JP2584431B2 - 包装体 - Google Patents
包装体Info
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- JP2584431B2 JP2584431B2 JP6093707A JP9370794A JP2584431B2 JP 2584431 B2 JP2584431 B2 JP 2584431B2 JP 6093707 A JP6093707 A JP 6093707A JP 9370794 A JP9370794 A JP 9370794A JP 2584431 B2 JP2584431 B2 JP 2584431B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繰り返して開閉され、か
つ、密封性の要求される包装体、例えば水性若しくは油
性の化粧料又は薬剤その他を紙、織布又は不織布等に含
浸せしめて水分不透過性の袋に詰めてなるウェットティ
ッシュ等の液浸紙の包装体、あるいは菓子、食品、化粧
品、薬品等の包装体等の密封性の要求される包装体に適
用して有効な構造に関するものである。
つ、密封性の要求される包装体、例えば水性若しくは油
性の化粧料又は薬剤その他を紙、織布又は不織布等に含
浸せしめて水分不透過性の袋に詰めてなるウェットティ
ッシュ等の液浸紙の包装体、あるいは菓子、食品、化粧
品、薬品等の包装体等の密封性の要求される包装体に適
用して有効な構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、化粧料又は薬剤を含浸せしめたウ
エットティッシュ等の液浸紙が広く普及している。その
包装体は水分不透過性の膜材を用いて密閉状に形成し、
膜材の内部に液浸紙の束体を一枚毎に繰り出し可能に収
納して開放端部を熱圧着し、膜材の一部に取出口として
ミシン目の開又は閉のループからなる破線切込部を形成
しておき、その破線切込部の上面に独立部品からなる蓋
用のラベルを感圧接着剤を用いて密着・剥離可能に貼着
した構造が提供されている。
エットティッシュ等の液浸紙が広く普及している。その
包装体は水分不透過性の膜材を用いて密閉状に形成し、
膜材の内部に液浸紙の束体を一枚毎に繰り出し可能に収
納して開放端部を熱圧着し、膜材の一部に取出口として
ミシン目の開又は閉のループからなる破線切込部を形成
しておき、その破線切込部の上面に独立部品からなる蓋
用のラベルを感圧接着剤を用いて密着・剥離可能に貼着
した構造が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記蓋用のラベルは、
使用時に完全に剥離してしまうと、その都度利用者がラ
ベルの位置合せをして再度密着させなければならないの
で、使い勝手が悪くなるとともに非衛生的となる難点が
発生する。そこでラベル全体が剥離されるのではなく、
収納物の取出口が開放された後に適宜の位置で停止する
ことが要求されている。
使用時に完全に剥離してしまうと、その都度利用者がラ
ベルの位置合せをして再度密着させなければならないの
で、使い勝手が悪くなるとともに非衛生的となる難点が
発生する。そこでラベル全体が剥離されるのではなく、
収納物の取出口が開放された後に適宜の位置で停止する
ことが要求されている。
【0004】上記ラベルの剥離を防止する手段として、
利用者が剥離する力を中途で停めるか或いは容易に停止
するように軽減する等の方法の外、一定の力で剥離を続
けた場合でも所定の位置以上に剥離できないようにする
方法が考えられる。上記に関して従来から提案されてい
る各種手段があり、例えばラベルの一端を包装体に溶着
等により固着した手段(特公昭58ー22411号)は
固着工程を必要として製造工程が複雑、かつ、高価なも
のとなる問題がある。
利用者が剥離する力を中途で停めるか或いは容易に停止
するように軽減する等の方法の外、一定の力で剥離を続
けた場合でも所定の位置以上に剥離できないようにする
方法が考えられる。上記に関して従来から提案されてい
る各種手段があり、例えばラベルの一端を包装体に溶着
等により固着した手段(特公昭58ー22411号)は
固着工程を必要として製造工程が複雑、かつ、高価なも
のとなる問題がある。
【0005】また、包装体の取出口を開放したループ状
の切込部により形成し、切込部基部によりラベルの剥離
を停める手段(実公昭58ー31823号)は切込部の
基部が破れやすい欠点がある。更にラベルの両縁部より
切込線を入れてラベルに剥離停止部と剥離自在部を設け
た手段(実開昭59ー22470号)は剥離する力が切
込線により狭くなったラベルの剥離自在部の端部にかか
るため、充分に剥離する力を軽減することができず、し
かも切込線をラベルの両縁部から形成しているため、剥
離するラベルの幅を変えずに充分な剥離停止部を取るた
めには、その部分のラベルの幅を広く形成する必要があ
る等の欠点がある。
の切込部により形成し、切込部基部によりラベルの剥離
を停める手段(実公昭58ー31823号)は切込部の
基部が破れやすい欠点がある。更にラベルの両縁部より
切込線を入れてラベルに剥離停止部と剥離自在部を設け
た手段(実開昭59ー22470号)は剥離する力が切
込線により狭くなったラベルの剥離自在部の端部にかか
るため、充分に剥離する力を軽減することができず、し
かも切込線をラベルの両縁部から形成しているため、剥
離するラベルの幅を変えずに充分な剥離停止部を取るた
めには、その部分のラベルの幅を広く形成する必要があ
る等の欠点がある。
【0006】そこで、本発明は上記従来例の欠点を解消
して、取出口の構造を新規に発明することにより、取出
口自体の構造によって繰り返して使用してもラベルが所
定の位置で停止してラベルの剥離を防止することができ
る構成簡易な包装体を提供することを目的とするもので
ある。
して、取出口の構造を新規に発明することにより、取出
口自体の構造によって繰り返して使用してもラベルが所
定の位置で停止してラベルの剥離を防止することができ
る構成簡易な包装体を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1により、一面に全面的に感圧接着
剤が塗布された蓋用ラベルを包装体に開口形成される取
出口を全面的に覆う位置に開閉可能に貼着した包装体に
おいて、上記蓋用ラベルが貼着される包装体の表面に、
蓋用ラベルの開閉方向の開方向の端部から開方向両側に
延びる弧状の突出部と、この突出部の幅員方向中間部の
相対向する部位に位置して切込部の中心方向に後退する
弧状の凹部を具備する切込部を閉ループ形状を保って形
成し、蓋用ラベルを剥離した際に弧状の凹部によって形
成される膨出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転
して拡開し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させる抵抗
体となるとともに、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用
ラベルの裏面から離脱する構成を基本として提供する。
するために、請求項1により、一面に全面的に感圧接着
剤が塗布された蓋用ラベルを包装体に開口形成される取
出口を全面的に覆う位置に開閉可能に貼着した包装体に
おいて、上記蓋用ラベルが貼着される包装体の表面に、
蓋用ラベルの開閉方向の開方向の端部から開方向両側に
延びる弧状の突出部と、この突出部の幅員方向中間部の
相対向する部位に位置して切込部の中心方向に後退する
弧状の凹部を具備する切込部を閉ループ形状を保って形
成し、蓋用ラベルを剥離した際に弧状の凹部によって形
成される膨出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転
して拡開し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させる抵抗
体となるとともに、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用
ラベルの裏面から離脱する構成を基本として提供する。
【0008】また請求項3により、上記蓋用ラベルが貼
着される包装体の表面に、蓋用ラベルの開閉方向の双方
の端部からそれぞれ開閉方向両側に延びる弧状の突出部
と、この突出部の幅員方向中間部の相対向する部位に位
置して切込部の中心方向に後退する弧状の凹部とを具備
する切込部を閉ループ形状を保って形成し、蓋用ラベル
を剥離した際に弧状の凹部によって形成される膨出片が
蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転して拡開し、蓋用
ラベルを剥離する力を減少させる抵抗体となるととも
に、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用ラベルの裏面か
ら離脱する構成を提供する。
着される包装体の表面に、蓋用ラベルの開閉方向の双方
の端部からそれぞれ開閉方向両側に延びる弧状の突出部
と、この突出部の幅員方向中間部の相対向する部位に位
置して切込部の中心方向に後退する弧状の凹部とを具備
する切込部を閉ループ形状を保って形成し、蓋用ラベル
を剥離した際に弧状の凹部によって形成される膨出片が
蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転して拡開し、蓋用
ラベルを剥離する力を減少させる抵抗体となるととも
に、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用ラベルの裏面か
ら離脱する構成を提供する。
【0009】また、請求項6により、上記蓋用ラベルが
貼着される包装体の表面に、角部すべてに弧状の突出部
を形成するとともに、4辺すべての中心部に切込部の中
心方向に後退する弧状の凹部を形成した切込部を閉ルー
プ形状を保って形成し、4辺のいずれかの方向から蓋用
ラベルを剥離した際に弧状の凹部によって形成される膨
出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転して拡開
し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させる抵抗体となる
とともに、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用ラベルの
裏面から離脱する構成を提供する。
貼着される包装体の表面に、角部すべてに弧状の突出部
を形成するとともに、4辺すべての中心部に切込部の中
心方向に後退する弧状の凹部を形成した切込部を閉ルー
プ形状を保って形成し、4辺のいずれかの方向から蓋用
ラベルを剥離した際に弧状の凹部によって形成される膨
出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転して拡開
し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させる抵抗体となる
とともに、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用ラベルの
裏面から離脱する構成を提供する。
【0010】
【作用】前記請求項1記載の包装体によれば、利用者が
蓋用ラベルの剥離用始端を持って剥離を始めるにつれて
切込部が破られ、取出口が開口して収納物が露出すると
ともに、感圧接着剤の接着力によって切り取られた切込
部の部分が内蓋として蓋用ラベルの内面に接着され、更
に剥離を続けて開方向の端部から開方向両側に延びる弧
状の突出部の近傍まで剥離が進むと、この突出部の幅員
方向中間部に位置する弧状の凹部部分に包装体を構成す
る膜材の一部がフラップ状の膨出片として残存するた
め、この膨出片が蓋用ラベルの裏面側に貼着した状態と
して蓋用ラベルの開方向に反転して拡開し、蓋用ラベル
の剥離を停止させる抵抗体として作用して、蓋用ラベル
の完全な剥離が停止される。更に、敢えて無理して剥離
を継続させると、剥離する力が膨出片の抵抗力に打ち勝
つが、その際は膨出片は切込部によって形成されている
ため、内蓋の部分のみが蓋用ラベルの感圧接着剤に貼着
し、膨出片から蓋用ラベルは剥離されて行き、しかも弧
状に突出部が剥離する力の緩衝地帯となるため、膨出片
の基部が破れることがない。即ち、蓋用ラベル5は包装
体1から完全に取り去れることとなる。
蓋用ラベルの剥離用始端を持って剥離を始めるにつれて
切込部が破られ、取出口が開口して収納物が露出すると
ともに、感圧接着剤の接着力によって切り取られた切込
部の部分が内蓋として蓋用ラベルの内面に接着され、更
に剥離を続けて開方向の端部から開方向両側に延びる弧
状の突出部の近傍まで剥離が進むと、この突出部の幅員
方向中間部に位置する弧状の凹部部分に包装体を構成す
る膜材の一部がフラップ状の膨出片として残存するた
め、この膨出片が蓋用ラベルの裏面側に貼着した状態と
して蓋用ラベルの開方向に反転して拡開し、蓋用ラベル
の剥離を停止させる抵抗体として作用して、蓋用ラベル
の完全な剥離が停止される。更に、敢えて無理して剥離
を継続させると、剥離する力が膨出片の抵抗力に打ち勝
つが、その際は膨出片は切込部によって形成されている
ため、内蓋の部分のみが蓋用ラベルの感圧接着剤に貼着
し、膨出片から蓋用ラベルは剥離されて行き、しかも弧
状に突出部が剥離する力の緩衝地帯となるため、膨出片
の基部が破れることがない。即ち、蓋用ラベル5は包装
体1から完全に取り去れることとなる。
【0011】請求項5記載の包装体によれば、請求項1
記載の包装体の作用に加えて切込部の開閉方向中間部に
位置する弧状の凹部によって蓋用ラベルを剥離する開動
作と閉止動作が容易となり、剥離時の停止動作が確実に
なるという作用が得られる。更に、弧状の凹部によって
取出口自体の開口面積を小さくすることができて、密封
性を向上させることができ、液漏れを防止できる。即
ち、密封時は弧状の凹部によって取出口は小さくなって
いる。一方内容物の取出時には、弧状の凹部が内容物に
よって外方に拡開して取出が容易であり、取出口そのも
のの開口面積を小さくしても円滑な取出ができる。
記載の包装体の作用に加えて切込部の開閉方向中間部に
位置する弧状の凹部によって蓋用ラベルを剥離する開動
作と閉止動作が容易となり、剥離時の停止動作が確実に
なるという作用が得られる。更に、弧状の凹部によって
取出口自体の開口面積を小さくすることができて、密封
性を向上させることができ、液漏れを防止できる。即
ち、密封時は弧状の凹部によって取出口は小さくなって
いる。一方内容物の取出時には、弧状の凹部が内容物に
よって外方に拡開して取出が容易であり、取出口そのも
のの開口面積を小さくしても円滑な取出ができる。
【0012】更に請求項3記載の包装体によれば、利用
者が蓋用ラベルを開閉方向の左右何れからでも可能とな
り、使い勝手が更に高められる。また、請求項6記載の
包装体によれば、切込部の角部すべてに弧状の突出部が
形成されているので、4方向からの蓋用ラベルの剥離と
閉止動作が可能となり、使い勝手が高められる。更に、
請求項8の構成によれば、取出口を予め打抜いて形成し
ておくことができ、製造工程がより容易となる。
者が蓋用ラベルを開閉方向の左右何れからでも可能とな
り、使い勝手が更に高められる。また、請求項6記載の
包装体によれば、切込部の角部すべてに弧状の突出部が
形成されているので、4方向からの蓋用ラベルの剥離と
閉止動作が可能となり、使い勝手が高められる。更に、
請求項8の構成によれば、取出口を予め打抜いて形成し
ておくことができ、製造工程がより容易となる。
【0013】
【実施例】以下本発明の構成を図面に示す各種実施例に
基づいて説明する。図1は本発明に係る包装体をウェッ
トティッシュ等の液浸紙の包装体に実施した例を示す斜
視図、図2,図3は使用時に蓋用ラベルを剥離した状態
を示す斜視図である。図中の1は水分不透過性の膜材か
らなる包装体であり、この包装体1内には一枚毎に繰り
出し自在に積層したウェットティッシュ等の液浸紙2の
束体が巻装され、その下面重合部(図示略)及び両端部
の重合部1a、1aが熱融着等により固着されている。
基づいて説明する。図1は本発明に係る包装体をウェッ
トティッシュ等の液浸紙の包装体に実施した例を示す斜
視図、図2,図3は使用時に蓋用ラベルを剥離した状態
を示す斜視図である。図中の1は水分不透過性の膜材か
らなる包装体であり、この包装体1内には一枚毎に繰り
出し自在に積層したウェットティッシュ等の液浸紙2の
束体が巻装され、その下面重合部(図示略)及び両端部
の重合部1a、1aが熱融着等により固着されている。
【0014】この包装体1の表面略中央部には破線状の
切込部3が閉ループ形状を保って形成され、この切込部
3を全面的に覆う位置に蓋用ラベル5が非硬化性の感圧
接着剤7を用いて貼着されている。切込部3を形成する
破線はミシン目,所定間隔の連結点,所定間隔の破線等
感圧接着剤7によって切り取られて取出口4を形成する
ことができるものであればよい。5aは蓋用ラベル5の
一端に突設され、裏面に感圧接着剤7が塗布されていな
い剥離用始端である。図2に示すように蓋用ラベル5を
中途まで剥離した時に前記破線状の切込部3が切り取ら
れて液浸紙2の取出口4となり、切り取られた部分が蓋
用ラベル5の内面に接着されて再度蓋用ラベル5を閉止
した時に取出口4を覆う内蓋6となる。
切込部3が閉ループ形状を保って形成され、この切込部
3を全面的に覆う位置に蓋用ラベル5が非硬化性の感圧
接着剤7を用いて貼着されている。切込部3を形成する
破線はミシン目,所定間隔の連結点,所定間隔の破線等
感圧接着剤7によって切り取られて取出口4を形成する
ことができるものであればよい。5aは蓋用ラベル5の
一端に突設され、裏面に感圧接着剤7が塗布されていな
い剥離用始端である。図2に示すように蓋用ラベル5を
中途まで剥離した時に前記破線状の切込部3が切り取ら
れて液浸紙2の取出口4となり、切り取られた部分が蓋
用ラベル5の内面に接着されて再度蓋用ラベル5を閉止
した時に取出口4を覆う内蓋6となる。
【0015】本実施例では上記包装体1の表面略中央部
に形成された破線状の切込部3、即ち液浸紙2の取出口
4の形状に改良を加えたことが特徴となっている。図4
は上記蓋用ラベル5と蓋用ラベル5に覆われた切込部3
の形状を示す第1実施例の平面図であり、図示したよう
に切込部3の開閉方向両端部、即ち蓋用ラベル5の開方
向Aの端部と蓋用ラベル5の閉方向の端部からそれぞれ
開閉方向両側に延びる弧状の突出部3a,3aと、この
突出部3a,3aの幅員方向中間部に位置して切込部3
の中心方向に後退する弧状の凹部3b,3bが相対向し
て形成されている。即ち、上記弧状の突出部3a,3a
と弧状の凹部3b,3bを具備する破線状の切込部3が
閉ループ形状を保って形成されている。
に形成された破線状の切込部3、即ち液浸紙2の取出口
4の形状に改良を加えたことが特徴となっている。図4
は上記蓋用ラベル5と蓋用ラベル5に覆われた切込部3
の形状を示す第1実施例の平面図であり、図示したよう
に切込部3の開閉方向両端部、即ち蓋用ラベル5の開方
向Aの端部と蓋用ラベル5の閉方向の端部からそれぞれ
開閉方向両側に延びる弧状の突出部3a,3aと、この
突出部3a,3aの幅員方向中間部に位置して切込部3
の中心方向に後退する弧状の凹部3b,3bが相対向し
て形成されている。即ち、上記弧状の突出部3a,3a
と弧状の凹部3b,3bを具備する破線状の切込部3が
閉ループ形状を保って形成されている。
【0016】かかる第1実施例によれば、利用者が図2
に示したように蓋用ラベル5の剥離用始端5aを持って
開方向に剥離を始めるにつれて破線状の切込部3が破ら
れ、取出口4が開口して液浸紙2が露出されるととも
に、感圧接着剤7の接着力によって上記切込部3から切
り取られた部分が内蓋6として蓋用ラベル5の内面に接
着される。更に剥離を続けて開方向Aの両端部から開方
向両側に延びる弧状の突出部3a,3aの近傍まで剥離
が進むと、この突出部3aの幅員方向中間部に位置する
前記弧状の凹部3b部分に包装体1を構成する膜材の一
部がフラップ状の膨出片1bとして残存するため、この
膨出片1bが蓋用ラベル5の裏面側に貼着した状態とし
て蓋用ラベル5の剥離方向に反転して拡開する。
に示したように蓋用ラベル5の剥離用始端5aを持って
開方向に剥離を始めるにつれて破線状の切込部3が破ら
れ、取出口4が開口して液浸紙2が露出されるととも
に、感圧接着剤7の接着力によって上記切込部3から切
り取られた部分が内蓋6として蓋用ラベル5の内面に接
着される。更に剥離を続けて開方向Aの両端部から開方
向両側に延びる弧状の突出部3a,3aの近傍まで剥離
が進むと、この突出部3aの幅員方向中間部に位置する
前記弧状の凹部3b部分に包装体1を構成する膜材の一
部がフラップ状の膨出片1bとして残存するため、この
膨出片1bが蓋用ラベル5の裏面側に貼着した状態とし
て蓋用ラベル5の剥離方向に反転して拡開する。
【0017】従って蓋用ラベル5の剥離が膨出片1bに
達すると、取出口4の両側に位置する蓋用ラベル5の接
着力と膨出片1bの接着力とによって剥離する力が弱い
方向に変化し、謂わば膨出片1bが蓋用ラベル5の剥離
を停止させる抵抗体として作用して、図2に示したよう
に取出口4を露出させた状態で容易に蓋用ラベル5の剥
離を停止することができる。使用後は蓋用ラベル5を閉
じて包装体1上に密着させると、内蓋6が取出口4を覆
って内容物を密封した状態となり、以後上記の動作を繰
り返して使用することができる。
達すると、取出口4の両側に位置する蓋用ラベル5の接
着力と膨出片1bの接着力とによって剥離する力が弱い
方向に変化し、謂わば膨出片1bが蓋用ラベル5の剥離
を停止させる抵抗体として作用して、図2に示したよう
に取出口4を露出させた状態で容易に蓋用ラベル5の剥
離を停止することができる。使用後は蓋用ラベル5を閉
じて包装体1上に密着させると、内蓋6が取出口4を覆
って内容物を密封した状態となり、以後上記の動作を繰
り返して使用することができる。
【0018】上記した図2に示す状態で蓋用ラベル5の
剥離を停止させることができる。更に図2の状態から敢
えて無理して剥離を継続させると、剥離する力が膨出片
1bの抵抗力に打ち勝つが、その際は膨出片1bは切込
部3によって形成されているため、図3に示すように内
蓋6の部分のみが蓋用ラベル5の感圧接着剤7に貼着
し、膨出片1bから蓋用ラベル5は剥離されて行き、し
かも弧状の突出部3a,3aが剥離する力の緩衝地帯と
なる。そのため、図2の状態から敢えて無理して剥離を
継続させたとしても、膨出片1bの基部が破れることが
ない。即ち、膨出片1bを形成する弧状の凹部3b及び
突出部3a,3aは、図2の状態から剥離を継続させた
場合にも、膨出片1bの基部が破れることなく、蓋用ラ
ベル5が包装体1から完全に取り去れるような緩やかな
角度のものとする。そのため、膨出片1bは抵抗体とし
て剥離する力を弱める方向に変化させる僅かな膨出で充
分なものである。
剥離を停止させることができる。更に図2の状態から敢
えて無理して剥離を継続させると、剥離する力が膨出片
1bの抵抗力に打ち勝つが、その際は膨出片1bは切込
部3によって形成されているため、図3に示すように内
蓋6の部分のみが蓋用ラベル5の感圧接着剤7に貼着
し、膨出片1bから蓋用ラベル5は剥離されて行き、し
かも弧状の突出部3a,3aが剥離する力の緩衝地帯と
なる。そのため、図2の状態から敢えて無理して剥離を
継続させたとしても、膨出片1bの基部が破れることが
ない。即ち、膨出片1bを形成する弧状の凹部3b及び
突出部3a,3aは、図2の状態から剥離を継続させた
場合にも、膨出片1bの基部が破れることなく、蓋用ラ
ベル5が包装体1から完全に取り去れるような緩やかな
角度のものとする。そのため、膨出片1bは抵抗体とし
て剥離する力を弱める方向に変化させる僅かな膨出で充
分なものである。
【0019】
【0020】尚、上記第1実施例では、蓋用ラベル5の
開方向が矢印A方向に限定されるものではなく、蓋用ラ
ベル5を逆方向から剥離しても上記と同様な動作態様を
とることができる。
開方向が矢印A方向に限定されるものではなく、蓋用ラ
ベル5を逆方向から剥離しても上記と同様な動作態様を
とることができる。
【0021】図5は前記蓋用ラベル5に覆われた切込部
3の他の形状例を示す本発明の第2実施例の平面図であ
り、第1実施例と同様に蓋用ラベルの開方向端部から開
方向両側に延びる弧状の突出部3a,3aと、この突出
部3a,3aの幅員方向中間部に位置して切込部3の中
心方向に後退する弧状の凹部3b,3bとが相対向して
形成され、更に上記開閉方向中間部に位置して切込部3
の中心方向に後退する弧状の凹部3c,3cを具備した
破線状の切込部3が閉ループ形状を保って形成されてい
る。
3の他の形状例を示す本発明の第2実施例の平面図であ
り、第1実施例と同様に蓋用ラベルの開方向端部から開
方向両側に延びる弧状の突出部3a,3aと、この突出
部3a,3aの幅員方向中間部に位置して切込部3の中
心方向に後退する弧状の凹部3b,3bとが相対向して
形成され、更に上記開閉方向中間部に位置して切込部3
の中心方向に後退する弧状の凹部3c,3cを具備した
破線状の切込部3が閉ループ形状を保って形成されてい
る。
【0022】この第2実施例では前記第1実施例の作用
に加えて弧状の凹部3c,3cによって蓋用ラベル5の
剥離と閉止動作が容易となり、かつ、蓋用ラベル5の剥
離時における停止動作が確実になるという作用が得られ
る。更に、弧状の凹部3c,3cによって取出口4自体
の開口面積を小さくすることができて、密封性を向上さ
せることができ、液漏れを防止できる。即ち、密封時は
弧状の凹部3b,3b,3c,3cによって取出口は小
さくなっている。一方内容物の取出時には、弧状の凹部
3b,3b,3c,3cが内容物によって外方に拡開し
て取出が容易であり、取出口4そのものの開口面積を小
さくしても円滑な取出ができる。
に加えて弧状の凹部3c,3cによって蓋用ラベル5の
剥離と閉止動作が容易となり、かつ、蓋用ラベル5の剥
離時における停止動作が確実になるという作用が得られ
る。更に、弧状の凹部3c,3cによって取出口4自体
の開口面積を小さくすることができて、密封性を向上さ
せることができ、液漏れを防止できる。即ち、密封時は
弧状の凹部3b,3b,3c,3cによって取出口は小
さくなっている。一方内容物の取出時には、弧状の凹部
3b,3b,3c,3cが内容物によって外方に拡開し
て取出が容易であり、取出口4そのものの開口面積を小
さくしても円滑な取出ができる。
【0023】図6は前記切込部3の他の形状例を示す本
発明の第3実施例の平面図であり、この例では切込部3
の角部すべてに弧状の突出部3a,3aが形成され、更
に切込部3の4辺すべての中心部に切込部3の中心方向
に後退する弧状の凹部3c,3cが形成されている。
発明の第3実施例の平面図であり、この例では切込部3
の角部すべてに弧状の突出部3a,3aが形成され、更
に切込部3の4辺すべての中心部に切込部3の中心方向
に後退する弧状の凹部3c,3cが形成されている。
【0024】この第3実施例では切込部3の角部すべて
に弧状の突出部3a,3aが形成されているので、4方
向からの蓋用ラベル5の剥離と弧状の凹部3c,3cの
作用に基づく剥離防止作用が得られて、利用者の使い勝
手が高められるという作用が得られる。
に弧状の突出部3a,3aが形成されているので、4方
向からの蓋用ラベル5の剥離と弧状の凹部3c,3cの
作用に基づく剥離防止作用が得られて、利用者の使い勝
手が高められるという作用が得られる。
【0025】図7は切込部3の他の形状例を示す本発明
の第4実施例の平面図であり、この例では切込部3は蓋
用ラベル5の開方向の端部から開方向両側に延びる弧状
の突出部3a,3aと、この突出部3a,3aの幅員方
向中間部に位置して切込部3の中心方向に後退する弧状
の凹部3bが形成されているとともに切込部3の開閉方
向中心部に弧状の凹部3c,3cが形成され、更に蓋用
ラベル5の閉方向の切込部3の端部には平坦状の切断部
8が形成されている。
の第4実施例の平面図であり、この例では切込部3は蓋
用ラベル5の開方向の端部から開方向両側に延びる弧状
の突出部3a,3aと、この突出部3a,3aの幅員方
向中間部に位置して切込部3の中心方向に後退する弧状
の凹部3bが形成されているとともに切込部3の開閉方
向中心部に弧状の凹部3c,3cが形成され、更に蓋用
ラベル5の閉方向の切込部3の端部には平坦状の切断部
8が形成されている。
【0026】この第4実施例では、蓋用ラベル5のB方
向への開方向に対して切込部3に形成された弧状の凹部
3c,3cによって蓋用ラベル5の剥離が防止されるの
で、蓋用ラベル5の剥離時の方向性が確定されて動作の
確実性が高められるという作用が得られる。
向への開方向に対して切込部3に形成された弧状の凹部
3c,3cによって蓋用ラベル5の剥離が防止されるの
で、蓋用ラベル5の剥離時の方向性が確定されて動作の
確実性が高められるという作用が得られる。
【0027】図8は蓋用ラベル5の他の形状例と蓋用ラ
ベル5に覆われた切込部3の形状例を示す第5実施例の
平面図であり、この例では蓋用ラベル5の開閉方向の双
方の端部の裏面に感圧接着剤が塗布されていない剥離用
始端5a,5aが突設されており、更に蓋用ラベル5の
開閉方向の双方の端部から開閉方向両側に延びる弧状の
突出部3a,3aと、この突出部3a,3aの幅員方向
中間部に位置して切込部3の中心方向に後退する弧状の
凹部3b,3bとが形成されている。
ベル5に覆われた切込部3の形状例を示す第5実施例の
平面図であり、この例では蓋用ラベル5の開閉方向の双
方の端部の裏面に感圧接着剤が塗布されていない剥離用
始端5a,5aが突設されており、更に蓋用ラベル5の
開閉方向の双方の端部から開閉方向両側に延びる弧状の
突出部3a,3aと、この突出部3a,3aの幅員方向
中間部に位置して切込部3の中心方向に後退する弧状の
凹部3b,3bとが形成されている。
【0028】かかる第5実施例によれば、利用者が蓋用
ラベル5の何れか一方の剥離用始端5aを持って剥離を
行うことによって破線状の切込部3が破られ、剥離方向
の端末部近傍まで剥離した際に第1実施例と同様に包装
体1を構成する膜材の一部がフラップ状の膨出片となっ
て蓋用ラベル5の完全な剥離が防止される。第5実施例
では蓋用ラベル5の剥離動作が左右何れからでも可能で
あるように当初から設定されていることが特徴となって
おり、より一層使用に便ならしめている。
ラベル5の何れか一方の剥離用始端5aを持って剥離を
行うことによって破線状の切込部3が破られ、剥離方向
の端末部近傍まで剥離した際に第1実施例と同様に包装
体1を構成する膜材の一部がフラップ状の膨出片となっ
て蓋用ラベル5の完全な剥離が防止される。第5実施例
では蓋用ラベル5の剥離動作が左右何れからでも可能で
あるように当初から設定されていることが特徴となって
おり、より一層使用に便ならしめている。
【0029】更に、上記した各実施例において、切込部
3に代えて切込部3を打抜いて取出口を予め開口部とし
て形成しておくことができる。この切込部3を打抜いて
形成した場合には内蓋6の構成要素は存在することがな
く、内容物は感圧接着剤7に直接触れることとなる。
3に代えて切込部3を打抜いて取出口を予め開口部とし
て形成しておくことができる。この切込部3を打抜いて
形成した場合には内蓋6の構成要素は存在することがな
く、内容物は感圧接着剤7に直接触れることとなる。
【0030】尚、上記各実施例はウェットタイプのティ
ッシュペーパー等の液浸紙の包装体に本発明を実施した
場合に基づいて説明したが、上記以外にも菓子等の食
品、化粧品、薬品等の密封性の要求される包装体及び箱
体等にも適用することが可能である。
ッシュペーパー等の液浸紙の包装体に本発明を実施した
場合に基づいて説明したが、上記以外にも菓子等の食
品、化粧品、薬品等の密封性の要求される包装体及び箱
体等にも適用することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上記載した本発明にかかる包装体によ
れば以下に記す作用上の効果が得られる。即ち、包装体
に形成された切込部自体の形状によって蓋用ラベルの剥
離を容易に停止させることができるので、蓋用ラベルそ
のものには何等の改良を加える必要がなく、包装体の構
成が簡易化され、製造が容易でしかもコストが低廉化さ
れるという効果が得られる。更に、敢えて無理して剥離
を継続させると、剥離する力が膨出片の抵抗力に打ち勝
つが、その際は膨出片は切込部によって形成されている
ため、内蓋の部分のみが蓋用ラベルの感圧接着剤に貼着
し、膨出片から蓋用ラベルは剥離されて行き、しかも弧
状に突出部が剥離する力の緩衝地帯となるため、膨出片
の基部が破れることがない。即ち、膨出片を形成する弧
状の凹部及び突出部は、図2の状態から剥離を継続させ
た場合にも、膨出片の基部が破れることなく、蓋用ラベ
ルが包装体から完全に取り去れるような緩やかな角度の
ものとする。そのため、膨出片は抵抗体として剥離する
力を弱める方向に変化させる僅かな膨出で充分なものと
なる。
れば以下に記す作用上の効果が得られる。即ち、包装体
に形成された切込部自体の形状によって蓋用ラベルの剥
離を容易に停止させることができるので、蓋用ラベルそ
のものには何等の改良を加える必要がなく、包装体の構
成が簡易化され、製造が容易でしかもコストが低廉化さ
れるという効果が得られる。更に、敢えて無理して剥離
を継続させると、剥離する力が膨出片の抵抗力に打ち勝
つが、その際は膨出片は切込部によって形成されている
ため、内蓋の部分のみが蓋用ラベルの感圧接着剤に貼着
し、膨出片から蓋用ラベルは剥離されて行き、しかも弧
状に突出部が剥離する力の緩衝地帯となるため、膨出片
の基部が破れることがない。即ち、膨出片を形成する弧
状の凹部及び突出部は、図2の状態から剥離を継続させ
た場合にも、膨出片の基部が破れることなく、蓋用ラベ
ルが包装体から完全に取り去れるような緩やかな角度の
ものとする。そのため、膨出片は抵抗体として剥離する
力を弱める方向に変化させる僅かな膨出で充分なものと
なる。
【0032】
【0033】また、収納物の取出口の形状を改良したこ
とによって蓋用ラベルの剥離停止のみならず、蓋用ラベ
ルを2辺もしくは4辺のいずれの方向の端部から剥離し
ても蓋用ラベルを停止させることができるので、利用者
の使い勝手を高めることができる。
とによって蓋用ラベルの剥離停止のみならず、蓋用ラベ
ルを2辺もしくは4辺のいずれの方向の端部から剥離し
ても蓋用ラベルを停止させることができるので、利用者
の使い勝手を高めることができる。
【0034】蓋用ラベルの密封時はフラップ状の膨出部
によって取出口は小さくなっているので、包装体として
の密封性が向上して液漏れ等の発生を防止することがで
きる上、取出口そのものの面積を小さくしても収納物の
円滑な取出動作に支障が生じない。
によって取出口は小さくなっているので、包装体として
の密封性が向上して液漏れ等の発生を防止することがで
きる上、取出口そのものの面積を小さくしても収納物の
円滑な取出動作に支障が生じない。
【0035】また、ウェットティッシュ等の包装体に適
用した際には、繰り返し連続使用しても蓋用ラベル及び
包装体の取出口が破損せず、使用後は液密性を高めて内
容物を密封入することができる。更に包装体の取出口が
破線状の切込部によって形成されているため、利用者に
対して使用開始時の包装体が未使用であることを確認さ
せることができる。更に上記切込部が蓋用ラベルの内面
に接着して内蓋として機能するため、収納物に感圧接着
剤が接触することがない。
用した際には、繰り返し連続使用しても蓋用ラベル及び
包装体の取出口が破損せず、使用後は液密性を高めて内
容物を密封入することができる。更に包装体の取出口が
破線状の切込部によって形成されているため、利用者に
対して使用開始時の包装体が未使用であることを確認さ
せることができる。更に上記切込部が蓋用ラベルの内面
に接着して内蓋として機能するため、収納物に感圧接着
剤が接触することがない。
【0036】従って本発明によれば、包装体自体の構成
が簡易化され、かつ、繰り返し使用してもラベルを所定
の位置で停止するこが可能となり、ラベルの剥離を防止
するとともに使用後は液密性を高く保持して密封するこ
とができる包装体を提供することができる。
が簡易化され、かつ、繰り返し使用してもラベルを所定
の位置で停止するこが可能となり、ラベルの剥離を防止
するとともに使用後は液密性を高く保持して密封するこ
とができる包装体を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例にかかる包装体を全体的に
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】図1の包装体の使用態様を示す斜視図。
【図3】図1の包装体の使用態様を示す斜視図。
【図4】第1実施例における蓋用ラベルと切込部の形状
を示す平面図。
を示す平面図。
【図5】本発明の第2実施例である切込部の他の形状例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図6】本発明の第3実施例である切込部の他の形状例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図7】本発明の第4実施例である切込部の他の形状例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図8】本発明の第5実施例である蓋用ラベルと切込部
の形状を示す平面図。
の形状を示す平面図。
1…包装体 1a…重合部 1b…膨出片 2…液浸紙 3…切込部 3a…突出部 3b,3c…凹部 4…取出口 5…蓋用ラベル 5a…剥離用始端 6…内蓋 6a…膨出片 7…感圧接着剤 8…切断部
Claims (10)
- 【請求項1】 一面に全面的に感圧接着剤が塗布された
蓋用ラベルを包装体に開口形成される取出口を全面的に
覆う位置に開閉可能に貼着した包装体において、 上記蓋用ラベルが貼着される包装体の表面に、蓋用ラベ
ルの開閉方向の開方向の端部から開方向両側に延びる弧
状の突出部と、この突出部の幅員方向中間部の相対向す
る部位に位置して切込部の中心方向に後退する弧状の凹
部を具備する切込部を閉ループ形状を保って形成し、蓋
用ラベルを剥離した際に弧状の凹部によって形成される
膨出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反転して拡開
し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させる抵抗体となる
とともに、更に剥離を継続すると膨出片が蓋用ラベルの
裏面から離脱することを特徴とする包装体。 - 【請求項2】 蓋用ラベルの開閉方向の閉方向の端部に
位置する切込部を平坦状に形成した請求項1記載の包装
体。 - 【請求項3】 一面に全面的に感圧接着剤が塗布された
蓋用ラベルを包装体に開口形成される取出口を全面的に
覆う位置に開閉可能に貼着した包装体において、 上記蓋用ラベルが貼着される包装体の表面に、蓋用ラベ
ルの開閉方向の双方の端部からそれぞれ開閉方向両側に
延びる弧状の突出部と、この突出部の幅員方向中間部の
相対向する部位に位置して切込部の中心方向に後退する
弧状の凹部とを具備する切込部を閉ループ形状を保って
形成し、蓋用ラベルを剥離した際に弧状の凹部によって
形成される膨出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したまま反
転して拡開し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させる抵
抗体となるとともに、更に剥離を継続すると膨出片が蓋
用ラベルの裏面から離脱することを特徴とする包装体。 - 【請求項4】 蓋用ラベルの開閉方向両端部に裏面に感
圧接着剤が塗布されていない一対の剥離用始端を突設し
た請求項3記載の包装体。 - 【請求項5】 蓋用ラベルの開閉方向中間部に位置する
切込部を中心方向に後退する弧状の凹部として形成した
請求項1,2,3又は4記載の包装体。 - 【請求項6】 一面に全面的に感圧接着剤が塗布された
蓋用ラベルを包装体に開口形成される取出口を全面的に
覆う位置に開閉可能に貼着した包装体において、 上記蓋用ラベルが貼着される包装体の表面に、角部すべ
てに弧状の突出部を形成するとともに、4辺すべての中
心部に切込部の中心方向に後退する弧状の凹部を形成し
た切込部を閉ループ形状を保って形成し、4辺のいずれ
かの方向から蓋用ラベルを剥離した際に弧状の凹部によ
って形成される膨出片が蓋用ラベルの裏面に貼着したま
ま反転して拡開し、蓋用ラベルを剥離する力を減少させ
る抵抗体となるとともに、更に剥離を継続すると膨出片
が蓋用ラベルの裏面から離脱することを特徴とする包装
体。 - 【請求項7】 切込部を破線状に形成した請求項1,
2,3,4,5又は6記載の包装体。 - 【請求項8】 切込部に代えて切込部を打抜いて取出口
を形成した請求項1,2,3,4,5又は6記載の包装
体。 - 【請求項9】 包装体内に収納する内容物が、ウェット
ティッシュペーパーもしくは菓子等の食品、化粧品、薬
品等の密封性の要求される商品である請求項1,2,
3,4,5,6,7又は8記載の包装体。 - 【請求項10】 包装体の形状を箱体とした請求項1,
2,3,4,5,6,7,8又は9記載の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093707A JP2584431B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093707A JP2584431B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277379A JPH07277379A (ja) | 1995-10-24 |
JP2584431B2 true JP2584431B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=14089889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6093707A Expired - Fee Related JP2584431B2 (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584431B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW290517B (en) * | 1996-04-01 | 1996-11-11 | Yamada Chiyoe | Packet for wet tissues |
US10273068B2 (en) * | 2014-12-23 | 2019-04-30 | Sonoco Development, Inc. | Die cut opening for multi-layer flexible package |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62171479U (ja) * | 1986-04-22 | 1987-10-30 | ||
JPH0327987U (ja) * | 1989-07-29 | 1991-03-20 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6093707A patent/JP2584431B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07277379A (ja) | 1995-10-24 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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