JP3221159B2 - 半導体装置における配線構造及び配線形成方法並びにmos型トランジスタ - Google Patents

半導体装置における配線構造及び配線形成方法並びにmos型トランジスタ

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JP3221159B2 JP17370293A JP17370293A JP3221159B2 JP 3221159 B2 JP3221159 B2 JP 3221159B2 JP 17370293 A JP17370293 A JP 17370293A JP 17370293 A JP17370293 A JP 17370293A JP 3221159 B2 JP3221159 B2 JP 3221159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置における配
線構造及び配線形成方法、並びにMOS型トランジスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化に伴い、接合深さ
は一層浅くなりつつある。半導体装置の寸法ルールが
0.1μmレベルになると、接合領域のシート抵抗は1
kΩ/□以上になり、半導体素子の応答速度が遅くなる
という問題が生じる。この問題を解決する方法の1つ
に、半導体基板に形成されたソース・ドレイン領域の表
面にCoSi2、TiSi2等のシリサイドを形成る方
法がある。
【0003】ソース・ドレイン領域と上層配線層とを電
気的に接続するためには接続孔を形成する必要がある。
接続孔は、ソース・ドレイン領域を被覆する絶縁層を形
成した後、ソース・ドレイン領域の上方の絶縁層に開口
部を形成し、かかる開口部を含む絶縁層上にバリア層を
形成し、更にこのバリア層上に金属配線材料を堆積させ
ることによって開口部をバリア層及び金属配線材料で埋
め込むことで形成される。バリア層は、ソース・ドレイ
ン領域と開口部内の金属配線材料との間の反応を抑制す
るために形成される。
【0004】半導体装置の寸法ルールが微細化するに従
い、接続孔の径も微細化する傾向にある。その結果、開
口部内におけるバリア層のカバレッジが低下し、バリア
層のバリア性が低下するという問題がある。
【0005】ここで、従来の半導体装置の製造プロセス
の概要を、図6を参照して、以下に簡単に説明する。
【0006】[工程−10]半導体基板10に、従来の
方法で素子分離領域12及びゲート電極14を形成す
る。
【0007】[工程−20]LDD(Lightly-Doped Dr
ain)構造を形成するためにイオン注入を行い、次いで
ゲートサイドウォール16を形成した後、イオン注入を
行いソース・ドレイン領域から成る下層導体領域18を
形成する(図6の(A)参照)。
【0008】[工程−30] ソース・ドレイン領域から成る下層導体領域18のシー
ト抵抗の低減化のために、下層導体領域18の表面にC
oSi2 シリサイド層100を形成する(図6の(B)
参照)。そのために、全面にCo層を形成した後、熱処
理を行い、下層導体領域18中のSiとCo層中のCo
とを反応させてCoSi2層100を形成る。未反応
のCo層は塩酸過水で選択的に除去する。
【0009】[工程−40]その後、全面に絶縁層22
を形成し、更に、開口部24を下層導体領域18の上方
に形成する(図6の(C)参照)。
【0010】[工程−50] 次いで、例えばスパッタ法にて開口部24を含む絶縁層
22上にバリア層(下からTi層/TiN層から成る)
102を形成し、更にタングステン層104をCVD法
にて全面に堆積させた後、絶縁層22上のタングステン
層104及びバリア層102を選択的に除去して、開口
部24内にタングステンプラグから成る接続孔28を形
成する(図7の(A)参照)。次いで、下から、Ti層
/TiON層/Al−Si層をスパッタ法にて全面に堆
積させた後、これらの層をパターニングすることによっ
て、配線106を形成する(図7の(B)参照)。尚、
参照番号106AはTi層/TiON層を示す。
【0011】上記プロセスにおいて、開口部24内に形
成するバリア層102はスパッタ法で形成されるため
に、開口部24のアスペクト比が高くなるに従い、開口
部24内のバリア層102のカバレッジが非常に悪くな
る。その結果、開口部24底部のバリア層102の厚さ
が薄くなる。このため、CVD法にてタングステン層1
04を堆積させるとき、CVD用原料ガス(WF6)中
に含まれるフッ素によってバリア層102が侵食され、
更には下層導体領域(ソース・ドレイン領域)18がフ
ッ素で腐食される。その結果、接合リークの増大を招く
という問題が発生する。
【0012】開口部24内におけるバリア層102のカ
バレッジ問題を解決する方法として、CVD法によるT
i層/TiN層から成るバリア層の形成を挙げることが
できる。CVD法を用いると、開口部24底部における
バリア層102のカバレッジ問題を解決することができ
る。しかしながら、CVD法で成膜されたTiN層は多
結晶性であるため、後の拡散工程やアニール処理工程等
の高温熱処理を半導体基板に施したとき、TiN粒界部
がフッ素で腐食されたり、接続孔28内の金属配線材料
がTiN粒界部を拡散して半導体基板を腐蝕するという
問題がある。即ち、多結晶性のTiN層は十分なるバリ
性を有しているとはいえない。
【0013】このTiN層の多結晶性に起因した問題を
解決するために、本出願人はシリコン半導体基板上に直
接単結晶TiN層をエピタキシャル成長させることを提
案した(特願平5−69197号参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単純に
シリコン半導体基板上に単結晶TiN層を形成させて
も、良好なる電気的なオーミック接合を得ることは難し
い。これは、半導体基板上には自然酸化膜が存在し、T
iN層をこの自然酸化膜上に形成しても、TiN層は自
然酸化膜を還元できないために電気的な導通が取り難い
ことに起因する。更に、自然酸化膜が残っている場合、
TiN層が半導体基板上でエピタキシャル成長し難いと
いう問題もある。
【0015】これらの問題を解決するための方法とし
て、以下の方法を挙げることができる。即ち、TiN層
を形成する前に、水素プラズマで自然酸化膜を還元す
る。これによって自然酸化膜を除去し、シリコン半導体
基板の清浄な表面を露出させる。その後、CVD用原料
ガスを導入してTiN層をCVD法にて形成する。
【0016】しかし、この方法における問題点として、
TiN層の形成前の前処理として、水素プラズマ処理に
シリコン半導体基板表面を晒す。その結果、シリコン結
晶内に水素原子が入り込み、シリコン結晶に結晶欠陥が
発生し、接合リークが増大するという問題点が挙げられ
る。
【0017】また、シリコン半導体基板上にCVD法で
TiN層を形成する際、窒素プラズマ中にシリコン半導
体基板表面が晒されるために、シリコン半導体基板表面
に薄いSiN膜が形成され、コンタクト抵抗が増加する
という問題もある。
【0018】更に、この方法においては、ソース・ドレ
イン領域表面にはシリコン面が露出していることが条件
となる。従って、前述したようなソース・ドレイン領域
のシート抵抗の低減化のために、ソース・ドレイン領域
表面にシリサイド層を形成することができない。即ち、
シリサイド層上には単結晶TiN層を形成することがで
きないという問題もある。
【0019】従って、本発明の目的は、下層導体領域の
シート抵抗の低減を図ることができ、コンタクト抵抗や
接合リークが増大することを抑制でき、しかもバリア性
に優れた半導体装置における配線構造及びその形成方
法、並びにMOS型トランジスタを提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、半導体基
板に形成された下層導体領域と、下層導体領域を被覆す
る絶縁層上に形成された上層配線層と、下層導体領域
上層配線層とを電気的に接続する接続孔とから成る、半
導体装置における配線構造であって、接続孔の底部に
は、半導体基板側から、単結晶CoSi2層及び単結晶
TiN層が形成されていることを特徴とする本発明の配
線構造によって達成することができる。
【0021】本発明の配線構造においては、半導体基板
はシリコン半導体基板から成ることが望ましい。また、
シリコン半導体基板の方位は(100)であることが好
ましい。
【0022】あるいは又、上記の目的は、半導体基板に
形成された下層導体領域と、下層導体領域を被覆する絶
縁層上に形成された上層配線層と、下層導体領域と上層
配線層とを電気的に接続する接続孔とから成る、半導体
装置における配線構造を形成する配線形成方法であっ
て、少なくとも接続孔の底部に、単結晶CoSi2層を
エピタキシャル成長させる工程、及び単結晶CoSi2
層上に単結晶TiN層をエピタキシャル成長させる工程
を含むことを特徴とする本発明の配線形成方法によって
達成することができる。
【0023】本発明の配線形成方法においては、単結晶
TiN層をエピタキシャル成長させる前の雰囲気の真空
度は1.3×10-5Pa以下であることが望ましい。更
に、単結晶TiN層をエピタキシャル成長させる前に、
単結晶CoSi2層表面に形成された自然酸化膜を水素
プラズマ処理にて除去する工程を含むことが好ましい。
【0024】更には、上記の目的は、半導体基板に形成
されたソース・ドレイン領域と、ソース・ドレイン領域
を被覆する絶縁層上に形成された上層配線層と、ソース
・ドレイン領域と上層配線層とを電気的に接続する接続
孔とから成る配線構造を有するMOS型トランジスタで
あって、接続孔の底部には、半導体基板側から、単結晶
CoSi2層及び単結晶TiN層が形成されていること
を特徴とする本発明のMOS型トランジスタによって達
成することができる。
【0025】
【作用】本発明においては、少なくとも接続孔の底部に
単結晶CoSi2層が形成されており、下層導体領域の
低シート抵抗化を図ることができる。また、単結晶Co
Si2層の上には、バリア性に優れた単結晶TiN層が
形成されている。TiN層を形成する前に水素プラズマ
処理によって自然酸化膜を除去する際、既にCoSi2
層が形成されているので、シリコン結晶内に水素原子が
入り込むことを抑制することができる。更には、TiN
層の形成の際、窒素プラズマにシリコン半導体基板表面
が晒されることがなく、SiN膜の形成を防止すること
ができる。
【0026】従来、CoSi2は、(111)シリコン
半導体基板上にエピタキシャル成長することが知られて
いる。しかしながら、通常のMOS型トランジスタの作
製においては、(100)シリコン半導体基板が多く用
いられている。(100)シリコン半導体基板上にCo
Si2をエピタキシャル成長させるためには、予め半導
体基板上にCo層/Ti層の2層を成膜する。その後、
これらの2層に熱処理を加えると、単結晶CoSi2
/Si構造を得ることができる。この際、単結晶CoS
2層の表面にはTiOx層が形成される。
【0027】この単結晶CoSi2層の上に単結晶Ti
N層をエピタキシャル成長させるためには、TiN層を
成膜させる装置内で水素プラズマ処理を行い、単結晶C
oSi2層表面のTiOxを還元して除去する必要があ
る。そして、引き続き、単結晶TiN層をCVD法で連
続的に成膜することによって、単結晶TiN層/単結晶
CoSi2層/Si構造を得ることができる。
【0028】ここで、単結晶TiN層をエピタキシャル
成長させるためには、成膜前の真空度も重要な要素とな
る。気体運動論によると、温度T゜K、圧力P(toor)
の雰囲気において単位面積(1cm2)に分子量Mの分
子が毎秒衝突する数Nは、 N=2.89×1022P(MT)-1/2cm-2-1 ・・・式(1) で表わすことができる。
【0029】単結晶TiN層成膜装置のチャンバー内に
おける、CVD原料ガス導入前の真空度が0.133P
a(1×10-3toor)の場合、式(1)から、例えば、
室温(25゜C)において、酸素分子は、シリコン半導
体基板1cm2当り、3.0×1017個/秒衝突する。
【0030】分子間距離は0.24nm(原子間距離+
原子直径)程度である。従って、単位面積(1cm2
内の1レイヤー当り、(0.01/0.24×10 -9
2=1.74×1015個/cm2の酸素分子が存在する。
半導体基板に衝突する酸素分子の全てが単結晶CoSi
2層の表面に吸着すると仮定すると、1.74×1015
/3.0×1017=約0.0058秒で1レイヤーの酸
素分子層が形成される。
【0031】10レイヤーのTiNを1分間で成長させ
るとすれば、この間、半導体基板表面を清浄な状態に保
つ必要がある。そのためには、1分間以上の間、半導体
基板表面に酸素分子層を1レイヤーも形成させないレベ
ルの真空度に成膜装置のチャンバーを保つ必要がある。
言い換えれば、酸素分子層が1レイヤー形成されるのに
要する時間を1分間以上とする必要がある。式(1)か
ら、1秒間に2.9×1013個/秒以下の酸素分子が単
結晶CoSi2層に衝突するような真空度が必要とな
る。即ち、1.3×10-5Pa以下の真空度を保てば清
浄な半導体基板表面上に単結晶TiN層を形成できるこ
とになる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。尚、実施例1においては、接続孔の底部
にエピタキシャル成長法にて単結晶TiN層を形成して
いる。また、実施例2及び実施例3においては、ソース
・ドレイン領域にエピタキシャル成長法にて単結晶Ti
N層を形成している。
【0033】(実施例1)実施例1は、MOS型トラン
ジスタの製造に本発明の配線構造及び配線形成方法を適
用した例である。
【0034】実施例1の配線構造は、図1に模式的な一
部断面図を示すように、半導体基板10に形成された下
層導体領域18と、下層導体領域18を被覆する絶縁層
22A,22B上に形成された上層配線層32と、下層
導体領域18と上層配線層32とを電気的に接続する接
続孔28とから成る。そして、接続孔28の底部には、
半導体基板側から、単結晶CoSi2層20及び単結晶
TiN層26が形成されていることを特徴とする。下層
導体領域18は、具体的にはソース・ドレイン領域であ
る。半導体基板10はシリコン半導体基板から成り、そ
の方位は(100)である。図1中、参照番号12は素
子分離領域、参照番号14はゲート電極、参照番号30
はバリア層である。
【0035】図1に示した実施例1の配線構造の形成方
法を、図2及び図3を参照して、以下説明する。
【0036】[工程−100]先ず、方位(100)を
有するシリコン半導体基板10上に、従来の方法に基づ
き、素子分離領域12及びゲート電極14を形成する。
次いで、LDD構造を形成するためにイオン注入を行
う。その後、ゲートサイドウォール16を形成するため
に、全面にSiO2膜をCVD法にて形成する。SiO2
膜の形成条件を、例えば以下のとおりとすることができ
る。 使用ガス : SiH4/O2/N2=250/250/
100sccm 温度 : 420゜C 圧力 : 13.3Pa 膜厚 : 0.25μm
【0037】その後、例えば以下の条件でSiO2膜を
全面エッチバックして、ゲート電極14の側壁にゲート
サイドウォール16を形成する。 使用ガス : C48=50sccm RFパワー: 1200W 圧力 : 2Pa
【0038】次いで、ソース・ドレイン領域を形成のた
めの不純物イオン注入を例えば以下の条件で行い、ソー
ス・ドレイン領域から成る下層導体領域18を形成する
(図2の(A)参照)。 [Nチャネル形成の場合] イオン種 : As 20KeV 5×1015/cm2 [Pチャネル形成の場合] イオン種 : BF2 20KeV 3×1015/cm2
【0039】[工程−110]次に、ソース・ドレイン
領域から成る下層導体領域18の表面に単結晶CoSi
2層20を形成する。そのために、先ず、例えば以下の
条件でスパッタ法にて全面に厚さ5nmのTi層を形成
する。 プロセスガス : Ar=100sccm パワー : 1kW 成膜温度 : 150゜C 圧力 : 0.47Pa
【0040】更に、連続してCo層をスパッタ法にて、
例えば以下の条件で形成する。 プロセスガス : Ar=100sccm パワー : 3kW 成膜温度 : 150゜C 圧力 : 0.47Pa
【0041】その後、シリサイド化反応によりCo層か
ら単結晶CoSi2層20を形成するために、熱処理を
行う。熱処理の条件を、例えば、窒素ガス(1気圧)雰
囲気中で、600゜C×60秒とする。これによって、
Coと半導体基板中のSiとが反応して、CoSiX
形成される。その後、塩酸と過酸化水素水と純水の混合
溶液に10分間半導体基板全体を浸漬することによっ
て、未反応のTi及びCoを選択的に除去する。その
後、例えば、窒素ガス(1気圧)雰囲気中で、850゜
C×60秒の熱処理を行い、CoSiXを安定なCoS
2とする。こうして、ソース・ドレイン領域から成る
下層導体領域18の表面にCoSi2層20が形成され
る(図2の(B)参照)。尚、CoSi2層20が形成
される際、その表面にはTiO x から成る自然酸化膜
(図示せず)が形成されるが、この自然酸化膜は後の水
素プラズマ処理工程によって除去する。
【0042】[工程−120]その後、全面にSiO2
から成る絶縁層22Aを例えば、TEOSを用いたCV
D法にて形成する。絶縁層22Aの形成条件を、例え
ば、 使用ガス : TEOS=50sccm 圧力 : 40Pa 温度 : 720゜C 膜厚 : 400nm とすることができる。更に、絶縁層22Aの上に更にB
PSGから成る絶縁層22Bを、例えば以下の条件にて
形成する。 使用ガス : SiH4/PH3/B26/O2/N2=8
0/7/7/1000/32000sccm 温度 : 400゜C 圧力 : 1.0×105Pa 膜厚 : 500nm
【0043】次いで、熱処理を施して絶縁層の表面を平
坦化した後、絶縁層22A,22Bにレジストパターニ
ングを行い、次いでドライエッチング法にて絶縁層22
A,22Bに開口部24を形成する(図2の(C)参
照)。ドライエッチングの条件を、例えば以下のとおり
とすることができる。 使用ガス : C48=50sccm RFパワー : 1200W 圧力 : 2Pa
【0044】その後、イオン注入を行うことにより、接
合領域を形成する。イオン注入の条件を、以下に例示す
る。 [Nチャネルを形成する場合] イオン種 : As 20KeV 5×1015/cm2 [Pチャネルを形成する場合] イオン種 : BF2 20KeV 3×1015/cm2 次いで、1050゜C×5秒の活性化アニールを行う。
【0045】[工程−130]次に開口部24の底部に
単結晶TiN層26を形成する。そのために、先ず、
[工程−110]までの処理が行われた基板をECRC
VD装置に搬入する。ここで、ECRCVD装置は、単
結晶TiN層をエピタキシャル成長させる前の雰囲気の
真空度が1.3×10-5Pa以下となるような装置を使
用する。ECRCVD装置に基板を搬入した後、開口部
24の底部に露出したCoSi2層20の表面に存在す
る自然酸化膜等を、例えば以下の条件の水素プラズマ処
理によって還元し、除去する。 使用ガス : H2/Ar=26/60sccm マイクロ波パワー: 2.8kW
【0046】次に、ECRCVD法にて単結晶TiN層
26を形成する。単結晶TiN層26の形成条件を、例
えば以下のとおりとすることができる。尚、第1成膜段
階において単結晶CoSi2層20の表面にTiNの核
を形成し、第2成膜段階において、この核から単結晶T
iNを成長させる。第1成膜段階においては、単結晶T
iNを10モノレイヤー/分又はそれ以下の成長速度で
エピタキシャル成長させることが望ましい。第1成膜段
階を設けることによって第2成膜段階における単結晶T
iN層の成長速度を早くすることができる。 [第1成膜段階の条件] 使用ガス : TiCl4/H2/N2=2/2.6/0.8sccm 温度 : 750゜C 膜厚 : 0.5nm 圧力 : 6.6×10-4Pa マイクロ波パワー: 2.8kW [第2成膜段階の条件] 使用ガス : TiCl4/H2/N2=20/26/8sccm 温度 : 750゜C 膜厚 : 70nm 圧力 : 0.12Pa マイクロ波パワー: 2.8kW これによって、エピタキシャル成長した単結晶TiN層
26が開口部24の底部を含む絶縁層22Bの全面に形
成される(図3の(A)参照)。尚、実施例1において
は、第1成膜段階における成膜時の温度は700〜12
50゜Cとすることが望ましい。尚、単結晶TiN層の
形成条件によっては、単結晶TiN層26が絶縁層22
B上で完全なるエピタキシャル成長しない場合がある
が、本発明の目的を十分達成することができるので、差
し支えない。
【0047】[工程−140]その後、金属配線材料を
開口部24内に埋め込み、接続孔28を形成する。実施
例1においては、金属配線材料としてタングステン
(W)を使用した。即ち、例えば以下の条件のCVD法
にて、タングステンを単結晶TiN層26の上に堆積さ
せる。絶縁層22B上のタングステン層の厚さを400
nmとした。 使用ガス : WF6/H2=95/550sccm 温度 : 450゜C 圧力 : 1.1×104Pa
【0048】次いで、エッチバックを行い、絶縁層22
B上のタングステン層及び単結晶TiN層26を除去
し、開口部24内のみにタングステン層及び単結晶Ti
N層26を残す。こうして接続孔28が完成する(図3
の(B)参照)。尚、エッチバックの条件を以下に例示
する。 使用ガス : SF6=50sccm マイクロ波パワー: 850W RFパワー : 150W 圧力 : 1.33Pa
【0049】[工程−150]その後、スパッタ法にて
バリア層30及び上層配線層32を形成する。実施例1
においては、バリア層30は、下からTi層(厚さ30
nm)/TiON層(厚さ70nm)の2層構造であ
る。また、上層配線層32はAl−1%Si(厚さ50
0nm)から成る。各層のスパッタ条件を、以下に例示
する。 [Ti成膜条件] プロセスガス : Ar=100sccm パワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C 圧力 : 0.47Pa [TiON成膜条件] プロセスガス : Ar/N2−6%O2=40/70sc
cm パワー : 5kW 圧力 : 0.47Pa [Al−1%Si成膜条件] プロセスガス : Ar=40sccm パワー : 22.5kW 成膜温度 : 150゜C 圧力 : 0.47Pa
【0050】その後、レジストパターニング及びドライ
エッチングを行い、上層配線層32及びバリア層30を
所望の配線パターン形状とする。ドライエッチングの条
件を以下に例示する。 使用ガス : BCl3/Cl2=60/90sccm マイクロ波パワー: 1000W RFパワー : 50W 圧力 : 0.016Pa
【0051】こうして、図1に示す配線構造を形成する
ことができる。ソース・ドレイン領域から成る下層導体
領域18の表面には単結晶CoSi2層20が形成され
ており、下層導体領域18の低シート抵抗化を図ること
ができる。また、単結晶CoSi2層20の上には、バ
リア性に優れた単結晶TiN層26が形成されている。
単結晶TiN層26を形成する前に水素プラズマ処理に
よって自然酸化膜等を除去する際、既にCoSi2層2
0が形成されているので、シリコン結晶内に水素原子が
入り込むことを抑制することができる。更には、単結晶
TiN層26の形成の際、窒素プラズマにシリコン半導
体基板表面が晒されることがなく、SiN膜の形成を防
止することができる。
【0052】(実施例2)実施例1においては、単結晶
TiN層26は開口部24の底部において単結晶CoS
2層20と接している。これに対して、実施例2にお
いては、単結晶TiN層は単結晶CoSi2層の上に全
面に形成される。また、実施例1においては、開口部2
4内にタングステンを埋め込んで接続孔28を形成し
た。これに対して、実施例2においては、上層配線層を
アルミニウム系配線材料のスパッタリングにて形成する
際、併せて開口部24内をアルミニウム系配線材料で埋
め込み接続孔28を形成する。
【0053】[工程−200]先ず、方位(100)を
有するシリコン半導体基板10上に、従来の方法に基づ
き、素子分離領域12及びゲート電極14を形成し、次
いで、LDD構造の形成、ゲートサイドウォール16の
形成、ソース・ドレイン領域から成る下層導体領域18
の形成を行う。これらの形成条件は、実施例1の[工程
−100]と同様とすることができる。
【0054】[工程−210]次に、ソース・ドレイン
領域から成る下層導体領域18の表面に単結晶CoSi
2層20を形成する。この工程も、実施例1の[工程−
110]と同様とすることができる。
【0055】[工程−220] その後、単結晶CoSi2層20の上に単結晶TiN層
40を形成する。そのために、先ず、実施例1の[工程
−130]にて説明した水素プラズマ処理を行い、単結
晶CoSi2層20の表面に形成された自然酸化膜等を
除去する。次に、ECRCVD法によって単結晶TiN
層40を単結晶CoSi2層20上のみに選択的に形成
する。成膜時の温度を実施例1の[工程−130]より
も低くすることによって、単結晶TiN層40は単結晶
CoSi2層20上のみに選択的に形成される。成膜時
に基板バイアスを印加ることによりTiNの単結晶化
を一層促進させることが望ましい。単結晶TiN層40
の形成条件を、例えば以下のとおりとすることができ
る。尚、第1成膜段階においてCoSi2層20の表面
にTiNの核を形成し、第2成膜段階において、この核
から単結晶TiNを成長させる。 [第1成膜段階の条件] 使用ガス : TiCl4/H2/N2=2/2.6/0.8sccm 温度 : 300゜C 膜厚 : 0.5nm 圧力 : 6.6×10-4Pa マイクロ波パワー: 2.8kW [第2成膜段階の条件] 使用ガス : TiCl4/H2/N2=20/26/8sccm 温度 : 300゜C 膜厚 : 70nm 圧力 : 0.12Pa マイクロ波パワー: 2.8kW これによって、エピタキシャル成長した単結晶TiN層
40が単結晶CoSi2層20の上に形成される(図4
の(A)参照)。尚、ゲート電極14の上部には多結晶
TiN層40Aが形成される。また、上記の成膜条件で
は、素子分離領域12の上にはTiN層は形成されな
い。
【0056】[工程−230]次に、実施例1の[工程
−120]と同様に、全面に絶縁層22A,22Bを形
成した後、絶縁層22A,22Bに開口部24を形成し
(図4の(B)参照)、イオン注入を行って接合領域を
形成し、1050゜C×5秒の活性化アニールを行う。
【0057】[工程−240]次いで、スパッタ法にて
Tiから成る厚さ30nmの下地層42を開口部24を
含む絶縁層22B上に形成し、続いて、高温アルミニウ
ムスパッタ法にて下地層42上にAl−1%Siから成
る厚さ500nmの上層配線層44を形成する。下地層
42及び上層配線層44の形成条件を、例えば以下のと
おりとすることができる。 [下地層の形成条件] プロセスガス : Ar=100sccm パワー : 4kW 成膜温度 : 150゜C 圧力 : 0.47Pa [上層配線層の形成条件] プロセスガス : Ar=40sccm パワー : 22.5kW 成膜温度 : 500゜C 圧力 : 0.47Pa
【0058】その後、実施例1の[工程−150]と同
様に、レジストパターニング及びドライエッチングを行
い、上層配線層44及び下地層42を所望の配線パター
ン形状とする。
【0059】(実施例3)実施例3は実施例2の変形で
ある。実施例2においては、単結晶TiN層40を選択
的に単結晶CoSi2層20上に形成した。実施例3に
おいては、単結晶CoSi2層を含む半導体基板の全面
にTiN層を形成し、その後、単結晶CoSi2層上の
単結晶TiN層、及び配線部として使用する単結晶Ti
N層を残し、TiN層の他の部分を除去する。
【0060】[工程−300]先ず、方位(100)を
有するシリコン半導体基板10上に、従来の方法に基づ
き、素子分離領域12及びゲート電極14を形成し、次
いで、LDD構造の形成、ゲートサイドウォール16の
形成、ソース・ドレイン領域から成る下層導体領域18
の形成を行う。これらの形成条件は、実施例1の[工程
−100]と同様とすることができる。
【0061】[工程−310]次に、ソース・ドレイン
領域から成る下層導体領域18の表面に単結晶CoSi
2層20を形成する。この工程も、実施例1の[工程−
110]と同様とすることができる。
【0062】[工程−320]その後、単結晶CoSi
2層20の上に単結晶TiN層40を形成する。また、
単結晶CoSi2層以外の領域にも単結晶TiN層40
Aを形成する。そのために、先ず、実施例1の[工程−
130]にて説明した水素プラズマ処理を行い、単結晶
CoSi2層20の表面に形成された自然酸化膜を除去
する。次に、ECRCVD法によって単結晶CoSi2
層20上に単結晶TiN層40を形成し、併せて、他の
領域にも単結晶TiN層40Aを形成する。尚、単結晶
TiN層の形成条件によっては、単結晶TiN層40A
は他の領域(例えば素子分離領域12)上で完全なるエ
ピタキシャル成長しない場合があるが、本発明の目的を
十分達成することができるので、差し支えない。
【0063】成膜時の温度を実施例2の[工程−22
0]よりも高くすることによって、単結晶TiN層40
が単結晶CoSi2層20上に形成され、しかも、他の
領域にも単結晶TiN層40Aが形成される。成膜時に
基板バイアスを印加ることによりTiNの単結晶化を
一層促進させることが望ましい。TiN層40,40A
の形成条件を、例えば以下のとおりとすることができ
る。尚、第1成膜段階においてCoSi2層20等の表
面にTiNの核を形成し、第2成膜段階において、この
核から単結晶TiN層を成長させる。 [第1成膜段階の条件] 使用ガス : TiCl4/H2/N2=2/2.6/0.8sccm 温度 : 750゜C 膜厚 : 0.5nm 圧力 : 6.6×10-4Pa マイクロ波パワー: 2.8kW 基板RFバイアス: −50W [第2成膜段階の条件] 使用ガス : TiCl4/H2/N2=20/26/8sccm 温度 : 750゜C 膜厚 : 70nm 圧力 : 0.12Pa マイクロ波パワー: 2.8kW 基板RFバイアス: −50W これによって、エピタキシャル成長した単結晶TiN層
40が単結晶CoSi2層20の上に形成され、他の領
域にも単結晶TiN層40Aが形成される。
【0064】[工程−330]その後、レジストパター
ニング後ドライエッチングすることによって、不要な単
結晶TiN層40Aを除去し、配線部として必要な単結
晶TiN層40Aを残す。ドライエッチングの条件を、
例えば以下のとおりとすることができる。 使用ガス : BCl3/Cl2=60/90sccm パワー : 50W 圧力 : 2Pa
【0065】[工程−340]次に、実施例1の[工程
−120]と同様に、全面に絶縁層22A,22Bを形
成した後、絶縁層22A,22Bに開口部24を形成
し、イオン注入を行って接合領域を形成し、1050゜
C×5秒の活性化アニールを行う。
【0066】[工程−350]次いで、実施例2の[工
程−240]と同様に、スパッタ法にてTiから成る厚
さ30nmの下地層42を開口部24を含む絶縁層22
B上に形成し、続いて、高温アルミニウムスパッタ法に
て下地層42上にAl−1%Siから成る厚さ500n
mの上層配線層44を形成する。その後、実施例1の
[工程−150]と同様に、レジストパターニング及び
ドライエッチングを行い、上層配線層44及び下地層4
2を所望の配線パターン形状とする。こうして、図5に
模式的な一部断面図を示す配線構造を形成することがで
きる。
【0067】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。実施例にて説明した各種条件や数値は例示であ
り、適宜変更することができる。
【0068】絶縁層22A,22Bは、SiO2とBP
SGの組み合わせ以外にも、PSG、BSG、AsS
G、PbSG、SbSG、あるいはSiN等の公知の絶
縁材料、あるいはこれらの絶縁材料の組み合わせから構
成することができる。アルミニウム系配線材料として
は、Al−1%Si以外にも、純Al、あるいはAl−
Si−Cu、Al−Cu、Al−Ge等のAl合金を挙
げることができる。
【0069】実施例1における接続孔の形成方法を実施
例2に説明した接続孔の形成方法に置き換えることがで
きる。即ち、実施例1において、単結晶TiN層26を
形成した後、高温アルミニウムスパッタ法にて単結晶T
iN層26上にAl−1%Siから成る厚さ500nm
の上層配線層32を形成することによって、上層配線層
の形成及び接続孔の形成を行うことができる。
【0070】スパッタ法による各種の層の形成は、マグ
ネトロンスパッタリング装置、DCスパッタリング装
置、RFスパッタリング装置、ECRスパッタリング装
置、また基板バイアスを印加するバイアススパッタリン
グ装置等各種のスパッタリング装置にて行うことができ
る。CVD装置としては、ECRCVD装置以外にも、
熱CVD装置、プラズマCVD装置、ヘリコン波、IC
(Inductively Coupled Plasma)等のプラズマ発生源
を備えたCVD装置を用いることができる。また、自然
酸化膜の除去として、水素プラズマ処理以外にも、IP
Cソフトエッチ等のイオンバイアスを低減化したArス
パッタエッチング法を採用することができる。
【0071】実施例1及び実施例2にて説明した配線構
造及びその形成方法を組み合わせることもできる。即
ち、単結晶CoSi2層20の表面に単結晶TiN層4
0を形成し、合わせて、開口部の底部にも単結晶TiN
層26を形成してもよい。
【0072】本発明の配線構造は、MOS型トランジス
タ以外の他のデバイス、例えばバイポーラトランジスタ
やCCD等にも適用できる。
【0073】
【発明の効果】本発明においては、開口部底部に単結晶
CoSi2層が形成されているので下層導体領域のシー
ト抵抗を低減することができ、且つ、下層導体領域と接
続孔内の配線材料との間の反応を単結晶TiN層によっ
て防止することができる。また、接続孔の底部に単結晶
TiN層が形成されているので、バリア性が格段に向上
する。
【0074】しかも、自然酸化膜等の除去を行い、引き
続き単結晶TiN層の形成を行うので、単結晶CoSi
2層と単結晶TiN層の界面が原子レベルで清浄に保た
れる。それ故、理想的なオーミック接合となり、コンタ
クト抵抗を低減化することができる。
【0075】更に、半導体基板表面は単結晶CoSi2
層で覆われておりシリコン面が露出していないので、単
結晶TiN層の形成前の前処理として水素プラズマ処理
を行っても、半導体基板中に結晶欠陥が生じることを抑
制することができるし、窒素プラズマによるSiN膜の
形成も防止することができる。
【0076】更には、従来、多結晶性のTiN層をパタ
ーニングすることによって配線部としたが、実施例3の
配線構造においては単結晶TiN層40Aを配線部とし
て用いるので、配線抵抗の低抵抗化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の配線構造を示す、半導体装置の模式
的な一部断面図である。
【図2】実施例1の配線形成方法の各工程を説明するた
めの半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図3】図2に引き続き、実施例1の配線形成方法の各
工程を説明するための半導体素子の模式的な一部断面図
である。
【図4】実施例2の配線形成方法の各工程を説明するた
めの半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図5】実施例1の配線構造を示す、半導体装置の模式
的な一部断面図である。
【図6】従来の配線形成方法の各工程を説明するための
半導体素子の模式的な一部断面図である。
【図7】図6に引き続き、従来の配線形成方法の各工程
を説明するための半導体素子の模式的な一部断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体基板 12 素子分離領域 14 ゲート電極 16 ゲートサイドウォール 18 下層導体領域 20 単結晶CoSi2層 22A,22B 絶縁層 24 開口部 26,40 単結晶TiN層 28 接続孔 30 バリア層 32,44 上層配線層 40A 単結晶TiN層から成る配線部 42 下地層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−102078(JP,A) 特開 平6−310460(JP,A) 特開 平6−260444(JP,A) 特開 平5−136086(JP,A) 特開 平5−102072(JP,A) 特開 平4−260325(JP,A) 特開 平4−239126(JP,A) 特開 平4−116931(JP,A) 特開 平4−37167(JP,A) 特開 昭64−37050(JP,A) 特開 昭63−230877(JP,A) 特開 昭63−142631(JP,A) 特開 昭62−111420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 301 H01L 21/3205 H01L 21/768

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成された下層導体領域と、
    該下層導体領域を被覆する絶縁層上に形成された上層配
    線層と、該下層導体領域と上層配線層とを電気的に接続
    する接続孔とから成る、半導体装置における配線構造を
    形成する配線形成方法であって、 少なくとも接続孔の底部に、単結晶CoSi2層をエピ
    タキシャル成長させる工程、及び該単結晶CoSi2
    上に単結晶TiN層をエピタキシャル成長させる工程を
    含むことを特徴とする配線形成方法。
  2. 【請求項2】 前記単結晶TiN層をエピタキシャル成長
    させる前の雰囲気の真空度が1.3×10-5Pa以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載の配線形成方法。
  3. 【請求項3】 前記単結晶TiN層をエピタキシャル成長
    させる前に、単結晶CoSi2層表面に形成された自然
    酸化膜を水素プラズマ処理にて除去する工程を含むこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線形成方
    法。
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