JPS6060242A - 沸騰冷却式エンジン - Google Patents

沸騰冷却式エンジン

Info

Publication number
JPS6060242A
JPS6060242A JP16576483A JP16576483A JPS6060242A JP S6060242 A JPS6060242 A JP S6060242A JP 16576483 A JP16576483 A JP 16576483A JP 16576483 A JP16576483 A JP 16576483A JP S6060242 A JPS6060242 A JP S6060242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
ceiling wall
space
cylinder head
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16576483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH034740B2 (ja
Inventor
Takao Kubotsuka
窪塚 孝夫
Masahiko Kindo
雅彦 金堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP16576483A priority Critical patent/JPS6060242A/ja
Priority to EP84110578A priority patent/EP0134579A1/en
Publication of JPS6060242A publication Critical patent/JPS6060242A/ja
Publication of JPH034740B2 publication Critical patent/JPH034740B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/26Cylinder heads having cooling means
    • F02F1/36Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/40Cylinder heads having cooling means for liquid cooling cylinder heads with means for directing, guiding, or distributing liquid stream 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/22Liquid cooling characterised by evaporation and condensation of coolant in closed cycles; characterised by the coolant reaching higher temperatures than normal atmospheric boiling-point
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/20SOHC [Single overhead camshaft]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F2001/244Arrangement of valve stems in cylinder heads
    • F02F2001/247Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated in parallel with the cylinder axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、冷却液の沸騰気化潜熱により冷却を行なうよ
うにした沸騰冷却式エンジン、特に、このエンジンに使
用され゛るシリンダヘッドに関する。
(従来技術) エンジンの熱効率上、燃焼室等の壁温を材料の耐久性及
び耐ノツク性等に支障を生じない範囲でできるだけ高・
くした方が好ましいことは良く知られているが、従来の
水冷式エンジンではエンジンの冷却水ジャケットとラジ
ェータとの間に冷却水を循環させ、冷却水の温度に依存
して開閉するサーモスタットによシ冷却水の循環径路を
切換えるという単純な構成を採っていたため、実質的に
はエンジンの過熱を防止する程度の効果しか期待できず
、言い換えれば運転状態に応じた最適温度制御は困難で
あった。
これは、液相循環冷却においては、放熱効率が冷却水容
量、冷却水と大気との温度差等に依存するが、温度差は
それtよと大きくないので、放熱効率を高めようとする
と、冷却水容量を大きくしたり循環量を多くしたシせざ
るを得す、そうなると、ラジェータの大型化や冷却水ポ
ンプの大きな駆動損失を招くためで、特に運転状態が激
しく変化する自動車エンジン等に対しては応答性がさら
に要求され、温度制御の困難さ全増加させていた。
これに対して、冷却水の沸騰気化潜熱を利用することに
よシ少量の冷却水で要求放熱量を確保しうるようにした
装置として、第1図(例えば特公昭57−57608号
公報参照)に見られるような沸騰冷却装置がある。
図中、1はエンジン(本体)、2はそのウォータジャケ
ット、3はコンデンサ、4は液化冷媒のタンクでアシ、
これらにより冷却系統の主要部が構成される。
ウォータジャケット2はエンジン1のシリンダ部1a及
び燃焼室壁部1bを包囲するようにシリンダグロックl
c及びシリンダヘッド1dにかけて形成され、その内部
には上方に気相を間2aが残る程度に液相冷媒が充填さ
れる。なお、前記気相空間2aは多気筒エンジンでは各
気筒間で相互に連通している。
ウォータジャケット2は、その気相空間2aの上方に開
口した蒸気出口部2b及び蒸気通路7を介シてコンデン
サ入口部3aに連通ずる。
この液相冷媒は、燃焼室壁部1b等からの燃焼熱を受け
て加熱されると、そのときの系内の圧力に応じた沸点に
達したところで沸騰を開始し、気化潜熱を奪って蒸発気
化する。このとき、冷媒はエンジンの高温部はど盛んに
沸騰して気化潜熱相当分の冷却を行なうことになるため
燃焼室壁やシリンダ壁はほぼ均一の温度に保たれ、例え
ばエンジンの吸気ボート側と排気ボート側との間の温度
差が大幅に減少し、具体的には不ットスヂットが発生し
にくくなるため燃焼室等の温度を全体的に高めることが
可能になる。
この沸騰冷却作用の結果発生した冷媒蒸気は蒸気通路7
を介してコンデンサ3内に侵入し、外気との熱父換によ
り冷却されて液化し、逐次タンク4に貯留される。この
ときコンデンサ3の内部ハ常時を間となっているため、
高温の冷媒蒸気が直接的に外気圧相変化を伴って放熱す
ることにな夛従って液相の範囲で放熱する場合よジも大
幅に放熱効率が高められるので、コンデンサ3は従来よ
りも著しく小型のものを使用することができる。
そし”C1コンデンサ3で液化しタンク4に貯留された
冷媒は、ウォータジャケット2での液面レベルの低下に
伴い再びウォータジャケット2へと戻されるのであり、
この繰返しで沸騰冷却が続けられる。
ところで、このような沸騰冷却式エンジンには従来の水
冷エンジンがそのまま流用されていた。
第2図は水冷ディーゼルエンジンのシリンダヘッドld
の概観図、第3図、第4図はこのシリンダヘッドldに
ついての吸気ボート中心断面図、燃焼室中心断面図をそ
れぞれ示す。
シリンダヘッド1dには上部に動弁機構23の収納部(
24はパルプガイド部)、吸排気ボート21.28が形
成されるとともに、下面はシリンダブロック上面(図示
せず)と対面して各シリンダ毎に燃焼室が形成される。
尚、25は渦流室、26は燃料噴射弁の取付孔、27は
グロープラグの取付孔である。
エンジンの燃焼熱は、大部分シリンダヘッド1dの燃焼
室壁部1bから発生されるため、シリンダヘッドIdの
ウォータジャケット2のジャケット通路はこの燃焼熱を
光分吸収するようシリンダ回9のジャケット通路の幅よ
シも太き目に形成される。特に弁座22が全周にわたシ
均一に冷却され弁座22にひずみが生じないように努め
られる。
また、シリンダヘッド1dはエンジンの最上端に位置す
るため、特に蒸気ポケットが生じないようにジャケット
通路30を形成する必要がある。
すなわち、冷媒がジャケット通路3oの各部分から冷媒
出口に向け、つねに上シ勾配に流れていくようにする必
要がある。過熱状態では通常排気弁座周囲から冷媒蒸気
が発生し易いため、この部分が最も冷却されるように冷
却水を循環し、一旦生じた蒸気に対してはジャケット2
の最上位にある天井壁31に貯留して蒸気ポケットを生
じないよう天井壁31はほぼ水平面状に形成され、天井
壁31まで一杯になる冷媒の流れにより、生じた蒸気は
抑流されるようになっている。
なお、天井壁31は通常吸排気ポー)21.28の土壁
を兼ねている。
ところで多気筒エンジンでは、各気筒を均一に冷却する
ことが肝要であり、そのためには各気筒間を連通ずるジ
ャケット通路30をストレートにして均一流れにすると
よい。ところが、このような頭上弁式ではシリンダヘッ
ド1dに動弁機構23゜吸排気ボー)21.28等が同
時に設けられるため構造が複雑になっておυ、ジャケッ
ト通路30の下端部はストレートに連通しているが、上
端部については、前述の理由からストレートに連通でき
ず、特に天井壁31を気筒間を通して水平面状に形成す
ることは困難で、各気筒間に突出する仕切υとなる部分
が生じている。
したがって冷媒蒸気が発生すると、この仕切υによシ流
動が阻止されて貯留するのであるが、前述のように液相
の冷媒流れによシ抑流されてしまうため、実用上は差支
えない。
ところが、このようなシリンダヘッド1d−i前述の沸
騰冷却式エンジンに適用することになると、ジャケット
通路30の上端部には気相空間2aが形成されるため、
生じた冷媒蒸気を強制的に流動させることが液相冷媒と
異なり困難で、冷媒蒸気の流動は気相空間2aの形状、
特に天井壁形状によって決まってしまう。
このため、天井壁31に仕切りがあると冷媒蒸気が貯留
して流動せず、この部分に局部的な過熱を生じ、熱伝導
によシ可動部分に焼付が発生したシ、シかも冷媒蒸気が
蓄積されると、この部分の圧力上昇により沸点を上昇さ
せるため、液相冷媒が蒸発しづらく放熱特性を悪化させ
、あるいは、温度制御の精度を落してしまうという問題
があった。
また、各気筒の冷媒蒸気が集合する蒸気取出口は全気筒
に対し1箇所しか設けられないため、気筒間で通気抵抗
が異なり、蒸気の取出が各気筒均−にかつスムーズに行
なわれず、局部的な過熱を生じ、前述と同じ問題を生じ
ていた。
(発明の目的) そこで本発明はウォータジャケットの天井壁に冷媒蒸気
が貯留しないようにすることにより、あるいは冷媒蒸気
を各気筒毎に独立して取出すことによυ、熱負荷の局部
的増大を回避する佛履冷却式エンソンを提供することを
目的とする。
(発明の構成及び作用) 本発明は各シリンダ及び燃焼室壁部を包囲するとともに
各気筒間を連通してシリンダヘッド及びシリンダブロッ
クに形成されるウォータジャケットに、上方に気相空間
が残る程度に液相冷媒を充填し、この液相冷媒が燃焼室
壁部等からの燃焼熱を受けて蒸発するときの気化潜熱を
利用して冷却を行なう沸騰冷却式エンジンを前提とする
そして、シリンダヘッドのウォータジャケットを吸気ポ
ート及び排気ポートの上部空間と連通して形成し、かつ
その天井壁を水平に連続的に形成し、かつその天井壁を
各気筒間で略水平面状に連絡して形成する。
このため、立上る冷媒蒸気は吸排気ポートの上部空間の
水平な天井壁から、各気筒間を連絡する同じく略水平面
状の天井壁を伝って蒸気出口部に向けてスムースに流動
することになる。
一方、第2の発明は、シリンダヘッドのウォータジャケ
ットを吸気ポート及び排気ポートの上部空間と連通して
形成し、かつその天井壁を水平に連続的に形成し、かつ
その天井壁に開口しその天井壁よりもさらに上部でかつ
前記吸気ポートと排気ポートの略中夫に位置する蒸気ポ
ートを各気筒毎に形成する。
このため、冷媒蒸気は吸排気ポートの上部空間の水平な
天井壁から、この天井壁のさらに上部に位置する蒸気ポ
ートを伝って各気筒毎に独立して取出されることになる
(実施例) 以下図示実施例に基いて説明する。
第5図〜第8図はディーゼルエンジンに適用した本発明
の一実施例で、第5図はシリンダヘッド1dの蒸気ポー
ト中心断面図(燃焼室中心断面図をそれぞれ示す。
吸気ポート及び排気、ポートよシ上部の部分は構造上気
筒間をストレートに連通ずるジャケット通路が得易いた
め、従来のウォータジャケラトラこの部分にまで拡大し
て連通形成し、かつジャケット最上位にある天井壁を水
平に連続的に形成する。
さらに、各気筒間で、この天井壁を略水平面状に連絡し
て形成する。
すなわち、第5図のようにシリンダヘッド1dに天井壁
33の高い中央空間32を形成する。この空間32は第
7図の排気ポート28の上部の空間34及び第8図の吸
気ポート21の上部の空間36とも連通し、これらによ
シ気相空間2aが形成される。
空間34と36の天井壁35.37は中央空間32の天
井壁33と同一の高さで、かつ連続して水平に形成され
る。
そして、第6図のように隣シ合う気筒の境界において、
俗気筒の空間を連絡する空間38が形成され、この空間
38の天井壁39は上記天井壁33゜35.37と同一
の高さで、かつ連続して水平に接続される。
このため、液相冷媒の上に設けられる気相空間2aが拡
大され、元号な容量を有することになる。
所定気筒の中央空間32の天井壁33にはこの天井壁よ
りも上部に位置する蒸気ポー)40が開口し、この蒸気
ポート40は蒸気出口部2b及び蒸気通路7を介してコ
ンデンサ入口部3aに連通する(第1図参照)。
なお、第5図にはシリンダヘッド1dの上部に動弁機構
23が、下面にはシリンダブロック1cが示されている
その他の構成要素は第2図、第3図、第4図と同一なの
で、同−構成要素には同一符号を付してその説明は省略
する。
以上のように構成されると、燃焼熱によシ蒸発した冷媒
蒸気は、中央空間32及び吸排気ポートの上部空間34
.36の天井壁33 、35 、37よシ各気筒間を連
絡する空間38の天井壁39を伝って所定気筒の蒸気ポ
ート40へ流動し、ある− いは中央空間32及び空間
34.36で形成される気相空間及び連絡空間38の気
相空間を拡散して同じく蒸気ポート40に達し、これら
の冷媒蒸気は蒸気取出口2bよυ蒸気通路7を経てコン
デンサ3(第1図参照)に侵入することになる。
これは、気相空間の最上位にある天井壁33゜35.3
7.39が同一の高さでかつ水平面状に形成されている
ためで、冷媒蒸気がこの天井壁33〜39の一部に貯留
することはない。
また、一部の気筒の熱負荷が大きくなり、これに応じて
多量に冷媒蒸気が発生しても、この蒸気は水平面状の天
井壁33〜39を伝って分散され、あるいは大容量の気
相空間によシ拡散されるため、局部的な加熱は回避され
る。
第9図は第2発明の一実施例で、シリンダヘッドの側面
図、第10図、第11図は第9図のA−入断面図、B−
B断面図、第12図は第10図のC−C断面図をそれぞ
れ示す。
第10図は第7図に、第11図は第8図に対応し、同一
部分には同一符号を付している。
すなわち、吸気ポート21及び排気ポート28よシ上部
には天井壁35.37の高い空間34゜36が形成され
、これらの天井壁35.37は同一の高さでかつ、連続
して水平に形成される。
一方、天井壁35に開口し、天井壁35よシもさらに上
部でかつ吸気ポート21と排気ポート28の略中夫に位
置する蒸気ポート41が各気筒毎に独立して形成される
そして、このポート出口に設けられる7ランノ面42(
蒸気マニホールドとの取付座面)は吸排気マニホールド
(図示せず)との取付座面43と共加工される(第9図
参照)。なお、蒸気マニホールドはコンデンサ3に接続
される。
さらに、この例では各気筒に形成される上部空間34.
36は第6図のように9間3Bで連絡され、この連絡空
間38の天井壁39は天井壁35゜37と同一の高さで
、かつ連続して水平に接続される。
このように構成されると、燃焼熱にょシ蒸発した冷媒蒸
気は、吸排気ポー)21.28の上部空間34 、’ 
36の天井壁35.37より天井壁35゜37のさらに
上部に位置する蒸気ポート41を伝って蒸気コレクタに
流動するため、蒸気の淀みは生じず局部的な加熱は回避
される。
また、これらの蒸気取出は各気筒毎に独立して設けられ
た蒸気ポート41によυ分担されるので蒸気ポート41
が全気筒に対し1箇所のみ設けられる場合のように通気
抵抗が各気筒でアンバランスとなるととがなく、冷媒蒸
気は通気抵抗の小さい方へと流動し、各気筒間で均一な
冷却が行なわれる。
また、隣接気筒間も連絡空間38により連通されている
ため、一部の気筒の熱負荷が大きくなっても、この連絡
空間38を通して冷媒蒸気が分散されるため、局部的な
加熱の防止に助成する。
さらに、蒸気ポート41のフランジ面42は吸排気マニ
ホールドの取付座面43と共加工されるので、蒸気ポー
ト41を各気筒毎に形成したからといって加工工数を増
加することはない。
なお、第1発明、第2発明によるウォータジャケットと
組合される冷却系統は第1図に限られるものではない。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、沸騰冷却式エンジンにお
いて、シリンダヘッドのウォータジャケットを吸排気ポ
ートの上部空間と連通して形成し、かつその天井壁を水
平に連続的に形成し、かつその天井壁をも気筒間で略水
平面状に連絡して形成したので、天井壁に立上る冷媒蒸
気は同一水平面状の天井壁に沿って流動し、また大容量
の気相空間を拡散するため冷媒蒸気が淀むことがなく流
動し、これによシ熱負荷の局部的々増大を回避できると
いう効果が得られる。
第2発明では沸騰冷却式エンジンにおいて、シリンダヘ
ッドのウォータジャケットを吸排気ポートの上部を間と
連通して形成し、かつその天井壁を水平に連続的に形成
し、かつその天井壁に開口しその天井壁よシもさらに上
部でかつ吸排気ポートの略中夫に位置する蒸気ポートを
各気筒毎に形成したので、天井壁に立上る冷媒蒸気は各
気筒毎に独立した蒸気ポートを伝って流動するため、熱
負荷の局部的な増大を回避できることはもちろん、各気
筒の通気抵抗が同等となることによシ各気筒の熱伝達特
性を均一化でき、バランスのとれた冷却が実現できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は沸騰冷却式エンジンの一例の概略構成図である
。 第2図は従来のシリンダヘッドの概観図で、第3図、第
4図はそれぞれこのシリンダヘッドの吸気ポート中心断
面図、燃焼室中心断面図である。 第5図〜第8図は本発明の一実施例のシリンダヘッドの
縦断面図で、第5図は蒸気ポート中心断面図、第6図は
気筒間断面図、第7図は排気ポート中心断面図、第8図
は吸気ポート中心断面図をそれぞれ示す。 第9図は第2発明の一実施例でシリンダヘッドの側面図
、第10図、第11図はそれぞれ第9図のA−入゛断面
図、B−B断面図、第12図は第1θ図のC−C断面図
である。 1・・・エンジン(本体)、1a・・・シリンダ部、l
b・・・燃焼室壁部、lc・・・シリンダブロック、l
d・・・シリンダヘッド、2・・・ウォータジャケット
、2a・・・気相空間、21・・・吸気ポート、28・
・・排気ポート、30・・・ジャケット通路、32,3
4.36・・・空間、33.35.37.39・・・天
井壁、38・・・連絡空間、40.41・・・蒸気ポー
ト。 第1図 第2図 3 第ろ図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 各シリンダ及び燃焼室壁部を包囲するとともにも
    気筒間を連通してシリンダヘッド及びシリンダブロック
    に形成されるウォータジャケットに、上方に気相空間が
    残る程度に液相冷媒を充填し、との液相冷媒が燃焼室壁
    部等からの燃焼熱を受けて蒸発するときの気化潜熱を利
    用して冷却を行なう沸騰冷却式エンジンにおいて、シリ
    ンダヘッドのウォータジャケットを吸気ポート及び排気
    ポートの上部空間と連通して形成し、かつその天井壁を
    水平に連続的に形成し、かつその天井壁をも気筒間で略
    水平面状に連絡して形成したことを特徴とする沸騰冷却
    式エンジン。 2 各シリンダ及び燃焼室壁部を包囲するとともに各気
    筒間を連通してシリンダヘッド及びシリンダブロックに
    形成されるウォータジャケットに、上方に気相を間が残
    る程度に液相冷媒を充填し、この液相冷媒が燃焼室壁部
    等からの燃焼熱を受けて蒸発するときの気化潜熱を利用
    して冷却を行なう沸騰冷却式エンジンにおいて、シリン
    ダヘッドのウォータジャケットを吸気ポート及び排気ポ
    ートの上部空間と連通して形成し、かつその天井壁を水
    平に連続的に形成し、かつその天井壁に開口しその天井
    壁よりもさらに上部でかつ前記吸気ポートと排気ポート
    の略中夫に位置する蒸気ポートを谷気筒毎に形成したこ
    とを特徴とする沸騰冷却式1/ジン。
JP16576483A 1983-09-08 1983-09-08 沸騰冷却式エンジン Granted JPS6060242A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16576483A JPS6060242A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 沸騰冷却式エンジン
EP84110578A EP0134579A1 (en) 1983-09-08 1984-09-05 Coolant jacket arrangement for vapor cooled internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16576483A JPS6060242A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 沸騰冷却式エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6060242A true JPS6060242A (ja) 1985-04-06
JPH034740B2 JPH034740B2 (ja) 1991-01-23

Family

ID=15818594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16576483A Granted JPS6060242A (ja) 1983-09-08 1983-09-08 沸騰冷却式エンジン

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0134579A1 (ja)
JP (1) JPS6060242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111828169A (zh) * 2020-08-10 2020-10-27 田国庆 一种混合动力发动机

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2697580B1 (fr) * 1992-10-30 1994-12-02 Renault Système de refroidissement par évaporation pour moteur à combustion interne.
DE19723343C1 (de) * 1997-06-04 1998-10-29 Vaw Mandl & Berger Gmbh Zylinderkopf mit gegossenen Kühlwasserkanälen sowie Verfahren und Gießkerne zu seiner Herstellung
DE50312816D1 (de) * 2003-12-04 2010-07-29 Ford Global Tech Llc Zylinderkopf mit einem Kühlmittelmantel, der einen Kühlmantelkern und eine Entlüftungsleiste umfasst
FR2960916A1 (fr) * 2010-06-03 2011-12-09 Peugeot Citroen Automobiles Sa Culasse, noyau pour la fabrication de cette culasse, procede de fabrication de cette culasse, et vehicule

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE412531C (de) * 1917-04-20 1925-04-23 Harry Colfax Mallory Vorrichtung zur Regelung der Temperatur der Kuehlfluessigkeit von Verbrennungs-kraftmaschinen
US1330436A (en) * 1918-12-27 1920-02-10 Essex Motors Internal-combustion engine
US1632586A (en) * 1927-01-20 1927-06-14 Lester P Barlow Vapor-cooling system for internal-combustion engines
JPS57143120A (en) * 1981-02-27 1982-09-04 Nissan Motor Co Ltd Cooler of internal combustion engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111828169A (zh) * 2020-08-10 2020-10-27 田国庆 一种混合动力发动机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH034740B2 (ja) 1991-01-23
EP0134579A1 (en) 1985-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7044089B2 (en) Cylinder head structure of engine
CN101315042B (zh) 一种v型发动机及其冷却系统
KR102552019B1 (ko) 엔진의 냉각장치
US6830016B2 (en) System and method for cooling an engine
JPS6060242A (ja) 沸騰冷却式エンジン
JP3240795B2 (ja) Egrガス冷却構造
US2443518A (en) Cooling system for internal-combustion engines
US10858981B2 (en) Water jacket of engine and engine cooling system having the same
JPS6232324B2 (ja)
US4979472A (en) Internal combustion engine having a hermetically sealed heat exchanger tube system
JP3885260B2 (ja) エンジンの冷却装置
JPS58106122A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPH0234423Y2 (ja)
JPS641451Y2 (ja)
JP3147552B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2626972B2 (ja) 頭上弁式強制空冷エンジンの部分液冷装置
JPH05272401A (ja) エンジンの冷却構造
JPS6065224A (ja) 沸騰冷却式多気筒内燃機関の蒸気マニホルド
JPS60153417A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPH0571416A (ja) 多気筒内燃機関の冷却水通路構造
JP2524876B2 (ja) 副室式エンジンのシリンダヘッド液冷装置
JPH0424116Y2 (ja)
KR20230041189A (ko) 실린더 헤드
JPH0144736Y2 (ja)
JPH1122542A (ja) 水冷多気筒エンジンのシリンダヘッド水路構造