JPH0144736Y2 - - Google Patents

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JPH0144736Y2
JPH0144736Y2 JP1983068437U JP6843783U JPH0144736Y2 JP H0144736 Y2 JPH0144736 Y2 JP H0144736Y2 JP 1983068437 U JP1983068437 U JP 1983068437U JP 6843783 U JP6843783 U JP 6843783U JP H0144736 Y2 JPH0144736 Y2 JP H0144736Y2
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JP
Japan
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cooling system
water
temperature
cooling
cylinder block
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JP1983068437U
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JPS59174311U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリンダヘツドのウオータジヤケツト
とシリンダブロツクのウオータジヤケツトとを互
いに独立させて形成すると共に、放熱部(ラジエ
ータなど)、ウオータポンプ、温度制御装置(サ
ーモスタツトなど)なども別個に設けて、シリン
ダヘツドの冷却系とシリンダブロツクの冷却系と
を夫々独立に設けた自動車用内燃機関の冷却装置
に関する。
かかる装置においては、実開昭50−10940号公
報に掲載される先行技術におけるように、シリン
ダヘツドの冷却系の水温をシリンダブロツクの冷
却系の水温以下に制御することが容易である。従
つて、シリンダブロツクの温度を高く保つことが
でき、潤滑油の粘性を低下させて、クランクシヤ
フトのジヤーナル部やピストンなどの摺動摩擦抵
抗を小さくし、内燃機関の機械的効率を向上させ
ることができるという利点がある。又シリンダヘ
ツドの温度を低く保つことができるので、ノツク
の発生を抑制することができ、圧縮比を上げて熱
効率を向上させることができるという利点があ
り、燃焼室温度を低く制御できるという観点から
は、窒素酸化物の生成を抑制できるという利点が
ある。
しかし上記先行技術においては、シリンダヘツ
ドの冷却系及びシリンダブロツクの冷却系の夫々
に互いに独立なラジエータを配した構成としてい
るので、構造が複雑となり高コストになると共
に、これらラジエータを配置するためのスペース
が大きくなるという欠点を有している。
本考案は上記先行技術の欠点を解消することを
目的とし、且つ次の2点に着目して完成されたも
のである。
すなわち第1の着目点は、上記構成の冷却装置
においては、シリンダヘツドの冷却系の水温がシ
リンダブロツクの冷却系の水温以下であり(サー
モスタツトの開弁温度に20℃前後の差を設けるの
が一般である。)、前者の冷却系のラジエータ内部
の冷却水によつて、後者の冷却系の放熱部を冷却
することが可能なことである。
第2の着目点は、シリンダブロツクの冷却系の
受熱量はシリンダヘツドの冷却系の受熱量の半分
以下である(その割合は一般的に自動車用エンジ
ンでは3:7前後である。)ので、シリンダブロ
ツクの冷却系の放熱部から放出される熱量が少な
く、先行技術の如き独立したラジエータを設ける
必然性は無いことである。
本考案は上記に鑑み、シリンダヘツドの冷却系
とシリンダブロツクの冷却系とを夫々独立に設
け、且つシリンダヘツドの冷却系の水温をシリン
ダブロツクの冷却系の水温以下に制御してなる内
燃機関の冷却装置において、シリンダヘツドの冷
却系のラジエータのロワータンク内にシリンダブ
ロツクの冷却系の放熱部を配置したことを特徴と
する。
以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。
第1図において、1はシリンダヘツド2に設け
たヘツド側ウオータジヤケツト、3はシリンダブ
ロツク4に設けたブロツク側ウオータジヤケツト
で、両ウオータジヤケツト1,3は相互に連通し
ないよう独立に設けられている。
シリンダヘツド2の冷却系(以下ヘツド冷却系
と称す。)Aは、第1図に示す如く、ウオータポ
ンプ5、接続管6、前記ヘツド側ウオータジヤケ
ツト1、サーモスタツト7、還流管8、ラジエー
タ9、接続管10で主構成され、上記順序で冷却
水が循環する。11はバイパス管である。
前記サーモスタツト7の開弁温度は、例えば50
℃に設定されている。従つて前記冷却水の温度が
50℃以下のときはサーモスタツト7が閉じ、ヘツ
ド側ウオータジヤケツト1内の冷却水はバイパス
管11を通つてウオータポンプ5に戻る。他方前
記冷却水の温度が50℃以上のときはサーモスタツ
ト7が開き、ヘツド側ウオータジヤケツト1内の
冷却水は主として還流管8を通つてラジエータ9
のアツパータンク12に入り、ラジエータ9の放
熱部13を流下する間に熱を放出して温度を下げ
た後、ラジエータ9のロワータンク14、接続管
10を通つてウオータポンプ5に戻る。
15は前記サーモスタツト7の上流側近傍に設
けたサーモスイツチで、この付近の冷却水の温度
が60℃以上となつたときラジエータ冷却用の電動
フアン16を作動させる。
シリンダブロツク4の冷却系(以下ブロツク冷
却系と称す。)Bは、第1図に示す如く、ウオー
タポンプ17、接続管18、前記ブロツク側ウオ
ータジヤケツト3、サーモスタツト19、還流管
20、放熱部21、接続管22で主構成され、上
記順序で冷却水が循環する。23はバイパス管
で、このバイパス管23にはヒータ用循環路24
が接続されている。
前記サーモスタツト19の開弁温度は、例えば
82℃に設定されている。従つて前記冷却水の温度
が82℃以下のときはサーモスタツト19が閉じ、
ブロツク側ウオータジヤケツト3内の冷却水はバ
イパス管23を通つてウオータポンプ17に戻
る。他方、前記冷却水の温度が82℃以上のときは
サーモスタツト19が開き、ブロツク側ウオータ
ジヤケツト3内の冷却水は主として還流管20を
通つて前記放熱部21に入り、ここで熱を放出し
て温度を下げた後、接続管22を通つてウオータ
ポンプ17に戻る。
前記放熱部21は、前記ロワータンク14内に
配置した筒体25により構成されている。この筒
体25内のブロツク冷却系Bの冷却水の温度は、
ロワータンク14内のヘツド冷却系Aの冷却水の
温度よりも高温であるので、前者の冷却水の熱は
筒体25のフイン26,26…を多数有する壁面
を通じて後者の冷却水に放出される。
本考案は第1図に示す実施例に示すものの外、
種々の態様に構成することができる。例えば第2
図にヘツド冷却系Aが、第3図にブロツク冷却系
Bが夫々示される実施例のように、前記ラジエー
タ9及び前記放熱部21の夫々にリザーブタンク
27,28を付設した構成とすることができる。
又第2図に示す如く、ヘツド冷却系Aにおいて、
ヘツド側ウオータジヤケツト1内の冷却水が、イ
ンテークマニホルド30内のウオータジヤケツト
31を通過した後、前記サーモスタツト7に達す
るように構成してもよい。更に上記実施例におけ
るサーモスタツト7,19に代えて、温度センサ
ーと流量制御弁とを組合せて温度制御装置を構成
することも可能である。
本考案は上記構成を有し、ブロツク冷却系の放
熱部を、ヘツド冷却系のラジエータのロワータン
ク内に配置して、1つのラジエータで両冷却系の
放熱処理を行えるようにしているので、上記先行
技術に比較し、構造を簡単にし、製造コストを低
減させることができると共にコンパクトな構造と
することができる。自動車のエンジンルームは配
置スペースが限定されているため、このコンパク
ト化による効果は顕著である。
又本考案においても、上記先行技術と同様、ヘ
ツド冷却系の水温をブロツク冷却系の水温以下に
制御することができるので、内燃機関の機械的効
率、熱効率の向上を図ることができる一方、ノツ
クの発生や窒素酸化物の生成を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の概略側面図、第2図
は本考案の他の実施例のシリンダヘツドの冷却系
を示す概略平面図、第3図はそのシリンダブロツ
クの冷却系を示す概略平面図である。 2……シリンダヘツド、4……シリンダブロツ
ク9……ラジエータ、14……ロワータンク、2
1……放熱部、A……シリンダヘツドの冷却系、
B……シリンダブロツクの冷却系。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドの冷却系とシリンダブロツクの
    冷却系とを夫々独立に設け、且つシリンダヘツド
    の冷却系の水温をシリンダブロツクの冷却系の水
    温以下に制御してなる自動車用内燃機関の冷却装
    置において、シリンダヘツドの冷却系のラジエー
    タは冷却水を受入れるアツパータンクと冷却水を
    冷却する放熱部と冷却水を放出するロワータンク
    とを備える一方、シリンダブロツクの冷却系の放
    熱部は前記ロワータンク内に配置されていること
    を特徴とする内燃機関の冷却装置。
JP6843783U 1983-05-07 1983-05-07 内燃機関の冷却装置 Granted JPS59174311U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6843783U JPS59174311U (ja) 1983-05-07 1983-05-07 内燃機関の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6843783U JPS59174311U (ja) 1983-05-07 1983-05-07 内燃機関の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59174311U JPS59174311U (ja) 1984-11-21
JPH0144736Y2 true JPH0144736Y2 (ja) 1989-12-25

Family

ID=30198609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6843783U Granted JPS59174311U (ja) 1983-05-07 1983-05-07 内燃機関の冷却装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS59174311U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51116340A (en) * 1973-04-03 1976-10-13 Amiot F Liquid cooled reciprocating engine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5010940U (ja) * 1973-05-25 1975-02-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51116340A (en) * 1973-04-03 1976-10-13 Amiot F Liquid cooled reciprocating engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59174311U (ja) 1984-11-21

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