JP2874764B2 - 熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法 - Google Patents

熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルミニウム合金製熱交換器に用いられる
フィン材の製造方法に関し、特に冷却水や作動流体の通
路材(管材または形材)にフィン材をろう付けによって
熱交換器を組み立てる場合に、ろう付け時の加熱に対し
て優れた耐高温座屈性を示すと共に、ろう付け後冷却水
や作動流体の通路材に対する犠牲陽極効果及び高強度で
コルゲーション加工性に優れたアルミニウム合金フィン
材の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、アルミニウム合金製熱交換器は、自動車などの
ラジエータ、エアコン、インタークーラーやオイルクー
ラーなどの熱交換器として使用されている。
アルミニウム合金製熱交換器は、例えば第1図(1)
(2)並びに第2図に示すように、Al−Cu系合金、Al−
Mn系合金、Al−Mn−Cu系合金などの作動流体通路材料
(管あるいは形材が使用される)1a、1bおよび4に、作
動流体通路材料に比較して電気化学的に卑な合金のフィ
ン材2、3が、ろう付けにより組み立てられている。こ
の場合、通路材料あるいはフィン材のいずれか一方また
は両方にAl−Si系やAl−Si−Mg系ろう材をクラッドした
ブレージングシートが用いられる。そして、電気化学的
に卑なフィン材の犠牲陽極効果を利用して作動流体通路
材料が防食されている。また、フィン材は、ろう付け時
の高温加熱によって、その強度が著しく低下して、変形
したり、ろう材中のSiがフィン材中に拡散して座屈した
りするため、この加熱によって変形しないように優れた
耐高温座屈性が要求される。したがって、アルミニウム
合金フィン材には、従来からAl−Mn系の合金が用いら
れ、これにさらに上記特性を加味するために種々の元素
が添加されているものが提案されている。例えば、電気
化学的に卑にするためにZn、Snなどが添加されたものが
提案されている。しかし、Sn、Znなどの元素を含有する
場合はろう付け性(高温座屈性)が不良になりやすいの
で、例えば、Sn、ZnのほかにMg、Mn、Feを調整した合金
鋳塊を、加熱・熱間圧延および70%以上の冷間圧延を行
い、軟化処理後15〜30%の冷間圧延仕上げする方法(特
開昭58−31070号)、またSn、ZnのほかにMg、Mn、Fe、S
i、Zrを調整した合金鋳塊を、加熱、熱間圧延および70
%以上の冷間圧延を行い、軟化処理後15〜30%の冷間圧
延仕上げする方法(特開昭60−215729号)等が提案され
ている。これらにおいては焼鈍(軟化)は300〜450℃で
実施することがろう付性の観点から重要とされている。
[発明が解決しようとする課題] 従来使用され、または提案されてきた、上記Al−Mn系
合金フィン材に対して、最近は軽量化のほかにコスト低
減などの要求が強く、これに対応するためには構成材料
を薄肉化したり、安価な材料が要求されるようになっ
た。
しかしながら、上記のようなフィン材を従来の方法で
製造すると、引張強さは17〜20kgf/mm2程度、耐力は16
〜19kgf/mm2程度(特開昭58−31070号、特開昭60−2157
29号)になり、薄肉化すると強度不足が生じる。すなわ
ち、フィンをコルゲート加工した後のスプリングバック
が小さいために、自由長が短くなったり、あるいはコル
ゲートと作動流体通路構成部材を組み付けるときフィン
がつぶれるという、いわゆる常温座屈が発生する。
また、最終冷間圧延の加工度を高くし、フィン材の引
張り強さを23〜29kgf/mm2、耐力を22〜28kgf/mm2にする
と上記の問題は解決するが、ろう付け時に再結晶粒が小
さくなり、フィン材(あるいはフィン材の芯材)中にろ
う材中のSiが拡散し、高温座屈が生じる。
本発明の目的は、優れた強度耐高温座屈性、犠牲陽極
性および成形加工性を有するアルミニウム合金フィン材
を安価に製造する方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、Al−Mn系合金の強度高温座屈性および
成形加工性について、組成および製造条件について種々
研究を重ねた結果、鋳塊の均質化処理条件を適正化する
こと、最終冷間圧延前の焼鈍を低温度で行うことによ
り、完全に再結晶させないこと、を組合せれば、高い強
度と耐高温座屈性を兼備したフィン材にできることを知
見した。また、熱間圧延の加熱温度、最終冷間圧延の加
工度を適性に保つことが必要であることを見出し、本発
明を完成した。すなわち、本発明の要旨は、Mn:0.3〜1.
5%、Zn:0.1〜1.0%、Fe:0.05〜0.7%、Mg:0.05〜0.7
%、Si:0.35%以下を含有し、さらに必要に応じCr:0.05
〜0.35%、Zr:0.05〜0.35%、Ti:0.05〜0.35%、V:0.05
〜0.35%のうち1種または2種以上を含有し、残部が不
可避的不純物およびAlからなる合金の鋳塊を、400〜560
℃で均質化処理し、400〜560℃に加熱して、熱間圧延し
た後、冷間圧延を施し、240℃以上300℃未満で中間焼鈍
した後、さらに5〜40%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行
う、熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造
方法である。
また、さらにMn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜1.0%、Fe:0.0
5〜0.7%、Mg:0.05〜0.7%、Si:0.35%以下を含有し、
さらに必要によりCr:0.05〜0.35%、Zr:0.05〜0.35%、
Ti:0.05〜0.35%、V:0.05〜0.35%のうち1種または2
種以上を含有し、残部が不可避的不純物およびAlからな
る合金の鋳塊を、400〜560℃で均質化処理した後、Al−
Si系またはAl−Si−Mg系合金を皮材として複合したもの
を、400〜550℃に加熱して熱間圧延した後、冷間圧延を
施し、240℃以上300℃未満で中間焼鈍した後、さらに5
〜40%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行う、強度の高い熱
交換器用フィン材の製造方法である。
[作 用] 次に本発明が上記の通り、その合金の成分組成範囲お
よび製造条件を限定した理由について説明する。
Mn Mnはフィン材の強度向上、成形加工性の改良および耐
高温座屈性の改良のために0.3〜1.5%含有させる。その
含有量が0.3%未満では、その効果が十分でなく、1.5%
を越えると効果が飽和するばかりでなく、自然電極電位
が貴になり、犠牲陽極効果が失われる。
Zn Znは、フィン材を電気化学的に卑にして犠牲陽極効果
を付与するために0.5〜2.0%含有させる。その含有量が
0.5%未満では効果が十分でなく2.0%を越えるとろう付
け時、蒸発量が多くなり、ろう付け炉の清掃回数が増す
ために好ましくない。
Fe Feは、Mnと共存することにより高温座屈性、成形加工
性を高める。また、Mnの固溶量を減少させて熱伝導度を
高めるとともに、フィン材の電位を卑にし、犠牲陽極効
果を高めるために0.05〜0.70%含有させる。その含有量
が0.05%未満では効果が十分でなく、0.70%を越えると
ろう付け時の再結晶粒が微細になり、耐高温座屈性が劣
化する。特に、本発明のように強度を高くするために焼
鈍温度を低くして完全再結晶させない場合には、ろう付
時の再結晶粒が微細になりやすい傾向を有するので、Fe
が0.70%を越えることは避けなければならない。
Mg Mgは、電位を卑にして犠牲陽極効果を高めると共に強
度を向上させる。下限未満では効果が十分でなく、上限
を越えるとろう付け性が低下する。
Si Siは不純物であるが、0.35%を越えると自己耐食性を
害するので、0.35%以下とするのが好ましい。
Cr、Zr、Ti、V Cr、Zr、Ti、Vはいずれも耐高温座屈性を改善するた
めに0.05〜0.35%含有させる。それらの含有量が0.05%
未満ではその効果が十分でなく、0.35%を越えると粗大
な金属間化合物が生成し、フィン材の製造が困難にな
る。
次に製造条件を限定した理由について説明する。
上記のような組成の合金は、溶解→鋳造→均質化処理
→熱間圧延→冷間圧延→中間焼鈍→最終冷間圧延の工程
により製造される。また、複合材の場合は、鋳塊の均質
化処理まで同一工程であるが、これにAl−Si系あるいは
Al−Si−Mg系の合金皮材を合わせ、熱間圧延以降の工程
を行い、製造される。これらいずれの場合とも均質化処
理と熱間圧延前の加熱は、兼ねてもよい。また、中間焼
鈍は、1回に限らず2回以上実施してもよい。これらの
工程に於て均質化処理、熱間圧延およに最終冷間圧延
は、次の条件で行わなければならない。
均質化処理温度 本発明のように、焼鈍温度が低く再結晶を完全にさせ
ない場合には、ろう付け時の再結晶粒が微細になって耐
高温座屈性が不良になりやすいので、鋳塊均質化処理の
温度は特に厳密に守らなければならない。そして、Mn系
化合物を十分析出させ、高い耐高温座屈性を得るため
に、400〜560℃の温度範囲で行うことが必要である。そ
の温度が400℃未満ではMn系化合物(Al−Mn、Al−Mn−F
e、Al−Mn−Si、Al−Mn−Fe−Siなどの化合物)の析出
が十分でないため、ろう付け時のフィン材の再結晶粒が
微細になり、耐高温座屈性が劣化する。また、560℃を
越えると焼鈍時に再結晶しやすく、最終フィン材の強度
が低くなりやすい。また、ろう付け時の再結晶粒が微細
になり、耐高温座屈性が劣化する。
熱間圧延 熱間圧延前の加熱温度は、圧延加工性や最終フィン材
の強度および十分な耐高温座屈性を得るために、400〜5
60℃の範囲が好ましい。この温度が400℃未満では圧延
時耳割れが激しく、加工性が悪くなる。また、560℃を
越えると焼鈍時に再結晶しやすく、最終フィン材の強度
が低下する。また、ろう付け時の再結晶粒が微細にな
り、耐高温座屈性が劣化する。さらに、Al−Si系、Al−
Si−Mg系合金を皮材として合せ材とする場合には、皮材
を溶解させないように550℃以下で行う必要がある。熱
間圧延の上限温度は鋳塊の均質化処理温度の場合と同様
に特に厳密に守らなければならない。
焼鈍温度 焼鈍温度を通常より低くして行うことにより、耐高温
座屈性と成形加工に必要な強度を得るために240℃以上3
00℃未満で行う必要がある。この温度が240℃未満では
ろう付け時の再結晶粒が微細になり、耐高温座屈性が劣
化する。また、300℃以上では、再結晶が部分的に生じ
始め、最終フィン材の強度が低くなる。
最終冷間圧延 本発明は最終の冷間圧延を適切な圧下率で行うことに
よって強度を上げるとともに、ろう付け時の温度でフィ
ン材が再結晶を起こし、ろう材をフィン材に拡散させな
いようにして、耐高温座屈性を高めようとするものであ
り、5〜40%の圧下率が必要である。その値が5%未満
では強度が低くなる。また、40%を越えると、ろう付け
時の再結晶粒が微細になり、耐高温座屈性が劣化する。
その他の工程、すなわち、溶解、鋳造、焼鈍前の冷間
圧延前は常法に従って行う。なお、鋳塊均質化処理と熱
間圧延の加熱は、かねて1回で行ってもよい。また、焼
鈍は1回に限らず2回以上行ってもよい。その場合は、
最終冷間圧延の直前の焼鈍において、上記温度範囲を守
ればよい。
[実施例] 実施例1 第1表に示す組成の合金を溶解・鋳造した。そして、
No.1〜No.8の合金について、鋳塊均質化処理、熱間圧延
を行い、厚さ2mmとした後、冷間圧延、焼鈍および最終
冷間圧延により厚さ0.08mmの裸フィン材を得た。
製造条件は第2表の通りである。得られたフィン材に
ついて引張試験を行いまた、10-5Torr以下の真空中で60
0℃、3分間の加熱を行った後、自然電極電位を測定し
た。自然電極電位は、酢酸でpH3に調整した3%NaCl溶
液中で1時間浸漬後に測定した。また、フィン材にコル
ゲート加工を施し、3003合金を芯材、4004合金を皮材と
する両面クラッドのプレート材(作動流体通路材料)と
組み合わせて、第1図のようなドロンカップ型コアを組
立て、これを真空ろう付けしたときの、ろう付け状況を
調べた。以上の結果をまとめて第2表に示す。
本発明例のNo.1A,2A,2B,2C,2D,3A,4A,5A,6A,7A,8A
は、引張強度が24kgf/mm2以上、耐力が23kgf/mm2以上と
高く、自然電極電位が−730から−770mVと電気化学的に
卑であり、ろう付け状況も良好である。
これに対し、比較例のNo.1B,3B,4B,5B,6B,7B,8Bは、
いずれも鋳塊の均質化処理温度が580℃と高いため、引
張強さが21kgf/mm2以下、耐力が20kgf/mm2以下と低い。
No.2Eは、やはり鋳塊の均質化処理温度が580℃と高く、
引張強さは23kgf/mm2とやや高いもののろう付け時にフ
ィンの座屈が発生した。また、No.2Fは、熱間圧延前の
加熱温度が580℃と高いため、引張強さが20kgf/mm2、耐
力19kgf/mm2と低い。
No.1C,3C,4C,5C,6C,7C,8Cは、いずれも最終冷間圧延
の加工度が45%と高く、ろう付け時の再結晶粒が微細に
なるため、フィンに座屈が生じた。
No.2Gは、焼鈍温度が200℃と低く、ろう付け時の再結
晶粒が微細になるため、フィンに座屈が生じた。
No.2Hは焼鈍温度が340℃と高いために、再結晶が生
じ、フィン材の引張強度が19kgf/mm2、耐力が18kgf/mm2
と低下した。
No.2Iは焼鈍温度が340℃と高く、また、最終冷間圧延
の加工度も50%と高めたため、引張強さは25kgf/mm2
高くなったものの、ろう付け時の再結晶粒が微細になる
ため、フィンに座屈が生じた。
No.2Jは、最終冷間圧延の加工度を3%と低くしたも
のであり、フィンの強度が引張強さ22kgf/mm2、耐力21k
gf/mm2と低下した。
実施例2 次に第1表のNo.2,6,7の合金を溶解、連続鋳造し、厚
さ30mm、幅175mm、長さ175mmの鋳塊を、第3表に示す温
度で均質化処理を施した後、長さ方向に切断の後、鋳塊
長さ方向を厚さ21mmとし、幅150mm、長さ150mmの芯材素
材とした。一方、JIS4004合金(Al−10%Si−1.5%Mg合
金)を同様に鋳造、面削し、480℃にて熱間圧延を行
い、厚さ4.5mmの皮材とした。この皮材を芯材の両面に
重ね合わせ、第3表に示す条件で熱間圧延、冷間圧延、
焼鈍および最終冷間圧延を経て厚さ0.12mmのブレージン
グフィン材を製造した。クラッド率は片面15%の両面ク
ラッドフィン材である。得られたフィン材を用いて上記
と同様に引張試験、ろう付け加熱後の自然電極電位の測
定を行った。また、コルゲート加工を行った後、Al−0.
40Cu−0.15Mn合金の押出形材と組み合わせて第2図のよ
うなサーペンタイン型コアを組立、真空ろう付けを行っ
たときのろう付け状況を調べた。以上の結果をまとめて
第3表に示す。
本発明例のNo.2A′,2B′,2C′,6A′,7A′は、引張強
度が24kgf/mm2以上、耐力が23kgf/mm2以上と高く、自然
電極電位が−730から−760mVと電気化学的に卑であり、
ろう付け状況も良好である。
これに対し、比較例のNo.2D′,7B′は、いずれも鋳塊
の均質化処理温度が580℃と高いため、引張強さが21kgf
/mm2以下、耐力が20kgf/mm2と低い。
また、No.6B′は鋳塊の均質化処理温度が580℃と高
く、最終圧延の加工度が50%と高いため、引張強さは28
kgf/mm2と高いもののフィンに座屈が生じた。
No.2E′は焼鈍温度が220℃と低く、フィンに座屈が生
じた。
No.6C′は、焼鈍温度が340℃と高く、引張強度が19kg
f/mm2、耐力が18kgf/mm2と低くなった。
No.2F′,7C′は、いずれも最終圧延の加工度が50%と
高いため、フィンに座屈が生じた。
[発明の効果] 本発明によれば、高い強度と耐高温座屈性、さらに犠
牲陽極作用を有するフィン材を提供することができる。
熱交換器のフィンを薄肉化することが可能となり、熱交
換器の軽量化、コスト低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はドロンカップ型エバポレータの斜視図、
同(b)は同正面図、第2図はサーペンタイン型コアの
正面図を示す。 1a,1b,4……作動流体通路材料、2,3……フィン材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 21/00 C22C 21/00 E C22F 1/04 C22F 1/04 Z F28F 21/08 F28F 21/08 D // C22F 1/00 623 C22F 1/00 623 627 627 630 630M 630A 651 651A 682 682 683 683 685 685Z 686 686A 691 691B 694 694B 694A (72)発明者 高橋 博 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番12号 住友軽金属工業株式会社名古屋製造所 内 (56)参考文献 特開 昭63−166950(JP,A) 特開 昭60−33346(JP,A) 特開 昭51−76112(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22F 1/04 - 1/057 C22C 21/00 - 21/18 B23K 35/22 B32B 15/01 F28F 21/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Mn:0.3〜1.5%(重量%、以下同じ)、Zn:
    0.1〜1.0%、Fe:0.05〜0.7%、Mg:0.05〜0.7%、Si:0.3
    5%以下を含有し、残部が不可避的不純物およびAlから
    なる合金の鋳塊を、400〜560℃で均質化処理し、400〜5
    60℃に加熱して熱間圧延した後、冷間圧延を施し、240
    ℃以上300℃未満で焼鈍をした後、さらに、5〜40%の
    圧下率で冷間仕上げ圧延を行うことを特徴とする熱交換
    器用高強度アルミニウム合金フィン材の製造方法。
  2. 【請求項2】Mn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜1.0%、Fe:0.05
    〜0.7%、Mg:0.05〜0.7%、Si:0.35%以下を含有し、更
    にCr:0.05〜0.35%、Zr:0.05〜0.35%、Ti:0.05〜0.35
    %、V:0.05〜0.35%のうち1種または2種以上を含有
    し、残部が不可避的不純物およびAlからなる合金の鋳塊
    を、400〜560℃で均質化処理し、400〜560℃に加熱して
    熱間圧延した後、冷間圧延を施し、240℃以上300℃未満
    で焼鈍した後、さらに、5〜40%の圧下率で冷間仕上げ
    圧延を行うことを特徴とする熱交換器用高強度アルミニ
    ウム合金フィン材の製造方法。
  3. 【請求項3】Mn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜1.0%、Fe:0.05
    〜0.7%、Mg:0.05〜0.7%、Si:0.35%以下を含有し、残
    部が不可避的不純物およびAlからなる合金の鋳塊を、40
    0〜560℃で均質化処理したものを芯材とし、これにAl−
    Si系あるいはAl−Si−Mg系合金を皮材として合せ材とし
    たものを、400〜550℃に加熱して熱間圧延した後、冷間
    圧延を施し、240℃以上300℃未満で焼鈍をした後、さら
    に、5〜40%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行うことを特
    徴とする熱交換器用高強度アルミニウム合金フィン材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】Mn:0.3〜1.5%、Zn:0.1〜1.0%、Fe:0.05
    〜0.7%、Mg:0.05〜0.7%、Si:0.35%以下を含有し、更
    にCr:0.05〜0.35%、Zr:0.05〜0.35%、Ti:0.05〜0.35
    %、V:0.05〜0.35%のうち1種または2種以上を含有
    し、残部が不可避的不純物およびAlからなる合金の鋳塊
    を、400〜560℃で均質化処理したものを芯材とし、これ
    にAl−Si系あるいはAl−Si−Mg系合金を皮材として合せ
    材としたものを、400〜550℃に加熱して熱間圧延した
    後、冷間圧延を施し、240℃以上300℃未満で焼鈍をした
    後、さらに5〜40%の圧下率で冷間仕上げ圧延を行うこ
    とを特徴とする熱交換器用高強度アルミニウム合金フィ
    ン材の製造方法。
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