JP2874852B2 - 列車位置と故障点の表示装置 - Google Patents

列車位置と故障点の表示装置

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JP2874852B2 JP17284196A JP17284196A JP2874852B2 JP 2874852 B2 JP2874852 B2 JP 2874852B2 JP 17284196 A JP17284196 A JP 17284196A JP 17284196 A JP17284196 A JP 17284196A JP 2874852 B2 JP2874852 B2 JP 2874852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軌道回路に在線
する列車の位置を、列車の走行にしたがい連続的に表示
するとともに、軌道回路に故障が発生したときに故障発
生位置を表示する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】列車を検知するために2本のレ−ルが列
車1の車軸で電気的に短絡されることを利用した軌道回
路が使用されている。この軌道回路で列車を検知するた
めに、図8に示すように、軌道回路BTの列車進出側の
境界点に送信器2を設け、軌道回路BTの列車進入側の
境界点に受信器3を接続し、2本のレ−ルを利用して電
気回路を構成している。そして列車進出側の境界点に接
続した送信器2から軌道回路BTの2本のレ−ルにAT
C信号電流を流し、軌道回路BTに流れているATC信
号電流の有無を受信器3で検出することにより、軌道回
路BTに列車1が在線するか否を検知して表示器9に表
示している。また、軌道回路BTの2本のレ−ルが短絡
したり、レ−ル切損が生じたりしたときも、受信器3に
おけるATC信号電流の検出の有無により故障の発生を
検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一軌道回
路の長さは、例えば新幹線の場合は1.5kmと長く、こ
の軌道回路を一単位として列車の位置を検知している
と、実際に走行している列車の位置をリアルタイムで検
出して表示することはできず、詳細な列車位置を把握す
ることは困難であった。例えば、図9に示すように、軌
道回路ATの進入端近傍に列車1aが在線し、軌道回路
BTの進出端近傍に列車1bが在線して、列車1aと列
車1b間の距離が一軌道回路の長さよりはるかに長くて
も、列車位置表示は軌道回路ATと軌道回路BTの全体
に列車が在線しているように表示されてしまう。また、
軌道回路CTと軌道回路DTにまたがって列車1cが在
線するときは、軌道回路CTと軌道回路DTの全体に列
車が在線しているように表示されてしまう。
【0004】また、レ−ルに故障が発生したときに、故
障の発生を軌道回路単位で検知することはできるが、故
障が発生した位置を自動的に特定することができないた
め、故障位置を検出するのに多くの時間がかかってしま
う。さらに、故障が2本のレ−ルの短絡か、レ−ル切損
かを自動的に判別することができず、故障発生位置まで
行かない故障原因が明確にならなかった。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、列車の位置をリアルタイムで表示す
るとともに、レ−ルに故障が発生したときに故障原因と
故障位置を特定して表示することができる列車位置と故
障点の表示装置を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る列車位置
と故障点の表示装置は、送信器と受信器と列車位置検知
部と表示器とを有し、送信器は軌道回路の列車進出側の
境界点にATC信号を送信し、受信部は軌道回路の列車
進入側の境界点で軌道回路からの信号を受信し、列車位
置検知部は軌道回路に在線する列車の位置と軌道回路に
故障が発生したときに故障位置を検知するものであり、
位置・電流特性記憶部と電流測定部と故障検知部及び位
置検出部を有し、位置・電流特性記憶部にはあらかじめ
軌道回路に在線する列車の位置(軌道短絡位置)に応じ
て送信器から軌道回路に送信するATC信号の送信電流
の変化を測定して記憶させ、電流測定部は送信器から軌
道回路に送信するATC信号の送信電流を検出し、故障
検知部は電流測定部で測定しているATC送信電流と位
置・電流特性記憶部に記憶したATC送信電流の変化特
性の列車進入端近傍における電流と比較し、測定してい
るATC送信電流が記憶している列車進入端近傍におけ
る電流値より変化したときに軌道回路に故障発生と判断
し、測定しているATC送信電流の変化状況によりレー
ル破断かレール短絡かの故障原因を特定し、位置検出部
は受信部で軌道回路に列車が進入したことを検知したと
きに、電流測定部で測定しているATC送信電流と位置
・電流特性記憶部に記憶した列車位置とATC送信電流
の変化特性とを比較し、列車の位置を推定し、故障検知
部から軌道回路の故障発生の通知を受けたときに、電流
測定部で測定しているATC送信電流が列車の走行によ
り変化したときに、変化したときの電流と位置・電流特
性記憶部に記憶した列車位置とATC送信電流の変化特
性とを比較し、そのときの列車の位置を故障発生位置と
推定し、表示器は位置検出部で推定した列車位置を逐次
表示し、故障検知部で軌道回路の故障発生を検知したと
きに、故障発生と位置検出部で推定した故障発生位置を
表示することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明においては、軌道回路毎
に列車の進出側の境界点に接続された送信器と列車の進
入側の境界点に接続された受信器と列車位置検知部及び
各軌道回路の列車位置検知部に接続された表示器とを有
する。列車位置検知部は位置・電流特性記憶部と電流測
定部と故障検知部及び位置検出部を有する。位置・電流
特性記憶部にはあらかじめ軌道回路に在線する列車の位
置(軌道短絡位置)に応じて送信器から軌道回路に送信
するATC送信電流の変化を測定して記憶してある。電
流測定部は送信器から軌道回路に送信するATC信号の
送信電流を常時検出している。
【0008】そして受信器で軌道回路に列車が進入した
ことを検知したときに、位置検出部は電流測定部で測定
しているATC送信電流と位置・電流特性記憶部に記憶
した列車位置とATC送信電流の変化特性とを比較し列
車の位置を推定し、推定した列車位置を表示器に逐次送
る。表示器は列車の走行に伴い移動する軌道回路内の列
車の位置を逐次移動させて表示し、列車の位置を明確に
する。
【0009】また、故障検知部は電流測定部で測定して
いるATC送信電流を常時監視し、測定しているATC
送信電流と位置・電流特性記憶部に記憶したATC送信
電流の変化特性の列車進入端近傍における電流と比較
し、測定しているATC送信電流が記憶している列車進
入端近傍における電流値より変化したときに軌道回路に
故障が発生したと判断し、測定しているATC送信電流
の変化によりレール破断かレール短絡かの故障原因を特
定する。位置検出部は故障検知部で軌道回路の故障発生
を検知したときに電流測定部で測定しているATC送信
電流が列車の走行により変化したときに、変化したとき
のATC送信電流と位置・電流特性記憶部に記憶した列
車位置とATC送信電流の変化特性とからそのときの列
車の位置を特定して故障発生位置と推定する。表示器は
故障検知部で軌道回路の故障発生を検知したときに、故
障原因と位置検出部で推定した故障発生位置を表示して
故障状況を明確にする。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、軌道回路AT〜CT毎
に送信器2と受信器3及び列車位置検知部4が設けられ
ている。送信器2は各軌道回路AT〜CTの列車1の進
出側の境界点に接続され、各軌道回路AT〜CT毎にレ
−ルにATC信号を送信する。受信器3は各軌道回路A
T〜CTの列車1の進入側の境界点に接続され、各軌道
回路AT〜CT毎にレ−ルに流れているATC信号電流
を検出する。列車位置検知部4は、図2のブロック図に
示すように、位置・電流特性記憶部5と電流測定部6と
故障検知部7及び位置検出部8を有する。位置・電流特
性記憶部5には軌道回路BTに在線する列車1の位置
(軌道短絡位置)に応じて送信器2から軌道回路BTに
送信するATC送信電流の変化を測定して記憶してあ
る。すなわち、送信器2から軌道回路BTに流すATC
信号電流は、図3の列車位置とATC送信電流の変化特
性図に示すように、列車1が軌道回路BTに進入してか
ら進出側のATC信号の送信端に近づくにしたがって変
化し、進入端から列車1までの距離にほぼ比例して大き
くなる。この図3に示す列車位置に対するATC送信電
流の変化特性をあらかじめ測定して位置・電流特性記憶
部5に格納しておく。電流測定部6は送信器2から軌道
回路BTに送信するATC信号の送信電流を検出する。
故障検知部7は電流測定部6で測定しているATC送信
電流と位置・電流特性記憶部5に記憶したATC送信電
流の変化特性の列車進入端近傍における電流と比較し、
測定しているATC送信電流が記憶している列車進入端
近傍における電流値より変化したときに軌道回路BTに
故障が発生したと判断し、測定しているATC送信電流
の変化により故障原因を特定する。位置検出部8は受信
部3で軌道回路BTに列車1が進入したことを検知した
ときに、電流測定部6で測定しているATC送信電流と
位置・電流特性記憶部5に記憶した列車位置とATC送
信電流の変化特性とを比較し、列車の位置を推定する。
また、位置検出部8は故障検知部7から軌道回路BTの
故障発生の通知を受けたときに、電流測定部6で測定し
ているATC送信電流が列車1の走行により変化したと
きに、変化したときのATC送信電流と位置・電流特性
記憶部5に記憶した列車位置とATC送信電流の変化特
性とを比較し、そのときの列車1の位置を故障発生位置
と推定する。
【0011】表示器9は各軌道回路AT〜CTの位置検
出部8で推定した列車位置を逐次表示し、故障検知部7
で軌道回路BTの故障発生を検知したときに、故障原因
と位置検出部8で推定した故障発生位置を表示する。
【0012】上記のように構成された列車位置検知部4
で軌道回路BTに進入した列車1の位置を検知して表示
部9に表示するときの動作を、図3の特性図を参照して
説明する。
【0013】軌道回路BTの列車進出端の境界点に接続
された送信器2は、軌道回路BTのレ−ルに列車位置検
知と列車1に速度情報を伝送するためにATC信号を送
信している。軌道回路BTの列車進入側の境界点に接続
された受信器3は軌道回路BTのレ−ルに流れているA
TC信号電流を検出している。一方、列車位置検知部4
の電流測定部6は送信器2から出力されるATC送信電
流Iを測定している。この電流検出部6で検出している
ATC送信電流Iは、列車1が軌道回路BTに在線して
いないときは、図3の電流値I0になっている。
【0014】この状態で列車1が軌道回路BTに進入す
ると、軌道回路BTの2本のレ−ルが列車1の車軸で短
絡し、受信器3にはATC信号電流が送られなくなる。
このATC信号電流無しを受信器3で検出すると、受信
器3は列車在線信号を位置検出部8に送る。位置検出部
8は列車在線信号が送られると、電流測定部6で検出し
ているATC送信電流Iと位置・電流特性記憶部5に記
憶している列車位置とATC送信電流の変化特性とを比
較し、電流測定部6で検出しているATC送信電流Iと
一致している列車位置とATC送信電流の変化特性の電
流値に該当する位置を列車1の位置と推定する。例えば
電流測定部6で検出しているATC送信電流Iの電流値
がI1のとき、列車1は軌道回路BTの受信端P0から距
離L1だけはなれた位置P1が列車位置と推定し、電流測
定部6で検出しているATC送信電流Iの電流値がI2
のとき、列車1は軌道回路BTの受信端P0から距離L2
だけはなれた位置P2が列車位置と推定し、電流測定部
6で検出しているATC送信電流Iの電流値がI3のと
き、列車1は軌道回路BTの受信端P0から距離L3だけ
はなれた位置P3が列車位置と推定する。位置検出部8
は列車在線信号と逐次推定した列車1の位置信号を表示
器9に送る。表示器9は位置検出部8から列車在線信号
を受けると、図4の表示画面図に示すように、軌道回路
毎の列車在線を示す軌道回路表示部91に軌道回路BT
に列車が在線していることを表示するとともに、軌道回
路を一定距離毎に複数に区分けし、列車1の移動に伴っ
て列車在線表示が移動する区分け表示部92に列車1の
位置を表示する。軌道回路表示部91と区分け表示部9
2を確認することにより、軌道回路BTに列車1が在線
することと、軌道回路BT内の列車1が走行している位
置を正確に認識することができる。
【0015】次に、軌道回路BTに故障が発生したとき
の動作を、図5,図6の距離とATC送信電流の特性図
を参照して説明する。
【0016】列車位置検知部4の故障検知部7は電流測
定部6で測定しているATC送信電流Iを常時監視して
位置・電流特性記憶部5に記憶している列車位置とAT
C送信電流の変化特性と比較している。故障検知部7は
監視しているATC送信電流Iが、列車1が軌道回路B
Tに在線していないときに、位置・電流特性記憶部5に
記憶している列車位置とATC送信電流の変化特性の受
信端P0における電流値I0より変化したとき、軌道回路
BTに故障発生と判断し、測定しているATC送信電流
Iの変化状況により故障原因を特定する。
【0017】すなわち軌道回路BTのレ−ルに切損が生
じると、レ−ルによる電気回路が構成されなくなり、電
流測定部6で測定しているATC送信電流Iは、図5に
示すように「0」になる。また軌道回路BTの2本のレ
−ルが短絡すると、図6に示すようにATC送信電流I
は電流値I0から故障位置PXで定まる電流値IXにな
る。このATC送信電流Iの変化状況を検出することに
より、軌道回路BTの故障がレ−ル切損によるかレ−ル
短絡によるかを区別して特定することができる。
【0018】故障検知部7は軌道回路BTに故障が発生
したことを検知し、故障原因を特定すると、位置検知部
8に故障発生信号を送り、表示器9に故障発生信号と故
障原因と故障原因を示すATC送信電流値を送る。表示
器9は故障発生信号と故障原因と故障原因を示すATC
送信電流値が送られると、図7に示すように、軌道回路
BTに異常が発生したことと発生した日時,故障原因及
びATC送信電流値を表示する。
【0019】一方、位置検知部8は故障発生信号を受け
ると電流測定部6で検出しているATC送信電流Iと位
置・電流特性記憶部5に記憶している列車位置とATC
送信電流の変化特性との比較を開始する。この状態で列
車1が軌道回路BTに進入して故障発生位置PXに達す
るまでは電流測定部6で検出しているATC送信電流I
は、図5,図6に示すように、変化せずに一定である
が、列車1が軌道回路BTに進入して故障発生位置PX
に達すると電流測定部6で検出しているATC送信電流
Iが変化して正常時のATC送信電流とほぼ一致する。
位置検知部8はこの電流測定部6で検出しているATC
送信電流Iが変化して正常時のATC送信電流とほぼ一
致したときの位置PXを故障発生位置と推定し表示器9
に送る。表示器9は位置検出部8から故障発生推定位置
Xが送られると、区分け表示部92の該当する区画に
表示するとともに故障発生推定位置PXの軌道回路BT
の受信端P0からの距離LXを表示する。この表示を確認
することにより軌道回路BTに故障が発生したことと故
障原因及び故障発生位置を正確に知ることができる。
【0020】なお、上記実施例は軌道回路BTにおける
列車1の位置を軌道回路BTを一定距離毎に区画して表
示する場合について説明したが、軌道回路BTの受信端
0からの距離を直接表示し、そこに列車1の位置を逐
次移動させながら表示するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、軌道回
路に列車が進入したことを検知したときに、軌道回路に
送信しているATC送信電流とあらかじめ測定して記憶
した列車位置とATC送信電流の変化特性とを比較し列
車の位置を推定し、推定した列車位置を逐次表示するよ
うにしたから、列車の位置を正確にかつリアルタイムで
確認することができる。
【0022】また、軌道回路に送信しているATC送信
電流があらかじめ測定して記憶した列車位置とATC送
信電流の変化特性より変化したときに、軌道回路に故障
が発生したと判断し、送信しているATC送信電流の変
化により故障原因を特定して表示するようにしたから、
故障原因を正確に認識することができる。
【0023】さらに、軌道回路に故障が発生したとき
に、軌道回路に送信しているATC送信電流がが列車の
走行により変化したときに、変化したときのATC送信
電流とあらかじめ記憶した列車位置とATC送信電流の
変化特性とからそのときの列車の位置を特定して故障発
生位置と推定し表示するようにしたから、故障発生位置
を明確に把握することができ、故障復旧時間を大幅に短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】列車位置検知部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】列車位置とATC送信電流の変化特性図であ
る。
【図4】列車位置を示す表示図である。
【図5】レ−ル切損が生じたときの列車位置とATC送
信電流の変化特性図である。
【図6】レ−ル短絡が生じたときの列車位置とATC送
信電流の変化特性図である。
【図7】故障が発生したときの表示図である。
【図8】従来例の構成を示すブロック図である。
【図9】従来例の列車位置を示す表示説明図である。
【符号の説明】 AT〜CT 軌道回路 1 列車 2 送信器 3 受信器 4 列車位置検知部 5 位置・電流特性記憶部 6 電流測定部 7 故障検知部 8 位置検出部 9 表示器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信器と受信器と列車位置検知部と表示
    器とを有し、 送信器は軌道回路の列車進出側の境界点にATC信号を
    送信し、受信部は軌道回路の列車進入側の境界点で軌道
    回路からの信号を受信し、 列車位置検知部は軌道回路に在線する列車の位置と軌道
    回路に故障が発生したときに故障位置を検知するもので
    あり、位置・電流特性記憶部と電流測定部と故障検知部
    及び位置検出部を有し、 位置・電流特性記憶部にはあらかじめ軌道回路に在線す
    る列車の位置(軌道短絡位置)に応じて送信器から軌道
    回路に送信するATC信号の送信電流の変化を測定して
    記憶させ、 電流測定部は送信器から軌道回路に送信するATC信号
    の送信電流を検出し、 故障検知部は電流測定部で測定しているATC送信電流
    と位置・電流特性記憶部に記憶したATC送信電流の変
    化特性の列車進入端近傍における電流と比較し、測定し
    ているATC送信電流が記憶している列車進入端近傍に
    おける電流値より変化したときに軌道回路に故障発生と
    判断し、測定しているATC送信電流の変化状況により
    レール破断かレール短絡かの故障原因を特定し、 位置検出部は受信部で軌道回路に列車が進入したことを
    検知したときに、電流測定部で測定しているATC送信
    電流と位置・電流特性記憶部に記憶した列車位置とAT
    C送信電流の変化特性とを比較し、列車の位置を推定
    し、故障検知部から軌道回路の故障発生の通知を受けた
    ときに、電流測定部で測定しているATC送信電流が列
    車の走行により変化したときに、変化したときの電流と
    位置・電流特性記憶部に記憶した列車位置とATC送信
    電流の変化特性とを比較し、そのときの列車の位置を故
    障発生位置と推定し、 表示器は位置検出部で推定した列車位置を逐次表示し、
    故障検知部で軌道回路の故障発生を検知したときに、故
    障発生と位置検出部で推定した故障発生位置を表示する
    ことを特徴とする列車位置と故障点の表示装置。
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