JP3781142B2 - ソータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送されてくる仕分け物が受け入れられ搭載される受け入れ部材と、駆動手段により循環駆動される循環回動機構と、前記循環回動機構に対して前記受け入れ部材を支持し、前記循環回動機構の循環経路上で前記仕分け物を受け入れ可能に構成したソータに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のソータは、例えば現像処理を終えた感光材料(仕分け物)を、そのオーダー毎に整列してソータに備えられる受け入れ部材に受け入れるためのものであり、図4に示すように、複数の受け皿(受け入れ部材)22を循環経路上で移動して、その経路途中で、1オーダー分の感光材料50を受け皿22へ受入れる。
図4の受け皿22を正面からみると、つまり、感光材料50が搬送されてくる方向からみると図3のようになる。感光材料は、搬送コンベア18により図中左から右側へと1枚づつ搬送され、受け皿22の搭載面上に1枚づつ落とされ、積層されていく。ここで搬送される感光材料50の搬送方向の幅寸法(図3の方向からみた長さ)には、種々のものがあり、受け皿22に搭載される感光材料50のうち最も寸法が大きなものに合わせて、受け皿22の搭載面の大きさが決められている。図3には、幅の小さな感光材料50aが積層された状態を示しており、搭載面の搬送コンベア18に近い側に感光材料50aが順次積み重ねられていくようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、搭載面が大きく設定されているところに幅の小さな感光材料を搬送コンベアから落として搭載しようとすると、常に、図3に示すように順序よく整列するとは限らず、図18のように、2箇所に分かれて落とされてしまい、感光材料を搬送されてくる順番通りに積層できないという事態が生じる。このため、幅の異なる感光材料を積層するにあたり、需要の大きい幅小の感光材料(サービスサイズなど)を受け皿に積層していき、需要の小さな幅大の感光材料(いわゆる大判)は受け皿とは別の専用のストッカーへ送るようにしていた。このストッカーはオーダー仕分けができないものであった。
しかしながら、近年においては幅大の感光材料の需要も増加してきており、感光材料の幅の大小に拘らず、オーダー毎に仕分けができるような構成とすべく改善が望まれていた。
本発明の目的は、上記実情に鑑みて為されたものであり、仕分け物の幅寸法に関係なくオーダー毎の仕分けができるソータを提供することである。
本発明の別の目的は、受け入れる順番通りに仕分け物を積層できるソータを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のソータの特徴構成は、
仕分け物が搭載される搭載面を仕分け物が搬送されてくる方向で仕切る仕切り部材を設け、この仕切り部材を受け入れ部材に対して前記搭載面の高さより低い位置まで挿入可能に構成したことである。
仕分け物は、搬送されて来る順に受け入れ部材の搭載面に搭載・積層されていく。そして仕分け物の幅寸法に応じて、仕切り部材を受け入れ部材に挿入する。例えば、仕分け物の寸法が小さい(又は、小さいグループに属する)ときは、受け入れ部材を挿入して搭載面を仕分け物の幅寸法に応じた大きさに設定変更する。又、仕分け物の寸法が大きい(又は、大きいグループに属する。)ときは、受け入れ部材を挿入しないようにする。このように、仕分け物の幅寸法に関係なく、受け入れ部材は仕分け物を受け入れることが可能となった。即ち、仕分け物の幅寸法に関係なくオーダー毎の仕分けができるようになった。
更に、仕切り部材を挿入することで、図18のように仕分け物が受け入れられることがなく、受け入れる順番通りに仕分け物を整列・積層できるソータを提供できるに至った。
【0005】
上記仕切り部材が複数設けられておれば、より多くの幅寸法の異なる種類の仕分け物を取り扱うことができる。
仕切り部材は、受け入れ部材の搭載面とほぼ直交する板状に形成され、その先端部が、受け入れ部材に形成されたスリットに挿入されるように構成するのが好ましい。これによると、受け入れ部材にはスリットを形成するだけでよく、簡易な構成で本発明の目的を達成することができる。
更に、前記スリットを境界として、搭載面の高さを異ならせておけば、スリットの端面部分で仕分け物が引っかかってしまうと言う不都合をなくすことができる。
【0006】
本発明のソータの特徴として、仕分け物が搭載される搭載領域を、仕分け物が搬送されてくる方向で規制する規制手段を設けると共に、前記規制手段を受け入れ部材に対して上下移動可能、かつ、前記規制手段の規制位置を前記仕分け物が搬送されてくる方向において変更可能に構成してもよい。
規制手段としては、前述のような仕切り部材によるものでもよいが、規制手段そのものが受け入れ部材の搭載面上を移動できるようにし、これにより搭載領域を変更可能にすることでも本発明の目的を達成できる。
【0007】
本発明のその他の特徴と利点は、以下図面を用いた実施形態の説明から明らかにされるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、感光材料整列装置1を備えた写真焼付現像装置2の全体概略図である。図中、3は焼付露光部を、4は現像処理部を示す。焼付露光部3の構成は公知のものであり、簡単に構成要素の名称のみを示す。5は感光材料50をロール状に巻いたマガジンであり、幅の小さい(例えば、82.5mm〜6インチ)感光材料50aを巻いたマガジン5aと幅の大きい(例えば、6.5インチ〜12インチ)感光材料50bを巻いたマガジン5bを備えている。6はカッタ、7は搬送用の吸着ベルト、8は光源、9はミラートンネル、10はネガマスク、11はレンズユニットである。
【0009】
焼付露光された感光材料50は、搬送装置12により矢印の方向を経由して、振分装置13へ送られる。振分装置13は、一直線状に送られてきた幅小の感光材料50aを3列の千鳥状の配列で下手側へ送るように構成されている。従って、この目的から、振分装置13は、感光材料50aを振り分ける振分けユニット13aと、振り分けられた感光材料50aを搬送方向に送るコンベア13bから構成されている。この振分装置13において、感光材料50aは搬送方向(図上矢印の方向)に位相差を有する3列千鳥状に配列される。従って、先に説明した振分けユニット13aは、図示省略しているが、送り込まれた感光材料50aを搬送方向とは直交する直角方向に位置をずらす移動台(図外)を備えている。幅大の感光材料50bについては、振り分けされずにそのまま搬送される。
【0010】
前記振分装置13の下手側が現像処理部4である。
この現像処理部4は、現像処理液を貯留する現像処理タンク14、乾燥処理部15、感光材料整列装置1を、感光材料の搬送方向に沿って備えている。
前記現像処理タンク14は、内部を仕切板14aでいくつかの区画に仕切って構成されており、それぞれの区画内には現像処理に必要な異なる種類の現像処理液を収納している。図示するように、感光材料50の搬送経路は、各区画に渡り、順次、現像処理液内を通過するように構成されている。
前記乾燥処理部15は、複数の挟持搬送ローラ機構16(互いに当接する一対の搬送ローラから構成される)を搬送方向に沿って配設して構成されており、この経路の一側部にヒータ17を備えて、搬送経路を感光材料50が通過する間に、適宜乾燥される構成が採用されている。
乾燥済の感光材料50は、引き続いて感光材料整列装置1に送り込まれる。
【0011】
感光材料整列装置1内に於ける感光材料50の搬送系について説明すると、先の現像・乾燥処理を受けた感光材料50を受け入れて搬送コンベア18側へおくる搬送路と、この搬送コンベア18の先に配設されて感光材料50を、例えば、一フィルム単位で受け入れるソータ19とを備えている。
ここで、この搬送コンベア18は、図2に示すように、感光材料整列装置1内の搬送路に於ける搬送路出口20とソータ19との間に備えられるものであり、搬送路出口20から排出される感光材料50の排出方向Aに対してほぼ直交した移送経路21を有するように配設されている。従って、この搬送コンベア18においては、感光材料50を受けて、ソータ19の受け入れ部材である受け皿22上へ搬送する。幅小の感光材料50aは、3列千鳥状に送られてくるため、コンベア移動方向におけるコンベア上の異なった位置でそれぞれ受ける。
【0012】
以下、上記の搬送路に於ける、搬送路出口20近傍の構造に関して詳細に説明する。
搬送路は先に説明した一対の挟持ローラから構成される挟持搬送ローラ機構16を感光材料50の搬送経路に沿って備え、その最終段である搬送路出口20に挟持搬送ローラ機構16より高速の排出挟持ローラ機構23を備えて構成されている。
図2に示すように、挟持搬送ローラ機構16を構成するローラ16aは、感光材料50の並列方向B(搬送コンベアの配置方向)において単一のローラから構成されている。
図2、図3に示すように、前記排出挟持ローラ機構23は、大径の駆動ローラ24とこれに接触して回転する小径の受けローラ25から構成されている。駆動ローラ24は、原動軸26側からフレーム26aで支持される構成で、その原動軸26とローラ軸27との間に、歯車駆動伝達機構26bを備えている。さらに歯車駆動伝達機構26bの従動側ギヤ26cと駆動ローラ24のローラ軸27との間に所定値以上の回転トルクに対してローラの回転をフリーとするトルクリミッター28を備えている。このトルクリミッター28は所謂磁粉式のものであるが、いかなる構成のものを使用してもよい。
さらに、前述の受けローラ25と同軸に、複数のガイドローラ29が受けローラ25を挟むように備えられており、これらのガイドローラ29の径が受けローラ25の径より大きく構成されている。
【0013】
図2に示すように、搬送路出口20の外側には先に説明したように搬送コンベア18が設けられ、これが感光材料50の排出に伴って間欠駆動できるように構成されている。即ち、搬送コンベア18はプーリ30に連結された駆動部(図外)により間欠駆動される。31は押さえローラである。
搬送コンベア18の下流側にはソータ19が備えられ、これに感光材料50を整列して受ける複数段の受け皿22が配設されている。この受け皿22は、上下方向に移動するチェーン40に搬送コンベア18との接続位置で概略水平となるように複数段設けられたものから成っている。1本分のフィルム毎の各コマに対応する感光材料50が、単一の受け皿22に積み重ねて乗せられると、この受け皿22が下方へと移動して、新たな受け皿22が、搬送コンベア18から送り出される感光材料50を受け止めるように構成されている。
【0014】
次に、ソータ19の詳細な構造について説明する。図4はソータ19の横断面図、図5はソータ19の平面図、図6は移動ガイド装置の側面図、図7は受け皿22近傍の平面図、さらに、図8,図9は移動ガイドの作動を示す斜視図、図10は受け皿22の詳細図である。
図4のように、このソータ19は、ソータフレーム60に対して駆動機構(図外)により回動駆動される駆動軸61にチェーン回転駆動用のスプロケット62aと、このスプロケット62aに対応する従動側スプロケット62bを備えて構成されている。従って、図示するように、チェーン40は循環駆動される構造が採用されている。さらに、先に説明したスプロケット62a、62bの上下鉛直方向に配置した構成から、受け皿22の循環経路は、鉛直上下方向の受け皿鉛直移動経路部101を備えている。
【0015】
次に、チェーン40と仕分け物である感光材料50を受け入れる複数の受け皿22との取付関係について説明する。図7に示するように、チェーン40に備えられるリンク63に対して、これと一体に備えられるリンク付属部材67に、受け皿支持軸64が備えられており、この受け皿支持軸64に、個別に受け皿22が揺動自在に備えられている。即ち、受け皿支持軸64は水平方向に配設される水平支持軸として構成されている。
さて、このソータ19は、前記チェーン40の循環経路上で、受け皿22を、仕分け物を受入れ可能な張り出し姿勢(図4において左側に位置する受け皿鉛直移動経路部101aにおいて受け皿22が取っている姿勢)と、受け皿支持軸64回りの揺動によりチェーン40側に近接されるたたみ姿勢(図4において右側に位置する受け皿鉛直移動経路部101bにおいて受け皿が取っている姿勢)との間で、姿勢変更自在に構成されている。
【0016】
ここで前述の張り出し姿勢は、受け皿22が循環経路頂部65を越えて、所定長さだけ循環経路を移動した状態で、受け皿基端側に位置する受け皿支持部66(先に説明した受け皿支持軸64とこれをチェーン側で支持する各リンク63と一体に設けられるリンク付属部材67からなる)から、斜め上方に直線状に張り出した姿勢である。この姿勢の下側からの保持は、受け皿基端側に設けた第1当たり部68と先に説明したリンク付属部材67に設けられる対応する第1当たり受け部69との当接により維持できるようになっている(図10参照)。
一方、前述のたたみ姿勢の姿勢保持は、受け皿22の受け皿支持軸64回りの揺動を受け皿先端70とソータフレーム60との当接によって起こすとともに、後続側の受け皿22により維持するように構成されている。
【0017】
この受け皿22は、図10に示すように、先に説明した水平支持軸としての受け皿支持軸64にほぼ平行な揺動支持軸71と、この揺動支持軸71に対して揺動自在な複数の受け皿構成部材220から構成されている。さらに、前記張り出し姿勢において、受け皿支持軸64から離間する方向で複数の受け皿構成部材220を直線状に姿勢保持する張り出し姿勢維持機構72を、前記の複数の受け皿構成部材220間に備えている。
具体的に説明すると、図示する受け皿22にあっては、これが、最も簡単な構造である二つ折れ可能な構造とされており、受け皿支持軸64側の基端側受け皿部材220aと、基端側受け皿部材220aに揺動支持軸71を介して揺動支持される先端側受け皿部材220b,220cとを有している。図5又は図7のように、受け皿22には後述する移動ガイドが挿入されるスリット41が形成されており、このスリット41を境界として先端側受け皿部材は、搬送コンベア18に近い側の第1の部材220bと、遠い側の第2の部材220cとに分かれ、これら部材220b,220cは同じ張り出し姿勢を取るように構成される。
【0018】
さらに、図10のように、これら先端側受け皿部材220b,220cと基端側受け皿部材220aとの間には、先の第1当たり部68と第1当たり受け部69に対応して、張り出し姿勢維持機構72としての第2当たり部73と第2当たり受け部74とが設けられている。この張り出し姿勢維持機構72の当接により、張り出し姿勢で、受け皿22を直線状の姿勢に維持することができる。
【0019】
次に、受け皿22が、循環経路頂部65から移動して、張り出し姿勢を取る場合にあって、この動作をスムーズにおこなうための構造について以下説明する。
この構造を実現するために、図4に示すように、ソータフレーム60には受け皿姿勢設定カム75が設けられており、これまで説明してきた受け皿22には、この受け皿姿勢設定カム75に当接自在なカム当接部76が備えられている。これらの受け皿姿勢設定カム75とカム当接部76との役割は、受け皿22が張り出し姿勢に設定される移動経路直前近傍で、受け皿姿勢設定カム75に対するカム当接部76の当接により、受け皿22の重心を、受け皿支持軸64に対して、チェーン40とは反対側に位置するように構成するものである。このような構成を取ることにより、図4に100で示す左側の受け皿鉛直移動経路部101a(この部位では受け皿は下降移動する)の入口部位において、受け皿支持軸64回りに自重により揺動回転して、先に説明した張り出し姿勢への姿勢変更を、スムーズ、迅速におこなうことができる。
【0020】
次に、移動式ガイド装置42について図4,5,6,8,9により説明する。
この装置42は、上下方向に移動可能な板状の移動ガイド43と、移動ガイド43が取付保持される可動支持台44と、この可動支持台44に一体的に取り付けられる略L字形の検出板45と、移動ガイド43の下降位置及び上昇位置を検出するための光学式の位置検出センサー46,47と、可動支持台44に取り付けられる昇降用のチェーン48と、チェーン48が巻回される駆動用のスプロケット49a,49bと、チェーン駆動用のモータ51とを備える。移動式ガイド装置42を構成する部材は、支持台板57に対して取り付けられる。
【0021】
図5,6に示すように、モータ51の駆動力は、ギヤ52a,52b,クラッチ53を介してチェーン48に伝達される。又、二本のスライドシャフト54がその上下端部を一対の取付板56a,56bにより支持されると共に、可動支持台44に形成されたガイド穴44aに嵌合され、これにより移動ガイド43が昇降移動する。図8は、移動ガイド43が上昇した状態を示し、図9は下降した状態を示す。下降した状態では、移動ガイド43の先端部43aが、受け皿22に形成されたスリット41に挿入されるようになっている。検出板45の先端部45a(図5参照)が存在するかどうかを位置検出センサー46,47により検出し、これに基づいて上昇・下降位置を制御する。
【0022】
図12は幅小の感光材料50aが積層された状態を示す。図中、矢印Cは感光材料50aの搬送されて来る方向を示す。移動ガイド43により、感光材料50aの幅に合せて、受け皿22の上記搬送されてくる方向から見た寸法を小さくしているので、感光材料50aが順番通りに積層されないという不都合が無い。移動ガイド43は、受け皿22の感光材料50が載置される領域を仕切る仕切り部材として機能するものである。
図13は、幅大の感光材料50bが積層された状態を示す。ここでは、移動ガイド43は受け皿22から退避した上昇位置にある。この場合は、固定ガイド55によって感光材料50bの積層位置が規制される。
移動ガイド43と固定ガイド55は、感光材料50が搭載される搭載領域を、感光材料50が搬送されてくる方向で規制する規制手段として機能する。
【0023】
図7,11に、受け皿停止機構80を示す。この機構80は、搬送コンベア18に対する、高さ方向の受け皿22の停止を制御するためのものである。図12,13に示すように、感光材料50はカールしており、幅小の感光材料50aのカール高さyaよりも幅大の感光材料50bのカール高さybの方が大きい。従って、このカール高さの違いにあわせて搬送コンベア18の搬送面と受け皿22の載置面との段差Hを変更するのが好ましいからである。
図11に戻り、チェーン40を駆動するための駆動軸61に一対のスプロケット62aが設けられると共に、更にその外側に第1検出板81、第2検出板82がそれぞれ一体的に設けられる。検出板81は、放射状に4方向に腕が延びており、その腕の先端部81aが、第1検出センサー83の発光器83aと受光器83bの間に入り込む。腕のピッチは円周方向に4等分されており90°である。また、この腕のピッチは受け皿22のピッチとも一致している。第2検出板82と第2検出センサー84の発光器84a、受光器84bも同じ構成である。
【0024】
ここで重要なのは、図14に示すように、第1検出板81と第2検出板82の腕のピッチが、半ピッチ(45°)ずれていることである。これにより、いずれのセンサー83,84に基づいて受け皿22を停止させるかにより、受け皿22の停止位置を、即ち図12,13の段差Hを変更することができる。ここでは、第1検出センサー83によるときは、受け皿22は図12の位置で停止するようにし、第2検出センサー84によるときは、図12よりも大きな段差Hになるように受け皿22を停止させるようにしている。
【0025】
図15に、制御ブロック図を示す。写真焼付装置2の作動は、マイクロコンピュータを中核とする制御部90により制御される。感光材料判別手段94は、感光材料幅検出手段32の検出結果に基づいて、幅小の感光材料50aか幅大の感光材料50bかを判別する。これは、図1のいずれのマガジン5a,5bが使用されているかを検出する、又は、感光材料50の搬送経路に幅寸法検出用のセンサーを備えさせる、キーボードから手動入力する等により判別できる。移動ガイド駆動制御手段91は、センサー46,47及び感光材料判別手段94の判別結果に基づいて、移動ガイド駆動用モータ51の駆動制御をする。受け皿停止制御手段92は、センサー83,84及び感光材料判別手段94の判別結果に基づいて受け皿駆動用モータ33の駆動制御をする。このモータ33は、循環回動機構を循環駆動させる駆動手段として機能する。コンベア駆動制御手段93は、感光材料50を横送りする搬送コンベア18の駆動制御をする。
【0026】
以下、感光材料整列装置1の作用を説明する。
感光材料50のサイズとしては、標準的な例えば82.5mm〜6インチ幅までのものが対象となる幅小の感光材料50aを中心に説明する。
前述したように、この装置1に送り込まれてくる感光材料50aは、図2、図3に示すように3列千鳥状に送られてくる。
搬送経路にあっては、経路に沿って設けられているほぼ同じ送り速度の複数の挟持搬送ローラ機構16により搬送路出口20まで送られてくる。そして、感光材料50aの後端が最終段の挟持搬送ローラ機構16から離脱した時点で、排出挟持ローラ機構23の速度まで加速され、高速で搬送コンベア18側へ排出される。
さらに、先に説明したように、排出挟持ローラ機構23を構成する受けローラ25に対してローラの両側適宜位置(感光材料50aをその幅方向で支持できる位置)には、ガイドローラ29を備えているため、図示のように感光材料50aの両端縁側は少し持ち上げて樋状にされて送りだされる。
【0027】
排出された感光材料50aは搬送コンベア18で排出方向とは直角な方向に、搬送コンベア18の間欠的な動作で送られるが、その際3列千鳥状に配列されて送られてくる感光材料50aは、夫々個別に、排出と搬送コンベア18による受け皿22までの搬送移動を繰り返される。即ち、1枚の感光材料50aが搬送コンベア18上にある状態にあっては、次の感光材料50aは排出挟持ローラ機構23による排出が完了してしまわないように構成される。こうして順次排出される感光材料50aを搬送コンベア18の間欠駆動により受け皿22に順番に積み重ねることにより、感光材料50aをフィルムの各コマの順番に再整列して積み重ねることができる。
【0028】
ここで、搬送コンベア18の間欠駆動のタイミング設定は、高速で排出される感光材料50aの後端をその都度光検出器(図外)で検出し、後端が通過した後、所定時間後に搬送コンベア18を駆動し、感光材料50の受け皿22への移動を同じく光検出器(図外)で検出して、搬送コンベア18の停止をおこなうようにしている。
さらに、光検出器(図外)による各感光材料50aの後端を検出した信号により通過した感光材料50aの枚数をカウントして制御回路(図外)で1本のフィルム分の枚数を照合し、1本のフィルム分の感光材料50aの枚数が全て単一の受け皿22に蓄積されると、次の受け皿22を下降させる構造としている。
幅大の感光材料50bについてもほぼ同様の動作をする。
【0029】
次に、図16により、移動ガイド装置42の作動について説明する。
受け皿22へのある1オーダー分の感光材料50の搭載が終了すると、次の受け皿22に次の1オーダー分の感光材料50を搭載するため、受け皿22を駆動する(ステップ#10)。次のオーダーの感光材料50が幅小のものか幅大のものかを感光材料判別手段94により判断する(ステップ#12)。幅小であれば、第1検出センサー83により受け皿22を停止制御する(ステップ#14)。この時、搬送コンベア18の搬送面と受け皿22の搭載面との段差が第1の設定値になるように設定する。次に、感光材料50aを搬送し、搬送コンベア18から受け皿22へと順次1枚ずつ送り込む(ステップ#16)。1オーダー分の感光材料50aの受け皿22への搭載が完了すると(ステップ#18)、初期状態に戻る。
【0030】
ステップ#12で感光材料50が幅大であれば、第2検出センサー84により受け皿22を停止制御する(ステップ#22)。この時に設定される段差は第2の設定値であり、これは上記第1の設定値よりも大きい。つまり、段差を大きく取るので、積層された感光材料50bと次に搬送されて来る感光材料50bとが干渉してしまうことがない。このように、感光材料50の幅寸法に応じて段差を調整するのである。受け皿22停止の後、移動ガイド43を挿入する(#24)。移動ガイド駆動制御手段91による指令により、移動ガイド43の駆動用のモータ51を起動し、図8の上昇位置から図9の下降位置へと移動ガイド43を下降させる。この時、移動ガイド43の先端部43aが受け皿22のスリット41に挿入される。下降位置の停止制御は、位置検出センサー46の出力に基づいて実行される。移動ガイド43の挿入後は、ステップ#16、18を経て1オーダー分の感光材料50bの搭載を完了すると、移動ガイド43を元の上昇位置に復帰・退避させる(ステップ#20)。
【0031】
図17は、受け皿22の別実施形態を示す。スリット41を境界として、先端側受け皿部材の搬送コンベア18に近い側220bの搭載面の高さが、遠い側220cよりも高くなっている。これは、設計上スリット41の両側を同一高さとしても、製造誤差などにより、搬送コンベア18に近い側220bの搭載面の高さが、遠い側220cよりも低くなることがある。そうすると、感光材料50の端面がスリット41の端面部に引っかかってしまうことがありうる。そこで、図17のように構成すれば、スリット41の端面部において、感光材料が引っかかってしまうことがなくなると言う利点がある。
【0032】
本発明の更に別の別実施形態について説明する。
(1) 上記の実施の形態にあっては、受け皿22を2部材から構成するものとしたが、この部材数は任意である。部材数が増すほど、チェーン40からソータフレーム60壁面までの距離を短く設定しやすい。もちろん、受け皿22を単一の部材から構成することもできる。
(2) 移動ガイド43はスライド昇降するものではなく、回動駆動により受け皿22に挿入するように構成してもよい。
(3) 本実施形態では二種類(二グループ)の感光材料を取り扱っているが、これ以上の種類の感光材料を取り扱うように構成してもよいのは当然である。この場合、移動ガイドを二個以上設けて、それらを独立して駆動制御するようにすればよい。
(4) 移動ガイド43は上方から下降移動するのではなく、受け皿22の前方(図12の紙面に垂直な方向)から受け皿22に対して挿入されるようにしてもよい。
(5) 本実施形態では、移動ガイド43と固定ガイド55とを設けているが、固定ガイドを廃止して移動ガイド43が受け皿22の搭載面に沿って移動できるように構成してもよい。
(6) 本実施形態では支持台板57に対して固定ガイド55を固定しているが、受け皿22自身に固定ガイド55と同じ機能をもたせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼付現像装置の全体構成図
【図2】搬送コンベア近傍の斜視図
【図3】図2に於けるX−X断面を示す図
【図4】ソータの横断面図
【図5】ソータの平面図
【図6】ソータの側面図
【図7】受け皿の平面図
【図8】移動ガイドの退避状態を示す斜視図
【図9】移動ガイドの挿入状態を示す斜視図
【図10】受け皿の側面図
【図11】受け皿停止機構の主要部を示す図
【図12】幅小の感光材料を積み重ねた状態を示す図
【図13】幅大の感光材料を積み重ねた状態を示す図
【図14】検出板の相対位置関係を示す図
【図15】制御ブロック図
【図16】作動フローチャート図
【図17】受け皿の変形例
【図18】従来技術の問題点を示す図
【符号の説明】
1 感光材料整列装置
2 写真焼付現像装置
19 ソータ
21 移送経路
22 受け皿
40 チェーン
41 スリット
42 移動式ガイド装置
43 移動ガイド
45 検出板
46,47 位置検出センサー
50 感光材料
55 固定ガイド
80 受け皿停止機構
81 第1検出板
82 第2検出板
220 受け皿構成部材

Claims (5)

  1. 搬送されてくる仕分け物が受け入れられ搭載される受け入れ部材と、駆動手段により循環駆動される循環回動機構と、前記循環回動機構に対して前記受け入れ部材を支持し、前記循環回動機構の循環経路上で前記仕分け物を受け入れ可能に構成したソータであって、
    前記仕分け物が搭載される搭載面を、前記仕分け物が搬送されてくる方向で仕切る仕切り部材を設け、この仕切り部材を前記受け入れ部材に対して前記搭載面の高さより低い位置まで挿入可能に構成したことを特徴とするソータ。
  2. 前記仕切り部材が複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のソータ。
  3. 前記仕切り部材は、前記搭載面とほぼ直交する板状に形成され、その先端部が、前記受け入れ部材に形成されたスリットに挿入されることを特徴とする請求項1又は2に記載のソータ。
  4. 前記スリットを境界として、前記搭載面の高さを異ならせていることを特徴とする請求項3に記載のソータ。
  5. 搬送されてくる仕分け物が受け入れられ搭載される受け入れ部材と、駆動手段により循環駆動される循環回動機構と、前記循環回動機構に対して前記受け入れ部材を支持し、前記循環回動機構の循環経路上で前記仕分け物を受け入れ可能に構成したソータであって、
    前記仕分け物が搭載される搭載領域を、前記仕分け物が搬送されてくる方向で規制する規制手段を設けると共に、前記規制手段を前記受け入れ部材に対して上下移動可能、かつ、前記規制手段の規制位置を前記仕分け物が搬送されてくる方向において変更可能に構成したことを特徴とするソータ。
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