JP2875270B2 - Ｆｍ復調回路 - Google Patents
Ｆｍ復調回路Info
- Publication number
- JP2875270B2 JP2875270B2 JP1013962A JP1396289A JP2875270B2 JP 2875270 B2 JP2875270 B2 JP 2875270B2 JP 1013962 A JP1013962 A JP 1013962A JP 1396289 A JP1396289 A JP 1396289A JP 2875270 B2 JP2875270 B2 JP 2875270B2
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- Japan
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- circuit
- signal
- phase shift
- resonator
- ceramic
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はFM復調回路に係り、特にクワドラチャ検波回
路のような移相回路をもつ検波回路に好適なFM復調回路
に関する。
路のような移相回路をもつ検波回路に好適なFM復調回路
に関する。
従来のFM復調回路は、特開昭61−296802号公報記載の
ように２つのセラミック共振子でラダーフィルタを構成
し、単一のFM信号を復調するうえでのＳ字カーブの広帯
域化を行うとなっていた。また、異なるFM信号を夫々復
調する場合においても従来技術は、異なるFM信号の周波
数に夫々対応した移相回路を希望するFM信号に合せて切
換える方式（特開昭60−27209）や、異なるFM信号を局
部発振回路と周波数混合回路からなる周波数変換回路に
て単一のFM信号に周波数変換し、その変換されたFM信号
に対応した移相回路を用いて復調を行っていた。
ように２つのセラミック共振子でラダーフィルタを構成
し、単一のFM信号を復調するうえでのＳ字カーブの広帯
域化を行うとなっていた。また、異なるFM信号を夫々復
調する場合においても従来技術は、異なるFM信号の周波
数に夫々対応した移相回路を希望するFM信号に合せて切
換える方式（特開昭60−27209）や、異なるFM信号を局
部発振回路と周波数混合回路からなる周波数変換回路に
て単一のFM信号に周波数変換し、その変換されたFM信号
に対応した移相回路を用いて復調を行っていた。
上記従来技術の一方法であるセラミック共振子２つを
ラダーフィルタとして構成する方法は、単一のFM信号を
復調するまでにとどまっており、複数のFM信号を復調す
るまでには至っていない。また複数のFM信号を復調する
技術の一つである移相回路を切換える場合、切換えるた
めの切換回路、及び希望のFM信号を選択するための周波
数判別回路が必要で回路が複雑となり、部品点数の増
加、信頼性の低下、及びコストアップとなる。またこれ
らの不具合点を解決するために、切換えをユーザにゆだ
ねる事も可能であるが、ユーザ操作が複雑になる。もう
一方の周波数変換方式においては、内部に発振回路、周
波数混合回路を利用するため、高調波による妨害や、上
記と同様なコストアップ等の問題が発生する。
ラダーフィルタとして構成する方法は、単一のFM信号を
復調するまでにとどまっており、複数のFM信号を復調す
るまでには至っていない。また複数のFM信号を復調する
技術の一つである移相回路を切換える場合、切換えるた
めの切換回路、及び希望のFM信号を選択するための周波
数判別回路が必要で回路が複雑となり、部品点数の増
加、信頼性の低下、及びコストアップとなる。またこれ
らの不具合点を解決するために、切換えをユーザにゆだ
ねる事も可能であるが、ユーザ操作が複雑になる。もう
一方の周波数変換方式においては、内部に発振回路、周
波数混合回路を利用するため、高調波による妨害や、上
記と同様なコストアップ等の問題が発生する。
本発明の目的は、異なる周波数をもつFM信号を夫々復
調する場合、切換え回路、周波数変換回路が不要であ
り、安価で簡単な回路を構成することにある。
調する場合、切換え回路、周波数変換回路が不要であ
り、安価で簡単な回路を構成することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、 FM信号と該FM信号を移相回路を通した信号とをマルチ
プライヤに入力し、該両信号の位相差からFM復調信号を
得るようにしたFM復調回路において、上記移相回路を、
移相用コンデンサ（該当実施例符号Ｃ）と、第１のセラ
ミック共振子（該当実施例符号X1）と第２のセラミック
共振子（該当実施例符号X2とを直列接続した構成を有す
る共振子回路と、該第２のセラミック共振子に直列接続
された共振点移動用コイル（該当実施例符号Ｌ）と、上
記移相用コンデンサ（Ｃ）と上記共振子回路との間に接
続されたダンピング抵抗（該当実施例符号R1）と、を備
え、上記第１、第２のセラミック共振子に対応した異な
る中心周波数のFM信号を復調可能なように構成する。
プライヤに入力し、該両信号の位相差からFM復調信号を
得るようにしたFM復調回路において、上記移相回路を、
移相用コンデンサ（該当実施例符号Ｃ）と、第１のセラ
ミック共振子（該当実施例符号X1）と第２のセラミック
共振子（該当実施例符号X2とを直列接続した構成を有す
る共振子回路と、該第２のセラミック共振子に直列接続
された共振点移動用コイル（該当実施例符号Ｌ）と、上
記移相用コンデンサ（Ｃ）と上記共振子回路との間に接
続されたダンピング抵抗（該当実施例符号R1）と、を備
え、上記第１、第２のセラミック共振子に対応した異な
る中心周波数のFM信号を復調可能なように構成する。
本発明は、FM信号とこのFM信号を移相回路を通して移
相したFM信号が夫々マルチプライヤに入力され、これら
２つの信号の位相差からFM復調出力を得るようにしたク
ワドラチャ検波回路において、移相回路の共振点を、直
列に接続したセラミック共振子及び外付け回路にて異な
った周波数のFM信号夫々に対応させている。このため複
数の異った周波数をもつFM信号のうち１つの希望信号が
入力された場合、この希望信号と同じ周波数において移
相回路は共振点を持つため、この希望するFM信号の中心
周波数を中心として位相差が発生し、希望信号のFM復調
出力が得られる。このため、本発明は複数のFM信号の中
から希望信号を選択し、復調出力を得るのに切換え回
路、周波数変換回路を必要としない簡単な回路構成とな
る。
相したFM信号が夫々マルチプライヤに入力され、これら
２つの信号の位相差からFM復調出力を得るようにしたク
ワドラチャ検波回路において、移相回路の共振点を、直
列に接続したセラミック共振子及び外付け回路にて異な
った周波数のFM信号夫々に対応させている。このため複
数の異った周波数をもつFM信号のうち１つの希望信号が
入力された場合、この希望信号と同じ周波数において移
相回路は共振点を持つため、この希望するFM信号の中心
周波数を中心として位相差が発生し、希望信号のFM復調
出力が得られる。このため、本発明は複数のFM信号の中
から希望信号を選択し、復調出力を得るのに切換え回
路、周波数変換回路を必要としない簡単な回路構成とな
る。
以下、本発明の一実施例を添付図により説明する。
第１図に単一のFM信号を復調するクワドラチャ検波回
路を示す、１はマルチプライヤ、２は移相回路、３はロ
ーパスフィルタである。４点より入力された中心周波数
０なるFM信号の一方は、そのままマルチプライヤに入
力され、もう一方は移相回路２を通りマルチプライヤに
入力される。移相回路はコンデンサＣ、セラミック共振
子Ｘ、ダンピング抵抗Ｒ、セラミック共振子の直列共振
点移動用コイルＬから構成される。セラミック共振子の
並列共振点は０に設定してある。この時の第１図の４
点及び５点の位相差を第２図に示す。中心周波数０に
おいて、Ｓ字カーブを描く位相差を持つため、マルチプ
ライヤにて位相検波されたのちローパスフィルタ３を通
してFM復調出力を得る。
路を示す、１はマルチプライヤ、２は移相回路、３はロ
ーパスフィルタである。４点より入力された中心周波数
０なるFM信号の一方は、そのままマルチプライヤに入
力され、もう一方は移相回路２を通りマルチプライヤに
入力される。移相回路はコンデンサＣ、セラミック共振
子Ｘ、ダンピング抵抗Ｒ、セラミック共振子の直列共振
点移動用コイルＬから構成される。セラミック共振子の
並列共振点は０に設定してある。この時の第１図の４
点及び５点の位相差を第２図に示す。中心周波数０に
おいて、Ｓ字カーブを描く位相差を持つため、マルチプ
ライヤにて位相検波されたのちローパスフィルタ３を通
してFM復調出力を得る。
本発明の一実施例として中心周波数０，１，２
，３，および４なる５つの異った周波数をもつFM
信号の、どれか一つを復調するFM検波回路を第３図に示
す。第１図と同様にマルチプライヤ１、移相回路２、ロ
ーパスフィルタ３で構成される。第４図に第３図の４点
及び５点の位相差を示し、第５図にコンデンサＣを除く
移相回路のリアクタンス特性を示す。移相回路はコンデ
ンサC,C1，抵抗R1，R2，R3，コイルL,セラミック共振子
X1，X2で構成され、周波数２においては、セラミック
共振子X1，X2のＣ性容量、コンデンサC1とコイルＬとの
直列共振点が存在し、０においては、セラミック共振
子X1とコンデンサC1による並列共振点、３においては
セラミック共振子X1，X2のＣ性容量と、コンデンサC
1と、コイルＬとの直列共振点、１においては、セラ
ミック共振子X2の並列共振点、４においては、セラミ
ック共振子X1，X2のＣ性容量と、コンデンサC1と、コイ
ルＬとの直列共振点が存在する。抵抗R1は直列共振点
２，３，４のダンピング抵抗であり、抵抗R2は、並
列共振点０，１のダンピング抵抗を示す。一般にセ
ラミック共振子は周波数が高くなると共振のＱがアップ
するため、抵抗R3を用い、周波数の高いセラミック共振
子X2の並列共振のダビングを行っている。以上に示す様
に、移送回路にセラミック共振子２ケを直列接続し、外
付回路にて、復調しようとするFM信号の中心周波数
０，１，２，３，４夫々に対応した共振点を
もたせる事により、第４図に示す様なＳ字カーブを得る
事ができ、その結果、入力されたFM信号に対してマルチ
プライヤ１にて位相検波が行なわれ、ローパスフィルタ
３を経て、FM復調出力が得られる。
，３，および４なる５つの異った周波数をもつFM
信号の、どれか一つを復調するFM検波回路を第３図に示
す。第１図と同様にマルチプライヤ１、移相回路２、ロ
ーパスフィルタ３で構成される。第４図に第３図の４点
及び５点の位相差を示し、第５図にコンデンサＣを除く
移相回路のリアクタンス特性を示す。移相回路はコンデ
ンサC,C1，抵抗R1，R2，R3，コイルL,セラミック共振子
X1，X2で構成され、周波数２においては、セラミック
共振子X1，X2のＣ性容量、コンデンサC1とコイルＬとの
直列共振点が存在し、０においては、セラミック共振
子X1とコンデンサC1による並列共振点、３においては
セラミック共振子X1，X2のＣ性容量と、コンデンサC
1と、コイルＬとの直列共振点、１においては、セラ
ミック共振子X2の並列共振点、４においては、セラミ
ック共振子X1，X2のＣ性容量と、コンデンサC1と、コイ
ルＬとの直列共振点が存在する。抵抗R1は直列共振点
２，３，４のダンピング抵抗であり、抵抗R2は、並
列共振点０，１のダンピング抵抗を示す。一般にセ
ラミック共振子は周波数が高くなると共振のＱがアップ
するため、抵抗R3を用い、周波数の高いセラミック共振
子X2の並列共振のダビングを行っている。以上に示す様
に、移送回路にセラミック共振子２ケを直列接続し、外
付回路にて、復調しようとするFM信号の中心周波数
０，１，２，３，４夫々に対応した共振点を
もたせる事により、第４図に示す様なＳ字カーブを得る
事ができ、その結果、入力されたFM信号に対してマルチ
プライヤ１にて位相検波が行なわれ、ローパスフィルタ
３を経て、FM復調出力が得られる。
本発明によれば、切換回路、周波数変換回路が不要
で、妨害信号の発生しない安価で簡単な、複数の異なっ
た周波数をもつFM信号を夫々復調可能な回路が構成でき
る。
で、妨害信号の発生しない安価で簡単な、複数の異なっ
た周波数をもつFM信号を夫々復調可能な回路が構成でき
る。
第１図は、クワドラチャ検波回路の基本構成図、第２図
は第１図４点及び５点の周波数一位相特性図、第３図
は、本発明のクワドラチャ検波回路の一実施例の回路
図、第４図は、第３図４点及び５点の周波数一位相特性
図、第５図は、リアクタンス特性図である。 １……マルチプライヤ、２……移相回路、３……ローパ
スフィルタ、４……FM信号入力、５……移相されたFM信
号入力、６……FM復調出力。
は第１図４点及び５点の周波数一位相特性図、第３図
は、本発明のクワドラチャ検波回路の一実施例の回路
図、第４図は、第３図４点及び５点の周波数一位相特性
図、第５図は、リアクタンス特性図である。 １……マルチプライヤ、２……移相回路、３……ローパ
スフィルタ、４……FM信号入力、５……移相されたFM信
号入力、６……FM復調出力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−296802（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−14507（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−194773（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−10337（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H03D 3/00 - 3/34
Claims (1)
- 【請求項１】FM信号と該FM信号を移相回路を通した信号
とをマルチプライヤに入力し、該両信号の位相差からFM
復調信号を得るようにしたFM復調回路において、 上記移相回路は、 移相用コンデンサ（Ｃ）と、第１のセラミック共振子
（X1）と第２のセラミック共振子（X2）とを直列接続し
た構成を有する共振子回路と、該第２のセラミック共振
子（X2）に直列に接続された共振点移動用コイル（Ｌ）
と、上記移相用コンデンサ（Ｃ）と上記共振子回路との
間に接続されたダンピング抵抗（R1）と、を備え、上記
第１、第２のセラミック共振子に対応した異なる中心周
波数のFM信号を復調可能なように構成したことを特徴と
するFM復調回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1013962A JP2875270B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | Ｆｍ復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1013962A JP2875270B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | Ｆｍ復調回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02195704A JPH02195704A (ja) | 1990-08-02 |
| JP2875270B2 true JP2875270B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=11847836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1013962A Expired - Lifetime JP2875270B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | Ｆｍ復調回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2875270B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2508669Y2 (ja) * | 1989-01-26 | 1996-08-28 | 株式会社村田製作所 | Ｆｍ検波用位相推移回路およびｆｍ検波回路用圧電共振部品 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0656941B2 (ja) * | 1984-06-12 | 1994-07-27 | 株式会社村田製作所 | 群遅延特性改善ラダー型圧電フィルタ |
| JPS61296802A (ja) * | 1985-06-25 | 1986-12-27 | Murata Mfg Co Ltd | Ｆｍ復調回路 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1013962A patent/JP2875270B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02195704A (ja) | 1990-08-02 |
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