JPH0681581U - パチンコ機における役物の作動制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 打球ハンドルの回転操作検知スイッチ６、打
球通過検知スイッチ７等を配設し、夫々のスイッチを制
御回路１１に接続する。役物の作動中にいずれかのスイ
ッチからの信号を受信すると、制御回路１１によって役
物作動機構１２を停止させると共に残りの作動時間を記
憶する。更に遊戯を再開し得る状態になったことがスイ
ッチのいずれかの信号によって確認されたときに、残り
の時間分役物作動機構１２を作動させる。 【効果】 役物の作動中に、球を打ち出すことができな
い等の事由が生じたときに、一時的に役物の作動を停止
させることができる。もって遊戯者の不安感や不快感を
払拭することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はパチンコ機における役物の作動制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

第一種特別電動役物、普通電動役物等の機種で、第一種特別電動役物の場合に は大入賞口の開放中、普通電動役物の場合には電動役物の作動中に、遊戯者が遊 戯することができるだけの貸球料金（小銭又はプリペイドカード機においてのカ ードの残高）が無くなった場合、或いは機械の故障等の原因によって遊戯球を発 射することができない状態に陥った場合、更には賞品球が無くなったり、下皿が 一杯になって球を他に移さなければならなくなった場合には、遊戯者にとってみ ればその役が無効の状態（パンク）となる虞があり、不安感や不快感を抱くこと になる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、役物の作動中に貸球料金が無 くなった場合等の如く、役物の作動によって遊戯上有利な機会が与えられたにも 拘らず、充分にその機会を活かすことができない場合に、一時的に当該役物の作 動を停止し且つ当該役物の残りの作動時間を記憶し、遊戯を再開し得る状態にな ったときに当該役物を残りの作動時間分作動させるようになし、もって遊戯者の 不安感や不快感を払拭し、より遊戯に熱中することができるようになした役物の 作動制御装置を提供せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

而して、本考案の要旨とするところは、打球ハンドルの回転操作の有無を検知 するための打球ハンドルの回転操作検知手段と、レールの出口に配設され、所定 の時間内に後続の打球が通過するか否かを検知するための打球通過検知手段と、 下皿内に球が一杯になったか否かを検知するための下皿の球収容状態検知手段と 、賞品球が充分に補給されているか否かを検知するための賞品球補給検知手段と 、役物の作動中に前記各検知手段のいずれかからの信号を受信すると、役物作動 機構を停止させると共に残りの作動時間を記憶し、更に遊戯を再開し得る状態に なったことが前記各検知手段からの信号によって確認されたときに、残りの時間 分役物作動機構を作動せしめる制御回路とからなるパチンコ機における役物の作 動制御装置にある。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例について、図面を参照しつつ説明する。 図１は本考案を実施したパチンコ機の正面側からみた概略図、図２は本考案を 実施したパチンコ機の背面側からみた概略図、図３は本考案の一実施例の接続図 である。

【０００６】 図中、１はパチンコ機の遊戯盤面、２はレール、３は打球ハンドル、４は下皿 、５は賞品球補給樋である。６は打球ハンドル３の回転操作検知スイッチ、７は 前記レール２の出口に配設された打球通過検知スイッチ、８は前記下皿４の球収 容状態検知スイッチ、９は賞品球補給検知スイッチである。

【０００７】 また、これら打球ハンドルの回転操作検知スイッチ６、打球通過検知スイッチ ７、下皿の球収容状態検知スイッチ８、賞品球補給検知スイッチ９は夫々制御基 板１０に組み込まれた制御回路１１に接続されている。また一方、大入賞口又は 電動役物等の役物作動機構１２も前記制御回路１１に接続されている。

【０００８】 然して、前記打球ハンドルの回転操作検知スイッチ６は、打球ハンドル３の回 転操作の有無を検知することにより、役物作動中の遊戯者の意思による打球中断 を判断するものである。また、打球通過検知スイッチ７は、０．７秒以内に後続 の打球が通過するか否かを検知することにより、役物作動中の遊戯者の意思によ る打球中断や打球機構の故障を判断するものである。

【０００９】 また、前記下皿の球収容状態検知スイッチ８は、下皿４内に球が一杯になった か否かを判断するものであり、これにより大入賞口又は電動役物の作動を一時的 に停止して、球を移す機会を与えるものである。また、賞品球補給検知スイッチ ９は、賞品球が充分に補給されているか否かを検知するものであり、折角役物を 作動させることができ、而も入賞させることができたにも拘らず、賞品球が放出 されない事態を防ぐものである。

【００１０】 また、前記制御回路１１は、役物作動中に前記各種スイッチのいずれかからの 信号を受信すると、役物作動機構１２を停止させ且つ残りの作動時間を記憶する 。そして再び打球ハンドル３が回転する等して遊戯が再開されると、残りの時間 分役物作動機構１２を作動させるものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上記の如き構成であり、役物の作動中に貸球料金が無くなった場合等 の如く、役物の作動によって遊戯上有利な機会が与えられたにも拘らず、充分に その機会を活かすことができない場合に、一時的に当該役物の作動を停止し且つ 当該役物の残りの作動時間を記憶し、遊戯を再開し得る状態になったときに当該 役物を残りの作動時間分作動させるようになしたものである。したがって、遊戯 者の不安感や不快感を払拭し、より遊戯に熱中させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施したパチンコ機の正面側からみた
概略図である。

【図２】本考案を実施したパチンコ機の背面側からみた
概略図である。

【図３】本考案の一実施例の接続図である。

【符号の説明】

１ パチンコ機の遊戯盤面 ２ レール ３ 打球ハンドル ４ 下皿 ５ 賞品球補給樋 ６ 打球ハンドルの回転操作検知スイッチ ７ 打球通過検知スイッチ ８ 下皿の球収容状態検知スイッチ ９ 賞品球補給検知スイッチ １０ 制御基板 １１ 制御回路 １２ 役物作動機構

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 打球ハンドルの回転操作の有無を検知す
   るための打球ハンドルの回転操作検知手段と、レールの
   出口に配設され、所定の時間内に後続の打球が通過する
   か否かを検知するための打球通過検知手段と、下皿内に
   球が一杯になったか否かを検知するための下皿の球収容
   状態検知手段と、賞品球が充分に補給されているか否か
   を検知するための賞品球補給検知手段と、役物の作動中
   に前記各検知手段のいずれかからの信号を受信すると、
   役物作動機構を停止させると共に残りの作動時間を記憶
   し、更に遊戯を再開し得る状態になったことが前記各検
   知手段からの信号によって確認されたときに、残りの時
   間分役物作動機構を作動せしめる制御回路とからなるパ
   チンコ機における役物の作動制御装置。