JP2874405B2 - フラットケーブルの接続方法 - Google Patents

フラットケーブルの接続方法

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JP2874405B2
JP2874405B2 JP3259659A JP25965991A JP2874405B2 JP 2874405 B2 JP2874405 B2 JP 2874405B2 JP 3259659 A JP3259659 A JP 3259659A JP 25965991 A JP25965991 A JP 25965991A JP 2874405 B2 JP2874405 B2 JP 2874405B2
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fitting
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克明 鳥羽
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOA機器や自動車等の配
線に用いられるフレキシブルフラットケーブル、いわゆ
るFPCの各回路導体相互間を配線接続するためのフラ
ットケーブルの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、フラットケーブルは、ポリイミ
ドやポリエチレンテレフタレート等の絶縁フィルム上に
圧延銅箔や電解銅箔等よりなる回路導体で回路パターン
を形成し、さらにその上に前述同様の絶縁フィルムを張
り合わせた構造とされている。
【0003】従って、このようなフラットケーブルは可
撓性を有し、回路導体がフィルム上にパターン化されて
いるので配線が行ないやすく、特に複雑な回路間や装置
間の接続によく利用されている。そしてこのフラットケ
ーブル用コネクタとして実開平2−16586号公報、
実開平2−16587号公報、実開平2−16588号
公報等に開示のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
種、従来のコネクタによれば、図に示される如く、フ
ラットケーブル101の相対向する回路導体101a、
101b、101c、101d、101e、101f、
101g、101h相互間の接続のみ可能であり、図
に示されるような回路導体101a、101b、10
1c、101d、101e、101f、101g、10
1hの相交差するような配線接続、即ちクロス配線の接
続は行なうことができなかった。
【0005】特に自動車用ワイヤーハーネスはOA機器
に比較して回路数が多く、また分岐回路も存在するた
め、フラットケーブル101を使用してクロス配線等を
1枚のフラットケーブル101上で処理しようとすれ
ば、平面的に構成されているため図11に示される如
く、フラットケーブル101の中間部において各回路導
体101a、101b、101c、101dを互いに重
合状として交差状に配置することができない。従って図
12に示される如く、フラットケーブル101の回路導
体101a、101b、101c、101dの端部に迂
回路102を形成し、この迂回路102部分を折り曲げ
て、前述同様相対向する回路導体101a、101b、
101c、101d、101e、101f、101g、
101h相互間を接続する方法が採用されていた。
【0006】しかしながら、この方法によれば、迂回路
102の存在によってフラットケーブル101自体の材
料が多く必要となり、コスト高を招くと共に回路設計に
も無理が生じ、また配線パターンが特定され汎用性に劣
るという欠点があった。
【0007】従って、できる限りフラットケーブル10
1の結合部においてクロス配線等の処理をする方が好ま
しく、クロス配線可能なフラットケーブル101の接続
方法が望まれていた。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、フラ
ットケーブル接続部における回路導体同士の相交差する
配線接続を可能とし、しかもフラットケーブル自体の所
用量を減らすことができ、コスト低減が図れると共にフ
ラットケーブルの回路設計も簡単に行なえるフラットケ
ーブルの接続方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、互いに配線接続されるフラットケーブ
ルの回路導体の端部をそれぞれ露出させ、露出したフラ
ットケーブルの回路導体を、別体からなる短片状のフ
ラットケーブル小片体に備えられた小回路を形成する回
路導体の露出部にそれぞれ直接接触させ、この接触状態
を保持することにより、フラットケーブル小片体の小回
路を通じてフラットケーブルの回路導体同士を互いに配
線接続するフラットケーブルの接続方法であって、嵌合
凹部が形成されたケース体と、前記嵌合凹部を覆って装
着されると共に嵌合凹部内に嵌脱自在に嵌合される圧接
嵌合部を有するカバー体とを備え、前記嵌合凹部の対向
する側面の両端部に、フラットケーブル端部が嵌入され
るケーブル嵌合溝がそれぞれ形成されると共に、前記対
向する側面の中央部に、圧接嵌合部の嵌入方向に沿った
ガイド溝がそれぞれ形成され、前記ケース体の嵌合凹部
周縁部に位置してフラットケーブル位置決め用の突起が
それぞれ突設されると共に、前記カバー体装着用の係合
部が備えられ、前記カバー体に、前記嵌合凹部を覆って
装着された際に、前記各突起が嵌入される嵌合孔がそれ
ぞれ備えられると共に、前記係合部に係脱自在に係合す
る被係合部が備えられ、前記圧接嵌合部に、前記各ガイ
ド溝に対応するガイド突条が嵌入方向に沿ってそれぞれ
突設され、端部における片面側の絶縁フィルムを所定範
囲にわたって除去すると共に、前記突起と対応する位置
決め孔を形成して、各回路導体の端部が露出された各フ
ラットケーブルの端部を、それぞれの回路導体の露出側
が対向するようにケース体の各ケーブル嵌合溝にそれぞ
れ嵌入すると共に、各フラットケーブルの位置決め孔に
各突起を嵌入させた後、回路導体の一部が露出状態とさ
れた露出部を有するフラットケーブル小片体を圧接嵌合
部の外側面両側に沿って略U字状に屈曲させて嵌入端側
より添接した状態で、嵌合凹部内に圧接嵌合部を嵌入
し、嵌合凹部を覆ってカバー体を装着することによって
フラットケーブル小片体の小回路を通じてフラットケー
ブルの回路導体同士を互いに配線接続する点にある。
【0010】そしてフラットケーブル小片体として、互
いに配線接続されるフラットケーブルの回路導体の相対
向しない位置の回路導体同士を接続可能とすべく屈曲状
に配設された回路導体を備えてなる構造のものを用いて
もよい。
【0011】またフラットケーブル小片体を異なる小回
路のフラットケーブル小片体に交換可能としてもよい。
【0012】
【作用】本発明によれば、各フラットケーブル端部にお
ける片面側の絶縁フィルムを所定範囲にわたって除去す
ると共に、突起と対応する位置決め孔を形成し、この各
回路導体の端部が露出された各フラットケーブルの端部
を、それぞれの回路導体の露出側が対向するようにケー
ス体の各ケーブル嵌合溝にそれぞれ嵌入すると共に、各
フラットケーブルの位置決め孔に各突起を嵌入させた状
態で、フラットケーブル小片体を圧接嵌合部の外側面両
側に沿って略U字状に屈曲させて嵌入端側より添接し
て、嵌合凹部内に圧接嵌合部を嵌入し、嵌合凹部を覆っ
てカバー体を装着することによって、フラットケーブル
端部の露出された各回路導体を、フラットケーブル小片
体に備えられた回路導体の露出部にそれぞれ直接接触さ
せた状態で保持し、フラットケーブル小片体の小回路を
通じてフラットケーブルの回路導体同士が電気的に接続
される。
【0013】そして、屈曲状に配設された回路導体を備
えた小回路を有するフラットケーブル小片体を用いれ
ば、フラットケーブルの回路導体相互間の相交差する配
線接続が容易に得られる。
【0014】従って、フラットケーブルの回路設計が単
純化でき、迂回路等の設計が不要となり、フラットケー
ブル自体の所用量を減らすことができる。
【0015】また異なる小回路のフラットケーブル小片
体に交換することによって種々の配線接続パターンに容
易に変更できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づき説
明すると、図1および図2において、1はフラットケー
ブルで、従来同様、ポリイミドやポリエチレンテレフタ
レート等の絶縁フィルム2上に銅箔よりなる回路導体3
で回路パターンを形成し、さらにその上に絶縁フィルム
2を張り合わせた構造とされている。
【0017】5は短片状に形成されたフラットケーブル
小片体で、前記フラットケーブル1と同様、絶縁フィル
ム6上に回路導体7で小回路の回路パターンを形成し、
さらにその上に絶縁フィルム6を張り合わせた構造とさ
れている。この小回路の回路導体7は、フラットケーブ
ル1の各回路導体3と対応した間隔を有して配置される
と共に、互いに配線接続されるフラットケーブル1の各
回路導体3の相対向しない位置の回路導体3同士を接続
可能とすべく一端部側で屈曲状に配設された回路導体7
を有しており、いわゆるクロス配線機能を備えた回路パ
ターンを構成している。
【0018】10は樹脂製のケース体で、上面側に略直
方体状の嵌合凹部11が上下方向に形成されており、嵌
合凹部11の短辺側の対向する側面中央部にはそれぞれ
上下方向のガイド溝12が備えられている。また嵌合凹
部11の短辺側の側面の両側端には長辺側の側面に沿っ
てフラットケーブル1端部が嵌入されるケーブル嵌合溝
13がそれぞれ形成されている。さらにケース体10の
嵌合凹部11周縁部に位置した上面側には、フラットケ
ーブル1位置決め用の突起14がそれぞれ1対宛突設さ
れており、ケース体10の外側面には係合部としての
合突起15がそれぞれ突設されている。
【0019】17は樹脂製のカバー体で、前記各突起1
4と対応した位置に各突起14が嵌入される嵌合孔18
を備え、ケース体10の上端部に嵌脱自在に嵌合装着さ
れた際、前記係合突起15に弾性変形して係脱自在に係
合する被係合部としての係合片19をそれぞれ備えてい
る。またカバー体17の下面側には嵌合凹部11内に嵌
脱自在に嵌合される嵌合凹部11と対応する略直方体状
の圧接嵌合部20が突設されると共に、ガイド溝12に
対応するカイド突条21が嵌入方向としての上下方向に
沿って突設されている。
【0020】そしてフラットケーブル1相互間の配線接
続を行なう場合には、各フラットケーブル1端部におけ
る片面側の絶縁フィルム2を所定範囲にわたって除去す
ると共に、前記突起14と対応する対の位置決め孔23
を所定位置に形成し、各回路導体3の端部を露出させ
る。一方、フィルム小片体5はフィルム1側と接続を行
なうために必要な部分だけを図1に示される如く円形に
除去して回路導体7の一部を露出させる。
【0021】なお、フィルム小片体5を絶縁フィルム6
上に回路導体7全体を露出状に張り付けた構造とし、フ
ラットケーブル1側の回路導体3の必要な部分だけ露出
させてもよい。
【0022】次に図1に示される如く、各フラットケー
ブル1の端部を回路導体3の露出側が対向するようにし
て、ケース体10のケーブル嵌合溝13にそれぞれ嵌入
した後、フラットケーブル小片体5をカバー体17の圧
接嵌合部20の外側面両側に沿って略U字状に屈曲させ
嵌入端側より添接した状態で、嵌合凹部11内にガイ
ド溝12によるガイド突条21の案内下で圧接嵌合部2
0をフラットケーブル小片体5と共に嵌入する。この
際、各位置決め孔23に各突起14が嵌入されているた
め、各フラットケーブル1は各突起14と位置決め孔2
3との係合によって所定位置に位置決めされており、図
2に示される如く、圧接嵌合部20がフラットケーブル
小片体5と共に嵌合凹部11内に嵌合した状態が得ら
れ、ここに圧接嵌合部20によって略U字状に屈曲され
たフラットケーブル小片体5両側における各回路導体7
の露出部が各フラットケーブル1端部の露出された各回
路導体3にそれぞれ直接、圧接状に接触され、ここに両
フラットケーブル1の各回路導体3が相交差状に配線接
続されたクロス配線状態が得られる。図3はこの接続前
における等価回路図を示し、図4はこの接続後の等価回
路図を示している。
【0023】またこの圧接嵌合部20の嵌合凹部11内
への嵌合時に各突起14はカバー体17の各嵌合孔18
内に嵌入されると共に、各係合突起15が各係合片19
に係合して保持され、ここに前記配線接続状態が維持さ
れる。
【0024】以上の方法によれば、フラットケーブル1
の接続部において回路導体3同士の相交差する配線接続
が容易に得られ、フラットケーブル1側に迂回路等の特
別な設計が不要となり、フラットケーブル1自体の所用
量を減らすことができると共に、フラットケーブル1の
回路設計が単純化できて回路設計が簡単となり、汎用性
に優れ、生産コスト低減が図れる。
【0025】またフラットケーブル小片体5の回路導体
7による小回路を種々製作しておけば、カバー体17を
ケース体10から取外し、フラットケーブル小片体5を
異なる小回路のフラットケーブル小片体5に交換した
後、再度装着すれば、配線接続パターンを容易に変更で
き、各種クロス配線や従来同様相対向する回路導体3相
互間の接続を行なうことができる。例えば、図5に示す
フラットケーブル小片体5を利用すれば、図16に示す
配線接続状態を得ることができる。さらに、ケーブル嵌
合溝13にフラットケーブル1端部を嵌入する方式とし
ているため、嵌合凹部11内にフラットケーブル小片体
5と共に圧接嵌合部20を嵌入する際、フラットケーブ
ル1のガイド溝12に対するかみ込み等の位置ズレが有
効に防止でき、圧接嵌合部20の嵌入作業の容易化が図
れると共に回路導体3、7相互間の良好な接続状態が確
保できる。 また、嵌合凹部11内に、ガイド溝12によ
るガイド突条21の案内下で圧接嵌合部20を、フラッ
トケーブル小片体5と共に嵌入する方式であり、この点
からも嵌入作業の容易化が図れると共に、嵌入後におけ
る圧接嵌合部20の位置ズレも有効に防止でき、各フラ
ットケーブル1の回路導体3とフラットケーブル小片体
5の回路導体7とを、互いに均等な圧力で接触させるこ
とができ、接続信頼性も向上する利点がある。 さらに、
位置決め用の突起14をフラットケーブル1の位置決め
孔23に嵌入させる方式としているため、前記嵌合凹部
11内に圧接嵌合部20を嵌入する際、フラットケーブ
ル1が嵌合凹部11内に引き込まれて、傾斜状態となっ
たフラットケーブル1の複数の回路導体3がフラットケ
ーブル小片体5の露出部と接触してショートや誤動作の
発生を招くという事態や、フラットケーブル1の回路導
体3が露出していない部分とフラットケーブル小片体5
の露出部とが接触するという事態を有効に防止すること
ができる。しかも、その接続状態において、各突起14
は各嵌合孔18に嵌合され、各フラットケーブル1の端
部はいわゆる折り曲げ状にケーブル嵌合溝13に嵌入さ
れており、外部に位置するフラットケーブル1に引張力
が作用した場合であっても、フラットケーブル1側とフ
ラットケーブル小片体5側との接触部分に直接、その引
張力による応力が作用せず、接続不 良の発生も有効に防
止できるという利点もある。 さらに、カバー体17の装
着に際して、圧接嵌合部20が嵌合凹部11の所定位置
まで嵌入されていない場合には、各位置決め用の突起1
4が各嵌合孔18に嵌入されず、また、係合突起15と
係合片19との係合状態も得られないため、圧接嵌合部
20の未嵌入状態が容易に検知できる利点もある。
【0026】なお、フラットケーブル1側の回路導体3
とフラットケーブル小片体5側の回路導体7との圧接嵌
合部20による圧接力は適度の接圧が得られるよう、圧
接嵌合部20の厚みを適宜設定して形成すればよい。ま
た圧接嵌合部20をカバー体17と一体に樹脂で形成し
た構造を示しているが金属板等のバネ板等で構成し、カ
バー体17下面側に別途取付けた構造としてもよい。
【0027】図6および図7は第2実施例を示してお
り、フラットケーブル1の中間部でクロス配線を行なう
場合を示している。フラットケーブル1上にはH字状の
切欠部25が形成され、切欠部25で互いに対向する各
フラットケーブル片1aを前述同様ケース体10内に嵌
入し、図8(a),(b)に示されるフラットケーブル
小片体5を利用して配線接続を行なえばよい。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の効果】本発明のフラットケーブルの接続方法に
よれば、嵌合凹部が形成されたケース体と、前記嵌合凹
部を覆って装着されると共に嵌合凹部内に嵌脱自在に嵌
合される圧接嵌合部を有するカバー体とを備え、前記嵌
合凹部の対向する側面の両端部に、フラットケーブル端
部が嵌入されるケーブル嵌合溝がそれぞれ形成されると
共に、前記対向する側面の中央部に、圧接嵌合部の嵌入
方向に沿ったガイド溝がそれぞれ形成され、前記ケース
体の嵌合凹部周縁部に位置してフラットケーブル位置決
め用の突起がそれぞれ突設されると共に、前記カバー体
装着用の係合部が備えられ、前記カバー体に、前記嵌合
凹部を覆って装着された際に、前記各突起が嵌入される
嵌合孔がそれぞれ備えられると共に、前記係合部に係脱
自在に係合する被係合部が備えられ、前記圧接嵌合部
に、前記各ガイド溝に対応するガイド突条が嵌入方向に
沿ってそれぞれ突設され、端部における片面側の絶縁フ
ィルムを所定範囲にわたって除去すると共に、前記突起
と対応する位置決め孔を形成して、各回路導体の端部が
露出された各フラットケーブルの端部を、それぞれの回
路導体の露出側が対向するようにケース体の各ケーブル
嵌合溝にそれぞれ嵌入すると共に、各フラットケーブル
の位置決め孔に各突起を嵌入させた後、回路導体の一部
が露出状態とされた露出部を有するフラットケーブル小
片体を圧接嵌合部の外側面両側に沿って略U字状に屈曲
させて嵌入端側より添接した状態で、嵌合凹部内に圧接
嵌合部を嵌入し、嵌合凹部を覆ってカバー体を装着する
ことによってフラットケーブル小片体の小回路を通じて
フラットケーブルの回路導体同士を互いに配線接続する
方法であり、フラットケーブルの回路導体同士の相交差
する配線接続がフラットケーブル小片体の回路導体を通
じて容易に得ることができる。ここにフラットケーブル
側に特別な設計が不要となり、フラットケーブル自体の
所用量を減らすことができ、またフラットケーブルの回
路設計が単純化できて回路設計が簡単となり、汎用性に
優れ、生産コスト低減が図れる。さらに、ケーブル嵌合
溝にフラットケーブル端部を嵌入する方式としているた
め、嵌合凹部内にフラットケーブル小片体と共に圧接嵌
合部を嵌入する際、フラットケーブルのガイド溝に対す
るかみ込み等の位置ズレが有効に防止でき、圧接 嵌合部
の嵌入作業の容易化が図れると共に回路導体相互間の良
好な接続状態が確保できる。 また、嵌合凹部内に、ガイ
ド溝によるガイド突条の案内下で圧接嵌合部を、フラッ
トケーブル小片体と共に嵌入する方式であり、この点か
らも嵌入作業の容易化が図れると共に、嵌入後における
圧接嵌合部の位置ズレも有効に防止でき、各フラットケ
ーブルの回路導体とフラットケーブル小片体の回路導体
とを、互いに均等な圧力で接触させることができ、接続
信頼性も向上する利点がある。 さらに、位置決め用の突
起をフラットケーブルの位置決め孔に嵌入させる方式と
しているため、前記嵌合凹部内に圧接嵌合部を嵌入する
際、フラットケーブルが嵌合凹部内に引き込まれて、傾
斜状態となったフラットケーブルの複数の回路導体がフ
ラットケーブル小片体の露出部と接触してショートや誤
動作の発生を招くという事態や、フラットケーブルの回
路導体が露出していない部分とフラットケーブル小片体
の露出部とが接触するという事態を有効に防止すること
ができる。しかも、その接続状態において、各突起は各
嵌合孔に嵌合され、各フラットケーブルの端部はいわゆ
る折り曲げ状にケーブル嵌合溝に嵌入されており、外部
に位置するフラットケーブルに引張力が作用した場合で
あっても、フラットケーブル側とフラットケーブル小片
体側との接触部分に直接、その引張力による応力が作用
せず、接続不良の発生も有効に防止できるという利点も
ある。 さらに、カバー体の装着に際して、圧接嵌合部が
嵌合凹部の所定位置まで嵌入されていない場合には、各
位置決め用の突起が各嵌合孔に嵌入されず、また、係合
部と被係合部との係合状態も得られないため、圧接嵌合
部の未嵌入状態が容易に検知できる利点もある。
【0035】さらに異なる小回路のフラットケーブル小
片体に交換することによって種々の配線接続パターンを
容易に得ることができ、この点からも汎用性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】組付け状態の断面図である。
【図3】フラットケーブル相互間の接続前における等価
回路図である。
【図4】フラットケーブル相互間の接続後における等価
回路図である。
【図5】他のフラットケーブル小片体の平面図である。
【図6】第2実施例を示すフラットケーブルの一部平面
図である。
【図7】第2実施例における組付け途中の斜視図であ
る。
【図8】第2実施例に使用されるフラットケーブル小片
体のそれぞれの平面図である。
【図9】従来のフラットケーブルの接続例を示す説明図
である。
【図10】相交差するフラットケーブルの接続例を示す
説明図である。
【図11】相交差する回路パターンの説明図である。
【図12】従来における相交差するフラットケーブルの
接続例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル 3 回路導体 5 フラットケーブル小片体 7 回路導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−138479(JP,A) 実公 平1−19833(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/36,1/14,3/34 H01R 23/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに配線接続されるフラットケーブル
    の回路導体の端部をそれぞれ露出させ、露出したフラッ
    トケーブルの各回路導体を、別体からなる短片状のフラ
    ットケーブル小片体に備えられた小回路を形成する回路
    導体の露出部にそれぞれ直接接触させ、この接触状態を
    保持することにより、フラットケーブル小片体の小回路
    を通じてフラットケーブルの回路導体同士を互いに配線
    接続するフラットケーブルの接続方法であって、 嵌合凹部が形成されたケース体と、前記嵌合凹部を覆っ
    て装着されると共に嵌合凹部内に嵌脱自在に嵌合される
    圧接嵌合部を有するカバー体とを備え、 前記嵌合凹部の対向する側面の両端部に、フラットケー
    ブル端部が嵌入されるケーブル嵌合溝がそれぞれ形成さ
    れると共に、前記対向する側面の中央部に、圧接嵌合部
    の嵌入方向に沿ったガイド溝がそれぞれ形成され、 前記ケース体の嵌合凹部周縁部に位置してフラットケー
    ブル位置決め用の突起がそれぞれ突設されると共に、前
    記カバー体装着用の係合部が備えられ、 前記カバー体に、前記嵌合凹部を覆って装着された際
    に、前記各突起が嵌入される嵌合孔がそれぞれ備えられ
    ると共に、前記係合部に係脱自在に係合する被係合部が
    備えられ、前記圧接嵌合部に、前記各ガイド溝に対応す
    るガイド突条が嵌入方向に沿ってそれぞれ突設され、 端部における片面側の絶縁フィルムを所定範囲にわたっ
    て除去すると共に、前記突起と対応する位置決め孔を形
    成して、各回路導体の端部が露出された各フラットケー
    ブルの端部を、それぞれの回路導体の露出側が対向する
    ようにケース体の各ケーブル嵌合溝にそれぞれ嵌入する
    と共に、各フラットケーブルの位置決め孔に各突起を嵌
    入させた後、回路導体の一部が露出状態とされた露出部
    を有するフラットケーブル小片体を圧接嵌合部の外側面
    両側に沿って略U字状に屈曲させて嵌入端側より添接し
    た状態で、嵌合凹部内に圧接嵌合部を嵌入し、嵌合凹部
    を覆ってカバー体を装着することによってフラットケー
    ブル小片体の小回路を通じてフラットケーブルの回路導
    体同士を互いに配線接続する ことを特徴とするフラット
    ケーブルの接続方法。
  2. 【請求項2】 互いに配線接続されるフラットケーブル
    の回路導体の相対向しない位置の回路導体同士を接続可
    能とすべく屈曲状に配設された回路導体を備えてなるフ
    ラットケーブル小片体を用いて、フラットケーブルの回
    路導体同士を交差させて配線接続することを特徴とする
    請求項1記載のフラットケーブルの接続方法。
  3. 【請求項3】 前記フラットケーブル小片体を異なる小
    回路のフラットケーブル小片体に交換可能な状態で前記
    接触状態を保持し、フラットケーブルの回路導体同士を
    互いに配線接続することを特徴とする請求項1記載のフ
    ラットケーブルの接続方法。
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