JP2874002B2 - リードバルブ取着装置 - Google Patents

リードバルブ取着装置

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JP2874002B2 JP34300989A JP34300989A JP2874002B2 JP 2874002 B2 JP2874002 B2 JP 2874002B2 JP 34300989 A JP34300989 A JP 34300989A JP 34300989 A JP34300989 A JP 34300989A JP 2874002 B2 JP2874002 B2 JP 2874002B2
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、自動2輪車などに用いられる2サイクル
エンジンのリードバルブ取着装置に関する。
(従来の技術) 第5図は、スクータ型の自動2輪車を示すもので、操
舵用前輪aと駆動用後輪bとにより支えられ、車体前面
はレッグシールドCが被覆され、その後方は深く湾曲し
てステップボードdが敷かれ、ステップポードdの後端
はボリュームのあるリアボディeに連なって、その上部
にシートfが設置されたレイアウトをとっている。シー
トf下のリアボディe内には物品収納ボックスhが配置
される。
こうしたレイアウトには、後輪bが一体化されたユニ
ットスイング型エンジンが適用される。すなわち、ユニ
ットスイング型エンジンは、クランクケースiの一側か
ら後方へスイングケースjが連設され、その後端に後輪
bが軸支されてユニット化されたもので、前部をピボッ
ト軸kにより上下揺動自在に車体1に軸支される。
エンジン型式は2サイクルで、シリンダmはほぼ水平
に前傾して備えられている。そして第6図に示すよう
に、クランクケースi内に通じる吸気孔nは上向きに開
口し、クランクケースi上方に置かれたキャブレタoが
インテークパイプpによりリードバルブqを介して接続
される。
このリードバルブqは、フランジ部rを吸気孔nとイ
ンテークパイプpの接続面で挟んで外装する方法が慣用
されるが、この場合は、フランジ部rの厚さ分Sだけキ
ャブレタoが高くなり、スイング中の干渉を避けるた
め、物品収納ボックスhの容積を縮小し、あるいはシー
ト高を押し上げるなどの影響がある。
このため、他の方法として、第7図に示すように、イ
ンテークパイプpの接続合わせ面にリードバルブqを取
着けて置き、吸気孔n内にリードバルブqを完全に埋没
させるものがある。
キャブレタoを低く取着けることができるが、反面吸
気孔nの断面積が増大する結果を招く。リ一ドバルブq
固定用ビスsの締着ボスtが突出し、これを埋没させる
ために、吸気孔n端面に逃げ穴uを備える必要があるか
らで、これは不必要な隙間を産み、吸気孔n、ひいては
クランクケースi内容積を拡大して予備圧縮比を低く
し、燃料充填効率の低下、エンジン性能の低下につなが
るものとなる。
さらに、このようにクランクシャフトvの上方に吸気
孔nが存在する場合には、吸気孔nからクランクシャフ
トベアリングwにオイル穴xを通して、吸入した燃料に
含まれるオイルを潤滑用に供するようにされる。このオ
イル穴x加工工具の逃げ穴yもまた吸気孔n容積拡大に
作用するので、エンジン性能をますます低下させる、と
いう問題がある。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもの
で、自動2輪車などの2サイクルエンジンにおいて、吸
気孔に存在するリードバルブ取着ボスの逃げ穴およびク
ランクシャフトベアリング潤滑用オイル穴加工工具の逃
げ穴を整理することによって、吸気孔の容積拡大を最小
限に止どめ、予備圧縮比、燃料充填効率を改善して、エ
ンジン性能を向上させたリードバルブの取着装置を提供
することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的に沿って、この発明のリードバルブ取着装
置は、クランクケースに開口する吸気孔にキャブレタが
リードバルブを介して接続された自動2輪車などの2サ
イクルエンジンにおいて、上記リードバルブは、吸気孔
とキャブレタとを接続するキャブレタ側の合わせ面に、
リードバルブボディから突出する締着ボスによりビス止
めされ、一方吸気孔側の合わせ面には上記締着ボスの逃
げ穴が形成され、その逃げ穴底部に、クランクケース側
壁肉厚内を通ってをクランクシャフトベアリングへ通じ
るオイル供給孔が穿設された構成をとるものである。
(作用) このようにしたので、リードバルブを挟まないで、吸
気孔に直接インテークパイプを接続でき、キャブレタを
低く取着けることができる。従って物品収納ボックスを
の容量を大きく確保し、あるいはシート高を低く設定で
きる。
また、リードバルブ取着用の締着ボスの逃げ穴とクラ
ンクシャフトベアリング潤滑用オイル穴の加工工具の逃
げ穴とが兼用されたことで、そのうちの少なくとも1つ
が省略され、クランクケース内容積を縮小し、予備圧縮
比を高め、燃料充填効率を上げて、エンジン性能が向上
する。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図について説明する。
第1図は、第5図に示すユニットスイング型2サイク
ルエンジンに適用されたこの発明の実施例になるリード
バルブ取着装置の縦断側面図、第2図はその分解図、第
3図は第1図A−A矢視の吸気孔の平面図、第4図は第
3図B−B矢視の縦断面図である。
シリンダ1はほぼ水平に前傾し、後方には左右の半ケ
ース2a,2bを合わせたクランクケース2が連設される。
クランクケース2の両側壁2c,2dには、ボールベアリン
グ4a,4bによりクランクシャフト3が軸支される。
クランクケース2の上部には上向きの吸気孔5が開設
され、その外端面にクランクケース2の上方のキャブレ
タから延びるインテークパイプ6の下流フランジ端6a
が、ガスケット7を挟んで締着ボルト8により接続され
る。
上記インナークパイプ下流フランジ端6aの吸気孔5と
の接続合わせ面9aには、予めリードバルブ装置10が固定
されている。吸気孔5に接続された時は、このリードバ
ルブ装置10全体が吸気孔5内に埋没するようにしたもの
である。このリードバルブ装置10の固定は、バルブボデ
ィ10aの両側に突出して形成された締着ボス11a,11bに通
したビス12により締着される。10cはリードバルブ、10d
はリードバルブのパルプガイドを兼ねるストッパであ
る。
一方、吸気孔5の合わせ面9bには、バルブボディ10a
の挿入スペースの外、上記締着ボス11a,11bおよびビス1
2頭部を受け入れるための逃げ穴13a,13bが形成されてい
る。
その逃げ穴の1っ13aの底部から、前記ボールベアリ
ング4aに向かって、クランクケース側壁2cの肉厚に通し
たオイル穴14aが開設されている。オイル穴14aはドリル
によって直線的に穿けられる。一方のボールベアリング
4bには、クランクケース側壁2dの肉厚に通したオイル穴
14bが開設されている。15は、このオイル穴14bの加工用
ドリルの逃げ穴である。
こうして、リードバルブ装置10が取着けられたインテ
ークパイプ6を吸気孔5に接続することにより、リード
バルブ装置10により開閉制御される吸気通路が構成され
る。
リードバルブ装置10は完全に吸気孔5内に埋没し、イ
ンテークパイプ6やこれに連なるキャブレタの取着位置
を高くすることがないので、キャブレタ上方に位置する
物品収納ボックスの容積を圧縮することや、シートの高
さを押し上げるような不都合が避けられる(第5図参
照)。
また、リードバルブ装置10を通って吸気孔5内に吸入
された燃料に含まれるオイルが、オイル穴14a,14bから
ボールベアリング4a,4bに流下し、その潤滑に供せら
る。
この場合オイル穴14aは、リードバルブ装置10締着ボ
ス11aの逃げ穴12aの底部に開設されているので、その加
工工具の逃げ穴が1つ省略されたことになり、その分ク
ランクケース2内容積が縮小される。予備圧縮比が高ま
り、シリンダ1への燃料充填効率が改善され、2サイク
ルエンジンとしての性能が向上する。
なお、双方のオイル穴を2つの締着ボス逃げ穴底から
開設するようにすればさらに効果的である。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明に係わるリードバルブ取着装置
は、クランクケースに開口する吸気孔にキャブレタがリ
ードバルブを介して接続された自動2輪車などの2サイ
クルエンジンにおいて、上記リードバルブは、吸気孔と
キャブレタとを接続するキャブレタ側の合わせ面に、リ
ードバルブボディから突出する締着ボスによりビス止め
され、一方吸気孔側の合わせ面には上記締着ボスの逃げ
穴が形成され、その逃げ穴底部に、クランクケース側壁
肉厚内を通ってをクランクシャフトベアリングへ通じる
オイル供給孔が穿設されたもので、キャブレタの取着位
置を低くし、キャブレタ上方に位置する物品収納ボック
スの容積縮小や、シート高の上昇を防ぐと共に、クラン
クケース2内容積が縮小されて、予備圧縮比およびシリ
ンダへの燃料充填効率が高まって、2サイクルエンジン
としての性能が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例になるリードバルブ取着装置
を備えた2サイクルエンジン要部の縦断側面図、第2図
は第1図リードバルブ取着装置を分解して示した縦断側
面図、第3図は第1図A−A矢視の吸気孔の平面図、第
4図は第3図B−B矢視によるクランクケースの縦断面
図、第5図は自動2輪車の一例を示す側面図、第6図は
第5図のエンジンの縦断側面図、第7図は従来のリード
バルブ取着装置を備えた2サイクルエンジン要部の縦断
側面図である。 1……シリンダ、2……クランクケース、2c,2d……側
壁、4a,4b……ボールベアリング(クランクシャフトベ
アリング)、5……吸気孔、6……インテークパイプ、
9a,9b……接続合わせ面、10……リードバルブ装置、11
a,11b……締着ボス、12……ビス、13a,13b……逃げ穴、
14a,14b……オイル穴、15……加工工具の逃げ穴。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケースに開口する吸気孔にキャブ
    レタがリードバルブを介して接続された自動2輪車など
    の2サイクルエンジンにおいて、上記リードバルブは、
    吸気孔とキャブレタとを接続するキャブレタ側の合わせ
    面に、リードバルブボディから突出する締着ボスにより
    ビス止めされ、一方吸気孔側の合わせ面には上記締着ボ
    スの逃げ穴が形成され、その逃げ穴底部に、クランクケ
    ース側壁肉厚内を通ってをクランクシャフトベアリング
    へ通じるオイル供給孔が穿設されたことを特徴とするリ
    ードバルブ取着装置。
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