JP2872879B2 - 荷役設備における防風雨扉装置 - Google Patents

荷役設備における防風雨扉装置

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JP2872879B2
JP2872879B2 JP5077279A JP7727993A JP2872879B2 JP 2872879 B2 JP2872879 B2 JP 2872879B2 JP 5077279 A JP5077279 A JP 5077279A JP 7727993 A JP7727993 A JP 7727993A JP 2872879 B2 JP2872879 B2 JP 2872879B2
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照明 前田
幸二 斎藤
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷役設備における防風雨
扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、船舶に対して荷役を行うための
荷役設備は、図8の正面図および図9の側面図に示すよ
うに、荷Nを管理するための建屋50の海側面を大きく
開放して荷役用開口51とし、できるだけ船舶Sに近い
位置でも作業ができるよう、建屋50に設けた支持ガー
ダー52の一部を海側に突出し、クレーン53を荷役用
開口51から支持ガーダー52の突出した先端まで案内
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
クレーン53を荷役用開口51から支持ガーダー52の
突出した先端まで移動させるので、建屋50の海側面を
常に開放する必要があった。このため台風時を含む風雨
時には、建屋50内の荷Nが荷役用開口51から入り込
む風雨にさらされてしまうといった課題がある。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決し得る荷
役設備における防風雨扉装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、岸壁に立設された建屋に、走行ガ
ーダーの移動を案内するための支持ガーダーが設置さ
れ、該支持ガーダーの一側突出部が前記建屋から海側に
突出され、前記突出部の上側に荷役用の建屋上部開口が
形成され、前記突出部の下側に荷役用の建屋下部開口が
形成された荷役設備であって、前記建屋上部開口を開閉
するための上部防風雨扉が前記建屋に水平軸を介して回
動自在に取り付けられ、前記建屋下部開口を開閉するた
めの下部防風雨扉が前記建屋下部開口に沿って折り畳み
伸長自在に取り付けられ、前記下部防風雨扉の上端部に
取り付けられた複数の案内ローラーを一列に収納するた
めの収納溝を有する収納レールが前記支持ガーダーに配
設され、前記上部防風雨扉の下端部に、前記下部防風雨
扉を開閉するよう案内ローラーを案内する開閉案内溝が
形成されている。
【0006】
【作用】上記構成において、上部防風雨扉および下部防
風雨扉の閉姿勢では、下部防風雨扉の上部案内ローラー
は上部防風雨扉の開閉案内溝内にあって建屋上部開口お
よび建屋下部開口を閉じ、建屋上部開口および下部開口
を荷役作業のために開放するときは、まず下部防風雨扉
の上部案内ローラーを開閉案内溝に沿って案内し、上部
案内ローラーを収納レールの収納溝に一列に収納するよ
うにして下部防風雨扉を開姿勢とし、次に上部防風雨扉
を水平軸を中心に回動して開姿勢とし、走行ガーダーを
支持ガーダーの突出部まで走行させるなどして荷役作業
を行い、再び建屋上部開口および下部開口を閉じるとき
は、まず上部防風雨扉を水平軸を中心に回動して閉姿勢
として収納レールの収納溝と上部防風雨扉の開閉案内溝
とを連通し、続いて下部防風雨扉の上部案内ローラーを
収納溝から開閉案内溝内に案内するようにして下部防風
雨扉を閉姿勢とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明荷役設備における防風雨扉装置
の実施例を図1の全体正面図、図2の全体側面図、図3
の上部防風雨扉および下部防風雨扉の閉姿勢の正面図、
図4の上部防風雨扉および下部防風雨扉の閉姿勢の側面
図、図5の要部拡大側面図、図6の要部拡大正面図、図
7の下部防風雨扉部分の拡大平面図に基づいて説明す
る。
【0008】本発明の実施例の荷役設備における防風雨
扉装置は、岸壁1に建屋2が立設され、該建屋2中央に
壁2aが形成され、該壁2aを介して前後に支持ガーダ
ー3が固定され、該各支持ガーダー3はそれぞれ前後一
対のガーダー体3a,3bからなり、この各ガーダー体
3a,3bの一側突出部4が前記建屋2から海5側に突
出され、一対の突出部4のそれぞれの上側に、荷役用の
建屋上部開口6A,6Bが形成され、それぞれの突出部
4の下側に、荷役用の建屋下部開口7A,7Bが形成さ
れ、前記ガーダー体3a,3b上に、荷Nの天井クレー
ン8が移動自在に支持され、該天井クレーン8は、両ガ
ーダー体3a,3bに差渡された走行ガーダー9と、該
走行ガーダー9上に走行自在に支持された横行トロリー
10とから構成されている。
【0009】前記各上部開口6A,6Bを開閉するため
の板状上部防風雨扉11が建屋2の海側面12に配置さ
れた水平軸13を介して回動自在に取り付けられ、前記
建屋2の海側面12に上部防風雨扉11を開閉するため
の第一シリンダー装置14が取り付けられている。
【0010】前記各建屋下部開口7A,7Bを開閉する
ための下部防風雨扉15が設けられ、該下部防風雨扉1
5は、前記下部開口7A,7Bに沿って折り畳み伸縮自
在な複数の扉板16から構成され、該各扉板16は、図
7に示すように互いにヒンジ18を介して取り付けられ
ている。
【0011】前記下部防風雨扉15を開閉するための開
閉装置19が設けられ、該開閉装置19は図6に示すよ
うに、前記下部防風雨扉15の上端面15aに鉛直軸2
0を介して回転自在に取り付けられた上部案内ローラー
21と、前記下部防風雨扉15の下端に水平軸22aを
介して取り付けられるとともに鉛直軸22b回りに回転
自在に支持されて前記岸壁1に敷設された下部案内レー
ル23に当接転動する下部案内ローラー24と、前記各
ガーダー体3a,3bに海側面12に沿って取り付けら
れた下側開放のコ字形収納レール25と、前記上部防風
雨扉11の下端部に形成されて上部防風雨扉11の閉姿
勢で収納レール25の収納溝26と連通する開閉案内溝
27を有する開閉案内レール28と、図7に示すように
壁29側の扉板16aの途中と壁29との間に取り付け
られた第二シリンダー装置30とから構成されている。
【0012】なお図1において31は着岸した船舶Sと
の間で荷役作業を行うための荷揚げ用クレーンである。
次に作用を説明すると、荷役作業を行わない時や台風を
含む風雨時には、図3および図4で示すように上部防風
雨扉11および下部防風雨扉15を閉姿勢としておく。
【0013】ところで、荷役作業を行おうとするとき
は、まず第二シリンダー装置30を駆動する。そうする
と壁29側の扉板16aが引かれ、これに従って上部案
内ローラー21が開閉案内溝27に案内されるとともに
下部案内ローラー24が下部案内レール23に案内さ
れ、上部案内ローラー21が収納溝26内に一列に収納
されるとともに、上部案内ローラー21および下部案内
ローラー24それぞれ鉛直軸20、鉛直軸22bに回転
自在に支持されているので、下部防風雨扉15が図7の
仮想線で示すように折り畳まれて図2で示すように下部
開口7A,7Bが開放される。続いて第一シリンダー装
置14を駆動すると、図1で示すように上部防風雨扉1
1が水平軸13を中心に上方へ回動(跳ね上げられ)
し、上部開口6A,6Bが開放される。
【0014】このようにして上部防風雨扉11、下部防
風雨扉15を開姿勢とした後、天井クレーン8を駆動
し、必要に応じて走行ガーダー9をガーダー体3a,3
bの突出部4まで走行させ、また横行トロリー10を適
宜横行させて荷揚げ用クレーン31を用いて荷役作業を
する。
【0015】荷役作業が終了すると走行ガーダー9を建
屋2内に収納し、まず第一シリンダー装置14を駆動す
ると、上部防風雨扉11が水平軸13を中心に下方へ回
動して建屋上部開口6A,6Bを閉じる。すると収納レ
ール25の収納溝26と開閉案内レール28の開閉案内
溝27とが連通するので、続いて第二シリンダー装置3
0を駆動すると、折り畳まれた下部防風雨扉15の上部
案内ローラー21が開閉案内溝27内へ案内され、同時
に下部案内ローラー24が下部案内レール23に案内さ
れ、各下部防風雨扉15が下部開口7A,7Bを両側か
ら閉じる。
【0016】このように、ガーダー体3a,3bの突出
部4が海5側に突出していても、上部防風雨扉11と下
部防風雨扉15とで大きな面積を有する上部開口6A,
6Bおよび下部開口7A,7Bを覆うことができるの
で、荷Nが風雨にさらされることがなく、荷役作業時に
は上部防風雨扉11および下部防風雨扉15は、上部開
口6A,6Bおよび下部開口7A,7Bをほぼ完全に開
放するすることができるので、上部防風雨扉11、下部
防風雨扉15が作業の邪魔になることもない。
【0017】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば上記実施例では、建屋2に上部開口6
A,6Bおよび下部開口7A,7Bをそれぞれ二箇所づ
つの場合の例を示したが、これに限定されるものではな
く、さらに多くの上部開口、下部開口を有する設備にも
適応できる。
【0018】また本防風雨扉装置は、新規の荷役設備に
付設することは勿論、既設の建屋2を改造することによ
って設置することもできる。さらに本防風雨扉装置は、
海側に延設された屋根部分を有する建屋において、上部
開口および下部開口を開閉するように設置することも可
能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、建屋上部開口を閉じる上部防風雨扉を建屋に水平軸
を介して回動自在に取り付け、建屋下部開口を閉じる下
部防風雨扉を建屋下部開口に沿って折り畳み伸長自在に
取り付け、下部防風雨扉の案内ローラーを一列に収納す
る収納溝を有する収納レールを支持ガーダーに配設し、
上部防風雨扉に、下部防風雨扉の上端部に設けた案内ロ
ーラーを案内する案内溝を形成したので、建屋に設置し
た支持ガーダーの一側突出部が海側に突出していても、
荷役作業を行わない時や台風を含む風雨時には、上部防
風雨扉で建屋上部開口を閉じ、続いて建屋下部開口を下
部防風雨扉で閉じることにより、荷が風雨にさらされる
ことがないといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す荷役設備における防風雨
扉装置の全体正面図である。
【図2】同じく全体側面図である。
【図3】同じく上部防風雨扉および下部防風雨扉の閉姿
勢の正面図である。
【図4】同じく上部防風雨扉および下部防風雨扉の閉姿
勢の側面図である。
【図5】同じく要部拡大側面図である。
【図6】同じく要部拡大正面図である。
【図7】同じく下部防風雨扉部分の拡大平面図である。
【図8】従来の荷役設備における防風雨扉装置の正面図
である。
【図9】同じく側面図である。
【符号の説明】
1 岸壁 2 建屋 3 支持ガーダー 3a ガーダー体 4 突出部 6 上部開口 7 下部開口 8 天井クレーン 11 上部防風雨扉 15 下部防風雨扉 19 開閉装置 25 収納レール 26 収納溝 27 開閉案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 5/00 E06B 3/32 B65G 63/00 B65G 67/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岸壁に立設された建屋に、走行ガーダー
    の移動を案内するための支持ガーダーが設置され、該支
    持ガーダーの一側突出部が前記建屋から海側に突出さ
    れ、前記突出部の上側に荷役用の建屋上部開口が形成さ
    れ、前記突出部の下側に荷役用の建屋下部開口が形成さ
    れた荷役設備であって、前記建屋上部開口を開閉するた
    めの上部防風雨扉が前記建屋に水平軸を介して回動自在
    に取り付けられ、前記建屋下部開口を開閉するための下
    部防風雨扉が前記建屋下部開口に沿って折り畳み伸長自
    在に取り付けられ、前記下部防風雨扉の上端部に取り付
    けられた複数の案内ローラーを一列に収納するための収
    納溝を有する収納レールが前記支持ガーダーに配設さ
    れ、前記上部防風雨扉の下端部に、前記下部防風雨扉を
    開閉するよう案内ローラーを案内する開閉案内溝が形成
    されたことを特徴とする荷役設備における防風雨扉装
    置。
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