JP2872887B2 - 磁気ヘッドの支持装置 - Google Patents

磁気ヘッドの支持装置

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JP2872887B2
JP2872887B2 JP5188153A JP18815393A JP2872887B2 JP 2872887 B2 JP2872887 B2 JP 2872887B2 JP 5188153 A JP5188153 A JP 5188153A JP 18815393 A JP18815393 A JP 18815393A JP 2872887 B2 JP2872887 B2 JP 2872887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カード等の記録媒
体に磁気情報の記録再生を行う磁気ヘッドの支持装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気カード等を処理するカードリーダ等
では、磁気ヘッドが支持部材に接着固定されて所定の押
圧力で磁気カードに当接するように支持されている。磁
気ヘッドは、カードとの接触によってそのヘッド面に汚
れが付くことから、クリーニング等の為にカードリーダ
の基部に開閉自在に支持されており、閉状態においてカ
ードリーダに固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この固定す
る部位、すなわち位置決め部は、カードの搬送における
基準面に板金加工で形成される折り曲げ部に設けられて
いるので、曲げ加工の寸法のバラツキがそのまま位置決
め部の位置ずれとなって現れることになり、磁気ヘッド
の取付け精度が機器毎に異なってしまうという問題を含
んでいる。特に、カード通路の上下に磁気ヘッドが配置
される機器においては、磁気ヘッドの取付け位置にバラ
ツキが生じると、磁気カードに設けられる磁気ストライ
プと上下各磁気ヘッドとの接触ずれである所謂トラック
・スキューのずれとなり、記録品質の低下を招いてしま
う。このことは、いくら磁気ヘッドを支持部材に所定の
寸法で正確に接着固定しても、実装時において、曲げ加
工の寸法誤差分だけずれてしまうことになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、カード通路に
磁気ヘッドを臨ませ、走行する磁気カードを上記磁気ヘ
ッドに摺接させて情報の読み出し或いは書込みを行なう
磁気カードリーダの磁気ヘッド支持装置において、上記
カード通路の一方の側に配置され上記カード通路を移動
するカードの一方の縁が当接することにより上記カード
の走行基準となる案内部材と、上記案内部材に対し垂直
な軸の周りに回動可能に支持され上記カード通路に対し
て開閉自在な磁気ヘッド支持体と、上記案内部材に対し
て垂直面をなす上記案内部材に固定された位置決め部
と、を有し、上記磁気ヘッド支持体が閉じたとき、上記
磁気ヘッド支持体の一部を上記位置決め部に係合させる
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】カード通路を横切る軸の周りに回動自在に支持
された磁気ヘッドを支持する支持体を係合させる位置決
め部を、磁気ヘッドの対向側に配置された支持体の取付
け基準面となる案内部材に一体的に固定したので、案内
部材から位置決め部までの位置が安定し、支持体が一定
の位置に固定される。
【0006】
【実施例】図1において、符号1は、ヘッド支持装置を
示す。このヘッド支持装置1は、磁気ヘッド2,3を支
持する支持体としての支持ブロック4,5、支持ブロッ
ク4,5の取付け基準と共にカード搬送における基準を
なす基準面6Aを有する案内部材としての側板6から主
に構成されていて、例えば図4,5に示すカードリーダ
50に設けられる。
【0007】カードリーダ50には、図4,5に示すよ
うに、磁気カードCを挿入口51から取り込み搬送する
カード通路Oに複数の搬送ローラ対52,53,54,
55,56が配置されている。カード通路Oは、側板6
と同側板に対向する側板57及び支持ブロック4,5を
それぞれ含む上ガイド板58と下ガイド板59との間に
形成されている。
【0008】カード通路Oには、図5に示す軸線60を
中心に回動自在に支持されているシャッターS1,S2
がそれぞれ配置されている。シャッターS1,S2は、
図示しないソレノイドによってカード通路O内に進退自
在とされていて、異物等のカード通路内への進入を規制
している。
【0009】各搬送ローラ対の下側に位置する駆動ロー
ラ52a,53a,54a,55a,56aは、それぞ
れプーリ62が固定された軸61A,61B,61C,
61D,61Eにそれぞれ固定されている。各駆動ロー
ラの上方には、従動ローラ52b,53b,54b,5
5b,56bが、各駆動ローラと接触している。プーリ
62の間には、ローラ63が配設されており、各プーリ
62とローラ63には、無端ベルト64が交互に巻き掛
けられている。
【0010】軸61Cには、大径の駆動プーリ65が固
定されていて、この駆動プーリ65と、駆動源としての
正逆回転可能なモータ66の駆動軸66aに固定された
小径の駆動プーリ67との間には、駆動ベルト68が巻
き掛けられている。
【0011】側板6の近傍であって軸61Cの軸線上に
は、磁気ヘッド2,3が支持ブロック4,5に装着され
ると共に、支持ブロック4に固定されるカード通路Oの
巾一杯なイメージスキャナ69が配置されている。
【0012】磁気ヘッド2,3は、図6(a),(b)
に示すカードC1,C2の磁気ストライプC1a,C2
aと接触して、同ストライプに記録される磁気情報を読
み取ったり、あるいは、ストライプに磁気情報を記録す
るものである。磁気ヘッド2は磁気ストライプC1aに
対応し、磁気ヘッド3は磁気ストライプC2aに対応す
る。
【0013】イメージセンサ69は、カード通路O内を
走行する磁気カードCを光学的に読み取り画像情報とす
るもので、図示しないプリンター等の記録装置と接続さ
れている。この読み取ったカードの画像情報は、プリン
トアウトされてカード使用の記録とされる。
【0014】イメージセンサ69は、図4に示すように
光源70,投射ガラス71と反射鏡72及びレンズ73
と電化結合素子であるCCD74を有しており、支持ブ
ロック4の上面に支持されている。詳しくは、図3に示
すように、支持ブロック4の上面に設けられた取付孔4
a,4bに、突起69a,69bを着脱自在に係合させ
ている。また、挿入口51の近傍には、図5に示す対向
磁気ヘッドからなるカード検知手段76が配設されてい
る。
【0015】側板6は、金属性の剛体から形成された不
動部であって、カード通路Oの一部を構成している。側
板6には、図1に示すように、同部材の長手方向に向か
って開口する窓部6Bが形成されている。窓部6Bの両
側には、固定ボルト7,8が挿通される穴6C,6Dが
穿設されている。穴6Dの上方に位置する側板、すなわ
ち、図5において挿入口51側に位置する側板6には、
支持ブロック4を回転自在に支持するピン9が埋設固定
されている。
【0016】支持ブロック5には、窓部6Bに挿入され
て側板外側に突出する位置決め部5Aが、支持ブロック
4には、位置決め部5Aと重合して係止する取付け部4
Aがそれぞれ設けられている。この位置決め部5Aと取
付け部4Aは、それぞれガラス繊維等が含有される繊維
強化樹脂で支持ブロック4,5と一体成形されており、
強度と軽量化を図ると共に、量産に対する寸法精度が板
金折り曲げ加工に比べて向上されている。
【0017】支持ブロック5には、穴6C,6Dに対応
するねじ穴5B,5Cが形成されていて、このねじ穴に
固定ボルト7,8を螺合させることで、支持ブロック5
を側板6に垂直状態に固定し、両者の一体化を図ってい
る。位置決め部5Aには、小径の孔10aと大径の孔1
1aとがそれぞれ穿設されている。
【0018】一方、支持ブロック4の一端には、図1,
3に示すように、ピン9が挿入される貫通孔4Bが形成
されていて、同ブロック4を開閉自在としている。取付
け部4Aには、支持ブロック4が図4に実線で示す閉じ
状態時に孔10aに嵌合する載頭円錐状の突起10bと
孔11aと対応する孔12bがそれそれ形成されてい
る。孔11aと孔12bには、図5に示すロックピン7
5が挿入され、支持ブロック4を支持ブロック5に固定
している。
【0019】孔10a,11aの中心を結ぶ中心線Lの
位置は、基準面6a側に位置する支持ブロック5の端面
5Dを基準に巾Wに設定されていて、突起10bと孔1
2bの中心とを結ぶ中心線lの位置は、同じく基準面6
a側に位置する支持ブロック4の端面4Cを基準に巾W
に設定されている。
【0020】ここで、磁気ヘッド2,3の固定構造につ
いて説明する。磁気ヘッド3は、図2に示すように、断
面コの字形状の支持板14の開口部14a内に接着固定
されている。支持板14は、基準面6Aから磁気ヘッド
3の側面3aまでの間隔が所定間隔Xとなるように、支
持ブロック5に支持されており、同ブロックの開口部5
Eから磁気ヘッド3のカード摺接面3bをカード通路O
に臨ませている。
【0021】磁気ヘッド2は、図2,3に示すように、
断面コの字形状の支持板15の開口部15a内に接着固
定されている。この支持板15は、基準面6Aと磁気ヘ
ッド2の側面2aとの間が所定間隔Xとなり、かつ、磁
気ヘッド2のカード摺接面2bが支持ブロックの開口部
4Dからカード通路Oに突出してヘッド面3aに押圧付
勢するように、支持ブロック4の座部4c,4dに支持
されている。
【0022】取付け部4Aと支持ブロック4との間に
は、側板6の厚さよりやや巾広い間隙13が形成されて
いる。この間隙13は、支持ブロック4の閉状態時に側
板6が同間隙内に収納され、側板6と支持ブロック4と
の干渉を防止している。
【0023】このように、不動部としての側板6に垂直
に固定する支持ブロック5に位置決め部5Aを一体成形
するので、板金折り曲げ加工で位置決め部5Aを形成す
る従来のものよりも、巾Wの寸法精度が向上する。すな
わち、側板6と支持ブロック5は、垂直に固定されるの
で、位置決め部5Aの窓部6Bからの突出量が安定す
る。
【0024】磁気ヘッド2,3が各端面4C,5Dから
同一間隔Xに設定されていると共に、孔10a,11a
の中心線Lと突起10b,孔12bの中心線lの位置が
端面4Cから巾Wをもって形成されているので、支持ブ
ロック5を回動させて突起10bを孔10aに嵌合させ
ることで磁気ヘッド2,3の固定位置が定まることとな
る。
【0025】また、図5に示すロックピン75を外して
ピン9を中心に支持ブロック4を回動させることで、向
かいあう磁気ヘッド2,3のカード摺接面2b,3b間
が開放されるので、クリーニング時の作業性が良くな
る。
【0026】この時、イメージスキャナ69も支持ブロ
ック4に固定されているので、イメージスキャナ69の
開閉機構をわざわざ設けることなく、一回の開閉操作で
磁気ヘッド2とスキャナ69とを開閉でき、操作性の向
上と共に省スペース化につながる。
【0027】なお、本実施例においては、2つのカード
に対応すべく磁気ヘッド2,3を支持ブロック4,5に
それぞれ対向するように固定したが、これに限定される
ものではなく、例えば下側に位置する支持ブロック5
に、磁気ヘッド2に対向するようにパッドローラ等を支
持する構成でも構わない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ヘッドを支持固定
する支持体の位置決め部の寸法精度が向上するので、磁
気ヘッドの取付け位置が安定すると共に、トラック・ス
キュー等による記録品質の低下を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気ヘッドの支持装置
の斜視図である。
【図2】磁気ヘッドの支持構造を示す断面図である。
【図3】磁気ヘッドを支持体である支持ブロックの平面
図である。
【図4】本発明の磁気ヘッドの支持装置が装置されたカ
ードリーダの概略構成を示す側面図である。
【図5】図4に示すカードリーダの平面図である。
【図6】カードリーダで使用されるカードの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 支持装置 2,3 磁気ヘッド 4,5 支持体 5A 位置決め部 6 案内部材(側板) 6A 基準面 9 軸(ピン) O カード通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/48 G06K 7/01 G11B 21/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード通路に磁気ヘッドを臨ませ、走行す
    る磁気カードを上記磁気ヘッドに摺接させて情報の読み
    出し或いは書込みを行なう磁気カードリーダの磁気ヘッ
    ド支持装置において、 上記カード通路の一方の側に配置され上記カード通路を
    移動するカードの一方の縁が当接することにより上記カ
    ードの走行基準となる案内部材と、上記案内部材に対し垂直な 軸の周りに回動可能に支持さ
    れ上記カード通路に対して開閉自在な磁気ヘッド支持体
    と、上記案内部材に対して垂直面をなす 上記案内部材に固定
    された位置決め部と、を有し、上記磁気ヘッド支持体が
    閉じたとき、上記磁気ヘッド支持体の一部を上記位置決
    め部に係合させる磁気ヘッド支持装置。
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