JP2874360B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JP2874360B2
JP2874360B2 JP3033729A JP3372991A JP2874360B2 JP 2874360 B2 JP2874360 B2 JP 2874360B2 JP 3033729 A JP3033729 A JP 3033729A JP 3372991 A JP3372991 A JP 3372991A JP 2874360 B2 JP2874360 B2 JP 2874360B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気装置に関
し、特に内燃機関の高負荷低回転域で吸気量測定に誤差
を生じない吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気装置においては、適正な
空燃比を実現するために吸気路の吸気量を測定してお
り、かかる吸気量の検出センサは気流の乱れによる影響
を避けるためにスロットル弁の上流位置に設けられる。
【0003】しかしながら、内燃機関の高負荷低回転域
では、内燃機関の各気筒の吸入行程に伴う大きな脈動が
吸気流に現れてこれが検出センサの測定誤差を生じる原
因となる。これを図4で説明すると、低回転域ではスロ
ットル開度が一定値TA1を越えると以後はスロットル
開度が大きくなっても実際の吸気量は内燃機関の回転数
で決まる一定値になる(図の実線)。ところがこの状態
で、例えば吸気量検出センサに熱線式を使用した場合、
図の斜線領域で示すように検出センサで得られる吸気量
が実際より小さく(x領域)、あるいは大きくなる(y
領域)。
【0004】測定吸気量が小さくなる原因は、図5に示
す如く、上記検出センサの流量−出力電圧特性が非線形
であるため、脈動する流量の平均値よりも出力電圧の脈
動平均値が低くなることによる。一方、測定吸気量が大
きくなる原因は、熱線式の場合、図6に示す如く脈動に
よる逆流に対しても流量検出がなされることによる。
【0005】そこで、例えば特開昭57−131837
号公報、特開昭58−144648号公報には、スロッ
トル弁の上流位置に流量制御弁を設けてこれを絞り制御
することにより吸気の脈動を抑制するものが提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の装置によっても脈動の抑制は未だ十分でなく、より
誤差の小さい内燃機関の吸気装置が望まれている。本発
明はかかる要請に鑑み、吸気量の測定誤差が小さい内燃
機関の吸気装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、内燃機関の各気筒6へ至る吸気路1の、上流位置に
吸気量検出センサ2を設け、下流位置にスロットル弁3
を設けた内燃機関の吸気装置において、上記スロットル
弁3の下流位置に吸気路の流通面積を変更する流量制御
弁4を設けるとともに、上記内燃機関の高負荷低回転状
態を検出してこの状態で上記流量制御弁4を所定量閉鎖
せしめる弁制御手段5を設けたものである。
【0008】上記構成の吸気装置において、内燃機関の
高負荷低回転状態では各気筒6の吸気行程に応じて吸気
路1を流通する吸気は大きく脈動する。ここにおいて本
発明では、スロットル弁3下流に設けた流量制御弁4を
所定量閉鎖せしめて吸気路1の流通面積を小さくなすか
ら、吸気脈動は効果的に低減せしめられ、この結果、測
定誤差は十分小さく抑えられる。
【0009】特に上記流量制御弁4を、気筒6の吸気バ
ルブに近い位置に設けると、吸気脈動は極めて小さくで
きる。この場合、スワ−ル制御弁や可変吸気制御弁を設
けた車両においては、これらの制御弁を上記流量制御弁
4として使用することができる。
【0010】
【実施例】図1において、エンジンの各気筒6(一つを
図示)へ至る吸気路1には途中にスロットル弁3が設け
られ、その上流位置にはエアクリ−ナ7との間に熱線式
吸気量センサ2が配設してある。上記スロットル弁3の
開度は角度検出センサ31により検出されて電子制御装
置(ECU)5に入力し、また、吸気量は上記吸気量セ
ンサ2の熱線の抵抗値変化として上記ECU5に入力さ
れる。
【0011】上記吸気路1が気筒6に接続される下流端
は、その内部が路壁に平行に設けた仕切壁により区画さ
れ、区画された一方の流路にこれを開閉する本発明の流
量制御弁を兼ねたスワ−ル制御弁4が設けてある。該ス
ワ−ル制御弁4はアクチュエ−タ41を介してECU5
からの出力により開閉作動せしめられる。上記ECU5
には、エンジン回転数センサ52の信号が入力してい
る。
【0012】上記構成の吸気装置の作動を以下に説明す
る。エンジン高速回転時にはスワ−ル制御弁4が開放さ
れ、スロットル弁3はECU5により適当開度に設定さ
れて必要な吸気が各気筒6に供給される。この状態では
吸気脈動はそれ程大きくはなく、吸気量センサ2の出力
信号の誤差は小さい。
【0013】エンジンが高負荷低回転域に入るとECU
5は上記スワ−ル制御弁4を閉じる。具体的には図2に
示す如く、エンジン回転数が2000rpm以下、かつ
スロットル開度が20°以上でスワ−ル制御弁4閉信号
が発せられ、アクチュエ−タを介してスワ−ル制御弁4
が閉じられる。これにより、吸気路1の流通面積は小さ
く絞られ、この部分での流通抵抗が増して気筒6の吸入
行程に伴う大きな吸気脈動が抑制されて、誤差のない吸
気量測定が可能となる。かかる手順でスワ−ル制御弁4
が閉じられる領域を図3の斜線部で示す。上記スワ−ル
制御弁4は、気筒6の吸気バルブ61に近い位置に設け
られるから、特に脈動低減効果が大きい。
【0014】スワ−ル制御弁は、気筒の燃焼室内に気流
渦を形成して燃焼効率を向上せしめるもので、本来図3
に示す如く低負荷低回転域で閉じている。そこで、この
スワ−ル制御弁4を上述の如く高負荷低回転域でも閉じ
るようになせば、別体に脈動抑制用の流量制御弁を設け
ることなく、測定誤差の低減が実現できる。なお、この
高負荷低回転域での必要吸気量は比較的少ないからスワ
−ル制御弁を閉じても問題はない。
【0015】なお、上記実施例ではスワ−ル制御システ
ムでの適用例を説明したが、可変吸気弁システムで本発
明を実施する場合には、可変吸気制御弁を本発明の流量
制御弁として使用することができる。また、本発明は熱
線式の吸気量センサに限られず、ベ−ン式あるいはカル
マン渦式等にも適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明の吸気装置によれば、
内燃機関に至る吸気路中の吸気脈動を効果的に低減して
誤差のない吸気量測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸気装置の全体構成図である。
【図2】スワ−ル制御弁の開閉フロ−チャ−トである。
【図3】スワ−ル制御弁の開閉領域を示す図である。
【図4】スロットル開度と吸気量の関係を示す図であ
る。
【図5】吸気量と熱線式流量センサの出力電圧との関係
を示す図である。
【図6】熱線式流量センサの出力電圧の経時変化を示す
図である。
【符号の説明】
1 吸気路 2 吸気量検出センサ 3 スロットル弁 4 スワ−ル制御弁(流量制御弁) 5 電子制御装置(弁制御手段) 6 気筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 35/00 366 F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の各気筒へ至る吸気路の、上流
    位置に吸気量検出センサを設け、下流位置にスロットル
    弁を設けた内燃機関の吸気装置において、上記スロット
    ル弁の下流位置に吸気路の流通面積を変更する流量制御
    弁を設けるとともに、上記内燃機関の高負荷低回転状態
    を検出してこの状態で上記流量制御弁を所定量閉鎖せし
    める弁制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の吸
    気装置。
JP3033729A 1991-02-01 1991-02-01 内燃機関の吸気装置 Expired - Fee Related JP2874360B2 (ja)

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