り扱い方等の表示が有効
に記載できる表示領域2eとされている。また、紙葉部材
2の折り返し面領域2dは、開口領域2cに対応した領域の
みに形成されているため、収納容器1を露出させた面と
は反対の面側も有効に表示領域2eとして機能させること
ができる。
なお、2hは、店頭陳列用フック受け穴である。
このように構成されたパッケージは、第3図に示すよ
うにして組み立てられる。すなわち、被収納物を収納
し、蓋部材1cによって密閉状態とされた収納容器1を、
紙葉部材2に設けられた開口部2aに挿入する。その状態
で紙葉部材2の開封用の切れ込み部2fが設けられた折り
返し面領域2dを折返して、蓋部材1c側から収納容器1を
紙葉部材2の開口領域2cの開口部端部2bとそれに対応す
る折り返し面領域2dとにより挾持する。そして、開口領
域2cの周辺部と折り返し面領域2dとは、折り返し部分と
切れ込み部2fが形成された領域を除く、折り返し面領域
2dの周縁部分の接着部2gを熱を利用した接着法によって
接着することで第1図に示すようなパッケージが組み立
てられる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、所定の内部環境に維持可能に密閉状
態とされる被収納物を収納した収納容器のフランジ部
を、収納容器とは別の紙葉部材を用いて、これを二つに
折り曲げて収納容器を押圧挾持する構成としている為、
減圧環境下であっても蓋部材の外方への膨らみを押える
ことができるので、成形容器本体と蓋部材とのはがれを
防止することができる信頼性に優れたパッケージを提供
できる。
また、開口領域に隣接して表示領域を備えており、こ
の領域を収納容器取りだしの為の領域として使用してい
ない為、その領域に対してラベルや収納物の取り出し方
あるいは収納物の取り扱い方等の表示を有効に記載可能
なパッケージを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるパッケージの構成例を示す
斜視図、 第2図(a)は第1図に示したパッケージの平面図、第
2図(b)は第1図に示したパッケージの右側面図、第
2図(c)は第1図に示したパッケージの底面図、第2
図(d)は第1図に示したパッケージのAA線における断
面図、 第3図は第1図に示したパッケージの紙葉部材を展開し
て示す組み立て図である。 1……収納容器、1a……収納部、1b……フランジ部、1c
……蓋部材、2……紙葉部材、2a……開孔部、2c……開
口領域、2d……折り返し面領域、2e表示領域、2f……切
れ込み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 一男 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−155186(JP,U) 実開 昭53−60479(JP,U) 実開 昭63−194165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 75/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被収納物を収納する収納部と、該収納部と
    一体に成形されたフランジ部と、該フランジ部との接合
    によって上記収納部とで密閉空間を形成する蓋部材と、
    を構成要素として備える収納容器と、 上記収納容器の収納部の外縁より大きい開口部、フラン
    ジ部の外縁に当接する開口部端部及び該端部の周辺部を
    有する開口領域と、開封用切れ込み部を有し折り返し部
    で折り返され前記開口領域に対応した領域のみと重ね合
    わされる折り返し面領域と、前記開口領域に隣接した表
    示領域と、から構成される紙葉部材と、を有し、 前記開口領域とそれに対応する折り返し面領域とが前記
    折り返し部と前記切れ込み部が形成された領域とを除い
    た周縁部で接合され、前記フランジ部を前記開口端部と
    それに対応する前記折り返し面領域によって挾持してい
    ることを特徴とするパッケージ。
JP31807789A 1989-12-06 1989-12-06 パッケージ Expired - Lifetime JP2877401B2 (ja)

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DE19931364A1 (de) * 1999-07-07 2001-01-18 Lohmann Therapie Syst Lts Blisterkartonverpackung für empfindliches Packgut mit leichtflüchtigen und/oder feuchtigkeitsempfindlichen Komponenten
JP3182725U (ja) * 2012-11-22 2013-04-11 株式会社ネーゼコーポレーション ゲル状半固形状の石鹸用ブリスターパック

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