JP2874304B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2874304B2 JP21908690A JP21908690A JP2874304B2 JP 2874304 B2 JP2874304 B2 JP 2874304B2 JP 21908690 A JP21908690 A JP 21908690A JP 21908690 A JP21908690 A JP 21908690A JP 2874304 B2 JP2874304 B2 JP 2874304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技機に関し、特に所定条件に基づいて
特別遊技が行えるようにしたものに関する。
[従来の技術] 従来、この種の遊技機としての遊技装置として、ガイ
ドレールに囲まれた盤面部と、この盤面部内に配設され
た特定入賞口と、盤面部内に配設され、打球の受入状態
を遊技者に有利な第1状態と遊技者に不利な第2状態と
に変換可能な変動入賞装置と、特定入賞口への打球の入
賞を条件に、特定遊技を開始させ、その遊技結果により
特別条件が達成されたことに基づいて、予め設定された
時間的要素を含む所定条件にしたがって、変動入賞装置
を遊技者に不利な第2状態から遊技者に有利な第1状態
に変換することで、特別遊技を行わせる特別遊技制御手
段とを備えたものが知られている(例えば特公昭63−22
832号公報)。
上記所定条件としては、例えば変動入賞装置の最大開
放時間もしくは最大開閉回数、並びに変動入賞装置内に
入賞した入賞球の数を予め設定しておき、いずれか先に
達成された条件にしたがって、特別遊技が終了するよう
にしていた。
一方、賞球がオーバーフローした場合や、或いは貯留
タンク内の球が不足した場合には、打球の発射を停止さ
せ、オーバーフロー状態が解消したり、或いは球が補給
された後、打球の発射を再開させていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記した遊技機としての遊技装置では、特別
遊技の進行中においても、オーバーフロー状態や球不足
状態になると、打球の発射が停止してしまう。しかし、
打球の発射停止の間にも、特別遊技が進行し、変動入賞
装置の最大開放時間もしくは最大開閉数に達してしま
い、特別遊技が終了してしまうことがあった。このよう
に、特別遊技が終了してしまうと、遊技者が特別遊技に
よる利益を受けられなくなってしまい、遊技者が不利益
を被るばかりでなく、公平性にも欠け、遊技店とのトラ
ブルに発生するおそれもある。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の有する問題
点に鑑みてなされたものであり、次の点を目的とする。
すなわち、特別遊技の進行中に、上記したようにオー
バーフロー状態や球不足状態等の中断条件が発生した場
合には、特別遊技を一時中断させ、中断条件が解消した
後、特別遊技を中断時の状態から再開させるようにする
ことで、遊技者に公平に特別遊技を行わせ、もって遊技
者の不利益の発生を未然に防止するようにした遊技機を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記した目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明
する。
なお、カッコ内の符号は、実施例において用いた符号
を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、実施例において用いた図番を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
すなわち、本発明は、次の2つの点を特徴とする。
第1図に、遊技機(例えば遊技装置10)は、第1,2図
に示すように、盤面部(51)と、特定入賞口(53)と、
変動入賞装置(55)と、特別遊技制御手段(271)と、
特別遊技中断手段(280)と、特別遊技状態記憶手段(2
72)とを備える。
上記盤面部(51)は、第2図に示すように、ガイドレ
ール(50)で囲まれている。
前記特定入賞口(53)は、第2図に示すように、盤面
部(51)内に配設されている。
前記変動入賞装置(55)は、第2図に示すように、盤
面部(51)内に配設され、打球の受入状態を遊技者に有
利な第1状態と遊技者に不利な第2状態とに変換可能な
ものである。
前記特別遊技制御手段(271)は、特定入賞口(53)
への打球の入賞を条件に開始される特定遊技の結果によ
り特別条件が達成されたことに基づいて、予め設定され
た時間的要素を含む所定条件に従って、前記変動入賞装
置(55)を遊技者に不利な第2状態から遊技者に有利な
第1状態に変換することで、特別遊技を行わせるもので
ある。
前記特別遊技中断手段(280)は、特別遊技制御手段
(271)による特別遊技中、予め設定された中断条件が
達成された場合に、特別遊技中断信号を特別遊技制御手
段(271)に送出し、もって特別遊技を一時的に中断さ
せるものである。
さらに、特別遊技中断手段(280)は、中断条件が解
除された場合に、特別遊技再開信号を特別遊技制御手段
(271)に送出し、もって特別遊技を再開させるもので
ある。
前記特別遊技状態記憶手段(272)は、開始された特
別遊技の中断前の状態を記憶し、その状態記憶信号を特
別遊技制御手段(271)に送出し、もって特別遊技中断
再開後に、特別遊技を中断時の状態から再開させるもの
である。
第2に、遊技機(例えば遊技装置10)には、第1図に
示すように、特別遊技再開準備手段(例えばポーズ解除
準備制御手段282等)を備えている。
上記特別遊技再開準備手段(例えばポーズ解除準備制
御手段282等)は、中断条件が解除された場合に、特別
遊技を直ちに再開させることなく、遊技者に中断条件が
解除されたことを報知し、且つ、遊技者が前記特別遊技
を再開するための準備時間を設定可能なものである。
上記特別遊技再開準備手段は、例えばポーズ解除準備
制御手段(282)等から構成される。尚、特別遊技再開
準備手段の報知は、表示又は効果音のいずれか少なくと
も一方で有ればよい。表示に関連した構成としては、例
えばポーズ解除準備表示制御手段(283)、表示ボード
(40)のポーズ解除準備表示部(41)等を例示している
が、これらに限定されるものでない。また、効果音に関
連した構成としては、例えばポーズ解除準備効果音発生
手段(284)、アンプ(242)、スピーカ(90)等を例示
しているが、これらに限定されるものでない。さらに、
準備時間の設定に関連した構成としては、例えばポーズ
解除準備タイマ手段(285)等を例示しているが、これ
に限定されるものでない。
[作 用] したがって、本発明によれば、次のような作用を奏す
る。
すなわち、特別遊技の進行中に、予め設定された中断
条件が達成された場合には、特別遊技中断手段(280)
から特別遊技制御手段(271)に特別遊技中断信号が送
出される。
特別遊技制御手段(271)は、特別遊技中断信号を入
力すると、変動入賞装置(55)の打球の受け入れ状態を
遊技者に有利な第1状態から遊技者に不利な第2状態に
復帰させる等して、特別遊技を一時的に中断させる。
このとき、特別遊技の中断前の状態は、特別遊技状態
記憶手段(272)に記憶される。
その後、中断条件が解除されると、特別遊技中断手段
(280)から特別遊技制御手段(271)に特別遊技再開信
号が送出される。
特別遊技制御手段(271)は、特別遊技再開信号を入
力すると、変動入賞装置(55)の打球の受け入れ状態を
遊技者に不利な第2状態から遊技者に有利な第1状態に
再度、変換して、特別遊技を再開させる。
中断条件が解除された場合には、特別遊技再開準備手
段(例えばポーズ解除準備制御手段282等)により、遊
技者に中断条件の解除が報知され、且つ、遊技を再開す
るための準備時間が設定される。
その後、特別遊技状態記憶手段(272)から特別遊技
制御手段(271)に状態記憶信号が送出され、特別遊技
制御手段(271)は、状態記憶信号に基づいて、特別遊
技を中断時の状態から再開させる。
[実施例] 以下に本発明を図面に示した実施例にもとづき説明す
る。
第1〜16図は、本発明の第1実施例を示すものであ
り、第1図は遊技中断制御部を示すブロック図、第2図
は遊技機としての遊技装置の概略正面図、第3図は同概
略背面図、第4図(A)及び(B)は遊技媒体排出装置
の動作状態を説明するための各概略図、第5図は遊技媒
体貸出部の内部構造を説明するための概略図、第6図は
遊技媒体排出制御部を示すブロック図、第7図はカード
搬送制御部を示すブロック図、第8図は打止め関連制御
部を示すブロック図、第9〜16図は各処理を示すフロー
チャートを各々示す。
図中、10は、遊技機としての遊技装置を示し、本装置
10は、第2図に示すように、大別すると、遊技として例
えばパチンコ遊技を行う遊技部20と、この遊技部20の上
部右隅に位置し、価値媒体としての例えばカードの挿入
を条件に、遊技部20で使用する遊技媒体としてのパチン
コ球を貸し出すための遊技媒体貸出部30と、この遊技媒
体貸出部30の向かって左横に位置し、各種表示を行う横
長の表示ボード部40とを備える。
上記遊技部20には、第2図に示すように、ガイドレー
ル50で囲まれた盤面部51と、この盤面部51の下側に位置
し、パチンコ球を供給する上皿60と、この上皿60の真下
に位置し、上皿60からのパチンコ球を受け入れる下皿70
と、この下皿70の向かって右側に位置し、上皿60内に供
給されたパチンコ球を盤面部51に向かって発射操作する
ための操作部80と、下段中央に位置する各種効果音を発
生するスピーカ90とを備える。
上記盤面部51には、第2図に示すように、各種の一般
入賞口52・・・と、特定遊技を開始するための複数の特
定入賞口53・・・と、特定入賞口53への打球の入賞を条
件に、特定遊技を開始する特定遊技装置54と、この特定
遊技装置54での特定遊技の結果にもとづいて特別遊技を
行う、打球の受け入れ状態を遊技者に有利な第1状態と
遊技者に不利な第2状態とに変換することができる変動
入賞装置55と、最下方に位置するアウト口56とを備え
る。
上記入賞口52,53及び変動入賞装置55に入賞した打球
は、第3図に示すように、遊技機としての遊技装置10の
背面側に導かれ、集合枠57により一括され、その流下途
中で入賞球検出器58により1個宛検出される。これに加
え、特定入賞口53及び変動入賞装置55には、第2図に示
すように、個別の検出器53a,55aを備え、一般入賞球と
識別できるようにしている。
又、アウト口56に流入した打球も、第3図に示すよう
に、遊技装置10の背面側に導かれ、その流下途中でアウ
ト球検出器56aにより1個宛検出される。
前記操作部80には、第2図に示すように、遊技機とし
ての遊技装置10内の発射モータ81(第3図)を作動さ
せ、上皿60に供給されたパチンコ球を盤面部51に向かっ
て1個宛発射操作するための操作ハンドル82と、該発射
モータ81の作動状態を表示する発射モータ作動表示部82
と、排出球のオーバーフロー状態を表示するオーバーフ
ロー表示部84と、発射モータ81の作動を停止し、打球の
発射を停止させる発射停止スイッチ85とを備える。
尚、オーバーフロー表示部84が点灯すると、発射モー
タ81の作動が停止し、打球の発射が不能となると共に、
貸球の貸出しが不能となる。
遊技媒体貸出部30には、第2図に示すように、カード
挿排口31と、このカード挿排口31より挿入されたカード
の投入価値をデジタル表示する投入価値表示部32と、貸
球の借り受け数量、例えば金額を選択する複数の選択ス
イッチ33a〜33cと、貸出部30の稼動中に点灯し、貸出部
30が稼動状態にあることを表示する稼動状態表示部34
と、カード挿排口31より挿入したカードの抜取りを要求
するカード抜取スイッチ35と、カードの排出状態を表示
するカード排出表示部36とを備える。
尚、稼動状態表示部34が消灯すると、貸球の貸出しが
不能となる。
前記表示ボード部40には、第2図に示すように、向か
って左側より、後述するが特別遊技の一時中断状態の解
除準備状態を表示するポーズ解除準備状態表示部41と、
特別遊技の一時中断状態を表示するポーズ状態表示部42
と、遊技者に排出するための排出球が不足していること
を表示する排出球不足表示部43と、店員を呼び出すため
の呼出しスイッチ44と、予め設定された最大利益数に等
しい数の賞球の排出が終了したこと、いわゆる打止め状
態となったことを表示する最大利益数排出完了表示部45
と、特別遊技状態を表示する特別遊技表示部46と、賞球
の排出状態を表示する賞球排出表示部47と、球排出数を
デジタル表示する球排出数表示部48と、貸球の排出状態
を表示する貸球排出表示部49とを備える。
尚、排出球不足表示部43が点灯すると、発射モータ81
の作動が停止し、打球の発射が不能となると共に、貸球
の貸出しが不能となる。
つぎに、第3図を用いて、遊技機としての遊技装置10
の背面側の内部構造を説明する。
遊技機としての遊技装置10の背面には、第3図に示す
ように、その上段に球を貯留する貯留タンク100と、そ
の下側に貯留タンク100から流下する球を整列する整列
樋110と、向かって右側に縦長に配設され、整列樋110か
ら流下する球を、遊技装置10の前面の上皿60に1個宛排
出する遊技媒体排出装置120と、上皿60と下皿70とを連
通する連通樋130とを備える。
尚、整列樋110は、複数列、例えば2列あり、これに
対応させて遊技媒体排出装置120も各列毎に設け、球の
排出の高速化を図っている。
上記整列樋110の底には、第3図に示すように、貯留
タンク100内の貯留球の不足状態を検出する排出球不足
検出器111を設けている。
前記遊技媒体排出装置120は、第4図(A),(B)
に示すように、整列樋110に連通し、蛇行した排出樋121
と、この排出樋121を流下する球を1個宛検出する排出
球流下検出器122と、この排出球流下検出器122の下流側
に位置し、排出樋121内に出入りし、排出樋121内の球の
流下を制御するストッパ123と、このストッパ123を排出
樋121内に出入りさせる排出駆動源としてのソレノイド1
24とを備える。
上記ソレノイド124の消磁状態では、第4図(A)に
示すように、ストッパ123が排出樋121内に突出し、排出
樋121内の球の流下を阻止している。これに対し、ソレ
ノイド124が励磁すると、第4図(B)に示すように、
ストッパ123が排出樋121内から引っ込み、排出樋121内
の球の流下を許容する。排出樋121内を流下した排出球
は、遊技装置10の背面側から前面の上皿60(第2図)に
導かれ、上皿60内に留り込む。
前記連通樋130には、第3図に示すように、オーバー
フローした球を検出するオーバーフロー検出器131を設
けている。
又、遊技機としての遊技装置10の背面上部右端には、
第3図に示すように、遊技部20及び貸出部30の各種動作
を制御するための、例えばCPU等から構成される中央制
御装置140を配設している。
つぎに、第5図を用いて、遊技媒体貸出部30の内部構
造を説明すると、その内部には、カード挿排口31(第2
図)から挿入されたカードの挿入を検出するカード挿入
検出手段としてのカード挿入検出器150と、カード挿排
口31から挿入されたカードを内部に取込むと共に、一
旦、取込んだカードをカード挿排口31に排出するカード
搬送装置160と、このカード搬送装置160により取込まれ
たカードの搬送終点を検出するカード搬送終点検出器17
0と、カードの取込み時に、カードに記憶された磁気的
なカード情報を読み取るリーダ180と、カードの排出時
にカード情報を書き込むライター190と、カード排出時
にカードにマークを穿孔する穿孔装置200と、これらと
電気的に接続された貸球制御装置210とを備える。
尚、前記した各種検出器111,122,131,150,170は、機
械的なマイクロスイッチや、磁気的或は光学的なスイッ
チでもよい。
上記カード搬送装置160は、第5図に示すように、カ
ードを搬送するベルト式のコンベア161と、このコンベ
ア161を駆動する搬送駆動源としての搬送モータ162とを
備える。
上記貸出部30で使用するカードは、ホール内のカード
発行機(図示せず)より発行され、遊技者は、発行され
たカードを持って各遊技装置10の所に行き、第2図に示
すように、該カードを遊技装置10の貸出部30のド挿排口
31より挿入し、選択スイッチ33a〜33cの1つを選択操作
することで、貸球を借り受ける。
選択スイッチ33a〜33cを選択操作すると、遊技機とし
ての遊技装置10の背面側の遊技媒体排出装置120(第3
図)が作動し、選択操作された選択スイッチ33a〜33cに
対応した数のパチンコ球が、遊技装置10の前面の上皿60
に直接供給され、遊技者は、操作部80の操作ハンドル81
を回転操作することで、上皿60内に供給されたパチンコ
球を、即座に発射できる。
つぎに、第6図を用いて、中央制御装置140(第3
図)内の遊技媒体排出制御部の構成を説明すると、該制
御部には、遊技媒体排出装置120の駆動を制御する遊技
媒体排出制御手段220を備える。
遊技媒体排出制御手段220の入力段には、第6図に示
すように、遊技部20側の入賞球検出器58、排出球不足検
出器111及び排出球流下検出器122、並びに遊技媒体貸出
部30側の選択スイッチ33a〜33c及びリーダ180等が各々
接続されている。
又、遊技媒体排出制御手段の出力段には、ソレノイド
駆動制御手段221を介して、遊技媒体排出装置120のソレ
ノイド124等が接続されている。
上記入賞球検出器58(第2図)からの入賞球検出信号
は、第6図に示すように、波形整形器222で波形整形さ
れた後、入賞球記憶手段223に送出される。
入賞球記憶手段223に入力された入賞球検出信号は、
入賞球記憶手段223により一旦記憶された後、入賞球記
憶信号として遊技媒体排出制御手段220に順次送出され
る。
尚、入賞球記憶手段223において、入賞球検出信号を
一旦記憶するようにしたのは、入賞球検出信号が連続的
に発生した場合に、賞球の排出終了を待って、つぎの入
賞球検出信号の処理を行うためである。
遊技媒体排出制御手段220は、第6図に示すように、
入賞球記憶手段223からの入賞球記憶信号を入力する
と、該信号にもとづいて賞球排出数を演算すると共に、
ソレノイド駆動制御手段221に駆動信号を出力する。ソ
レノイド駆動制御手段221は、第4図(B)に示すよう
に、駆動信号にもとづいてソレノイド124を励磁させ
る。
ソレノイド124が励磁されると、排出樋121内の球の流
下が許容され、流下する球は排出球流下検出器122によ
り1個宛検出され、排出球流下検出器122から排出球検
出信号が、第6図に示すように、波形整形器224を介し
て遊技媒体排出制御手段220に送出される。
この排出球検出信号は、排出球1個につき、1パルス
づつ出力され、遊技媒体排出制御手段220は、該信号を
入力する度に、賞球排出数を減算し、賞球排出数が帰零
した場合には、駆動信号の出力を中止する。駆動信号の
出力が止まると、ソレノイド駆動制御手段221は、第4
図(A)に示すように、ソレノイド124を消磁し、排出
樋121内の球の流下を阻止する。
こうして、入賞球検出器58からの入賞球検出信号にも
とづいて、所定数の賞球を遊技装置10の前面の上皿60
(第2図)に排出させる。
つぎに、選択スイッチ33a〜33c(第2図)からの各貸
球選択信号は、第6図に示すように、個別の波形整形器
225〜227を通過後、投入価値演算記憶手段228に個別に
入力される。
入力された各貸球選択信号は、投入価値演算記憶手段
228において貸球排出数に演算された後、記憶され、
又、その演算結果は貸球演算信号として遊技媒体排出制
御手段220に送出される。
遊技媒体排出制御手段220は、貸球演算信号にもとづ
いてソレノイド駆動制御手段221を介してソレノイド124
を励磁させる(第4図(B))。
ソレノイド124が励磁されると、先に説明したよう
に、排出球流下検出器122から遊技媒体排出制御手段220
に排出球検出信号が送出される。
遊技媒体排出制御手段220は、排出球検出信号を入力
する度に、貸球排出数を減算し、貸球排出数が帰零した
場合に、第4図(A)に示すように、ソレノイド124を
消磁することで、選択操作された各選択スイッチ33a〜3
3cに対応した数の貸球を、遊技機としての遊技装置10の
前面の上皿60(第2図)に排出させる。
一方、入賞球検出器58からの入賞球検出信号と、選択
スイッチ33a〜33cからの各貸球選択信号とが同時に発生
した場合の信号処理について、第6図を用いて説明す
る。
すなわち、入賞球検出器58からの入賞球検出信号と、
選択スイッチ33a〜33cからの各貸球選択信号とを、走査
手段230を使用して、時系列的、換言すると択一的に有
効化させている。
本実施例では、走査手段230を、第6図に示すよう
に、リングカウンタ231と複数のアンドゲート232〜235
とを組み合わせて構成している。
すなわち、リングカウンタ231は、パルス発信器236か
らのパルス出力をカウントし、5個の出力端子より順番
に、カウンタ出力を出力させ、最後のカウンタ出力でリ
セットをかけている。
又、リングカウンタ231とパルス発信器236との間に
は、2入力で、その一方が否定入力となったアンドゲー
ト237を接続し、その否定入力を遊技媒体排出制御手段2
20の出力段に接続する。このアンドゲート237は、遊技
媒体排出装置120の作動中、パルス発信器236からのパル
ス出力を止め、リグカウンタ231のカウント動作を一時
中断するためのものである。
前記アンドゲート232〜235には、3入力のものを、計
4個使用する。
第1〜3アンドゲート232〜234の各第1入力には、第
6図に示すように、波形整形器225〜227を介して各選択
スイッチ33a〜33cを、第2入力には、リングカウンタ23
1の第1〜3番目までの各出力端子を、第3入力には、
排出球不足検出器111を各々接続すると共に、その出力
は投入価値演算記憶手段228の入力段に接続する。
尚、排出球不足検出器111とのアンドをとったのは、
排出球が不足しているときに、遊技媒体排出装置120が
作動しないようにするためである。
第4アンドゲート235の第1入力には、入賞球記憶手
段223の出力端子を、第2入力には、リングカウンタ231
の第4番目の出力端子を、第3入力には、排出球不足検
出器111を各々接続すると共に、その出力は遊技媒体排
出制御手段220の入力段に接続する。
つぎに、走査手段230の作用を説明すると、選択スイ
ッチ33a〜33cからの貸球選択信号と、入賞球検出器58か
らの検出信号が同時に発生すると、先にリングカウンタ
231からのカウンタ出力があったアンドゲート232〜235
だけのアンドがとれ、アンドがとれたゲート出力によ
り、貸球あるいは賞球のいずれか一方が先に排出され
る。
例えば、選択スイッチ33a〜33cの1つ、ここでは選択
スイッチ33a(第2図)の選択操作がなされ、リングカ
ウンタ231の第1番目の出力端子から先にカウンタ出力
があるとすると、第1アンドゲート232のアンドがと
れ、当該ゲート出力により、投入価値演算記憶手段228
を介して遊技媒体排出制御手段220から駆動信号が出力
される。この出力された駆動信号にもとづいて、第4図
(B)に示すように、ソレノイド駆動制御手段221を介
してソレノイド124を励磁させ、貸球を排出させると共
に、遊技媒体排出制御手段220から出力された駆動信号
が、否定入力としてアンドゲート237に送出させる。
アンドゲート237は、第6図に示すように、駆動信号
の否定入力により、アンドがとれなくなり、パルス発信
器236からのパルス出力を止め、リングカウンタ231のカ
ウント動作を一時中断される。
この間に入賞球検出器58から発生した入賞球検出信号
は、入賞球記憶手段223に順次記憶される。
そして、貸球の排出が終了すると、遊技媒体排出制御
手段220からの駆動信号の出力が止まり、その否定入力
により、アンドゲート237のアンドがとれ、パルス発信
器236からのパルス出力が再開される。
このため、リングカウンタ231のカウント動作が再開
され、リングカウンタ231は、第2番目の出力端子から
順番に、カウンタ出力を開始させる。
そして、第4番目の出力端子からのカウンタ出力によ
り、第4アンドゲート235のアンドがとれ、そのゲート
出力により、賞球が排出され、以後、リングカウンタ23
1からのカウンタ出力の順次に従って、順番に排出処理
が行われる。
例えば、入賞球記憶手段223に複数の入賞球検出信号
が記憶されていれば、賞球の排出動作の終了を待って順
次、賞球排出が繰り返される。
一方、賞球の排出中は、第2図に示すように、遊技機
としての遊技装置10の前面の賞球排出表示部47を点灯な
いしは点滅させると共に、スピーカ90からは賞球排出効
果音を発生させ、遊技者に賞球が排出されていることを
知らせる。これに対し、貸球の排出中は、遊技装置10の
前面の貸球排出表示部49を点灯ないしは点滅させると共
に、スピーカ90からは、上記賞球排出効果音とは異なっ
た貸球排出効果音を発生させ、遊技者に貸球が排出され
ていることを知らせる。
賞球と貸球との排出を区別するようにしたのは、賞球
と貸球とが同じ上皿60から排出されるためである。特に
賞球と貸球とが同時に発生した場合には、いずれが排出
されているのか遊技者に区別が付かない。そこで、賞球
と貸球との排出を、遊技者が視覚的及び聴覚的に識別で
きるようにしたのである。
すなわち、第6図に示すように、第4アンドゲート23
5の出力段には、賞球排出表示制御手段240と、賞球排出
効果音発生手段241とを並列に接続する。
第4アンドゲート235からゲート出力があると、賞球
排出表示制御手段240により表示ボード部40の賞球排出
表示部47を点灯ないしは点滅させると共に、賞球排出効
果音発生手段241からアンプ242を介して、スピーカ90よ
り賞球排出効果音を発生させる。
又、投入価値演算記憶手段228の出力段に、貸球排出
表示制御手段243と、貸球排出効果音発生手段244とを並
列に接続する。投入価値演算記憶手段228から出力があ
ると、貸球排出表示制御手段243により表示ボード部40
の賞球排出表示部49を点灯ないしは点滅させると共に、
貸球排出効果音発生手段244からアンプ242を介して、ス
ピーカ90より貸球排出効果音を発生させる。尚、スピー
カ90とアンプ242とは、先に説明したものを共用してい
る。
さらに、投入価値演算記憶手段228の出力段には、投
入価値表示制御手段245を介して、遊技媒体貸出部30の
前面の投入価値表示部32(第2図)が接続され、投入価
値演算記憶手段228において演算した投入価値を、投入
価値表示制御手段245を介して、投入価値表示部32にデ
ジタル表示させている。
つぎに、第7図を用いて、貸球制御装置210内のカー
ド搬送制御部の構成を説明すると、該制御部内には、カ
ード搬送制御手段250を備えている。
カード搬送制御手段250の入力段には、第7図に示す
ように、カード挿入検出器150、カード搬送終点検出器1
70及びリーダ180等が接続されている。
又、カード搬送制御手段250の出力段には、搬送モー
タ駆動制御手段251を介して、カード搬送装置160の搬送
モータ162等が接続されている。
カードが、遊技媒体貸出部30の前面のカード挿排口31
(第2,5図)に挿入されると、内部のカード挿入検出器1
50により検出され、そのカード挿入検出信号がカード搬
送制御手段250に送出される。カード搬送制御手段250
は、第7図に示すように、カード挿入検出信号を入力す
ると、搬送モータ駆動制御手段251にカード取込信号を
出力し、この信号にもとづいて搬送モータ駆動制御手段
251を介して搬送モータ162を駆動させ、カードをカード
挿排口31より内部に取込む(第5図)。
そして、取込まれたカードが、カード搬送終点検出器
170(第5図)により検出されると、第7図に示すよう
に、カード搬送終点検出器170より搬送終点検出信号が
カード搬送制御手段250に送出される。カード搬送制御
手段250は、搬送終点検出信号を入力すると、搬送モー
タ駆動制御手段251に駆動停止信号を出力し、この信号
にもとづいて搬送モータ駆動制御手段251を介して搬送
モータ162(第5図)の駆動を停止させる。
カードの取込み時には、リーダ180(第5図)により
カード情報を読み取られ、読み取られたカード情報は、
第7図に示すように、カード識別手段252を介して投入
価値演算記憶手段228に送出される。カード識別手段252
では、カード情報が正当であるかを識別させ、正当でな
ければ、不正なカードが使用されたものとみなし、カー
ド排出制御手段253に不正カード検出信号を送出する。
カード排出制御手段253は、不正カード検出信号を入
力すると、カード搬送制御手段250にカード排出指令信
号を送出する。カード搬送制御手段250はカード排出指
令信号を入力すると、搬送モータ駆動制御手段251にカ
ード排出信号を出力し、この信号にもとづいて搬送モー
タ162を逆転駆動させ、一旦取込んだカードをカード挿
排口31(第2,5図)に排出させる。
又、カードの排出時には、第2図に示すように、遊技
媒体貸出部30の前面のカード排出表示部36を点灯ないし
は点滅させると共に、スピーカ90からはカードの排出効
果音を発生させ、遊技者にカードが排出されることを知
らせる。
すなわち、カード搬送制御手段250の出力段には、第
7図に示すように、カード排出表示制御手段254と、カ
ード排出効果音発生手段255とを並列に接続する。
すなわち、カード搬送制御手段250から排出駆動信号
が出力された際に、カード排出表示制御手段254により
カード排出表示部36を点灯ないしは点滅させると共に、
カード排出効果音発生手段255からアンプ252を介して、
スピーカ90よりカード排出効果音を発生させる。尚、ス
ピーカ90とアンプ242とは、先に説明したものを使用し
ている。
又、投入価値演算記憶手段228では、投入価値を演算
し、投入価値のないカード、例えば使用済みのカード
や、貸球の排出等の結果、カードの投入価値が帰零した
場合には、第7図に示すように、カード排出制御手段25
3に帰零信号を送出し、カードをカード挿排口31(第2,5
図)に自動的に排出させるようにしている。
一方、カード搬送制御手段250の出力段には、第7図
に示すように、排出タイマ手段256が接続され、この排
出タイマ手段256は、カード取込信号にもとづいてセッ
トされ、タイマ動作を開始する。そして、排出タイマ手
段256は、予め設定された所定時間、例えばカードを取
込んでから5分程度経過すると、タイムアウト信号をカ
ード排出制御手段253に送出し、カードをカード挿排口3
1(第2,5図)に自動的に排出させるようにしている。
又、カード排出制御手段253の入力段には、第7図に
示すように、遊技機としての遊技装置10の前面のカード
抜取スイッチ35(第2図)、遊技装置10の内部の排出球
不足検出器111及びオーバーフロー検出器131(第3
図)、並びに遊技装置10外の管理室(図示せず)に配置
された管理装置260が各々接続されている。
まず、遊技者がカード抜取スイッチ35(第2図)を操
作すると、カード排出制御手段253にカード抜取信号が
送出され、該信号にもとづいて、遊技者が自由にカード
を抜取ることができるようにしている。
又、排出球不足検出器111からの排出球不足検出信号
及びオーバーフロー検出器131からのオーバーフロー検
出信号が出力された際にも、カードを自動的に排出さ
せ、貸球の貸出しを不能とする。
さらに、管理装置260内には、第7図に示すように、
遊技装置10における特別遊技の終了を検出する特別遊技
終了検出手段261と、遊技装置10において予め設定され
た最大利益数が獲得されたこと、いわゆる打止め状態を
検出する最大利益数獲得検出手段262と、全台域は特定
台のカードの強制排出を指令するカード強制排出指令手
段263と、閉店時間になったことを検出する閉店時間検
出手段264とを設けている。そして、これらの手段261〜
264からの各検出信号がカード排出制御手段253に送出さ
れた場合には、カードを自動的に排出させる。
上記したようにカード排出制御手段253において、カ
ード排出指令信号を出力するカード排出条件としては、
カード識別手段252からの不正カード検出信号の入力、
投入価値演算記憶手段228からの帰零信号の入力、排出
タイマ手段256からのタイムアウト信号の入力、カード
抜取スイッチ35からのカード抜取信号の入力、排出球不
足検出器111からの排出球不足検出信号の入力、オーバ
ーフロー検出器131からのオーバーフロー検出信号の入
力、さらに管理装置260の特別遊技終了検出手段261から
の特別遊技終了検出信号の入力、最大利益数獲得検出手
段262からの最大利益数獲得検出の入力、カード強制排
出指令手段263からのカード強制排出指令信号の入力、
及び閉店時間検出手段264からの閉店時間検出信号の入
力を各々条件として設定している。
つぎに、遊技方法を簡単に説明すると、遊技者は、遊
技室内に配設されたカード発行機(図示せず)で、カー
ドを購入後、遊技機としての遊技装置10の所に行き、第
2図に示すように、そのカード挿排口31よりカードを挿
入し、その後、選択スイッチ33a〜33cを操作すること
で、貸球を借り受ける。すなわち、選択スイッチ33a〜3
3cの1つを操作すると、第6図に示すように、選択スイ
ッチ33a〜33cより貸球選択信号が、遊技媒体排出制御手
段220に送出され、この貸球選択信号にもとづいて遊技
媒体排出装置120を作動させ、遊技機としての遊技装置1
0の前面の上皿60(第2図)に貸球を排出させる。
遊技を開始するには、操作ハンドル82を操作すればよ
く、操作ハンドル82を操作すると、上皿60内に排出され
た貸球が1個宛、盤面部51に発射される。
盤面部51に発射された打球は、第2図に示すように、
盤面部51を流下し、その途中で、一般入賞口52や特定入
賞口53に入賞したり、或は最下方まで流下すると、アウ
ト口56に流入し、アウト球となる。
打球が、一般入賞口52に入賞すると、入賞球検出器58
(第3図)で検出され、第6図に示すように、入賞球検
出信号が遊技媒体排出制御手段220に送出され、この入
賞球検出信号にもとづいて遊技媒体排出装置120を作動
させ、例えば1入賞球に対して13個の賞球を、遊技装置
10の前面の上皿60(第2図)に排出させる。
これに対し、打球が特定入賞口53に入賞すると、入賞
球検出器58で検出されると共に、個別の特定入賞検出器
53aで検出される。この特定入賞検出器53aからの特定入
賞検出信号は、図示しないが、入賞球検出信号と別個に
処理され、最大4個まで記憶されると共に、特定入賞検
出信号にもとづいて、遊技媒体排出制御手段220を介し
て、例えば1特定入賞球に対して7個の賞球を、遊技機
としての遊技装置10の前面の上皿60に排出させる。
尚、賞球排出球数の別については、第6図に示すよう
に、遊技媒体排出制御手段220からの出力にもとづい
て、球排出数表示制御手段229を介して、表示ボード部4
0の球排出数表示部48(第2図)にデジタル表示させ、1
3個賞球と7個賞球との別を遊技者が区別できるように
している。
又、打球の特定入賞にもとづいて、盤面部51の中央の
特定遊技装置54を作動させ、遊技者に特定遊技を行わせ
る。
特定遊技の結果、特別条件が達成されると、特定遊技
装置54の下方に配置された変動入賞装置55が作動し、そ
の打球の受け入れ状態を、遊技者に不利な第2状態から
遊技者に有利な第1状態に変換し、特別遊技を開始す
る。
特別遊技は、変動入賞装置55を継続して、例えば19秒
間、遊技者に有利な第1状態に変換するが、その間に変
動入賞装置55に入賞した一般入賞球の数が、10個に達す
ると、前記例示した19秒以内であっても、変動入賞装置
55の作動を停止し、特別遊技を終了させる。
又、特別遊技の継続条件は、上記特別遊技中に、変動
入賞装置55に入賞した打球が、変動入賞装置55内の特別
入賞検出器55a(第2図)で検出されることにより達成
され、特別入賞球が検出されると、変動入賞装置55を遊
技者に不利な第2状態に復帰させることで、その回の特
別遊技を一旦終了させ、再度、上記した条件で、変動入
賞装置55を遊技者に有利な第1状態に変換することで、
次回の特別遊技を開始させる。尚、この継続回数は、最
大10回に制限している。
これらの特別遊技の制御は、第1図に示すように、中
央制御装置140内の特別遊技制御部270において行われ、
その特別遊技制御手段271により、変動入賞装置55の状
態変換を制御している。
つぎに、第1図を用いて、中央制御装置140内の特別
遊技中断制御部の構成を説明すると、特別遊技中断制御
部には特別遊技中断手段280を備える。
上記特別遊技中断手段280の入力段には、第1図に示
すように、排出球不足検出器111及びオーバーフロー検
出器131等が各々接続されている。
又、特別遊技中断手段280の入出力段には、特別遊技
制御部270の特別遊技制御手段271等が接続されている。
特別遊技の進行中に、排出球が不足し、排出球不足検
出器111(第3図)から特別遊技中断手段280に排出球不
足検出信号が送出されると、この排出球不足検出信号に
もとづいて特別遊技中断手段280から特別遊技制御手段2
71に、特別遊技中断信号が送出される。
特別遊技制御手段271は、特別遊技中断信号を入力す
ると、変動入賞装置55(第2図)を遊技者に不利な第2
状態に一時的に復帰させ、特別遊技を中断させる。この
とき、中断前の特別遊技状態は、第1図に示すように、
特別遊技制御部270内の特別遊技状態記憶手段272に記憶
される。
又、特別遊技が中断されると、特別遊技中断手段280
からの出力により、ポーズ表示制御手段281を介して、
表示ボード部40のポーズ状態表示部42(第2図)を点灯
ないし点滅することで、遊技者に特別遊技が中断された
ことを知らせる。
さらに、排出球不足検出器111からの排出球不足検出
信号の出力により、遊技及び貸球の貸出しが不能とな
る。
すなわち、排出球が不足すると、排出球不足検出器11
1からの排出球不足検出信号にもとづいて、表示ボード
部40の排出球不足表示部43(第2図)を点灯もしくは点
滅させる。
又、同時に、発射モータ81の作動を停止させ、操作ハ
ンドル82を操作しても、打球が発射されないようにす
る。
尚、このほか上皿60から球を取り入れる打球供給装置
の作動を停止させたり、或は上皿60からの球の取入口に
シャッタを下ろし、上皿60から打球供給装置への球の流
入を阻止させるようにしてもよいし、さらには上皿60内
の球を下皿70に全部抜いてしまってもよい。
さらに、先に説明したように、排出球不足検出器111
は、第7図に示すように、カード排出制御手段253に接
続され、排出球不足検出器111からの排出球不足検出信
号にもとづいてカードを排出させ、貸球の貸出しを不能
とする。
尚、このほか選択スイッチ33a〜33cの操作を不能とし
たり、或は選択スイッチ33a〜33cからの信号を無効とし
てもよいし、さらには後述するが、カードの抜取り後、
カード挿排口31にシャッタを下ろし、新たなカードの挿
入を不能としてもよい。
この特別遊技の中断状態は、排出球が補給され、排出
球不足検出器111からの排出球不足検出信号の出力がな
くなると、自動的に解除される。
尚、このとき、排出球不足表示部43が消灯し、又、打
球の発射操作が可能となると共に、カードを再度挿入し
て、貸球の貸出しが可能となる。
そして、排出球不足検出器111からの排出球不足検出
信号の出力がなくなると、即座に特別遊技を再開させる
ことなく、第1図に示すように、特別遊技中断手段280
から特別遊技再開準備手段を構成するポーズ解除準備制
御手段282にポーズ解除準備信号を送出するようにして
いる。
上記特別遊技再開準備手段は、例えばポーズ解除準備
制御手段282等から構成される。尚、特別遊技再開準備
手段の報知は、表示又は効果音のいずれか少なくとも一
方で有ればよい。表示に関連した構成としては、例えば
ポーズ解除準備表示制御手段283、表示ボード40のポー
ズ解除準備表示部41等を例示しているが、これに限定さ
れるものでない。また、効果音に関連した構成として
は、例えばポーズ解除準備効果音発生手段284、アンプ2
42、スピーカ90等を例示しているが、これらに限定され
るものでない。さらに、準備時間の設定に関連した構成
としては、例えばポーズ解除準備タイマ手段285等を例
示しているが、これに限定されるものでない。
これは、即座に特別遊技を再開させてしまうと、遊技
者が特別遊技の再開に気が付かず、特別遊技が進行しま
うのを防止するためである。
ポーズ解除準備制御手段282は、ポーズ解除準備信号
を入力すると、ポーズ解除準備表示制御手段283を介し
て、表示ボード部40のポーズ解除準備表示部41(第2
図)を点灯もしくは点滅すると共に、ポーズ解除準備効
果音発生手段284からアンプ242を介して、スピーカ90よ
りポーズ解除準備効果音を発生させ、遊技者に打球の発
射を促す。尚、スピーカ90とアンプ242とは、先に説明
したものを使用している。
さらに、ポーズ解除準備制御手段282は、ポーズ解除
準備信号を入力すると、第1図に示すように、ポーズ解
除準備タイマ手段285にセット信号を送出し、このセッ
ト信号によりポーズ解除準備タイマ手段285がセットさ
れ、タイマ動作が開始する。
ポーズ解除準備タイマ手段285の設定時間は、例えば
1分程度に設定され、この設定時間内に遊技者により打
球が発射されない場合には、タイムアウト信号を出力
し、このタイムアウト信号は、ポーズ解除準備制御手段
282を介して特別遊技中断手段280に送出される。
特別遊技中断手段280は、タイムアウト信号を入力す
ると、特別遊技再開信号を特別遊技制御手段271に送出
する。特別遊技制御手段271は、特別遊技再開信号を入
力すると、変動入賞装置55(第2図)を遊技者に有利な
第1状態に変換し、特別遊技を再開させる。再開された
特別遊技は、特別遊技状態記憶手段272に記憶されてい
る状態記憶信号にもとづいて、中断時の状態から再開さ
れる。
例えば、変動入賞装置55が第1状態に変換後、10秒経
過後に中断した場合には、中断再開後、残る9秒間、変
動入賞装置55を第1状態に変換する。これに加え、特別
遊技中の変動入賞装置55に入賞した一般入賞球数も、特
別遊技状態記憶手段272に記憶されており、例えば中断
前に、6個の入賞球が有れば、中断再開後、残る4個の
一般入賞球数があると、上記例示した9秒間以内であっ
ても、特別遊技が終了する。
一方、ポーズ解除準備タイマ手段285の設定時間内
に、操作ハンドル82(第2図)が操作され、発射モータ
81が駆動されると、その駆動信号が、第1図に示すよう
に、特別遊技中断手段280を介して発射調整時間制御手
段286に送出される。
発射調整時間制御手段286は、駆動信号を入力する
と、ポーズ解除タイマ手段287にセット信号を送出し、
このセット信号によりポーズ解除タイマ手段287がセッ
トされ、タイマ動作を開始する。
ポーズ解除タイマ手段287の設定時間は、例えば2秒
程度に設定されている。この設定時間は、操作ハンドル
82が操作された後、発射された打球が盤面部51を流下
し、変動入賞装置55に達するに要する時間をもとに設定
し、無駄玉の発射を防いでいる。
すなわち、設定時間が経過すると、ポーズ解除タイマ
手段287からのタイムアウト信号が、第1図に示すよう
に、発射調整時間制御手段286を介して特別遊技中断手
段280に送出される。
特別遊技中断手段280は、タイムアウト信号を入力す
ると、特別遊技再開信号を特別遊技制御手段271に送出
する。特別遊技制御手段271は、特別遊技再開信号を入
力すると、変動入賞装置55(第2図)を遊技者に有利な
第1状態に変換し、特別遊技を再開させる。
このため、変動入賞装置55が遊技者に有利な第1状態
に変換した直後に、最初に発射された打球が、変動入賞
装置55に達するため、当該打球が第1状態に変換した変
動入賞装置55に入賞し、且つその特別入賞検出器55aに
入賞することで、特別遊技を継続させるチャンスが与え
られる。
つぎに、第8図を用いて打止め関連制御について説明
する。
各遊技機としての遊技装置10の中央制御装置140に
は、賞球排出数を集計し、集計値が100個を越える度
に、1パルスずつ賞球排出数集計信号を管理装置260に
出力する賞球排出数集計手段290と、アウト球等の回収
球を集計し、集計値が10個を越える度に、1パルスずつ
回収球数集計信号を管理装置260に出力する回収数集計
手段291とを備える。
管理装置260内には、賞球排出数集計手段290からの賞
球排出数集計信号及び回収球数集計手段291からの回収
球集計信号にもとづいて賞球排出球数と回収球数と差益
数を演算する差益演算手段265と、最大利益数、すなわ
ち打止め数を予め設定可能な最大利益数設定手段266
と、差益演算手段265により演算した差益数と最大利益
数設定手段266に設定した最大利益数とを比較し、両者
が一致した場合に、最大利益数獲得検出手段262に一致
信号を出力する比較手段267とを備えている。
上記比較手段267は、最大利益数獲得検出手段262の入
力段に接続され、比較手段267から一致信号が出力され
ると、最大利益数獲得検出手段262からは、当該遊技装
置10に最大利益数獲得検出信号を送出する。
最大利益数獲得検出信号は、第8図に示すように、当
該遊技装置10の中央制御装置140(第3図)と貸球制御
装置210(第5図)とに各々送出される。
上記中央制御装置140には、遊技不能状態実現手段300
を備え、その出力段には、発射モータ駆動制御手段301
を介して発射モータ81(第3図)を、又、最大利益数排
出完了表示制御手段302を介して表示ボード部40の最大
利益数排出完了表示部45(第2図)を各々接続する。
そして、遊技不能状態実現手段300は、第8図に示す
ように、最大利益数獲得検出信号を入力すると、発射モ
ータ81に駆動停止信号を送出し、発射ハンドル82(第2
図)が操作されても、打球が発射されないようにし、も
って遊技を不能とする。
又、遊技不能状態実現手段300からの出力により、最
大利益数排出完了表示制御手段302を介して、表示ボー
ド部40の最大利益数排出完了表示部45(第2図)を点灯
もしくは点滅させ、最大利益数の排出完了、すなわち打
止め状態を表示する。
尚、遊技不能状態の実現としては、先に説明したよう
に、上皿60から球を取り入れる打球供給装置の作動を停
止させたり、或は上皿60からの球の取入口にシャッタを
下ろし、上皿60から打球供給装置への球の流入を阻止さ
せるようにしてもよいし、さらには上皿60内の球を下皿
70に全部抜いてしまってもよい。
又、貸球制御装置210には、第8図に示すように、遊
技媒体貸出不能状態実現手段310を備え、遊技媒体貸出
不能状態実現手段310の入力手段には、カード挿入検出
器150及びカード搬送終点検出器170を、又、出力段に
は、カード排出制御手段253(第7図)を、シャッタ駆
動制御手段311を介してカード挿排口31(第2,5図)の遮
蔽用のシャッタ312を、稼動状態表示制御手段313を介し
て遊技媒体貸出部30の稼動状態表示部34(第2図)を各
々接続する。
そして、貸球制御装置210は、最大利益数獲得検出信
号を入力すると、カード挿入検出器150及びカード搬送
終点検出器170からの各検出信号によりカードの挿入状
態を判別し、カードが遊技媒体貸出部30内に取り込まれ
た状態に有れば、第7図に示すように、カード排出制御
手段253を介して搬送モータ162を逆転駆動し、カードを
カード挿排口31(第2,5図)に自動的に排出させ、貸球
の貸出しを不能とする。
又、稼動状態表示制御手段313を介して遊技媒体貸出
部30の稼動状態表示部34(第2図)を消灯させ、貸球の
貸出しができないことを遊技者に知らせる。
さらに、カードの排出時には、第7図に示すように、
カード排出表示部36(第2図)を点灯もしくは点滅さ
せ、又、スピーカ90よりカード排出効果音を発生させ、
遊技者に対してカードの抜取りを促す。
これにより、カード挿排口31よりカードが抜き取られ
たならば、遊技媒体貸出不能状態実現手段310は、第8
図に示すように、シャッタ駆動制御手段311を介してシ
ャッタ312を閉じさせ、シャッタ312によりカード挿排口
31(第2,5図)を遮断し、カードの新たな挿入を不能と
する。これに対し、当初より、カードが抜取られていれ
ば、カードを排出させる必要がないので、即時にシャッ
タ312を閉じればよい。
尚、遊技媒体の貸出し不能状態の実現としては、先に
説明したように、選択スイッチ33a〜33cの操作を不能と
したり、或は選択スイッチ33a〜33cからの信号を無効と
してもよい。
又、管理装置260内には、第8図に示すように、打止
強制指令信号発生手段268を備え、この打止強制指令信
号発生手段268は、最大利益数獲得検出手段262の入力段
に接続されている。
打止強制指令信号発生手段268は、全台或は特定台に
対し、打止めを強制的に指令するものであり、最大利益
数獲得検出手段262は、この打止強制指令信号発生手段2
68からの打止強制指令信号を入力すると、全台或は特定
台に対して、最大利益数獲得検出信号を出力し、もって
遊技を不能とすると共に、遊技媒体の貸出しを不能とさ
せる。
さらに、管理装置260内には、先に第7図を用いて説
明した特別遊技終了検出手段261を備え、その入力段に
は、第8図に示すように、各遊技装置10の特別遊技制御
部270(第1図)が接続され、又、出力段は、最大利益
数獲得検出手段262に接続されている。
特別遊技の継続中にあっては、最大利益数獲得検出手
段262は、当該遊技装置10の特別遊技の終了を待って、
当該遊技装置10の遊技を不能とすると共に、遊技媒体の
貸出しを不能とさせる。
特別遊技の継続中に、最大利益数獲得検出手段が262
が、比較手段267からの一致信号、並びに打止強制指令
信号発生手段268からの打止強制指令信号の入力を受け
た場合には、即時には最大利益数獲得検出信号が出力さ
れない。
すなわち、管理装置260内の特別遊技終了検出手段261
に、特別遊技中の当該遊技装置10の特別遊技制御部270
からの特別遊技終了信号が検出されると、特別遊技終了
検出手段261から最大利益数獲得検出手段262に特別遊技
終了検出信号が出力される。最大利益数獲得検出手段26
2は、特別遊技終了検出信号を入力すると、特別遊技中
の当該遊技装置10の遊技不能状態実現手段300と遊技媒
体貸出不能状態実現手段310とに、最大利益数獲得検出
信号を出力し、もって当該遊技機としての遊技装置10に
おける遊技を不能とすると共に、遊技媒体の貸出しを不
能とさせる。
したがって、特別遊技中に、打止めとなった場合に
は、特別遊技の終了後に、打止め状態が実現される。
つぎに、第9図を用いて、中央制御装置140の遊技媒
体排出制御部における遊技媒体排出処理を説明する。
まず、ステップ400において、排出球不足検出器111か
らの排出球不足検出信号が出力されているか判断し、排
出球不足検出信号が出力されていれば、前段回に戻る。
排出球不足検出信号が出力されていなければ、ステップ
401に進み、各選択スイッチ33a〜33c(第2図)から選
択信号が出力されているか判断し、選択信号が出力され
ている場合には、ステップ402に進む。
ステップ402では、貸球排出フラグをセットし、その
後、ステップ403に進み、出力された選択信号に対応し
た貸球排出数xを演算する。貸球排出数xを演算後、ス
テップ404に進み、ソレノイド124を励磁する(第4図
(B))。つぎのステップ405では、貸球排出フラグが
セットされているかを判断し、ここではステップ402で
貸球排出フラグが既にセットされているので、ステップ
406に進む。
ステップ406では、貸球排出フラグをリセットした
後、ステップ407に進み、表示ボード部40の貸球排出表
示部49(第2図)を点灯もしくは点滅させる。又、ステ
ップ408に進み、スピーカ90より貸球排出効果音を発生
させる。
その後、ステップ409に進み、賞球排出フラグがセッ
トされているかを判断し、ここでは前のステップで賞球
排出フラグがセットされていないので、ステップ410に
進む。
ステップ410では、排出球流下検出器122(第4図
(B))から排出球検出信号が出力されているか判断
し、排出球検出信号が出力されていれば、ステップ411
に進み、排出球検出信号1つについて、貸球排出数xを
「1」ずつ減算する。そして、ステップ412に進み、減
算値yが帰零(y=0)したかを判断し、帰零していな
ければ、再度、ステップ410に進み、減算値yが帰零す
るまで、繰り帰し同じステップを繰り返す。
減算値yが帰零したならば、ステップ412からステッ
プ413に進み、ソレノイド124を消磁し(第4図(A))
した後、ステップ414に進み、貸球排出表示部49(第2
図)を消灯し、又、ステップ415に進み、貸球排出効果
音を止め、再度、ステップ400に戻る。
つぎに、ステップ401で、選択信号が出力されていな
い場合、或は貸球の排出を終了した後は、ステップ416
に進む。
このステップ416では、第6図に示す入賞球記憶手段2
23から入賞球記憶信号が出力されているかを判断する。
尚、ステップ416では、入賞球検出器58からの入賞球検
出信号が出力されているかを判断してもよいが、この場
合には入賞球検出信号の記憶ステップを必要とする。
ステップ416で、入賞球記憶信号が出力されていない
場合には、ステップ400に戻る。
入賞球記憶信号が出力されている場合には、ステップ
416からステップ417に進み、賞球排出フラグをセット
し、その後、ステップ403に進み、出力された入賞球記
憶信号にもとづいて賞球排出数xを演算する。
その後、ステップ404、ステップ405からステップ409
に進み、ステップ409では、賞球排出フラグがセットさ
れているかを判断し、ここではステップ417で賞球排出
フラグが既にセットされているので、ステップ418に進
む。
ステップ418では、賞球排出フラグをリセットした
後、ステップ419に進み、表示ボード部40の賞球排出表
示部47(第2図)を点灯もしくは点滅させる。又、ステ
ップ420に進み、スピーカ90より賞球排出効果音を発生
させる。
その後、賞球排出終了後、ステップ414に進み、賞球
排出表示部47(第2図)を消灯し、さらにステップ415
に進み、賞球排出効果音を止め、再度、ステップ400に
戻る。
つぎに、第10図を用いて、貸球制御装置210のカード
搬送制御部におけるカード搬送処理を説明する。
まず、ステップ500において、貸球稼動フラグが有る
かを判断し、貸球稼動フラグが有れば、ステップ501に
進み、遊技媒体貸出部30の投入価値表示部32(第2図)
のデジタル表示を帰零し、その後、ステップ502に進
み、稼動状態表示部34(第2図)を点灯ないしは点滅さ
せる。
つぎに、ステップ503に進み、カード挿入検出器150
(第5図)からカード挿入検出信号が出力されているか
を判断し、カード挿入検出信号が出力されていれば、ス
テップ504に進み、搬送モータ162(第5図)を正転駆動
させ、カード挿排口31よりカードを取り込む。
その後、ステップ505に進み、排出タイマ手段256(第
7図)をセットした後、ステップ506に進み、リーダ180
(第5図)によりカードに記録されたカード情報を読み
取る。
その後、ステップ507に進み、カード搬送終点検出器1
70(第5図)から搬送終点検出信号が出力されているか
を判断し、搬送終点検出信号が出力されていれば、ステ
ップ508に進み、搬送モータ162の駆動を停止する。その
後、ステップ509に進み、先に読み取ったカード情報を
もとに、投入価値表示部32(第2図)に投入価値をデジ
タル表示し、投入価値に応じた選択スイッチ33a〜33c
(第2図)を点灯させ、操作が可能な選択スイッチ33a
〜33cを遊技者に表示する。
つぎに、ステップ510に進み、選択スイッチ33a〜33c
から選択信号が出力されたを判断する。すなわち、点灯
している選択スイッチ33a〜33cの1つを遊技者が押すこ
とで、当該選択スイッチ33a〜33cから選択信号が出力さ
れる。
そして、選択信号が出力された場合には、ステップ51
2に進み、選択信号に応じた金額を記憶し、その後、ス
テップ513に進み、貸球の排出が終了したかを判断し、
貸球の排出が終了したならば、ステップ514に進み、投
入価値を減算した後、ステップ509に戻り、減算した投
入価値を、投入価値表示部32にデジタル表示させる。
又、先のステップ500において、貸球稼動フラグがセ
ットされていなければ、ステップ515に進み、投入価値
表示部32の表示を消した後、ステップ516に進み、稼動
状態表示部34も消灯させ、ステップ500に戻るようにし
ている。
つぎに、第11図を用いて、貸球制御装置210のカード
搬送制御部における割込処理を説明する。
まず、ステップ520では、管理装置260の最大利益数獲
得検出手段262(第8図)から最大利益数獲得検出信号
が出力されているかを判断し、該信号が出力されていれ
ば、ステップ521に進み、貸球稼動フラグをクリアす
る。その後、ステップ522に進み、抜取りフラグをセッ
トした後、ステップ523に進み、後述するがカードの排
出処理が行なわれる。
又、ステップ520において、最大利益数獲得検出信号
が出力されていない場合には、ステップ524に進み、管
理装置260の閉店時間検出手段264(第7図)から閉店時
間検出信号が出力されているかを判断し、該信号が出力
されていれば、ステップ521に進み、最終的にカードの
排出処理が行われる。
閉店時間検出信号が出力されていない場合には、ステ
ップ525に進み、投入価値演算記憶手段228(第7図)か
ら帰零信号が出力されているかを判断し、帰零信号が出
力されていれば、ステップ522に進み、最終的にカード
の排出処理が行われる。
帰零信号が出力されていない場合には、ステップ526
に進み、カード識別手段252(第7図)から不正検出信
号が出力されているかを判断し、該信号が出力されてい
れば、最終的にカードの排出処理が行われる。
不正検出信号が出力されていない場合には、ステップ
527に進み、管理装置260のカード強制排出指令手段263
(第7図)からカード強制排出指令信号が出力されてい
るかを判断し、該信号が出力されていれば、最終的にカ
ードの排出処理が行われる。
カード強制排出指令信号が出力されていない場合に
は、ステップ528に進み、カード抜取スイッチ35(第2
図)からカード抜取信号が出力されているかを判断し、
該信号が出力されていれば、最終的にカードの排出処理
が行われる。
カード抜取信号が出力されていない場合には、ステッ
プ529に進み、排出タイマ手段256(第7図)からタイム
アウト信号が出力されているかを判断し、該信号が出力
されていれば、ステップ523に進み、カードの排出処理
が行われる。
タイムアウト信号が出力されていない場合には、ステ
ップ530に進み、特別遊技終了検出手段261(第8図)か
ら特別遊技終了検出信号が出力されているかを判断し、
該信号が出力されていれば、最終的にカードの排出処理
が行われる。
特別遊技終了検出信号が出力されていない場合には、
ステップ531に進み、オーバーフロー検出器131(第3
図)からオーバーフロー検出信号が出力されているかを
判断し、該信号が出力されていれば、最終的にカードの
排出処理が行われる。
オーバーフロー検出信号が出力されていない場合に
は、ステップ532に進み、排出球不足検出器111(第3
図)から排出球不足検出信号が出力されているかを判断
し、該信号が出力されていれば、最終的にカードの排出
処理が行われる。
排出球不足検出信号が出力されていない場合には、ス
テップ533に進み、打止解除信号が出力されているかを
判断し、該信号が出力されていれば、ステップ534に進
み、貸球稼動フラグをセットする。尚、打止解除信号
は、各遊技装置10や管理装置260に設けた打止解除スイ
ッチ等から出力させるとよい。
打止解除信号が出力されていない場合には、ステップ
535に進み、電源(図示せず)が入っているかを判断
し、入っていればステップ534に進み、電源が落ちてい
れば復帰させるようにしている。
つぎに、第12図を用いて、貸球制御装置210のカード
搬送制御部におけるカード排出処理を説明する。
まず、ステップ540において、カード搬送終点検出器1
70(第5図)から搬送終点検出信号が出力されているか
を判断し、該信号の出力がなければ、既にカードが排出
されているので、カードの排出処理は行われない。
搬送終点検出信号が出力されていれば、ステップ541
に進み、遊技媒体貸出部30の投入価値表示部32(第2
図)のデジタル表示を帰零し、その後、ステップ542に
進む。
ステップ542では、投入価値演算記憶手段228(第6
図)に貸球記憶が有るかを判断し、貸球記憶が有れば、
前段のステップに戻り、貸球が全て排出され、貸球記憶
がなくなるまで同じループを繰り返す。
そして、貸球記憶が無ければ、或は無くなると、ステ
ップ543に進み、貸球の排出中からを判断し、貸球の排
出終了を待って、次のステップ544に進む。
ステップ544では、搬送モータ162(第5図)を逆転駆
動させ、カードをカード挿排口31に向かって排出させ
る。
その後、ステップ545に進み、ライタ190(第5図)に
より、カード情報を書き込み、ステップ546に進む。ス
テップ546では、カード挿入検出器150からカード挿入検
出信号が出力されているかを判断し、この信号が出力さ
れれば、カードが排出されたものと判断し、次のステッ
プ547に進み、搬送モータ162の駆動を停止させる。尚、
実際的には、カード挿入検出器150からカード挿入検出
信号が出力された後、暫くしてから搬送モータ162の駆
動を停止させ、カードの先端部をカード挿排口31から突
出させる。
つぎに、ステップ548に進み、抜取フラグがセットさ
れているかを判断し、抜取フラグが先のステップ522
(第11図)でセットされていれば、ステップ549に進
み、遊技媒体貸出部30のカード排出表示部36(第2図)
を点灯もしくは点滅させ、さらにステップ550に進み、
スピーカ90よりカード排出効果音を発生させ、遊技者に
カードの抜取りを促す。
その後、ステップ551に進み、カード挿入検出器150か
らカード挿入検出信号が出力されているかを判断し、こ
の信号が出力されていれば、カードが抜取られていない
ものと判断し、前段のステップに戻り、カードが抜取ら
れて、カード挿入検出信号が出力されなくなるまで、同
じループを繰り返す。
そして、カードが抜取られて、カード挿入検出信号が
出力されなくなると、次のステップ552に進み、カード
排出表示部36を消灯し、さらにステップ553に進み、カ
ード排出効果音を止める。
ついで、ステップ554に進み、抜取フラグをクリアし
た後、復帰させる。
又、ステップ548において、抜取フラグがセットされ
ていなければ、カード排出表示を行わず、又カード排出
効果音を発生させることなく、復帰させる。
つぎに、第13図を用いて、中央制御装置140における
打球発射処理を説明する。
まず、ステップ600において、タッチスイッチ(図示
せず)がオンされているかを判断している。このタッチ
スイッチは、操作部80の操作ハンドル82(第2図)に内
蔵されており、遊技者が操作ハンドル82に触れること
で、オンとなり、タッチスイッチがオンとなると、ステ
ップ601に進む。
ステップ601は、発射スイッチ(図示せず)がオンさ
れているかを判断する。この発射スイッチは、操作ハン
ドル82(第2図)に内蔵され、遊技者が操作ハンドル82
を回転することで、オンとなり、発射スイッチがオンと
なると、ステップ602に進み、発射モータフラグをセッ
トする。
その後、ステップ603に進み、管理装置260の最大利益
数獲得検出手段262(第8図)から最大利益数獲得検出
信号が出力されているかを判断し、該信号が出力されて
いなければ、ステップ604に進む。
ステップ604では、操作部80の発射停止スイッチ85
(第2図)がオンされているかを判断し、オンされてい
なければ、ステップ605に進む。
ステップ605では、オーバーフロー検出器131(第3
図)からオーバーフロー検出信号が出力されているかを
判断し、該信号が出力されていなければ、ステップ606
に進む。
ステップ606では、打止解除信号が出力されているか
を判断し、該信号が出力されていなければ、ステップ60
7に進み、発射モータフラグがセットされているかを判
断する。ここでは、ステップ602で発射モータフラグが
既にセットされているので、ステップ608に進み、発射
モータ81(第3図)を駆動し、打球の発射を開始させ
る。さらに、ステップ609に進み、操作部30の発射モー
タ作動表示部83(第2図)を点灯ないしは点滅させ、そ
の後、初期状態に復帰させる。
又、ステップ600において、タッチスイッチがオンと
されていない場合、又はタッチスイッチがオンされてい
るが、ステップ601において、発射スイッチがオンとさ
れていない場合には、共にステップ610に進み、発射モ
ータフラグをクリアする。
このため、ステップ606からステップ607、ステップ61
1に進み、ステップ611において発射モータ81(第3図)
が駆動されていれば、該駆動を停止させ、さらにステッ
プ612に進み、発射モータ作動表示部83(第2図)を消
灯後、初期状態に復帰する。
又、ステップ603において、最大利益数獲得検出手段2
62(第8図)から最大利益数獲得検出信号が出力されて
いる場合には、ステップ613に進み、表示ボード部40の
最大利益数排出終了表示部45(第2図)を点灯ないしは
点滅させる。
その後、ステップ614に進み、発射モータフラグをク
リアするので、ステップ606において打止解除信号が出
力されていなければ、発射モータ81の駆動を停止し、
又、発射モータ作動表示部83を消灯させる。
上記ステップ606において打止解除信号が出力されて
いる場合には、ステップ615に進み、最大利益数排出終
了表示部45を消灯させ、ステップ616において、発射モ
ータフラグを再度、セットすることで、打球の発射が可
能なようにしている。
又、ステップ604において、発射停止スイッチ85がオ
ンとなっている場合も、ステップ614に進み、発射モー
タフラグをクリアするので、打球の発射を停止させてい
る。
さらに、ステップ605において、オーバーフロー検出
器131(第3図)からオーバーフロー検出信号が出力さ
れている場合には、ステップ617に進み、操作部80のオ
ーバーフロー表示部84(第2図)を点灯ないしは点滅さ
せ、その後、ステップ614に進み、発射モータフラグを
クリアするので、打球の発射を停止させている。
つぎに、第14図を用いて、中央制御装置140の特別遊
技中断制御部における特別遊技中断処理について説明す
る。
まず、ステップ700では、排出球不足検出器111(第3
図)から排出球不足検出信号が出力されているかを判断
し、該信号が出力されていれば、ステップ701に進み、
ポーズフラグがセットされているかを判断する。ここで
は、ポーズフラグが未だセットされていないので、ステ
ップ702に進む。
ステップ702では、特別遊技中で有るかを判断し、特
別遊技中で有れば、ステップ703に進み、ポーズフラグ
をセットした後、ステップ704に進み、特別遊技中断手
段280(第1図)から特別遊技制御部270の特別遊技制御
手段271に、特別遊技中断信号を送出させ、特別遊技を
一時中断させる。又、ステップ705に進み、表示ボード
部40のポーズ状態表示部42(第2図)を点灯もしくは点
滅させる。
その後、ステップ706に進み、ポーズ解除タイマ手段2
87(第1図)がタイムアウトしていないかを判断する。
ここでは、ポーズ解除タイマ手段287が未だセットとさ
れていないので、ステップ707に進む。
ステップ707では、ポーズ解除準備タイマ手段285(第
1図)がタイムアウトしていないかを判断する。ここで
は、ポーズ解除準備タイマ手段285も未だセットとされ
ていないので、初期状態に戻る。
その後、排出球が補給されると、ステップ700では、
排出球不足検出器111から排出球不足検出信号が出力さ
れなくなるので、ステップ708に進む。
ステップ708では、ポーズフラグがセットされている
かを判断し、ここでは、ステップ703においてポーズフ
ラグがセットされているので、ステップ709に進む。
ステップ709では、ポーズ解除準備タイマ手段285(第
1図)をセットした後、ステップ710に進み、ステップ7
10では、ポーズ状態表示部42を消灯させる。つぎに、ス
テップ711に進み、ポーズ解除準備状態表示部41(第2
図)を点灯もしくは点滅させる。
その後、ステップ712に進み、操作ハンドル82が操作
されたか、すなわち操作ハンドル82に内蔵する発射スイ
ッチ(図示せず)がオンとなったかを判断し、発射スイ
ッチがオンとなった場合には、ステップ713に進む。
ステップ713では、ポーズ解除準備タイマ手段285(第
1図)をクリアした後、ステップ714に進み、ポーズ解
除タイマ手段287をセットする。
その後、ステップ706に進み、ポーズ解除タイマ手段2
87がタイムアウトしていないかを判断するが、ポーズ解
除タイマ手段287はセット後、2秒経過すると、タイム
アウトするので、ここではタイムアウトしたものとし
て、ステップ715に進む。
ステップ715では、特別遊技中断手段280(第1図)か
ら特別遊技制御部270の特別遊技制御手段271に、特別遊
技再開信号を送出させ、特別遊技を再開させると共に、
ステップ716に進み、ポーズ解除準備表示部41(第2
図)を消灯する。さらに、ステップ717に進み、ポーズ
フラグをクリアする。
又、発射スイッチがいつまでもオンとされない場合で
あっても、ステップ709においてセットされたポーズ解
除準備タイマ手段285は、セット後、3分経過すると、
タイムアウトするので、ステップ707からステップ715に
進むことで、自動的に特別遊技を再開させる。
つぎに、第15図を用いて管理装置260よりのカード排
出処理を説明する。
まず、ステップ800では、管理装置260のカード強制排
出指令手段263(第7図)からカード強制排出指令が出
力されたかを判断し、ここではカード強制排出指令が出
力されたものとし、ステップ801に進む。
ステップ801では、カード強制排出指令信号が出力さ
れたのが、全台に対してかを判断し、全台であれば、ス
テップ802に進み、全台のカード排出制御手段253(第7
図)に対してカード強制排出指令信号を送信し、全台の
カードを強制的に排出させる。
これに対し、全台でなければ、ステップ803に進み、
当該特定台に対してだけ、カード強制排出指令信号を送
信する。
又、ステップ804では、閉店時間検出手段264(第7
図)に、予め設定した閉店時間になったかを判断し、閉
店時間になった場合には、ステップ805に進み、全台の
カード排出制御手段253(第7図)に対して閉店時間検
出信号を送信し、全台のカードを閉店時間に合わせて強
制的に排出させる。
さらに、ステップ806では、特別遊技制御部270(第8
図)より管理装置260の特別遊技終了検出手段261に特別
遊技終了信号が送出されたかを判断し、特別遊技終了信
号を入力した場合には、ステップ807に進み、当該遊技
機としての遊技装置10のカード排出制御手段253(第7
図)に対して特別遊技終了検出信号を送信させ、当該遊
技機としての遊技装置10のカードを自動的に排出させ
る。
つぎに、第16図を用いて管理装置260における打止め
関連処理を説明する。
まず、ステップ810では、打止強制指令信号発生手段2
68(第8図)より、打止強制指令信号が出力されている
かを判断し、ここでは該信号が出力されていないものと
仮定し、ステップ811に進む。
ステップ811では、賞球排出数集計手段290(第8図)
より、賞球排出集計信号が出力されたかを判断し、該信
号を受信した場合には、ステップ812に進み、管理装置2
60内の差益演算手段265において賞球排出数を求める。
すなち、賞球排出数集計手段290は、先に説明したよう
に、賞球排出数を集計し、集計値が100個を越える度
に、1パルスずつ賞球排出数集計信号を出力するので、
該信号の重み、ここでは1パルスに対して「100」を加
算し、実際の賞球排出数を求める。
その後、ステップ813に進み、回収球数集計手段291
(第8図)より、回収球数集計信号が出力されたかを判
断し、該信号を受信した場合には、ステップ814に進
み、差益演算手段265において不利益球数に演算する。
すなわち、回収球数集計手段291は、先に説明したよう
に、アウト球等の回収球を集計し、集計値が10個を越え
る度に、1パルスずつ回収球数集計信号を出力するの
で、該信号の重み、ここでは1パルスに対して「10」を
加算し、実際の不利益球数を求める。
つぎに、ステップ815に進み、差益演算手段265におい
て、ステップ812で求めた賞球排出数から、ステップ814
で求めた不利益球数を減算して差益数xを求め、その
後、ステップ816に進む。
ステップ816では、比較手段267(第8図)において、
最大利益数設定手段266に設定した最大利益数とステッ
プ815で求めた差益数xを比較し、差益数xが最大利益
数以上であるかを判断し、最大利益数以上である場合に
は、ステップ817に進み、当該遊技装置10が特別遊技中
であるかを判断する。
特別遊技中でなければ、ステップ818に進み、最大利
益数獲得検出手段262(第8図)より、当該遊技装置10
に最大利益数獲得検出信号を送信させ、遊技不能とする
と共に、カードを強制的に排出させる等して、遊技媒体
の貸出しを不能とする。又、特別遊技中であれば、その
終了を待ってステップ819に進む。
ステップ819では、賞球排出数をクリアし、又、ステ
ップ820に進み、不利益球数をもクリアする。
又、先に説明したステップ810において、打止強制指
令信号が出力されている場合には、ステップ817に進
み、最終的には遊技不能及び遊技媒体貸出不能状態を実
現する。
一方、第17図は、本発明の第2実施例を示すものであ
り、本実施例においては、遊技媒体貸出部30を、遊技装
置10の上皿60の下側に配設したものである。
尚、先に説明したのと同一構成部分には、同一符号を
付してその説明を省略する。
又、第18図は、本発明の他の実施例を示すものであ
り、本実施例においては、遊技媒体貸出部30を、遊技機
としての遊技装置10の向かって左側に縦一列に配設した
ものである。
尚、先に説明した第1実施例のものと同一構成部分に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
一方、図面に示した各実施例では、中断条件として、
オーバーフロー状態や球不足状態を設定したが、このほ
か遊技者がトイレに行きたい場合等に、ポーズスイッチ
(図示せず)等を操作することで、特別遊技を一時的に
中断し、遊技者が戻ってから、ポーズ解除スイッチ(図
示せず)を操作することで、ポーズ状態が解除されるよ
うにしてもよい。
又、特別遊技は、変動入賞装置55を継続的に開閉する
のでなく、開閉を繰り返すようにしてもよく、この場合
には、最大開閉回数を設定すると共に、変動入賞装置55
内に入賞した一般入賞球の数を規制するようにしてもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、次のような効果
を奏する。
すなわち、特別遊技の進行中に、中断条件が達成され
た場合には、特別遊技を一時的に中断させ、中断条件が
解消した後、特別遊技を中断時の状態から再開させるよ
うにすることで、遊技者に公平に特別遊技を行わせ、も
って遊技者の不利益の発生を未然に防止するという効果
がある。
また、特別遊技の再開時、即ち中断条件が解除された
場合には、特別遊技再開準備手段により、遊技者に中断
条件の解除が報知され、遊技を再開するための準備時間
が設定されるので、遊技者は中断条件が解除されたこと
を知ることができると共に、安心して遊技を再開するこ
とができ、不利益を被らないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜16図は、本発明の第1実施例を示すものであり、
第1図は特別遊技中断制御部を示すブロック図、第2図
は遊技機としての遊技装置の概略正面図、第3図は同概
略背面図、第4図(A),(B)は遊技媒体排出装置の
動作状態を説明するための概略説明図、第5図は遊技媒
体貸出部の内部構造を説明する概略説明図、第6図は遊
技媒体排出制御部を示すブロック図、第7図はカード搬
送制御部を示すブロック図、第8図は打止め関連制御部
を示すブロック図、第9〜16図は各処理を示すフローチ
ャート、第17図は本発明の第2実施例を示すものであ
り、同図は遊技機としての遊技装置の概略正面図、第18
図は本発明の他の実施例を示すものであり、同図は遊技
機としての遊技装置の概略正面図である。 10……遊技機としての遊技装置 20……遊技部 30……遊技媒体貸出部 31……カード挿排口 32……投入価値表示部 33a〜33c……選択スイッチ 34……稼動状態表示部 35……カード抜取スイッチ 36……カード排出表示部 40……表示ボード部 41……ポーズ解除準備表示部 42……ポーズ状態表示部 43……排出球不足表示部 44……呼出しスイッチ 45……最大利益数排出完了表示部 46……特別遊技表示部 47……賞球排出表示部 48……球排出数表示部 49……貸球排出表示部 50……ガイドレール 51……盤面部 52……一般入賞口 53……特定入賞口 53a……特定入賞検出器 54……特定遊技装置 55……変動入賞装置 55a……特別入賞検出器 56……アウト口 56a……アウト球検出器 57……集合枠 58……入賞球検出器 60……上皿 70……下皿 80……操作部 81……打球発射駆動源としての発射モータ 82……操作ハンドル 83……発射モータ作動表示部 84……オーバーフロー表示部 85……発射停止スイッチ 90……スピーカ 100……貯留タンク 110……整列樋 111……排出球不足検出器 120……遊技媒体排出装置 121……排出樋 122……排出球流下検出器 123……ストッパ 124……排出駆動源としてのソレノイド 130……連通樋 131……オーバーフロー検出器 140……中央制御装置 150……カード挿入検出器 160……カード搬送装置 161……ベルトコンベア 162……搬送駆動源としての搬送モータ 170……カード搬送終点検出器 180……リーダ 190……ライタ 200……穿孔装置 210……貸球制御装置 220……遊技媒体排出制御手段 221……ソレノイド駆動制御手段 222……波形整形器 223……入賞球記憶手段 224〜227……波形整形器 228……投入価値演算記憶手段 230……走査手段 231……リングカウンタ 232〜235……アンドゲート 236……パルス発信器 237……アンドゲート 240……賞球排出表示制御手段 241……賞球排出効果音発生手段 242……アンプ 243……貸球排出表示制御手段 244……貸球排出効果音発生手段 245……投入価値表示制御手段 250……カード搬送制御手段 251……搬送モータ駆動制御手段 252……カード識別手段 253……カード排出制御手段 254……カード排出表示制御手段 255……カード排出効果音発生手段 256……排出タイマ手段 260……管理装置 261……特別遊技終了検出手段 262……最大利益数獲得検出手段 263……カード強制排出指令手段 264……閉店時間検出手段 265……差益演算手段 266……最大利益数設定手段 267……比較手段 268……打取強制指令信号発生手段 270……特別遊技制御部 271……特別遊技制御手段 272……特別遊技状態記憶手段 280……特別遊技中断手段 281……ポーズ表示制御手段 282……特別遊技再開準備手段を構成するポーズ解除準
備制御手段 283……ポーズ解除準備表示制御手段 284……ポーズ解除準備効果音発生手段 285……ポーズ解除準備タイマ手段 286……発射調整時間制御手段 287……ポーズ解除タイマ手段 290……賞球排出数集計手段 291……回収球数集計手段 300……遊技不能状態実現手段 301……発射モータ駆動制御手段 302……最大利益数排出完了表示制御手段 310……遊技媒体貸出不能状態実現手段 311……シャッタ駆動制御手段 312……カード挿排口遮断用シャッタ 313……稼動状態表示制御手段 400〜820……ステップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールで囲まれた盤面部と、 前記盤面部内に配設された特定入賞口と、 前記盤面部内に配設され、打球の受入状態を遊技者に有
    利な第1状態と遊技者に不利な第2状態とに変換可能な
    変動入賞装置と、 前記特定入賞口への打球の入賞を条件に開始される特定
    遊技の結果により特別条件が達成されたことに基づい
    て、予め設定された時間的要素を含む所定条件に従っ
    て、前記変動入賞装置を遊技者に不利な第2状態から遊
    技者に有利な第1状態に変換することで、特別遊技を行
    わせる特別遊技制御手段と、 前記特別遊技制御手段による前記特別遊技中、予め設定
    された中断条件が達成された場合に、特別遊技中断信号
    を前記特別遊技制御手段に送出し、もって前記特別遊技
    を一時的に中断させると共に、 前記中断条件が解除された場合に、特別遊技再開信号を
    前記特別遊技制御手段に送出し、もって前記特別遊技を
    再開させる特別遊技中断手段と、 開始された前記特別遊技の中断前の状態を記憶し、その
    状態記憶信号を前記特別遊技制御手段に送出し、もって
    特別遊技中断再開後に、前記特別遊技を中断時の状態か
    ら再開させる特別遊技状態記憶手段とを備える遊技機で
    あって、 前記遊技機には、 前記中断条件が解除された場合に、前記特別遊技を直ち
    に再開させることなく、遊技者に前記中断条件が解除さ
    れたことを報知し、且つ、遊技者が前記特別遊技を再開
    するための準備時間を設定可能な特別遊技再開準備手段
    を備えていることを特徴とする遊技機。
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