JPS6133733Y2 - - Google Patents

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JPS6133733Y2
JPS6133733Y2 JP14334884U JP14334884U JPS6133733Y2 JP S6133733 Y2 JPS6133733 Y2 JP S6133733Y2 JP 14334884 U JP14334884 U JP 14334884U JP 14334884 U JP14334884 U JP 14334884U JP S6133733 Y2 JPS6133733 Y2 JP S6133733Y2
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JP
Japan
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circuit
pilot signal
pll
demodulator
phase comparator
Prior art date
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JP14334884U
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JPS6064657U (ja
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  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はFMステレオ受信機のMPX(マルチプ
レツクス)復調器をPLL(フエーズロツクドルー
プ)回路で構成したときのパイロツト信号と変調
信号とのビート歪を防止する回路に関する。
従来のFMステレオ受信機のMPX復調器をPLL
回路で構成した回路ブロツクを第1図で示すと、
FM検波された信号入力をプリアンプ1で増幅
し、そのコンポジツト信号は位相比較器2の一方
の入力に印加されると共にデコーダ7を介してス
イツチング復調され、LRの信号に分離されて出
力する。一方位相比較器2の位相差信号はローパ
スフイルタ3を介して電圧制御発振器4の発振周
波数を制御し、その電圧制御発振器4の発振周波
数はパイロツト信号19KHzの4倍の周波数76KHz
で発振する。この発振出力は1/2分周器5にて副
搬送周波数38KHzが得られ、前記デコーダ7に印
加されると共にさらに1/2分周器6を介して19K
Hzパイロツト信号が得られ、前記位相比較器2に
印加される。この位相比較器2、ローパスフイル
タ3、電圧制御発振器4、1/2分周器5,6によ
るループはPLL回路を構成して副搬送周波数信号
を得る事ができる。
しかしながらプリアンプ1より位相比較器2へ
印加されるコンポジツト信号は19KHzのバイロツ
ト信号だけでなく、メインチヤンネルサブチヤン
ネル、の変調信号も位相比較器2にて位相比較さ
れ、1/2分周器からのパイロツト信号とのビート
信号として現われ、このPLL回路より作り出され
る副搬送波は変調を受けてデコーダ7に印加され
る事になり正確なステレオ復調ができない。
その問題を解決する為に従来ではPPL回路がロ
ツクした状態でPLL回路に加えられるコンポジツ
ト信号電圧を減少させビート歪の発生を減少させ
る事が考えられていた。しかしながらこの方法で
はPLLのループゲインを減少させる事になり、極
端に入力レベルを低くする事が出来ず、電圧制御
発振器の発振周波数変動に対する特性劣化がでや
すくなる等の欠点も多く見られた。
また、別の解決手段としてPLLを二重に形成す
る方法もあるが、部品点数が増大しコストアツプ
につながる欠点がある。
さらに別の解決手段としてPLL回路のローパス
フイルタを急峻にして、ビート歪を改善する手段
も考えられるが、PLLのキヤプチヤレンジが狭く
なるため、電圧制御発振器との兼合いであまり狭
くする事もできない等の欠点がある。
そこで本考案は上記欠点を除去すべくなされた
もので、FM検波されて得られたコンポジツト信
号をPLL回路の位相比較器に印加する前にパイロ
ツト信号選択回路を通す事によつてPLL回路を使
用したMPX復調器のパイロツト信号と変調信号
とのビート歪を防止する事を目的とする。
以下本考案を図面と共に詳細に説明する。
第2図は本考案のPLL回路を使用したMPX復
調器で、第1図の回路にさらにパイロツト信号選
択回路8をプリアンプ1と相違比較器2の間に挿
入したものである。
第3図は第2図中のパイロツト信号選択回路8
の具体的回路を示し、トランジスタQ1,Q2よ
りなる能動フイルタを構成している。2石アンプ
の帰還回路には抵抗R2,R1、コイルL、コン
デンサC2の直列回路を構成し、かつその入力に
は抵抗R3,R4の直列分割を構成したものであ
る。
かくの如き回路構成に対しその動作を説明する
と、トランジスタQ1,Q2の2石アンプの帰還
回路にLC直列共振回路が設けられている為、各
抵抗比がR3/R4=R2/R1となる様設定す
ると、19KHzの共振周波数でのパイロツト信号選
択回路8における入力端と出力端の信号レベルは
同一レベル、同位相のものが得られる。そのフイ
ルタ特性は第4図の如く得られ、aは入出力レス
ポンスを表わし、bは入出力間位相差を示す。一
般的なコイルLやコンデンサCを使用した場合の
環境変化による特性変化を、抵抗R1を加える事
によりブロードにする事によつて、パイロツト信
号は減衰させずそれ以外のコンポジツト信号を減
衰させてビート歪の発生を防止している。その時
のMPX復調器の変調周波数歪特性図を第5図中
の曲線cにて示す。第5図中曲線dは何ら対策を
とらない方式の場合得られる特性曲線、eはビー
ト歪を防止する為にPLL中のローパスフイルタの
特性を急峻にした時の特性曲線である。
第6図はパイロツト信号選択回路8の別の具体
的実施例を示し、トランジスタQ1,Q2による
2石アンプの帰還回路中にコンデンサC3とコイ
ルLによるLC並列共振回路を形成させたもので
ある。LC並列共振周波数を19KHzにして各抵抗
比R3/R4=R2/R1とすれば入出力間特性
は第3図回路方式と同様の特性が得られる。尚、
コンデンサC1,C4はバイパスコンデンサであ
る。
以上、述べた様に本考案はパイロツト信号選択
回路を設けたにもかかわらず、PLL回路中の位相
比較器にパイロツト信号レベルの減衰しない信号
が印加できる為、パイロツトオートキヤンセルが
可能となるばかりでなく、PLLのループゲインも
減少させる事はないので、電圧制御発振器の発振
周波数変動に対する特性劣化も生ぜず、パイロツ
ト信号選択回路が能動フイルタとなつている為、
入出力間にレベル差すなわち電圧ロスを生じるこ
となく、PLL回路の安定な動作を確保しつつその
Qも自由に選べ、一般的なコイルやコンデンサを
用いても環境変化に対する特性変化も小さくする
事が出来、MPX復調器をIC化す場合にも容易で
特にモノリシツクICにて構成させればバラツキ
の少ない特性の安定したMPX復調器を得る事が
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のMPX復調器、第2図は本考案
のMPX復調器、第3図、第6図は本考案の具体
的回路図、第4図は第3図、第6図の特性図、第
5図はMPX復調器の変調周波数歪特性図であ
る。 2……位相比較器、3……ローパスフイルタ、
4……電圧制御発振器、8……パイロツト信号選
択回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. PLL回路を有するMPX復調器の位相比較器
    に、FM検波されて得られたコンポジツト信号
    を、能動フイルタより形成されているパイロツト
    信号選択回路を介して印加する様にした事を特徴
    とするFMステレオ復調器のビート歪除去回路。
JP14334884U 1984-09-21 1984-09-21 Fmステレオ復調器のビ−ト歪除去回路 Granted JPS6064657U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14334884U JPS6064657U (ja) 1984-09-21 1984-09-21 Fmステレオ復調器のビ−ト歪除去回路

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Publication Number Publication Date
JPS6064657U JPS6064657U (ja) 1985-05-08
JPS6133733Y2 true JPS6133733Y2 (ja) 1986-10-02

Family

ID=30319994

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JP14334884U Granted JPS6064657U (ja) 1984-09-21 1984-09-21 Fmステレオ復調器のビ−ト歪除去回路

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JPS6064657U (ja) 1985-05-08

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