JPH1024972A - 包装体の蓋用ラベル - Google Patents

包装体の蓋用ラベル

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JPH1024972A
JPH1024972A JP19984196A JP19984196A JPH1024972A JP H1024972 A JPH1024972 A JP H1024972A JP 19984196 A JP19984196 A JP 19984196A JP 19984196 A JP19984196 A JP 19984196A JP H1024972 A JPH1024972 A JP H1024972A
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JP
Japan
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label
package
peeling
lid
slit
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JP19984196A
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English (en)
Inventor
Masao Moriyama
政男 森山
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Meisei Sansho Co Ltd
Original Assignee
Meisei Sansho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水性若しくは油性の化粧料又は薬剤その他を
紙、織布又は不織布等に含浸せしめて水分不透過性の袋
に詰めてなるウェットティッシュペーパーの包装体の取
出口を繰返して開閉・密封可能に封止する蓋用ラベルに
おける使用後に再密封する際の操作性及び密着性を高め
て使用時の液密性を維持する等の使い勝手を改善するこ
とを目的とする。 【解決手段】 裏面に感圧接着剤6が塗布されて包装体
11の取出口19を被覆して密封する包装体の蓋用ラベ
ル1であって、該蓋用ラベル1の内方部に剥離方向に開
放した開ループ状のラベルスリット2を形成することに
より、取出口19を被覆して繰返して開閉・密封可能な
ラベル剥離部3と、ラベル剥離部3を剥離した際に包装
体11に残存するラベル枠部4とを形成した構成にして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装体の蓋用ラベル
に関し、例えば水性若しくは油性の化粧料又は薬剤その
他を紙、織布又は不織布等に含浸せしめて水分不透過性
の袋に詰めてなるウェットティッシュペーパーの包装体
の取出口を繰返して開閉・密封可能に封止する蓋用ラベ
ルにおける使用後に再密封する際の操作性及び密着性を
高めて使用時の液密性を維持する等の使い勝手を改善す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近時、化粧料又は薬剤を含浸せしめたウ
ェットタイプのティッシュペーパーが広く普及してい
る。その包装体は水分不透過性の膜材を用いて密閉状に
形成し、膜材の内部にウェットティッシュペーパーの束
体を一枚毎に繰り出し可能に収納して開放端部を熱融着
し、膜材の一部に取出口として開又は閉のループからな
る切込部を形成しておき、その切込部の上面に独立部品
からなる蓋用のラベルを感圧接着剤を用いて繰返して開
閉・密封可能に貼着した構造が提供されている。
【0003】例えば図17,図18に示したように水分
不透過性のフィルム素材からなる包装体11の内方に一
枚毎に繰り出し自在に積層したウェットティッシュペー
パー12の束体を充填し、その下面重合部11b及び両
端部の重合部11a,11aを熱融着等により固着して
いる。そして包装体11の表面略中央部には切込部13
が形成され、この切込部13の上面に独立部品である蓋
用ラベル14が繰返して開閉・密封可能に装着されてい
る。
【0004】上記蓋用ラベル14の裏面には非硬化性の
感圧接着剤15が塗布されており、かつ、その一方端に
は裏面に感圧接着剤15が塗布されていない剥離用始端
16が突設されている。また蓋用ラベル14の他方端に
近接した部位には、蓋用ラベル14の剥離を停止するた
めの剥離方向の一端が開放した開ループ状の切込部1
7,17が設けられている。
【0005】かかる包装体11の構成によれば、使用者
が蓋用ラベル14の剥離用始端16を掴んで図18に示
した位置まで引き上げることにより、前記切込部13が
切り取られてウェットティッシュペーパー12の取出口
19となり、又切り取られた部分が蓋用ラベル14の裏
面に接着されて、取出口19を覆う内蓋20となる。従
って蓋用ラベル14を繰返して開閉・密封した場合にあ
っても、上記内蓋20が取出口19の上面を覆って取出
口19の液密性を維持することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の包装体の蓋用ラベルを用いた場合には、蓋用
ラベル14を剥離して内容物であるウェットティッシュ
ペーパー12を取りだした後に包装体11に再密着させ
る際に、充分に注意を払わないと包装体11の表面、特
に取出口19の近傍が皺になりやすく、蓋用ラベル14
が包装体11に密着せず、隙間が発生してしまい携行時
にウェットティッシュペーパー12に含浸させてある液
体が漏れだしたり、或は蒸発してしまいウェットティッ
シュペーパー12が乾燥してしまうこと等の課題があっ
た。また、ウェットティッシュペーパー12は湿潤状態
でティッシュを収納しているものであるため、密封性が
保持できないと使用中に雑菌が混入する惧れがあり、従
って密封性を保って液密性を保持することは商品のイメ
ージ上及び品質管理上から重要な要件となっている。
【0007】これは包装体11を構成するフィルム素材
に強度がなく、フレキシブルな素材であるため、保形性
に乏しく、自らがフラットな状態を維持することができ
ないために、蓋用ラベル14を剥離するときや携行時に
包装体11に皺が入るため、蓋用ラベル14を再密着さ
せるときに蓋用ラベル14と包装体11を密接させるこ
とが困難であり、しかも感圧接着剤15の存在があるた
め、蓋用ラベル14は包装体11との間に隙間を有した
まま感圧接着剤15によって閉じられることとなるので
ある。そのため、使用者も再密封作業には充分な注意を
払う必要があり、取扱の利便性に欠ける点があった。
【0008】なお、包装体11の取出口19の近傍の裏
面に別体のテープ状素材を貼着して皺の発生を防ぐ構成
も提供されているが、包装体11と蓋用ラベル14以外
に他の部品を必要とし、かつ、製造工程において取付け
工程が必要となり、実用性に欠ける。
【0009】そこで本発明はこのような従来の包装体の
蓋用ラベルが有している課題を解消して、使用後に再密
封する際の操作性及び密着性を高めて使用時の液密性を
維持する等の使い勝手を改善した蓋用ラベルを提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、裏面に感圧接着剤が塗布されて包装体の取
出口を被覆して密封する包装体の蓋用ラベルであって、
蓋用ラベルの内方部に剥離方向に開放した開ループ状の
ラベルスリットを形成することにより、取出口を被覆し
て繰返して開閉・密封可能なラベル剥離部と、ラベル剥
離部を剥離した際に包装体に残存するラベル枠部とを形
成した包装体の蓋用ラベルを提供する。また、ラベルス
リットの開放端部に剥離停止部を形成してなる構成、ラ
ベルスリットの開放端部を外方に湾曲させてなる構成、
ラベルスリットの開放端部を外方に円弧状又は波状に湾
曲させてなる構成を提供する。
【0011】また、蓋用ラベルの内方部に閉ループ状の
ラベルスリットを形成することにより、取出口を被覆し
て繰返して開閉・密封可能なラベル剥離部と、ラベル剥
離部を剥離した際に包装体に残存するラベル枠部とを形
成するとともに、ラベル剥離部の剥離方向の端部に剥離
停止部を形成してなる構成、及び剥離停止部はラベル剥
離部の剥離方向の端部に形成された剥離方向の一端が開
放した開ループ状の切込部である構成を提供する。
【0012】更に、ラベル剥離部の閉方向端部に剥離用
始端を形成してなる構成、剥離用始端の裏面には感圧接
着剤を塗布しないようにした構成、ラベル枠部はラベル
剥離部の全周を囲繞する構成、ラベル枠部の剥離方向の
端部を包装体に固着するようにした構成、及びラベル枠
部の外周部を包装体に固着するようにした構成を提供す
る。
【0013】上記構成の本発明によれば、ラベル剥離部
の周囲にラベル枠部が存在し、このラベル枠部は常時包
装体に密着している。即ち、ラベル剥離部を剥離すると
きも閉じるときも包装体に密着しているため、包装体は
このラベル枠部の存在によって補強されてフラットな状
態に保持されることとなり皺になりにくい。そのため、
ラベル剥離部を閉じて包装体に密着させるときに包装体
とラベル剥離部を密接させることが容易であり、隙間を
生じることなく取出口を密封することができる。また、
包装体に皺が生じにくいため、ラベル剥離部を閉じると
きに十分に注意を払う必要がなく、開閉動作もスムーズ
となり、使い勝手が向上する。しかも、ラベル枠部は蓋
用ラベルの一部を構成するものであるため、包装体と蓋
用ラベル以外に別体の部品を必要とすることもなく、か
つ、製造工程も従来と同様である。
【0014】また、包装体の内容物が減少しても包装体
の形状を維持することができ、最後まで元の状態で使用
することができる。そして、サイズや強度を変更するこ
とが容易であり、内容物に応じて実施することが可能で
ある。また、ラベル剥離部はラベルスリットの開放端に
形成した湾曲部、或はラベル剥離部の剥離方向の端部に
剥離方向の一端が開放した開ループ状の切込部等の剥離
停止部の存在によって、剥離する力が軽減されて容易に
停止することができる。更に、ラベル枠部の外周部等を
感圧接着剤より強い接着力によって固着することによ
り、剥離を停止させることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図を用いて本発明にかかる蓋
用ラベルの実施の形態を、前記従来の構成部分と同一の
構成部分には同一の符号を付して詳述する。図1〜図9
は本発明の第1実施形態を示すものであり、図1は本発
明にかかる蓋用ラベルをウェットティッシュペーパーの
包装体に使用した例を示す全体斜視図、図2はその蓋用
ラベルを剥離した状態を示す全体斜視図である。図にお
いて11は水分不透過性のフィルム素材からなる包装体
であり、包装体11の内側には一枚毎に繰り出し自在に
積層した水性若しくは油性の化粧料又は薬剤その他を
紙、織布又は不織布等に含浸せしめたウェットティッシ
ュペーパー12の束体が充填されている。この包装体1
1の下面重合部11b及び両端部の重合部11a,11
aは熱融着等により固着されている。なお、包装体11
の素材としては柔らかく携行時や触れたときの感触のよ
い薄く柔らかでフレキシブル性に富んだものが適当であ
る。
【0016】包装体11の表面略中央部には所定間隔の
連結点13aを有する閉ループ状の切込(スリット)か
らなる切込部13が形成されており、この切込部13の
上面に本発明にかかる蓋用ラベル1が裏面に塗布された
感圧接着剤6によって繰返して開閉・密封可能に貼着さ
れている。19は取出口であり、蓋用ラベル1が最初に
剥離される際に、蓋用ラベル1の裏面に塗布されている
感圧接着剤6によって切込部13が切り離されて開口形
成される。また、切り離された部分は蓋用ラベル1の裏
面に貼着されて、取出口19を覆う内蓋20となる。
【0017】蓋用ラベル1は水分不透過性のフィルム素
材からなり、取出口19を被覆する所定の形状と面積を
有する。フィルム素材としては包装体11より厚めで、
それ自体保形性を有して皺になりにくいものが適当であ
る。図示例は角部をアール状とした矩形の形態と包装体
11の表面の殆どを被覆する面積を有している。この蓋
用ラベル1の内方部に剥離方向に開放した所定間隔の連
結点2aを有する開ループ状のラベルスリット2を形成
することにより、取出口19を被覆して繰返して開閉・
密封可能なラベル剥離部3と、ラベル剥離部3を剥離し
た際に包装体11に残存するラベル枠部4とを形成して
いる。なお、開ループ状のラベルスリット2の連結点2
aは任意の個数でよく、少ない方がフィルム素材の方向
性によって破れたりすることがなく、適当である。ま
た、連結点2aを形成することなくラベルスリット2を
打ち抜き形成してもよい。或はハーフスリット等として
形成することもできる。
【0018】ラベルスリット2はラベルスリット2によ
って形成されるラベル剥離部3が取出口19を被覆する
ことができ、かつ、剥離方向の端部が開放しているもの
であれば、蓋用ラベル1の内方部の任意の位置に所定の
形状で形成することができる。そして、ラベルスリット
2の密着方向の端部はラベル剥離部3の端部に剥離用始
端7を形成するように密着方向に突出している。一方ラ
ベルスリット2の剥離方向の開放端部には剥離停止部と
しての湾曲部5を形成してある。図1,図2に示す例で
は湾曲部5は先端部が密着方向に向いた円弧状に形成さ
れ、図6に示す例では湾曲部5は波状に形成されてい
る。これはラベル剥離部3を剥離したときに剥離を停止
することが容易なように剥離する力を吸収して弱めるよ
うに作用するものである。また、円弧状或は波状として
あるため、剥離する力をうまく吸収して破れたりするこ
とがない。なお、剥離する力を吸収して剥離停止部とし
て機能するものであれば他の構成であってもよい。
【0019】ラベル剥離部3は取出口19を開口させる
ために繰返して開閉・密封させるためのものであり、一
方、ラベル枠部4はラベル剥離部3の周囲に存在して、
常時包装体11に密着しているものである。即ち、ラベ
ル剥離部3を剥離するときも閉じるときも包装体11に
密着しているものであって、包装体11を補強してフラ
ットな状態に保持して皺になりにくいようにするための
ものである。
【0020】蓋用ラベル1の裏面には非硬化性の感圧接
着剤6が全面的に塗布されているとともに、図5に示す
ように剥離用始端7の近傍には幅方向に感圧接着剤6が
塗布されていない空白部8が形成されている。この空白
部8の存在によって、剥離用始端7の裏面には感圧接着
剤6が塗布されていないため、剥離が容易である。
【0021】かかる蓋用ラベル1の構成によれば、使用
者が蓋用ラベル1の剥離用始端7を持って図1の左端か
ら右方へ向けて剥離を始めると、ラベルスリット2の連
結点2aが切り取られてラベル剥離部3が剥離される。
このときラベル剥離部3を囲繞するラベル枠部4は剥離
されることなく、包装体11上に貼着している。このラ
ベル剥離部3の剥離が進むと包装体11に形成された切
込部13の連結点13aが切り取られ、取出口19が露
出する。なお、切り取られた部分はラベル剥離部3の裏
面に接着されて、取出口19を覆う内蓋20となる。更
にラベル剥離部3の剥離が湾曲部5にまで達すると、こ
の湾曲部5の先端部は密着方向に湾曲しているととも
に、ラベル剥離部3を囲繞するようにしてラベル枠部4
が包装体11に貼着しているため、ラベル剥離部3を剥
離しようとする力が湾曲部5及びラベル枠部4の存在に
よって吸収されて、ラベル剥離部3の剥離が図2に示し
た状態で停止される。
【0022】そこで使用者は包装体11の内部に充填さ
れているウェットティッシュペーパー12の束体から一
枚毎に繰り出して使用に供することが出来る。そして使
用後はラベル剥離部3を閉じることによって感圧接着剤
6の作用に基づいてラベル剥離部3が取出口19を覆っ
て包装体11に密着し、内容物を密封するので、以後繰
返して包装体11の開閉・密封動作を行うことにより、
連続的な使用に供することができる。
【0023】この剥離したラベル剥離部3を再度閉じて
包装体11に密着させる際に、ラベル剥離部3が再密着
すべき包装体11の表面の周囲はラベル枠部4が貼着し
た状態であるため、包装体11はこのラベル枠部4に補
強されてフラットな状態に保持されることとなり皺にな
りにくい。そのため、ラベル剥離部3を閉じて包装体1
1に密着させるときに包装体11とラベル剥離部3を密
接させることが容易であり、隙間を生じることなく取出
口19を密封することができる。従って、蓋用ラベルが
包装体11に密着せず、隙間が発生してしまい携行時に
ウェットティッシュペーパー12に含浸させてある液体
が漏れだしたり、或は蒸発してしまいウェットティッシ
ュペーパーが乾燥してしまうこと等の従来の課題を解決
することができる。
【0024】図7,図8,図9は第1実施形態の他例を
示しており、図7に示す例では感圧接着剤6とは別個の
接着剤によりラベル枠部4の剥離方向の端部を包装体1
1に固着する固着部9を形成するとともに、ラベルスリ
ット2を固着部9まで延長している。また、図8に示す
例では図7に示す例と同様の固着部9を形成するととも
に、ラベルスリット2の開放端部を湾曲部5として形成
している。更に、図9に示す例では感圧接着剤6とは別
個の接着剤によりラベル枠部4の外周部を包装体11に
固着する固着部9を形成している。これらの固着部9を
形成するための接着剤は感圧接着剤6より強固な接着力
を有するもの、或は感圧接着剤6を重ね塗りするように
してもよい。これらの固着部9の存在によって、ラベル
枠部4の剥離方向の端部或は全周が包装体11に固着さ
れているため、ラベル剥離部3を剥離した際に、取出口
19を露出させた後に、剥離する力に対して固着部9の
固着力が打ち勝つため、ラベル剥離部3の剥離を容易に
停止させることができる。なお、この固着部9は前記し
た湾曲部からなる剥離停止部と併用することもできる。
【0025】次に本発明の第2実施形態を図10〜図1
6に基づいて説明する。前記第1実施形態と同一の構成
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図1
0は本発明にかかる蓋用ラベルをウェットティッシュペ
ーパーの包装体に使用した例を示す全体斜視図、図11
はその蓋用ラベルを剥離した状態を示す全体斜視図であ
る。第2実施形態の特徴は蓋用ラベル1の内方部に形成
されるラベルスリット2を閉ループ状としたことにあ
る。
【0026】また、ラベル剥離部3の剥離を停止するた
め、ラベル剥離部3の剥離方向の端部に剥離方向の一端
が開放した開ループ状の切込部17等の剥離停止部を形
成してなる。この剥離停止部として切込部17そのもの
の構成は従来例と同様であり、図11の剥離した状態に
示すように、切込部17によって包装体11上に残存片
18が残り、この残存片18が剥離する力の抵抗となっ
て剥離を停止することができるものである。
【0027】この第2実施形態においてラベル剥離部3
の周囲をラベル枠部4で囲繞しているため、包装体11
はこのラベル枠部4に補強されてフラットな状態に保持
されることとなり皺になりにくい等第1実施形態と同様
の作用を奏する。この第2実施形態は丁度図17に示す
従来例の蓋用ラベル14の周囲にラベル枠部を形成した
構成となるが、従来例では蓋用ラベル14と別体の部材
を必要とするのに対し、本発明では蓋用ラベル1そのも
のにラベル枠部4を形成することができるため、部品点
数が少なく、製造が容易であり、かつ、ラベル剥離部3
とラベル枠部4とが密着して一体性を有して使い勝手が
よいとともに見栄えもよい。その他の構成は第1実施形
態と同様である。
【0028】なお、上記説明はウェットタイプのティッ
シュペーパーの包装体に本発明を実施した場合に基づい
て説明したが、本発明は、菓子、食品等の他の密封性の
要求される多種多様な包装体にそのまま使用できるもの
である。
【0029】
【発明の効果】上記記載した本発明によれば、ラベル剥
離部の周囲にラベル枠部が存在し、このラベル枠部は常
時包装体に密着している。即ち、ラベル剥離部を剥離す
るときも閉じるときも包装体に密着しているため、包装
体はこのラベル枠部の存在によって補強されてフラット
な状態に保持されてることとなり皺になりにくい。その
ため、ラベル剥離部を閉じて包装体に密着させるときに
包装体とラベル剥離部を密接させることが容易であり、
隙間を生じることなく取出口を密封することができる。
また、包装体に皺が生じにくいため、ラベル剥離部を閉
じるときに十分に注意を払う必要がなく、開閉動作もス
ムーズとなり、使い勝手が向上する。しかも、ラベル枠
部は蓋用ラベルの一部を構成するものであるため、包装
体と蓋用ラベル以外に別体の部品を必要とすることもな
く、かつ、製造工程も従来と同様である。
【0030】また、包装体の内容物が減少しても包装体
の形状を維持することができ、最後まで元の状態で使用
することができる。そして、サイズや強度を変更するこ
とが容易であり、内容物に応じて実施することが可能で
ある。また、ラベル剥離部はラベルスリットの開放端に
形成した湾曲部等の剥離停止部の存在によって、剥離す
る力が軽減されて容易に停止することができる。更に、
ラベル枠部の外周部等を感圧接着剤より強い接着力によ
って固着することにより、剥離を停止させることもでき
る。
【0031】また、実施に際して、単に蓋用ラベルの構
成を変更するだけで良いので、従来例のように別体の部
材を用意して貼着する必要がなく、製造コストが低廉化
されるとともにデザイン上からも好ましい蓋用ラベルを
提供することができる。更に、蓋用ラベルの面積が拡大
するため広告等の各種の情報を提供する場所が拡大され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用した蓋用ラベルを
貼着した包装体の全体斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態を適用した包装体の蓋用
ラベルを剥離した状態を示す全体斜視図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の蓋用ラベルの表面図。
【図5】図1の蓋用ラベルの裏面図。
【図6】蓋用ラベルの他例を示す表面図。
【図7】蓋用ラベルの他例を示す裏面図。
【図8】蓋用ラベルの他例を示す裏面図。
【図9】蓋用ラベルの他例を示す裏面図。
【図10】本発明の第2実施形態を適用した蓋用ラベル
を貼着した包装体の全体斜視図。
【図11】本発明の第2実施形態を適用した包装体の蓋
用ラベルを剥離した状態を示す全体斜視図。
【図12】図10の平面図。
【図13】図10の蓋用ラベルの表面図。
【図14】図10の蓋用ラベルの裏面図。
【図15】蓋用ラベルの他例を示す裏面図。
【図16】蓋用ラベルの他例を示す裏面図。
【図17】従来の蓋用ラベルを貼着した包装体の全体斜
視図。
【図18】従来の包装体の蓋用ラベルを剥離した状態を
示す全体斜視図。
【符号の説明】
1…蓋用ラベル 2…ラベルスリット 3…ラベル剥離部 4…ラベル枠部 5…湾曲部 6…感圧接着剤 7…剥離用始端 8…空白部 9…固着部 11…包装体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に感圧接着剤が塗布されて包装体の
    取出口を被覆して密封する包装体の蓋用ラベルであっ
    て、蓋用ラベルの内方部に剥離方向に開放した開ループ
    状のラベルスリットを形成することにより、取出口を被
    覆して繰返して開閉・密封可能なラベル剥離部と、ラベ
    ル剥離部を剥離した際に包装体に残存するラベル枠部と
    を形成したことを特徴とする包装体の蓋用ラベル。
  2. 【請求項2】 ラベルスリットの開放端部に剥離停止部
    を形成してなる請求頁1記載の包装体の蓋用ラベル。
  3. 【請求項3】 ラベルスリットの開放端部を外方に湾曲
    させてなる請求頁1記載の包装体の蓋用ラベル。
  4. 【請求項4】 ラベルスリットの開放端部を外方に円弧
    状又は波状に湾曲させてなる請求頁1記載の包装体の蓋
    用ラベル。
  5. 【請求項5】 裏面に感圧接着剤が塗布されて包装体の
    取出口を被覆して密封する包装体の蓋用ラベルであっ
    て、蓋用ラベルの内方部に閉ループ状のラベルスリット
    を形成することにより、取出口を被覆して繰返して開閉
    ・密封可能なラベル剥離部と、ラベル剥離部を剥離した
    際に包装体に残存するラベル枠部とを形成するととも
    に、ラベル剥離部の剥離方向の端部に剥離停止部を形成
    してなることを特徴とする包装体の蓋用ラベル。
  6. 【請求項6】 剥離停止部はラベル剥離部の剥離方向の
    端部に形成された剥離方向の一端が開放した開ループ状
    の切込部である請求頁5記載の包装体の蓋用ラベル。
  7. 【請求項7】 ラベル剥離部の閉方向端部に剥離用始端
    を形成してなる請求頁1,2,3,4,5又は6記載の
    包装体の蓋用ラベル。
  8. 【請求項8】 剥離用始端の裏面には感圧接着剤を塗布
    しないようにした請求頁7記載の包装体の蓋用ラベル。
  9. 【請求項9】 ラベル枠部はラベル剥離部の全周を囲繞
    する請求頁1,2,3,4,5,6,7又は8記載の包
    装体の蓋用ラベル。
  10. 【請求項10】 ラベル枠部の剥離方向の端部を包装体
    に固着するようにした請求頁1,2,3,4,5,6,
    7,8又は9記載の包装体の蓋用ラベル。
  11. 【請求項11】 ラベル枠部の外周部を包装体に固着す
    るようにした請求頁1,2,3,4,5,6,7,8又
    は9記載の包装体の蓋用ラベル。
JP19984196A 1996-07-09 1996-07-09 包装体の蓋用ラベル Pending JPH1024972A (ja)

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JP19984196A JPH1024972A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 包装体の蓋用ラベル

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