JP2873510B2 - エンジンの冷却水循環装置 - Google Patents

エンジンの冷却水循環装置

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JP2873510B2
JP2873510B2 JP1110491A JP1110491A JP2873510B2 JP 2873510 B2 JP2873510 B2 JP 2873510B2 JP 1110491 A JP1110491 A JP 1110491A JP 1110491 A JP1110491 A JP 1110491A JP 2873510 B2 JP2873510 B2 JP 2873510B2
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cooling water
water
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cooling
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潤一 沖田
等 芥川
義道 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エンジンの冷却水循
環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に良く知られているエンジンの冷却
方法としては、ウォータポンプから吐出された冷却水
を、シリンダブロック側のウォータジャケットに導入
し、その後シリンダヘッド側のウォータジャケットを経
てラジエータに循環させることにより、エンジンで発生
する熱を冷却水に吸熱してラジエータにて大気中に放熱
するという方法がある(例えば、特開平1ー31655
9号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した如く、冷却水
をシリンダブロック側ウォータジャケットからシリンダ
ヘッド側ウォータジャケットへと循環させる場合、最も
高温となり易く、最も冷却を必要とするシリンダヘッド
側ウォータジャケットに供給される冷却水がシリンダブ
ロック側にてある程度温度上昇せしめられたものとなる
ところから、冷却効果が十分に得られないおそれがあ
る。
【0004】そこで、上記冷却不足を冷却水流量を増大
せしめることによりカバーしようとすると、ウォータポ
ンプを大型化する必要が生じ、重量アップ、コストアッ
プにつながるという問題が生じる。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、ウォータポンプから吐出される冷却水をシリンダ
ヘッド側ウォータジャケットに重点的に供給し得るよう
にすることにより、シリンダヘッド側の冷却効果を向上
させることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、エンジンの下方部
位に、冷却水圧送用のウォータポンプが配設され、該ウ
ォータポンプから吐出される冷却水を接続管を介してウ
ォータジャケットに供給する如く構成されたエンジンの
冷却水循環装置において、前記接続管をシリンダヘッド
とシリンダブロックの合わせ面近傍に接続するととも
に、前記ウォータジャケットにおけるシリンダヘッド側
への導入通路と前記接続管とのなす角度を鈍角となし且
つ前記ウォータジャケットにおけるシリンダブロック側
への導入通路と前記接続管とのなす角度を鋭角となして
いる。
【0007】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載のエンジンの冷却
水循環装置において、シリンダライナー外周に、前記シ
リンダブロック側導入通路に連通する狭小な冷却水通路
を形成している。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0009】即ち、ウォータポンプから吐出され、接続
管を介して供給される冷却水は、該接続管と鈍角をなす
導入通路を介してシリンダヘッド側ウォータジャケット
へ流れるものと前記接続管と鋭角をなす導入通路を介し
てシリンダブロック側ウォータジャケットへ流れるもの
とに分かれるが、曲げ流路抵抗の差によりシリンダブロ
ック側ウォータジャケットへ流れる量よりシリンダヘッ
ド側ウォータジャケットへ流れる量の方が多くなる。
【0010】請求項2の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0011】即ち、シリンダライナー外周に形成された
冷却水通路には、シリンダヘッド側に比べて少ない流量
とされている冷却水が流通することとなるが、狭小な冷
却通路においてその流速が大きくされた状態でシリンダ
ライナー外周面を直接冷却することとなる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、エンジンの下
方部位に、冷却水圧送用のウォータポンプが配設され、
該ウォータポンプから吐出される冷却水を接続管を介し
てウォータジャケットに供給する如く構成されたエンジ
ンの冷却水循環装置において、前記接続管をシリンダヘ
ッドとシリンダブロックの合わせ面近傍に接続するとと
もに、前記ウォータジャケットにおけるシリンダヘッド
側への導入通路と前記接続管とのなす角度を鈍角となし
且つ前記ウォータジャケットにおけるシリンダブロック
側への導入通路と前記接続管とのなす角度を鋭角となし
て、曲げ流路抵抗の差によりシリンダブロック側ウォー
タジャケットへ流れる冷却水量よりシリンダヘッド側ウ
ォータジャケットへ流れる冷却水量の方が多くなるよう
にしたので、熱影響の大きなシリンダヘッドでの冷却効
果が大幅に増大することとなり、ウォータポンプを大型
化することなく、十分な冷却能力を確保することができ
るという優れた効果がある。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
エンジンの冷却水循環装置において、シリンダライナー
外周に、シリンダブロック側導入通路に連通する狭小な
冷却水通路を形成して、流速の大きな冷却水によりシリ
ンダライナー外周面を直接冷却するようにしたので、シ
リンダライナーの冷却効果が大幅に向上するという優れ
た効果がある。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本願発明の好適
な実施例を説明する。
【0015】図1ないし図3には、本願発明の実施例で
ある4気筒の自動車用エンジンが示されている。
【0016】本実施例のエンジン1は、図1および図2
に示すように、車体後方側に稍傾斜した姿勢でエンジン
ルーム(図示省略)に配置されており、シリンダライナー
5を有するシリンダブロック2と、該シリンダブロック
2の上面を覆蓋するシリンダヘッド3と、前記シリンダ
ブロック2の底面を覆蓋するオイルパン4とを備えてい
る。
【0017】前記シリンダブロック2には、前記シリン
ダライナー5内を往復摺動するピストン6、該ピストン
6とクランクシャフト7とを連結する連結杆8、バラン
スウェイト9等が配設されている。
【0018】前記シリンダヘッド3には、吸気マニホー
ルド10、排気マニホールド11、吸気弁12、排気弁
13、カムシャフト14,14等が配設されている。
【0019】また、前記シリンダブロック2およびシリ
ンダヘッド3には、エンジン冷却水が流通するウォータ
ジャケット15,16が形成されている。
【0020】しかして、本実施例においては、前記エン
ジン1の下方部位であってオイルパン4の側方における
前側には、冷却水圧送用のウォータポンプ17がブラケ
ット22を介して配設されている。
【0021】該ウォータポンプ17の吐出側には接続管
18の一端が接続されており、該接続管18の他端は、
エンジン1の前面側におけるシリンダヘッド3とシリン
ダブロック2との合わせ面近傍において前記ウォータジ
ャケット15に接続されている。
【0022】前記ウォータジャケット15におけるシリ
ンダヘッド3側への導入通路15aと前記接続管18と
のなす角度θ1は鈍角とされ、且つ前記ウォータジャケ
ット15におけるシリンダブロック2側への導入通路1
5bと前記接続管18とのなす角度θ2は鋭角とされてい
る(図3参照)。
【0023】このように構成したことにより、接続管1
8からシリンダブロック側導入通路15bに流れる冷却
水の曲げ流路抵抗に比べて、接続管18からシリンダヘ
ッド側導入通路15aに流れる冷却水の曲げ流路抵抗の
方が大幅に小さくなる。従って、シリンダヘッド側導入
通路15aに流れる冷却水流量がシリンダブロック側導
入通路15bに流れる冷却水流量より多くなるのであ
る。
【0024】さらに、本実施例においては、シリンダラ
イナー5の外周には、該シリンダライナー5の外周面を
直接冷却水によって冷却すべく前記シリンダブロック側
導入通路15bに連通する狭小な冷却水通路19が形成
されている。
【0025】このように構成したことにより、シリンダ
ライナー5外周の冷却水通路19を流れる冷却水の流速
が速められることとなる。
【0026】図面中、符号20はオイルポンプ、21は
オルタネータである。
【0027】上記の如く構成されたエンジンの冷却水循
環装置は次のように作用する。
【0028】ウォータポンプ17から吐出され、接続管
18を介して供給される冷却水Wは、該接続管18と鈍
角をなす導入通路15aを介してシリンダブヘッド側ウ
ォータジャケット16へ流れるものW1と前記接続管1
8と鋭角をなす導入通路15bを介してシリンダブロッ
ク側ウォータジャケット15へ流れるものW2とに分か
れるが、曲げ流路抵抗の差によりシリンダブロック側ウ
ォータジャケット15へ流れる量よりシリンダヘッド側
ウォータジャケット16へ流れる量の方が多くなる。従
って、熱影響(換言すれば、冷却要求)の大きいシリンダ
ヘッド3が重点的に冷却されることとなり、ウォータポ
ンプ17を大型化しなくともエンジン冷却効果を十分確
保できるのである。
【0029】また、シリンダライナー5外周に形成され
た冷却水通路19には、シリンダヘッド3側に比べて少
ない流量とされている冷却水W2が流通することとなる
が、狭小な冷却通路19においてその流速が大きくされ
た状態でシリンダライナー5外周面を直接冷却すること
となっているため、少ない冷却水流量でもシリンダライ
ナー5の冷却効果を確保できる。
【0030】なお、本実施例においては、接続管18が
エンジン1の前方側に配設されることとなっているた
め、接続管18に対して冷却風が直接当たることとな
り、ウォータポンプ17から吐出された冷却水Wの温度
低下が図れる。
【0031】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる冷却水循環装置を備
えたエンジンの縦断面図である。
【図2】図1に示すエンジンの正面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1はエンジン、2はシリンダブロック、3はシリンダヘ
ッド、5はシリンダライナー、15はシリンダブロック
側ウォータジャケット、15aはシリンダヘッド側導入
通路、15bはシリンダブロック側導入通路、16はシ
リンダヘッド側ウォータジャケット、17はウォータポ
ンプ、18は接続管、19は冷却水通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−170707(JP,A) 特開 平1−227851(JP,A) 実開 昭58−165237(JP,U) 実開 平1−158516(JP,U) 実開 平1−71131(JP,U) 実開 昭62−156127(JP,U) 実開 昭63−115525(JP,U) 実開 平3−68520(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01P 3/02 F02F 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの下方部位に、冷却水圧送用の
    ウォータポンプが配設され、該ウォータポンプから吐出
    される冷却水を接続管を介してウォータジャケットに供
    給する如く構成されたエンジンの冷却水循環装置であっ
    て、前記接続管がシリンダヘッドとシリンダブロックの
    合わせ面近傍に接続されていて、前記ウォータジャケッ
    トにおけるシリンダヘッド側への導入通路と前記接続管
    とのなす角度が鈍角とされ、且つ前記ウォータジャケッ
    トにおけるシリンダブロック側への導入通路と前記接続
    管とのなす角度が鋭角とされていることを特徴とするエ
    ンジンの冷却水循環装置。
  2. 【請求項2】 シリンダライナー外周には、前記シリン
    ダブロック側導入通路に連通する狭小な冷却水通路が形
    成されていることを特徴とする前記請求項1記載のエン
    ジンの冷却水循環装置。
JP1110491A 1991-01-31 1991-01-31 エンジンの冷却水循環装置 Expired - Fee Related JP2873510B2 (ja)

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