JP2877102B2 - ソータ - Google Patents

ソータ

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JP2877102B2
JP2877102B2 JP27203696A JP27203696A JP2877102B2 JP 2877102 B2 JP2877102 B2 JP 2877102B2 JP 27203696 A JP27203696 A JP 27203696A JP 27203696 A JP27203696 A JP 27203696A JP 2877102 B2 JP2877102 B2 JP 2877102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕分け物を受け入
れる受け入れ部材と、駆動手段により循環駆動される循
環回動機構としてのチェーンと、このチェーンに備えら
れる受け入れ部材支持とを備え、受け入れ部材支持軸
に受け入れ部材を揺動自在に備え、チェーンの循環経路
上で、受け入れ部材を、仕分け物を受入れ可能な張り出
し姿勢と、張り出し姿勢から受け入れ部材支持軸回りに
揺動したたたみ姿勢との間に、姿勢変更自在に構成した
ソータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のソータは、例えば現像処理を終
えた感光材料を、そのフィルム毎に整列してソータに備
えられる受け入れ部材に受け入れるためのものであり、
受け入れ部材を循環経路上で移動して、その経路途中
で、受け入れ部材を、張り出し姿勢とたたみ姿勢の間で
姿勢変更できるようにしている。図4を参考にしながら
上記装置について説明すると、受け入れ部材22の循環
経路上にあって、チェーン22aに対して左側に位置
し、受け入れ部材22の受け面がほぼ上方を向いている
姿勢が、この張り出し姿勢であり、同図においてチェー
ン22aに対して右側に位置し、揺動支持する受け入れ
部材支持軸64回りに揺動して、受け入れ部材が下方側
を向いている姿勢が、たたみ姿勢である。さて、このよ
うに、張り出し姿勢とたたみ姿勢との間で姿勢変更をお
こなう構成のソータにあっては、たたみ姿勢から張り出
し姿勢への姿勢変更を完了した直後の受け入れ部材位置
(図4に100で示す位置)で、仕分け物の受け入れ部
材への受入れを始める。このようにすることにより、循
環経路上に複数備えられている受け入れ部材を仕分け物
の受け入れに供することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さらに、時間的には、
仕分け物としての感光材料が次々にソータ側に搬送移動
されてくる状態にあって、現在仕分け物の受け入れを行
っている受け入れ部材に対して、後続の受け入れ部材
で、特定感光材料以降に搬送移動される感光材料を受け
入れたい場合もある。 従って、ソータにあっては、仕
分け物の受け入れ位置及び受入れタイミングの点から、
受け入れ部材の姿勢変更ができるだけ短時間に且つスム
ーズに完了していることが好ましいが、従来のソータに
あっては、姿勢変更の短時間化のみを図っていたため
に、受け入れ部材の受け入れ部材支持軸回りの揺動が衝
撃を伴って発生したり、受け入れ部材がバウンドしたり
する問題があった。このような現象が起こると、例えば
感光材料を安定して受け入れ部材に受け入れることがで
きない。従って、本発明の目的は、受け入れ部材のたた
み姿勢から張り出し姿勢への姿勢変更にあたって、衝
撃、バウンド等を伴わずに行えるようにすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明によるソータの特徴構成は、受け入れ部材がた
たみ姿勢から張り出し姿勢に姿勢変更される際に受け入
れ部材と受け入れ部材支持部との間に発生する衝撃を吸
収するために、受け入れ部材の全体がエラストマーで形
成されていることである。 受け入れ部材が、受け入れ部
材支持部に対して揺動して、受け入れ部材支持部が受け
入れ部材を受け止めて、最終的に張り出し姿勢への姿勢
変更を行うのであるが、受け入れ部材の全体を衝撃を吸
収する素材としてのエラストマーで形成することで、バ
ウンドの発生を抑制することができる。 従って、仕分け
物の受け入れを安定して行える。
【0005】より具体的には、前記受け入れ部材は、受
け入れ部材支持部に揺動可能に支持されたエラストマー
製の基端側受け入れ部材と、前記基端側受け入れ部材に
揺動自在に支持されたエラストマー製の先端側受け入れ
部材とからなる構成とすれば良い。
【0006】また、この目的を達成するための本発明に
よるソータの特徴構成は、張り出し姿勢において、基端
側受け入れ部材の循環回動機構に対する姿勢を維持する
第1張り出し姿勢維持機構と、先端側受け入れ部材の基
端側受け入れ部材に対する姿 勢を維持する第2張り出し
姿勢維持機構との双方に、衝撃吸収性部材(例えば、エ
ラストマー製の部材)が含まれることである。受け入れ
部材は、最終的には、受け皿支持軸および揺動支持軸回
りに回動して、たたみ姿勢から張り出し姿勢への姿勢変
更をおこない、その際に第1張り出し姿勢維持機構およ
び第2張り出し姿勢維持機構が、受け入れ部材の姿勢変
更を受け止めるのであるが、これらの第1張り出し姿勢
維持機構および第2張り出し姿勢維持機構の双方に衝撃
吸収性部材を介装することで、バウンドの発生を抑制す
ることができる。従って、仕分け物の受け入れを安定し
て行える。
【0007】或いは、さらに具体的な構成としては、第
1張り出し姿勢維持機構は、基端側受け皿部材に設けら
れた第1当たり部と、第1当たり部を受けるように循環
回動機構から延びた第1当たり受け部とからなり、第2
張り出し姿勢維持機構は、先端側受け皿部材に設けられ
た第2当たり部と、第2当たり部を受けるように基端側
受け皿部材から延びた第2当たり受け部とからなり、
1当たり部と第1当たり受け部の少なくとも一方と、第
2当たり部と第2当たり受け部の少なくとも一方とが衝
撃吸収性素材で形成されている構成とすれば良い。
【0008】さらなる本発明のソータの特徴構成は、受
け皿の循環経路が鉛直上下方向の受け皿鉛直移動経路部
を備え、受け皿支持軸が水平方向に配設される水平支持
軸であるとともに、張り出し姿勢が、受け皿が水平支持
軸から斜め上方に張り出した姿勢であることにある。
【0009】この構成の場合は、受け皿は水平軸回りに
回動し、張り出し姿勢である斜め上方に直線状に張り出
した姿勢に維持されて、仕分け物を受け入れる。従っ
て、この受け皿の上へ上方から仕分け物を落下供給する
ことができ、重力を生かしながら、仕分けを行える。さ
らに、受け皿のたたみ姿勢から張り出し姿勢への姿勢変
更においても、重力を利用して、姿勢変更を行える。こ
こで、受け皿の自重によ り姿勢変更をおこなう場合は、
変更動作が消極的なものとなり衝撃等を伴いやすいが、
本発明にあっては、張り出し姿勢維持機構に衝撃吸収性
素材を介装することにより、安定した作動状態を確保す
ることができる。
【0010】また、循環回動機構と基端側受け皿部材と
の間に基端側受け皿部材の循環回動機構に対する姿勢変
更に抵抗を与える第1抵抗手段を設け、基端側受け皿部
材と先端側受け皿部材との間に、先端側受け皿部材の基
端側受け皿部材に対する姿勢変更に抵抗を与える第2抵
抗手段を設けることができる。このように、張り出し姿
勢維持機構に介装した衝撃吸収性素材と抵抗手段とを併
用することによって、より一層効果的にバウンドの防止
をすることができる。
【0011】本発明のその他の特徴と利点は、以下図面
を用いた実施形態の説明から明らかにされるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、感光材料整列装置1を備
えた写真焼付現像装置2の全体概略図である。図中、3
は焼付露光部を、4は現像処理部を示す。焼付露光部3
の構成は公知のものであり、簡単に構成要素の名称のみ
を示す。5は感光材料50をロール状に巻いたマガジン
である。6はカッタ、7は搬送用の吸着ベルト、8は光
源、9はミラートンネル、10はネガマスク、11はレ
ンズユニットである。
【0013】焼付露光された感光材料50は、搬送装置
12により矢印の方向を経由して、振分装置13へ送ら
れる。振分装置13は、一直線状に送られてきた感光材
料50を3列の千鳥状の配列で下手側へ送るように構成
されている。従って、この目的から、振分装置13は、
感光材料50を振り分ける振分けユニット13aと、振
り分けられた感光材料50を搬送方向に送るコンベア1
3bから構成されている。この振分装置13において、
感光材料50は搬送方向(図上矢印の方向)に位相差を
有する3列千鳥状に配列される。従って、先に説明した
振分けユニット13aは、図示省略しているが、送り込
まれた感光材料50を搬送方向とは直交する直角方向に
位置をずらす移動台(図外)を備えている。
【0014】前記振分装置13の下手側が現像処理部4
である。この現像処理部4は、現像処理液を貯留する現
像処理タンク14、乾燥処理部15、感光材料整列装置
1を、感光材料の搬送方向に沿って備えている。前記現
像処理タンク14は、内部を仕切板14aでいくつかの
区画に仕切って構成されており、それぞれの区画内には
現像処理に必要な異なる種類の現像処理液を収納してい
る。図示するように、感光材料50の搬送経路は、各区
画に渡り、順次、現像処理液内を通過するように構成さ
れている。前記乾燥処理部15は、複数の挟持搬送ロー
ラ機構16(互いに当接する一対の搬送ローラから構成
される)を搬送方向に沿って配設して構成されており、
この経路の一側部にヒータ17を備えて、搬送経路を感
光材料50が通過する間に、適宜乾燥される構成が採用
されている。乾燥済の感光材料50は、引き続いて感光
材料整列装置1に送り込まれる。
【0015】感光材料整列装置1内に於ける感光材料5
0の搬送系について説明すると、先の現像・乾燥処理を
受けた感光材料50を受け入れて搬送コンベア18側へ
おくる搬送路と、この搬送コンベア18の先に配設され
て感光材料50を、例えば、一フィルム単位で受け入れ
る本願独特の構成のソータ19とを備えている。ここ
で、この搬送コンベア18は、図2に示すように、感光
材料整列装置内の搬送路に於ける搬送路出口20とソー
タ19との間に備えられるものであり、搬送路出口20
から排出される感光材料50の排出方向Aに対してほぼ
直交した移送経路21を有するように配設されている。
従って、この搬送コンベア18においては、3列千鳥状
に送られてくる感光材料50を、コンベア移動方向にお
けるコンベア上の異なった位置でそれぞれ受けて、ソー
タ19の受け入れ部材である受け皿22上へ搬送する。
【0016】以下、上記の搬送路に於ける、搬送路出口
20近傍の構造に関して詳細に説明する。 搬送路は先
に説明した一対の挟持ローラから構成される挟持搬送ロ
ーラ機構16を感光材料50の搬送経路に沿って備え、
その最終段である搬送路出口20に挟持搬送ローラ機構
16より高速の排出挟持ローラ機構23を備えて構成さ
れている。図2に示すように、挟持搬送ローラ機構16
を構成するローラ16aは、感光材料50の並列方向B
(搬送コンベアの配置方向)において単一のローラから
構成されている。図2、図3に示すように、前記排出挟
持ローラ機構23は、大径の駆動ローラ24とこれに接
触して回転する小径の受けローラ25から構成されてい
る。駆動ローラ24は、原動軸26側からフレーム26
aで支持される構成で、その原動軸26とローラ軸27
との間に、歯車駆動伝達機構26bを備えている。さら
に歯車駆動伝達機構26bの従動側ギヤ26cと駆動ロ
ーラ24のローラ軸27との間に所定値以上の回転トル
クに対してローラの回転をフリーとするトルクリミッタ
ー28を備えている。このトルクリミッター28は所謂
磁粉式のものであるが、いかなる構成のものを使用して
もよい。さらに、前述の受けローラ25と同軸に、複数
のガイドローラ29が受けローラ25を挟むように備え
られており、これらのガイドローラ29の径が受けロー
ラ25の径より大きく構成されている。
【0017】図2に示すように、搬送路出口20の外側
には先に説明したように搬送コンベア18が設けられ、
これが感光材料50の排出に伴って間欠駆動できるよう
に構成されている。即ち、搬送コンベア18はプーリ3
0に連結された駆動部(図外)により間欠駆動される。
31は押さえローラである。搬送コンベア18の下流側
にはソータ19が備えられ、これに感光材料50を整列
して受ける複数段の受け皿22が配設されている。この
受け皿22は、上下方向に移動するチェーン22aに搬
送コンベア18との接続位置で概略水平となるように複
数段設けられたものから成っている。1本分のフィルム
毎の各コマに対応する感光材料50が、単一の受け皿2
2に積み重ねて乗せられると、この受け皿22が下方へ
と移動して、新たな受け皿22が、搬送コンベア18か
ら送り出される感光材料50を受け止めるように構成さ
れている。
【0018】次に、ソータ19の詳細な構造について説
明する。図4にソータ19の横断面図を、図5がソータ
19の詳細図を、図6に受け皿22近傍の平面図を、さ
らに、図7に個々の受け皿22の側面図を示した。この
ソータ19は、ソータフレーム60に対して駆動機構
(図外)により回動駆動される駆動軸61にチェーン回
転駆動用のスプロケット62aと、このスプロケット6
2aに対応する従動側スプロケット62bを備えて構成
されている。従って、図示するように、チェーン22a
は循環駆動される構造が採用されている。さらに、先に
説明したスプロケット62a、62bの上下鉛直方向に
配置した構成から、受け皿22の循環経路は、鉛直上下
方向の受け皿鉛直移動経路部101を備えている。
【0019】次に、チェーン22aと仕分け物である感
光材料50を受け入れる複数の受け皿22との取付関係
について説明する。図6に示するように、チェーン22
aに備えられるリンク63に対して、これと一体に備え
られるリンク付属部材67に、受け皿支持軸64が備え
られており、この受け皿支持軸64に、個別に受け皿2
2が揺動自在に備えられている。即ち、受け皿支持軸6
4は水平方向に配設される水平支持軸として構成されて
いる。さて、本発明のソータ19にあっては、前記チェ
ーン22aの循環経路上で、受け皿22を、仕分け物を
受入れ可能な張り出し姿勢(図4において左側に位置す
る受け皿鉛直移動経路部101aにおいて受け皿22が
取っている姿勢)と、受け皿支持軸64回りの揺動によ
りチェーン22a側に近接されるたたみ姿勢(図4にお
いて右側に位置する受け皿鉛直移動経路部101bにお
いて受け皿が取っている姿勢)との間で、姿勢変更自在
に構成されている。
【0020】ここで前述の張り出し姿勢は、受け皿22
が循環経路頂部65を越えて、所定長さだけ循環経路を
移動した状態で、受け皿基端側に位置する受け皿支持部
66(先に説明した受け皿支持軸64とこれをチェーン
側で支持する各リンク63と一体に設けられるリンク付
属部材67からなる)から、斜め上方に直線状に張り出
した姿勢である。この姿勢の下側からの保持は、受け皿
基端側に設けた第1当たり部68と先に説明したリンク
付属部材67に設けられる対応する第1当たり受け部6
9との当接により維持できるようになっている。一方、
前述のたたみ姿勢の姿勢保持は、受け皿22の受け皿支
持軸64回りの揺動を受け皿先端70とソータフレーム
60との当接によって起こすとともに、後続側の受け皿
22により維持するように構成されている。
【0021】次に、本発明独特の受け皿22の構成につ
いて説明する。この受け皿22は、図6、図7に示すよ
うに、先に説明した水平支持軸としての受け皿支持軸6
4にほぼ平行な揺動支持軸71と、この揺動支持軸71
に対して揺動自在な複数の受け皿構成部材220から構
成されている。さらに、前記張り出し姿勢において、受
け皿支持軸64から離間する方向で複数の受け皿構成部
材220を直線状に姿勢保持する張り出し姿勢維持機構
72を、前記の複数の受け皿構成部材220間に備えて
いる。具体的に説明すると、図示する受け皿22にあっ
ては、これが、最も簡単な構造である二つ折れ可能な構
造とされており、受け皿支持軸64側の基端側受け皿部
材220aと、基端側受け皿部材220aに揺動支持軸
71を介して揺動支持される先端側受け皿部材220b
とを有している。従って、受け皿22自体が二つ折れの
状態でたたみ姿勢を取ることとなるため、図4に於ける
右側の受け皿鉛直移動経路部101b(この部位での受
け皿22は上昇移動する)において、チェーン位置から
ソータフレーム60までの離間距離を、従来よりも狭く
設定しても問題を起こすことはない。
【0022】さらに、これら先端側受け皿部材220b
と基端側受け皿部材220aとの間には、先の第1当た
り部68と第1当たり受け部69に対応して、張り出し
姿勢維持機構72としての第2当たり部73と第2当た
り受け部74とが設けられている。この張り出し姿勢維
持機構72の当接により、張り出し姿勢で、受け皿22
を直線状の姿勢に維持することができる。
【0023】次に、受け皿22が、循環経路頂部65か
ら移動して、張り出し姿勢を取る場合にあって、この動
作をスムーズにおこなうための本願独特の構造について
以下説明する。この構造を実現するために、図4、図5
に示すように、ソータフレーム60には受け皿姿勢設定
カム75が設けられており、これまで説明してきた受け
皿22には、この受け皿姿勢設定カム75に当接自在な
カム当接部76が備えられている。これらの受け皿姿勢
設定カム75とカム当接部76との役割は、受け皿22
が張り出し姿勢に設定される移動経路直前近傍で、受け
皿姿勢設定カム75に対するカム当接部76の当接によ
り、受け皿22の重心を、受け皿支持軸64に対して、
チェーン22aとは反対側に位置するように構成するも
のである。このような構成を取ることにより、図4に1
00で示す左側の受け皿鉛直移動経路部101a(この
部位では受け皿は下降移動する)の入口部位において、
受け皿支持軸64回りに自重により揺動回転して、先に
説明した張り出し姿勢への姿勢変更を、スムーズ、迅速
におこなうことができる。
【0024】さて、この構成のソータ19にあっては、
受け皿22のたたみ姿勢から張り出し姿勢への変更は、
循環経路の頂部付近で、受け皿22が下降移動を始める
部位付近でおこなわれる。ここで、例えば、これまで説
明してきた受け皿支持軸64と受け皿22との間、さら
には、揺動支持軸71と、この揺動支持軸71に揺動自
在に支持される受け皿構成部材220(具体的には先端
側受け皿部材220b)との間において、揺動が急激で
あると、先に説明した、第1当たり部68と第1当たり
受け部69、及び第2当たり部73と第2当たり受け部
74とのいずれか一方もしくは両方が当接するまで、姿
勢変更が衝撃的におこり、各部材220a、220bに
不要な衝撃が加わるとともに、著しい場合は、いずれか
の部材220a、220bがバウンドする等の問題を起
こすこともある。従って、この現象を回避するために、
以下の構成が採用されている。
【0025】つまり、受け皿22を構成する受け皿構成
部材220を衝撃吸収性のある素材で形成するのであ
る。かかる素材の例としては、エラストマーが挙げら
れ、熱硬化性エラストマーと熱可塑性エラストマーがあ
る。熱硬化性エラストマーの具体例としては、ポリウレ
タン、各種ゴム、弾性エポキシ樹脂があり、熱可塑性エ
ラストマーの具体例としては、衝撃吸収性ABS、SB
S、ポリウレタンがあげられる。エラストマーで形成す
る場合には、受け皿22全体をエラストマーで形成して
もよいが、部分的に必要箇所のみをエラストマーで形成
しても良い。前述したように、第1当たり部68と第1
当たり受け部69、及び第2当たり部73と第2当たり
受け部74とが当接するときに、衝撃が発生するので、
これらの部分のみをエラストマーで形成してもよい。こ
の場合には、受け皿構成部材220を二重成形(二色成
形)で製造するか、第1当り部68(第2当り部73、
第2当り受け部74も同様)の部分と、それ以外の部分
に分けて接着等により一体化すればよい。又、受け皿構
成部材220a,220bのうち一方のみ、例えば基端
側受け皿部材220aのみをエラストマーで形成しても
良い。又、受け皿支持部66のみをエラストマーで形成
しても良い。更に、受け皿支持部66のうちの第1当り
受け部69のみをエラストマーとしても良い。
【0026】以下、感光材料整列装置1の使用状況に関
して説明する。感光材料50のサイズとしては、標準的
な例えば89mm〜6インチ幅までのものが対象となる
例について説明する。前述したように、この装置1に送
り込まれてくる感光材料50は、図2、図3に示すよう
に3列千鳥状に送られてくる。搬送経路にあっては、経
路に沿って設けられているほぼ同じ送り速度の複数の挟
持搬送ローラ機構16により搬送路出口20まで送られ
てくる。そして、感光材料50の後端が最終段の挟持搬
送ローラ機構16から離脱した時点で、排出挟持ローラ
機構23の速度まで加速され、高速で搬送コンベア18
側へ排出される。さらに、先に説明したように、排出挟
持ローラ機構23を構成する受けローラ25に対してロ
ーラの両側適宜位置(感光材料50をその幅方向で支持
できる位置)には、ガイドローラ29を備えているた
め、図示のように感光材料50の両端縁側は少し持ち上
げて樋状にされて送りだされる。
【0027】排出された感光材料50は搬送コンベア1
8で排出方向とは直角な方向に、搬送コンベア18の間
欠的な動作で送られるが、その際3列千鳥状に配列され
て送られてくる感光材料50は、夫々個別に、排出と搬
送コンベア18による受け皿22までの搬送移動を繰り
返される。即ち、1枚の感光材料50が搬送コンベア1
8上にある状態にあっては、次の感光材料50は排出挟
持ローラ機構23による排出が完了しない位置に保持さ
れるようになっている。こうして順次排出される感光材
料50を搬送コンベア18の間欠駆動により受け皿22
に順番に積み重ねることにより、感光材料50をフィル
ムの各コマの順番に再整列して積み重ねることができ
る。ここで、搬送コンベア18の間欠駆動のタイミング
設定は、高速で排出される感光材料50の後端をその都
度光検出器(図外)で検出し、後端が通過した後、所定
時間後に搬送コンベア18を駆動し、感光材料50の受
け皿22への移動を同じく光検出器(図外)で検出し
て、搬送コンベア18の停止をおこなうようにしてい
る。さらに、光検出器(図外)による各感光材料50の
後端を検出した信号により通過した感光材料50の枚数
をカウントして制御回路(図外)で1本のフィルム分の
枚数を照合し、1本のフィルム分の感光材料50の枚数
が全て単一の受け皿22に蓄積されると、次の受け皿2
2を下降させる構造としている。この受け皿22の下降
移動は、先に説明した本発明独特の構成により、スムー
ズ且つ、迅速に、衝撃あるいはバウンド等伴わずにおこ
なうことができる。
【0028】次に、受け皿22の第2実施形態を簡単に
説明する。この実施形態では、受け皿22の前記たたみ
姿勢と張り出し姿勢との姿勢変更にあたって、この姿勢
変更に抵抗を与える抵抗手段が備えられている。さらに
具体的には、図8に示すように、これまで説明してきた
受け皿支持軸64、リンク付属部材67と前記受け皿2
2の間に、第1抵抗手段としてのオーリング77が備え
られ、受け皿22に設けられている揺動支持軸71と受
け皿構成部材220(具体的には先端側受け皿部材22
0bと基端側受け皿部材220a)の間に、第2抵抗手
段としてのオーリング78が備えられている。従って、
このような抵抗手段を各部に備えることにより、たたみ
姿勢から張り出し姿勢に姿勢変更可能に構成しながら、
なお、この姿勢変更を衝撃なく、あるいは部材のバウン
ドなく行うことができる。さきに説明したエラストマー
の使用とオーリング77,78とを併用することで、よ
り一層効果的にバウンドの防止をすることができる。
【0029】本発明の更に別の実施の形態を説明する。 (1)上記の実施の形態にあっては、受け皿を2部材か
ら構成するものとしたが、この部材数は任意である。部
材数が増すほど、チェーンからソータフレーム壁面まで
の距離を短く設定しやすい。もちろん、受け皿を単一の
部材から構成することもできる。 (2)衝撃吸収性のある素材としてはエラストマー以外
の金属であっても良い。 (3)受け皿支持軸と揺動支持軸とは独立した部材では
なく、他の部材と一体形成されていても良い。例えば、
揺動支持軸は受け皿構成部材と一体形成されていても良
い。又、本発明で言う支持軸とは軸部材だけでなく軸芯
をも含む意味である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソータを備えた写真焼付現像装置の全
体概略図
【図2】搬送コンベア近傍の斜視図
【図3】図2に於けるX−X断面を示す図
【図4】ソータの横断面図
【図5】ソータ頂部の詳細構成を示す図
【図6】ソータに取付られた受け皿の平面図
【図7】受け皿の側面図
【図8】受け皿の第2実施形態を示す図
【符号の説明】
19 ソータ 22 受け皿(受け入れ部材) 22a 循環回動機構 64 受け皿支持軸(第1軸芯) 71 揺動支持軸(第2軸芯) 72 張り出し姿勢維持機構 220 受け皿構成部材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分け物を受け入れる受け入れ部材と、
    駆動手段により循環駆動される循環回動機構に備えられ
    る受け入れ部材支持部とを備え、 前記受け入れ部材は、前記循環回動機構の循環経路上
    で、前記仕分け物を受入れ可能な張り出し姿勢と、前記
    循環回動機構側に近接されるたたみ姿勢との間で、前記
    受け入れ部材支持部に対して揺動自在に設けられてお
    り、前記張り出し姿勢は、前記受け入れ部材と前記受け
    入れ部材支持部との間の接当によって維持されるソータ
    であって、 前記受け入れ部材が前記たたみ姿勢から前記張り出し姿
    勢に姿勢変更される際に前記受け入れ部材と前記受け入
    れ部材支持部との間に発生する衝撃を吸収するために、
    前記受け入れ部材の全体がエラストマーで形成されてい
    ことを特徴とするソータ。
  2. 【請求項2】 前記受け入れ部材は、受け入れ部材支持
    部に揺動可能に支持されたエラストマー製の基端側受け
    入れ部材と、前記基端側受け入れ部材に揺動自在に支持
    されたエラストマー製の先端側受け入れ部材とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のソータ。
  3. 【請求項3】 仕分け物を受け入れる受け皿と、駆動手
    段により循環駆動される循環回動機構とを備え、前記循
    環回動機構には受け皿支持軸が設けられており、 前記受け皿を、前記受け皿支持軸に揺動自在に支持され
    た基端側受け皿部材と、前記基端側受け皿部材に揺動支
    持軸を介して揺動支持される先端側受け皿部材とから構
    成し、 前記循環回動機構の循環経路上で、前記受け皿を、前記
    基端側受け皿部材が前記循環回動機構側に近接し、前記
    先端側受け皿部材と前記基端側受け皿部材とが二つ折れ
    状態のたたみ姿勢から、前記仕分け物を受入れ可能なよ
    うに、前記基端側受け皿部材が前記循環回動機構に対し
    て前記受け皿支持軸回りに揺動し、且つ、前記先端側受
    け皿部材が前記基端側受け皿部材に対して前記揺動支持
    軸回りに 揺動した張り出し姿勢へと、姿勢変更自在に構
    成したソータであって、 前記張り出し姿勢において、前記基端側受け皿部材の前
    記循環回動機構に対する姿勢を維持する第1張り出し姿
    勢維持機構と、前記先端側受け皿部材の前記基端側受け
    皿部材に対する姿勢を維持する第2張り出し姿勢維持機
    構との双方に、衝撃吸収性部材が含まれることを特徴と
    するソータ。
  4. 【請求項4】 前記第1張り出し姿勢維持機構は、前記
    基端側受け皿部材に設けられた第1当たり部と、前記第
    1当たり部を受けるように前記循環回動機構から延びた
    第1当たり受け部とからなり、前記第2張り出し姿勢維
    持機構は、前記先端側受け皿部材に設けられた第2当た
    り部と、前記第2当たり部を受けるように前記基端側受
    け皿部材から延びた第2当たり受け部とからなり、 前記第1当たり部と前記第1当たり受け部の少なくとも
    一方と、前記第2当たり部と前記第2当たり受け部の少
    なくとも一方とが衝撃吸収性素材で形成されている こと
    を特徴とする請求項3に記載のソータ。
  5. 【請求項5】 前記受け皿の循環経路が鉛直上下方向の
    受け皿鉛直移動経路部を備え、 前記受け皿支持軸が水平方向に配設される水平支持軸で
    あるとともに、 前記張り出し姿勢が、前記受け皿が前記水平支持軸から
    斜め上方に張り出した姿勢であることを特徴とする請求
    項3または4に記載のソータ。
  6. 【請求項6】 前記循環回動機構と前記基端側受け皿部
    材との間に前記基端側受け皿部材の前記循環回動機構に
    対する姿勢変更に抵抗を与える第1抵抗手段が備えられ
    ており、前記基端側受け皿部材と前記先端側受け皿部材
    との間に、前記先端側受け皿部材の前記基端側受け皿部
    材に対する姿勢変更に抵抗を与える第2抵抗手段が備え
    られていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに
    記載のソータ。
  7. 【請求項7】 前記第1抵抗手段は前記受け皿支持軸上
    のオーリングであり、前記第2抵抗手段は前記揺動支持
    軸上のオーリングであることを特徴とする請求項5に記
    載のソータ。
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