JP3404845B2 - ディスクカートリッジ包装体 - Google Patents

ディスクカートリッジ包装体

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JP3404845B2 JP33577193A JP33577193A JP3404845B2 JP 3404845 B2 JP3404845 B2 JP 3404845B2 JP 33577193 A JP33577193 A JP 33577193A JP 33577193 A JP33577193 A JP 33577193A JP 3404845 B2 JP3404845 B2 JP 3404845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクカートリッ
ジ、例えば3.5インチマイクロフロッピーディスク等
を収納して陳列販売するディスクカートリッジ包装体に
関し、特に収納したディスクカートリッジの保護を目的
としてなされたものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジ包装体として、例
えば図20に示したようにフロッピーディスクカートリ
ッジ101を収納する包装体本体部102と、該包装体
本体部102の一端部に設けたカートリッジ挿抜口10
3を開閉するカバー104と、上記包装体本体部102
の一部を切り起すことにより形成される吊下用のタブ1
05を備えたものがある。
【0003】上記カバー104は、上記包装体本体部1
02の一端に折曲部106を介して連設されていて、上
記カートリッジ挿抜口103を開閉する挿抜口開閉部1
07と、該挿抜口開閉部107に折曲部108を介して
連設されていて、上記包装体本体部102の前面板10
9,110,111に重ね合わせる前面板重合部112
を備えている。
【0004】そして、上記包装体本体部102内にフロ
ッピーディスクカートリッジ101を収納したのち、上
記カバー104の挿抜口開閉部107で包装体本体部1
02のカートリッジ挿抜口103を閉じ、前面板重合部
112を包装体本体部102の前面板109,110,
111上に重ね合わせ、上記前面板重合部112の先端
をホットメルト接着剤等の接着剤113により、上記前
面板111に接着すると共に、上記吊下用のタブ105
を切り起し、図21に示したように、ハンガーロッド1
14等に吊下して販売等に供するようになっている。
【0005】また、上記ディスクカートリッジ包装体の
購入者は、前面板重合部110に設けられた破断部11
5を破ることにより、カバー104の係止を解き、該カ
バー104を開いて、包装体本体部102からフロッピ
ーディスクカートリッジ101を取り出して使用する。
116は、上記破断部115を破断することにより前面
板重合部112の先端に形成された係止舌片、117は
上記係止舌片116を挿入するために前面板111に設
けられた舌片挿入孔である。
【0006】そして、フロッピーディスクカートリッジ
101を使用し終わったらこれを包装体本体部102内
に収納し、上記係止舌片116を舌片挿入孔117に挿
入して、カバー104を被せた状態にすることにより、
包装体をディスクカートリッジ収納ケースとして反復使
用することができるようになっている。
【0007】なお、フロッピーディスクカートリッジ1
01は、図20に示したように、シェル101aの一端
側の薄肉部101bにシャッタ101cがスライド可能
に取付けられている。
【0008】また、シェル101aの他端側の薄肉部1
01dに図示省略のラベル等が貼着される。
【0009】そして、上記フロッピーディスクカートリ
ッジ101は、シャッタ101cをカートリッジ挿抜口
103側に向けた状態で包装体本体部102内に収納さ
れて包装されるようになっている。
【0010】なお、101e,101fは、シェル10
1aの左右両側部の厚肉部であり、これら厚肉部101
e,101fは、上記薄肉部101dに較べて機械的強
度に優れ、変形しにくいようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のデ
ィスクカートリッジ包装体には次に述べるような課題が
あった。
【0012】(1)カバー104の前面板重合部112
の先端を前面板111に接着する際の加圧によりフロッ
ピーディスクカートリッジ101内のフロッピーがダメ
ージを受ける虞れがある。
【0013】何故ならば、上記接着部分には、フロッピ
ーディスクカートリッジ101のラベル等を貼着するた
めの薄肉部101dが位置し、該薄肉部101dは、そ
の性質上、弾性変形しやすいからである。
【0014】(2)吊下用のタブ105を切り起した後
に残る切欠窓から塵埃等が侵入し、フロッピーディスク
に悪影響を及ぼす。
【0015】(3)係止舌片116を舌片挿入孔117
に挿入した際に、上記係止舌片116がフロッピーディ
スクカートリッジ101の表面に接触し、擦れて、フロ
ッピーディスクカートリッジ101の表面を損傷した
り、或は係止舌片116自体が損傷してしまう。
【0016】本発明は、上記従来の課題を解決し、フロ
ッピーディスクカートリッジを接着の際における加圧力
等から保護することのできるディスクカートリッジ包装
体を提供することを目的としてなされたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スクカートリッジを収納する包装体本体部と、該包装体
本体部の一端部に設けたカートリッジ挿抜口を開閉する
カバーとを備え、上記カバーは、上記包装体本体部のカ
ートリッジ挿抜口を開閉する挿抜口開閉部と、該挿抜口
開閉部に連設されていて、上記包装体本体部の前面板に
重ね合わせる前面板重合部とを備えたディスクカートリ
ッジ包装体において、上記前面板重合部は、上記挿抜口
開閉部と直交する方向の両側部が上記包装体本体部の前
面板の両側部に接着されていて、上記包装体本体部又は
カバーは、吊下用のタブを切り起し形成する切断部と、
該切断部で上記吊下用のタブを切り起し形成したあとに
できる切欠窓を閉塞する閉塞板とを有し、かつ、係止舌
片を有し、包装体本体部は、上記係止舌片を挿入する舌
片挿入孔を前面板に有すると共に、上記舌片挿入孔に挿
入した係止舌片を、上記前面板との間で挾持する舌片挾
持部を有している。
【0018】
【0019】請求項2の発明は、請求項1のディスクカ
ートリッジ包装体において、吊下用 のタブを切り起し形
成する切断部は、爪先挿入用の切欠部を有している。
【0020】請求項3の発明は、請求項1のディスクカ
ートリッジ包装体において、係止舌片は、舌片挿入孔へ
の挿入方向と逆方向に伸びる抜止片を有している。
【0021】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
のディスクカートリッジ包装体において、 包装体本体部
は、背面板と、該背面板の両側部に第1,第2折曲部を
介して連設された左右の側面板と、これら側面板の両側
部に第3,第4折曲部を介して連設された左右の前面板
とを備えていて、 上記背面板は、カートリッジ挿抜口側
の端部に、上記第1,第2折曲線に沿う一対の切欠部
と、これら一対の切欠部の端部に跨がる折曲部を有して
いる。
【0022】請求項5の発明は、請求項1又は2又は3
又は4のディスクカートリッジ包装体において、カバー
の前面板重合部は、透明の覗き窓を有している。
【0023】請求項6の発明は、請求項1又は2又は3
又は4のディスクカートリッジ包装体において、上記吊
下用のタブを切り起こし形成したあとにできる切欠窓を
閉塞する閉塞板を、上記前面板重合部の第1重合部に折
曲部を介して一体に形成した。
【0024】請求項7の発明は、ディスクカートリッジ
を収納する包装体本体部と、該包装体本体部の一端部に
設けたカートリッジ挿抜口を開閉するカバーとを備え、
上記カバーは、上記包装体本体部の背面板に重ね合わせ
る背面板重合部と、該背面板重合部に連設されていて、
上記カートリッジ挿抜口を開閉する挿抜口開閉部と、該
挿抜口開閉部に連設されていて、上記包装体本体部の前
面板に重ね合わせる前面板重合部とを備えたディスクカ
ートリッジ包装体において、上記背面板重合部は、上記
挿抜口開閉部側に位置し、上記包装体本体部の背面 板に
対して接離可能な非接着部と、上記挿抜口開閉部の反対
側に位置し、上記包装体本体部の背面板に一体的に接着
された接着部とを有し、上記前面板重合部は、上記挿抜
口開閉部と直交する方向の両側部が上記包装体本体部の
前面板の両側部に接着され、 上記包装体本体部又はカ
バーは、吊下用のタブを切り起し形成する切断部と、該
切断部で上記吊下用のタブを切り起し形成したあとにで
きる切欠窓を閉塞する閉塞板とを有し、かつ、係止舌片
を有し、包装体本体部は、上記係止舌片を挿入する舌片
挿入孔を前面板に有すると共に、上記舌片挿入孔に挿入
した係止舌片を、上記前面板との間で挾持する舌片挾持
部を有している。
【0025】
【作用】請求項1のディスクカートリッジ包装体は、カ
バーの前面板重合部を包装体本体部の前面板に接着する
際にフロッピーディスクカートリッジのシェルの下端
(シャッタの取付端と反対側の端部)は押圧されず、比
較的強度の強い左右両側部が押圧されるので、シェルの
変形を抑制する。また、吊下用のタブを切り起した後に
残る切欠窓は閉塞板によって塞がれているので、上記切
欠窓から塵埃等が侵入するのを阻止する。また、ディス
クカートリッジ包装体は、係止舌片を舌片挿入孔に挿入
すれば、上記係止爪片は、前面板重合部の内面と舌片挾
持部との間で挾着保持される。
【0026】
【0027】請求項のディスクカートリッジ包装体
は、爪先挿入用の切欠部から爪先を挿入して、吊下用の
タブを切り起すことができる。
【0028】請求項のディスクカートリッジ包装体
は、舌片挿入孔の縁に掛止された抜止片が所謂返しとし
て作用して、カバーが不必要に開くのを防止する。
【0029】請求項のディスクカートリッジ包装体
は、背面板に設けた一対の切欠部と、これら切欠部の一
端部に跨がる折曲部により、背面板のカートリッジ挿抜
口側の近傍を折曲げてカバーを開閉させることができ
る。
【0030】請求項のディスクカートリッジ包装体
は、カバーの前面板重合部に設けた透明の覗き窓を通し
て、包装体本体部内を透視できる。
【0031】請求項のディスクカートリッジ包装体
は、吊下用のタブを切り起こし形成したあとにできる切
欠窓を閉塞する閉塞板を、上記前面板重合部の第1重合
部に折曲部を介して一体に形成した閉塞板で塞いで、上
記切欠窓から塵埃等が侵入するのを防止する。
【0032】請求項のディスクカートリッジ包装体
は、カバーを開いた状態にすると、該カバーの背面板重
合部の非接着部は包装体本体部の背面板から離れて、該
包装体本体部のカートリッジ挿抜口が露出した状態にな
る。
【0033】
【実施例】次に本発明のディスクカートリッジ包装体を
図1〜図19を参照して説明する。
【0034】図1は、第1実施例のディスクカートリッ
ジ包装体1の斜視図である。
【0035】上記ディスクカートリッジ包装体1は、フ
ロッピーディスクカートリッジ101を収納する包装体
本体部2と、該包装体本体部2の一端部に設けたカート
リッジ挿抜口3を開閉するカバー4とを備えている。
【0036】図4は、上記ディスクカートリッジ包装体
1の展開図である。
【0037】上記包装体本体部2は、背面板11を有し
ている。上記背面板11の左右両側部には、第1,第2
折曲部12,13を介して、包装体の側面部を構成する
第1,第2側面板14,15が連設されている。
【0038】上記側面板14,15の左右両側部には、
第3,第4折曲部16,17を介して、包装体の前面部
を構成する第1,第2前面板18,19が連設されてい
る。
【0039】また、上記背面板11の下端側には第5折
曲部20を介して、包装体の底面部を構成する底面板2
1が連設されている。
【0040】上記底面板21の下端側には第6折曲部2
2を介して、上記第1,第2側面板14,15と共に包
装体の前面部を構成する第3前面板23が連設されてい
る。
【0041】また、上記カバー4は、上記背面板11の
上端側に第7折曲部24を介して連設された挿抜口開閉
部25と、該挿抜口開閉部25の上端側に第8折曲部2
6を介して、包装体の前面部に重なり合う前面板重合部
(前面部)27とからなっている。
【0042】上記前面板重合部27は、挿抜口開閉部2
5に連続する第1重合部28と、該第1重合部28に連
続する第2重合部29と、該第2重合部29に連続する
第3重合部30とを備えていて、上記第1重合部28と
第3重合部30は上記第2重合部2で分断されるよう
になっている。
【0043】上記第2重合部29は、所定の間隔をもっ
て一対の第1,第2破断線31,32を設けることによ
り形成されている。
【0044】上記第1破断線31の中央部は略山形に第
2破断線32側に突出していて、該突出部が係止舌片3
3として、第1重合部28の先端部に形成されている。
【0045】また、上記第3前面板23の略中央部に上
記係止舌片33を挿入する舌片挿入孔34が形成されて
いる。
【0046】また、上記包装体本体部2の背面板11に
は、吊下用のタブ35が設けられている。
【0047】上記タブ35は、上記背面板11に略U字
状の切断部(スリット)36で切欠窓を設けることによ
り形成される。
【0048】そして、上記切断部36で囲繞された部分
を第10折曲部37で折曲げて、背面板11の外側面に
重ね合わせた状態にすると、上記タブ35は、図3の2
点鎖線で示したように挿抜口開閉部25の上方に突出す
るようになっている。
【0049】次に包装方法を図5〜図8を参照して簡単
に説明する。
【0050】先ず背面板11上にフロッピーディスクカ
ートリッジ101を載置する。
【0051】第1,第2折曲部12,13を介して左右
の側面板14,15を上方に折曲げる。
【0052】第3,第4折曲部16,17を介して第
1,第2前面板18,19を内方に向けて直角に折曲げ
ると、これら第1,第2前面板18,19は、図示省略
のフロッピーディスクカートリッジ101のシェル10
1cの左右両側の厚肉部101e,101f上に位置す
るようになっている。
【0053】そして、上記第1,第2前面板18,19
の底面板21側の端部にホットメルト接着剤を塗布し
て、第1の接着部41…41を形成する。
【0054】次に、第5折曲部20を介して底面板21
を上方に向けて直角に折曲げる。
【0055】第6折曲部22を介して前面板23を上記
第1,第2前面板18,19上に重ね合わせ、図示省略
の接着装置により、上記第1の接着部41…41を加
熱、加圧して、ホットメルト接着剤を溶かして第1,第
2前面板18,19上に第3前面板23を接着する。
【0056】次に、上記第3前面板23の底面板21側
の端部に図示省略の接着装置でホットメルト接着剤を塗
布して第2の接着部42…42を形成したのち、第7折
曲部24を介して挿抜口開閉部25を上方に向けて折曲
げて、該挿抜口開閉部25でカートリッジ挿抜口3を塞
ぐ。
【0057】次に、第8折曲部26を介して、前面板重
合部27を上記第1,第2,第3前面板18,19,2
3上に重ね合わせ、図示省略の接着装置で上記第2の接
着部42,42を加熱、加圧して、ホットメルト接着剤
を溶かして上記前面板重合部27の第3重合部30を第
3前面板23に接着する。
【0058】なお、43…43は、上記第2の接着部4
2…42だけでは、接着効果が不充分な場合に設けられ
る補助的な接着部である。
【0059】そして、上述のようにして、カバー4を包
装体本体部2に接着して包装されたディスクカートリッ
ジ包装体1は吊下用のタブ35によりハンガーロッド等
に吊下されて陳列される。
【0060】上記吊下用のタブ35を切り起すことによ
り、背面板11に形成された切欠窓44は、図3に示し
たように、透明樹脂シート製の閉塞板51で塞がれてい
るので、上記切欠窓44から外部の塵埃等が包装体本体
部2内に侵入するのが防止される。
【0061】図9は、吊下用のタブ35を、カバー4の
前面板重合部27の第1重合部28に設けた場合を示
す。
【0062】この場合は、前面板重合部27の一側部に
第9折曲部52を介して閉塞板51が前面板重合部27
と一体に形成されている。
【0063】そして、上記閉塞板51を第9折曲部52
で折曲げて、上記前面板重合部27に重ね合わせること
により切欠窓44を閉塞するようになっている。
【0064】また、上記切欠窓44の周縁部には、爪先
挿入用の切欠部53が設けられていて、該切欠部53か
ら爪先を挿入し、爪先を上記吊下用のタブ35に引っ掛
けることにより、該タブ35を容易に起立させることが
できるようになっている。
【0065】次に使用方法について説明する。
【0066】フロッピーディスクカートリッジ101を
包装体本体部2から取出すには、図10に示したよう
に、カバー4の前面板重合部27の第2重合部29を破
断する。
【0067】第2重合部29を破断すると、第1重合部
28の先端の略中央部に係止舌片33が形成されると共
に、上記第1重合部28は包装体本体部2に対して開閉
可能な状態になる。
【0068】従って、上記第2重合部29を開いて、カ
ートリッジ挿抜口3からフロッピーディスクカートリッ
ジ101を取出して、該フロッピーディスクカートリッ
ジ101を使用する。
【0069】フロッピーディスクカートリッジ101を
使用し終わったならば包装体本体部2内にフロッピーデ
ィスクカートリッジ101を挿入する。
【0070】そして、上記係止舌片33を包装体本体部
2の第3前面板23に設けた舌片挿入孔34に挿入する
ことにより、カバー4を包装体本体部2に係止し、所謂
蓋をした状態に維持するのである。
【0071】上記第3前面板23の内面には図13に示
したような舌片挾持部54が設けられている。上記舌片
挾持部54は、図4に示したように、第1,第2前面板
18,19に設けられている。
【0072】そして、上記舌片挿入孔34から挿入され
てきた係止舌片33は、上記第3前面板23の内面と上
記舌片挾持部54とで挾まれてしっかりと挾持されると
共に、上記舌片挾持部54によって係止舌片33がフロ
ッピーディスクカートリッジ101に接触するのを阻止
されるようになっている。
【0073】また、上記係止舌片33又はその近傍に
は、舌片挿入孔34への挿入方向と逆方向に伸びる抜止
片55が切り起し形成されていて、図14に示したよう
に、上記抜止片55を舌片挿入孔34の縁に係止するこ
とにより、係止舌片33に舌片挿入孔34からの抜け方
向の力が加わった場合でも不必要にカバー4が開かない
ようになっている。
【0074】また、図11に示したように、包装体本体
部2の背面板11は、カートリッジ挿抜口3側の端部
に、上記第1,第2折曲部12,13に沿う一対の切欠
部61,62と、これら一対の切欠部61,62の端部
に跨がる第10折曲部63を有している。
【0075】従って、上記第10折曲部63を利用し
て、背面板11を折曲げれば包装体本体部2内に収納さ
れているフロッピーディスクカートリッジ101の上端
は包装体本体部2の上端から突出した状態になって、包
装体本体部2からの取出しが容易になる。
【0076】図15〜図16は、カバー4の前面板重合
部27に透明の覗き窓71を設けた場合を示す。
【0077】図15において、上記覗き窓71は、前面
板重合部27に設けた切欠窓72を透明樹脂シート73
で覆うことにより形成されている。
【0078】また、図16において、上記覗き窓71
は、カバー4全体を透明樹脂シートで構成して、上記覗
き窓71以外の部分を着色して不透明部分74にするこ
とにより形成されている。
【0079】そして、上記覗き窓71を通して包装体本
体部2内を透視できるようになっている。
【0080】なお、上記舌片挿入孔34は、幅Wが狭い
と係止舌片33を挿入しにくく、挿入時に係止舌片33
が折れたり破れたり紙の層が分離したりする。
【0081】しかし、舌片挿入孔34の幅Wを広くしす
ぎると係止舌片33がゆるみ易く、また舌片挿入孔34
から塵埃等が侵入する虞れがある。
【0082】そこで、図17〜図18に示したように、
舌片挿入孔34の舌片挿入方向の手前側の周縁部34a
をプレス加工等により凹ませて、反対側の周縁部34b
よりも一段低くすることにより、係止舌片33を舌片挿
入孔34内に挿入しやすくすることができる。
【0083】上記周縁部34aは、上記舌片挿入孔34
を打抜き加工する際に、これと同時に金型でプレスして
も、或はケイ線状の折曲部を形成する際に、これと同時
に形
【0084】図19は、第2実施例(請求項8)のディ
スクカートリッジ包装体1を示す。
【0085】このディスクカートリッジ包装体1におい
て、ディスクカートリッジ101を収納する包装体本体
部2と、該包装体本体部2の一端部に設けたカートリッ
ジ挿抜口3を開閉するカバー4とを備えている。
【0086】上記カバー4は、上記包装体本体部2の背
面板11に重ね合わせる背面板重合部81と、該背面重
合部81に連設されていて、上記カートリッジ挿抜口3
を開閉する挿抜口開閉部82と、該挿抜口開閉部82に
連設されていて、上記包装体本体部2の第1,第2,第
3前面板18,19,23に重ね合わせる前面板重合部
83とを備えている。
【0087】上記背面板重合部81は、上記挿抜口開閉
部82側に位置し、上記包装体本体部2の背面板11に
対して接離可能な非接着部84と、上記挿抜口開閉部8
2の反対側に位置し、上記包装体本体部2の背面板11
に一体的に接着された接着部85とを有している。
【0088】そして、上記前面板重合部83と、上記挿
抜口開閉部82と直交する方向の両側部が上記包装体本
体部2の第3前面板23の両側部にホットメルト接着剤
を使用した接着部42で接着されている。
【0089】従って、カバー4を開いた状態にすると、
上記非接着部84は背面板11から離れた状態になり、
図11の場合と同様に包装体本体部2内に収納されてい
るフロッピーディスクカートリッジ101のカートリッ
ジ挿抜口3側の端部はむき出しの状態になり、フロッピ
ーディスクカートリッジ101の出し入れを容易に行う
ことが可能になるのである。
【0090】なお、他の構成部分は第1実施例の場合と
同様であるので重複する説明を省略する。
【0091】なお、デイスクカートリッジ包装体1は、
全体を透明樹脂シートで構成する場合の外は、収納した
フロッピーディスクカートリッジ101と接触する内面
に合成樹脂層を設けた板紙やプラスチックラミネート紙
或は中間にアルミ箔や鉄等の磁性板を挟んだラミネート
紙等が素材として用いられている。
【0092】
【発明の効果】本発明のデイスクカートリッジ包装体に
は次に述べるような効果がある。
【0093】(1)請求項1のディスクカートリッジ包
装体は、カバーの前面板重合部を包装体本体部の前面板
に接着する際に、ディスクカートリッジのシェルの両側
部の比較的機械的強度の強い部分を押圧するのでシェル
の変形を防止し、シェル内のディスクを接着時の押圧力
から保護する。舌片挿入孔に挿入した係止舌片を、前面
板と舌片挾持部との間に挾着して係止舌片の抜けを防止
すると共に、係止舌片がディスクカートリッジに直接接
触するのを防止して、係止舌片からディスクカートリッ
ジを保護する。
【0094】
【0095】(2)請求項2のディスクカートリッジ包
装体は、吊下用のタブを切り起こし形成する切断部に設
けた切欠部から爪先を挿入することにより、上記タブを
容易に起立させることができる。
【0096】(3)請求項3のディスクカートリッジ包
装体は、係止舌片に設けた抜止片が所謂返しとして作用
して、係止舌片が舌片挿入孔から不必要に抜けるのを防
止する。
【0097】(4)請求項4のディスクカートリッジ包
装体は、背面板の一部を折曲げてカバーを開くことがで
きるので、包装体本体部へのディスクカートリッジの出
し入れが容易になる。
【0098】(5)請求項5のディスクカートリッジ包
装体は、カバーの前面板重合部に覗き窓を設けたので、
該覗き窓を通して、包装体本体部内に収納されているデ
ィスクカートリッジを視認することができる。
【0099】(6)請求項6のディスクカートリッジ包
装体は、吊下用のタブを切り起こし形成したあとにでき
る切欠窓を閉塞する閉塞板を、上記前面板重合部の第1
重合部に折曲部を介して一体に形成した閉塞板で塞い
で、上記切欠窓から塵埃等が侵入するのを防止する。
【0100】(7)請求項7のディスクカートリッジ包
装体は、請求項1のディスクカートリッジ包装体と同様
に包装体本体部へのディスクカートリッジの出し入れを
容易に行うことができ、かつカバーの前面板重合部を包
装体本体部の前面板に接着する際の押圧力からディスク
カートリッジのシェルの変形を防止し、シェル内のディ
スクを接着時の押圧力から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図。
【図2】背面側から見た斜視図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】展開図。
【図5】包装工程図。
【図6】包装工程図。
【図7】包装工程図。
【図8】包装工程図。
【図9】吊下用のタブをカバー側に設けた斜視図。
【図10】カバーの破断部を破断している状態の斜視
図。
【図11】カバーを開いた状態の斜視図。
【図12】係止舌片を舌片挿入孔に挿入した状態の斜視
図。
【図13】図12のA−A線断面図。
【図14】抜止片を係止した状態の断面図。
【図15】カバーに覗き窓を設けた斜視図。
【図16】カバーに覗き窓を設けた斜視図。
【図17】舌片挿入孔の周縁部の一部を凹ませた状態の
斜視図。
【図18】係止舌片挿入状態の断面図。
【図19】第2実施例の斜視図。
【図20】従来例の斜視図。
【図21】従来例の斜視図。
【図22】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ包装体 2…包装体本体部 3…カートリッジ挿抜口 4…カバー 11…背面板 12,13…第1,第2折曲部 14,15…第1,第2側面板 18,19…第1,第2前面板 23…第3前面板 25…挿抜口開閉部 27…前面板重合部 33…係止舌片 34…舌片挿入孔 35…吊下用のタブ 36…切断部 41,42,43…接着部 44…切欠窓 51…閉塞板 54…舌片挾持部 55…抜止片 61,62…第1,第2折曲部に沿う一対の切欠部 63…第10折曲部 71…覗き窓 81…背面板重合部 82…挿抜口開閉部 83…前面板重合部 84…非接着部 85…接着部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジを収納する包装体本
    体部と、該包装体本体部の一端部に設けたカートリッジ
    挿抜口を開閉するカバーとを備え、 上記カバーは、上記包装体本体部のカートリッジ挿抜口
    を開閉する挿抜口開閉部と、該挿抜口開閉部に連設され
    ていて、上記包装体本体部の前面板に重ね合わせる前面
    板重合部とを備えたディスクカートリッジ包装体におい
    て、 上記前面板重合部は、上記挿抜口開閉部と直交する方向
    の両側部が上記包装体本体部の前面板の両側部に接着さ
    上記包装体本体部又はカバーは、吊下用のタブを
    切り起し形成する切断部と、該切断部で上記吊下用のタ
    ブを切り起したあとにできる切欠窓を閉塞する閉塞板と
    を有し、かつ、係止舌片を有し、包装体本体部は、上記
    係止舌片を挿入する舌片挿入孔を前面板に有すると共
    に、上記舌片挿入孔に挿入した係止舌片を、上記前面板
    との間で挾持する舌片挾持部を有していることを特徴と
    するディスクカートリッジ包装体。
  2. 【請求項2】請求項1において、 吊下用のタブを切り起し形成する切断部は、爪先挿入用
    の切欠部を有している ディスクカートリッジ包装体。
  3. 【請求項3】請求項1において、 係止舌片は、舌片挿入孔への挿入方向と逆方向に伸びる
    抜止片を有している ディスクカートリッジ包装体。
  4. 【請求項4】請求項1又は2又は3において、 包装体本体部は、背面板と、該背面板の両側部に第1,
    第2折曲部を介して連設された左右の側面板と、これら
    側面板の両側部に第3,第4折曲部を介して連設された
    左右の前面板とを備えていて、 上記背面板は、カートリッジ挿抜口側の端部に、上記第
    1,第2折曲線に沿う一対の切欠部と、これら一対の切
    欠部の端部に跨がる折曲部を有している ディスクカート
    リッジ包装体。
  5. 【請求項5】請求項1又は2又は3又は4において、カ
    バーの前面板重合部は 、透明の覗き窓を有しているディ
    スクカートリッジ包装体。
  6. 【請求項6】請求項1又は2又は3又は4において、上
    記吊下用のタブを切り起こし形成したあとにできる切欠
    窓を閉塞する閉塞板を、上記前面板重合部の第1重合部
    に折曲部を介して一体に形成したディスクカートリッジ
    包装体。
  7. 【請求項7】ディスクカートリッジを収納する包装体本
    体部と、該包装体本体部の一端部に設けたカートリッジ
    挿抜口を開閉するカバーとを備え、上記カバーは、上記
    包装体本体部の背面板に重ね合わせる背面板重合部と、
    該背面板重合部に連設されていて、上記カートリッジ挿
    抜口を開閉する挿抜口開閉部と、該挿抜口開閉部に連設
    されていて、上記包装体本体部の前面板に重ね合わせる
    前面板重合部とを備えたディスクカートリッジ包装体に
    おいて、 上記背面板重合部は、上記挿抜口開閉部側に位置し、上
    記包装体本体部の背面板に対して接離可能な非接着部
    と、上記挿抜口開閉部の反対側に位置し、上記包装体本
    体部の背面板に一体的に接着された接着部とを有し、 上記前面板重合部は、上記挿抜口開閉部と直交する方向
    の両側部が上記包装体本体部の前面板の両側部に接着さ
    れ、 上記包装体本体部又はカバーは、吊下用のタブを
    切り起し形成する切断部と、該切断部で上記吊下用のタ
    ブを切り起し形成したあとにできる切欠窓を閉塞する閉
    塞板とを有し、かつ、係止舌片を有し、包装体本体部
    は、上記係止舌片を挿入する舌片挿入孔を前面板に有す
    ると共に、上記舌片挿入孔に挿入した係止舌片を、上記
    前面板との間で挾持する舌片挾持部を有していることを
    特徴とするディスクカートリッジ包装体。
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