JP2874277B2 - タングステンプラグの形成方法 - Google Patents

タングステンプラグの形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、タングステンプラグの形成方法に関し、更
に詳しくは半導体装置における埋め込みコンタクトの形
成に係わるものである。
[発明の概要] 本発明は、タングステンプラグの形成方法において、 基板状の層間膜に開設した接続孔内部に、柱状組織を
有するβ相タングステンを埋め込んだ後、連続的に窒化
処理を施すことにより、 タングステンプラグの耐熱性を向上すると共に、シリ
サイド化によるコンタクト抵抗の増大や破壊を防止する
ようにしたものである。
[従来の技術] 従来、この種のタングステンプラグの形成方法として
は、公技番号90−113の発明協会公開技報記載の技術が
知られている。この技術は、シラン還元によるタングス
テンの選択形成技術であり、層間絶縁膜に開設した接続
孔内にα相タングステン(α−W)を通常の選択メタル
成長室で減圧CVDにより選択成長させ、次に減圧状態(1
Torr)で窒化処理(アンモニアアニール)を施すことに
より、選択タングステンの耐熱性を向上させるようにし
たものである。
また、β相タングステン(β−W)は、「Work shop
on Tungsten and Other CVD Metals for ULSI/VLSI Apl
ications VI Oct.(1989)A−3(第13項〜第34項)」
に記載されて知られており、シラン(SiH4)ガス及び六
フッ化タングステン(WF6)ガスを用いたCVD法により形
成される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記したようなα−Wの形成方法にあ
っては、コンタクトの耐熱性がWのタングステンシリサ
イド(WSiX)化反応により550℃程度が限界とされてい
る。即ち、550℃以上になると第3図に示すようにシリ
コン基板1へタングステン2が拡散したりシリコンがタ
ングステン2側へ吸い上げられてタングステンシリサイ
ド4,5が形成され、基板リークを惹起する。また、α−
Wは、緻密であるため成長速度が遅いという問題点を有
していた。なお、図中1aはn+型の拡散層,3はSiO2でなる
層間膜を示している。
また、上記のような基板リークを防止する対策とし
て、第4図に示すように、コンタクト部に窒化チタン6
等を設けておき、その上に選択タングステンを形成する
ことが試みられているが、窒化チタン6上では安定に形
成できず、再現性やプロセスマージンがない問題点があ
る。なお、図中7はチタンシリサイド(TiSiX)を示し
ている。
さらに、選択成長させた緻密なα−Wは、第5図に示
すように、1000℃のアンモニア(NH3)アニールで100Å
程度しかWNX化が進まず、その他の部分は全てWSi2化し
てしまう。同図中8はWNXを、9はWSi2を示している。
このため、基板にはリークが発生し、またコンタクト部
(界面)ではタングステンとシリコンの移動が起り形状
が破壊される問題点がある。同図中10は空洞を示したも
のであり、斯るタングステンとシリコンの移動により形
成されたものである。
上記した選択タングステンで形成したβ−Wは、高速
成膜する利点を有する反面、密度が低く、また柱状結晶
となって六フッ化タングステン(WF6)を含有している
ため、チャンバ外に出すとすぐに酸化が進んでしまい、
その後のアンモニアアニールで窒化せず耐熱性を具備さ
せることができないという問題点を有していた。
本発明は、このような従来の問題点に着目して創案さ
れたものであって、550℃以上のアニールでもタングス
テンシリサイド化を起すことがなく、コンタクト抵抗の
増大や構造の破壊の無い、耐熱性を有するタングステン
プラグの形成方法を得んとするものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は、基板上の層間膜に開設した接続孔
内部に、柱状組織を有するβ相タングステンを埋め込ん
だ後、連続的に窒化処理を施すことを、その解決手段と
している。
[作用] 接続孔内部に埋め込まれたβ相タングステンは、連続
的に窒化処理を施されることにより酸化することなく窒
化タングステンが表面に形成されて安定化する。β相タ
ングステンは、柱状組織であるため、接続孔底部に到る
まで表面が窒化し、コンタクト部(下地基板とタングス
テンの界面)での耐熱性を高める。
[実施例] 以下、本発明に係るタングステンプラグの形成方法の
詳細を図面に示す実施例に基づいて説明する。
(第1実施例) 第1図A〜第1図Dは、本発明の第1実施例を示して
いる。
先ず、シリコン基板11上にSiO2で成る層間膜12を形成
し、シリコン基板11の不純物拡散層(例えばn型)11a
の上の層間膜12に接続孔としてのコンタクトホール(例
えば開口径0.35μm)13を開設する。次にコンタクトホ
ール13の底部の自然酸化膜を除去するための希フッ酸
(200:5)等の前処理を行ない、第1図Aに示すよう
に、コンタクト部にアモルファスシリコン(a−Si)層
14を4000Å程度堆積させる。このa−Si層14の形成条件
は、例えば、シラン(SiH4)/ヘリウム(He)=500
SCCM/100SCCMの流量比、形成温度550℃、形成圧力2Tor
r、堆積レート70Å/分で行なった。
次に、第1図Bに示すように、a−Si層14を反応性イ
オンエッチング(RIE)等でエッチバックする。このと
きのエッチング条件としては、例えば、三フッ化窒素
(NF3)/アルゴン(Ar)=10SCCM/100SCCMの流量比、
雰囲気圧力50mTorr、出力100W(13.56MHz)、エッチレ
ート〜2000Å/分であり、約10%程度のオーバーエッチ
を行なった。
次に、第1図Cに示すように、六フッ化タングステン
のSi還元により、a−Siをβ−Wに還元し、タングステ
ンプラグにする。この条件としては、例えば、六フッ化
タングステン(WF6)/水素(H2)=100SCCM/1000SCCM
の流量比、圧力200mTorr、温度230℃で行なった。斯る
操作を行なうことにより、a−Si層14が柱状組織でなる
β−W層15に置き換えられていることがX線回折により
確認された。
次に、上記操作に引き続き、大気中に戻すことなく、
NH3プラズマにより窒化処理を施す。この窒化処理の条
件としては、例えば、NH3/N2=1000SCCM/1000SCCMの流
量比、圧力200mTorr〜20Torr、RF出力100W(13.56MH
z)、時間10秒〜60分とした。このようにして、柱状組
織のタングステンの周囲に窒化タングステン(WNX)膜1
6が形成されて、耐熱性の高いタングステンプラグ17が
形成される(第1図D)。
このようにして形成されたタングステンプラグ17上に
は、通常の上層配線パターンを形成することが可能であ
る。
なお、上記第1実施例において、コンタクトホール13
内にβ−Wを形成する条件として、例えば、SiH4:WF6
8:10の流量比、温度230℃、圧力200mTorr、で形成して
もよく、この他WF6/H2=100SCCM/1000SCCMのガス流量、
温度230℃、圧力200mTorrで形成しても勿論よい。
また、第1実施例における窒化処理は、例えば、ラピ
ッドサーマルアニール(RTA)で温度700〜1300℃,NH3
100SCCM〜5SLM,N2を100SCCM〜5SLM,時間1秒〜30分のア
ニールを施してもよい。この場合、数+Å〜数百Åの窒
化タングステン膜の形成が可能である。
上記実施例においては、タングステンプラグのコンタ
クト抵抗はα−Wのものに比べ2〜3割は大きくなる
が、耐熱性は著しく向上し、550℃以上のアニールで
も、タングステンのシリサイド化が起らず、このシリサ
イド化によるコンタクト抵抗の上昇や、コンタクトの破
壊の防止ができ、耐熱性が向上される。
(第2実施例) 第2図は、本発明の第2実施例を示す断面図である。
本実施例にあっては、先ず、コンタクトホール13の底
部に柱状組織のβ−W層15を形成する(形成条件は第1
実施例に準ずる)。次に、連続的に窒化処理を施しWNX
膜16を形成した後、β−W層16の上のコンタクトホール
13内にα−W18を埋め込んでタングステンプラグ17が完
成する。
このようにして2段構造のタングステンプラグ17を形
成した第2実施例の場合、プラグ自身の抵抗の上昇も抑
えることができ、しかもコンタクト部での耐熱性も確保
できる利点がある。
上記両実施例においては、β−Wを大気中に戻さず
に、引き続きNH3窒化することで、β−Wの安定化と、
タングステンプラグ自体の耐熱性の向上を同時に達成す
ることができる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明に係るタング
ステンプラグの形成方法によれば、550℃以上のアニー
ルでもタングステンのシリサイド化の起らないプラグが
得られる効果がある。このため、シリサイド化によるコ
ンタクト抵抗の増大やコンタクト部の破壊が防止でき、
耐熱性を有するプラグが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜第1図Dは本発明に係るタングステンプラグ
の形成方法の実施例を示す断面図、第2図は同第2実施
例を示す断面図、第3図〜第5図は従来例を示す断面図
である。 11……シリコン基板、12……層間膜、13……コンタクト
ホール、15……β−W層、16……WNX膜、17……タング
ステンプラグ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上の層間膜に開設した接続孔内部に、
    柱状組織を有するβ相タングステンを埋め込んだ後、連
    続的に窒化処理を施すことを特徴とするタングステンプ
    ラグの形成方法。
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