JP2872961B2 - キルティングマシン - Google Patents

キルティングマシン

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JP2872961B2
JP2872961B2 JP8098527A JP9852796A JP2872961B2 JP 2872961 B2 JP2872961 B2 JP 2872961B2 JP 8098527 A JP8098527 A JP 8098527A JP 9852796 A JP9852796 A JP 9852796A JP 2872961 B2 JP2872961 B2 JP 2872961B2
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Hashima Co Ltd
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B73/00Casings
    • D05B73/04Lower casings
    • D05B73/12Slides; Needle plates

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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、2枚の布
の間に綿などを薄く入れた生地に、ミシンステッチや飾
り縫いで模様を浮き上がらせるキルティングマシンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、上記キルティングマシンにおいては、横方向に多数
本の針を有している。そして、各針を上下動させるとと
もに、複数枚の加工生地を左右方向に移動させた状態で
送り込むことにより加工生地に模様が浮き上がる。
【0003】しかしながら、従来のキルティングマシン
においては次のような問題があった。 (1)例えば、図28に示すように、1枚の加工生地に
ピッチの狭い格子模様からピッチの広い格子模様を連続
して加工する際には、使用しない針に対応する糸151
が格子模様のY方向(同図において上下方向)の角部間
がループ状に結ばれる。ところが、このループ状の各糸
はキルティング加工が完了した後、手作業により切断し
なければならないため非常に面倒であるという問題があ
った。
【0004】また、ループ状の各糸は切断した後に再度
使用することができないため、糸がムダになるという問
題があった。 (2)上記(1)の問題を解消するためには、模様替え
を行う前工程として、使用しない針に対応する糸を切断
することが考えられる。しかし、この場合においても多
数本の針から所望の針を探し、その針に対応する糸を切
断する作業は非常に面倒である。従って、この場合にも
キルティング加工された生地のコストが高くなるという
問題があった。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、第1の目的はキルティング加工の途
中で模様替えを行っても後処理で余分な糸の切断作業を
必要としないキルティングマシンを提供することにあ
る。
【0006】第2の目的は、キルティング加工の途中で
模様替えを行う際やキルティング加工完了後に、容易に
糸の切断が可能なキルティングマシンを提供することに
ある。
【0007】第3の目的は、所望の糸の切断が可能なキ
ルティングマシンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、針通過孔を有する押さ
え板と同じく針通過孔を有する針板との協働作用で加工
布を挟持するとともに、上糸を挿通した多数本の針と下
糸を挿通したシャットルとの移動により、前記加工布に
上糸及び下糸を縫い込むキルティングマシンにおいて、
前記各針通過孔に対応して設けられ、各針通過孔を通過
する糸を切断する糸切断手段を針板に備えたことをそ
要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、針通過孔を有
する押さえ板と、同じく針通過孔を有する針板との協働
作用で加工布を挟持するとともに、上糸を挿通した多数
本の針と下糸を挿通したシャットルとの移動により、前
記加工布に上糸及び下糸を縫い込むキルティングマシン
において、前記針通過孔に対応して設けられ、針通過孔
を通過する糸を切断する糸切断手段を押さえ板に備えた
ことをその要旨とする。請求項に記載の発明では、
求項1又は請求項2の発明において、前記糸切断手段
は、前記針通過孔の軸線方向に対して直交する方向に移
動する可動刃を備えていることをその要旨とする。請求
項4に記載の発明では、請求項1又は請求項2の発明に
おいて、前記糸切断手段は、前記針通過孔の軸線方向に
対して直交する方向に移動する可動刃と、同可動刃との
協働により糸の切断を行う固定刃とよりなることをその
要旨とする。
【0010】
【0011】請求項に記載の発明では、前記可動刃
は、駆動手段により糸を切断可能な切断位置と、糸を切
断不能な非切断位置とに切り換えられることをその要旨
とする。
【0012】請求項に記載の発明では、前記糸切断手
段は、糸切断時に2本に分離したいずれか一方の糸を挟
持する糸挟持手段を備えていることをその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明においては、キルティン
グ加工の途中で模様替えを行う際には、針の上下動を停
止させる。その後、糸切断手段により針通過孔を挿通す
る糸を切断する。そして、例えば、使用しない針の上下
動を不能とし、再度針の上下動を開始する。これによ
り、(a)模様替え後、使用されない針に挿通された上
糸は供給されず、加工布に縫い込まれることがない。
た、(b)糸切断手段は針板に設けられていることか
ら、糸切断手段による装置の大型化が防止される。
【0013】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用(a)に加え、糸切断手段は押さ
え板に設けられていることから、糸切断手段による装置
の大型化が防止される。 請求項3に記載の発明において
は、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加え、
可動刃を針通過孔の軸線側に向けて移動させることによ
り、針通過孔を通過する糸が可動刃により切断される。
【0014】請求項に記載の発明においては、請求項
1又は請求項2に記載の発明の作用に加え、可動刃を針
通過孔の軸線側に向けて移動させる。そして、糸が可動
刃と固定刃との間に挟持されると、両刃の協働作用によ
り糸が切断される。
【0015】
【0016】
【0017】請求項に記載の発明においては、請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の発明の作用に加え、糸
を切断する際は駆動手段を駆動させて可動刃を針通過孔
の軸線側に向けて移動させることにより容易に行われ
る。
【0018】請求項に記載の発明においては、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加え、糸
切断手段により切断され、2本に分離したいずれか一方
の糸が糸挟持手段により挟持される。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0020】図1はキルティングマシンの概略的な構成
図である。同図に示すように、綿を薄く延ばして形成さ
れたロール状の中生地11はフィードローラ12及び巻
取りローラ13を介して製品受取部(図示せず)に送り
込まれる。下生地14は前記中生地11の下面よりフィ
ードローラ12及び巻取りローラ13を介して製品受取
部に送り込まれる。また、上生地15は前記中生地11
の上面よりフィードローラ12及び巻取りローラ13を
介して製品受取部に送り込まれる。前記フィードローラ
12と巻取りローラ13との間にはミシン部21が配置
されている。
【0021】図2及び図3に示すように、ミシン部21
を構成するレース22は横方向(図2において左右方
向)に多数本設けられている。各レース22の側面には
針逃げ溝24がそれぞれ形成されている。各レース22
間にはシャットル26を保持したシャットルホルダー2
3が前後(図3において左右方向)へ移動可能に配置さ
れている。前記シャットル26には下糸25が収容さ
れ、同シャットル26はシャットル駆動機構(図示せ
ず)を介して前後動する。なお、このシャットル駆動機
構は後述する針の上下動のタイミングに同期してシャッ
トルホルダー23を前後動させる。
【0022】前記レース22の上面には針板27が固定
されている。また、針板27の上方には針板27と協働
して生地11,14,15を挟持する押さえ板28が設
けられている。押さえ板28は押さえ板駆動機構(図示
せず)により上下動する。また、押さえ板28の上方に
は押さえ板28が延びる方向と同方向に前後2列に配列
された多数本の針31が設けられている。針31は針駆
動機構(図示せず)により図3に示す上死点位置から図
4に示す下死点位置の間を上下動する。従って、前記針
板27及び押さえ板28には針31の上下動を許容する
針通過孔32,33が形成されている。前記針31には
キルティングマシンの上部に配置されたチーズ(図示せ
ず)から供給される上糸34が挿通されている。前記針
駆動機構は選択した任意の針31のみを上下動させるこ
とができる針選択機構が装備されている。なお、この針
選択機構については既に本出願人が提案していることか
ら、ここではその詳細を省略する(特公平6−8375
4号公報に記載)。
【0023】次に、糸切断手段について説明する。図2
及び図3に示すように、前記針板27は上板41と下板
42とが積層されたものから構成されている。図5及び
図6に示すように、前記下板42には前後方向に延びる
可動刃案内溝43が左右方向に複数本形成されている。
各可動刃案内溝43の側方には前記針31の上下動を許
容する針通過孔32が形成されている。また、図7に示
すように、針通過孔32よりも斜め前方にズレた可動刃
案内溝43内には、針通過孔32の直径よりも小径の小
径孔44が貫通形成されている。針通過孔32と小径孔
44とは接線45,46を介して連通されている。従っ
て、針通過孔32と小径孔44とは可動刃案内溝43内
と可動刃案内溝43外に亘って連続する1つのティアド
ロップ形状の貫通孔として形成されている。
【0024】図5〜図7に示すように、前記可動刃案内
溝43内には可動刃47が前後方向へ摺動可能に収容さ
れている。可動刃47の前後には前記針通過孔32側に
向かって開口する引っ掛け凹部48がそれぞれ形成され
ている。図7に示すように、引っ掛け凹部48の円弧部
49から所定距離だけ前方に離間した可動刃47にはエ
ッジ部50が形成されている。このエッジ部50と前記
引っ掛け凹部48の円弧部49との間は糸収容溝51に
より連通されている。この糸収容溝51の幅及び深さ
は、前記上糸34及び下糸25の直径よりも大きい。
【0025】前記針通過孔32よりも後方における下板
42の部位には、糸ガイド板52がビス53により取付
固定されている。糸ガイド板52には前記糸収容溝51
側に向かって開口する糸収容凹部54と同糸収容凹部5
4の開口部と連通するとともに、針通過孔32側に向か
って傾斜する案内面55とが形成されている。また、糸
ガイド板52の後方における下板42の部位には、可動
刃47を押さえるように固定刃56がビス57により取
付固定されている。固定刃56のエッジ部58は前記可
動刃47のエッジ部50と対向する方向を向けて形成さ
れている。また、前記小径孔44及び各糸ガイド板52
及び固定刃56が取付けられている下板42の部位に
は、前記可動刃案内溝43よりも深い逃げ溝35が形成
されている。
【0026】図2,図4及び図6に示すように、前記各
可動刃47の前端部は連結バー59により連結されてい
る。連結バー59の下面の一部には軸受け部60が突出
形成されている。軸受け部60には左右方向に延びるピ
ン61が支持されている。同ピン61は隣接するレース
22の前部に固定されたピン支持プレート62の長孔6
3内に支持されている。
【0027】前記ピン支持プレート62を固定したレー
ス22の下方には駆動手段としてのアクチュエータ64
の駆動に伴い回動するレバー65が配置されている。こ
のレバー65の先端にはピン67を介してプレート66
が回動可能に支持されている。また、このプレート66
には前記ピン61が連結されている。すなわち、前記連
結バー59とレバー65との間はリンク機構を介して連
結されている。
【0028】前記レバー65が図4の位置に保持されて
いる場合には、可動刃47は図6及び図7の位置(非切
断位置)に保持される。また、レバー65が図8の位置
に保持されている場合には、可動刃47は図9及び図1
0の位置(切断位置)に保持される。
【0029】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。キルティングマシンが駆動されると各ローラ12,
13が回転され、各生地11,14,15がミシン部2
1側に送り込まれる。この動作に連動してミシン部21
では生地11,14,15の縫製が行われる。なお、こ
のときレバー65の位置は図4の位置に保持されてい
る。
【0030】ここで、ミシン部21が生地11,14,
15を縫製する際の動作について簡単に説明する。針駆
動機構により針31が押さえ板28、各生地11,1
4,15、針板27を通過して下死点まで到達し、再度
上死点側に移動する際、レース22の側方において上糸
34はループを形成する(図4参照)。この動作と同時
にシャットルホルダー23は前方に移動し、上糸34に
より形成されたループ内にシャットル26を通過させ
る。そして、針31が上死点に到達すると、シャットル
ホルダー23は、次の行程で形成されるループにシャッ
トル26を通過させるために、元の位置に復帰する。こ
の動作が繰り返されて生地14,15に所望の模様のキ
ルティングが施される。
【0031】ここで、キルティングの模様替えを行う場
合には、まず、キルティングマシンの駆動を停止させ、
針31を上死点位置に保持する。この状態で、アクチュ
エータ64を駆動させてレバー65の位置を非切断位置
(図3,図6,図11参照)から切断位置(図8〜図1
0参照)に移動させる。可動刃47が非切断位置から切
断位置に移動する際、針通過孔32を通過する下糸25
が可動刃47の引っ掛け凹部48に引っ掛かけられ、針
通過孔32から小径孔44に移動される。そして、さら
に可動刃47が切断位置側に移動されると、下糸25は
糸収容溝51及び下板42の逃げ溝35に収容される
(図12参照)。さらに可動刃47が切断位置側に移動
され、可動刃47のエッジ部50が固定刃56のエッジ
部58を通過して図13の位置まで移動されると、下糸
25が両エッジ部50,58の協働により切断される
(図13参照)。
【0032】下糸25が切断されたら、アクチュエータ
64を駆動させて、可動刃47の位置を切断位置から非
切断位置に復帰させる。また、上糸34を切断する際
は、針31を下死点位置に保持する。この状態で、前記
同様にアクチュエータ64を駆動させてレバー65の位
置を非切断位置から切断位置に移動させることにより、
上糸34が切断される(上糸34についての切断時の図
は省略)。
【0033】各糸25,34の切断後、所望の針31の
みを上下動するように針駆動機構を調整するとともに、
所定の模様となるように模様替えのための段取りを行
う。模様替えの段取りの終了したら、縫製を続行する。
【0034】本実施の形態では上記のようにキルティン
グマシンを構成したことにより、次のような効果を得る
ことができる。 (1)針板27に糸25,34を切断する糸切断手段を
設けたことにより、模様替え時等においても、容易に糸
25,34を切断することができる。その結果キルティ
ング加工された生地のコストを低減できる。また、例え
ば、1枚の加工生地に途中から異なる模様のキルティン
グを行っても、使用しない針31に対応する糸25,3
4が加工生地11,14,15に縫い込まれることがな
いことから、縫製完了後、手作業により余分な糸の切断
を行う作業を必要としないので、糸25,34のムダ使
いを防止することができる。
【0035】(2)糸切断手段を構成する可動刃47及
び固定刃56を針板27に設けたことにより、糸切断手
段が段取り替え作業や縫製加工時の邪魔になることがな
い。また、可動刃47及び固定刃56を針板27に設け
たことにより、キルティングマシンの大型化を防止する
ことができる。
【0036】(3)アクチュエータ64を駆動させるだ
けで、容易に糸25,34を切断することができる。 (4)可動刃47と固定刃56との協働により確実に糸
25,34を切断することができる。
【0037】(5)可動刃47に糸25,34を引っ掛
ける引っ掛け凹部48を設けたことにより、糸25,3
4の切断時に可動刃47に対する糸25,34のズレを
防止できる。その結果、可動刃47と固定刃56との協
働により確実に糸25,34を切断することができる。
【0038】(6)可動刃47及び下板42に引っ掛け
凹部48により引っ掛けられた糸25,34を収容する
糸収容溝35,51を形成した。これにより、下糸25
の切断時にシャットル26側の下糸25につながる糸2
5,34は糸収容溝35,51内に残る。すなわち、上
糸34が糸収容溝35,51内に収容されることによ
り、模様替えの段取り終了後、針31の上下動を再開し
ても、上糸34が針31の糸挿通孔31aから抜ける連
続して縫製を行うことができる。また、下糸25が糸収
容溝35,51に収容されていることにより、模様替え
の段取り終了後、連続して縫製を行うことが可能とな
る。その結果、次工程の段取り作業を簡単に行うことが
できる。
【0039】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図14〜図20に基づき説明
する。なお、本実施の形態では上記第1の実施の形態と
同じ部材については、同部材番号を付して説明するとと
もに、その詳細な説明は省略する。
【0040】上記第1の実施の形態では糸切断手段を構
成する可動刃47及び固定刃56を針板27に設けたの
に対し、本実施の形態では押さえ板に設けた。すなわ
ち、図14に示すように、押さえ板71は前後一対の案
内プレート72と、両案内プレート72を連結する支持
プレート73から構成されている。支持プレート73は
押さえ板駆動機構(図示せず)に連結され、この押さえ
板駆動機構により押さえ板71は上下動する。図15に
示すように、針通過孔75は両案内プレート72の長手
方向に複数形成されている。固定刃収容凹部76は各針
通過孔75の側方(同図において左方)にそれぞれ形成
されている。
【0041】可動刃案内溝77は長手方向に延び、各固
定刃収容溝77及び針通過孔75の間を連通する。固定
刃78は前記固定刃収容凹部76に収容されている。固
定刃78が固定刃収容凹部76に収容されている状態で
は、固定刃78のエッジ部79は針通過孔75の方向を
向いている。可動刃80は固定刃78を押さえ付けるよ
うにして可動刃案内溝77にスライド可能に収容されて
いる。引っ掛け凹部81は固定刃78のエッジ部79側
に向かうようにして可動刃80の側部に開口形成されて
いる。
【0042】エッジ部83は前記引っ掛け凹部81の円
弧部83から所定距離だけ右方に離間した可動刃80の
部位に形成されている。糸収容溝84はエッジ部82と
引っ掛け凹部81の円弧部83との間を連通している。
薄肉の金属プレートを折曲して形成された糸ガイド板8
5は可動刃80に取付固定されている。糸ガイド板85
には固定刃78のエッジ部79側に向かって開口するV
溝86が形成されている。
【0043】糸挟持手段としての糸摘みバネ87は前記
固定刃78の上方において案内プレート72にビス88
により取付固定されている。糸摘みバネ87は板バネ状
の一対のバネ片89と同バネ片89を固定する支持片9
0から構成されている。バネ片89の先端は針通過孔7
5の直径とほぼ同じ幅で開口している。また、両バネ片
89の基端部は対向接触した状態に保持されている。
【0044】前記可動刃80の両端は案内プレート72
から突出している。前後の可動刃80はその両端部にお
いてブロック91を介して連結されている。ブロック9
1にはアクチュエータ92の駆動に伴い伸縮するロッド
93が連結されている。アークチュエータ92の駆動に
伴い、ロッド93を介して可動刃80は図16,17,
18の位置(非切断位置)と図19,20の位置とに切
換保持(切断位置)される。
【0045】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。上糸34の切断を行う際には、針31を上死点位置
に保持する。なお、縫製中には可動刃80の位置は図1
6,17,18の非切断位置に保持されている。可動刃
80が非切断位置に保持されている際、上糸34は針通
過孔75及び糸ガイド板85と糸摘みバネ87のバネ片
89とにより形成される空間部に挿通されている。この
状態で、アクチュエータ92を駆動して可動刃80を図
19,20の切断位置側に切換移動させる。可動刃80
が非切断位置から切断位置に移動する際、押さえ板71
の針通過孔75を通過する上糸34は可動刃80の引っ
掛け凹部81に引っ掛けられるとともに、可動刃80の
糸収容溝84に収容される(図20参照)。
【0046】さらに、可動刃80が切断位置側に移動さ
れると、上糸34は糸摘みバネ87の両バネ片89間に
挟持される。そして、可動刃80のエッジ部82が固定
刃78のエッジ部79上を通過して切断位置まで移動さ
れると、上糸34が両エッジ部79,82の協働により
切断される。上糸34の切断後も、一方の上糸(上側の
上糸)34は、前記糸摘みバネ87により挟持されたま
まの状態に保持される。上糸34が切断されたら、アク
チュエータ92を駆動させて、可動刃80の位置を非切
断位置に復帰させる。
【0047】本実施の形態では上記のように糸切断手段
を形成したことにより、次のような効果を得ることがで
きる。 (1)模様替え時等においても、容易に上糸34を切断
することができ、縫製完了後、手作業により余分な上糸
34の切断を行う作業を必要としないので、上糸34の
ムダ使いを防止することができる。
【0048】(2)可動刃80及び固定刃78を押さえ
板71に設けたことにより、糸切断手段が段取り替え作
業や縫製加工時の邪魔になることがない。また、キルテ
ィングマシンの大型化を防止することができる。
【0049】(3)アクチュエータ92を駆動させるだ
けで、容易に上糸34を切断することができる。 (4)可動刃80と固定刃78との協働により確実に上
糸34を切断することができる。
【0050】(5)可動刃80に上糸34を引っ掛ける
引っ掛け凹部81を設けたことにより、上糸34の切断
時に可動刃80に対する上糸34のズレを防止でき、確
実に上糸34を切断することができる。
【0051】(6)上糸34の切断時に、上糸34を挟
持する糸摘みバネ87を設けた。この糸摘みバネ87に
より上糸34を摘んだ状態で切断することにより、上糸
34が針31の糸挿通孔31aから抜けるのを防止する
ことができる。つまり、上糸34の切断時には可動刃8
0により上糸34が引っ張られる状態となることから、
上糸34にはテンションが作用する。この状態で上糸3
4が切断されると、上糸34は勢い良く収縮しようとす
る。しかし、このとき、上糸34は糸摘みバネ87によ
り挟持された状態に保持されていることから、収縮でき
ない。糸摘みバネ87に上糸34が挟持された状態で、
アクチュエータ92を駆動させて可動刃80の位置を非
切断位置に復帰させると、上糸34に作用しているテン
ションが解除される。
【0052】このように、本実施の形態によれば、糸摘
みバネ87を設けたことにより、上糸34の切断時に針
通過孔75及び針31の糸挿通孔31aから抜けるのを
防止することができるので、次工程の段取り作業を素早
く行うことができる。また、糸摘みバネ87を設けたこ
とにより、糸収容溝84の全長を長く設定することな
く、上糸34が針通過孔75及び針31の糸挿通孔31
aから抜けるのを防止することができる。その結果、可
動刃80の全長を短くでき、キルティングマシンの小型
化を図ることができる。
【0053】(第3の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第3の実施の形態を図面に基づいて説明する。本
実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同様
に、針板に糸切断手段を設けた。すなわち、図21〜図
23に示すように、針板101を構成する下板102に
は、前後方向に延びるプレートガイド溝103が左右方
向に複数本形成されている。前記各プレートガイド溝1
03には支持プレート104が前後方向に摺動可能に収
容されている。支持プレート104は図示しないアクチ
ュエータに連結され、同アクチュエータの駆動に連動し
て前後に移動するようになっている。
【0054】また、各プレートガイド溝103の一側方
には、同溝103の底面よりも浅い摺動面105が形成
されている。本実施形態では、摺動面105に前記針3
1の上下動を許容する針通過孔106が前後2カ所に形
成されている。上板107にも前記針通過孔106と同
軸上に針通過孔108が形成されている。下板102の
針通過孔106の前方には第1の板バネ109a及び第
2の板バネ109bが前後に2枚ずつ装着されている。
同板バネ109a,109bは常時摺動面105側に付
勢され、非糸切断時には前記両板バネ109a,109
bの先端が摺動面105と対向接触する。
【0055】前記各支持プレート104には糸引っかけ
プレート110が支持されている。同糸引っかけプレー
ト110は支持プレート104の一側からはみ出してい
るフック部111を有し、同フック部111は前記下板
102の摺動面105から所定間隔離間した状態で同摺
動面105と対向している。また、前記糸引っかけプレ
ート110よりも前側における支持プレート104の部
位には、可動刃としてのカッタープレート112が支持
されている。同カッタープレート112は支持プレート
104の一側からはみ出しているエッジ部113を有
し、同エッジ部113も前記糸引っかけプレート110
と同様に下板102の摺動面105から所定距離離間し
た状態で、同摺動面105と対向している。
【0056】前記下板102の上面と糸引っかけプレー
ト110のフック部111の上面とは、ほぼ面一となっ
ている。また、カッタープレート112は下板102の
上面よりも上方に配置されている。
【0057】次に、糸切断時における作用について説明
する。まず、針(図示せず)を上死点位置に保持する。
この状態で、アクチュエータを駆動させて支持プレート
104を図22及び図23に示す非切断位置から切断位
置側に後退させる(同図において右方向)。支持プレー
ト104が非切断位置から切断位置側に移動する過程に
おいて、図24及び図25に示すように、針板101を
通過する糸120(シャットルから延びる下糸)が引っ
かけプレート110のフック部111に引っかけられた
状態で、第1の板バネ109a側に移動し、フック部1
11は第1の板バネ109aと摺動面105との間を通
過する。このとき、下糸120及びフック部111には
第1の板バネ109aの弾性力が上方から付与されてい
る。従って、この状態では下糸120にテンションが付
与されている。
【0058】この状態から図26及び図27に示すよう
に、さらに支持プレート104を切断位置まで後退させ
る。すると、下糸120にカッタープレート112のエ
ッジ部113が接触し、同エッジ部113により下糸1
20は切断される。このとき、切断されて上下2本に分
離された下糸120a,120bの上側の下糸120b
は、フリーな状態に保持される。一方、下側の下糸12
0bは第1の板バネ109a及び第2の板バネ109b
と下板102の摺動面105との間に挟持された状態で
保持される。
【0059】下糸120が切断されると、アクチュエー
タにより支持プレート104が非切断位置側に復帰され
る。このとき、糸引っかけプレート110が撓んだ状態
でフック部111が板バネ109a,109bの上面を
摺動しながら支持プレート104は非切断位置に復帰す
る。
【0060】以上詳述したように、本実施の形態におい
ても、針板101に下糸120を切断する糸切断手段を
設けたことにより、上記第1の実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0061】また、切断されて2本に分離された一方の
下糸120aを板バネ109a,109bにより挟持す
るように構成したことにより、シャットル内から延びる
下糸120aにテンションを付与できる。これにより、
シャットル内から延びる下糸120aが絡まるのを防止
でき、次工程の段取り作業を素早く行うことができる。
【0062】さらに、本実施の形態では、2枚の板バネ
109a,109bにより下糸120aを挟持すること
から、確実に切断後の下糸120aにテンションを付与
した状態に保持できる。
【0063】なお、本発明は次のように実施することも
できる。 (1)第1の実施の形態において、レース22の針通過
孔32の軸線と近接する部位に糸切断手段を設けて本発
明を具体化してもよい。
【0064】(2)第1及び第2の実施の形態において
は、糸切断手段を可動刃47,80と固定刃56,78
とにより構成したが、糸切断手段は可動刃47,80の
みで構成してもよい。この場合には糸25,34の切断
時に糸25,34にテンションを付与することで、糸2
5,34を切断しやすくなる。
【0065】(3)上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、糸切断手段を構成する可動刃47,80を、固
定刃56,78側に直線移動させて糸25,34の切断
を行うように構成したが、可動刃47,80を回転移動
するようにして本発明を具体化してもよい。また、第3
の実施の形態においても、回転移動する刃体により糸1
20を切断するように構成してもよい。
【0066】(4)上記各実施の形態においては、可動
刃47,80及び支持プレート104の移動を駆動手段
としてのアクチュエータ64,92の駆動により行った
が、これを手動操作で行うように構成してもよい。
【0067】(5)上記第1の実施の形態では、アクチ
ュエータ64の駆動に伴い、全可動刃47が一体移動す
るように構成したが、各可動刃47毎にアクチュエータ
64を設け、それぞれ独立して可動刃47が移動するよ
うに構成してもよい。この構成によれば、切断したい下
糸25,上糸34のみの切断が可能となり、段取り作業
をより簡単に行うことができる。また、第2の実施の形
態において、前後の可動刃80に各々アクチュエータ9
2を連結し、個々に移動できるように構成してもよい。
勿論、第3の実施の形態においても、支持プレート10
4が個々に移動するように構成してもよい。
【0068】(6)第1の実施の形態と第2の実施の形
態との構成を組み合わせて具体化してもよい。 (7)第3の実施の形態においては、保持手段としての
板バネ109a,109bを2枚設けて具体化したが、
板バネの数は1枚又は3枚以上等適宜変更してもよい。
【0069】以上の各実施の形態から把握される請求項
以外の技術的思想について、その効果とともに以下に記
載する。 (1)前記請求項〜請求項に記載のキルティングマ
シンにおいて、前記可動刃には、切断する糸を引っ掛け
る引っ掛け凹部が設けられているキルティングマシン。
【0070】この構成によれば、請求項〜請求項
記載の発明の作用効果に加え、糸を切断する際には、可
動刃の引っ掛け凹部に糸が引っ掛けられる。これによ
り、可動刃に対する糸のズレが防止される。その結果、
可動刃と固定刃との協働により糸を確実に切断すること
ができる。
【0071】(2)前記請求項〜請求項に記載のキ
ルティングマシンにおいて、前記可動刃には、切断する
糸を引っ掛ける引っ掛け凹部が設けられ、また、可動刃
には、当該可動刃の移動方向と同方向に延び、上糸又は
下糸の直径よりも大きな幅及び深さを有する糸収容溝が
設けられ、その溝の一次側端部には前記引っ掛け凹部が
連通し、二次側端部には糸を切断するエッジ部が形成さ
れているキルティングマシン。
【0072】この構成によれば、請求項〜請求項
記載の発明の作用効果に加え、糸の切断時には、可動刃
は糸を可動刃の引っ掛け凹部に引っ掛けた状態で固定刃
側に移動する。このとき、可動刃の上面よりも上方に延
び、糸収容溝の長さ分に対応する糸は糸収容溝内に収容
される。そして、可動刃のエッジ部が固定刃と対向する
位置まで移動されると、糸が切断される。このとき、糸
収容溝内に収容されている糸は糸収容溝内に残る。すな
わち、糸が糸収容溝に収容保持されることにより、糸が
針通過孔から抜けるのを防止できる。その結果、次工程
の段取り作業を素早く行うことができる。
【0073】(3)前記請求項〜請求項のいずれか
に記載のキルティングマシンにおいて、前記可動刃は、
前記各針通過孔毎に設けられているキルティングマシ
ン。この構成によれば、請求項〜請求項のいずれか
に記載の発明の作用効果に加え、切断したい糸が挿通さ
れた針に対応する可動刃のみを移動させることにより、
その糸のみを切断することができ、段取り作業をより簡
単に行うことができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、(a)
糸切断手段により糸を容易に切断することができること
から、模様替えを行っても後処理で余分な糸の切断作業
を必要としない。その結果、キルティング加工された生
地のコストを低減できるという優れた効果を奏する。
た、(b)糸切断手段を針板に設けたことにより、糸切
断手段によるキルティングマシンの大型化を防止するこ
とができるという優れた効果を奏する。
【0075】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果(a)に加え、糸切断手段を押さえ
板に設けたことにより、糸切断手段によるキルティング
マシンの大型化を防止することができるという優れた効
果を奏する。 請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加え、可動刃を移動
させるだけで、容易に糸を切断することができるという
優れた効果を奏する。
【0076】請求項に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加え、可動刃と固定
刃との協働により確実に糸を切断することができるとい
う優れた効果を奏する。
【0077】
【0078】
【0079】請求項に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項のいずれかに記載の発明の効果に加え、駆動
手段を駆動させるだけで、容易に糸を切断することがで
きるという優れた効果を奏する。
【0080】請求項に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項のいずれかに記載の発明の効果に加え、切断
された糸を挟持することにより糸が絡まるのを防止でき
る。その結果、次工程の段取り作業を素早く行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のキルティングマシンの概略
構成図。
【図2】ミシン部の正面図。
【図3】針が上死点側にあり、可動刃が非切断位置にあ
る際のミシン部の側面図。
【図4】針が下死点側にあり、可動刃が非切断位置にあ
る状態のミシン部の側面図。
【図5】針板の分解斜視図。
【図6】可動刃が非切断位置にある状態の針板の平面
図。
【図7】可動刃が非切断位置にある状態の針板の部分平
面図。
【図8】針が上死点側で可動刃が切断位置にある状態の
ミシン部の側面図。
【図9】針が下死点側で可動刃が切断位置にある状態の
ミシン部の平面図。
【図10】可動刃が切断位置にある状態の針板の部分平
面図。
【図11】可動刃が非切断位置にある状態の針板の部分
側断面図。
【図12】可動刃が切断位置側に移動した状態の針板の
部分側断面図。
【図13】可動刃が切断位置まで移動した状態の針板の
部分側断面図。
【図14】第2の実施の形態におけるミシン部の側断面
図。
【図15】押さえ板の分解斜視図。
【図16】押さえ板の平面図。
【図17】可動刃が非切断位置にある状態の押さえ板の
部分側断面図。
【図18】可動刃が非切断位置にある状態の押さえ板の
部分平面図。
【図19】可動刃が切断位置にある状態の押さえ板の部
分側断面図。
【図20】可動刃が切断位置にある状態の押さえ板の部
分平面図。
【図21】第3の実施の形態における針板の分解斜視
図。
【図22】支持プレートが非切断位置にある際の針板内
部の部分平面図。
【図23】支持プレートが非切断位置にある際の針板内
部の部分側断面図。
【図24】支持プレートが切断位置側に移動した状態に
おける針板内部の部分平面図。
【図25】支持プレートが切断位置側に移動した状態に
おける針板内部の部分側断面図。
【図26】支持プレートが切断位置に移動した状態にお
ける針板内部の部分側断面図。
【図27】支持プレートが切断位置に移動した状態にお
ける針板内部の部分側断面図。
【図28】従来技術におけるキルティングマシンにより
縫製された加工布の概略図。
【符号の説明】
11…加工布としての中生地、14…加工布としての下
生地、15…加工布としての上生地、22…レース、2
5…下糸、26…シャットル、27…針板、28,71
…押さえ板、31…針、32,33…針通過孔、34…
上糸、41…針板を構成する上板、42…針板を構成す
る下板、47,80…糸切断手段を構成する可動刃、4
8…引っ掛け凹部、35,51…糸収容溝、56,78
…糸切断手段を構成する固定刃、72…押さえ板を構成
する案内板、73…押さえ板を構成する支持板、75…
押さえ板の針通過孔、64,92…駆動手段としてのア
クチュエータ、87…糸挟持手段としての糸摘みバネ、
112…糸切断手段を構成するカッタープレート、10
9a,109b…糸挟持手段としての板バネ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針通過孔を有する押さえ板と、同じく針
    通過孔を有する針板との協働作用で加工布を挟持すると
    ともに、上糸を挿通した多数本の針と下糸を挿通したシ
    ャットルとの移動により、前記加工布に上糸及び下糸を
    縫い込むキルティングマシンにおいて、 前記針通過孔に対応して設けられ、針通過孔を通過する
    糸を切断する糸切断手段を針板に備えたことを特徴とす
    るキルティングマシン。
  2. 【請求項2】 針通過孔を有する押さえ板と、同じく針
    通過孔を有する針板との協働作用で加工布を挟持すると
    ともに、上糸を挿通した多数本の針と下糸を挿通したシ
    ャットルとの移動により、前記加工布に上糸及び下糸を
    縫い込むキルティングマシンにおいて、 前記針通過孔に対応して設けられ、針通過孔を通過する
    糸を切断する糸切断手段を押さえ板に備えたことを特徴
    とするキルティングマシン。
  3. 【請求項3】 前記糸切断手段は、前記針通過孔の軸線
    方向に対して直交する方向に移動する可動刃を備えてい
    請求項1又は請求項2に記載のキルティングマシン。
  4. 【請求項4】 前記糸切断手段は、前記針通過孔の軸線
    方向に対して直交する方向に移動する可動刃と、同可動
    刃との協働により糸の切断を行う固定刃とよりなる請求
    項1又は請求項2に記載のキルティングマシン。
  5. 【請求項5】 前記可動刃は、駆動手段により糸を切断
    可能な切断位置と、糸を切断不能な非切断位置とに切り
    換えられる請求項1〜請求項4のいずれかに記載のキル
    ティングマシン。
  6. 【請求項6】 前記糸切断手段は、糸切断時に2本に分
    離したいずれか一方の糸を挟持する糸挟持手段を備えて
    いる請求項1〜請求項5のいずれかに記載のキルティン
    グマシン。
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